JP2995480B2 - 加工クルトン - Google Patents

加工クルトン

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JP2995480B2
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crouton
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soup
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスープの浮き身や野菜サラダのトッピング等
として使用される加工クルトンに関する。
〔従来の技術〕
従来クルトンはパンをサイの目状に細断したもの等を
乾燥又は焼成するか、あるいは更に油して製造されて
いた。
〔発明が解決しようとする課題〕
然しながら、単に乾燥や焼成を行ったのみでは吸水性
が高いため、スープに添加した場合ふやけて軟化して沈
み易く、長時間カリカリした食感を維持するのが困難で
あった。
他方、更に油した場合には、吸油量が多いため、べ
たついて食味が劣ったものとなると共に、サクサクして
カリッとした食間があまりなく、また比較的短時間のう
ちにスープ中に沈んでしまうのが実状であった。
そこで、本発明者は斯かる従来の問題を解決すべく種
々研究を重ねた結果、未油のクルトンの表面を固体脂
でコーティングすれば、スープに長時間浮くと共に、サ
クサクしてカリッとした食感が持続するクルトンが得ら
れることを見出し、本発明を完成した。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、本発明は未油クルトンの表面が、当該未
油クルトン重量の5〜30%の固体脂でコーティングさ
れている加工クルトンである。
本発明加工クルトンを得るには、まず未油のクルト
ンを使用するが、ここに未油のクルトンはパンをサイ
の目状に細断したものや、押し出し膨化により得られる
膨化物を切断したもの等の通常のクルトンを乾燥および
/または焼成し、未油のものであればその如何を問わ
ない。
また、ここに乾燥や焼成の具体的方法もその如何を問
わないが、例えば通風乾燥、流動層乾燥等が挙げられ
る。
次いで、斯かる未油のクルトンの表面を固体脂でコ
ーティングする。
ここに固体脂としては、常温で固体または半固体のも
のを指すが、特に固体のものが好ましい。なかでも融点
が30℃以上のものがよく、さらに、たて型のSFI(Solid
Fat Index)特性を有する油脂が好ましい。これらの例
としては硬化パーム油、硬化ヤシ油、硬化大豆油等の硬
化植物油ああいはこれらと牛脂、ラード、バター等の動
物脂の併用が挙げられる。
尚、固体脂コーティング量は未油のクルトン重量に
対して5〜30%、特に10〜20%が好ましい。コーティン
グ量が5%未満の場合にはスープに入れるとすぐふやけ
てしまい沈み易くなる。またコーティング量が30%を超
えるとべたついて食味の劣ったものとなる。
ここにコーティングは、固体脂を加熱溶融せしめて行
われるが、その具体的方法としては例えば噴霧、ドラム
式コーター、浸漬等が挙げられる。
尚、斯かる固体脂のコーティングの後に、ペッパー、
ガーリック等の粉粒状の香辛料や粉末醤油、粉末ソー
ス、グルタミン酸ソーダ等の粉粒状の調味料等を添加し
てまぶせば、当該固体脂をバインダーとしてクルトン表
面に香辛料や調味料等が固定され、良好な風味を有する
味付けクルトンが得られる。これは特に野菜サラダ用ク
ルトンとして好適である。
〔発明の効果〕
本発明加工クルトンは、これをスープに添加した場合
かなり長時間ふやけることなく浮いており、しかもサク
サクしてカリッとした食感が保持される。また、その食
味も油したクルトンに比べて極めて優れている。
〔実施例〕
以下実施例を挙げて本発明を更に説明する。
実施例1. 白ローフパンを10mm角のサイコロ状に細断した後、バ
ンドドライヤーにて水分3%になるまで乾燥してクルト
ンを得た。このクルトン100重量部(以下部という)に
対し、硬化パーム油(融点43℃)10部を55℃に加熱溶融
せしめて、表面に均一にコーティングされるように噴霧
し、本発明の加工クルトンを得た。
対照として上記と同様に水分3%まで乾燥したクルト
ンを同じ油で160℃にて1分間油して、クルトンを得
た。
本発明クルトン、油クルトン及び未油クルトンを
スープに添加して1分、2分及び3分経過後の食感及び
スープでの浮きの状態は下表の通りであった。
実施例2. 強力小麦粉100部に対し食塩1部、ショートニング1
部、砂糖5部及び水40部を二軸エクストルーダー(Wern
er & Pfleiderer社製、C−37型)に投入し、スクリュ
ー回転400rpm,バレル温度150℃、出口品温125℃、出口
圧力20kg/cm2で押し出し膨化させた。膨化物を6mm角の
サイコロ状に切断した後、流動層乾燥機にて220℃、40
秒間乾燥・焙焼し、淡いキツネ色のクルトンを得た。こ
のクルトン100部をドラム式コーターに入れると共に、
約45℃に加熱溶融したバター(融点約33℃)20部を投入
して表面に油脂を均一にコーティングせしめて、本発明
の加工クルトンを得た。
この加工クルトンはべたつかず、食味も良好で、スー
プに添加しても長時間サクサクしてカリッとしており、
非常に良好なものであった。
実施例3. 実施例2.に於いて、バターの代わりに約45℃に加熱溶
融した硬化ヤシ油(融点約34℃)を投入して表面に均一
に油脂をコーティングした後に、更に粗粋ブラックペッ
パー2部を投入して、硬化ヤシ油をバインダーとしてク
ルトン表面に該ペッパーを固定せしめて風味の良好な味
付けクルトンを得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A21D 13/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】未油クルトンの表面が、当該未油クル
    トン重量の5〜30%の固体脂でコーティングされている
    加工クルトン。
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