JP2993247B2 - 積層セラミックコンデンサの製造方法 - Google Patents

積層セラミックコンデンサの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種電子機器に使用され
る電子部品の一種である積層セラミックコンデンサの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の軽薄短小化に伴い、電
子部品のチップ化が進み、積層セラミックコンデンサの
需要も高まりつつある。
【0003】以下に、一般的な積層セラミックコンデン
サの構成について説明する。図3は、積層セラミックコ
ンデンサの一部を断面にして示す斜視図である。図3に
おいて、1はセラミック誘電体層、2は内部電極で、こ
の内部電極2と前記セラミック誘電体層1とは、セラミ
ック誘電体層1を介して内部電極2が対向するように交
互に積層されている。3は端子電極で、前記内部電極2
は、各々端子電極3に接続されている。
【0004】以下に、従来の積層セラミックコンデンサ
の製造方法について説明する。まず、チタン酸バリウム
系の混合材料に、有機バインダ、可塑剤、溶剤等からな
るスラリーを用いてドクターブレード法等の成形工法に
より、厚さ30〜100μmのセラミックグリーンシー
トを作製する。
【0005】次に、図4に示すように、このセラミック
グリーンシート4の表面内方にパラジウム、白金等の貴
金属を主成分とした電極ペーストを用いてスクリーン印
刷等により、千鳥格子状に短冊状の複数の内部電極2
形成する。ここで、図5において、5は内部電極2が存
在しない周辺部分、6は内部電極2が存在する中央部分
である。
【0006】次に、内部電極2を形成したセラミックグ
リーンシート4を、内部電極2がセラミック誘電体層1
を挟んで交互に対向するように、所望の積層数まで積層
を繰り返し、セラミック積層体を形成する。
【0007】次に、図5に示すように、内部電極2が存
在しない周辺部分5と、内部電極2が存在する中央部分
6とを区別することなくセラミック積層体の全体に渡っ
て金型7により一度に積層方向に所定の圧力で加圧して
圧着する。
【0008】次に、この圧着されたセラミック積層体
を、相対する端面部に交互に内部電極2が露出した個片
状の積層セラミックコンデンサ素子となるように、所定
の寸法に切断する。
【0009】最後に、個片状の積層セラミックコンデン
サ素子を1200〜1400℃の温度で焼成し、両端部
に端子電極3を付与して積層セラミックコンデンサを製
造していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の製造方法では、セラミック積層体を所定の圧力で加
圧して圧着する際、セラミック積層体の全体に渡って
型7により一度に積層方向に所定の圧力で加圧して圧着
するため、加圧・圧着されたセラミック積層体は、各々
の端面方向に伸びが生じ、個片状に切断する際、積層セ
ラミックコンデンサ素子の寸法ばらつきが大となるた
め、所定の寸法に切断すると、切断位置ずれが生じると
いう課題を有していた。
【0011】本発明は、前記従来の課題を解決するもの
で、セラミック積層体に伸びが生じることなく加圧・圧
着可能で、切断歩留が向上し寸法精度の優れた積層セラ
ミックコンデンサを得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の積層セラミックコンデンサの製造方法は、ま
ず内部電極の存在しない周辺部分を周辺部金型で加圧し
た後、内部電極の存在する中央部分を前記周辺部金型と
は別体の中央部金型により加圧するものである。
【0013】
【作用】本発明の積層セラミックコンデンサの製造方法
によれば、内部電極とセラミックグリーンシートとの積
層体の内部電極の存在しない周辺部分を周辺部金型によ
先に加圧することにより、その部分は圧着固定され、
次に内部電極の存在する中央部分を中央部金型で加圧し
た時前記周辺部分が側面方向へののびを抑える枠として
作用するため、前記中央部分は側面方向にのびが生じる
ことなく加圧圧着することが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0015】(実施例1) 図1(a),(b)は、本発明の第1の実施例による製
造方法において、セラミック積層体を加圧圧着する際の
製造工程図である。図1(a),(b)において、11
は内部電極を形成したセラミックグリーンシートを内部
電極がセラミック誘電体層を挟んで交互に対向するよう
に順次積層して作製したセラミック積層体、12は内部
電極が存在しない周辺部分、13は内部電極が存在する
中央部分、14,15はそれぞれセラミック積層体11
の周辺部分12及び中央部分13を加圧するための周辺
部金型及び中央部金型である。
【0016】以下に、本発明における積層セラミックコ
ンデンサの製造方法について図1を用いて説明する。こ
こで、従来技術と同様な工程については、詳しい説明を
省略する。
【0017】まず、チタン酸バリウム系の混合材料に、
有機バインダ、可塑剤、溶剤等からなるスラリーを用い
てドクターブレード法等の成形工法により、厚さ50μ
mのセラミックグリーンシートを作製し、1辺が200
mmの正方形に裁断する。
【0018】次に、図4に示すようにこのセラミックグ
リーンシート4の表面の中央部分6にパラジウム、白金
等の貴金属を主成分とした電極ペーストを用いてスクリ
ーン印刷等により内部電極2を形成する。この時、セラ
ミックグリーンシート4には、端から10mmの幅で内
部電極2が存在しない周辺部分5が設けられる。
【0019】次に、内部電極を形成したセラミックグリ
ーンシートを内部電極がセラミック誘電体層を挟んで交
互に対向するように順次積層し、セラミック積層体11
を形成する。
【0020】次に、図1(a)に示すように、セラミッ
ク積層体11の内部電極が存在しない周辺部分12を、
積層方向より周辺部金型14により加圧する。その後、
図1(b)に示すように、内部電極が存在する中央部分
13を、中央部金型15により加圧する。
【0021】このようにしてセラミック積層体11を加
圧・圧着した後は、従来と同様に、個片状の素子に切断
し、端子電極を形成して積層セラミックコンデンサとす
る。
【0022】(実施例2) 図2(a),(b)に本発明の第2の実施例を示してお
り、図2において、図1に示す部分と同一の部分につい
ては同一番号を付し、製造方法においても同一の工程に
ついては説明を省略する。
【0023】本実施例の製造方法は、まず、内部電極が
存在しない周辺部分12を周辺部金型14で加圧した
後、内部電極が存在する中央部分13を中央部金型15
で加圧する際に、図2(b)に示すように、内部電極が
存在しない周辺部分12を周辺部金型により加圧しなが
ら、内部電極が存在する中央部分13を中央部金型15
により加圧するものである。
【0024】ここで、図5に示すように、セラミック積
層体の全体に渡って金型7により一度に積層方向に所定
の圧力で加圧・圧着された従来のものと、実施例1,2
による本発明品について、セラミック積層体の伸び幅と
加圧条件を(表1)に比較して示している。この(表
1)において、セラミック積層体の伸び幅は、図4に示
すa,b,c,d,e,fの寸法を加圧前後で測定し、
その差を示したものである。また、試料1は従来例によ
り作成したものであり、試料2,試料5はそれぞれ実施
例1,実施例2により作成したものである。また、試料
3,4は実施例1と同様の方法で加圧圧力を変えたもの
であり、試料6,7は実施例2と同様の方法で加圧圧力
を変えたものである。
【0025】
【表1】
【0026】この(表1)から明らかなように、本発明
にかかる試料2,3,5,6は内部電極とセラミックグ
リーンシートとの積層体の加圧前後の伸び幅が非常に小
さくなっている。
【0027】なお、周辺部金型14及び中央部金型15
の加圧圧力は、所望する積層セラミックコンデンサの特
性によって異なる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明の積層セラミックコ
ンデンサの製造方法によれば、セラミック積層体を加圧
圧着する際、内部電極の存在しない周辺部分を周辺部金
型で加圧した後、内部電極の存在する中央部分を別体の
中央部金型で加圧することによ り、内部電極とセラミッ
クグリーンシートとの積層体にのびが生じることなく加
圧・圧着でき、これによって切断歩留が向上し、寸法精
度の優れた積層セラミックコンデンサを実現できるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は本発明の第1の実施例による
積層セラミックコンデンサの製造方法において、セラミ
ック積層体の圧着工程を示す断面図
【図2】(a),(b)は本発明の第2の実施例におい
て、セラミック積層体の圧着工程を示す断面図
【図3】一般的な積層セラミックコンデンサの一部を断
面にして示す斜視図
【図4】同コンデンサにおいて、内部電極を印刷したセ
ラミックグリーンシートを示す概略図
【図5】従来例におけるセラミック積層体の圧着工程を
示す断面図
【符号の説明】 11 セラミック積層体 12 周辺部分 13 中央部分 14 周辺部金型 15 中央部金型

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面内方に複数の内部電極を設けたセラ
    ミックグリーンシートを複数枚積層したセラミック積層
    体を圧着する際に、まず内部電極の存在しない表面外周
    部分を周辺部金型で加圧した後、内部電極の存在する表
    面内方部分を前記周辺部金型とは別体の中央部金型で加
    圧して圧着することを特徴とする積層セラミックコンデ
    ンサの製造方法。
  2. 【請求項2】 内部電極の存在しない外周部分は、内部
    電極の存在する中央部分を中央部金型で加圧する圧力以
    上の圧力で周辺部金型により加圧する請求項1記載の
    層セラミックコンデンサの製造方法。
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JP2998503B2 (ja) * 1993-08-05 2000-01-11 株式会社村田製作所 積層セラミック電子部品の製造方法
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