JP2991196B1 - Cdma受信方法および受信機 - Google Patents

Cdma受信方法および受信機

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Abstract

【要約】 【課題】 FINGER処理部で用いる受信遅延量の選
択処理周期内で干渉波の影響が増大した場合でも、RA
KE合成後に得られる信号の受信品質の低下を抑制す
る。 【解決手段】 各FINGER処理部2A〜2Nのチャ
ネル推定部9に、逆拡散部8で得られた相関値14に含
まれる干渉波レベルを測定する干渉波レベル測定部16
を設け、測定された干渉波レベルと相関値14とからS
IR算出器91で受信品質を求め、その受信品質に応じ
てパス選択部20を制御することにより、後段の検波部
13側へ相関値14を出力するか否かを制御する。ま
た、各相関値14の受信品質を比較し、最良の受信品質
を示す相関値14をパス切替部11により選択し検波部
13で検波する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA(Coded
Division Multiple Access)方式の移動通信システムに
用いられるCDMA受信方法および受信機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、CDMA方式の移動通信システ
ムでは、送信する信号を送信機側で所定の拡散符号を用
いて拡散して送信し、受信機側で受信した信号を送信側
で用いた拡散符号で逆拡散して所望の信号を得るものと
なっている。また、異なるパス(伝搬路)を経由した複
数の受信信号を、それぞれのパスに応じた受信遅延量
(受信タイミング)で逆拡散して検波した後に合成する
RAKE(熊手)受信方式を用いている。
【0003】これにより、マルチパス干渉による影響を
抑制するとともに、送信電力の低減などを図るものとな
っている。従来、CDMA方式の移動通信システムに用
いられる携帯電話機などのCDMA受信機は、図14に
示すような構成となっていた。同図において、(a)
は、CDMA受信機の要部を示すブロック図、(b)は
FINGER処理部を示すブロック図である。
【0004】図14(a)に示すように、CDMA受信
機には、受信信号1に対して並列的に設けられた複数の
FINGER処理部2A〜2Nと、これらFINGER
処理部2A〜2Nからの各検波出力7を合成するRAK
E合成部3とが設けられており、これらによりRAKE
受信方式が構成されている。受信信号1は、各FING
ER処理部2A〜2Nに入力され、図14(b)に示す
ように、逆拡散部8の相関器81により、同期捕捉追従
部5からそれぞれ個別に指定された遅延量指示信号6に
基づいて、送信側で用いた拡散符号と乗算されて逆拡散
処理される。
【0005】なお、同期捕捉追従部5では、送信側で用
いた拡散符号の位相を少しづつずらしながら受信信号1
と乗算することによって相関プロファイルが求められ
る。そして、得られた相関プロファイルのうち、予め指
定されたしきい値よりも大きい相関値が、ピーク値の大
きい方から優先して所定数個だけ選択され、選択された
各相関値を求めるときに用いたそれぞれの受信遅延量
が、各パスの最適な遅延量指示信号6として、各FIN
GER処理部2A〜2Nの逆拡散部8へ指示される。
【0006】これにより各逆拡散部8で得られた相関値
14は、チャネル推定部9の検波部13に入力され、同
じく相関値14から導出されたチャネル推定ベクトルに
基づいて、フェージングによる位相ズレが補間され、検
波データ7として出力される。このようにして、各FI
NGER処理部2A〜2Nで、それぞれのパスに対応す
る受信遅延量を用いて得られた検波データ7が、RAK
E合成部3で加算合成され、復号部4で復号されて所望
の信号が得られるものとなっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のCDMA受信方法では、同期捕捉追従部5で
の受信遅延量選択処理にある程度時間を要するため、こ
の処理周期内で所定パスの受信品質が悪化した場合に
は、そのパスに対応するFINGER処理部で正常な検
波データ7が得られなくなり、RAKE合成後に得られ
る信号の受信品質も低下するという問題点があった。本
発明はこのような課題を解決するためのものであり、F
INGER処理部で用いる受信遅延量の選択処理周期内
で受信状況が変化した場合でも、RAKE合成後に得ら
れる信号の受信品質の低下を抑制できるCDMA受信方
法および受信機を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明によるCDMA受信方法および受信機
は、各受信処理部において、同期捕捉追従部から指示さ
れた受信遅延量で受信信号を逆拡散して得られた相関値
から干渉波レベルを測定し、得られた干渉波レベルとそ
の相関値とから算出した受信品質に基づいて、その相関
値から得られた検波データを合成部で合成するか否か判
断するようにしたものである。したがって、相関値と干
渉波とのレベル差が大きく受信品質が良好な場合にの
み、その相関値から得られた検波データが合成部により
合成される。
【0009】また、各受信処理部において、同期捕捉追
従部から指示された第1の受信遅延量と、この第1の受
信遅延量をわずかに補正した第2の受信遅延量とを用い
て受信信号をそれぞれ個別に逆拡散し、第1および第2
の受信遅延量を用いて得られた複数の相関値からいずれ
かの相関値を選択して検波出力するものとし、相関値を
選択する場合は、いずれかの相関値から干渉波レベルを
測定し、その干渉波レベルと各相関値とからそれぞれ受
信品質を算出し、これら複数の受信品質のうち最も良好
な受信品質が得られた相関値を選択するようにしたもの
である。したがって、第1および第2の受信遅延量を用
いて得られた複数の相関値のうち、相関値と干渉波との
レベル差が大きく最も良好な受信品質の相関値から得ら
れた検波データが合成部で合成される。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態である
CDMA受信機のブロック図であり、前述の説明(図1
4参照)と同じまたは同等部分には同一符号を付してあ
る。同図において、(a)要部、(b)はFINGER
処理部を示しており、異なるパス(伝搬路)を経由した
複数の受信信号を、それぞれのパスに応じた受信遅延量
(受信タイミング)で逆拡散して検波した後に合成する
RAKE(熊手)受信方式を用いるCDMA受信機が前
提となっている。
【0011】図1(a)に示すように、FINGER処
理部(受信処理部)2A〜2Nは、受信信号1に対して
並列的に設けらている。これらFINGER処理部(受
信処理部)2A〜2Nは、逆拡散部8とチャネル推定部
9から構成されており、同期捕捉追従部5からの遅延量
指示信号6に基づく所定の受信遅延量で受信信号を逆拡
散し、得られた相関値14を検波し検波データ7として
出力する。
【0012】これらFINGER処理部2A〜2Nの後
段にはRAKE合成部3が設けられており、ここで、各
FINGER処理部2A〜2Nからの検波データ7が合
成される。さらにその後段には復号部4が設けられてお
り、ここで、RAKE合成部3からの合成出力が復号さ
れ、送信側から送信された所望の信号が得られるものと
なっている。
【0013】各FINGER部2A〜2Nの逆拡散部8
には、図1(b)に示すように、同期捕捉追従部5から
の遅延量指示信号6で指示された受信遅延量に基づい
て、受信信号1と送信側で用いた拡散符号とを乗算する
ことにより、相関値14を出力する相関器81が設けら
れている。また、各FINGER部2A〜2Nのチャネ
ル推定部9には、逆拡散部8で得られた相関値14から
所定のチャネル推定ベクトルを導出する推定部12と、
この推定部12からの推定ベクトルに基づきフェージン
グによる相関値14の位相ズレを補間し、検波データ7
として出力する検波部13とが設けられている。
【0014】一方、同期捕捉追従部5では、送信側で用
いた拡散符号と受信信号1との位相差すなわち受信遅延
量を少しづつずらしながら受信信号1と乗算することに
よって、受信遅延量と相関値レベルとの関係を示す遅延
プロファイルを得る。そして、その遅延プロファイルで
ピークを示す各相関値のうち、予め指定されたしきい値
よりも大きい相関値が、大きい方から優先して所定数個
だけ選択され、これら相関値の受信遅延量が各パスの最
適な遅延量指示信号6として、各FINGER処理部2
A〜2Nの逆拡散部8へ指示される。
【0015】図7は遅延プロファイルの例を示す説明図
であり、縦軸は相関値のレベル(相関値レベル)、横軸
は受信遅延量を示している。レベルSa 〜Sc は各受信
遅延量a〜cによる相関値レベルを示しており、レベル
Iは受信信号1に含まれる各種の干渉波のレベルを示し
ている。この場合、同期捕捉追従部5により、予め指定
されたしきい値よりも大きい所3つの受信遅延量a,
b,cが大きい方から優先して選択され、これら受信遅
延量a〜cがFINGER処理部2A〜2Nのいずれか
にそれぞれ指示される。
【0016】これにより、同期捕捉追従部5から各FI
NGER処理部2A〜2Nに対して、それぞれの受信遅
延量を有するパスが割り当てられたことになり、各FI
NGER処理部2A〜2Nでは、指示された受信遅延量
を用いて受信信号1を逆拡散し、それぞれのパスの相関
値14が出力される。
【0017】本実施の形態では、各FINGER処理部
2A〜2Nのチャネル推定部9に、逆拡散部8で得られ
た相関値14に含まれる干渉波レベルを測定する干渉波
レベル測定部16と、この干渉波レベル測定部16で測
定された干渉波レベルとその相関値14とから受信品質
(SIR:Signal to Interference Ratio )を算出す
るSIR算出器91と、SIR算出器91で算出された
受信品質を所定のしきい値と比較するSIR比較器10
とが設けられている。
【0018】そして、このSIR比較器10の比較結果
に応じたパス選択信号19に基づき、逆拡散部8側から
の相関値14と、検波部13および推定部12の入力端
との間に設けられたパス選択部20により、検波部13
に対して相関値14の出力/出力停止を行うようにした
ものである。
【0019】以下、図2,3を参照して、第1の実施の
形態の動作について説明する。図2は第1の実施の形態
によるCDMA受信機の動作を示すフローチャートであ
る。また、図3は第1の実施の形態によるCDMA受信
機の動作を示すタイミングチャートであり、(a)はS
IR比較器の動作、(b)はパス選択部の動作を示して
いる。
【0020】まず、各FINGER処理部2A〜2Nの
逆拡散部8では、同期捕捉追従部5からの遅延量指示信
号6により指示された所定の受信遅延量(受信タイミン
グ)を用いて、相関器81により受信信号1から相関値
14を算出する(ステップ101)。
【0021】続いて、チャネル推定部9では、SIR算
出器91により、相関器81で得られた相関値14から
受信品質(SIR)を算出する(ステップ102)。こ
の場合、SIR算出器91では、干渉波レベル測定部1
6で測定された干渉波レベルと、相関値14との比によ
り、受信品質が算出される。
【0022】そして、この受信品質がSIR比較部10
でしきい値と比較され(ステップ103)、得られた受
信品質がしきい値以上の場合は(ステップ103:YE
S)、パス選択部20を介して相関値14が検波部13
側に出力され(ステップ104)、しきい値を下回る場
合は(ステップ103:NO)、その相関値14の出力
が停止され、代わりに無効を示す値(all "0" )が出力
される(ステップ105)。
【0023】例えば、図7において、レベルSa 〜Sc
があまり変化せずに干渉波の影響が増大した場合は、図
8に示すように、干渉波のレベルがIからI’まで全体
的に上昇する。これにより、相関値レベルSc と干渉波
レベルI’との差がなくなり、受信遅延量cのパスから
は良好な相関値が得られなくなる。
【0024】このとき、SIR算出部91において、相
関値レベルSと干渉波レベルIとの比から、受信品質S
IRが算出される。これにより、例えば、受信遅延量c
に着目した場合、干渉波の影響が増大した図8での受信
品質Sc /I’が、図7での受信品質Sc /Iに比較し
て、劣化(低下)していることがわかる。
【0025】その後、検波部13で、パス選択部20か
らの相関値が検波され(ステップ106)、各FING
ER処理部2A〜2Nからの検波出力7がRAKE合成
部3により合成された後(ステップ107)、この合成
結果が復号部4で復号される(ステップ108)。
【0026】したがって、図3(a)に示すように、同
期捕捉追従部5から指示される受信遅延量ごと、すなわ
ち各タイムスロットTS1〜TS5ごとに、SIR比較
部10で、SIR算出器91からの受信品質111とし
きい値112とが比較され、その大小関係に応じて、図
3(b)に示すように、その相関値14の合成/非合成
が判断される。この場合、タイムスロットTS3におい
て、受信品質111がしきい値112を下回っているこ
とから、タイムスロットTS3ではパス選択部20から
相関値14が出力されず合成されない。
【0027】このようにして、同期捕捉追従部5におけ
る受信遅延量の選択処理周期内で干渉波の影響が増大し
た場合には、SIR算出器91で算出される受信品質が
劣化し、これがしきい値を下回った場合は、検波部13
側に対する相関値14の出力が停止される。これによ
り、各FINGER処理部2A〜2Nのうち、受信品質
が劣化したパスの検波データ7が、RAKE合成部3に
出力されなくなり、結果として良好な受信品質の検波デ
ータ7だけが合成され、干渉波の影響が増大した場合で
も、合成後に得られる信号の受信品質の低下が抑制され
る。
【0028】次に、図4を参照して、本発明の第2の実
施の形態について説明する。図4は本発明の第2の実施
の形態であるCDMA受信機のブロック図である。同図
において、前述の説明(図1参照)と同じまたは同等部
分には同一符号を付してあり、(a)要部、(b)はF
INGER処理部を示している。本実施の形態では、各
FINGER処理部2A〜2Nで、異なる複数の受信遅
延量を用いて受信信号1から複数の相関値を求め、これ
ら相関値のうち受信品質の最も良好な相関値を選択して
検波するようにしたものである。
【0029】以下、図5,6を参照して、第2の実施の
形態の動作について説明する。図5は第2の実施の形態
によるCDMA受信機の動作を示すフローチャートであ
る。また、図6は第2の実施の形態によるCDMA受信
機の動作を示すタイミングチャートであり、(a)はS
IR比較器の動作、(b)はパス選択部の動作を示して
いる。
【0030】この場合、FINGER処理部2A〜2N
の逆拡散部8には、図4(b)に示すように、受信信号
1に対して並列的に複数の相関器81〜83が設けられ
ており、各相関器81〜83では、同期捕捉追従部5か
らの遅延量指示信号6により指定された受信遅延量(第
1の受信遅延量)、およびその受信遅延量から所定補正
量、例えば0.5チップ(1チップ=拡散符号の1ビッ
ト)だけ増減した受信遅延量(第2の受信遅延量)をそ
れぞれ用いて、相関値14が求められる(ステップ12
1)。
【0031】また、チャネル推定部9には、各相関器8
1〜83に対応してSIR算出部91〜93が設けられ
ており、それぞれの相関値の受信品がを算出される(ス
テップ122)。ここでは、SIR算出部91〜93で
算出された各受信品質がSIR比較部10で比較され、
その比較結果15に応じて最も良好な受信品質を示す相
関値がパス切替部11により選択される(ステップ12
3)。
【0032】そして、検波部13で、パス切替部11か
らの相関値が検波され(ステップ124)、各FING
ER処理部2A〜2Nからの検波出力7がRAKE合成
部3により合成された後(ステップ125)、この合成
結果が復号部4で復号される(ステップ126)。
【0033】図9は遅延プロファイルの他の例を示す説
明図であり、縦軸は相関値のレベル(相関値レベル)、
横軸は受信遅延量を示している。ここでは、同期捕捉追
従部5により、受信遅延量b(図7参照)が選択された
場合を示しており、相関器82で受信遅延量bを用いた
相関値が求められ、相関器81で受信遅延量bから所定
の補正量dだけ増加した(遅れた)受信遅延量b+dを
用いた相関値が求められ、相関器83で受信遅延量bか
ら補正量dだけ低減した(進んだ)受信遅延量b−dを
用いた相関値が求められる。
【0034】また、レベルSb ,Sb-d ,Sb+d は各受
信遅延量b,b−d,b+dによる相関値のレベルを示
している。ここでは、相関器81で求められた受信遅延
量b+dでの相関値レベルSb+dが、同期捕捉追従部5
から指示された受信遅延量bでの相関値レベルSb を上
回っている。
【0035】この場合は、相関器81で求められた受信
遅延量b+dでの相関値がパス切替部11により選択さ
れ、後段の検波部13側に出力される。これにより、結
果として、同期捕捉追従部5から指示された受信遅延量
bが所定補正量+dだけ、FINGER処理部側で補正
されたのと同じ作用となる。
【0036】したがって、同期捕捉追従部における受信
遅延量の選択処理周期内で受信遅延量bが選択された後
に干渉波の影響が増大した場合でも、より良い相関値が
選択されるものとなり、合成後に得られる信号の受信品
質の低下が抑制される。これにより、一般には100m
s〜数sと比較的長い選択処理周期よりパスの状態変化
が速い場合でも、受信品質の低下が抑制され、良好な追
従性能が得られる。
【0037】したがって、図6(a)に示すように、同
期捕捉追従部5から指示される受信遅延量ごと、すなわ
ち各タイムスロットTS1〜TS5ごとに、SIR比較
部10で、SIR算出器91〜93からの受信品質13
1〜133が相互に比較され、その大小関係に応じて、
図6(b)に示すように、いずれの受信遅延量(受信タ
イミング)を用いた相関値14を検波するか判断され
る。
【0038】この場合、タイムスロットTS2では受信
品質132が最も良好なことから、パス選択部20から
受信遅延量b+dの相関値14が出力され、タイムスロ
ットTS5では受信品質133が最も良好なことから、
受信遅延量b−dの相関値14が出力される。また、そ
の他のタイムスロットTS1,TS3,TS4では受信
品質131が最も良好なことから、受信遅延量bの相関
値14が出力される。
【0039】なお、第2の実施の形態では、同期捕捉追
従部5から指定された受信遅延量bを中心として、その
受信遅延量に補正量dだけ増減した受信遅延量b+d,
b−dを含めた3つの受信遅延量を用いて並列的に相関
値を算出するようにした場合を例に説明した。しかし、
これら3つの受信遅延量に限定されるものではなく、よ
り多くの受信遅延量を用いて並列的に相関値を算出する
ようにしもよい。
【0040】図10はFINGER処理部の他の構成例
を示すブロック図であり、ここでは、図4の相関器およ
びSIR算出器の対を3つから5つに増やし、5つの受
信遅延量を用いて並列的に相関値を算出する場合が示さ
れている。この場合、例えば、相関器81〜相関器85
での受信遅延量を、それぞれb−d,b−d/2,b,
b+d/2,b+dと設定する。これにより、図7の場
合と比較して、同期捕捉追従部5から指示された受信遅
延量bに対して、よりきめ細かな補正を行うことができ
る。
【0041】次に、図11を参照して、本発明の第3の
実施の形態について説明する。図11は本発明の第3の
実施の形態であるCDMA受信機のブロック図である。
同図において、前述の説明(図1参照)と同じまたは同
等部分には同一符号を付してあり、(a)要部、(b)
はFINGER処理部を示している。
【0042】本実施の形態では、前述した第2の実施の
形態(図4参照)に加えて、各FINGER処理部2A
〜2Nで補正された受信遅延量を比較し、異なるFIN
GER処理部で同一の受信遅延量が選択されている場合
は、そのうちいずれか1つのFINGER処理部からの
検波データのみをRAKE合成するようにしたものであ
る。
【0043】図11(a)において、各FINGER処
理部2A〜2Nから遅延量通知信号18により通知され
た補正後の受信遅延量を比較する遅延量比較部17が設
けられている。また、図11(b)に示すように、各F
INGER処理部2A〜2Nのチャネル推定部9には、
パス切替部11と検波部13(推定部12)との間に、
パス選択部20が設けられている。
【0044】遅延量比較部17では、各FINGER処
理部2A〜2Nから遅延量通知信号18により通知され
た補正後の受信遅延量を比較し、異なるFINGER処
理部で同一の受信遅延量が選択されているかどうか検査
する。図12は遅延プロファイルの他の例を示す説明図
である。ここでは、2つのFINGER処理部におい
て、同期捕捉追従部5から指定された受信遅延量a,b
がそれぞれa+d,b−dに補正され、結果として両者
の受信遅延量が同一になった場合を示している。
【0045】このような場合、遅延量比較部17は、同
一の受信遅延量が選択されている場合、同一受信遅延量
を選択している各FINGER処理部のうちのいずれか
にパス選択信号19を出力する。また、他で同一受信遅
延量が選択されていないFINGER処理部に対しても
パス選択信号19を出力する。
【0046】一方、各FINGER処理部2A〜2Nで
は、遅延量比較部17からパス選択信号19が出力され
た場合にのみ、パス切換部11で選択された相関値14
がパス選択部20を介して検波部13および推定部12
に出力され、検波データ7がRAKE合成部3へ出力さ
れる。これにより、各FINGER処理部2A〜2Nで
個別に受信遅延量を補正する場合でも、同一受信遅延量
を用いた相関値14から得られた検波データ7が、重複
してRAKE合成部3に入力されなくなり、偏りなく公
平に各FINGER処理部2A〜2Nからの検波データ
7を合成できる。
【0047】次に、図13を参照して、本発明の第4の
実施の形態について説明する。図13は本発明の第4の
実施の形態であるCDMA受信機のブロック図であり、
特にFINGER処理部を示している。本実施の形態で
は、前述した第2の実施の形態(図4参照)の各FIN
GER処理部2A〜2Nにおいて、パス切替部11で選
択された相関値14の受信品質が良好な場合のみ、その
相関値14から得られた検波データ7をRAKE合成部
3で合成するようにしたものである。
【0048】ここでは、各FINGER処理部2A〜2
Nのチャネル推定部9には、パス切替部11と検波部1
3(推定部12)との間に、パス選択部20が設けられ
ている。SIR算出部91〜93で算出された各受信品
質は、SIR比較部10で比較され、その比較結果15
に応じて最も良好な受信品質を示す相関値がパス切替部
11により選択される。
【0049】このとき、SIR比較部10では、選択し
た最も良好な受信品質と所定のしきい値とが比較され、
しきい値以上の場合のみパス選択信号19が出力され
る。これにより、パス切替部11で選択された相関値1
4の受信品質がしきい値より良好な場合のみ、その相関
値14がパス選択部20を介して検波部13および推定
部12に入力され、その相関値14から得られた検波デ
ータ7がRAKE合成部3へ出力される。
【0050】したがって、各FINGER処理部2A〜
2Nで補正された受信遅延量を用いて得られた相関値の
うち、干渉波の影響が少なく良好な相関値から得られた
検波データ7だけがRAKE合成部3で合成されるもの
となり、合成後に得られる信号の受信品質の低下が抑制
される。
【0051】なお、以上の説明した各実施の形態におい
て、干渉波レベル測定部16で相関値14から干渉波レ
ベルを測定する場合は、次のようにして測定される。例
えば、異なる4つの位相を用いて4値の多重通信を行う
QPSK(Quadrature phase shift keying )では、I
Q平面上に各位相に対応するシンボル点が現れる。
【0052】ここで、干渉波レベルが増加すると、受信
信号から得られたシンボル点の位置が、理論位置と誤差
を生じる。したがって、受信信号から得られたシンボル
の位置と理論位置との誤差の分散を求めることにより、
干渉波レベルの大きさを求めることができる。なお、相
関値14から干渉波レベルを測定する方法については、
これに限定されるものではなく、従来から公知の方法を
用いてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、各受信
処理部において、同期捕捉追従部から指示された受信遅
延量で受信信号を逆拡散して得られた相関値から干渉波
レベルを測定し、得られた干渉波レベルとその相関値と
から算出した受信品質に基づいて、その相関値から得ら
れた検波データを合成部で合成するか否か判断するよう
にしたものである。したがって、相関値と干渉波とのレ
ベル差が大きく受信品質が良好な場合にのみ、その相関
値から得られた検波データが合成部により合成されると
ともに、受信品質の悪化した検波データが合成されなく
なり、干渉波のレベルが増加した場合でも、合成後に得
られる信号の受信品質の低下を抑制できる。
【0054】また、各受信処理部において、同期捕捉追
従部から指示された第1の受信遅延量と、この第1の受
信遅延量をわずかに補正した第2の受信遅延量とを用い
て受信信号をそれぞれ個別に逆拡散し、第1および第2
の受信遅延量を用いて得られた複数の相関値からいずれ
かの相関値を選択して検波出力するものとし、相関値を
選択する場合は、いずれかの相関値から干渉波レベルを
測定し、その干渉波レベルと各相関値とからそれぞれ受
信品質を算出し、これら複数の受信品質のうち最も良好
な受信品質が得られた相関値を選択するようにしたもの
である。
【0055】したがって、第1および第2の受信遅延量
を用いて得られた複数の相関値のうち、相関値と干渉波
とのレベル差が大きく最も良好な受信品質の相関値から
得られた検波データが合成部で合成されるため、同期捕
捉追従部において受信遅延量選択後に干渉波レベルが増
加した場合でも、受信遅延量が補正されてより良い相関
値が選択されるものとなり、合成後に得られる信号の受
信品質の低下が抑制されるとともに、良好な追従性能が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態によるCDMA受
信機のブロック図である。
【図2】 第1の実施の形態によるCDMA受信機の動
作を示すフローチャートである。
【図3】 第1の実施の形態によるCDMA受信機の動
作を示すタイミングチャートである。
【図4】 本発明の第2の実施の形態によるCDMA受
信機のブロック図である。
【図5】 第2の実施の形態によるCDMA受信機の動
作を示すフローチャートである。
【図6】 第2の実施の形態によるCDMA受信機の動
作を示すタイミングチャートである。
【図7】 遅延プロファイルの例を示す説明図である。
【図8】 遅延プロファイルの他の例を示す説明図であ
る。
【図9】 遅延プロファイルの他の例を示す説明図であ
る。
【図10】 FINGER処理部の他の例を示すブロッ
ク図である。
【図11】 本発明の第3の実施の形態によるCDMA
受信機のブロック図である。
【図12】 遅延プロファイルの他の例を示す説明図で
ある。
【図13】 本発明の第4の実施の形態によるCDMA
受信機のブロック図である。
【図14】 従来のCDMA受信機のブロック図であ
る。
【符号の説明】
1…受信信号、2A〜2N…FINGER処理部(受信
処理部)、3…RAKE合成部(合成部)、4…復号
部、5…同期捕捉追従部、6…遅延量指示信号、7…検
波データ、8…逆拡散部、81〜85…相関器、9…チ
ャネル推定部、91〜95…SIR算出器,10…SI
R比較部、11…パス切替部、12…推定部、13…検
波部、14…相関値、15…比較結果、16…干渉波レ
ベル測定部、17…遅延量比較部、18…遅延量通知信
号、19…パス選択信号、20…パス選択部、a〜c…
受信遅延量、d…補正量、Sa 〜Sc ,Sb+d ,S
b-d ,…相関値レベル、I,I’…干渉波レベル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04J 13/04

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号を逆拡散して得た相関プロファ
    イルに基づいて受信信号を良好に受信しうる複数の受信
    遅延量を選択する同期捕捉追従部と、この同期捕捉追従
    部で選択されたいずれかの受信遅延量で受信信号を逆拡
    散した後に検波出力する複数の受信処理部と、これら受
    信処理部で得られた検波データを合成する合成部とを有
    し、この合成部からの合成出力を復号することにより所
    望の信号を得るCDMA受信機において、 各受信処理部は、 同期捕捉追従部から指示された受信遅延量で受信信号を
    逆拡散して得られた相関値から干渉波レベルを測定し、 得られた干渉波レベルとその相関値とから算出した受信
    品質に基づいて、その相関値から得られた検波データを
    合成部で合成するか否か判断することを特徴とするCD
    MA受信方法。
  2. 【請求項2】 受信信号を逆拡散して得た相関プロファ
    イルに基づいて受信信号を良好に受信しうる複数の受信
    遅延量を選択する同期捕捉追従部と、この同期捕捉追従
    部で選択されたいずれかの受信遅延量で受信信号を逆拡
    散した後に検波出力する複数の受信処理部と、これら受
    信処理部で得られた検波データを合成する合成部とを有
    し、この合成部からの合成出力を復号することにより所
    望の信号を得るCDMA受信機において、 各受信処理部は、 同期捕捉追従部から指示された第1の受信遅延量と、こ
    の第1の受信遅延量をわずかに補正した第2の受信遅延
    量とを用いて受信信号をそれぞれ個別に逆拡散し、 第1および第2の受信遅延量を用いて得られた複数の相
    関値からいずれかの相関値を選択して検波出力するもの
    とし、 相関値を選択する場合は、 いずれかの相関値から干渉波レベルを測定し、その干渉
    波レベルと各相関値とからそれぞれ受信品質を算出し、
    これら複数の受信品質のうち最も良好な受信品質が得ら
    れた相関値を選択することを特徴とするCDMA受信方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2のCDMA受信方法において、 各受信処理部は、 同期捕捉追従部から指示された第1の受信遅延量と、こ
    の第1の受信遅延量を中心として所定補正量だけ増減し
    た複数の第2の受信遅延量とを用いて受信信号をそれぞ
    れ個別に逆拡散し、 第1および第2の受信遅延量を用いて得られた複数の相
    関値からいずれかの相関値を選択して検波出力すること
    を特徴とするCDMA受信方法。
  4. 【請求項4】 請求項2または3のCDMA受信方法に
    おいて、 各受信処理部で選択された相関値の受信遅延量をそれぞ
    れ比較し、 複数の受信処理部で同一の受信遅延量を用いた相関値が
    選択されている場合は、そのうちいずれか1つの受信処
    理部を選択し、選択した受信処理部の相関値から得られ
    た検波データのみを合成部で合成することを特徴とする
    CDMA受信方法。
  5. 【請求項5】 請求項2または3のCDMA受信方法に
    おいて、 各受信処理部は、 選択された相関値の受信品質に基づいて、その相関値か
    ら得られた検波データを合成部で合成するか否か判断す
    ることを特徴とするCDMA受信方法。
  6. 【請求項6】 受信信号を逆拡散して得た相関プロファ
    イルに基づいて受信信号を良好に受信しうる複数の受信
    遅延量を選択する同期捕捉追従部と、この同期捕捉追従
    部で選択されたいずれかの受信遅延量で受信信号を逆拡
    散した後に検波出力する複数の受信処理部と、これら受
    信処理部で得られた検波データを合成する合成部とを有
    し、この合成部からの合成出力を復号することにより所
    望の信号を得るCDMA受信機において、 各受信処理部は、 同期捕捉追従部から指示された受信遅延量で受信信号を
    逆拡散して得られた相関値から干渉波レベルを測定する
    手段と、 得られた干渉波レベルとその相関値とから算出した受信
    品質に基づいて、その相関値から得られた検波データを
    合成部で合成するか否か判断する手段とを備えることを
    特徴とするCDMA受信機。
  7. 【請求項7】 受信信号を逆拡散して得た相関プロファ
    イルに基づいて受信信号を良好に受信しうる複数の受信
    遅延量を選択する同期捕捉追従部と、この同期捕捉追従
    部で選択されたいずれかの受信遅延量で受信信号を逆拡
    散した後に検波出力する複数の受信処理部と、これら受
    信処理部で得られた検波データを合成する合成部とを有
    し、この合成部からの合成出力を復号することにより所
    望の信号を得るCDMA受信機において、 各受信処理部は、 同期捕捉追従部から指示された第1の受信遅延量と、こ
    の第1の受信遅延量をわずかに補正した第2の受信遅延
    量とを用いて受信信号をそれぞれ個別に逆拡散する手段
    と、 第1および第2の受信遅延量を用いて得られた複数の相
    関値からいずれかの相関値を選択して検波出力する手段
    と、 相関値を選択する場合は、いずれかの相関値から干渉波
    レベルを測定し、その干渉波レベルと各相関値とからそ
    れぞれ受信品質を算出し、これら複数の受信品質のうち
    最も良好な受信品質が得られた相関値を選択する手段と
    を備えることを特徴とするCDMA受信機。
  8. 【請求項8】 請求項7のCDMA受信機において、 各受信処理部は、 同期捕捉追従部から指示された第1の受信遅延量と、こ
    の第1の受信遅延量を中心として所定補正量だけ増減し
    た複数の第2の受信遅延量とを用いて受信信号をそれぞ
    れ個別に逆拡散する手段と、 第1および第2の受信遅延量を用いて得られた複数の相
    関値からいずれかの相関値を選択して検波出力する手段
    とを備えることを特徴とするCDMA受信機。
  9. 【請求項9】 請求項7または8のCDMA受信機にお
    いて、 各受信処理部で選択された相関値の受信遅延量をそれぞ
    れ比較する手段と、 複数の受信処理部で同一の受信遅延量を用いた相関値が
    選択されている場合は、そのうちいずれか1つの受信処
    理部を選択し、選択した受信処理部の相関値から得られ
    た検波データのみを合成部で合成する手段とを備えるこ
    とを特徴とするCDMA受信機。
  10. 【請求項10】 請求項7または8のCDMA受信機に
    おいて、 各受信処理部は、 選択された相関値の受信品質に基づいて、その相関値か
    ら得られた検波データを合成部で合成するか否か判断す
    る手段を備えることを特徴とするCDMA受信機。
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