JP2999434B2 - 地中杭の切断装置および取込み装置 - Google Patents

地中杭の切断装置および取込み装置

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JP2999434B2
JP2999434B2 JP14257997A JP14257997A JP2999434B2 JP 2999434 B2 JP2999434 B2 JP 2999434B2 JP 14257997 A JP14257997 A JP 14257997A JP 14257997 A JP14257997 A JP 14257997A JP 2999434 B2 JP2999434 B2 JP 2999434B2
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shaft
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健 渡邉
幸次 坂東
毅 池田
芳正 元井
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Kawasaki Jukogyo KK
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば高架道路
の建設工事が完了しても撤去されずに残存しているいわ
ゆる残置杭などの地中に存在する杭を切断する切断装
置、その切断した地中杭を取込んで除去する取込み装置
ならびにこれらの切断装置および取込み装置を備えるシ
ールド掘進機に関する。
【0002】本件明細書中、シールド掘進機というの
は、軟弱地層を掘削するシールド掘進機、硬岩層を掘削
するトンネル掘削機および複合地層を掘削するトンネル
掘進機などを含むものと解釈されるべきである。
【0003】
【従来の技術】都市部では、地上構築物への影響をさけ
るため道路下にトンネルを作ることが多い。高架道路お
よび地下洞道の交錯する場所に洞道を作る場合、必ず地
下障害物として基礎杭が問題となる。これに対する或る
施工方法としてまず交錯する構造物を受けかえて、杭を
引抜いてから、シールド工法でトンネルを掘るか開削工
法をとる。他の施工方法として、立地条件により地上ま
たは上部からの杭の処理ができずにシールド掘進機側で
杭を処理の後、掘削をする必要のある場合がある。
【0004】このようなシールド掘進機側で杭を切断、
取込んで除去してトンネル掘削を行うための先行技術の
ひとつは、特開平3−202594である。この先行技
術では、掘進機の前方に杭が出現したとき、カッタヘッ
ドの前方に超高圧の水を噴射してウォータジェットを形
成するノズルを、前後移動、左右移動、旋回移動および
昇降移動する各手段によって支持し、ノズルからウォー
タジェットを前方に噴射し、地中の杭を切断して取込ん
で撤去する。
【0005】ところで、新たに設けるトンネルの施工ル
ートを計画する場合、既設の建築物等を避けるように計
画することは重要であるが、上述したように残置杭は切
断して撤去しても建築物等に影響がないものであるため
特に避けるような計画をしない。そのうえ、トンネル掘
進機でトンネルを掘削した場合に残置杭がトンネル掘進
機のどの位置に出現するかを正確に判断するのが極めて
難しく、掘削断面の上部のみまたは下部のみ、あるいは
全断面に出現する場合がある。しかも掘削角度等によっ
て不規則に出現するので、トンネル掘進機によって残置
杭を避けた掘削をすることは極めて困難である。
【0006】トンネル掘削中に地中に杭が出現した場
合、この先行技術ではノズルの移動範囲が狭いので、切
断位置や切断する大きさを状況に応じて任意に選択する
ことが困難であり、切断および撤去作業に多大な時間と
労力を要してしまう。特に、杭の出現本数および出現回
数が多い場合には作業時間が長引くとともに、掘進機の
中心部分にまで残置杭が出現する場合には切断が不可能
な場合もある。
【0007】しかも、この先行技術では切断した杭を切
断破砕屑として掘削土とともに排出する構成であるた
め、杭を排出可能な大きさにまで小割りする切断に非常
に多くの時間と労力を要してしまう。
【0008】さらにこの先行技術では、ウォータジェッ
トを噴射するノズルの送り速度を最適化することができ
ないので、施工能率が悪い。さらに切断された杭を取込
むにあたり、上述のように掘削土とともに排出しなけれ
ばならず、あるいはまた杭を人力による撤去可能な大き
さまで小さく切断する必要があり、したがって能率が悪
い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、作業
性が向上された地中杭の切断装置、取込み装置およびそ
れらを備えるシールド掘進機を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、シールド掘進
機のカッタディスクまたはカッタディスクに固定される
部材に、基端部が設けられるリンク機構と、リンク機構
の遊端部に設けられ、ウォータジェットを噴射するノズ
ルとを含み、リンク機構とノズルとは、リンク機構によ
ってカッタチャンバ内に収納可能であることを特徴とす
る地中杭の切断装置である。
【0011】本発明の切断装置に従えば、リンク機構の
基端部は、カッタディスクまたはカッタディスクに固定
される部材、たとえばカッタドラムまたはカッタヘッド
などにたとえば着脱可能に取付けられ、このリンク機構
の遊端部にノズルを取付け、このノズルから、研磨材が
混入された超高圧水であるウォータジェットを噴射す
る。カッタディスクまたは前記部材は、カッタディスク
の回転によってシールド掘進機本体の軸線まわりに回転
することができ、こうしてリンク機構の動作とカッタデ
ィスクの回転動作とによって、シールド掘進機の前方で
ある掘進方向下流側に出現する杭を、広範囲にわたり切
断することが可能である。
【0012】リンク機構とノズルとは、リンク機構の動
作によって、カッタディスクとバルクヘッドまたは隔壁
との間のカッタチャンバ内に収納可能であり、こうして
収納された状態でカッタディスクを回転して切断装置を
希望する位置に戻すことができ、切羽に切断装置が接触
または衝突することによる損傷が生じるおそれはない。
こうしてシールド掘進機本体のほぼ全断面の杭に対して
対応可能である。
【0013】また本発明は、リンク機構は、シールド掘
進機本体の軸線まわりに回転されるカッタドラムに、前
記シールド掘進機本体の軸線に垂直な軸線を有する第1
軸によって、基端部が支持される伸縮アームと、伸縮ア
ーム伸縮用シリンダと、伸縮アームを第1軸まわりに角
変位駆動する第1軸用駆動源と、伸縮アームの遊端部
に、伸縮アームの軸線に垂直かつ第1軸と平行な第2軸
の軸線まわりに角変位可能に設けられる第2軸用部材
と、第2軸用部材を角変位駆動する第2軸用駆動源と、
第2軸用部材に設けられ、第2軸用部材の角変位軸線に
垂直な第3軸の軸線まわりに角変位可能に設けられる第
3軸用部材と、第3軸用部材を角変位駆動する第3軸用
駆動源と、第3軸用部材に、第3軸用部材の角変位軸線
に垂直な第4軸の軸線まわりに角変位可能に、基端部が
設けられるアームと、アームを角変位駆動する第4軸用
駆動源と、アームの長手方向に沿ってノズルを移動する
ノズル移動手段とを含むことを特徴とする。
【0014】本発明に従えば、伸縮アームを、第1軸用
シリンダによって第1軸まわり角変位駆動し、第2軸用
部材を第2軸用駆動源によって角変位駆動し、第3軸用
部材を第3軸用駆動源によって角変位駆動し、第3軸用
部材には、細長いアームの基端部が、第4軸用モータに
よって角変位駆動されるようにアームが設けられ、この
アームには、ノズルが、そのアームの長手方向に沿って
ノズル移動手段によって移動される。したがってノズル
を希望する速度で定速送りが可能となる。こうして杭切
断のための最適な速度でノズルを移動して杭を切断する
ことができる。これによってノズルの一方向の移動によ
って、杭を1回の切断で切ることができ、施工能率が向
上される。
【0015】また本発明のノズル移動手段は、ノズルの
軸線方向に間隔をあけてアームに固定される複数の案内
棒と、ノズルが取付けられ、案内棒に沿って移動自在で
ある取付け部材と、取付け部材を案内棒に沿って駆動す
るノズル移動手段駆動源とを含むことを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、案内棒は複数本設けられ
て取付け部材が案内されるので、ノズルから噴射される
ウォータジェットの反力によって取付け部材およびノズ
ルが角変位してしまうおそれがなく、希望する方向にウ
ォータジェットを噴射させることができる。
【0017】また本発明は、シールド掘進機のカッタデ
ィスクまたはカッタディスクに固定される部材に、基端
部が設けられるリンク機構と、リンク機構の遊端部に設
けられ、切断された杭を把持する把持具とを含み、リン
ク機構と把持具とは、リンク機構によってカッタチャン
バ内に収納可能であることを特徴とする地中杭の取込み
装置である。
【0018】本発明の取込み装置に従えば、切断された
杭を把持する把持具は、リンク機構の遊端部に設けら
れ、このリンク機構は、カッタディスクまたはカッタデ
ィスクに固定される部材、たとえばカッタドラムまたは
カッタヘッドなどにたとえば着脱可能に設けられる。カ
ッタディスクおよび前記部材を、シールド掘進機本体の
軸線まわりに角変位して把持具を希望する位置にもたら
して、切断された杭を把持し、その後、カッタディスク
を回転してリンク機構によって、杭を希望する位置、た
とえばシールド掘進機本体の下部にもたらし、掘進機後
方側に取込むことができる。
【0019】また、リンク機構およびカッタディスクの
回転によって、把持具を移動することができるので、シ
ールド掘進機本体のほぼ全断面の杭に対して、対応可能
である。
【0020】リンク機構と把持具とは、カッタチャンバ
内に収納可能であるので、この収納状態でカッタディス
クを回転することができ、このときリンク機構と把持具
とは、切羽などに接触、衝突することがなく、損傷がな
い。
【0021】また本発明のシールド掘進機本体の下部に
は、カッタチャンバから掘進機後方に、切断された杭を
搬送する搬送手段が設けられ、リンク機構は、把持具に
よって把持した杭をカッタチャンバ内の搬送手段上に載
置することを特徴とする。
【0022】本発明に従えば、シールド掘進機本体の下
部にたとえばころコンべアなどを設け、取込み装置の把
持具によって把持した杭を、リンク機構の動作によって
カッタチャンバ内の搬送手段上に載置し、この搬送手段
によって杭を掘進機の後方に搬送して取込むことができ
る。
【0023】こうして人力で扱うことができない大きな
杭のままで、搬出することができるので、切断装置によ
る杭の切断作業回数を減少することができる。これによ
って作業能率を向上することができる。
【0024】また本発明のリンク機構は、カッタディス
クに、シールド掘進機本体の軸線に垂直な軸線を有する
第1軸によって基端部が支持される第1軸用ブームと、
カッタディスクと第1軸用ブームの長手方向途中の部分
との間に介在され、第1ブームを第1軸線まわりに角変
位駆動する第1軸用シリンダと、第1軸用ブームの遊端
部に、第1軸用ブームの軸線に垂直かつ第1軸と平行な
軸線を有する第2軸によって基端部が角変位可能に設け
られる第2軸用ブームと、第1軸用ブームの長手方向途
中の部分と、第2軸用ブームの長手方向途中の部分との
間に介在され、第2軸用ブームを第1軸用ブームに対し
て第2軸の軸線まわりに角変位駆動する第2軸用シリン
ダと、第2軸用ブームの遊端部に第1軸用ブームの軸線
に垂直であって第2軸の軸線に平行な軸線を有する第3
軸によって角変位可能に設けられる第1支持体と、第2
軸用ブームの長手方向途中の部分と第1支持体との間に
介在され、第1支持体を第3軸の軸線まわりに角変位駆
動する第3軸用シリンダと、第1支持体に第3軸の軸線
に垂直な軸線を有する第4軸によって角変位可能に設け
られる第2支持体と、第2支持体を第4軸によって角変
位駆動する第4軸用シリンダと、第2支持体に設けら
れ、第4軸の軸線および第3軸の軸線に垂直な方向に移
動可能に、その移動可能な設けられる支持棒と、支持棒
に、その長手軸線まわりに角変位可能に設けられる第5
軸と、支持棒を前記長手軸線に沿って移動させる支持棒
用シリンダと、第5軸を前記長手軸線まわりに角変位駆
動する第5軸用モータとを含み、前記把持具は、第5軸
の遊端部に設けられることを特徴とする。
【0025】本発明に従えば、第1軸用シリンダによっ
て第1軸用ブームを角変位駆動し、第2軸用シリンダに
よって第2軸用ブームを角変位駆動し、さらに第3軸用
シリンダによって第1支持体を角変位駆動し、たとえば
第2支持体に固定されたレバーを第4軸用シリンダによ
って第4軸の軸線まわりに角変位することができるよう
に構成し、この第4軸用シリンダによって第2支持体を
角変位駆動する。さらにこの第2支持体に設けられる支
持棒は、支持棒用シリンダによって支持棒の長手軸線方
向に移動されるとともに、支持棒に設けられる第5軸が
第5軸用モータによって支持棒の長手軸線まわりに角変
位駆動され、この第5軸の遊端部に把持具が設けられ
る。こうして把持具によって把持された大形の杭を、大
きな強度で移動して取込むことができる。特に支持棒
は、その長手軸線に沿って支持棒用シリンダによって移
動されるように構成し、したがって支持棒用シリンダの
軸線に垂直方向の分力が、杭の取込み作業中に支持棒用
シリンダに作用することを防ぎ、強度の向上が図られ、
大形の杭を取込むことが可能になる。
【0026】また本発明の前記把持具は、(a)第5軸
の遊端部に設けられ、第5軸の軸線に垂直な揺動軸と、
(b)一対の把持部材であって、一方の把持部材は、一
端部が揺動軸に支持される一対のL字状の第1揺動片
と、第1揺動片の他端部を連結する第1連結片と、第1
連結片に固定される第1把持片とを有し、他方の把持部
材は、一端部が揺動軸に支持される一対のL字状の第2
揺動片と、第2揺動片の他端部を連結する第2連結片
と、第2連結片に固定され、第1把持片に対向して配置
され、第1把持片との間で杭を把持する第2把持片とを
有する把持部材と、(c)第5軸と第1揺動片との間に
介在される第1の把持用シリンダと、(d)第5軸と第
2揺動片との間に介在される第2の把持用シリンダとを
含むことを特徴とする。
【0027】本発明の把持具では、一対の各把持部材が
第1および第2の把持用シリンダによって揺動軸まわり
に角変位駆動され、したがって第1および第2把持片
で、取込むべき杭を把持することができ、したがって人
力で扱うことができない程度の大きな杭のままで、搬出
することができる。
【0028】また本発明の一方の前記第2揺動片は、第
2把持片とは反対側に延びる延在部を有し、第2の把持
用シリンダは、前記延在部に連結され、かつ第1の把持
用シリンダとともに前記揺動軸に関して第1把持片寄り
に配置されることを特徴とする。
【0029】本発明に従えば、一対の第2揺動片のう
ち、一方は延在部を有し、この延在部に第2の把持用シ
リンダが連結され、こうして第1および第2の把持用シ
リンダは揺動軸に関して第1把持片寄り、すなわち揺動
軸に関して第2把持片とは反対側に、配置される。これ
によって把持具を支持棒の長手軸線まわりに角変位する
ことができる角度の範囲を、それらの第1および第2の
把持用シリンダが第2支持体などに衝突することなく、
広くすることができる。したがって,切断された杭を大
きな角変位量で支持棒の長手軸線まわりに角変位して取
込むことが可能になる。これによって取込み作業が容易
となる。
【0030】また本発明は、シールド掘進機本体に、そ
のシールド掘進機本体の軸線まわりに、カッタディスク
と、カッタディスクが固定されるカッタドラムとが回転
可能に設けられ、シールド掘進機本体の下部には、カッ
タチャンバから掘進機後方に、切断された杭を搬送する
搬送手段が設けられ、切断装置と取込み装置とが設けら
れ、この切断装置は、シールド掘進機のカッタディスク
またはカッタディスクに固定される部材に、基端部が設
けられる第1リンク機構と、第1リンク機構の遊端部に
設けられ、ウォータジェットを噴射するノズルとを含
み、第1リンク機構とノズルとは、第1リンク機構によ
ってカッタチャンバ内に収納可能であり、取込み装置
は、シールド掘進機のカッタディスクまたはカッタディ
スクに固定される部材に、基端部が設けられる第2リン
ク機構と、第2リンク機構の遊端部に設けられ、切断さ
れた杭を把持する把持具とを含み、第2リンク機構と把
持具とは、第2リンク機構によってカッタチャンバ内に
収納可能であり、第2リンク機構は、把持具によって把
持した杭をカッタチャンバ内の搬送手段上に載置するこ
とを特徴とする地中杭を切断、取込み可能なシールド掘
進機である。
【0031】本発明のシールド掘進機に従えば、前述の
ウォータジェットを用いる切断装置で地中杭を切断し、
前述の取込み装置で、切断された杭を把持し、シールド
掘進機本体の下部に設けてある搬送手段上のカッタチャ
ンバ内に乗載し、この搬送手段によって、たとえば人力
によって扱うことができない程度に大きい杭のままで、
すなわち杭を小さく切断する必要なしに、切羽から搬出
することができる。
【0032】本発明の前記切断装置および取込み装置
は、第1および第2リンク機構の基端部、または第1お
よび第2リンク機構の途中からカッタディスクまたはカ
ッタディスクに固定される部材に着脱自在に設けられる
ことを特徴とする。
【0033】本発明に従えば、切断装置および取込み装
置は、それぞれカッタディスクまたはカッタディスクに
固定される部材に着脱自在に設けられるので、掘進時に
は切断装置および取込み装置を離脱させ、掘進中に前方
に杭が出現したときに切断装置および取込み装置を装着
して杭の切断および取込みを行う。このように切断装置
および取込み装置が着脱自在に設けられるので、掘進時
に切断装置および取込み装置が掘削の妨げとなることが
防がれる。
【0034】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
泥水式シールド掘進機1の前部の一部を示す断面図であ
る。シールド掘進機本体2には、地中に残置された杭3
を、ウォータジェットを用いて切断する切断装置4が着
脱可能に備えられる。
【0035】図2は、切断装置4の平面図である。切断
装置4は基本的には、第1リンク機構5と、その第1リ
ンク機構5の遊端部に設けられるノズル6とを有する。
ノズル6からは、研磨材が混入された超高圧水であるウ
ォータジェットが噴射され、このウォータジェットによ
って杭3が切断される。
【0036】図3はシールド掘進機1の簡略化した縦断
面図であり、図4はそのシールド掘進機1の図3におけ
る左方から見た正面図であり、図5は図4とは異なる状
態を示すシールド掘進機1の正面図である。シールド掘
進機本体2には、前述の切断装置4のほかに、切断した
杭3を取込むための取込み装置7が着脱自在に装着され
る。トンネル掘削時においては、これらの切断装置4お
よび取込み装置7は取外されており、地中に杭3が出現
したとき、これらの各装置4,7が装着されて、杭3が
撤去される。シールド掘進機本体2は、直円筒状のスキ
ンプレート8の前部に、シールド掘進機本体2の軸線9
まわりに回転されるカッタディスク10を有する。
【0037】カッタディスク10には、フレーム11が
放射状に設けられる。フレーム11には、カッタビット
12が設けられる。フレーム11には、カッタディスク
面板13が固定される。カッタディスク10は、シール
ド掘進機本体2の軸線9の方向に沿って延びる支柱14
によって、環状のカッタドラム15に固定される。カッ
タドラム15は、バルクヘッドである隔壁16に、軸線
9まわりに回転可能に支持される。隔壁16よりも後方
(図3の右方)には、環状の外歯歯車17が固着され
る。シールド掘進機本体2に取付けられているモータ1
8は、外歯歯車17に噛合する駆動歯車19を回転駆動
する。したがってカッタドラム15およびカッタディス
ク10は、軸線9まわりに回転駆動される。カッタディ
スク10と隔壁16との間には、カッタチャンバ20が
形成される。図5の正面図は、カッタディスク10が、
図4の状態から反時計方向に角変位した状態を示す。隔
壁16には、カッタチャンバ20内に作業者が入込むこ
とができるようにするための複数のマンホール21が周
方向に間隔をあけて形成される。カッタディスク10に
は、アンテナ22が設けられ、掘進方向前方(図3の左
方)における杭3を検出する。
【0038】切断装置4および取込み装置7は、図4お
よび図5に明らかに示されるように、1つのフレーム1
1の周方向両側に形成された面板13の開口部23,2
4に臨む。掘削土砂を排出するために、シールド掘進機
本体2には、スクリュコンベア25が設けられる。シー
ルド掘進機本体2は、掘進後のトンネル26内に内張り
されたセグメント27に、シールドジャッキ28によっ
て反力を受けて、掘進方向前方(図3の左方)に進むこ
とができる。
【0039】図6は、切断装置4の図1における参照符
4aで示される姿勢における簡略化した水平断面図であ
る。図2に示されるように、カッタドラム15にはシー
ルド掘進機本体2の一直径線の方向に平行に延びる一対
の取付け部材31が着脱可能に取付けられる。この取付
け部材31には、第1リンク機構5を構成する伸縮アー
ム34の基端部35が、取付け部材31に固定されたブ
ラケット32によって、第1軸36まわりに角変位可能
に支持される。この第1軸36は、シールド掘進機本体
2の軸線9に垂直、すなわち軸線9に垂直な仮想平面内
に軸線を有する。伸縮アーム34は伸縮用シリンダ33
を有し、この伸縮用シリンダ33はピストン棒38を有
する。第1軸用シリンダ39の基端部は、取付け部材3
1に、ピン40によってピン結合され、そのピストン棒
41は、ピン42によって伸縮アーム34にピン結合さ
れる。ピン40,42の軸線は、シールド掘進機本体2
の軸線9に垂直な軸線を有する。この第1軸用シリンダ
39によって、伸縮アーム34は、第1軸36まわりに
角変位駆動される。またこの第1軸用シリンダ39に代
えて、モータと減速手段によって伸縮アーム34を第1
軸36まわりに角変位駆動する構成としてもよい。
【0040】ピストン棒38には、第2軸用部材43
が、第2軸44まわりに角変位可能に設けられる。ピス
トン棒38には、取付け片45を介して第2軸用モータ
46が取付けられる。このモータ46の出力軸は、軸継
手47を介して第2軸44に連結される。第2軸44の
軸線は、伸縮アーム34の軸線と図6の紙面内で垂直な
軸線を有する。
【0041】第2軸用部材43には、第3軸48が角変
位可能に設けられる。この第3軸48には、取付け座4
9が固定される。取付け座49には、もう1つの取付け
座50が、ボルト51によって着脱可能に取付けられ
る。第3軸48には、歯車52が固定される。この歯車
52に噛合う歯車53は、第2軸用部材43に取付けら
れた第3軸用モータ54によって角変位駆動される。
【0042】取付け座50には、支持片55が固定され
る。取付け座49,50および支持片55は、第3軸用
部材56を構成する。
【0043】支持片55には、第4軸57が角変位可能
に設けられる。取付け座50には取付け片58を介して
第4軸用モータ59が固定される。この第4軸用モータ
59は、軸継手60を介して第4軸57に連結される。
第4軸57の軸線は、第3軸用部材56の角変位軸線で
ある第3軸48の軸線に垂直な平面内にあり、第2軸4
4の軸線は第4軸48の軸線に垂直な別の平面内に存在
する。第4軸57には、アーム61の基端部が固定され
る。アーム61は、第4軸57の半径方向に細長く延び
る。これらの第2〜第4軸用モータ39,46,54,
59に代えて、各第2〜第4軸44,48,57に半径
方向に突出して固定されるレバーと、このレバーを介し
て各軸44,48,57を角変位駆動するシリンダを設
ける構造としてもよい。
【0044】図7は図6の切断面線VII−VIIから
見た断面図であり、図8は図7の切断面線VIII−V
IIIから見た簡略化した断面図であり、図9は図8の
切断面線IX−IXから見た断面図である。これらの図
面を参照して、ノズル移動手段63について説明する。
ウォータジェットを噴射するノズル6をアーム61の長
手方向(図6の紙面に垂直方向、図7および図8の左右
方向、図9の紙面に垂直方向)に沿って移動するノズル
移動手段63が、アーム61に設けられる。アーム61
には、ノズル6の軸線方向(図8の上下方向)に間隔を
あけて一対の案内棒64が、取付け片65,66によっ
てアーム61に固定される。ノズル6は、取付け部材7
0に着脱可能に取付けられる。取付け部材70には、一
対の各案内棒64が挿通し、これによって取付け部材7
0は、案内棒64に沿って移動自在である。この取付け
部材70は、チエン67、スプロケットホイル68,6
9およびノズル移動用モータ73を備えるノズル移動手
段駆動源60によって駆動される。取付け部材70に
は、チエン67の両端部が連結され、これによってチエ
ン67は無端環状とされる。取付け部材70は、ノズル
6を把持するクランプ部70aと、このクランプ部70
aの取付け座77が着脱自在に取付けられるもう1つの
取付け座78を有する支持部70bとを含む。支持部7
0bは、前述のようにチエン67に連結される。
【0045】チエン67は、アーム61の長手方向に間
隔をあけてそれぞれ設けられる一対のスプロケットホイ
ル68,69に巻き掛けられる。スプロケットホイル6
8,69の回転軸線は、第4軸57の軸線とアーム61
の長手方向軸線とを含む一仮想平面(図7の紙面)に垂
直である。
【0046】アーム61に固定される取付け片72に
は、ノズル移動用モータ73が取付けられる。このノズ
ル移動用モータ73は、歯車装置74内のウォームを回
転駆動する。ウォームに噛合するウォームホイルは、ス
プロケットホイル68に連結された回転軸77に、連結
される。こうしてノズル移動用モータ73によってスプ
ロケットホイル68が回転駆動され、これによってチエ
ン67が移動されて、取付け部材70、したがってノズ
ル6は、アーム61の長手方向に沿って図7および図8
の実線で示される位置と仮想線6aで示される位置との
間にわたってアーム61の長手方向に往復移動される。
このように本実施形態では、ノズル6はチエン67を有
するノズル移動手段駆動源60によって移動されるの
で、ノズル6の定速送りが容易である。また、ノズル6
は希望する速度で、変化されて移動されてもよい。前述
の各モータ46,54,59,73は、油圧モータであ
ってもよいし、電動機であってもよい。またノズル移動
手段駆動源に代えて、シリンダによってノズル6をアー
ム61に沿って変位駆動させる構成としてもよい。
【0047】図10は、本発明の実施の他の形態の一部
の断面図である。この図10の実施の形態は、前述の図
1〜図9の実施の形態に類似し、対応する部分には同一
の参照符を付す。この実施の形態では、前述の図9に関
連して述べたクランプ部70aを、図10に示されるク
ランプ部70cに交換する。これによってノズル6のウ
ォータジェットの軸線は、一対の案内棒64の軸線に垂
直な一仮想平面内で、そのノズル6の軸線と案内棒64
の各軸線を結ぶ一直線との成す角度θ1を前述の図9に
示される平行な構成とは異なり、θ1=22.5度に定
められる。角度θ1は、その他の角度の値であってもよ
い。
【0048】図11は切断された地中杭3の取込み装置
7の縦断面図であり、図12はその取込み装置7の簡略
化した平面図であり、図13は取込み装置7の図11に
おける右方から見た背面図である。カッタディスク10
の開口部24に臨む半径方向内方の取付け座81には、
第2リンク機構82を構成する一対の第1軸用ブーム8
3の基端部が、第1軸84によって角変位可能に支持さ
れる。第1軸84は、シールド掘進機本体2の軸線9に
垂直である軸線を有する。第1軸84は、取付け座81
に固定されたブラケット85に支持される。これら一対
の第1軸用ブーム83は、連結部材86によって連結さ
れる。第1軸用シリンダ87は、カッタディスク10の
カッタチャンバ20側の表面にピン88によって連結さ
れる。第1軸用シリンダ87のピストン棒は、ピン89
によって第1軸用ブーム83の長手方向(図11の左右
方向)の途中の部分に連結される。これらのピン88,
89の各軸線は、第1軸84の軸線に平行である。ピン
88は、取付け座81よりもカッタディスク10の半径
方向内方位置にある。
【0049】一対の第2軸用ブーム90の基端部は、第
2軸91によって第1軸用ブーム83の遊端部に角変位
可能に設けられる。第2軸91の軸線は、第1軸用ブー
ム83の軸線92に垂直であり、第1および第2軸8
4,91の各軸線と第1ん軸用ブームの軸線92とは、
図11の紙面に垂直な一仮想平面内にある。一対の各第
2軸用シリンダ95は、第1軸用ブーム83の長手方向
途中の部分で、ピン96によって連結されるとともに、
その第2軸用シリンダ95のピストン棒は、ピン97に
よって、第2軸用ブーム90の長手方向の途中の部分に
連結される。これらの第2軸用シリンダ95は、第2軸
用ブーム90の両外側方に配置される。
【0050】第1支持体93は、第2軸用ブーム90の
遊端部に、第3軸94によって角変位可能に設けられ
る。この第3軸94の軸線は、第1軸用ブーム83の軸
線92に垂直であって第2軸91の軸線に平行な軸線を
有する。軸線92を含む仮想一平面(図11の紙面に平
行な平面)には、第1軸84、第2軸91および第3軸
94の各軸線が垂直に交わる。
【0051】第3軸用シリンダ98は、ピン99によっ
て、連結部材100に連結される。第3軸用シリンダ9
8のピストン棒は、ピン101によって第1支持体93
に連結される。連結部材100は、第2軸用ブーム90
の長手方向途中の部分を連結する。これらのピン99,
101は、第1軸84の軸線に垂直な仮想平面に垂直な
軸線をそれぞれ有する。
【0052】図14は、第1支持体93付近を図11の
左方から見た簡略化した正面図である。第1支持体93
上には第2支持体103が設けられる。この第2支持体
103は、第4軸104に固定される。第4軸104の
軸線は、第3軸94の軸線に垂直な軸線を有する。
【0053】第4軸104には、レバー105の一端部
が固定される。このレバー105の他端部には、第4軸
用シリンダ106のピストン棒が、ピン107によって
連結される。第4軸用シリンダ106は、図11に示さ
れるように、ピン108によって第1支持体93に連結
される。これらのピン107,108は、第4軸104
の軸線に平行であり、すなわち第4軸104の軸線に垂
直な仮想平面に、ピン107,108の軸線が垂直であ
る。したがって第4軸用シリンダ106の伸縮によっ
て、レバー105が揺動し、第4軸104が角変位駆動
され、これに応じて第2支持体103が角変位駆動され
る。第4軸104の軸線は、参照符119で示される。
【0054】第2支持体103には、図13に示される
ように外形が四角柱状であり、内部に円柱状の第5軸1
10が備えられる二重構造の支持棒111が、その長手
軸線方向に移動可能に設けられ、前記第5軸110が支
持棒111の長手軸線まわりに角変位可能に設けられ
る。支持棒111の長手軸線は、第4軸104の軸線1
19を含む仮想同一平面内にある。支持棒用シリンダ1
12は、ピン113によって第2支持体103に角変位
可能に支持される。この支持棒用シリンダ112のピス
トン棒は、ピン114によって、取付け部材115にピ
ン結合される。取付け部材115には、第5軸用モータ
116が取付けられる。この第5軸用モータ116の出
力軸は、支持棒111に備えられる第5軸110に連結
され、支持棒111の第5軸110が上述のようにその
長手軸線まわりに角変位駆動される。これらのピン11
3,114の各軸線は、仮想一平面内にあり、相互に平
行であり、しかも支持棒111の軸線にそれぞれ垂直で
ある。
【0055】支持棒111の第5軸110遊端部には、
把持具118が設けられる。
【0056】図15は把持具118の図11における左
方から見た正面図であり、図16はその把持具118の
分解斜視図である。第5軸110の遊端部には、その第
5軸110の長手軸線に垂直な揺動軸120が取付けら
れる。一対の把持部材121,122は、この揺動軸1
20に揺動自在に支持される。
【0057】一方の把持部材121を構成する一対の第
1揺動片123,124の一端部は、揺動軸120によ
って揺動自在に支持される。これらの第1揺動片12
3,124は、L字状に形成される。第1揺動片12
3,124の他端部は、第1連結片125によって連結
されて固定される。第1連結片125には、第1把持片
126が固定される。第1揺動片123,124の取付
け孔131,132には、揺動軸120が挿通する。
【0058】他方の把持部材122は、一対の第2揺動
片127,128を有する。これらの第2揺動片12
7,128の一端部は、揺動軸120によって揺動自在
に、取付け孔129,130で支持される。
【0059】第2揺動片127,128の他端部は、第
2連結片133によって連結される。この第2連結片1
33には、第2把持片134が固定される。第2把持片
134は、図15および図16などから明らかなよう
に、第1把持片126に対向して配置され、第1把持片
126との間で切断された杭3を把持する。第1および
第2把持片126,134は、直円柱状の杭3の外周面
に沿って凹んで弯曲した把持面136,137をそれぞ
れ有する。把持面136,137は弯曲でなく、杭3を
把持可能に三角形状に凹んで形成されてもよい。
【0060】第5軸110の遊端部にはまた、第1の把
持用シリンダ138と第2の把持用シリンダ139と
が、ピン141,142のまわりに角変位可能に、支持
棒用シリンダ112の図12における両側方に配置され
る。各把持用シリンダ138,139を角変位可能に支
持するピン141,142は、支持棒111の軸線に垂
直な一仮想平面内に軸線をそれぞれ有する。各把持用シ
リンダ138,139のピストン棒143,144は、
ピン146,147によって、延在部148の支持孔1
49と前記他方の第1揺動片124の支持孔151とに
挿通してクレビス形連結される。延在部148は、一方
の第2揺動片127の前記他方把持片134とは反対側
(図15および図16の上方)に延びる。第1および第
2の把持用シリンダ138,139は、揺動軸120に
関して第1把持片126寄り(図15および図16の上
方)に配置される。
【0061】図17は、取込み装置7の図11とは異な
る動作状態を示す断面図である。前述の図11では、第
1軸用シリンダ87、第2軸用シリンダ95は、縮小し
ているのに対して、図17では、これらのシリンダ8
7,95は伸長している。図11および図17では、把
持具118は、支持棒用シリンダ112の伸長によっ
て、カッタディスク10の開口部24にあり、またこの
支持棒用シリンダ112の縮小によって、把持具118
は図11の仮想線118aで示されるように掘進方向前
方(図11の左方)に突出して地山の切断された杭3を
把持することができる。さらに第3軸用シリンダ98を
図17の状態から伸長することによって、把持具118
を、図17の仮想線118bに示されるように、開口部
24にもたらすことができる。
【0062】図18〜図21を参照して、取込み装置7
の動作を説明する。シールド掘進機1によるトンネル掘
削時に、アンテナ22を備える地中探査レーダによって
掘進方向前方に杭3が検出されるまで掘進すると、その
シールド掘進機1のシールドジャッキ28による掘進を
停止し、カッタチャンバ20内の泥水を管路153など
から排出して抜く。このとき地山は自立している。そこ
で作業者はマンホール21からマンロック154を通し
てカッタチャンバ20内に入り、図示していないホイス
トおよび足場などによって、切断装置4をカッタドラム
15に組立てて取付けるとともに、取込み装置7をカッ
タディスク10に取付け、さらに配管および配線作業を
行う。これらの機材は、マテリアルロック155からカ
ッタチャンバ20に搬入する。
【0063】そこで図18に示される切断装置4を、カ
ッタドラム15の回転によってカッタディスク10の開
口部23または24に、カッタチャンバ20内で移動し
てもたらす。切断装置4のウォータジェットによって、
杭3を図18の参照符156で示される位置で切断し
て、斜線を施して示す部分3aを切出す。
【0064】次に切断装置4を杭3の切断位置からカッ
タドラム15の角変位によって杭3から退避する。次に
カッタチャンバ20内にある取込み装置7を、カッタデ
ィスク10の角変位によって杭3の位置の付近に図19
に示されるようにもたらし、第1および第2の把持用シ
リンダ138,139を縮小して第1および第2把持片
126,134を離間して開き、杭3の位置にもたらさ
れた後、把持用シリンダ138,139を伸長して切断
されている杭3aを把持する。その後、支持棒用シリン
ダ112の伸長によって図20に示されるように、杭3
aとともに取込み装置7をカッタチャンバ20内に収納
した状態で、カッタドラム15を角変位し、図21に示
されるようにカッタチャンバ20内に隔壁16に形成さ
れた開閉可能な搬入口158からカッタチャンバ20に
突出された搬送手段であるころコンベア157に載置す
る。ころコンベア157の駆動によって、杭3aをシー
ルド掘進機本体2の後方(図3および図21の右方)に
搬入して取込む。ころコンベア157は、隔壁16の下
部に形成された搬入口158からカッタチャンバ20内
に出し入れすることができる。泥水式シールド掘進動作
中には、搬入口158を蓋で閉じ、ころコンベア157
は隔壁16よりも掘進機後方(図21の右方)に退避し
て収納されている。
【0065】その後、再びカッタディスク10を回転し
て切断装置4を杭3の位置にもたらし、杭を切断する。
その杭の位置から切断装置4を退避した後、カッタディ
スク10を角変位して取込み装置7によって切断された
杭3を掴み、ころコンベア157に載置し、搬入する。
このような動作が繰返し行われ、地山内のシールド掘進
機1における全断面にわたり杭3を撤去する。
【0066】本発明は、泥水式シールド掘進機に関連し
て実施されるだけでなく、それ以外のシールド掘進機に
関しても広範囲に実施することができる。
【0067】
【発明の効果】請求項1の地中杭の切断装置によれば、
ウォータジェットを噴射するノズルをリンク機構によっ
て移動し、リンク機構の基端部は、カッタディスクまた
はカッタディスクに固定される部材、たとえばカッタド
ラムにたとえば着脱自在に設けられる。したがってウォ
ータジェットをシールド掘進機本体のほぼ全断面の杭に
対して対応可能に、切断することができる。
【0068】リンク機構とノズルとは、リンク機構によ
ってカッタチャンバ内に収納可能であるので、カッタデ
ィスクの回転時にリンク機構およびノズルがカッタディ
スクの前方、すなわちシールド掘進機の掘進方向下流側
に突出することを防ぎ、これによってリンク機構および
ノズルが切羽などに接触または衝突して損傷するおそれ
はない。
【0069】請求項2の本発明によれば、ノズルを、伸
縮アームと第1軸用シリンダと第2軸用駆動源と第3軸
用駆動源と第4軸用駆動源とによって変位させることが
できるとともに、このノズルはアームの長手方向に沿っ
てノズル移動手段によって移動する。こうしてノズルを
シールド掘進機本体のほぼ全断面に移動して、杭の切断
を行うことができる。
【0070】さらにノズルは、アームの長手方向に沿っ
て上述のように移動されるので、そのノズルの送り速度
を希望する値に最適化することができる。したがって杭
をノズルのアームに沿う一方向の移動で、すなわち1回
の切断で切ることができ、施工能率が向上される。
【0071】請求項3の本発明によれば、ノズルは取付
け部材に取付けられ、この取付け部材は、複数の案内棒
によって案内されるので、ノズルから噴射されるウォー
タジェットの反力を案内棒で確実に受けることができ、
その反力でノズルの角度が変位することがなく、正確な
切断が可能になる。
【0072】請求項4の地中杭の取込み装置によれば、
把持具が遊端部に設けられるリンク機構の基端部を、カ
ッタディスクまたはカッタディスクに固定される部材、
たとえばカッタドラムに、たとえば着脱可能に設け、こ
れによってリンク機構の動作とカッタディスクの回転と
によって、把持具をシールド掘進機本体のほぼ全断面に
対して対応可能に把持することができる。
【0073】さらに切断後の杭は、人力で扱うことがで
きない程度の大きさであっても、そのような大形の杭の
ままで取込むことができる。これによって杭の切断作業
の回数を減らし、作業能率を向上することができる。
【0074】さらにリンク機構と把持具とは、カッタチ
ャンバ内に収納可能であるので、カッタディスクの回転
中に把持具およびリンク機構がカッタディスクから切羽
に突出しておらず、これによって把持具およびリンク機
構が切羽などに接触、衝突して損傷するおそれはない。
【0075】請求項5の本発明によれば、シールド掘進
機本体の下部にころコンベアなどの搬送手段を設け、把
持具によって把持した杭を、リンク機構によって、さら
にはカッタディスクの回転によって、カッタチャンバ内
で搬送手段上に載置し、こうして大形の杭であっても、
自動的に取込むことが可能になる。
【0076】請求項6の本発明によれば、リンク機構は
第1軸用シリンダと第2軸用シリンダと第3軸用シリン
ダと第4軸用シリンダと支持棒用シリンダと第5軸用モ
ータとによって変位し、こうしてシールド掘進機本体の
ほぼ全断面の杭に対応可能に把持して取込むことが可能
になる。
【0077】さらに支持棒は、第2支持体に、その支持
棒の長手軸線に沿って、支持棒用シリンダによって移動
されるので、支持棒用シリンダの軸線に垂直方向に、杭
の重力が作用することを防ぎ、強度を向上することがで
きる。これによって大形の杭の取込みが容易に可能にな
る。
【0078】請求項7の本発明によれば、一対の把持部
材の第1および第2把持片によって、杭を大きな力で把
持することが容易に可能である。
【0079】請求項8の本発明によれば、一対の第2揺
動片のうちの一方は延在部を有し、この延在部に第2の
把持用シリンダを連結することによって、第1および第
2の把持用シリンダを揺動軸に関して第1把持片寄りに
配置することが可能になる。これによって支持棒の長手
軸線まわりに第5軸用モータで第5軸および把持具を角
変位することができる可能な範囲を広くすることが可能
になる。こうして把持した杭を希望する姿勢で取込むこ
とが可能になる。
【0080】請求項9の地中杭の切断、取込み可能なシ
ールド掘進機によれば、前述の切断装置および前述の取
込み装置を用いて、能率良く杭の切断をして取込むこと
が、シールド掘進機本体のほぼ全断面の杭に対して可能
になる。
【0081】請求項10の本発明によれば、切断装置お
よび取込み装置を掘進時に取外すことによって、これら
が掘削の妨げになることが防がれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の泥水式シールド掘進機
1の掘進方向下流側の前部の一部を示す断面図である。
【図2】切断装置4の平面図である。
【図3】シールド掘進機1の簡略化した縦断面図であ
る。
【図4】そのシールド掘進機1の図3における左方から
見た正面図である。
【図5】図4とは異なる状態を示すシールド掘進機1の
正面図である。
【図6】切断装置4の図1における参照符4aで示され
る姿勢における簡略化した水平断面図である。
【図7】図6の切断面線VII−VIIから見た断面図
である。
【図8】図7の切断面線VIII−VIIIから見た簡
略化した断面図である。
【図9】図8の切断面線IX−IXから見た断面図であ
る。
【図10】本発明の実施の他の形態の一部の断面図であ
る。
【図11】切断された地中杭3の取込み装置7の縦断面
図である。
【図12】取込み装置7の簡略化した平面図である。
【図13】取込み装置7の図11における右方から見た
背面図である。
【図14】第1支持体93付近を図11の左方から見た
簡略化した正面図である。
【図15】把持具118の図11における左方から見た
正面図である。
【図16】把持具118の分解斜視図である。
【図17】取込み装置7の図11とは異なる動作状態を
示す断面図である。
【図18】シールド掘進機1の切断装置4を用いて杭3
を切断する状態を説明するための簡略化した正面図であ
る。
【図19】取込み装置7によって、切断された杭3を把
持する状態を示す断面図である。
【図20】前述の図19において把持された杭3aを取
込み装置7で把持してカッタチャンバ20内方に収納し
てカッタディスク10とともに軸線9まわりに回転する
状態を説明するための断面図である。
【図21】取込み装置7によって杭3aをころコンベア
157上にカッタチャンバ20内で載置する状態を説明
するための断面図である。
【符号の説明】
1 泥水式シールド掘進機 2 シールド掘進機本体 3 杭 4 切断装置 5 第1リンク機構 6 ノズル 7 取込み装置 8 スキンプレート 9 軸線 10 カッタディスク 11 フレーム 12 カッタービット 13 面板 14 支柱 15 カッタドラム 16 隔壁 17 外歯歯車 18 モータ 19 駆動歯車 20 カッタチャンバ 23,24 開口部 25 スクリュコンベア 26 トンネル 27 セグメント 28 シールドジャッキ 31,70 取付け部材 32 ブラケット 33 伸縮アーム伸縮用シリンダ 34 伸縮アーム 35 基端部 36,84 第1軸 38,41 ピストン棒 39,87 第1軸用シリンダ 40,42 ピン 43 第2軸用部材 44,91 第2軸 46 第2軸用モータ 48,94 第3軸 54 第3軸用モータ 56 第3軸用部材 57,104 第4軸 59 第4軸用モータ 60 ノズル移動手段駆動源 61 アーム 63 ノズル移動手段 64 案内棒 67 チエン 68,69 スプロケットホイル 73 ノズル移動用モータ 82 第2リンク機構 83 第1軸用ブーム 90 第2軸用ブーム 93 第1支持体 95 第2軸用シリンダ 98 第3軸用シリンダ 103 第2支持体 105 レバー 106 第4軸用シリンダ 110 第5軸 111 支持棒 112 支持棒用シリンダ 116 第5軸用モータ 118 把持具 120 揺動軸 121,122 把持部材 123,124 第1揺動片 125 第1連結片 126 第1把持片 127,128 第2揺動片 133 第2連結片 134 第2把持片 138 第1の把持用シリンダ 139 第2の把持用シリンダ 148 延在部 157 ころコンベア
フロントページの続き (72)発明者 池田 毅 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番 1号 川崎重工業株式会社 神戸本社内 (72)発明者 元井 芳正 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番 1号 川崎重工業株式会社 神戸本社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 9/08 E21D 9/06 301 E21D 9/12

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド掘進機のカッタディスクまたは
    カッタディスクに固定される部材に、基端部が設けられ
    るリンク機構と、 リンク機構の遊端部に設けられ、ウォータジェットを噴
    射するノズルとを含み、 リンク機構とノズルとは、リンク機構によってカッタチ
    ャンバ内に収納可能であることを特徴とする地中杭の切
    断装置。
  2. 【請求項2】 リンク機構は、 シールド掘進機本体の軸線まわりに回転されるカッタド
    ラムに、前記シールド掘進機本体の軸線に垂直な軸線を
    有する第1軸によって、基端部が支持される伸縮アーム
    と、 伸縮アーム伸縮用シリンダと、 伸縮アームを第1軸まわりに角変位駆動する第1軸用駆
    動源と、 伸縮アームの遊端部に、伸縮アームの軸線に垂直かつ第
    1軸と平行な第2軸の軸線まわりに角変位可能に設けら
    れる第2軸用部材と、 第2軸用部材を角変位駆動する第2軸用駆動源と、 第2軸用部材に設けられ、第2軸用部材の角変位軸線に
    垂直な第3軸の軸線まわりに角変位可能に設けられる第
    3軸用部材と、 第3軸用部材を角変位駆動する第3軸用駆動源と、 第3軸用部材に、第3軸用部材の角変位軸線に垂直な第
    4軸の軸線まわりに角変位可能に基端部が設けられるア
    ームと、 アームを角変位駆動する第4軸用駆動源と、 アームの長手方向に沿ってノズルを移動するノズル移動
    手段とを含むことを特徴とする請求項1記載の地中杭の
    切断装置。
  3. 【請求項3】 ノズル移動手段は、 ノズルの軸線方向に間隔をあけてアームに固定される複
    数の案内棒と、 ノズルが取付けられ、案内棒に沿って移動自在である取
    付け部材と、 取付け部材を案内棒に沿って駆動するノズル移動手段駆
    動源とを含むことを特徴とする請求項2記載の地中杭の
    切断装置。
  4. 【請求項4】 シールド掘進機のカッタディスクまたは
    カッタディスクに固定される部材に、基端部が設けられ
    るリンク機構と、 リンク機構の遊端部に設けられ、切断された杭を把持す
    る把持具とを含み、 リンク機構と把持具とは、リンク機構によってカッタチ
    ャンバ内に収納可能であることを特徴とする地中杭の取
    込み装置。
  5. 【請求項5】 シールド掘進機本体の下部には、カッタ
    チャンバから掘進機後方に、切断された杭を搬送する搬
    送手段が設けられ、 リンク機構は、把持具によって把持した杭をカッタチャ
    ンバ内の搬送手段上に載置することを特徴とする請求項
    4記載の地中杭の取込み装置。
  6. 【請求項6】 リンク機構は、 カッタディスクに、シールド掘進機本体の軸線に垂直な
    軸線を有する第1軸によって基端部が支持される第1軸
    用ブームと、 カッタディスクと第1軸用ブームの長手方向途中の部分
    との間に介在され、第1ブームを第1軸線まわりに角変
    位駆動する第1軸用シリンダと、 第1軸用ブームの遊端部に、第1軸用ブームの軸線に垂
    直かつ第1軸と平行な軸線を有する第2軸によって基端
    部が角変位可能に設けられる第2軸用ブームと、 第1軸用ブームの長手方向途中の部分と、第2軸用ブー
    ムの長手方向途中の部分との間に介在され、第2軸用ブ
    ームを第1軸用ブームに対して第2軸の軸線まわりに角
    変位駆動する第2軸用シリンダと、 第2軸用ブームの遊端部に第1軸用ブームの軸線に垂直
    であって第2軸の軸線に平行な軸線を有する第3軸によ
    って角変位可能に設けられる第1支持体と、 第2軸用ブームの長手方向途中の部分と第1支持体との
    間に介在され、第1支持体を第3軸の軸線まわりに角変
    位駆動する第3軸用シリンダと、 第1支持体に第3軸の軸線に垂直な軸線を有する第4軸
    によって角変位可能に設けられる第2支持体と、 第2支持体を第4軸によって角変位駆動する第4軸用シ
    リンダと、 第2支持体に設けられ、第4軸の軸線および第3軸の軸
    線に垂直な方向に移動可能に設けられる支持棒と、 支持棒に、その長手軸線まわりに角変位可能に設けられ
    る第5軸と、 支持棒を前記長手軸線に沿って移動させる支持棒用シリ
    ンダと、 第5軸を前記長手軸線まわりに角変位駆動する第5軸用
    モータとを含み、 前記把持具は、第5軸の遊端部に設けられることを特徴
    とする請求項4または5記載の地中杭の取込み装置。
  7. 【請求項7】 前記把持具は、 (a)第5軸の遊端部に設けられ、第5軸の軸線に垂直
    な揺動軸と、 (b)一対の把持部材であって、 一方の把持部材は、 一端部が揺動軸に支持される一対のL字状の第1揺動片
    と、 第1揺動片の他端部を連結する第1連結片と、 第1連結片に固定される第1把持片とを有し、 他方の把持部材は、 一端部が揺動軸に支持される一対のL字状の第2揺動片
    と、 第2揺動片の他端部を連結する第2連結片と、 第2連結片に固定され、第1把持片に対向して配置さ
    れ、第1把持片との間で杭を把持する第2把持片とを有
    する把持部材と、 (c)第5軸と第1揺動片との間に介在される第1の把
    持用シリンダと、 (d)第5軸と第2揺動片との間に介在される第2の把
    持用シリンダとを含むことを特徴とする請求項6記載の
    地中杭の取込み装置。
  8. 【請求項8】 一方の前記第2揺動片は、第2把持片と
    は反対側に延びる延在部を有し、 第2の把持用シリンダは、前記延在部に連結され、かつ
    第1の把持用シリンダとともに前記揺動軸に関して第1
    把持片寄りに配置されることを特徴とする請求項7記載
    の地中杭の取込み装置。
  9. 【請求項9】 シールド掘進機本体に、 そのシールド掘進機本体の軸線まわりに、カッタディス
    クと、カッタディスクが固定されるカッタドラムとが回
    転可能に設けられ、 シールド掘進機本体の下部には、カッタチャンバから掘
    進機後方に、切断された杭を搬送する搬送手段が設けら
    れ、 切断装置と取込み装置とが設けられ、この切断装置は、
    シールド掘進機のカッタディスクまたはカッタディスク
    に固定される部材に、基端部が設けられる第1リンク機
    構と、 第1リンク機構の遊端部に設けられ、ウォータジェット
    を噴射するノズルとを含み、 第1リンク機構とノズルとは、第1リンク機構によって
    カッタチャンバ内に収納可能であり、 取込み装置は、 シールド掘進機のカッタディスクまたはカッタディスク
    に固定される部材に、基端部が設けられる第2リンク機
    構と、 第2リンク機構の遊端部に設けられ、切断された杭を把
    持する把持具とを含み、 第2リンク機構と把持具とは、第2リンク機構によって
    カッタチャンバ内に収納可能であり、 第2リンク機構は、把持具によって把持した杭をカッタ
    チャンバ内の搬送手段上に載置することを特徴とする地
    中杭を切断、取込み可能なシールド掘進機。
  10. 【請求項10】 前記切断装置および取込み装置は、第
    1および第2リンク機構の基端部、または第1および第
    2リンク機構の途中からカッタディスクまたはカッタデ
    ィスクに固定される部材に着脱自在に設けられることを
    特徴とする請求項9記載の地中杭を切断、取込み可能な
    シールド掘進機。
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