JPH0258435B2 - - Google Patents

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JPH0258435B2
JPH0258435B2 JP55502536A JP50253680A JPH0258435B2 JP H0258435 B2 JPH0258435 B2 JP H0258435B2 JP 55502536 A JP55502536 A JP 55502536A JP 50253680 A JP50253680 A JP 50253680A JP H0258435 B2 JPH0258435 B2 JP H0258435B2
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JP
Japan
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conveyor
shield
plate
boom
tunnel
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JP55502536A
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Taiman Eichi Fuikuse
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ROBINS CO
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ROBINS CO
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Publication date
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Publication of JPH0258435B2 publication Critical patent/JPH0258435B2/ja
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21DSHAFTS; TUNNELS; GALLERIES; LARGE UNDERGROUND CHAMBERS
    • E21D9/00Tunnels or galleries, with or without linings; Methods or apparatus for making thereof; Layout of tunnels or galleries
    • E21D9/10Making by using boring or cutting machines
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21DSHAFTS; TUNNELS; GALLERIES; LARGE UNDERGROUND CHAMBERS
    • E21D9/00Tunnels or galleries, with or without linings; Methods or apparatus for making thereof; Layout of tunnels or galleries
    • E21D9/06Making by using a driving shield, i.e. advanced by pushing means bearing against the already placed lining
    • E21D9/0642Making by using a driving shield, i.e. advanced by pushing means bearing against the already placed lining the shield having means for additional processing at the front end
    • E21D9/065Making by using a driving shield, i.e. advanced by pushing means bearing against the already placed lining the shield having means for additional processing at the front end with devices for provisionally supporting the front face
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21DSHAFTS; TUNNELS; GALLERIES; LARGE UNDERGROUND CHAMBERS
    • E21D9/00Tunnels or galleries, with or without linings; Methods or apparatus for making thereof; Layout of tunnels or galleries
    • E21D9/06Making by using a driving shield, i.e. advanced by pushing means bearing against the already placed lining
    • E21D9/08Making by using a driving shield, i.e. advanced by pushing means bearing against the already placed lining with additional boring or cutting means other than the conventional cutting edge of the shield
    • E21D9/0875Making by using a driving shield, i.e. advanced by pushing means bearing against the already placed lining with additional boring or cutting means other than the conventional cutting edge of the shield with a movable support arm carrying cutting tools for attacking the front face, e.g. a bucket
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21DSHAFTS; TUNNELS; GALLERIES; LARGE UNDERGROUND CHAMBERS
    • E21D9/00Tunnels or galleries, with or without linings; Methods or apparatus for making thereof; Layout of tunnels or galleries
    • E21D9/12Devices for removing or hauling away excavated material or spoil; Working or loading platforms

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

請求の範囲 1 自己推進のシールド20と、細長いブーム3
0と、該ブームを枢動可能に支持するキヤリジ2
8と、切羽で前記ブームを移動すべく該ブームを
上下左右に枢動させる、前記キヤリジに支持され
た制御手段232とを備えるトンネル機械であつ
て、細長いコンベヤ22と、前記キヤリジをこれ
が前記コンベヤに沿つてその長手方向へ移動する
ように案内しかつ前記キヤリジの前記コンベヤに
関しての横方向運動を阻止する、前記コンベヤに
沿つて配置された支持案内手段26,172,1
73あと、前記ブームを前記コンベヤに関してそ
の長手方向へ移動させるべく前記キヤリジを前記
支持案内手段に沿つて前進させかつ後退させる前
進後退手段190と、水平軸線の回り及び垂直軸
線の回りに前記コンベヤを前記シールドに関して
枢動させるように前記コンベヤの前端部分を前記
シールドに着脱可能に連結する第1の連結手段
と、前記シールドに取り付けられ、前記コンベヤ
の前端部分と係合可能で、前記シールドに関して
の前記前端部分の垂直方向および横方向の運動を
阻止する第2の連結手段であつて、前記コンベヤ
の前端部分を支持し、前記コンベヤのその長手方
向への滑動、前記コンベヤの水平軸線の回りの揺
動および前記コンベヤの垂直軸線の回りの一定量
の前記シールドに関しての揺動を可能にする第2
の連結手段とを含む、トンネル機械。
2 前記支持案内手段は、前記コンベヤの上側部
分に取り付けられかつこれに沿つて伸びる細長い
平行な円形を有する一対の支持レール26と、少
なくとも1つの滑りブロツク172,173であ
つて横方向へ脱れることなく前記支持レールに沿
つて滑動するように各支持レールを密に部分的に
取り囲むスロツトを有する滑りブロツクとを含
み、該滑りブロツクは前記キヤリジ28に取り外
し可能に取り付けられている、請求の範囲第1項
のトンネル機械。
3 前記第1の連結手段は、細長いリンク88
と、該リンクの一方の端部分を前記シールド20
に着脱可能に枢軸的に取り付けかつ前記リンクの
反対の端部分を前記コンベヤ22の下側に着脱可
能に枢軸的に取り付ける手段98,96とを含
む、請求の範囲第1項のトンネル機械。
4 前記コンベヤは、細長いビーム56と該ビー
ムの前端部分から横方向へ伸びるフランジ76と
から成る細長いフレームを含み、前記第2の連結
手段は、前記コンベヤの各側部にあつて前記フラ
ンジ76を受けるソケツト100を含み、該ソケ
ツトは前記コンベヤの前端部分がトンネル機械の
使用中に上昇するのを防止すべくフランジ76に
下向きに当接する上側境界108を有する、請求
の範囲第1項のトンネル機械。
5 自己推進のシールド20と、細長いブーム3
0と、該ブームを枢動可能に支持するキヤリジ2
8と、切羽で前記ブームを移動すべく該ブームを
上下左右に枢動させる、前記キヤリジに支持され
た制御手段232とを備えるトンネル機械であつ
て、細長いコンベヤ22と、前記キヤリジをこれ
が前記コンベヤに沿つてその長手方向へ移動する
ように案内しかつ前記キヤリジの前記コンベヤに
関しての横方向運動を阻止する、前記コンベヤに
沿つて配置された支持案内手段26,172,1
73と、前記ブームを前記コンベヤに関してその
長手方向へ移動させるべく前記キヤリジを前記支
持案内手段に沿つて前進させかつ後退させる前進
後退手段190と、水平軸線の回り及び垂直軸線
の回りに前記コンベヤを前記シールドに関して枢
動させるように前記コンベヤの前端部分を前記シ
ールドに着脱可能に連結する第1の連結手段と、
前記シールドに取り付けられ、前記コンベヤの前
端部分と係合可能で、前記シールドに関しての前
記前端部分の垂直方向および横方向の運動を阻止
する第2の連結手段であつて、前記コンベヤの前
端部分を支持し、前記コンベヤのその長手方向へ
の滑動、前記コンベヤの水平軸線の回りの揺動お
よび前記コンベヤの垂直軸線の回りの一定量の前
記シールドに関しての揺動を可能にする第2の連
結手段と、前記シールドを別にして、前記コンベ
ヤ、前記前進後退手段、制御手段および前記ブー
ムに動力を与える可動の動力ユニツト24と、前
記コンベヤの後端部分を支持すべくまた前記動力
ユニツトを前記コンベヤの背後に支持すべく、前
記コンベヤの後端部分を前記動力ユニツトに枢軸
的に連結する第3の連結手段とを含み、該第3の
連結手段は前記コンベヤの後端部分を水平軸線の
回りに前記シールドに関して枢動させかつ垂直軸
線の回りに一定量前記シールドの回りに揺動させ
る、トンネル機械。
6 前記コンベヤ22は前記シールド20に着脱
可能に連結される前端部分を有する、細長いフレ
ームを備え、該フレームはフランジ76を有する
細長いビーム56を含み、前記フランジは前記ビ
ームの前端部分から横方向へ伸び、前記支持案内
手段26は前記フレームに沿つて配置され、前記
キヤリジ28は該キヤリジを前記支持案内手段に
これに沿つて前後動するように取り付けるための
手段172,173を含み、前記ブーム30は掘
削具を支持する前端部分214と前記キヤリジに
枢着された後端部分200とを有し、前記第2の
連結手段は、前記コンベヤの各側部にあつて対応
するフランジ76を受け入れるためのソケツト1
00を有し、該ソケツトは前記コンベヤの前端部
分が使用中に上昇するのを阻止するために対応す
るフランジ76に対して下向きに当接する上側境
界108を有する、請求の範囲第5項のトンネル
機械。
7 各フランジ76は前記上側境界108と揺動
接触する上方へ向けられた面を含む、請求の範囲
第6項のトンネル機械。
8 各ソケツト100は前記コンベヤ22の前端
部分を支持すべく、対応するフランジ76の下面
に上向きに当たる枢動する下側境界であつてその
面上での前記フランジの滑動を許す下側境界を含
む、請求の範囲第6項のトンネル機械。
明細書 本発明はトンネル機械に関し、特に1つのユニ
ツトとして構成された掘削機およびコンベヤを備
えるシールドトンネル機械に関する。
トンネルをより効率的に掘削することを企画し
て、種々の型式のトンネル機械が開発されてき
た。米国特許第1100142号明細書に開示されてい
るような動力ジヤツキハンマおよび動力シヨベル
が、切羽でより迅速に土砂をゆるめるために用い
られてきた。また、切羽からの〓をトンネル後方
へ排出するために〓車に一層迅速に積み込むため
にコンベヤーが採用されてきた。
最近に開発されたトンネル機械は、米国特許第
3726382、同第3958831及び同第3978675号明細書
に開示されている。これらの文献は、切羽での掘
削のために前端に動力掘削具を有して前方へ伸び
るブームおよび〓車に〓を積み込むためのエンド
レスベルト型のコンベヤが1つの可動車輛に取り
付けられたトンネル機械に関する。一般に、前記
の車輛は自走し、トラツクまたは接地する車輪上
に乗つている。
米国特許第1162607号、同第3574405号及び同第
3675433号は、より大型で可動性の小さい車輛に
関し、この車輛では、切羽掘削時に全シヤシが動
くというよりむしろ、機械の掘削部分が車輛およ
びコンベヤの双方に関して前後方向へ移動するよ
うに適合されてきた。これらの特許では、掘削機
がキヤリジに取り付けられており、該キヤリジは
車輛フレームによりトンネル内を長手方向へ移動
するように支持されている。
トンネルが開削される地盤がゆるく多量の水を
含むならば、前記したシールドのないタイプのト
ンネル機械よりむしろシールドを備えるタイプの
トンネル機械が必要求されよう。一般に、シール
ドトンネル機械は、より均一な断面でトンネルを
掘削することができ、従つてシールドのないトン
ネル機械によるトンネル掘削より覆工が容易であ
る動力トンネルシールドは、通常、長手方向へ整
合された2つの半体から構成され、両半体はこれ
らの内径側に設けられたリングに配列された強力
な液圧ラムにより相互に連結されている。このシ
ールドは、最初ラムの伸長によりシールドの前半
部を切羽に向けて前方へ押すことにより推進され
る。ラムが伸びきつた後は、ラムが引込められ、
段階的運動を完了するように、後半部を前方へ引
く。このような動力トンネルシールドは、米国特
許第1100142号、同第2111405号、同第3382002号、
同第3404535号、同第3404920号、同第3427813号、
同第3556599号、同第3578809号、同第3612609号、
同第4043137号及び同第4055959号明細書に開示さ
れている。
米国特許第3404535号及び同第3427813号明細書
に記載されたトンネル機械は、〓をトンネルを経
て後方へ搬送するコンベヤを含む。切羽地盤が硬
質であるならば、シールド自体でこれを取り除く
ことはできないので、パワーシヨベル、ピツク又
は回転カツタにより切削しなければならない。米
国特許第1100142号及び同第3404920号はパワーシ
ヨベルを備えるトンネル機械に関する。米国特許
第3556599号及び同第3578809号明細書は、ピツク
を用いるシールドトンネル機械を開示している。
米国特許第4043137号は、2つの動力回転カツタ
を備えるシールドトンネル機械をに関する。
別個のコンベヤおよび動力掘削装置を用いる代
りに、米国特許第2111405号及び同第3612609号明
細書に開示されたトンネル機械は、コンベヤと動
力掘削装置の双方が設けられた可動の車輛を採用
している。掘削具又は切削具が車輛に枢軸支持さ
れた前方へ伸びるブームの前端部分が取り付けら
れている。
シールドトンネル機械は、シールドにこれと共
に運動するように取り付けられた動力掘削装置を
備える。このタイプでは、切羽で〓をゆるめる際
に掘削具によつて生じる反力は、可動の車輛より
むしろシールド全体によつて担われる。従つて、
比較的大型の掘削具が切羽で一層迅速に切削する
ために使用される。一般に、このタイプのトンネ
ル機械は、キヤリジを含み、このキヤリジはシー
ルドに関して前後動できるように頭上のトラツク
またはレールから吊り下がつている。前端部にバ
ケツトまたは他の掘削具が取り付けられたブーム
がキヤリジと共に走行するよう該キヤリジに枢着
されている。この種の従来型トンネル機械は、〓
を〓車に積み込むバケツト型の掘削装置を開示す
る米国特許第3404920号明細書、コンベヤへ〓を
かき込むブレード部分を有する掘削具を開示する
米国特許第3556599号明細書および第2のすなわ
ち後部コンベヤへ向へ後方へ〓を搬送する一体の
コンベヤを備えるカツタ支持ブームを開示する米
国特許第4043137号明細書に示されている。
米国特許第3578809号明細書に開示されたトン
ネル機械において、掘削具支持ブームは4−リン
ク機構によつてシールドの天井から吊持されてい
る。掘削具を切羽で横方向へ移動させるために、
4−リンク機構は垂直軸線の回りを枢動する。
シールドに直接取り付けられた掘削装置を備え
るシールドトンネル機械の主な欠点は、トンネル
機械が設計に従つてトンネルを掘削するために使
用される前のトンネル開削計画の初期段階におい
てすら相当な時間および経費が費されることであ
る。
トンネル工事は、通常所望のトンネル位置に相
当する深さに達する竪坑を先ず掘り下げることに
よつて開始される。次に、トンネル機械のシール
ド部分が竪坑中に降ろされ、所望のトンネル方向
に向けられる。反力体として竪坑の後壁を使用
し、シールドは切羽が人力でまたは携帯可能の動
力掘削装置の使用によつて切削される間に前進さ
れる。シールドがいつたん地中に位置決められる
と、トンネル機械の残余部分はシールド内で組み
立てられねばならない。シールド内の暗くて、ほ
こりだらけのしかも狹い場所は、複複雑な重機械
を1つづつ組み立る上で理想的な環境ではない。
その結果、この作業は、多くの時間を要しまたし
ばしばトンネル機械を不完全に組立てる結果を招
く。従つて、トンネル機械はしばしば不経済で時
間の狼費である修理や再組立の作業が余儀なくさ
れる。
本発明は、従来のトンネル機械に見られる上記
およびその他の問題を解決することを目的とし、
トンネルの切羽域に頭上保護豊いを供する自己推
進のトンネルシールドを提供することに向けられ
ている。エンドレスベルト型のコンベヤの前端部
分がトンネルシールドに着脱可能に連結される。
コンベヤは、側部分を有する細長いビームからな
り、該ビームにはその長さ方向へ間隔をおいて平
行に配置された一対の支持レールが取り付けられ
ている。細長いブームを支持するキヤリジがコン
ベヤに沿つて前後動するように前記支持レール上
に設けられている。ブームの後端部分はキヤリジ
の垂直な前端部分に枢着されており、また前記ブ
ームの前端部分はその長手方向軸線の回りに回転
する。掘削具すなわち組み合わされた掘削および
かき込み具がブームの前端部に取り付けられてい
る。液圧ジヤツキが、掘削具を切羽で動かすべく
ブームを上下左右に枢動させるために、ブームの
各側部に配置されている。さらに、復動型の液圧
ジヤツキの後端部分が、キヤリジを支持レールに
沿つて前後動させるためにコンベヤの各側部に固
定されている。このようにして掘削および〓搬出
機構を単一のユニツトとして一体に構成すること
は、シールドを地中に位置付けた後にトンネル機
械を組み立てる必要を取り除く。その結果、トン
ネル機械をトンネル工事の開始時に地中に迅速に
位置付けることができる。
連結手段がコンベヤの前端部分をシールドに着
脱可能に連結するために設けられており、単一の
ユニツトとして一体をなす掘削および〓搬出機構
は、シールドが地中に置かれるや直ちにしかも容
易にシールドに連結され、また単一のユニツトと
してシールドから解かれて切羽から後方へ移動す
ることができる。連結手段は、一端にシールドに
着脱可能に枢着されまた反対端がコンベヤの下側
に着脱可能に枢着された細長いリンクを含む。こ
のリンクは、コンベヤがシールドによつて引かれ
るようにし、またコンベヤがシールドに関して水
平軸の周りにおよび垂直軸線の周りに一定量だけ
枢動するのを許す。第2の連結手段は、コンベヤ
の前端部を垂直に支持するために、コンベヤの各
側部でシールドに取り付けられたソケツトを含
み、前記第2の連結手段はコンベヤがその長手方
向へ滑動し、水平線線の周りの揺動し、シールド
に関して垂直軸線の回りに一定量枢動するのを許
すが、コンベヤの横方向運動はこれを阻止する。
各ソケツトは、コンベヤが掘削具の使用中上向き
に動くのを防ぐために、コンベヤのわずか上方へ
隔てられた着脱可能のキヤツプを含む。垂直軸線
の回りでのシールドとコンベヤとの相対的な枢動
を許すことにより、従来のシールドトンネル機械
によつて開削したトンネルに比較して急カーブの
トンネルを形成することができる。
さらに、連結手段はシールド自体に掘削具によ
り生じた反力を担わせることができる。また、連
結手段は、トンネル着工時、トンネル機械を受け
入れるために後部トンネルを掘削する必要を排除
する利益をもたらす。従つて、トンネルの実際の
掘削を従来のトンネル機械が使用される場合より
一層迅速にしかも低経費で開始することができ
る。
本発明が特徴とするところは、図示の実施例に
ついての以下に説明によりさらに明らかとなろ
う。
【図面の簡単な説明】
第1A図及び第1B図は一体となつて本発明に
係るトンネル機械を示す側面図、第2図は前記ト
ンネル機械の前部分の側面図であつて引込み位置
にあるコンベヤを示し、第3図は前記トンネル機
械の正面図、第4図は前記トンネル機械の背面
図、第5図は第1A図の線5−5に沿つて得た横
断面図、第6図は第1A図の線6−6に沿つて得
た横断面図、第7図はコンベヤフレームの前端部
分を支持するソケツトの1つを拡大して示す断片
的な正面図、第8図は第7図に示したソケツトを
拡大して示す断片的な斜視図である。
第1A,1B図に示すように、本発明に従つて
構成されたコンベヤ取り付けの掘削装置を用いる
トンネル機械は、基本的に、エンドレスベルト型
のコンベヤ22の前端部分が着脱可能に連結され
たシールド20を含む。コンベヤ22の後端部分
は後続の可動動力ユニツト24により支持されて
おり、該動力ユニツトはトンネルの床部に沿つて
間隔をおいて配置されたレール25上に載つてい
る。コンベヤ22は、ブームを支持するキヤリジ
28を支持しかつ案内するためのレール26を含
み、コンベヤ22は該レール26に沿つて滑動す
る。細長いブーム30がキヤリジ28に取り付け
られており、該キヤリジは切羽TFに向けまたこ
れから離れる方向へ運動することができる。掘削
具32がブーム30の前端部分により支持されて
いる。
さらに、第1A,1B図に示すようにシールド
20は、掘削を行う部位での頭上の地山を支持す
るために、前記セクシヨン34、中間セクシヨン
36および後部セクシヨン38を含む。前部セク
シヨン34の先端すなわち掘削縁部は、頂部から
底部へ後向きに斜めに形状付けられている。全体
にパイ状をした複数の胸扉(breasting door)が
前部セクシヨン34の上半部の先端に沿つて枢着
されている。各胸扉40はラム42により開閉さ
れ、該ラムはこれに対応する胸扉40とシールド
の前部リング44との間に枢着されている。ゆる
んだ土砂の早期の崩壊を防止するために、ラム4
2は伸長して胸扉40を切羽TFに向けて前方へ
枢動させ、これにより前部セクシヨン34の上方
部分を閉じる。他方、切羽が自立性を有する場合
は、ラム42は引込められ、これにより前部セク
シヨン34の内周面に近接した位置を占めるよう
に、胸扉を後方へ枢動させる。エプロンすなわち
ランプ46は前部セクシヨン34の下半部の前端
から後方へしかも半径方向内方へ伸びる。エプロ
ン46、コンベヤ22の前端部分と重なり合うの
に十分な距離をもつて後方へ伸びている。
従来、シールド20は複数の推進ラム48によ
り前方へ動かされ、この推進ラム中間セタシヨン
のシールドリング49とシールドの後部セクシヨ
ン38の前端部分内に包囲されたリングビーム5
0との間に連結されている。シールド20が前進
する時、覆工51が後部セクシヨン38の覆工済
み域内で連続的に追加される。図示の例におい
て、覆工51は、長手方向の外皮部材54により
軸線方向へ間隔づけられた円形の胴リブ52から
成る。シールド20の前部セクシヨン34および
中間セクシヨン36は、前方の胴リブ52に突き
当てられたリングビーム50により、推進ラムの
全ストロークにほぼ等しい距離だけ前方へ押され
る。その後、推進ラム48は、リングビーム50
およびこれが結合されている後部セクシヨン38
を前方へ引くように、引込められ、その結果追加
的な外皮部材54及び胴リブ52が後部セクシヨ
ン38の保護下で設置される。
コンベヤ22は、第1A,1B及び3図に示す
ように、後方へ伸びかつ中間セクシヨン36の下
方部分から上向きに立上り、後端部で動力ユニツ
ト24に結合している。第5,6図に示すよう
に、コンベヤ22は垂直で細長くて真直ぐな一対
の側板58を有するビームフレーム56から成
り、前記一対の側板58はフレーム56の長さ方
向へ配置された多数の管状の横ブレース60によ
り間隔をおいて平行に配置されている。各側板5
8の前部上端は円弧状の前縁部61を形成するよ
うに切り欠かれている。
エンドレスベルト62が側板58間に配置され
ており、前部プーリ64および被駆動の後部プー
リ62を巡つている。エンドレスベルト62の上
側および下側走行部は、側板58を横切る多数の
従動ローラ68により支持されている。前部プー
リ64は側板58の前端部上に取り付けられてお
り、後部プーリ66は、エンドレスベルト62を
緊張するように前部プーリ64に関して長手方向
へ滑動可能のフレーム組立体に取り付けられてい
る。前記フレーム組立体は、基本的に、後部プー
リ66の各端部から前方へ伸びる細長いアーム7
0から成り、各側板58の外面に取り付けられた
窓板72に設けられている整合された複数の開口
を経てこれに滑動可能に係合する。液圧シリンダ
74の形態をとる流体ラムは各窓板72と対応す
るアーム70との間に連結されており、これによ
り前記アームを窓板72に関して滑動させる。
下方フランジ76は各コンベヤフレームの側板
58の外面から横方向外方へ伸びる。サイドフラ
ンジ76は側板58の前端部から、第1A,1B
図に示すように、コンベヤ22の長さの中間より
後方の位置へ向け、後方に伸びる。全体に下向き
に収斂する先端を切り取つた三角形の形状を有す
る添接板78が側板58の前端部分の外面に添え
られ、対応するサイドフランジ76の下面に対し
て上向きに当たつて前記2つの部材を補強してい
る。
上方のサイドフランジ80は側板58の上縁部
から横方向上向きに伸びる。サイドフランジ80
は側板58の円弧状前縁部からほぼ下方のサイド
フランジ76の後端部へ向け後方へ伸びる。細長
い直線状をした円形のロツド26からなる、キヤ
リジに案内および支持を与えるレールは、第1
A,1B,5および6図に示すように上方のサイ
ドフランジ76と下方のサイドフランジ80との
間のレベルにおいて各側板58の外方にそれぞれ
配置されている。各ロツド26は該ロツドとほぼ
同じ長さの細長い真直ぐな裏当板84に着座して
いる。各裏当板84は対応するコンベヤの側板5
8の外面に当接する平らな裏当面を備える。各裏
当板84の反対側は、ロツド26を受けるために
該ロツドの半径に対応する半径を有する弧状のシ
ートの形状を有する。ロツド26およびその対応
する裏当板84はキヤツプねじ86のような締結
具により所定位置に保持され、キヤツプねじ86
は側板58および裏当板84に設けられた整合す
る孔を経て伸び、ロツド26に設けられたねじ孔
中に係合する。
第1A,1B及び5図に示すように、使用時、
コンベヤ22の前端部はシールド20の内部に連
結されかつ配置される。コンベヤ22は該コンベ
ヤの下側に取り付けられたアイプレート90とシ
ールドの中間セクシヨン36の底床部に固定的に
取り付けられたアンカープレート92との間にピ
ンで結合された細長いリンク88によりシールド
20の後方へ引かれる。アイプレート90はコン
ベヤ22の長さ方向へ伸び、2つの端板93をま
たぐようにその内側面に取り付けられた管状の横
ビーム94により端板93間の中央に配置されて
いる。各端板93は対応する側板58の下縁部か
ら吊り下がつている。幾分ゆるく嵌まつているク
ロスピン96は、リンク88の後端部分とアイプ
レート90とに設けられた整合する開口を経て伸
びる。第2のクロスピン98はアンカープレート
92およびリンク88の前端部分に設けられた幾
分ゆるく嵌まる孔を経て伸びる。この構造は、コ
ンベヤ22の前端部分がシールド20に関して昇
降するのを可能とし、またコンベヤ22がシール
ド20に関して垂直軸線の回りに一定量揺動する
のを可能にし、これによりトンネル掘進機が比較
的小半径の曲線径路にトンネルを開削するのを可
能にする。
第1A,5,7及び8図に示すように、コンベ
ヤ22の前端部分は垂直方向へ移動しないように
支持されかつ拘束されており、またコンベヤ22
の各側に配置されたソケツト100によりシール
ド20に関して横方向に拘束されている。各ソケ
ツト100は全体にベース部分102を含み、該
ベース部分はシールドの中間セクシヨン36の相
対する両内側壁の下方部分に溶接または他の方法
で固定されている。各ソケツトのベース部分10
2は半円形のセグメント部材すなわち枢動ブロツ
ク104を緊密に受け入れるための上向きに開放
のブロツク部材103を含み、枢動ブロツク10
4は添接板78に長手方向へ隣接する位置で各サ
イドフランジ76の下側に当たる平らな上面を有
する。帥動ブロツク104はコンベヤ22のシー
ルド20に関しての傾斜に呼応してブロツク部材
103に形成された空所またはスロツト105内
で枢動または揺動する。各ソケツトのベース部分
102は、また、垂直な先側部材106を含み、
該側部材はコンベヤ22の前端部分を横方向に拘
束するために、下方のサイドフランジ76の隣接
する側縁部のわずかに外側に配置されている。
各ソケツト100はキヤツプねじ110のよう
な締結具により対応するベース部分102に着脱
可能に連結できる取り外し可能のキヤツプ108
を備え、前記キヤツプねじ110はキヤツプ10
8に設けられた大径の孔を経て伸びかつ側部材1
06に設けられた整合するねじ孔内に係合する。
第8図に示されるように、各キヤツプ108は下
方に向けられた、長手方向へ弧状をなす拘束域ま
たは拘束面112を有し、該拘束面はコンベヤ2
2の前端部分が上方へ持ち上るのを防ぐべく、サ
イドフランジ76の1つの上面に対して当接す
る。
拘束面112および枢動ブロツク104はコン
ベヤ22とシールド20との間に相対的角度運動
を許すように共働し、かつ掘削具32によつて生
ずる垂直反力を担う。シールド20がコンベヤ2
2の前端部分に関して枢動ブロツク104を経る
水平軸線の周りに枢動する時、コンベヤの下方の
サイドフランジ76は枢動ブロツク104に下向
きに当接し、枢動ブロツクをそれらのブロツク部
材103内で揺動させる。対応的に、弧状の拘束
面112は、キヤツプ108および対応する枢動
ブロツク104が実質的に一定に留まり、コンベ
ヤが傾斜を変更して下方のサイドフランジ76が
キヤツプ108と枢動ブロツク104との間のこ
う着を防止するのを確実にする。
第1A及び1B図に示すように、コンベヤ22
はこれがトンネルを経て後方へ伸びる際にソケツ
ト100との連結を断つて上昇する。コンベヤ2
2の後端部分は、可動の動力ユニツト24により
支持されており、該動力ユニツトはシールド20
によりトンネルを経て前方へ引かれる際、コンベ
ヤ22を引く。第1B及び4図に示すように、動
力ユニツト24は全体に矩形の液圧タンク114
から成る2つの細長いバンクから構成されてお
り、各バンクは中央の横フレーム118により平
行に隔てられた水平の細長い側板116を備え
る。横フレーム118は垂直のポスト120を含
み、該ポストは側板116の中央位置から液圧タ
ンク114上方の高位置へ上向きに伸びる。ポス
ト120の上端部は横方向に水平に配置された円
形のクロスチユーブ122により結合されてい
る。下向きに開放された、U状のクランプ124
はクロスチユーブ122の各端部分を部分的に取
り囲みかつ各ポスト120の上端部に固定された
水平端板に設けられた垂直孔を経て伸び、ナツト
26と係合してクロスチユーブ122を緊密に締
める。管状のアーム128は、円形のクロスチユ
ーブ122の内径よりわずかに小さい外径を有
し、クロスチユーブ122の各端部分からトンネ
ルの覆工51の内面に近い位置へ横方向外方へ伸
びる。反力パツド136は各アーム128の外端
部分に取り付けられており、動力ユニツト24及
びコンベヤ22の後端部分22が掘削具の使用中
に上方へ持上げられるときはいつでも覆工51に
当たる。
特に第1B図を参照すると、動力ユニツト24
とコンベヤ22の後端部分の間の結合は、クロス
チユーブ122の端部間のほぼ中央位置で、クロ
スチユーブ122の外周面から前方へ伸びしかも
該外周面に固定された垂直なアイプレート138
により達成されている。平行で後方へ向けられた
一対のアイプレート140は円管状のクロス部材
142から後方へ伸び、該クロス部材は側板58
の下縁部から下向きに伸びる三角形状のアイプレ
ート144を横方向へ相互に連結する。コンベヤ
ののアイプレート140は、動力ユニツトのアイ
プレート138にまたがり、かつアイプレート1
40,138に設けられた整合する開口を幾分ゆ
るく経て伸びるクロスピン146によりアイプレ
ート138に枢着されている。この構造は、クロ
スピン146の縦方向軸線の周りでのコンベヤ2
2および動力ユニツト24の相対的な揺動を可能
にする。また、クロスピン146とアイプレート
138,140との間の幾分ゆるい嵌合は、コン
ベヤ22と動力ユニツト24との間の一定量の横
方向の角度的運動を許し、これにより従来のシー
ルドトンネル掘進機によつて開削されるトンネル
にとつての最小半径に比較してより小半径の曲線
径路をもつトンネルを開削するために本発明を適
用することを可能にする。
第1B及び4図に示すように、動力ユニツト2
4はトンネルの床部TFに沿つて置かれた一対の
平行なレール上に乗る車輪148に支持されてい
る。〓車152はレール25間により小さい間隔
で配置された第2の組のレール154上を走行す
る。第4図に示すように、〓車152は動力ユニ
ツトの側板116間に受け入れ可能であり、これ
により〓車が、コンベヤベルト62から下方へ落
下する切削〓を受けるべくコンベヤ22の後端部
分の下方位置へ向けて前方へ移動することを可能
にする。
第1A,3及び5図に示すように、ブーム30
を支持するためのキヤリジ28は、全体に、上向
きで上端を切つた等辺三角形の形に組み立てられ
た前部プレート156により形成した前部垂直壁
を有する箱またはフレーム155によつて構成さ
れている。傾斜した側部プレート158が前部プ
レート156の側縁部から後方へ伸びる。前部プ
レート156および側部プレート158の上縁部
分は第1の頂部プレート160により相互に連結
されており、該頂部プレートは側部プレート15
8の斜めに配置された上縁部分を横切る傾斜した
第2の頂部プレート162に当接する。第5図に
明示するように、平らな上方床板164は側部プ
レート158の下方縁部分に結合するように横方
向にかかつておりかつ前部プレート156の下方
後面に当接している。全体に下向きに開放した浅
い樋の形をとる下方床板166は、上方床板16
4の下面に上向きに当たつており、また前部プレ
ート156の下側の後方に当たつている。垂直な
後部プレート168は、第1A図に示すように、
傾斜した第2の頂部プレート162、上方床板1
64および下方床板166の後縁部分に当たつて
いる。横方向へ間隔をおかれた平行なブームアン
カープレート170は頂部プレート160から上
方へ伸びまた前部プレート156から前方へ伸び
る。キヤリジフレーム部材155のこの構造は、
通常のトンネル掘進中に遭遇する荷重や酷使に耐
えることを可能にする極めて強靭な構造をもたら
す。
第1A,5及び6図に示すように、キヤリジ2
8はコンベヤの各側部に沿つて配置されたレール
26によりコンベヤ22に沿つてその長手方向へ
運動するように案内されかつ支持される。レール
26とつがうように、キヤリジ28は滑りブロツ
ク172,173を含み、これらの滑りブロツク
はキヤリジのフレーム155の各側部に配置され
かつキヤリジの前部プレート156、下方床板1
66および後部プレート168に例えば溶接によ
り固定された細長いブロツク取付板174の前端
部分および後端部分にそれぞれ取り付けられてい
る。ブロツク取付板174は前記プレート156
の幾分前方へ伸びかつ後部プレート168の幾分
後方に伸びている。第3,5及び6図に示される
ように、各滑りブロツク172,173は、横方
向内方に開放されたC状のスロツト又は開口を含
み、該開口はこれを経て円形のレール26を滑動
可能に受け入れるべく前記滑りブロツクに沿つて
伸びる。各滑りブロツク172、173はまた、
ブロツク取付板174の横方向内方へ向けられた
隣接面に当接する平らなブロツク面を有する。滑
りブロツク172,173はそれらの各ブロツク
取付板174にキヤツプねじ176により締結さ
れており、該キヤツプねじはブロツク取付板17
4の前後両端部分に設けられた孔を経て伸び、滑
りブロツク172,173に設けられたねじ孔に
係合している。キヤリジ28が自由にレール26
上に乗るのを確実にすべく、横方向に間隔をおい
て配置された2対の滑りブロツク172,173
間の平行関係を維持するために、種々の厚さを有
するはさみ金178が滑りブロツク172,17
3とブロツク取付板174との間に選択的に挿入
される。滑りブロツク172,173の同様に形
状付けられた開口に対応するC状の開口を有する
ダストキヤツプ180がキヤリジの前部プレート
156に隣接する滑りブロツク172の前端部お
よびキヤリジの後部プレート168に隣接する滑
りブロツク173の後端部に、キヤツプねじのよ
うな従来の手段によつて、取り付けられている。
ダストキヤツプ18は、該ダストキヤツプと対応
する滑りブロツク172,173との間に缶入り
のワイパーを保持し、これによりダストや他の粒
子を滑りブロツクの滑動前にレール26から除去
する。
第1A及び2図に示すように、予備の前部滑り
ブロツク184が滑りブロツク172の後方にお
いて各ロツド22上に配置されている。これに対
応して、予備の後部滑りブロツク186が各滑り
ブロツク173の後方に配置されている。これら
前部および後部の滑りブロツク184,186
は、それぞれ、いかなる荷重も負わないように、
ブロツク取付板174にゆるく取り付けられてい
る。従つて、予備の滑りブロツク184,186
はブロツク取付板174中に適宜に滑り込ませ、
かつ滑りブロツク172,173の一方もしくは
双方がまもうしたのちに、キヤリジ28をコンベ
ヤ22から取り外すことなく、対応する滑りブロ
ツク172,173を交換するように、ブロツク
取付板174にボルト止めすることができる。
キヤリジ28は、第1A及び1B図に示すよう
な復動液圧シリンダ190のような一対の液圧ジ
ヤツキによりコンベヤ22に沿つて前後に運動さ
せられる。液圧シリンダ190は取付け用のアイ
プレート194にクロスピン192により結合さ
れた後端部分を有し、前記アイプレート194は
第1B図に示すようにレール26の幾分後方の位
置においてコンベヤフレームの側部プレート58
から上向きに伸びている。各液圧シリンダ190
の前方部分すなわちロツド部分は、キヤリジの前
記プレート156の下方部分に設けられた開口を
経て伸び、ナツト196およびロツクナツト19
8からなる締結具と係合する。液圧シリンダ19
0を前部プレート156に連結することにより、
液圧シリンダ190のロツド部分は、切削〓によ
る汚れや損傷から、キヤリジのフレーム155に
密接して重なる部分によつて防護されている。こ
の防護は、液圧シリンダのロツドのような露出し
た滑動機械面の汚れはトンネル機械の摩耗を損傷
の一般的な原因であるので、特に重要である。
第1A,2及び3図を参照するに、細長いブー
ム30が、コンベヤ22の長さ方向へ前後動する
ようにキヤリジ28に取り付けられて示されてい
る。ブーム30は、端板204によつて塞がれた
後部すなわち外側の管状部材200を含み、前記
端板は管状部材200の後端を閉じる。ユニバー
サル部材すなわち横部材206はスイベルプレー
ト208に枢着されており、スイベルプレート2
08は端板204から後方へ間隔をおいて平行に
伸びている。各スイベルプレート208は、第5
図に示すように、球状の軸受210の外側レース
を受入れる開口を有し、軸受210の内側レース
はユニバーサル部材206の対応するアームと係
合する。軸受210はスイベルプレート208間
の非平行性およびユニバーサル部材206を受け
るスイベルプレート208に設けられた開口間の
非整合に適応する。ユニバーサル部材206はキ
ヤリジのフレーム155の上方部分に固定され
た、相互に平行に間隔が置かれたアンカープレー
ト170と係合する。球状の軸受212はユニバ
ーサル部材206のアームの周面とアンカープレ
ート170に設けられて整合する孔の内周面との
間に圧入されており、前記アンカープレート間の
非平行性および前記アンカープレートの孔の非整
合に適応する。従つて、ユニバーサル部材206
はブーム30がユニバーサル部材206のアーム
により規定された、2つの直角に配置された軸線
の回りに同時に揺動するのを許し、これにより掘
削工具32が切羽TFの全面に到達するのを可能
にする。
さらに第1A,2及び3図を参照すると、ブー
ム30は、また、前部すなわち内側の管状部材2
14を含み、該管状部材はブームの外側の管状部
材200中へ相当距離後方へ伸びる。管状部材2
14の後端部分は、第2図に示すように、外側の
管状部材200内に収容された遊星減速歯車組立
体216のキヤリヤアセンブリにボルト止めされ
ている。遊星減速歯車組立体216はブームの管
状部材200内に配置された液圧ギヤモータ21
8の出力軸に結合されている。遊星減速歯車組立
体216は、液圧ギヤモータ218の出力軸の回
転速度より相当低速で、ブームの管状部材214
がその長手方向軸線の回りに回転するのを可能に
する。
さらに第2図を参照するに、ブームの内側部材
すなわち管状部材214の前端部分は間隔をおか
れた一対の軸受220により抗摩擦的に支持され
ており、軸受220は管状部材214の外周面係
合しかつ管状部材200の内径側に形成された肩
部内に着座している。管状部材200の前端部
は、管状部材200の端部にボルト止めされた環
状の内側シール保持具222とリング保持具22
6にボルト止めされた外側シール保持具224と
の間に配置された面シール材(図示せず)によ
り、ブームの管状部材214に関して固く密封さ
れている。前記のシール材は、異物が管状部材2
00内に入り込むのを阻止するばかりでなく、落
下する切削物によつて生じる衝撃に耐える十分な
強度をブーム30に与える。
次に、第1A,2及び3図を参照するに、掘削
具32は、ブームの管状部材214の前端部に固
定的に取り付けられている。掘削具32は平らな
ホープレート28からなり、該ホープレートはシ
ードのエプロン46の上部後方のトンネル床部お
よびコンベヤベルト12上に落下した切断物をさ
らうスクレーパまたはホーとして役立つように、
ブームの管状部材214の前端部に対して横方向
に固定されている。尖つた掘削歯230はホープ
レート228の前面から直角に前方へおよび斜め
に後方へ伸びる。掘削歯230は、切羽で土砂や
岩石を適宜に掘削しまたゆるめる。
第1A,2及び3図に示すように、ブーム31
は液圧シリンダ232から成る一対の液圧ジヤツ
キにより制御されまたキヤリジ28に関しての枢
動のために動力を与えられ、前記液圧ジヤツキは
ブームの管状部材200の前端部分とキヤリジ2
8の前面板156との間に枢着されている。各液
圧シリンダ232の後端部分はボールジヨイント
234に枢着されており、該ボールジヨイントは
第5図に示すアンカープレート170下でキヤリ
ジの前部プレート156の斜め側縁部に溶接され
た取付ブロツク236にボルト止めされている。
これらのボールジヨイントは、液圧シリンダ23
2がキヤリジ28に関して自在に枢動するのを許
す。各液圧シリンダ232の前部すなわちロツド
の端部分237は、管状部材200の前端部分に
取り付けられ、間隔をおいて平行に配置された取
付耳部238間にピン結合されている。クロスピ
ン240は取付耳部238に設けられた整合する
開口およびロツドの端部分237に設けられた開
口を経て伸びる。液圧シリンダ232はそれらの
対応するクロスピン240に関して直角に整合さ
れていないので、球状の軸受は各端部分237と
クロスピン240との間に配置されている。ブー
ムの管状部材200がキヤリジ28に連結されて
いるより下方の位置で液圧シリンダ232をキヤ
リジ28に連結することにより、ブーム30を単
に2つの液圧シリンダ232によつてキヤリジ2
8に関して枢動させることができる。付加的な液
圧シリンダ、リンク機構あるいは高価につくギヤ
モータは、掘削具32と切羽TFで移動させるた
めに、あるいはゆるんだ土砂をコンベヤ22上掘
り出すためには不要である。
第1A,1B及び3図を参照するに、液圧シリ
ンダ232を制御するために、圧液が、電気モー
タ250により作動される液圧ポンプ246,2
48からライン242,244を経て供給され
る。圧液はまたブーム30内に収容されたブーム
のための液圧ギヤモータに動力ユニツト24から
ライン252を経て供給される。しかし、圧液が
ブーム30に達する前に、該圧液はオペレータに
よつて制御される弁254を経て流動し、この弁
254は切羽TFに向つてキヤリジ28の左側に
取り付けられた、オペレータの座席256の前部
に設けられている。
トンネル掘削に本発明を利用するために、竪坑
が先ず所望のトンネル発進深さまで地盤に掘削さ
れる。次いで、推進可能のシールド20が竪坑に
降ろされ、トンネルの推進方向へ向けられる。反
力体として垂直ホーの後側を使用して、シールド
の前部セクシヨン34及び中間セクシヨン36が
ラム48により推進され、一方切羽は人力で又は
携帯可能の掘削装置により掘削される。いつたん
シールド20がトンネル掘進軸線上に配置される
と、動力ユニツト24がシールドの後側へ竪坑中
を下降される。次に、キヤリジ28およびブーム
30を備えるコンベヤ22が先端部の最初の下降
を経て所定位置に降ろされる。コンベヤ22の前
端部分は、次いで、ソケツト100およびリンク
88を経てシールド20に連結され、又コンベヤ
の後端部分はクロスピン146により動力ユニツ
トに連結される。最後に、動力ユニツト24、ブ
ーム30およびコンベヤ22を結ぶ圧液ホースが
接続される。
前記の構成によれば、従来のシールドトンネル
機械におけるとは相違して、シールドが地中に配
置された後は、トンネル内にわずかな組立体を要
するに過ぎない。従つて、実際の掘削を直ちにか
つ従来機械より少経費で会費で開始することがで
きるばかりでなく、機械のほとんどが坑内ではな
く工場に組立てられるので、誤組立の問題がほと
んど除去される。コンベヤ22の前端部分で所定
位置にあるキヤリジにより、本発明のトンネル機
械でトンネルを実際に掘削すべく該トンネル機械
を作動させるために、ブーム30がキヤリジ28
の周りに枢特され、これにより掘削具230がト
ンネル床部に落下することになる土砂や岩石を切
羽TFで掘削しあるいはゆるめることができる。
同時に、ラム48は、シールドの前部セクシヨン
34および中間セクシヨン36を切羽TFへ向け
て前方へ押すように伸長する。十分な量の〓が切
羽TFの底部に集められた後、掘削具のホープレ
ート228が〓をエプロン46に、そしてコンベ
ヤのベルト62に移す。これは、ブーム30を下
降させ、次いでキヤリジ28をコンベヤ22に沿
つて後方へ引込めることによつて行なわれる。そ
の後、ブーム30は持上げられ、キヤリジ28は
前方へ伸び、その結果掘削具32は〓をコンベヤ
22上に引き込むことができる。〓はベルト62
によりコンベヤ22を経て後方上向きに運ばれ、
次いでコンベヤ22の後端部分の下側に位置して
待ち構えた〓車152中に落下させる。トンネル
開削地盤が自立性のないゆるい地質から成る場
合、切羽TFは、該切羽のための支持面を形成す
べく、シールドの前部セクシヨン34の上方部分
を閉塞する胸扉40を伸ばすことにより、崩落か
ら免れることができる。
ラム48が伸びきると、該ラムは引込められて
後部セクシヨン38を前方へ引き、これにより付
加的な胴リブ52および外皮部材54をシールド
の後部セクシヨン38内で組み立てることができ
る。
コンベヤ22の前端部分が第2図に示すように
〓で詰まつた場合、コンベヤ22、キヤリジ28
およびブーム30の全体を、単にリンク88の後
端部でクロスピン96を取り外すことにより、シ
ールド20に関して後方へ引込め、次いで掘削具
32をキヤリジの液圧シリンダ190の伸長によ
つて切羽TFに対して押し付け、これによりコン
ベヤのフレーム56を枢動ブロツク104上を滑
動させる。コンベヤ22が引込められると、エプ
ロン46の背後域には、作業者がそこにある〓を
取り除くために容易に接近することができる。そ
の後、コンベヤ22は、切羽TFに掘削具32を
据えるか又はシールドの前部セクシヨン34の先
端部上のホープレート228を捉えることによ
り、次いでキヤリジの復動型液圧シリンダ190
を引込めることにより、前方へ滑動させることが
できる。最後に、リンク88が簡単にアイプレー
ト90に再結合される。
さらに、コンベヤ22は、例えば、切羽TFで
の爆破中にコンベヤ22の前端部が損傷を受ける
のを防ぐために、又はシールド20の修理時に該
シールド内により大きい空間を得るために、シー
ルドの後方へ相当距離引込めることができる。前
記の場合、クロスピン96が先ずリンク88から
取り外される。次いで、コンベヤ22がまず切羽
TFに対して押すように掘削具32を使用するこ
とにより後方へ移動され、その後、動力牽引ユニ
ツト(図示せず)または他の装置がコンベヤ22
と共に後方へ動力ユニツト28を引くように該動
力ユニツトに留められる。これに代え、コンベヤ
22の全後退は、引き込みユニツトのみを使用す
ることにより行うことができる。レール154ま
たは同様な支持構造上にのる轆車(図示せず)
を、コンベヤのフレーム56が枢動ブロツク10
4の後方へ滑動した後、コンベヤ22を支持すべ
く該コンベヤの前端部の下に置いてもよい。コン
ベヤ22は単に前記したとは逆の手順を行うこと
によりシールド20と適宜に再結合することがで
きる。
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