JP3210747B2 - ずり積込方法及びずり積込機 - Google Patents

ずり積込方法及びずり積込機

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JP3210747B2
JP3210747B2 JP33807992A JP33807992A JP3210747B2 JP 3210747 B2 JP3210747 B2 JP 3210747B2 JP 33807992 A JP33807992 A JP 33807992A JP 33807992 A JP33807992 A JP 33807992A JP 3210747 B2 JP3210747 B2 JP 3210747B2
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英雄 今井
昭治 井形
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株式会社三井三池製作所
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトンネル掘削時に利用さ
れるずり積込方法及びずり積込機に係り、先端に掘削バ
ケットを備えた2連のブームを枢着したブーム支持フレ
ームと、先端にブレーカなどが着脱可能に装着できる3
連のブームを上下方向に回動可能に配設した平行リンク
とが自走式クローラ上の基台の両側に装備されており、
前記掘削バケットと、ブレーカなどによってずりの掘削
掻き寄せ作業と同時並行して、掘削面の掘削作業、ルー
フボルト用の穿孔作業、壁面のコンクリート吹付作業な
どを選択して行うことができるずり積込方法及びずり積
込機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のブレーカ付きずり積込機は図3お
よび図4に示すように、自走式クローラ1の上に基台2
を設け、この基台2の中央部にコンベア3を傾動可能に
枢着し、このコンベア3の前半部をまたぐようにして基
台2前部に門型のブーム支持枠4が固設されている。そ
してこのブーム支持枠4には後ブーム5の支持ブラケッ
ト6が水平方向に旋回可能に垂直ピン7によって取付け
られており、この後ブーム5は支持ブラケット6に対し
てシリンダ8によって上下方向に揺動可能であり、さら
にこの後ブーム5の先端には前ブーム9がシリンダ10
によって上下方向に揺動可能に枢着されている。また、
この前ブーム9の先端にはバケット11が枢着され、さ
らにこのバケット11はリンク12を介してシリンダ1
3によって上下方向に首振り運動できるものである。さ
らに、前ブーム9にブレーカAが取付けられている。ま
た、前記基台2に傾動可能に枢着されたコンベア3の側
方には運転室14、エンジン駆動油圧ユニット15、モ
ータ駆動油圧ユニット16などが配置されている。な
お、符号17はずり運搬用トラック、符号25はケーブ
ルリールを示している。
【0003】また、特開平2−12030号公報に記
載された掘削積込機は、先端にカッタを具えた前ブーム
の後端を後ブームの前端に枢支すると共に、このブーム
部10は本体1に設けた支持体の支点30を中心として
水平方向と垂直方向の角度変位自在とし、前ブームと後
ブームとの間に可動トラフを設け、前ブームに配した従
動車と後ブームに配した駆動車とに亘り無端回動チェン
スクレーパを設け、互いに直状とした前ブームと後アー
ムのそれぞれの搬送案内面と可動トラフの案内面と連続
延長状面とするとともに、この連続延長状面に沿って走
行する無端回動チェンスクレーパの上走部により掘削物
を後方移送自在とし、前ブームを後ブームに対し上向き
折曲し無端回動チェンスクレーパの上走部と、前ブー
ム、後ブームのそれぞれの搬送案内面と関係位置を側方
から視て三角形の各辺に沿うようにするとともに可動ト
ラフを下向き傾動させて掘削物を後方移送不能とする掘
削搬送機構を車体に設けたことを特徴としており、この
公報に記載された掘削積込機では、前ブームを折曲して
チェンスクレーパの上走部と、前ブーム、後ブームの搬
送案内面との関係位置を側方からみて三角形の各辺に沿
うように形成させて、可動トラフを傾動させれば前ブー
ムの搬送案内面への掘削物移乗は不能となり、掘削積込
機の後方に一時的に鉱車等がない場合でも掘削を継続し
て行うことができるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記図
3および図4に示した従来のブレーカ付きずり積込機
は、基台2の中央部に傾動可能に枢着したコンベア3の
前半部をまたぐようにして基台2前部に後ブーム5の支
持ブラケット6が垂直ピン7によって取付けられた門型
のブーム支持枠4が、固設されているためバケット11
によって掘削、掻き寄せられた土砂がコンベア3に載せ
られて後方に運ばれる際に、その土砂中に大きい礫や未
破砕の大塊などが混在していると、これらの大塊が上記
門型のブーム支持枠4の中を通過できずにブーム支持枠
4にひっかかり、そのためコンベア3による土砂の後方
移送が円滑にできなくなるという問題があったり、さら
に前記後ブーム5の支持ブラケット6やその垂直ピン
7、場合によっては門型のブーム支持枠4までも破損し
てしまい積込作業が不可能となる危険があった。
【0005】また、このような状態になるとその大塊な
どが、コンベアに例えばベルトコンベアを使用している
場合には、ベルトを擦ってベルトを損傷させて使用不能
にしたり、また掻き板つきチェーンコンベアの場合に
は、チェーン破断の原因にもなって土砂の後方への円滑
な移送ができなくなるという欠点があった。さらに、前
ブーム9にブレーカAが取付けられているためバケット
11によるずりの掘削掻き寄せ作業とブレーカAによる
壁面掘削作業とが同時に並行して行うことができないと
いう欠点があった。
【0006】また、前記特開平2−12030号公報
に記載された掘削積込機においても、ブーム部10が本
体1に設けた支持体の支点30を中心として水平方向と
垂直方向の角度変位自在としているため、この掘削積込
機においてもカッタドラム7によって掘削され、その土
砂がチェーンスクレーパ16によってコンベア5に載せ
られて後方に運ばれる際に、その土砂中に含まれている
大きい礫や未破砕の大塊などが本体1に設けた支持体に
ひっかかり、前記従来の積込機と同様にコンベア5によ
る土砂の後方への移送が円滑にできなくなるという問題
があったり、本体1に設けたブーム部10の支点30を
破損してしい積込作業が不可能となる危険があった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、簡単な構造で、自走式クローラ上の一側にブーム
支持フレームを装備し、掘削バケットなどをコンベア装
置の外側上に旋回退避させて大きい礫や未破砕の大塊な
どが含まれた土砂でも円滑に後方への移送させるととも
に、他側には先端にブレーカなどが着脱可能に装着でき
る3連のブームを装備させることにより、ずりの掘削掻
き寄せ作業と同時並行して、掘削面の掘削作業、ルーフ
ボルト用の穿孔作業、壁面のコンクリート吹付作業など
を選択して行うことができるずり積込方法及びずり積込
機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するための、自走式クローラ上の基台に傾動自在にコ
ンベア装置を装着したずり積込機を利用して行うずり積
込方法において、ブーム支持フレームを前記基台の一側
その基端部を中心として水平方向に旋回自在に装備
先端に掘削バケットを備えた2連のブームを前記ブ
ーム支持フレームの先端部に水平方向に旋回自在装備
し、さらに前記ブーム支持フレームの先端部を、前記コ
ンベア装置上方位置と前記コンベア装置外側上方位置と
に位置変更可能とするとともに、前記基台の他側には前
後方向に揺動可能に装備した平行リンクに、先端にブレ
ーカなどが着脱可能に装着できる3連のブームを上下方
向に回動可能に配設したずり積込機を利用して、前記掘
削バケットとブレーカなどとによってずりの掘削掻き寄
せ作業と掘削面の掘削作業などとを同時並行して行うこ
とを特徴としたずり積込方法であり、また自走式クロー
ラ上の基台に傾動自在にコンベア装置装着されたずり
積込機において、ブーム支持フレームが、前記基台の一
側にその基端部を中心として水平方向に旋回自在に装備
され、先端に掘削バケットを備えた2連のブームが、前
記ブーム支持フレームの先端部に水平方向に旋回自在
装備され、前記ブーム支持フレームの先端部は、前記コ
ンベア装置上方位置と前記コンベア装置外側上方位置と
に位置変更可能とされるとともに、前記基台の他側に前
後方向に揺動可能に装備した平行リンクに、先端にブレ
ーカなどが着脱可能に装着できる3連のブームを上下方
向に回動可能に配設したことを特徴とするずり積込機で
ある。
【0009】
【作用】次に、本発明の作用を説明すると、掘削現場に
自走式クローラによってずり積込機を移動させ、基台上
のコンベア装置を所定角度に傾動配置させた後、その基
台の一側に水平方向に旋回可能に装備したブーム支持フ
レームをブームオープンシリンダによってブームオープ
ン旋回ピンを介して水平に旋回させて、基台上のコンベ
ア装置上方に位置させ、さらに前記ブーム支持フレーム
先端のバケット旋回ピンを介してブーム左右揺動シリン
ダによって先端に掘削バケットを備えた2連のブームを
所定の掘削位置に移動配置させる。また同時に、他側に
前後方向に揺動可能に装備した平行リンクを前方に揺動
させて先端にブレーカなどが着脱可能に装着された3連
のブームを取付けた水平フレームを前進させ、3連のブ
ームに取付けた複数の駆動シリンダによってブーム先端
のブレーカなどを所定の掘削位置に移動配置させる。
【0010】このようにして、一側に設けたずり積込機
の掘削バケットを掘削位置に移動させてから掘削掻き寄
せ作業を開始すると同時に、これと並行して他側に配設
されたブレーカなどによる掘削面の掘削作業、ルーフボ
ルト用の穿孔作業、壁面のコンクリート吹付作業などを
選択して行うことができる。上記掘削掻き寄せ作業は2
連のブームに装備した複数の駆動シリンダ及びブーム左
右揺動シリンダを駆動することによって掘削バケットを
上下、前後、左右に移動させて行う。このように掘削さ
れた土砂は掘削バケットによって傾斜したコンベア装置
の先端部に掻き寄せられコンベア装置によってその後方
に配置された土砂運搬用トラックに積み込まれる。ま
た、上記の掘削面の穿孔作業、ルーフボルト用の穿孔作
業、壁面のコンクリート吹付作業などを行う際にも、掘
削された土砂は掘削バケットによってコンベア装置の先
端部に掻き寄せられ土砂運搬用トラックへの積み込み作
業は中断されることなく継続される。
【0011】一方、上記した掘削積込作業中に掘削土砂
の中に大きい礫や未破砕の大塊などが混在している場合
には、前記ブームオープンシリンダによってブーム支持
フレームをブームオープン旋回ピンを介して水平に旋回
させ、先端に掘削バケットを備えた2連のブームと共に
ブーム支持フレームをコンベア装置の外側上方に迅速に
旋回退避させることができるから、土砂中に大きい礫や
未破砕の大塊などが含まれていてもコンベア装置により
円滑に後方へ移送し、土砂運搬用トラックに積み込むこ
とができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例を図面を参照し
て説明する。図1は本実施例の平面図、図2はその側面
図である。なお、図において先に説明した従来のずり積
込機の部分と同一もしくは同等の部分については同一の
符号を付して詳しい説明は省略する。本実施例は図1
および図2に示すように自走式クローラ1の上に基台2
を設け、この基台2の中央部にコンベア3を傾動自在
枢着する一方、このコンベア3の前半部の側方におい
基台2に垂直方向に立設したブームオープン旋回ピ
ン18に、その基部に基部突片20が突設されたブーム
支持フレーム19水平方向に旋回自在に枢着されてい
そして、このブーム支持フレーム19の基部突片2
基台2との間には、ブームオープンシリンダ21
介装されているこれにより、ブーム支持フレーム19
は、ブームオープンシリンダ21の駆動により、ブーム
オープン旋回ピン18廻りに旋回し、ブーム支持フレー
ム19の先端部が、コンベア中央部上方位置あるいはコ
ンベア外側上方位置に臨むものである。 他方、後ブーム
5を支持する支持ブラケット22は、ブーム支持フレー
ム19の先端部にバケット旋回ピン23によって水平方
向に回転自在枢着され、また後ブーム5は、このブー
ム支持フレーム19に水平軸を介して連結されている。
そして、前記ブーム支持フレーム19の基部突片20と
この後ブーム5を支持する支持ブラケット22との間に
は、ブーム左右揺動シリンダ24が介装されている。こ
れにより、後ブーム5はブーム左右揺動シリンダ24の
駆動により、バケット旋回ピン23廻りに左右方向に回
動し、バケットの左右方向の掘削位置を変更するもので
ある。
【0013】そして、この後ブーム5は支持ブラケット
22に対してシリンダ8によって上下方向に揺動可能で
あり、この後ブーム5の先端には前ブーム9がシリンダ
10によって上下方向に揺動可能に枢着されている。ま
たこの前ブーム9の先端にはバケット11が枢着され、
さらにこのバケット11はリンク12を介してシリンダ
13によって上下方向に首振り運動できるものである。
また、前記基台2に傾動可能に枢着されたコンベア3に
対してブームオープン旋回ピン18を設けた側の基台に
は運転室14、エンジン駆動油圧ユニット15、モータ
駆動油圧ユニット16などが配置されている。なお、符
号17はずり運搬用トラック、符号25はケーブルリー
ルを示している。
【0014】一方、上記ブームオープン旋回ピン18を
設けた反対側の基台2には一対の平行リンク26を回動
可能に配設し、これらの上端はそれぞれ水平フレーム2
7に枢着されており、この平行リンク26は駆動シリン
ダ28により前後方向に揺動可能になっている。上記水
平フレーム27には旋回駆動ユニット29により旋回可
能な横旋回フレーム30が設けられ、この横旋回フレー
ム30には3連ブームの第3ブーム31を支持する支持
ブラケット32が固定されており、この第3ブーム31
の前方には第2ブーム33および第1ブーム34が枢着
されていて、それぞれシリンダ35,36,37,38
によって上下方向に揺動可能である。そして第1ブーム
34の先端部にはリンク39を介してブレーカ40など
の装着部41が取付けられている。この装着部41には
ブレーカ40、穿孔機、ルーフボルト穿孔機、コンクリ
ート吹付ノズルなどを着脱可能に装着することができ
る。
【0015】本実施例の動作について説明すると、自走
式クローラ1によって掘削現場に本実施例のずり積込機
を移動させ、それから基台2上のコンベア3を図示しな
いシリンダによって所定角度に傾動配置する。その後、
コンベア3の前半部の側方において基台2に垂直方向に
立設したブームオープン旋回ピン18に旋回可能に取付
けたブーム支持フレーム19をブームオープンシリンダ
21を駆動させてブーム支持フレーム19の先端部をコ
ンベア3の中央部上まで水平方向に旋回させて、さらに
ブーム左右揺動シリンダ24を駆動させてバケット旋回
ピン23を介して後ブーム5の支持ブラケット22を回
動させ、ブーム5,9先端の掘削バケット11を所定の
掘削位置に移動配置させる。一方、基台2の他側に前後
方向に揺動可能に装備した平行リンク26をシリンダ2
8によって前方に揺動させて、3連ブームの先端装着部
41に装着されたブレーカ40を取付けた水平フレーム
27を前進させ、3連のブーム31,33,34に取付
けた駆動シリンダ35,36,37,38によってブー
ムを操作し、先端のブレーカを所定の掘削位置に移動配
置させる。なお、必要に応じてブレーカの代わりに穿孔
機、ルーフボルト穿孔機、コンクリート吹付ノズルなど
を先端装着部41に装着できる。
【0016】このようにして、本実施例の基台2の一側
に設けた掘削バケット11を掘削位置に移動させてから
掘削掻き寄せ作業を開始すると同時に、これと並行して
基台2の他側に配設された3連ブームを駆動シリンダ3
5,36,37,38によって操作して、その先端のブ
レーカ40などによる掘削面の掘削作業、ルーフボルト
用の穿孔作業、壁面のコンクリート吹付作業などを選択
して行うことができる。したがって、ブレーカなどによ
る掘削面の掘削作業と同時に掘削ずりの掘削掻き寄せ作
業はブーム5,9に装備した複数の駆動シリンダ8,1
0,13,24によって掘削バケット11を上下、左右
に移動させて行ない、掘削バケット11によって掘削さ
れた土砂は傾斜したコンベア3の先端部に掻き寄せら
れ、その後方に配置させ土砂運搬用トラック17に積み
込まれる。
【0017】そして、上記掘削積込作業中に掘削土砂の
中に大きい礫や未破砕の大塊などが混在している場合に
は、前記ブームオープンシリンダ21のみを駆動するこ
によってブーム支持フレーム19をブームオープ
ン旋回ピン18廻りに、2連のブーム5,9をブーム支
持フレーム19上で回動させることなく、水平に図1の
矢印方向に迅速にコンベア3の外側上方に旋回退避させ
たり、または必要に応じて、ブームオープンシリンダ2
1とともにブーム左右揺動シリンダ24をも駆動して、
2連のブーム5,9をブーム支持フレーム19上でこの
実施例で右方向に回動退避させながらブーム支持フレー
ム19をコンベア3の外側上方に旋回退避させて、コン
ベア上の土砂に混入した大きい礫や未破砕の大塊などを
安全に後方へ移送し、土砂運搬用トラックに積み込む。
【0018】したがって、本実施例によれば、ずり掘削
積込作業中に掘削土砂の中に大きい礫や未破砕の大塊な
どが混在している場合でも、先端に掘削バケット11を
備えた2連のブーム5,9と共にブーム支持フレーム1
9を矢印方向に旋回し、コンベア3の外側上方に迅速に
旋回退避させることができるので、掘削面の掘削作業、
ルーフボルト用の穿孔作業、壁面のコンクリート吹付作
業などを行う際にも、掘削された土砂は掘削バケットに
よってコンベア3の先端部に掻き寄せられ土砂運搬用ト
ラックへの積み込み作業は中断されることなく継続され
る。なお、本実施例では2連のブームと3連のブームに
よって説明したが、ブームはこれに限るものではなく、
また本発明の趣旨の範囲内ならばコンベア、掘削バケッ
ト、ブレーカ、掘削機、穿孔機、ルーフボルト穿孔機、
コンクリート吹付ノズルなどに限定されるものではな
い。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
台の一側に装備したブーム支持フレームに先端に掘削バ
ケットを備えた2連のブームを水平方向に旋回可能に配
設し、他側には前後方向に揺動可能に装備した平行リン
クに先端にブレーカなどを着脱可能に取付けた3連ブー
ムを上下方向に回動可能に配設したから、ずりの掘削掻
き寄せ作業を行うと同時に、これと並行してブレーカな
どによる掘削面の掘削作業、穿孔作業、ルーフボルト用
の穿孔作業、壁面のコンクリート吹付作業などを選択し
て行うことができ、トンネル掘削施工作業の効率が大幅
に向上する。
【0020】また、ブーム支持フレームを、基台の一側
にその基端部を中心として水平方向に旋回自在に装備す
るとともに、先端に掘削バケットを備えた2連のブーム
を、前記ブーム支持フレームの先端部に水平方向に旋回
自在に装備し、前記ブーム支持フレームの先端部は、前
記コンベア装置上方位置と前記コンベア装置外側上方位
置とに位置変更可能としたから、ずり掘削積込作業中
は、ブーム基端すなわち掘削バケット回動軸心がコンベ
ア装置の上方に位置して、ずり掘削積込作業をより単純
化できて作業効率を向上することができる。さらに、
削土砂の中に大きい礫や未破砕の大塊などが混在してい
る場合には、ブーム支持フレームを旋回して迅速に2
のブームと共にブーム支持フレームをコンベア装置の外
側上方に確実に退避させることができ、これによって土
砂中に大きい礫や未破砕の大塊などが含まれていても何
の支障もなく、掘削された土砂は掘削バケットによって
コンベア装置の先端部に掻き寄せられ土砂運搬用トラッ
クへの積み込み作業は掘削面の掘削作業、穿孔作業、ル
ーフボルト用の穿孔作業、壁面のコンクリート吹付作業
などの作業中でも中断されることなく継続でき、トンネ
ル掘削施工作業を安全に、しかも能率的に行うことがで
きる。さらにまた、必要な場合には、先端に掘削バケッ
トを備えた2連のブームを、ブーム支持フレームと同時
に退避方向へ回動させることができるので、未破砕の大
塊などの流れの上流側に位置する2連のブームは、倍速
されてコンベア装置の外側方向に回動され、ブーム支持
フレームともどもより迅速確実に旋回退避させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の平面図である。
【図2】本実施例の側面図である。
【図3】従来例の平面図である。
【図4】従来例の側面図である。
【符号の説明】
1 自走式クローラ 2 基台 3 コンベア 5 後ブーム 8,10,13 シリンダ 9 前ブーム 11 掘削バケット 12 リンク 17 砂利運搬トラック 18 ブームオープン旋回ピン 19 ブーム支持フレーム 20 基部突片 21 ブームオープンシリンダ 22 支持ブラケット 23 バケット旋回ピン 24 ブーム左右揺動シリンダ 26 平行リンク 27 水平フレーム 28 駆動シリンダ 29 旋回駆動ユニット 30 横旋回フレーム 31 第3ブーム 32 支持ブラケット 33 第2ブーム 34 第1ブーム 35,36,37,38 シリンダ 39 リンク 40 ブレーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−94148(JP,U) 実開 昭56−125434(JP,U) 実開 昭58−120247(JP,U) 実開 昭60−169400(JP,U) 実開 昭60−162160(JP,U) 実開 平2−97440(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 7/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走式クローラ上の基台に傾動自在にコ
    ンベア装置を装着したずり積込機を利用して行うずり積
    込方法において、ブーム支持フレームを前記基台の一側
    その基端部を中心として水平方向に旋回自在に装備
    先端に掘削バケットを備えた2連のブームを前記ブ
    ーム支持フレームの先端部に水平方向に旋回自在装備
    し、さらに前記ブーム支持フレームの先端部を、前記コ
    ンベア装置上方位置と前記コンベア装置外側上方位置と
    に位置変更可能とするとともに、前記基台の他側には前
    後方向に揺動可能に装備した平行リンクに、先端にブレ
    ーカなどが着脱可能に装着できる3連のブームを上下方
    向に回動可能に配設したずり積込機を利用して、前記掘
    削バケットとブレーカなどとによってずりの掘削掻き寄
    せ作業と掘削面の掘削作業などとを同時並行して行うこ
    とを特徴としたずり積込方法。
  2. 【請求項2】 ずりの掘削掻き寄せ作業と、掘削面の穿
    孔作業、ルーフボルト用の穿孔作業、壁面のコンクリー
    ト吹付作業などとを同時並行して行うことを特徴とする
    請求項1記載のずり積込方法。
  3. 【請求項3】 自走式クローラ上の基台に傾動自在にコ
    ンベア装置装着されたずり積込機において、ブーム支
    持フレームが、前記基台の一側にその基端部を中心とし
    水平方向に旋回自在に装備され、先端に掘削バケット
    を備えた2連のブームが、前記ブーム支持フレームの先
    端部に水平方向に旋回自在装備され、前記ブーム支持
    フレームの先端部は、前記コンベア装置上方位置と前記
    コンベア装置外側上方位置とに位置変更可能とされると
    ともに、前記基台の他側に前後方向に揺動可能に装備し
    た平行リンクに、先端にブレーカなどが着脱可能に装着
    できる3連のブームを上下方向に回動可能に配設したこ
    とを特徴とするずり積込機。
  4. 【請求項4】 3連のブームの先端にはブレーカ、穿孔
    機、ルーフボルト穿孔機、コンクリート吹付ノズルの中
    の1つが選択的に装着できるように構成したことを特徴
    とする請求項3記載のずり積込機。
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