JPH08222472A - 積層セラミック電子部品 - Google Patents

積層セラミック電子部品

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Publication number
JPH08222472A
JPH08222472A JP2275295A JP2275295A JPH08222472A JP H08222472 A JPH08222472 A JP H08222472A JP 2275295 A JP2275295 A JP 2275295A JP 2275295 A JP2275295 A JP 2275295A JP H08222472 A JPH08222472 A JP H08222472A
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JP
Japan
Prior art keywords
electronic component
ceramic electronic
electrodes
internal electrode
monolithic ceramic
Prior art date
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Pending
Application number
JP2275295A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeki Kamata
雄樹 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2275295A priority Critical patent/JPH08222472A/ja
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造欠陥不良の発生率が極めて低い積層セラ
ミック電子部品を提供することを目的とする。 【構成】 セラミックグリーンシート12と内部電極1
1が交互に積層され、前記内部電極11は素子の両端部
に設けられた外部電極13に交互に接続された構造であ
り、前記内部電極11の少なくとも1層が少なくとも2
枚以上の電極を同一層内に有することにより、内部電極
11となる金属材料が積層セラミック電子部品内部中に
分散され焼成時に積層セラミックコンデンサ中央部と外
周部との焼結収縮挙動の差が小さくなるために構造欠陥
不良の発生率が極めて少ない積層セラミック電子部品を
提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は積層セラミック電子部品
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来技術の一例として、積層セラ
ミック電子部品の1つである積層セラミックコンデンサ
およびその製造方法について図3(a),(b)を参照
しながら説明する。図3(a)は従来の積層セラミック
コンデンサの縦断面図である。図3(b)はその横断面
図である。
【0003】まず、チタン酸バリウムを主成分とする誘
電体粉末をバインダ成分を含む有機ビヒクルと混練し誘
電体スラリーを作製する。この誘電体スラリーをドクタ
ーブレード法等によりポリエチレンテレフタレート(以
下、PET)フィルム等のベースフィルム上に塗布後乾
燥して誘電体グリーンシート22を作製する。次に内部
電極材料としてパラジウム、ニッケル、銅等の金属粉末
とバインダ成分を含む有機ビヒクルとを混練した金属ペ
ーストを、スクリーン印刷法等により所定のパターンを
用いて誘電体グリーンシート22上に印刷後乾燥して内
部電極層21を形成しセラミックグリーンシートとす
る。次に、このセラミックグリーンシートを内部電極層
21がそれぞれ相対向する端面に露出するように所定の
枚数だけ加圧圧着して積層し、適当な大きさに切断後、
脱バインダ工程、焼成工程、外部電極23を形成する工
程を経て図3に示すような積層セラミックコンデンサが
作製される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の技術では、同一面内の内部電極層21は1つの長方
形で構成されている。従って、積層セラミックコンデン
サ中の内部電極層21となる金属材料の分布は積層セラ
ミックコンデンサ中央部に集中することになる。このた
めに積層セラミックコンデンサを焼成した場合、内部電
極層21となる金属材料が集中する積層セラミックコン
デンサ中央部と誘電体セラミック材料から成る積層セラ
ミックコンデンサ外周部との焼結収縮挙動の差が大きく
なるために積層セラミックコンデンサのひびや層間剥離
等の構造欠陥不良を招く原因となる。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、構造欠陥不良の発生率が極めて少ない積層セラミッ
ク電子部品を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、複数のセラミック層と、複数の内部電極
層とが積層された積層体と、この積層体の前記内部電極
層とが露出した端面に設けた外部電極とを備え、前記内
部電極層の少なくとも1層は少なくとも2枚の電極を有
するようにしたものである。
【0007】
【作用】この構成により、内部電極層となる金属材料が
積層セラミック電子部品内部中に分散され、焼成時に積
層セラミック電子部品中央部と外周部との焼結収縮挙動
の差が小さくなるために構造欠陥不良の発生率が極めて
少ない積層セラミック電子部品を提供できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例として積層セラミッ
ク電子部品の1つである積層セラミックコンデンサおよ
びその製造方法について図1(a),(b)を参照しな
がら説明する。図1(a),(b)において、11は内
部電極、12はセラミックグリーンシート、13は外部
電極である。
【0009】まず、チタン酸バリウムを主成分とした誘
電体材料をポリブチルアルコール樹脂系バインダと可塑
剤とともに有機溶剤中に分散してセラミックスラリーと
した。このセラミックスラリーをドクターブレード法に
よりPETフィルムの片面に焼成後のセラミックグリー
ンシート12の厚みが15μmとなるように塗布し、こ
れを乾燥後100mm×100mm程度の大きさに切断
してセラミックグリーンシート12を作製した。
【0010】このセラミックグリーンシート12の表面
に、Pd金属粉末と有機バインダと有機溶剤とからなる
金属ペーストを用いて、焼成後の長さ3.0mm×幅
0.6mmの内部電極11が0.1mmの間隔をあけて
2枚形成されるようにスクリーン印刷法で内部電極11
を形成した。次に、セラミックグリーンシート12を6
枚積層した上に内部電極11を形成したセラミックグリ
ーンシート12を一定寸法で交互にずらして、セラミッ
クグリーンシート12を挟んで内部電極11が対向する
ように31枚積層し、更にセラミックグリーンシート1
2を6枚積層して加圧圧着した後、焼成後の積層セラミ
ックコンデンサ素子寸法が長さ3.2mm×幅1.6m
mとなるように切断して、両端面から内部電極11が交
互に露出した積層セラミックコンデンサ素子のグリーン
チップを作製した。次に、このグリーンチップを脱バイ
ンダ後焼成し、内部電極11の露出した両端面に外部電
極13を形成して積層セラミックコンデンサを作製し
た。
【0011】このようにして得られた積層セラミックコ
ンデンサの外観検査と内部構造検査を行い構造欠陥の発
生率を評価した。評価方法の概要として積層セラミック
コンデンサの外観検査は実体顕微鏡を用いて30倍に拡
大して1000個観察し、積層セラミックコンデンサの
外観にひびが確認されたものを不良品とした。また、内
部構造検査は樹脂で埋め込んだ積層セラミックコンデン
サを徐々に研磨していき、光学顕微鏡を用いて50倍に
拡大して200個観察し、内部に層間剥離が確認された
ものを不良品とした。以上の評価結果を(表1)に示
す。
【0012】
【表1】
【0013】また、比較のために本発明品と同一条件で
作製された内部電極層寸法が長さ3.0mm×幅1.2
mmの内部電極1枚からなる従来の積層セラミックコン
デンサについても同様の評価を行った。
【0014】(表1)の結果から明らかなように、本発
明の積層セラミックコンデンサは従来品と比較すると構
造欠陥不良の発生率が極めて低い。
【0015】さらに図2に示すように、セラミックグリ
ーンシート12上に、2枚の内部電極11をそれぞれ相
対向する端面に至るように形成したものを用いて上記の
ように積層セラミックコンデンサを形成したとしても、
焼結収縮の挙動の差を従来よりも小さくできるので、構
造欠陥不良の発生率は極めて低くなる。
【0016】尚、本発明では特に積層セラミックコンデ
ンサについて述べたが、バリスタ、サーミスタ等他の積
層セラミック電子部品についても有効であることは言う
までもない。
【0017】またなるべく多くの内部電極層において、
内部電極11の数をできるだけ増やし、積層セラミック
電子部品内の金属の分布を広くするようにすると、焼結
収縮の挙動の差が小さくなる。
【0018】
【発明の効果】以上本発明によると、少なくとも一層の
内部電極層を形成する内部電極を少なくとも2枚以上に
することにより、積層セラミック電子部品内部に内部電
極材料である金属が従来よりも分散されることとなる。
【0019】その結果、焼成時に積層セラミック電子部
品中央部と外周部との焼結収縮挙動の差が小さくなるた
めに構造欠陥不良の発生率が極めて少ない積層セラミッ
ク電子部品を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施例における積層セラミッ
クコンデンサの縦断面図 (b)同じく積層セラミックコンデンサの横断面図
【図2】本発明の一実施例における積層セラミックコン
デンサの横断面図
【図3】(a)従来の積層セラミックコンデンサの端面
方向から見た断面図 (b)同じく積層セラミックコンデンサの上面方向から
見た断面図
【符号の説明】
11 内部電極 12 セラミックグリーンシート 13 外部電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセラミック層と、複数の内部電極
    層とが積層された積層体と、この積層体の前記内部電極
    層が露出した端面に設けた外部電極とを備え、前記内部
    電極層は少なくとも1層が少なくとも2枚の電極を有す
    る積層セラミック電子部品。
  2. 【請求項2】 少なくとも1層の内部電極層の少なくと
    も2枚の電極は同じ端面に露出するように形成した請求
    項1記載の積層セラミック電子部品。
  3. 【請求項3】 少なくとも1層の内部電極層の少なくと
    も2枚の電極はそれぞれ相対向する端面に露出するよう
    に形成した請求項1記載の積層セラミック電子部品。
JP2275295A 1995-02-10 1995-02-10 積層セラミック電子部品 Pending JPH08222472A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190032471A (ko) * 2016-07-21 2019-03-27 솔리톤, 인코포레이티드 개선된 전극 수명을 가진 급속 펄스 전기유압식(eh) 충격파 발생기 장치
US11794040B2 (en) 2010-01-19 2023-10-24 The Board Of Regents Of The University Of Texas System Apparatuses and systems for generating high-frequency shockwaves, and methods of use
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US11865371B2 (en) 2011-07-15 2024-01-09 The Board of Regents of the University of Texas Syster Apparatus for generating therapeutic shockwaves and applications of same
US12097162B2 (en) 2019-04-03 2024-09-24 Soliton, Inc. Systems, devices, and methods of treating tissue and cellulite by non-invasive acoustic subcision

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