JP2002364019A - 埋設管補修工法 - Google Patents

埋設管補修工法

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JP2002364019A
JP2002364019A JP2001171260A JP2001171260A JP2002364019A JP 2002364019 A JP2002364019 A JP 2002364019A JP 2001171260 A JP2001171260 A JP 2001171260A JP 2001171260 A JP2001171260 A JP 2001171260A JP 2002364019 A JP2002364019 A JP 2002364019A
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pipe
soil
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Teruo Nakahara
照雄 中原
Mitsunori Matsuda
光範 松田
Kenzo Kimoto
健蔵 木元
Jiyunsei Tanaka
潤成 田中
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイプラインの補修に際して、既設管周りの
土の掘削作業および埋め戻し作業を、管肌を傷付けるこ
となく、かつ既設管の上方の表土と下層土とを確実に分
離して効率良く行う。 【解決手段】 既設管1の周囲の土を掘削する掘削工程
と、この掘削工程の後に、既設管1の周囲に巻かれたテ
ープを除去して管肌を洗浄した後、新しいテープを巻き
つける既設管補修工程と、この既設管補修工程の後に、
既設管1の周囲に土を埋め戻す埋め戻し工程よりなり、
主要機械として油圧ショベル5,5A,5B,5C,
8,8Aを用いて掘削作業および埋め戻し作業を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地表近くの地中に
埋設された既設管を補修する埋設管補修工法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、天然ガスや石油等を輸送するの
に、地表近く(例えば1m程度の深さ)の地中にパイプ
ラインを埋設することが行われている。このパイプライ
ンは、管肌の損傷・腐食防止や、寒冷地での輸送流体の
凍結防止のために、管の外周面に合成テープが巻き付け
られた状態で埋設されている。
【0003】ところで、この種パイプラインは、長年使
用していると、外周面に巻き付けられたテープが損傷す
ることにより管肌に損傷・腐食が生じる場合がある。こ
のように管肌が損傷すると、流体輸送そのものに支障を
来たすだけでなく、その輸送流体の漏れによって思わぬ
事故が発生する危険性がある。このため、埋設後所定期
間が経過したパイプラインは、その周囲の土を掘り返し
て地表面に露出させ、外周面に巻き付けられているテー
プを交換したり、あるいは腐食した管を新品の管と交換
したりする補修作業が必要となってくる。
【0004】このパイプラインの補修のために、既設管
周りの土を掘削する作業機械として提案されている従来
構造のものとしては、回転するバケットホイールの周囲
に多数個のバケットが取着されてなる連続回転式の掘削
装置を、既設管に沿って走行可能な走行装置上に搭載し
てなる構造のものが知られている。
【0005】なお、本願発明に関連する先行技術とし
て、特公昭60−20534号公報、特開平11−30
3120号公報等に開示されたものがある。このうち、
前者(特公昭60−20534号公報)に開示された溝
掘機は、海底に布設されたパイプラインの真下の底盤に
溝を掘削する掘削機に関わるものであって、2個の回転
バケットホイールを設けるとともに、これらバケットホ
イールの回転面を布設管の下方で交差するように向き合
わせ、かつ上下に移動可能に配置して構成したものであ
る。一方、後者(特開平11−303120号公報)に
開示された建設機械の作業装置は、既設管等の埋設物の
下方に堆積した土砂を掘削する装置であって、油圧ショ
ベルの第1アームの先端に第2アームを左右方向に回動
可能に設けるとともに、第1アームと第2アームとをチ
ルトシリンダにて連結することによって、第1アームに
対して第2アームを回動させて既設管下方の土砂を掘削
するように構成したものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、既設管
の周囲の土の掘削作業を行う前記従来装置では、回転す
るバケットホイールによる連続掘削作業であるために、
回転するバケットが既設管に接触してその既設管を傷付
ける危険性があったり、あるいは既設管の下方の土の掘
削(管下掘削)を行うのが困難であるといった問題点が
ある。また、通常、既設管の上方の土(表土)は農耕用
に土壌改良された土であってその下方の土とは土質が異
なっており、掘削に際してはそれら土質の異なる土を分
離して盛土し、既設管の補修後には元の状態に埋め戻す
ことが必要とされるが、前述のようなバケットホイール
による連続掘削作業ではそのような表土とそれ以外の土
との分離作業を行うことが極めて困難である。
【0007】また、本願発明に関連する先行技術として
挙げた前記特公昭60−20534号公報に記載の技術
では、既設管の下方部の掘削方法については改良されて
いるものの、やはり基本的には回転するバケットホイー
ルを用いる工法であるために、前述したものと同様の問
題点がある。
【0008】一方、前記特開平11−303120号公
報に記載の技術では、油圧ショベルを用いて既設管下方
部の掘削を行う手段についてのみ開示されているに過ぎ
ず、長遠なパイプラインの補修を前提とする掘削手法、
埋め戻し手法についての技術手段を開示するものではな
い。
【0009】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、パイプラインの補修に際して、既設管の周
囲の土の掘削作業および埋め戻し作業を、管肌を傷付け
ることなく、かつ既設管の上方の表土と下層土とを確実
に分離して効率良く行うことのできる埋設管補修工法を
提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前記目
的を達成するために、第1発明による埋設管補修工法
は、地表近くの地中に埋設された既設管を補修する埋設
管補修工法であって、前記既設管の周囲の土を掘削する
掘削工程が、油圧ショベルを用いて前記既設管の上方の
土を剥ぎ取る第1掘削工程と、油圧ショベルを用いて前
記既設管の側方の土を掘削する第2掘削工程と、油圧シ
ョベルを用いて前記既設管の下方の土を掘削する第3掘
削工程よりなることを特徴とするものである。
【0011】本発明においては、既設管の周囲の土を掘
削するに際して、まず第1掘削工程で、油圧ショベルを
用いて既設管の上方の土が剥ぎ取られ、次いで第2掘削
工程で、油圧ショベルを用いて前記既設管の側方の土が
掘削され、最後の第3掘削工程で、油圧ショベルを用い
て前記既設管の下方の土が掘削され、これによって既設
管周りの土が完全に除去される。本発明によれば、第1
掘削工程乃至第3掘削工程の各掘削工程における掘削作
業がすべて油圧ショベルを用いて行われるので、仮に1
台の油圧ショベルが故障したとしても、その故障車以外
の機械でその担当部署をカバーすることができ、またオ
ペレータも共有することができるとともに、補給部品の
共通率も高めることができる。こうして、システムの確
実性、信頼性を高めることができる。また、既設管の上
方の土を剥ぎ取る工程と、既設管の側方および下方の土
を掘削する工程とが分離されているので、それぞれの工
程において掘削された土を分離して盛土することで、土
質の異なる表土とその表土の下方の下層土とを確実に分
離することができて、埋め戻し時に地表面を掘削前の状
態に確実に復元することができる。
【0012】前記第1発明において、前記第3掘削工程
は、前記油圧ショベルの駆動源にて駆動されるか、もし
くは油圧ショベルにて牽引されるカッタビット式の掘削
装置を用いて行われるのが好ましい(第2発明)。この
ように既設管の下方の土を掘削する掘削装置をカッタビ
ット式の掘削装置とし、これを油圧ショベルの駆動源に
て駆動するようにした場合には、電源車等の他の動力源
が不要になり、またその掘削装置を油圧ショベルにて牽
引するようにした場合には、掘削装置側に自走機構が不
要になり、装置構成のコンパクト化、低コスト化を図る
ことができる。
【0013】次に、第3発明による埋設管補修工法は、
地表近くの地中に埋設された既設管を補修する埋設管補
修工法であって、前記既設管の周囲の土を掘削し、既設
管の補修を行った後にその周囲に土を埋め戻す埋め戻し
工程が、油圧ショベルを用いて前記既設管の側方および
下方に土を埋め戻す第1埋め戻し工程と、この第1埋め
戻し工程にて埋め戻された土を油圧ショベルを用いて締
め固める締め固め工程と、前記既設管の上方に土を埋め
戻す第2埋め戻し工程よりなることを特徴とするもので
ある。
【0014】本発明においては、既設管の補修後にその
既設管の周囲に土を埋め戻すに際して、まず第1埋め戻
し工程で、油圧ショベルを用いて既設管の側方および下
方に土が埋め戻され、次いで締め固め工程で、油圧ショ
ベルを用いて埋め戻された土が締め固められ、最後の第
2埋め戻し工程で、既設管の上方に土が埋め戻され、こ
れによって既設管が掘削前の元の状態に埋設される。本
発明によれば、第1埋め戻し工程および締め固め工程が
いずれも油圧ショベルを用いて行われるので、前記第1
発明と同様、故障車が出た場合に対応が容易で、かつオ
ペレータの共有化および補給部品の共通化を図ることが
できる。なお、第2埋め戻し工程については、勿論油圧
ショベルも用いることができるが、作業効率等を考慮し
て例えばブルドーザ等の他の建設機械を用いても良い。
【0015】前記第3発明において、前記締め固め工程
は、油圧ショベルのアーム先端に締め固め装置を取着
し、油圧ショベルを移動させながら締め固め動作が行わ
れるのが好ましい(第4発明)。これによって油圧ショ
ベルの駆動源を用いて締め固め作業を行うことができ
る。
【0016】また、第5発明による埋設管補修工法は、
地表近くの地中に埋設された既設管を補修する埋設管補
修工法であって、前記既設管の周囲の土を掘削する掘削
工程と、この掘削工程の後に、既設管の周囲に巻かれた
テープを除去して管肌を洗浄した後、新しいテープを巻
きつける既設管補修工程と、この既設管補修工程の後
に、既設管の周囲に土を埋め戻す埋め戻し工程よりな
り、前記掘削工程が、油圧ショベルを用いて前記既設管
の上方の土を剥ぎ取る第1掘削工程と、油圧ショベルを
用いて前記既設管の側方の土を掘削する第2掘削工程
と、油圧ショベルを用いて前記既設管の下方の土を掘削
する第3掘削工程とを備え、前記埋め戻し工程が、油圧
ショベルを用いて前記既設管の側方および下方に土を埋
め戻す第1埋め戻し工程と、この第1埋め戻し工程にて
埋め戻された土を油圧ショベルを用いて締め固める締め
固め工程と、この締め固め工程の後に前記既設管の上方
に土を埋め戻す第2埋め戻し工程とを備えることを特徴
とするものである。
【0017】本発明によれば、前記第1発明による工法
によって既設管の周囲の土が掘削され、この掘削後に、
既設管の周囲に巻かれたテープを除去して管肌を洗浄し
た後、新しいテープを巻きつける既設管補修工程を経
て、前記第3発明による工法によって既設管の周囲に土
が埋め戻される。したがって、前記第1発明および第3
発明の各効果を奏し得るとともに、掘削−補修−埋め戻
しの一連の各工程における作業を油圧ショベルを中心に
して行うことができるので、パイプラインの補修作業
を、管肌を傷めることなく効率的に行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明による埋設管補修工
法の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説
明する。
【0019】図1には、本発明の一実施形態に係る埋設
管補修工法の全体概要を説明する平面図が示されてい
る。
【0020】この実施形態において、図中左右方向に延
設された既設管(埋設管)1は、その外周面にテープが
巻き付けられた状態で、地表2(図2参照)から1m程
度の深さの位置に埋設されている。この既設管1の補修
作業は、図中右側から左側へ向けて順次行われるように
されており、その補修工程は主として次の9工程からな
っている。 (1)第1工程:表土剥ぎ (2)第2工程:右側側溝掘削 (3)第3工程:左側側溝掘削 (4)第4工程:管下掘削 (5)第5工程:テープ除去、管肌洗浄 (6)第6工程:再テーピング (7)第7工程:下層土埋め戻し (8)第8工程:管下土締め固め (9)第9工程:表土埋め戻し
【0021】これらの補修工程を実行するに際して、主
要機械として油圧ショベルが用いられ、この油圧ショベ
ルを含む各重機等は図中矢印A方向へ向かって進行して
いくようにされている。また、基本的にその進行方向に
向かって既設管1の右方(図中下方)は重機および資材
運搬車両等の進行スペース3とされ、左方(図中上方)
は掘削された土の盛土スペース4とされている。ここ
で、掘削土(盛土)は、既設管1の上方の土(表土)と
その下層土とに分離するために、前記盛土スペース4の
うち進行方向に向かって左側が表土スペース4a、右側
が下層土スペース4bとされている。
【0022】次に、前記各補修工程を各工程毎に順を追
って説明する。
【0023】(1)第1工程:表土剥ぎ 図2に、表土剥ぎ工程が示されている。なお、この図2
において、(b)は平面図(図1の部分拡大図)、
(a)はそのB−B断面図、(c)はC−C断面図であ
る(以下の図3,4,5,9,10,11においても同
様)。
【0024】この表土剥ぎは、通常タイプの油圧ショベ
ル5を、既設管1の略直上部にその履帯が既設管1と略
平行になるように設置するとともにバケット幅の大きな
バケットを装着し、この油圧ショベル5を進行方向(矢
印A方向)に向けて後進させながら、既設管1の上方に
ある表土を所定幅だけ掘削することにより行われる。そ
して、掘削された土(表土)は、油圧ショベル5のブー
ムおよびアームを略最大限に伸張させて、この掘削によ
り生じた浅溝6に対して離隔した位置にある表土スペー
ス4aに盛土される。なお、通常、この表土は農耕用に
土壌改良された肥沃な土であるので、後述するように下
層土とは分離して盛土される。
【0025】(2)第2工程:右側側溝掘削(図3) この右側側溝掘削は、第1工程における表土剥ぎが完了
した後方部位において、既設管1の右側方に側溝7を掘
削するものである。この側溝掘削は、前記第1工程にて
形成された浅溝6の底面を足場にして既設管1を跨ぐよ
うに履帯を配して、オフセットブーム式の油圧ショベル
8を用いて行われる。なお、このオフセットブーム式の
油圧ショベル8は、ブーム8aの先端部にオフセットブ
ーム8bが左右回動自在に連結され、このオフセットブ
ーム8bの先端部に前後回動自在にアーム8cが連結さ
れてなり、アーム8cおよびバケット8dが左右方向に
オフセット(平行移動)できるような構造のものであ
る。なお、この側溝掘削により掘削された土(下層土)
は、表土スペース4aと分離して、浅溝6に近接した下
層土スペース4bに盛土される。
【0026】(3)第3工程:左側側溝掘削(図4) この左側側溝掘削は、第2工程における右側側溝掘削が
完了した後方部位において、既設管1の左側方に側溝9
を掘削するものである。この側溝掘削は、前記第1工程
にて形成された浅溝6の底面を足場にして、前記右側側
溝掘削と同様のオフセットブーム式の油圧ショベル8A
を用いて行われる。この側溝掘削により掘削された土
(下層土)は、前記第2工程と同様、下層土スペース4
bに盛土される。
【0027】(4)第4工程:管下掘削(図5) この管下掘削は、前記第3工程における左側側溝掘削が
完了した後方部位において、左右の側溝7,9の下部を
既設管1の下方で相互に連結するように掘削するもので
ある。この管下掘削は、第1工程にて用いられたのと同
様の通常タイプの油圧ショベル5Aを、既設管1の右方
に設けられた重機等の進行スペース3にその履帯が既設
管1と略平行になるように設置し、上部旋回体を進行方
向に対して左旋回方向に略90°旋回させた状態で走行
させ、アーム5aの先端に取り付けられたワイヤロープ
10にて管下掘削機(カッタビット式の掘削装置)11
を牽引しつつ連続的に行われる。
【0028】図6〜図8には、この管下掘削機11の詳
細構造が示されている。図示のように、この管下掘削機
11は、ワイヤロープ10にて牽引される掘削機本体1
2と、この掘削機本体12の前部に、前後方向に設けら
れるピン13,14によって回動可能に取り付けられる
左右のカッタ支持フレーム15,16と、前記掘削機本
体12の後部に、前後方向に設けられるピン17,18
によって回動可能に取り付けられる左右のそり(橇)支
持フレーム19,20とを備えて構成されている。
【0029】前記カッタ支持フレーム15,16は、そ
の上端部が油圧シリンダ21にて相互に連結され、この
油圧シリンダ21の伸縮により、図7の実線(セット
後)および鎖線(セット前)にて示されるようにピン1
3,14周りに回動されるようになっている。また、各
カッタ支持フレーム15,16の下端部には油圧駆動に
より回転されるカッタ22,23が互いに対向するよう
に取着されている。これらカッタ22,23は、その外
周面形状が既設管1の外周面に沿うように断面円弧状に
形成されたディスクカッタであり、各ディスクの外周面
に超硬合金よりなる多数個のカッタビットが埋設され、
かつそれら各ディスクが鉛直面に対して下部が外側を向
くように傾斜して配されることによって、掘削された土
を図7の矢印D,Eにて示されるように外側の斜め下方
に排出するように構成されている。さらに、前記掘削機
本体12およびカッタ支持フレーム15,16の既設管
1に面する側にはそれぞれガイドローラ24,25,2
6が配されており、掘削機本体12の前進時にそれらガ
イドローラ24,25,26が既設管1の外周面に接触
して自由回転し、これによって掘削機本体12がスムー
ズに移動できるようにされている。
【0030】一方、前記そり支持フレーム19,20
も、その上端部が油圧シリンダ27にて相互に連結さ
れ、この油圧シリンダ27の伸縮により、図8の実線
(セット後)および鎖線(セット前)にて示されるよう
にピン17,18周りに回動されるようになっている。
また、各そり支持フレーム19,20の下端部には断面
くの字状のそり28,29が装着され、これらそり2
8,29が掘削後の地面に沿って案内されることで当該
管下掘削機11全体が左右に傾斜しないようにされてい
る。また、前記掘削機本体12および前記そり支持フレ
ーム19,20の既設管1に面する側にはそれぞれガイ
ドローラ30,31,32(前後方向に複数個設けられ
ている。)が配されており、掘削機本体12の前進時に
それらガイドローラ30,31,32が既設管1の外周
面に接触して自由回転し、これによって掘削機本体12
が既設管1に沿ってスムーズに移動できるようにされて
いる。なお、図6(b)において、符号33にて示され
るのは、カッタ22,23および油圧シリンダ21,2
7に油圧ショベル5A側から油圧動力を供給する油圧ホ
ースである。
【0031】このような構成において、前記管下掘削機
11を用いた管下掘削に際しては、図8に示されるよう
に、まず油圧ショベル5Aのアーム5aの先端にフック
34を取り付け、このフック34にワイヤロープ35を
介して管下掘削機11を吊り下げ、各油圧シリンダ2
1,27を収縮させた状態、言い換えればカッタ22,
23およびそり28,29を広げた状態で、既設管1の
上方からその既設管1上に降ろす。なお、予め管下掘削
機11をセットする部分の管下部の土砂は排除されてい
る。次いで、既設管1の上面にガイドローラ24,30
が接する位置に達すると、フック34を外して、油圧シ
ョベル5Aのアーム5aと掘削機本体12とをワイヤロ
ープ10にて連結する。この後、油圧シリンダ21,2
7を伸張させて、カッタ22,23およびそり28,2
9をそれぞれ相互に接近させることによりカッタ22,
23およびそり28,29を所定位置にセットする。こ
の状態でカッタ22,23を回転させることにより、既
設管1の下方の土(下層土)を掘削するとともに、油圧
ショベル5Aを走行させて掘削機本体12を牽引してい
く。こうして、管下掘削機11側に動力源を設けずに、
既設管1の外表面に傷を付けることなく管下掘削を行う
ことができる。なお、この管下掘削により掘削された土
(下層土)は、前記第2,3工程と同様、下層土スペー
ス4bに盛土される。
【0032】(5)第5工程:テープ除去、管肌洗浄お
よび(6)第6工程:再テーピング このテープ除去、管肌洗浄および再テーピングは、第4
工程において管下掘削が完了した後方部位において、そ
の作業部位の前後位置にて既設管1をクローラ式クレー
ン36,36(図9参照)により吊持した状態で、専用
の洗浄装置37およびテーピング装置38(図1参照)
を用いて行われる。なお、これら洗浄装置37およびテ
ーピング装置38の詳細構造についてはその説明を省略
する。
【0033】(7)第7工程:下層土埋め戻し(図1
0) この下層土埋め戻しは、前記第6工程における再テーピ
ングが完了した後方部位において、補修後の既設管1に
対して下層土スペース4bにある盛土を埋め戻すもので
ある。この埋め戻しは、第1工程にて用いられたのと同
様の通常タイプの油圧ショベル5Bを、既設管1の右方
に設けられた重機等の進行スペース3にその履帯が既設
管1と略平行になるように設置し、上部旋回体を進行方
向に対して左旋回方向に略90°旋回させた状態で走行
させつつ、前記盛土を手前側に引き寄せるようにして行
われる。
【0034】(8)第8工程:管下土締め固め(図1
1) この管下土締め固めは、前記第7工程における下層土埋
め戻しが完了した後方部位において、埋め戻された下層
土を油圧ショベル5Cのアーム5a先端に取り付けられ
た締め固め機(締め固め装置)39により締め固めるも
のである。ここで、前記油圧ショベル5Cは、既設管1
の右方に設けられた重機等の進行スペース3にその履帯
が既設管1と略平行になるように設置され、上部旋回体
を進行方向に対して左旋回方向に略90°旋回させた状
態で走行される。図12にその詳細構造が示されている
ように、前記締め固め機39は、油圧ショベル5Cのア
ーム5a先端部に回転機構40を介して取り付けられる
門型フレーム41と、この門型フレーム41の下部に取
り付けられる一対の振動コンパクタ42,43を備えて
いる。また、前記門型フレーム41の内側には半円筒状
のガイドプロテクタ44がゴム等の緩衝材45を介して
取り付けられており、これによって当該締め固め機39
を既設管1に向けて降ろす際、あるいは締め固め作業中
に門型フレーム41等が既設管1に接当してその既設管
1が損傷するのを防ぐようにされている。なお、前記締
め固め機39に対する油圧動力は、油圧ショベル5Cの
本体側から油圧ホース46を介して供給される。
【0035】このように本実施形態の締め固め機39に
よれば、オペレータからの視界性が良く、正確な作業を
行うことができる。また、締め固め機構として振動式が
採用されているので、埋め戻された下層土を確実に締め
固めて元の状態に戻すことができる。しかもガイドプロ
テクタ44が設けられているので、万一オペレータにミ
スが生じても交換後のテープに傷がつくのを確実に防止
することができる。
【0036】(9)第9工程:表土埋め戻し この表土埋め戻しは、前記第8工程における管下土締め
固めが完了した後方部位において、締め固められた下層
土の上方にブルドーザ47を用いて表土スペース4aに
ある盛土を埋め戻すものである。こうして、土質の異な
る表土と下層土とを掘削前の元の状態に確実に戻すこと
ができる。なお、本実施形態では、表土の埋め戻し作業
を行うのに、ブルドーザ47を用いるものとしたが、勿
論、この埋め戻し作業にも油圧ショベルを用いることが
できる。
【0037】本実施形態の埋設管補修工法によれば、既
設管1の周囲の土の掘削作業および既設管補修後の埋め
戻し作業が主として油圧ショベルを用いて行われるの
で、仮に1台の油圧ショベルが故障したとしても、他の
油圧ショベルを用いてカバーすることができ、またオペ
レータも共有することができ、さらに補給部品も共通に
使用することができる。したがって、補修システム全体
としての信頼性および確実性を高めることができるとい
う優れた効果を奏するものである。
【0038】また、本実施形態によれば、油圧ショベル
や資材運搬車両等の重機が走行するために既設管1の右
側の進行スペース3が空けられているので、それら重機
等による作業が盛土によって邪魔されることがない。ま
た、掘削された土が表土(肥沃土)と下層土とに分離さ
れて掘削、盛土され、また埋め戻しされるので、既設管
1の補修作業後において地表面を確実に元の状態に復元
させることができる。しかも、掘削するのが困難な既設
管1の下方の土も、既設管1を損傷させることなく確実
に掘削することができ、また確実に埋め戻すことができ
る。
【0039】本実施形態においては、管下掘削機11と
して、既設管1右側の進行スペース3に設置するタイプ
の油圧ショベルにより牽引するものを説明したが、図1
3に示されるように左右の履帯間隔の広い広ゲージタイ
プの油圧ショベル5Dを用い、この油圧ショベル5Dに
よって牽引するようにしても良い。このようにすれば、
油圧ショベル5Dの中央部に管下掘削機11を配するこ
とができるので、この管下掘削機11の牽引をより安定
して行うことができる。
【0040】また、本実施形態では、管下掘削機11を
駆動するための動力を油圧ショベル5Aから供給するも
のについて説明したが、この油圧ショベル5Aは管下掘
削機11の牽引のみを行い、掘削のための駆動力はその
管下掘削機自体が保有するようにしても良い。また、自
走能力を備えた管下掘削機を用いることも可能である。
【0041】図14(a)(b)および図15(a)
(b)には、前記管下掘削機を油圧シリンダにより推進
させるようにした更に他の実施形態が示されている。
【0042】本実施形態の管下掘削機11Aは、既設管
1上に載置される前部フレーム60および後部フレーム
61と、前部フレーム60に水平向きに固定されるとと
もに、後部フレーム61を摺動自在に案内する2本のガ
イドパイプ62,63と、前部フレーム60と後部フレ
ーム61とを連結する2本の推進用油圧シリンダ64,
65を備えて構成されている。前部フレーム60の左右
には、ピン66,67によってカッタ支持フレーム6
8,69がそれぞれ回動可能に取り付けられている。こ
れらカッタ支持フレーム68,69は、上端部が油圧シ
リンダ70にて相互に連結され、この油圧シリンダ70
の伸縮によりピン66,67周りに回動されるようにな
っている。また、各カッタ支持フレーム68,69の下
端部には油圧駆動式のカッタ71,72が互いに対向す
るように取着されている。また、カッタ支持フレーム6
8,69の既設管1に面する側にはそれぞれガイドロー
ラ73,74(73は図示せず)が配されている。一
方、後部フレーム61の左右には、ピン75,76によ
って管挟み込みフレーム77,78がそれぞれ回動可能
に取り付けられ、各管挟み込みフレーム77,78の下
端部にはピンによって把持部79,80が回動可能に取
り付けられている。また、これら管挟み込みフレーム7
7,78の各上端部間は油圧シリンダ81にて連結さ
れ、この油圧シリンダ81の伸縮により各把持部79,
80が既設管1に対して接離できるようにされている。
【0043】この管下掘削機11Aはワイヤロープ82
によって油圧ショベル5Gの作業機先端と結合されると
ともに、油圧ショベル5G側から油圧動力を供給する油
圧ホース83によって繋がれている。
【0044】このような構成において、この管下掘削機
11Aを用いた管下掘削に際しては、油圧ショベル5G
のアーム5aの先端にフック34を取り付け、このフッ
ク34にワイヤロープ82を介して管下掘削機11Aを
吊り下げ、各油圧シリンダ70,81を収縮させた状
態、言い換えればカッタ71,72および把持部79,
80を広げた状態で、既設管1の上方からその既設管1
上に降ろす。なお、予め管下掘削機11Aをセットする
部分の管下部の土砂は排除されている。次いで、既設管
1の上面に載せられた後、油圧シリンダ70,81を伸
張させて、カッタ71,72および把持部79,80を
それぞれ相互に接近させることによりカッタ71,72
および把持部79,80を所定位置にセットする。この
状態でカッタ71,72を回転させることにより、既設
管1の下方の土(下層土)を掘削するとともに、推進用
油圧シリンダ64,65を伸張させて掘削作業が行われ
ていく。このとき、前部フレーム60は左右のガイドパ
イプ62,63に沿って案内されて既設管1に対して回
転することなく推進されていく。
【0045】推進用油圧シリンダ64,65が伸びきっ
て1ストローク分の推進が終わると、油圧シリンダ81
を収縮させて既設管1を把持していた把持部79,80
をフリーにし、この状態で推進用油圧シリンダ64,6
5を収縮させることで後部フレーム61を前部フレーム
60側に引き寄せる。このとき、前部フレーム60側は
油圧により固定されており、またその重量も後部フレー
ム61側の重量より大きいので、前部フレーム60側が
動くことはない。次に、後部フレーム61を引き寄せた
状態で、再度油圧シリンダ81を伸長させて後部フレー
ム61側を既設管1に固定する。こうして、再度カッタ
71,72を回転させるとともに、推進用油圧シリンダ
64,65を伸張させて掘削作業を行う。なお、この掘
削作業中ワイヤロープ82は緩めておくことにより作業
が妨げられることはない。また、油圧ショベル5Gは掘
削作業の進展に合わせて移動させていく。
【0046】図16、図17には、図14、図15に示
される実施形態の変形例が示されている。この変形例に
おいては、前記実施形態におけるガイドパイプ62,6
3に代えて、リンク84,85;86,87を用いたも
のである。これ以外の構成については先の実施形態と基
本的に異なるところがない。したがって、先の実施形態
と共通する部分には図に同一符号を付すに留めてその詳
細な説明を省略することとする。
【0047】本変形例において、前側のリンク84,8
5の前端部は前部フレーム60にピン結合され、後側の
リンク86,87の後端部は後部フレーム61にピン結
合され、さらにリンク84,86およびリンク85,8
7は相互にピン88,89にて結合されている。このよ
うな構成によっても、リンク84,86間およびリンク
85,87間が折れ曲がることで、前部フレーム60に
対して後部フレーム61が引き寄せられ、これら前部フ
レーム60と後部フレーム61の既設管1に対する相対
回転が阻止され、これら各フレーム60,61の推進方
向への移動をガイドすることができる。
【0048】一方、前記実施形態においては、締め固め
機39として、既設管1右側の進行スペース3に設置す
るタイプの油圧ショベルに装着するものを説明したが、
図18に示されるように左右の履帯間隔の広い広ゲージ
タイプの油圧ショベル5Eに装着するようにしても良
い。このようにすれば、図13に示されるような管下掘
削機11と同様の配置になるので、締め固め作業をより
安定して行うことができる。
【0049】また、この締め固め機としては、本実施形
態のような振動式のものに限らず、他のいろいろなタイ
プのものを用いることができる。図19に示されるの
は、締め固め機の更に他の実施形態の正面図(a)、側
面図(b)および平面図(c)である。この例に示され
る締め固め機48は、油圧ショベル5Fのアーム5a先
端部に回転機構49を介して一対の転圧ローラ50,5
1を回転可能に枢支するように構成されるとともに、半
円筒状のガイドプロテクタ52をワイヤロープ53によ
って牽引するように構成されたものである。このように
構成したものでは、転圧ローラ50,51の回転により
下層土を連続的に締め固めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係る埋設管補修
工法の全体概要を説明する平面図である。
【図2】図2は、第1工程(表土剥ぎ工程)を説明する
背面図(a)、平面図(b)および側面図(c)であ
る。
【図3】図3は、第2工程(右側側溝掘削工程)を説明
する背面図(a)、平面図(b)および側面図(c)で
ある。
【図4】図4は、第3工程(左側側溝掘削工程)を説明
する背面図(a)、平面図(b)および側面図(c)で
ある。
【図5】図5は、第4工程(管下掘削工程)を説明する
背面図(a)、平面図(b)および側面図(c)であ
る。
【図6】図6は、管下掘削機の平面図(a)および側面
図(b)である。
【図7】図7は、管下掘削機の正面図である。
【図8】図8は、管下掘削機の背面図である。
【図9】図9は、クローラ式クレーンによる既設管の吊
持状態を説明する背面図(a)、平面図(b)および側
面図(c)である。
【図10】図10は、第7工程(下層土埋め戻し工程)
を説明する背面図(a)、平面図(b)および側面図
(c)である。
【図11】図11は、第8工程(管下土締め固め工程)
を説明する背面図(a)、平面図(b)および側面図
(c)である。
【図12】図12は、締め固め機の詳細構造図である。
【図13】図13は、管下掘削機の他の実施形態を示す
背面図(a)および平面図(b)である。
【図14】図14は、管下掘削機の更に他の実施形態を
示す平面図(a)および側面図(b)である。
【図15】図15(a)は、図14(b)のF矢視図
(a)およびG−G断面図(b)である。
【図16】図16は、図14、図15の変形例を示す図
であって、(a)は平面図、(b)はシリンダ収縮状態
で示す側面図、(c)は(b)のH−H断面図である。
【図17】図17は、図14、図15の変形例を示す図
であって、(a)はシリンダ伸張状態で示す側面図、
(b)は図16(b)のI−I断面図である。
【図18】図18は、締め固め機の他の実施形態を示す
背面図である。
【図19】図19は、締め固め機の更に他の実施形態を
示す背面図(a)、側面図(b)および平面図(c)で
ある。
【符号の説明】 1 既設管 2 地表 3 進行スペース 4 盛土スペース 4a 表土スペース 4b 下層土スペース 5,5A,5B,5C,5D,5E,5F,5G,8,
8A 油圧ショベル 6 浅溝 7,9 側溝 10,35,53,82 ワイヤロープ 11,11A 管下掘削機 21,27,70,81 油圧シリンダ 22,23,71,72 カッタ 24,25,26,30,31,32 ガイドローラ 28,29 そり 33,46 油圧ホース 36 クローラ式クレーン 37 洗浄装置 38 テーピング装置 39,48 締め固め機 40,49 回転機構 42,43 振動コンパクタ 44,52 ガイドプロテクタ 47 ブルドーザ 50,51 転圧ローラ 60 前部フレーム 61 後部フレーム 62,63 ガイドパイプ 64,65 推進用油圧シリンダ 77,78 管挟み込みフレーム 79,80 把持部 84,85,86,87 リンク 88,89 ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // E02F 3/32 E02F 3/32 B (72)発明者 木元 健蔵 大阪府枚方市上野3丁目1−1 株式会社 小松製作所大阪工場内 (72)発明者 田中 潤成 大阪府枚方市上野3丁目1−1 株式会社 小松製作所大阪工場内 Fターム(参考) 2D012 AA02 DA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地表近くの地中に埋設された既設管を補
    修する埋設管補修工法であって、 前記既設管の周囲の土を掘削する掘削工程が、油圧ショ
    ベルを用いて前記既設管の上方の土を剥ぎ取る第1掘削
    工程と、油圧ショベルを用いて前記既設管の側方の土を
    掘削する第2掘削工程と、油圧ショベルを用いて前記既
    設管の下方の土を掘削する第3掘削工程よりなることを
    特徴とする埋設管補修工法。
  2. 【請求項2】 前記第3掘削工程は、前記油圧ショベル
    の駆動源にて駆動されるか、もしくは油圧ショベルにて
    牽引されるカッタビット式の掘削装置を用いて行われる
    請求項1に記載の埋設管補修工法。
  3. 【請求項3】 地表近くの地中に埋設された既設管を補
    修する埋設管補修工法であって、 前記既設管の周囲の土を掘削し、既設管の補修を行った
    後にその周囲に土を埋め戻す埋め戻し工程が、油圧ショ
    ベルを用いて前記既設管の側方および下方に土を埋め戻
    す第1埋め戻し工程と、この第1埋め戻し工程にて埋め
    戻された土を油圧ショベルを用いて締め固める締め固め
    工程と、前記既設管の上方に土を埋め戻す第2埋め戻し
    工程よりなることを特徴とする埋設管補修工法。
  4. 【請求項4】 前記締め固め工程は、油圧ショベルのア
    ーム先端に締め固め装置を取着し、油圧ショベルを移動
    させながら締め固め動作が行われる請求項3に記載の埋
    設管補修工法。
  5. 【請求項5】 地表近くの地中に埋設された既設管を補
    修する埋設管補修工法であって、 前記既設管の周囲の土を掘削する掘削工程と、この掘削
    工程の後に、既設管の周囲に巻かれたテープを除去して
    管肌を洗浄した後、新しいテープを巻きつける既設管補
    修工程と、この既設管補修工程の後に、既設管の周囲に
    土を埋め戻す埋め戻し工程よりなり、 前記掘削工程が、油圧ショベルを用いて前記既設管の上
    方の土を剥ぎ取る第1掘削工程と、油圧ショベルを用い
    て前記既設管の側方の土を掘削する第2掘削工程と、油
    圧ショベルを用いて前記既設管の下方の土を掘削する第
    3掘削工程とを備え、 前記埋め戻し工程が、油圧ショベルを用いて前記既設管
    の側方および下方に土を埋め戻す第1埋め戻し工程と、
    この第1埋め戻し工程にて埋め戻された土を油圧ショベ
    ルを用いて締め固める締め固め工程と、この締め固め工
    程の後に前記既設管の上方に土を埋め戻す第2埋め戻し
    工程とを備えることを特徴とする埋設管補修工法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2520760C1 (ru) * 2012-12-13 2014-06-27 Открытое акционерное общество "Северо-западные магистральные нефтепроводы" (ОАО "СЗМН") Ремонтный котлован вдоль магистрального трубопровода и способ разработки ремонтного котлована вдоль магистрального трубопровода
WO2017109105A1 (en) * 2015-12-22 2017-06-29 Pearse Gately Pipe laying apparatus
KR102451296B1 (ko) * 2022-03-15 2022-10-07 주식회사 기산엔지니어링 내진 기능을 갖춘 지중 상하수도관 고정 장치 및 그 시공방법

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