JP2998256B2 - 用紙積載装置 - Google Patents

用紙積載装置

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JP2998256B2
JP2998256B2 JP3073943A JP7394391A JP2998256B2 JP 2998256 B2 JP2998256 B2 JP 2998256B2 JP 3073943 A JP3073943 A JP 3073943A JP 7394391 A JP7394391 A JP 7394391A JP 2998256 B2 JP2998256 B2 JP 2998256B2
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乙矢 小杉山
真 鹿田
英昭 渡部
和秀 工藤
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばプリンタ・複写
機等の画像形成装置など用紙出力装置において用紙排出
部から排出される用紙(紙に限らず、プラスチックシー
ト、金属箔なども含む)を排紙トレイ(排紙台)上に受
けて積載収容する用紙積載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】便宜上、図7に示したプリンタを例にし
て説明する。本例のプリンタは電子写真プロセス利用の
転写式・熱ローラ定着式のレーザープリンタである。1
はプリンタ本体機筺、2は回転ドラム型の電子写真感光
体であり、矢示の時計方向に所定の周速度(プロセスス
ピード)をもって回転駆動され、その回転過程で帯電器
3による所定の極性・電位の一次帯電処理、レーザース
キャナ4による画像情報走査露光L(4aはレーザー反
射ミラー)、現像装置5による現像処理を受けることで
感光体周面に目的の画像情報に対応したトナー像が形成
される。
【0003】一方、給紙カセット9内から給紙ローラ1
0と不図示の分離爪等の分離部材とにより収容記録紙S
が1枚分離給送され、レジストローラ対11により感光
体2の回転と同期どりされて感光体2と転写ローラ6と
の圧接ニップ部(転写部)nに供給されることで、該記
録紙Sに感光体2側のトナー像が順次に転写されてい
く。
【0004】転写部nを通った記録紙Sは感光体2から
分離されて定着装置12へ導入されトナー像の定着を受
ける。トナー像転写後の感光体2はクリーニング装置7
で転写残りトナー等の残留物の除去を受けて清掃され繰
り返して作像に供される。
【0005】定着装置12は本例のものは熱ローラ定着
式であり、熱源としてハロゲンヒータ12cを内装した
アルミニウム製の定着ローラ12aと、この定着ローラ
の下側に圧接させたゴム製の加圧ローラ12bとからな
る。定着ローラ12aは所定の定着温度に温調制御さ
れ、該定着ローラ12aと加圧ローラ12bとの圧接ニ
ップ部に記録紙をトナー像面を定着ローラ12a側にし
て導入し通過させることでトナー像が熱と圧力で記録紙
面に永久固着像として定着処理される。
【0006】定着装置12を通った記録紙は、排紙ロー
ラ対13→実線示の第1切換え姿勢にあるフラッパ14
の上面側→Uターンシートパス15→排出ローラ16の
経路を通ってプリンタ上面の第1排紙トレイ(フェース
ダウン排紙トレイ)18に画像面下向き(フェースダウ
ン)で排出積載される。
【0007】または、給紙カセット9側とは反対側のプ
リンタ背面側にヒンジ軸20を中心に回動自由に設けて
あり、常時は実線示のようにたて起こしてたたみ込み格
納した第2排紙トレイ(フェースアップ排紙トレイ)1
9を2点鎖線示のようにほぼ水平に倒して開き状態にし
たときは、その開きに連動してフラッパ14が破線示の
第2切換え姿勢に変換され、定着装置12を通った記録
紙は排紙ローラ対13→フラッパ14の下面側の経路を
通って直線的に搬送されて該第2排紙トレイ19上に画
像面上向き(フェースアップ)で排出積載される。
【0008】ところで、転写部nでトナー像転写を受け
て定着装置12へ導入された記録紙Sは定着ローラ12
aと加圧ローラ12bのニップ部を通ることで例えば1
50〜180℃の温度と7kg程度の圧力が加えられる
ため、記録紙が紙類であるときは図8に示したように定
着ローラ12aと加圧ローラ12bによって作られるニ
ッブNの形状に沿って矢印A方向にカール(画像面側が
凹)が発生しやすい。このように定着装置12を通るこ
とで発生した記録紙Sのカールは、記録紙が第1排紙ト
レイ18へ排出される場合には、カール方向と同方向に
湾曲したUターンシートパス15を通ることでさらに大
きくカールすることになる。そこで排出ローラ16の下
面側にカール取りコロ17・17を押圧配設して記録紙
をカール方向とは逆方向に曲げ力を与えながら排出させ
ることでカールを減少させて第1排紙トレイ18上に排
出積載させている。
【0009】記録紙が第2排紙トレイ19へ排出される
場合には、第2切換え姿勢のフラッパ14の下面に接し
てカール方向とは逆方向へやや曲げられながら第2排紙
トレイ19へ排出搬送されることでカール取り作用を受
けてほとんどカールのない状態で排出積載される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】記録紙が紙類であると
きは上記のような手段構成でカール取り処置が可能であ
るが、記録紙が例えばOHP用紙(プラスチックシー
ト)であった場合にはそのような手段によるカール取り
効果はほとんどない。
【0011】即ち、紙類に一旦発生したカールはカール
のついている方向と逆の方向に用紙を湾曲させることで
カールを小さくすることができるが、OHP用紙の場合
はそれに一旦発生したカールをとるには平面状態に加圧
又は押えつけた状態にして且つある程度温度を加えない
とカールを小さくすることはできない。実験結果によれ
ば、OHP用紙のカールは温度が55〜70℃のときの
用紙形状で決まり、70℃以上ではOHP用紙に十分な
柔軟性があり、55℃以下では硬くなり、どちらの温度
状態で屈曲が与えられてもカールが残る状態は発生せず
また変化もしない。
【0012】前述図7例のプリンタにおいて、記録紙S
としてOHP用紙を用いた場合を説明する。このプリン
タは定着温度が180℃であり、定着装置12に導入さ
れて通過したOHP用紙を第1排紙トレイ18へ排出さ
せるものとすると、定着装置12を出たOHP用紙は次
の排紙ローラ対13付近を通過中のときは約80℃の温
度状態にあり、排出ローラ16付近を通過中や排出ロー
ラ16を出た直後時のときは約60℃であり、従ってO
HP用紙は定着装置12→排紙ローラ対13→フラッパ
14の上面側→Uターンシートパス15→排出ローラ1
6へ至るまでの間に屈曲を受けても柔軟性があるからそ
の屈曲によるカールは発生しないが、排出ローラ16か
ら第1排紙トレイ18上に排出されるときの排出ローラ
16と第1排紙トレイ18との落差Hのために、排出ロ
ーラ16を出た直後時にOHP用紙はその直後時に保有
している柔軟性と自重により垂れ下り屈曲を生じると共
に外気や第1排紙トレイ18との接触による冷却で55
℃以下に急速に温度が下り硬化する。その結果図9に示
したように上記の垂れ下れ屈曲状態が固定化されてしま
い排出OHP用紙Sに大きなカールが発生した状態とな
る。
【0013】上記のようなカールが付いて硬化状態とな
っているOHP用紙は紙類と違いカールとは反対方向に
単に湾曲処理してもカールを容易には除去できず、カー
ルした状態ではプロジェクタでスクリーンに画像投影し
たときピントがぼけ、特に10mm以上カールしている
ときは使用することができない。
【0014】一般にプリンタはページ順に排出積載でき
る第1排紙トレイ(フェースダウン排紙トレイ)の方が
多く使用されるため、積載容量を大きくするべく排出ロ
ーラ16と該第1排紙トレイ18との落差Hは大きく設
計されるから、OHP用紙をフェースダウン排紙モード
で排出させるときに該OHP用紙にカールが発生するこ
とが多い。
【0015】一方、前述例のプリンタにおいてOHP用
紙を第2排紙トレイ19を用いてフェースアップ排紙モ
ードで排出させたときは該第2排紙トレイ19に排出さ
れるときのOHP用紙の温度は70〜80℃の状態にあ
り十分に柔軟性を有してかつ該トレイ19上に直線的に
排出搬送されて平らなトレイ面に受けられた状態にて即
ち平らな状態にて外気やトレイで冷却されてそのまま硬
化していくので出力されたOHP用紙にはカールが発生
しない。そこでOHP用紙の出力はプリンタに上記のよ
うなフェースアップ排紙用の第2排紙トレイ19を具備
させ、該トレイにフェースアップモードで排出させる必
要があり、プリンタの設置スペースを大きくしなければ
ならなかった。またフェースアップ排紙のための部材を
取り付けるためプリンタのコストも高くなっていた。さ
らにフェースアップ排紙はプリンタ本体の背面側である
ため操作性も悪いという問題もあった。
【0016】そこで本発明は例えばOHP用紙のように
用紙排出部から排紙トレイへ排出搬送される間にカール
を発生しやすい用紙をカールを発生させることなく排出
させることが出来るように工夫した用紙積載装置を提供
することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする用紙積載装置である。
【0018】(1)用紙排出部から排出される用紙を
トレイ上に受けて積載収容する用紙積載装置におい
て、排紙トレイの用紙排出搬送方向上流側を前辺側、下
流側を後辺側としたとき、排紙トレイを後辺側部の支持
部を中心に上下揺動自由に支持させて配設し、 該排紙ト
レイを常時押し上げ付勢するバネ部材と、 該排紙トレイ
をバネ部材に抗して押し下げて用紙排出部から排紙トレ
イの前辺側部までの落差を所定に大きくした第1姿勢状
態にバネ部材に抗して保持するとともにその保持を解除
可能な保持・解除部材と、 第1姿勢状態の保持が解除さ
れてバネ部材により持ち上げられた排紙トレイを用紙排
出部から排紙トレイの前辺側部までの落差を第1姿勢状
態時の落差よりも所定に小さくした第2姿勢状態に受け
止める部材と を具備させたことを特徴とする用紙積載装
置。
【0019】(2)用紙排出部から排出される用紙を排
紙トレイ上に受けて積載収容する用紙積載装置におい
て、排紙トレイを用紙排出搬送方向中間部の支持部を中
心にシーソー回動自由に支持させて配設し、該排紙トレ
イを、用紙排出搬送方向下流側に上り傾斜面となるよう
に回動させて用紙排出部と排紙トレイとの落差を所定に
大きくした第1姿勢状態と、用紙排出搬送方向下流側に
下り傾斜となるように回動させて用紙排出部と排紙トレ
イとの落差を第1姿勢状態時の落差よりも所定に小さく
した第2姿勢状態とに転換し、その排紙トレイの第1姿
勢状態または第2姿勢状態を保持させて使用することを
特徴とする用紙積載装置。(3) 用紙排出部から排出される用紙を排紙トレイ上に
受けて積載収容する用紙積載装置において、排紙トレイ
の用紙排出搬送方向上流側を前辺側、下流側を後辺側と
したとき、排紙トレイは、用紙排出搬送方向下流側に上
り傾斜面とした用紙積載装置の傾斜面部に対して前辺側
部を起倒回動自在のリンク部材を介して連結して配設
し、リンク部材を倒れ込み回動させて排紙トレイを用紙
積載装置の傾斜面部に引き倒し状態になすことで用紙排
出部と排紙トレイとの落差を所定に大きくした第1姿勢
状態と、リンク部材を起こし回動させて排紙トレイの前
辺側部を持ち上げた状態になすことで用紙排出部と排紙
トレイとの落差を第1姿勢状態時の落差よりも所定に小
さくした第2姿勢状態とに転換して使用することを特徴
とする用紙積載装置。
【0020】
【作用】紙類の用紙の排出積載の場合には、排紙トレイ
用紙排出部と排紙トレイとの間の落差を高くした第1
姿勢状態に変更して用紙を出力させることで、前述例の
プリンタについていえば従来と同様に多量の用紙をフェ
ースダウン排紙モードで排出積載させることができる。
【0021】またOHP用紙のように用紙排出部から排
紙トレイへ排出搬送される間にカールを生じやすい用紙
の排出積載の場合には、排紙トレイを用紙排出部と排紙
トレイとの間の落差を低くした第2姿勢状態に変更して
用紙を出力さることで、前述の大きい落差に起因する用
紙カールの発生、即ちOHP用紙が排出されるとき外気
により急激に冷却されつつ大きい落差で下方に湾曲して
排出されその湾曲が固定化されることによるカールの発
生がなくなり、前述例のプリンタについていえばOHP
用紙などもカールの問題なくフェースダウン排紙モード
で排出積載させることが可能となり、別途専用のフェー
スアップ排紙トレイの必要性を除去できる。
【0022】
【実施例】<実施例1>(図1) 図1において、16・17は前述図7のプリンタのフェ
ースダウン排紙のための用紙排出ローラ(用紙排出部)
とカール取りコロである。
【0023】21はこの用紙排出ローラ16から排出さ
れる用紙を受けるフェースダウン排紙トレイである。こ
の排紙トレイ21はプリンタ本体機筺の上カバー22に
形成した凹所23において、後辺側(用紙排出搬送方向
下流側)ヒンジ軸24を中心に上下揺動自由に支持さ
せてあり、排紙トレイ21の前辺側(用紙排出搬送方向
上流側)はそのトレイ前辺に前方へ突出させて設けた凸
片25を前記凹所23の前面壁板26に設けた縦スリッ
ト穴27に係合させてあり、排紙トレイ21の前記ヒン
ジ軸24を中心とする上下揺動範囲は前記縦スリット穴
27の上端27aと下端27bとの間に規制される。
【0024】28は凹所23の底面のほぼ中央部と排紙
トレイ21の裏面のほぼ中央部とに対向させて設けたバ
ネ止め突起29・30間に位置決め保持させて縮設した
排紙トレイ押し上げバネである。
【0025】31・32は凹所23の底面の前辺側と排
紙トレイ21の前辺側裏面とに対向させて設けたラッチ
とラッチレバーである。
【0026】排紙トレイ21の上面を押して該トレイ2
1をバネ28に抗してヒンジ軸24を中心に凹所23内
へ実線示のように十分に前下りに押し下げるとラッチレ
バ−32がラッチ31に係合して該トレイ21の前下り
押し下げ姿勢がバネ28の押し上げ力に抗して保持され
る。この排紙トレイ21の前下り姿勢を第1姿勢とす
る。この第1姿勢状態においては用紙排出ローラ16か
ら排紙トレイ21の前辺部までの落差H1は大きい。
【0027】この排紙トレイ21の第1姿勢状態におい
て排紙トレイ21の上面を押して該トレイを少し押し下
げ動するとラッチレバー32とラッチ31との係合が開
放され、排紙トレイ21はバネ28の押し上げ力により
ヒンジ軸24を中心に、排紙トレイ21の前辺側凸片2
5が縦スリット穴27の上端27aに達して受け止めら
れるまで上昇回動して2点鎖線示のほぼ水平姿勢を第2
姿勢とする。この第2姿勢状態においては用紙排出ロー
ラ16から排紙トレイ21の前辺部までの落差H2は小
さい。
【0028】而して、排出用紙が紙類である場合には、
排紙トレイ21を前記実線示の前下り姿勢の第1姿勢に
変換して使用する。その排出用紙はカール取りコロ17
・17によってカール除去作用を受け、落差H1が大き
くとも該第1姿勢の排紙トレイ21上に実質的にカール
の発生なくフェースダウン排紙で積載されていく。落差
H1が大きいから多数枚の積載も可能である。
【0029】排出用紙がOHP用紙である場合には排紙
トレイ21を前記2点鎖線示のほぼ水平の上昇回動姿勢
の第2姿勢に変換して使用する。この状態では落差H2
が小さいため排出ローラ16から出たOHP用紙はフェ
ースダウンで排紙トレイ21上に直線的に搬送されて冷
却降温して平面状態で硬化するからカールの発生が防止
される。
【0030】また本実施例ではOHP用紙の排紙トレイ
21上への排出積載枚数が増加するとその排出積載OH
P用紙の重さによって排紙トレイ21がバネ28を押し
縮めながら徐々に下降動していくので、最終的には落差
H1まで多数枚のOHP用紙の積載が可能である。
【0031】<参考例1>(図2)本例 は前記実施例1において排紙トレイ21を切換えレ
バー33の操作により前下りの第1姿勢とほぼ水平の第
2姿勢とに交互変換できるようにしたものである。
【0032】34は凹所23の底面のほぼ中央部と排紙
トレイ21の裏面のほぼ中央部とに設けたバネ掛け35
・36間に張設した排紙トレイ引き下げバネであり、排
紙トレイ21はこのバネ34によりヒンジ軸24を中心
に常時前下りの第1姿勢に回動付勢される。
【0033】切換えレバー33は軸37を中心に該レバ
ーと一体の把手部33Aにより時計方向・反時計方向に
回動操作自由である。切換えレバー33を第1ストッパ
38に受止められるまで時計方向に回動操作すると、切
換えレバー33は排紙トレイ21とは無縁の状態とな
り、排紙トレイ21が引っ張りバネ34によりヒンジ軸
24を中心に実線示の前下りの第1姿勢に変換保持され
る。紙類の用紙の排出積載は排紙トレイ21をこの第1
姿勢に変換して使用する。
【0034】切換えレバー33を第2ストッパ39に受
止められるまで反時計方向に回動操作すると切換えレバ
ー33の上端部33Bが排紙トレイ裏面に設けたカム4
0に当接して排紙トレイ21が引っ張りバネ34に抗し
てヒンジ軸24を中心に上昇回動されて、最終的には2
点鎖線示のほぼ水平に上昇回動した第2姿勢に変換保持
される。OHP用紙の排出積載は排紙トレイ21をこの
第2姿勢に変換して使用する。
【0035】<参考例2>(図3)本例 は排紙トレイ21をプリンタ本体機筺の略水平の上
カバー22の上に載置して使用する傾斜板としたもので
ある。
【0036】紙類の用紙の排出積載のときは該排紙トレ
イ21を上カバー22の上に実線示のように前下りの傾
斜姿勢(第1姿勢)にして載置セットして用紙を排出積
載する。
【0037】OHP用紙の排出積載のときは該排紙トレ
イ21を前後反転させて上カバー22の上に2点鎖線示
の後下り姿勢(第2姿勢)にして載置セットする。この
状態においては用紙排出ローラ16と排紙トレイ21と
の落差H2が小さく、排出ローラ16から出たOHP用
紙は排紙トレイ21上に直線的に搬送されてカールの発
生が防止される。
【0038】本例のものは排紙トレイ21の向きを前後
反転して置き換えるという単純な構成・操作だけで排出
ローラ16との落差を高低変換でき、部品点数が少なく
低コストである。
【0039】<実施例2>(図4・図5) 本実施例は排紙トレイ21の両側辺のほぼ中央部に下方
折曲げ片21a・21aを形成し、その両折曲げ片21
a・21aに設けた支軸21b・21bをプリンタ本体
機筺の上カバー22の左右側壁板22a・22a側に形
成した軸受穴22b・22bに軸受させることで排紙ト
レイ21を支軸21b・21bを中心にシーソー回動揺
動自由に支持させてある。また折曲げ片21a・21a
先端側外面には半球凸部(ボス)21c・21cを設
け、上カバー22の側壁板22a・22a側にはその半
球凸部21c・21cに対応する上下2つの凸部嵌り穴
(ロック穴)22c・22d、22c・22dを設け
る。
【0040】排紙トレイ21の後辺側の把手部21dを
つまんで排紙トレイ21を支軸21b・21bを中心に
折曲げ片21a・21aの弾性抵抗に抗して反時計方向
に、半球凸部21c・21cが上側の嵌り穴22c・2
2cに嵌合して係止するまで回動操作する。これにより
排紙トレイ21は図4の実線示のように前下りの第1姿
勢に保持される。紙類の用紙の排出積載のときは排紙ト
レイ21を該第1姿勢に変換して用紙を排出積載させ
る。
【0041】トレイ21を上記とは逆に時計方向に、半
球凸部21c・21cが下側の嵌り穴22d・22dに
嵌合して係止するまで回動操作すると排紙トレイ21は
図4の2点鎖線示のように後下りの第2姿勢に変換保持
される。OHP用紙の排出積載のときは排紙トレイ21
を該第2姿勢に変換して用紙を排出積載させる。
【0042】本実施例のものは、排紙トレイを支軸21
b・21bを中心に回動操作するという単純な操作で排
出ローラ16との落差を大きくした第1姿勢と、小さく
した第2姿勢とに変換することができ、非常に操作性が
優れている。
【0043】<実施例3>(図6) 本実施例は、プリンタ本体機筺の前下りにした上カバー
22の前辺側と排紙トレイ21の前辺側とをリンク板2
1Aで連結して、リンク板21Aを倒れ込み回動させて
排紙トレイ21を実線示のように前下り上カバー22の
上面に引き倒して前下り姿勢(第1姿勢)とした状態
と、リンク板21Aを起こし回動させて排紙トレイ21
を2点鎖線示のように前下り上カバー22からほぼ水平
姿勢(第2姿勢)に浮上させた状態に変換自在としたも
のである。
【0044】21e・21fはリンク板21Aの回動中
心軸、21gは排紙トレイ21の後辺側の裏面に下方に
突出させて設けたロック突子である。ロック突子21g
を上カバー22側に設けた第1溝22eに係合させるこ
とで排紙トレイ21の第1姿勢が保持され、ロック突子
21gを第2溝22fに係合させることで第2姿勢が保
持される。
【0045】紙類の用紙の排出積載のときは排紙トレイ
21を第1姿勢に変換して、OHP用紙の排出積載のと
きは第2姿勢に変換して使用する。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、排出用紙
が例えばOHP用紙などの場合でも、排紙トレイを用紙
排出部との間の落差を低くした状態に変換することで、
カールを発生させることなく排出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の装置の構成略図
【図2】 参考例1の装置の構成略図
【図3】 参考例2の装置の構成略図
【図4】 実施例2の装置の構成略図
【図5】 同 分解斜視図
【図6】 実施例3の装置の構成略図
【図7】 プリンタの一例の構成略図
【図8】 定着ローラと加圧ローラとの間を通ることに
よる用紙のカール発生の説明図
【図9】 フェースダウン排紙トレイに排出されるOH
P用紙についてのカール発生説明図
【符号の説明】 16 用紙排出ローラ(用紙排出部) 17 カール取り用コロ 21 排紙トレイ(フェースダウン排紙トレイ) H・H1・H2 用紙排出ローラから排紙トレイまでの
落差
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 工藤 和秀 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−150671(JP,A) 実開 昭64−56449(JP,U) 実開 昭62−181558(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 31/00 - 31/40

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙排出部から排出される用紙を排紙ト
    レイ上に受けて積載収容する用紙積載装置において、 排紙トレイの用紙排出搬送方向上流側を前辺側、下流側
    を後辺側としたとき、排紙トレイを後辺側部の支持部を
    中心に上下揺動自由に支持させて配設し、 該排紙トレイを常時押し上げ付勢するバネ部材と、 該排紙トレイをバネ部材に抗して押し下げて用紙排出部
    から排紙トレイの前辺側部までの落差を所定に大きくし
    た第1姿勢状態にバネ部材に抗して保持するとともにそ
    の保持を解除可能な保持・解除部材と、 第1姿勢状態の保持が解除されてバネ部材により持ち上
    げられた排紙トレイを用紙排出部から排紙トレイの前辺
    側部までの落差を第1姿勢状態時の落差よりも所定に小
    さくした第2姿勢状態に受け止める部材とを具備させた
    ことを特徴とする用紙積載装置。
  2. 【請求項2】 用紙排出部から排出される用紙を排紙ト
    レイ上に受けて積載収容する用紙積載装置において、 排紙トレイを用紙排出搬送方向中間部の支持部を中心に
    シーソー回動自由に支持させて配設し、 該排紙トレイを、用紙排出搬送方向下流側に上り傾斜面
    となるように回動させて用紙排出部と排紙トレイとの落
    差を所定に大きくした第1姿勢状態と、用紙排出搬送方
    向下流側に下り傾斜となるように回動させて用紙排出部
    と排紙トレイとの落差を第1姿勢状態時の落差よりも所
    定に小さくした第2姿勢状態とに転換し、その排紙トレ
    イの第1姿勢状態または第2姿勢状態を保持させて使用
    することを特徴とする用紙積載装置。
  3. 【請求項3】 用紙排出部から排出される用紙を排紙ト
    レイ上に受けて積載収容する用紙積載装置において、 排紙トレイの用紙排出搬送方向上流側を前辺側、下流側
    を後辺側としたとき、排紙トレイは、用紙排出搬送方向
    下流側に上り傾斜面とした用紙積載装置の傾斜面部に対
    して前辺側部を起倒回動自在のリンク部材を介して連結
    して配設し、 リンク部材を倒れ込み回動させて排紙トレイを用紙積載
    装置の傾斜面部に引き倒し状態になすことで用紙排出部
    と排紙トレイとの落差を所定に大きくした第1姿勢状態
    と、リンク部材を起こし回動させて排紙トレイの前辺側
    部を持ち上げた状態になすことで用紙排出部と排紙トレ
    イとの落差を第1姿勢状態時の落差よりも所定に小さく
    した第2姿勢状態とに転換して使用することを特徴とす
    る用紙積載装置。
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