JP2996716B2 - いちょう葉抽出物を取得する方法 - Google Patents
いちょう葉抽出物を取得する方法Info
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Description
本発明はいちょう葉より高濃度の有効成分を含有する
いちょう葉抽出を取得する方法に係り、特にフラボング
リコシドを20%以上含有する薬効の高い、いちょう葉抽
出物の食品衛生法安全で高収率な取得方法に関する。
いちょう葉抽出を取得する方法に係り、特にフラボング
リコシドを20%以上含有する薬効の高い、いちょう葉抽
出物の食品衛生法安全で高収率な取得方法に関する。
いちょうの青葉より抽出されたエキス、特にフラボン
グリコジドを多量に含有するものが、血管拡張、血流の
増大、脳動脈や末梢血流の改善、老人ボケ、高血圧、レ
イノー病、糖尿病性血管障害、などの予防や治療に、ド
イツ、フランスにおいて広く使用されている。 フラボノイド及びその配糖体の含有が24%前後でギン
コライド(テルペンラクトンの一種で抗体炎傷作用など
がある)をできるだけ多量に含有し、余分な脂肪成分
や、皮膚刺激性を有するビロボール等の有害成分を含ま
ない。この様なエキスが望まれている。 従来、これらの要件を満たすいちょう葉エキスの製造
方法が種々提案されている(例えば特公昭49−27323、
特開平1−199989、特開平1−259626、特開平2−1939
07)。 しかしながら、これらの方法には下記のごとき問題が
ある。 1.エチルアルコール以外のメチルエチルケトン(ME
K)、トルエン、ヘキサン、四塩化炭素、ブタン等の有
機溶媒が抽出溶媒又は精製用溶媒として使用されてい
る。 そのため、得られた抽出エキスは食品としての使用
は認可されない。 抽出エキス中に有害な溶媒が残存する恐れがある。 作業者が製造中に、有害な有機溶媒を吸入する恐れが
ある等労働安全衛生の面からも問題がある。 2.精製に硫酸アンモニウム、酢酸鉛などの有害物を使用
している。 3.また要求される操作が複雑及び多数であるため、収
率が低下することのほか、最終精製物の質の再現性が
悪くなる。 4.抽出溶媒のエタノール濃度が低く過ぎるため、収率が
悪く経済上、実用価値がなかった。
グリコジドを多量に含有するものが、血管拡張、血流の
増大、脳動脈や末梢血流の改善、老人ボケ、高血圧、レ
イノー病、糖尿病性血管障害、などの予防や治療に、ド
イツ、フランスにおいて広く使用されている。 フラボノイド及びその配糖体の含有が24%前後でギン
コライド(テルペンラクトンの一種で抗体炎傷作用など
がある)をできるだけ多量に含有し、余分な脂肪成分
や、皮膚刺激性を有するビロボール等の有害成分を含ま
ない。この様なエキスが望まれている。 従来、これらの要件を満たすいちょう葉エキスの製造
方法が種々提案されている(例えば特公昭49−27323、
特開平1−199989、特開平1−259626、特開平2−1939
07)。 しかしながら、これらの方法には下記のごとき問題が
ある。 1.エチルアルコール以外のメチルエチルケトン(ME
K)、トルエン、ヘキサン、四塩化炭素、ブタン等の有
機溶媒が抽出溶媒又は精製用溶媒として使用されてい
る。 そのため、得られた抽出エキスは食品としての使用
は認可されない。 抽出エキス中に有害な溶媒が残存する恐れがある。 作業者が製造中に、有害な有機溶媒を吸入する恐れが
ある等労働安全衛生の面からも問題がある。 2.精製に硫酸アンモニウム、酢酸鉛などの有害物を使用
している。 3.また要求される操作が複雑及び多数であるため、収
率が低下することのほか、最終精製物の質の再現性が
悪くなる。 4.抽出溶媒のエタノール濃度が低く過ぎるため、収率が
悪く経済上、実用価値がなかった。
本発明者は上記課題を解決すべく鋭意研究をすすめた
結果、食品で使用可能なエタノールのみを用い、できる
だけ単純で、かつ高収率で、しかも高品質ないちょう葉
抽出物を得る方法を開発した。 すなわち、本発明は(1)下記〜の操作を順次行
うことにより、フラボングリコシド20%以上を含有する
いちょう葉抽出物を取得する方法。 乾燥いちょう葉を温時40〜80%のエタノールを含む水
溶液で抽出する操作、 前記で得られた抽出液を1/2容量以下まで濃縮し、
冷却後ろ過する操作、 前記で得られた液を無置換基型多孔性樹脂に接触
させていちょう葉エキスを吸着させた後、該多孔性樹脂
を水洗いし、次いで該水洗された多孔性樹脂に60%以上
のエタノールを含む水溶液を接触させていちょう葉エキ
スを脱着するか、又は該水洗された多孔性樹脂に10〜40
%のエタノールを含む水溶液を、続いて60%以上のエタ
ノールを含む水溶液を接触させていちょう葉エキスを逐
次脱着する操作、 前記の脱着操作により得られた溶出液を濃縮乾固し
て、いちょう葉フラボングリコシド20%以上を含有する
抽出物を得る操作。 及び、(2)前項記載の〜の操作で得られた、い
ちょう葉エキスを含有するエタノール水溶液へ水溶性高
分子又は/及びポリグリセリン脂肪酸エステルを加え、
次いでこれを乾燥することにより水分散性の良好ないち
ょう葉抽出物を取得する方法である。 より詳しく説明すると、いちょうの青葉を乾燥、粗砕
し、40〜80%好ましくは50〜70%のエタノール含有水溶
液で、温時抽出し、次いでいちょう葉を取り除いた本抽
出液をその1/2容量以下に濃縮し、放冷する、この時折
出する不要な脂溶性成分はろ過して除く。またこの時サ
リチル酸誘導体等も除かれる。 この液を無置換基型多孔性樹脂(無置換基型合成吸
着剤)、例えばHP−20(三菱化成株式会社製)を充填し
たカラムに供給し、いちょう葉抽出物を吸着させ、次い
でこの多孔性樹脂を水洗した後、これに60%以上、好ま
しくは70%のエタノールを含有する水溶液を供給するこ
とにより吸着抽出物を溶出・脱着する。また、10〜40%
のエタノールを含有する水溶液で更に洗浄し、60%以上
のエタノールを含有する水溶液で脱着することにより、
より高濃度にフラボン配糖体を含有する抽出物(エキ
ス)を得ることができる。 この各々のエタノール含有水溶液は、有効成分である
フラボノイド類(配糖体を含む)及びギンコライド等の
テルペンラクトン類を高濃度に含有し、そのまま濃縮乾
固して本目的のいちょう葉抽出物を得ることができる。 得られたいちょう葉抽出物は高速液体クロマトグラフ
ィーにより分析され、フラボングリコシドを20%以上含
有し、一定の条件下の分析に於いて、欧州の医薬品の示
す複雑なチャートパターンと一致するものが得られる。
その他ギンコライドを5%以上含み、サリチル酸誘導体
の含有量は0.1%以下である。 また本工程中カラムクロマトよりエキスの有効成分の
脱着に使用されたエタノール含有水溶液中ヘアラビアガ
ム、アルギン酸ナトリウム等の水溶性高分子又は/及び
ポリグリセリン脂肪酸エステルを添加溶解し、次いで噴
霧乾燥等で溶媒を除去することにより、水分散性の良好
ないちょう葉エキス粉末を容易に得ることができる。 前記したフラボングリコシドを20%以上及びギンコラ
イドを5%以上含有するいちょう葉エキスは水に難溶
で、食品へ利用する時大変使いづらく、体内では胃腸内
でミセル化しないため吸収が一般に悪いなど問題があっ
た。本発明の製造工程中に水溶性高分子又はポリグリセ
リン脂肪酸エステルを添加する操作を付加するだけで、
これらの問題を容易に解決できる。 以上のごとく本発明方法によれば、エタノール以外、
他の有害な有機溶媒を使用することなく、単純な工程
で、高純度ないちょう葉エキスを高収率で再現性良く取
得することができる。
結果、食品で使用可能なエタノールのみを用い、できる
だけ単純で、かつ高収率で、しかも高品質ないちょう葉
抽出物を得る方法を開発した。 すなわち、本発明は(1)下記〜の操作を順次行
うことにより、フラボングリコシド20%以上を含有する
いちょう葉抽出物を取得する方法。 乾燥いちょう葉を温時40〜80%のエタノールを含む水
溶液で抽出する操作、 前記で得られた抽出液を1/2容量以下まで濃縮し、
冷却後ろ過する操作、 前記で得られた液を無置換基型多孔性樹脂に接触
させていちょう葉エキスを吸着させた後、該多孔性樹脂
を水洗いし、次いで該水洗された多孔性樹脂に60%以上
のエタノールを含む水溶液を接触させていちょう葉エキ
スを脱着するか、又は該水洗された多孔性樹脂に10〜40
%のエタノールを含む水溶液を、続いて60%以上のエタ
ノールを含む水溶液を接触させていちょう葉エキスを逐
次脱着する操作、 前記の脱着操作により得られた溶出液を濃縮乾固し
て、いちょう葉フラボングリコシド20%以上を含有する
抽出物を得る操作。 及び、(2)前項記載の〜の操作で得られた、い
ちょう葉エキスを含有するエタノール水溶液へ水溶性高
分子又は/及びポリグリセリン脂肪酸エステルを加え、
次いでこれを乾燥することにより水分散性の良好ないち
ょう葉抽出物を取得する方法である。 より詳しく説明すると、いちょうの青葉を乾燥、粗砕
し、40〜80%好ましくは50〜70%のエタノール含有水溶
液で、温時抽出し、次いでいちょう葉を取り除いた本抽
出液をその1/2容量以下に濃縮し、放冷する、この時折
出する不要な脂溶性成分はろ過して除く。またこの時サ
リチル酸誘導体等も除かれる。 この液を無置換基型多孔性樹脂(無置換基型合成吸
着剤)、例えばHP−20(三菱化成株式会社製)を充填し
たカラムに供給し、いちょう葉抽出物を吸着させ、次い
でこの多孔性樹脂を水洗した後、これに60%以上、好ま
しくは70%のエタノールを含有する水溶液を供給するこ
とにより吸着抽出物を溶出・脱着する。また、10〜40%
のエタノールを含有する水溶液で更に洗浄し、60%以上
のエタノールを含有する水溶液で脱着することにより、
より高濃度にフラボン配糖体を含有する抽出物(エキ
ス)を得ることができる。 この各々のエタノール含有水溶液は、有効成分である
フラボノイド類(配糖体を含む)及びギンコライド等の
テルペンラクトン類を高濃度に含有し、そのまま濃縮乾
固して本目的のいちょう葉抽出物を得ることができる。 得られたいちょう葉抽出物は高速液体クロマトグラフ
ィーにより分析され、フラボングリコシドを20%以上含
有し、一定の条件下の分析に於いて、欧州の医薬品の示
す複雑なチャートパターンと一致するものが得られる。
その他ギンコライドを5%以上含み、サリチル酸誘導体
の含有量は0.1%以下である。 また本工程中カラムクロマトよりエキスの有効成分の
脱着に使用されたエタノール含有水溶液中ヘアラビアガ
ム、アルギン酸ナトリウム等の水溶性高分子又は/及び
ポリグリセリン脂肪酸エステルを添加溶解し、次いで噴
霧乾燥等で溶媒を除去することにより、水分散性の良好
ないちょう葉エキス粉末を容易に得ることができる。 前記したフラボングリコシドを20%以上及びギンコラ
イドを5%以上含有するいちょう葉エキスは水に難溶
で、食品へ利用する時大変使いづらく、体内では胃腸内
でミセル化しないため吸収が一般に悪いなど問題があっ
た。本発明の製造工程中に水溶性高分子又はポリグリセ
リン脂肪酸エステルを添加する操作を付加するだけで、
これらの問題を容易に解決できる。 以上のごとく本発明方法によれば、エタノール以外、
他の有害な有機溶媒を使用することなく、単純な工程
で、高純度ないちょう葉エキスを高収率で再現性良く取
得することができる。
以下実施例をもって、本発明方法を説明する。 実施例1: 乾燥いちょう葉を粗砕し、その500gに70%のエタノー
ルを含む水溶液2.5を加え、50゜で3時間加温する。 次いでこれを吸引ろ過して固液を分離し、いちょう葉
抽出残渣に再び70%エタノール水溶液2を加え、同様
に50゜で3時間加温する。この操作を更にもう一度繰り
返す。 得られた抽出液を合し(6)減圧下で約0.5まで
濃縮する。それに水0.5を加え、室温まで冷却し、
過助剤(ラジオラクトなど)10gを加えて過し、沈澱
した疎水性物質を除去する。 得られた液を無置換基型多孔性樹脂(HP−20)500m
lを充填したガラスカラムに流し、目的物のいちょう葉
エキスを吸着させる。 続いて該いちょう葉エキスを吸着した無置換基型多孔
性樹脂に1の水を流して洗浄した後、70%エタノール
水溶液1を供給して吸着エキスを脱着・溶出する。該
70%エタノール水溶液(1)を2等分し、一方は減圧
下で濃縮乾固することによりフラボン配糖体25%を含む
目的としたいちょう葉エキスが7.5g得られた。 他方の70%エタノール水溶液は約50mlまで減圧濃縮
し、次いでこの濃縮液へエタノール50ml及びアラビアガ
ム7.2g及びデカグリセリンモノラウレート(ML−750坂
本薬品(株)製)0.1gを加え全体を溶解した後、噴霧乾
燥する。 以上により、いちょう葉エキス50%を含む水分散性の
良好ないちょう葉エキス粉末14.5gを得ることができ
る。 実施例2: 実施例1と同様にして得られた疎水性物質除去後の
液を、無置換型多孔性樹脂(HP−20)500mlを充填した
ガラスカラムに流し、続いて1の水で洗浄する。30%
エタノール水溶液1で溶出した後70%エタノールで脱
着する。 30%エタノール水溶液画分を濃縮乾固することにより
フラボン配糖体12%を含むいちょう葉エキス7.1gが得ら
れた。 一方、70%エタノール水溶液画分を同様に濃縮乾固す
ることによりフラボン配糖体36%を含むいちょう葉エキ
ス8.1gが得られる。
ルを含む水溶液2.5を加え、50゜で3時間加温する。 次いでこれを吸引ろ過して固液を分離し、いちょう葉
抽出残渣に再び70%エタノール水溶液2を加え、同様
に50゜で3時間加温する。この操作を更にもう一度繰り
返す。 得られた抽出液を合し(6)減圧下で約0.5まで
濃縮する。それに水0.5を加え、室温まで冷却し、
過助剤(ラジオラクトなど)10gを加えて過し、沈澱
した疎水性物質を除去する。 得られた液を無置換基型多孔性樹脂(HP−20)500m
lを充填したガラスカラムに流し、目的物のいちょう葉
エキスを吸着させる。 続いて該いちょう葉エキスを吸着した無置換基型多孔
性樹脂に1の水を流して洗浄した後、70%エタノール
水溶液1を供給して吸着エキスを脱着・溶出する。該
70%エタノール水溶液(1)を2等分し、一方は減圧
下で濃縮乾固することによりフラボン配糖体25%を含む
目的としたいちょう葉エキスが7.5g得られた。 他方の70%エタノール水溶液は約50mlまで減圧濃縮
し、次いでこの濃縮液へエタノール50ml及びアラビアガ
ム7.2g及びデカグリセリンモノラウレート(ML−750坂
本薬品(株)製)0.1gを加え全体を溶解した後、噴霧乾
燥する。 以上により、いちょう葉エキス50%を含む水分散性の
良好ないちょう葉エキス粉末14.5gを得ることができ
る。 実施例2: 実施例1と同様にして得られた疎水性物質除去後の
液を、無置換型多孔性樹脂(HP−20)500mlを充填した
ガラスカラムに流し、続いて1の水で洗浄する。30%
エタノール水溶液1で溶出した後70%エタノールで脱
着する。 30%エタノール水溶液画分を濃縮乾固することにより
フラボン配糖体12%を含むいちょう葉エキス7.1gが得ら
れた。 一方、70%エタノール水溶液画分を同様に濃縮乾固す
ることによりフラボン配糖体36%を含むいちょう葉エキ
ス8.1gが得られる。
上記のとおり本発明においては、食品で使用可能なエ
タノールのみを用いることができ、単純で、かつ高収率
で、高品質ないちょう葉抽出物を取得することができ
る。 また、水溶性高分子又は/及びポリグリセリン脂肪酸
エステルを加える工程を付加することにより水分散性の
良好ないちょう葉抽出物を取得することができる。
タノールのみを用いることができ、単純で、かつ高収率
で、高品質ないちょう葉抽出物を取得することができ
る。 また、水溶性高分子又は/及びポリグリセリン脂肪酸
エステルを加える工程を付加することにより水分散性の
良好ないちょう葉抽出物を取得することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 35/78 A61K 1/30
Claims (2)
- 【請求項1】下記〜の操作を順次行うことにより、
フラボングリコシド20%以上、更にギンコライド5%以
上を含有するいちょう葉抽出物を取得する方法: 乾燥いちょう葉を温時40〜80%のエタノールを含む水
溶液で抽出する操作、 前記で得られた抽出液を1/2容量以下まで濃縮し、
冷却後ろ過する操作、 前記で得られたろ液を無置換基型多孔性樹脂に接触
させていちょう葉エキスを吸着させた後、該多孔性樹脂
を水洗いし、次いで該水洗された多孔性樹脂に60%以上
のエタノールを含む水溶液を接触させていちょう葉エキ
スを脱着するか、又は該水洗された上記多孔性樹脂に10
〜40%のエタノールを含む水溶液を、続いて60%以上の
エタノールを含む水溶液を接触させていちょう葉エキス
を逐次脱着する操作、 前記の脱着操作により得られた溶出液を濃縮乾固し
て、いちょう葉フラボングリコシド20%以上、更にギン
コライド5%以上を含有する抽出物を得る操作。 - 【請求項2】請求項1記載の〜の操作で得られたい
ちょう葉エキスを含有するエタノール水溶液に水溶性高
分子又は/及びポリグリセリン脂肪酸エステルを加え、
次いでこれを乾燥することにより、フラボングリコシド
20%以上、更にギンコライド5%以上を含有する水分散
性の良好ないちょう葉抽出物を取得する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2312175A JP2996716B2 (ja) | 1990-11-17 | 1990-11-17 | いちょう葉抽出物を取得する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2312175A JP2996716B2 (ja) | 1990-11-17 | 1990-11-17 | いちょう葉抽出物を取得する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04182434A JPH04182434A (ja) | 1992-06-30 |
JP2996716B2 true JP2996716B2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=18026128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2312175A Expired - Lifetime JP2996716B2 (ja) | 1990-11-17 | 1990-11-17 | いちょう葉抽出物を取得する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2996716B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20180289635A1 (en) * | 2015-10-09 | 2018-10-11 | San-Ei Gen F.F.I., Inc. | Polyphenol-containing solid composition |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH686556A5 (de) | 1994-07-14 | 1996-04-30 | Flachsmann Ag Emil | Verfahren zur Herstellung von pestizidarmen Wirkstoffkonzentraten aus Pflanzen. |
CN1048724C (zh) * | 1995-11-15 | 2000-01-26 | 庚朋 | 一种从银杏叶中提取总黄酮的方法 |
US6030621A (en) | 1998-03-19 | 2000-02-29 | De Long; Xie | Ginkgo biloba composition, method to prepare the same and uses thereof |
CN1100063C (zh) * | 2000-12-07 | 2003-01-29 | 扬州大学 | 银杏外种皮多糖及其制剂的制备方法 |
JP2003180282A (ja) * | 2001-12-14 | 2003-07-02 | Setsu Murata | イチョウ葉抽出エキス添加健康豆腐及びその製造方法 |
WO2006117168A2 (de) * | 2005-05-03 | 2006-11-09 | Dr. Willmar Schwabe Gmbh & Co. Kg | Verfahren zur herstellung von ginkgoextrakten mit vermindertem gehalt an unpolaren pflanzeninhaltsstoffen und umweltbedingten unpolaren fremdstoffen |
-
1990
- 1990-11-17 JP JP2312175A patent/JP2996716B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20180289635A1 (en) * | 2015-10-09 | 2018-10-11 | San-Ei Gen F.F.I., Inc. | Polyphenol-containing solid composition |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04182434A (ja) | 1992-06-30 |
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