JP2002319877A - Rake受信装置 - Google Patents

Rake受信装置

Info

Publication number
JP2002319877A
JP2002319877A JP2001122523A JP2001122523A JP2002319877A JP 2002319877 A JP2002319877 A JP 2002319877A JP 2001122523 A JP2001122523 A JP 2001122523A JP 2001122523 A JP2001122523 A JP 2001122523A JP 2002319877 A JP2002319877 A JP 2002319877A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
path
finger
rake
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001122523A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Kimura
大 木村
Noriyuki Kawaguchi
紀幸 川口
Morihiko Minowa
守彦 箕輪
Masaji Takeuchi
正次 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2001122523A priority Critical patent/JP2002319877A/ja
Publication of JP2002319877A publication Critical patent/JP2002319877A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 CDMA方式のRAKE受信装置に関し、確
実な有効パスのみでなく、無効パスに近いようなパスに
ついて合成する 【解決手段】 n個の閾値と、n+1個の重み係数とを
定めて、フィンガ対応の同期検波部1−1〜1−nと、
同期検波部1−1〜1−nの出力信号とn個の閾値とを
比較する比較部3と、比較部3の比較結果に応じてn+
1個の重み係数の中から1個の重み係数を選択決定する
重み係数決定部4と、選択決定した重み係数を同期検波
出力信号に乗算する乗算部(ピットシフト部2−1〜2
−n)と、乗算結果を合成するRAKE合成部5とを含
む構成を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DS−CDMA
(Direct Spread−Code Divis
ion Multiple Access;直接拡散符
号分割多重アクセス)方式に於いて、マルチパスによる
受信信号を有効に合成する為のRAKE受信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】DS−CDMA方式は、送信データに高
速レートの拡散コードを乗算してスペクトル拡散を行っ
て送信するものであり、CDMA受信装置は、拡散コー
ドを用いて逆拡散復調するものである。図10は、一般
的なCDMA受信装置の概要を示すものであり、101
はアンテナ、102はバンドパスフィルタ(BPF)、
103は直交検波部、104,105はローパスフィル
タ(LPF)、106,107はAD変換器(A/
D)、108はサーチャ部、109はフィンガ部、11
0は誤り訂正部、111は判定部を示し、判定後の音声
復号やデータ処理等の機能部については図示を省略して
いる。
【0003】又サーチャ部108は、マッチトフィルタ
(MF)121と、ピーク判定部122とを含む構成を
有し、又フィンガ部109は、複数のフィンガ123−
1〜123nと、RAKE合成部124とを含む構成を
有し、又各フィンガ123−1〜123−nは、逆拡散
部131と、同期検波部132とを含む構成を有するも
のである。
【0004】アンテナ101により受信した受信波に含
まれる不要波をバンドパスフィルタ102により除去
し、この受信波を直交検波器103により直交検波し
て、I軸成分とQ軸成分とに復調し、それぞれローパス
フィルタ104,105を介して不要な高調波成分を除
去し、AD変換器106,107によりディジタル信号
に変換してベースバンド信号とし、サーチャ部108と
フィンガ部109とに入力する。
【0005】サーチャ部108は、マッチトフィルタ1
21により、受信ベースバンド信号の中の既知のパイロ
ット成分と拡散系列との相関をとるもので、このマッチ
トフィルタ121の出力信号は、オーバーサンプルレー
ト(通常のチップレートの2〜8倍程度)の信号であ
り、又必要に応じて、S/N改善の為に、同相加算を行
い、又信号や干渉の分散を抑制する為に電力変換した
後、巡回加算を行って、遅延プロファイルを求める。こ
の遅延プロファイルは、マルチパスに於ける各パスの遅
延に対応したタイミングに鋭いピークとなる相関値を有
するもので、ピーク判定部122は、このピークとなる
時点の電力の大きい順に所定数を検出し、フィンガ部1
09の各フィンガ123−1〜123−nに、その検出
したタイミングを遅延パスタイミングとして割当てる。
【0006】フィンガ部109の各フィンガ123−1
〜123−nの逆拡散部131は、サーチャ部108か
らの遅延パスタイミングに従って逆拡散処理を行い、逆
拡散により得られたデータ部(Data)とパイロット
部(Pilot)とを同期検波部132に入力し、この
パイロット部(Pilot)を用いてチャネル推定を行
って、データ部を検波する。この同期検波により得られ
た各フィンガ123−1〜123−nからのデータシン
ボルは、RAKE合成部124に於いて合成され、誤り
訂正部110に転送され、誤り訂正後に、判定部111
による硬判定が行われて、図示を省略した後段の処理機
能部に転送される。
【0007】前述のような構成により、マルチパス環境
に於いても逆拡散復調が可能となるものであるが、例え
ば、フィンガ123−1〜123−nの数より少ないマ
ルチパス数の場合、又はサーチャ部108に於ける遅延
パスの検出に誤りがある場合には、フィンガ123−1
〜123−nに対して、存在しない遅延パスのタイミン
グが割当てられることになる。存在するパスに対応する
タイミングが割当てられたフィンガを有効パス、又存在
しないパスに対応するタイミングが割当てられたフィン
ガを無効パスと称するもので、RAKE合成に於いて
は、各フィンガを受信電力で合成するから、無効パスに
ついても合成することにより、合成後のSNR(信号対
雑音比)が劣化する。
【0008】そこで、無効パスを排除又は抑圧して合成
するRAKE受信装置が提案されている。例えば、逆拡
散後の電力を測定し、所定の閾値以下の電力に対応する
パスはRAKE合成を行わない構成、又は、所定の閾値
以下の電力に対応するパスについては、1以下の重み係
数を乗算してから合成して、無効パスによる影響を低減
する構成が知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】電波の伝搬状態は、地
理的にも時間的にも大きく相違するものであり、従っ
て、前述のRAKE合成に於いて、複数のフィンガに対
して有効,無効を判定閾値により判定する場合、有効パ
スを無効パスと判定したり、又は反対に無効パスを有効
パスと判定することがある。それによって、複雑な電波
の伝搬状態に対応して有効なRAKE合成を行うことが
できない問題があった。
【0010】又複数のフィンガの出力信号に、その出力
信号レベルに対応した重み係数を乗算して合成する手段
が知られている(特開平10−190526号公報参
照)。この従来例は、スペースダイバーシチ方式に於け
るアンテナ対応の受信レベルに従った重み係数を乗算し
て合成する場合と類似し、有効パスと無効パスとを識別
して合成することは困難である。
【0011】又逆拡散出力信号の平均レベル及び広がり
を基に判定閾値を求め、この判定閾値を超えた逆拡散出
力信号を有効パスとしてRAKE合成する手段が知られ
ている(例えば、特開平11−234172号公報参
照)。この従来例は、有効,無効の判定閾値を受信状態
に対応して変更することが可能であるが、一つの判定閾
値を可変な構成とした場合に相当し、複雑な電波の伝搬
状態には充分な対応ができない問題がある。本発明は、
複数の判定閾値と、複数の重み係数とを基に、有効パス
についてRAKE合成し、受信品質の向上を図ることを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のRAKE受信装
置は、図1を参照して説明すると、拡散変調された受信
信号を逆拡散してRAKE合成を行うRAKE受信装置
であって、フィンガ対応の逆拡散出力信号を同期検波し
た出力信号と複数の閾値とを比較する比較部3と、複数
の閾値に対して+1した個数の重み係数の中から比較部
3の比較結果に対応して選択決定する重み係数決定部4
と、この重み係数決定部4により選択決定した重み係数
を、同期検波した出力信号に乗算するビットシフト部2
−1〜2−n等による乗算部と、この乗算部の出力信号
を合成するRAKE合成部5とを含む構成を有するもの
である。
【0013】又逆拡散部と同期検波部とを含む複数のフ
ィンガと、各フィンガの出力信号を合成するRAKE合
成部とを含むフィンガ部と、複数のフィンガの各逆拡散
部に逆拡散の為の遅延パスタイミングを加えるサーチャ
部とを備え、このサーチャ部は、遅延プロファイルを基
にピーク電力値を求めるピーク検出部と、遅延プロファ
イルを基に平均干渉電力を求める電力平均処理部と、こ
の電力平均処理部により求めた平均干渉電力値を基に複
数の閾値を決定する閾値決定部と、この閾値決定部から
の複数の閾値と前記ピーク検出部によるパス対応のピー
ク電力値とを比較した結果に対応して複数の重み係数の
中から重み係数を選択決定する重み係数決定部とを有
し、又フィンガ部のRAKE合成部は、重み係数決定部
により選択決定したパス対応の重み係数を、パス対応の
フィンガの出力信号に乗算して合成する構成を有するも
のである。
【0014】又逆拡散部と同期検波部とを含む複数のフ
ィンガと、各フィンガの出力信号を合成するRAKE合
成部とを含むフィンガ部と、複数のフィンガの各逆拡散
部に逆拡散の為の遅延パスタイミングを加えるサーチャ
部とを備え、このサーチャ部は、遅延プロファイルを基
にピーク電力値を求めるピーク検出部と、このピーク検
出部による最大ピーク電力値を基に複数の閾値を決定す
る閾値決定部と、この閾値決定部からの複数の閾値とピ
ーク検出部によるパス対応のピーク電力値とを比較した
結果に対応して複数の重み係数の中から重み係数を選択
決定する重み係数決定部とを有し、フィンガ部のRAK
E合成部は、重み係数決定部により選択決定したパス対
応の重み係数を、パス対応のフィンガの出力信号に乗算
して合成する構成を有するものである。
【0015】又閾値決定部は、サーチャ部に於ける巡回
積分回数情報と、フェージング周波数推定情報との何れ
か一方又は両方と、平均干渉電力値又は最大ピーク電力
値とを基に複数の閾値を決定する構成とすることができ
る。又重み係数決定部は、平均干渉電力値を基に決定し
た複数の重み係数と、最大ピーク電力値を基に決定した
複数の重み係数とを組合せて、フィンガ対応の重み係数
を決定する構成とすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
の要部説明図であり、フィンガ部の要部のみを示し、フ
ィンガ対応の同期検波部1−1〜1−nと、重み係数を
乗算する為のビットシフト部2−1〜2−nと、複数の
閾値と比較する比較部3と、比較結果に対応した重み係
数を選択する重み係数(ビットシフト量)決定部4と、
RAKE合成部5とを示す。
【0017】逆拡散部(図示を省略)からのデータ部と
パイロット部とを同期検波部に入力し、フィンガ対応の
同期検波部1−1〜1−nの出力信号を比較部3と、ビ
ットシフト部2−1〜2−nとに入力し、比較部3に於
いて複数の閾値V1〜Vmと比較し、比較結果を重み係
数(ビットシフト量)決定部4に入力する。この重み係
数(ビットシフト量)決定部4は、2の冪乗とした重み
係数W1〜Wm+1を選択して、ビットシフト部2−1
〜2−nを制御し、同期検波部1−1〜1−nの出力信
号に、選択した重み係数W1〜Wm+1を乗算し、RA
KE合成部5に於いて合成する。
【0018】例えば、閾値を2種類のV1,V2(=V
1>V2)とし、又重み係数W1〜W3を20 〜2-2
して、同期検波部1−1〜1−nの出力信号レベルが、
閾値V1を超えた時には、重み係数W1=20 =1、閾
値V1以下で閾値V2を超えた時には、重み係数W2=
-1=0.5、閾値V2以下の時は、重み係数W3=2
-2=0.25とすることができる。このように複数の重
み係数W1〜Wnの何れかを決定してビットシフト部2
−1〜2−nのシフト量を制御することによって、同期
検波部1−1〜1−nの出力信号に重み係数を選択して
乗算することができる。即ち、ビットシフト部2−1〜
2−nは、フィンガ対応の乗算部に相当するものであ
る。
【0019】又複数の閾値V1〜Vmは、固定的に設定
することも可能であるが、後述のように、平均干渉電力
を基準として設定することも可能であり、又最大ピーク
電力を基準として設定することも可能である。或いは、
他の条件も考慮して設定することも可能である。それに
よって、大幅に異なる電波の伝搬状態に対して、最適な
RAKE合成を行うことができる。
【0020】図2は本発明の第2の実施の形態の説明図
であり、CDMA受信装置の要部を示し、11はアンテ
ナ、12はバンドパスフィルタ(BPF)、13はQP
SK復調部、14,15はローパスフィルタ(LP
F)、16,17はAD変換器(A/D)、18はサー
チャ部、19はフィンガ部、20は誤り訂正部、21は
判定部を示す。なお、判定部21の後段の処理機能部の
図示を省略している。
【0021】又フィンガ部19は、従来例と同様に、複
数のフィンガ24−1〜24−nとRAKE合成部25
とを含み、各フィンガ24−1〜24−nは、逆拡散部
26と同期検波部27とを含む構成を有する。又サーチ
ャ部18は、マッチトフィルタ(MF)22と、ピーク
判定重み係数決定部23とを含み、遅延パスタイミング
をフィンガ24−1〜24−nに加え、又重み係数情報
をRAKE合成部25に加える。
【0022】アンテナ11によって受信した受信波に含
まれる不要波をバンドパスフィルタ12により除去し、
この受信波をQPSK復調部13によりI軸成分とQ軸
成分とに復調し、それぞれローパスフィルタ14,15
を介して不要な高調波成分を除去し、AD変換器16,
17によりディジタル信号に変換してベースバンド信号
とし、サーチャ部18とフィンガ部19とに入力する。
【0023】サーチャ部18は、マッチトフィルタ22
により、受信ベースバンド信号の中の既知のパイロット
成分と拡散系列との相関をとり、同相加算及び電力加算
により遅延プロファイルを求め、この遅延プロファイル
をピーク判定重み係数決定部23に入力し、遅延プロフ
ァイルのピークとなるタイミングを遅延パスタイミング
として、サーチャ24−1〜24−nに加え、又複数の
閾値と遅延プロファイルのピーク電力と比較し、遅延パ
スタイミングに対応するフィンガの出力信号に対する重
み係数を決定し、この重み係数情報をRAKE合成部2
5に加える。従って、RAKE合成部25は、各種の受
信条件に対応して変動する各フィンガの出力信号につい
て有効,無効の判定と共に、複数段階の重み係数を乗算
してRAKE合成することができる。
【0024】なお、フィンガ部19は、各フィンガ24
−1〜24−nの逆拡散部26に於いて、サーチャ部1
8からの遅延パスタイミングに従って逆拡散処理を行
い、その逆拡散により得られたデータ部(Data)と
パイロット部(Pilot)とを同期検波部27に入力
し、パイロット部(Pilot)を用いてデータ部(D
ata)の同期検波を行い、各フィンガ24−1〜24
−nの同期検波出力信号をRAKE合成部25に加えて
合成し、誤り訂正部20に於いて誤り訂正し、判定部2
1に於いてシンボルの判定を行い、後段の処理機能部に
転送する。
【0025】図3は本発明の第3の実施の形態の説明図
であり、サーチャ部の重み係数決定の要部構成を示し、
31はマッチトフィルタ(MF)、32は同相加算部、
33は電力加算部、34はピーク検出部、35は電力平
均処理部、36は閾値決定部、37−1〜37−nはフ
ィンガ対応部、38−1,38−2は比較部、39は重
み係数決定部を示す。
【0026】マッチトフィルタ31と同相加算部32と
電力加算部33とは、図2に於けるマッチトフィルタ2
2の機能に対応し、又ピーク検出部34と電力平均処理
部35と閾値決定部36とフィンガ対応部37−1〜3
7−nとは、図2に於けるピーク判定重み係数決定部2
3の機能に対応するが、フィンガ部に対する遅延パスタ
イミングの出力機能は図示を省略している。
【0027】マッチトフィルタ31の出力信号を同相加
算部32により同相加算し、電力加算部33により電力
加算して形成した遅延プロファイルを、ピーク検出部3
4と電力平均処理部35とに加える。ピーク検出部34
により検出したパスのピーク電力値P1〜Pnをそれぞ
れフィンガ対応部37−1〜37−nと電力平均処理部
35とに入力する。
【0028】電力平均処理部35は、サーチ時間幅分の
遅延プロファイルについての平均化処理を行い、平均干
渉電力Pavを求める。この場合、ピーク検出部34か
らのピーク検出のタイミングの前後の数サンプルを除い
て平均化処理を実行する。これは、ローパスフィルタ
(図2参照)のインパルス応答の影響により、ピークタ
イミングの前後のタイミングに於ける電力が、実際には
遅延パスが存在しないにも拘らず比較的大きな値となる
ことになる。例えば、ピーク電力を検出した時に、その
ピークタイミングの前後の0.5チップ以内のタイミン
グに於ける次に大きい値のピーク電力は除いて処理する
もので、4オーバーサンプルの場合、ピークタイミング
の前後2オーバーサンプル以内のタイミングに於ける次
に大きい値のピーク電力を除いて処理する。そして、求
めた平均干渉電力Pavを閾値決定部36に加える。こ
の閾値決定部36は、例えば、2種類の第1,第2の閾
値V1,V2を用いる場合は、平均干渉電力Pavに2
種類の第1,第2のオフセット値F1,F2をそれぞれ
加えることにより決定する。この2種類の第1,第2の
閾値V1,V2を各フィンガ対応部37−1〜37−n
の比較部38−1,38−2にそれぞれ加え、ピーク検
出部34に於いて検出した遅延パス対応のピーク電力値
P1〜Pnと比較する。
【0029】この場合、オフセット値はF1>F2の関
係、閾値はV1>V2の関係、パスのピーク電力値はP
1>P2>・・・>Pnの関係とすると、平均干渉電力
Pavに対してオフセット値F1,F2を加算して第
1,第2の閾値V1,V2を決定する。即ち、V1=P
av+F1、V2=Pav+F2とする。そして、ピー
ク検出部34により検出した遅延パス対応のピーク電力
値と、比較部38−1に於いて第1の閾値V1とを比較
し、比較部38−2に於いて第2の閾値V2とを比較す
る。
【0030】重み係数決定部39は、比較部38−1,
38−2による比較結果、パスのピーク電力値Pi(i
=1,2,・・・n)が、V1<Pi>V2の場合に重
み係数W1、V1>Pi>V2の場合に重み係数W2、
V1>Pi<V2の場合に重み係数W3とする。なお、
重み係数はW1>W2>W3の関係とする。
【0031】図4は前述の第1,第2の閾値V1,V2
決定の説明図であり、横軸を時間として、遅延プロファ
イルのピークのタイミングT1,T2,・・・Tnに於
ける遅延パス対応のピーク電力値をP1,P2,・・・
Pnとし、平均干渉電力をPavとすると、この平均干
渉電力Pavにオフセット値F1,F2を加算する。そ
れにより、第1,第2の閾値V1,V2を決定し、第1
の閾値V1を超えた電力領域R1と、第1の閾値V1以
下で第2の閾値V2を超えた電力領域R2と、第2の閾
値V2以下の電力領域R3とし、それぞれの電力領域R
1,R2,R3に重み係数W1,W2,W3を割当て、
重み係数決定部39は、比較部38−1,38−2の比
較結果によりピーク電力値が存在する電力領域R1,R
2,R3を判定して重み係数W1,W2,W3の何れか
をフィンガ対応に決定し、RAKE合成部25(図2参
照)に於いて各フィンガ対応の出力信号を合成する。
【0032】図5は遅延プロファイル上のピーク電力分
布説明図であり、横軸を電力、縦軸を累積確率として、
前述の平均干渉電力Pavと、閾値V1,V2と、電力
領域R1,R2,R3と、パスのピーク電力値P1〜P
nとを示す。即ち、ピーク電力値P1〜Pjは、本来の
パスに起因するピーク電力値、即ち、有効パスを示し、
ピーク電力値P(j+1)〜Pnは干渉に起因するピー
ク電力値、即ち、無効パスを示す。
【0033】そして、無効パスを含まない電力領域R1
と、有効パスと無効パスとを含む電力領域R2と、無効
パスのみを含む電力領域R3とに分けることができる。
オフセット値F1,F2は、このような電力領域R1,
R2,R3に分けることができるように選択する。そし
て、電力領域R1には大きな重み係数W1を割当て、電
力領域R3には零を含む最も小さい重み係数W3を割当
て、電力領域R2には中間の重み係数W2を割当て、R
AKE合成を行うものである。なお、電力領域R1,R
2,R3を更に細かく分割して、それぞれに異なる重み
係数を割当てることも可能であり、きめ細かなRAKE
合成を行うこともできる。
【0034】図6は本発明の第4の実施の形態の要部説
明図であり、サーチャ部の重み係数決定の要部構成を示
し、41はマッチトフィルタ(MF)、42は同相加算
部、43は電力加算部、44はピーク検出部、46は閾
値決定部、47−1〜47−nはフィンガ対応部、48
−1,48−2は比較部、49は重み係数決定部を示
す。
【0035】マッチトフィルタ41と同相加算部42と
電力加算部43とピーク検出部44とフィンガ対応部4
8−1〜48−nとは、図3に於ける同一の名称の機能
部分と同一の機能を有するものであって、重複した説明
は省略する。この実施の形態は、ピーク検出部44に於
いて検出した最大ピーク電力値P1を閾値決定部46に
加え、この閾値決定部46は、最大ピーク電力値P1か
らオフセット値F1’,F2’を減算して、第1,第2
の閾値V1’,V2’を決定する。この場合の閾値V
1’,V2’は、前述の平均干渉電力を基に決定した第
1,第2の閾値V1,V2と異なる値となる場合が多い
ものである。
【0036】例えば、図7に示すように、T1,T2,
・・・Tnのタイミングに於ける各パスのピーク電力値
P1,P2,・・・Pnを、ピーク検出部44に於いて
検出すると、その中の最大ピーク電力値P1を閾値決定
部46に加え、この最大ピーク電力値P1からオフセッ
ト値F1’を減算して第1の閾値V1’を決定し、最大
ピーク電力値P1からオフセット値F2’を減算して第
2の閾値V2’を決定する。即ち、この場合のオフセッ
ト値F1’,F2’は、F1’<F2’の関係を有する
ものである。そして、各パスのピーク電力値と第1,第
2の閾値V1’,V2’とを比較し、その比較結果を基
に重み係数決定部49に於いて、電力領域R1’,R
2’,R3’の何れに存在するかを判定し、電力領域R
1’,R2’,R3’対応の重み係数W1’,W2’,
W3’をフィンガ対応に決定するものである。この場合
も、更に多くの電力領域に分割して、それぞれに重み係
数を割当てることができる。
【0037】図8は本発明の第5の実施の形態の要部説
明図であり、サーチャ部の重み係数決定の要部構成を示
し、51はマッチトフィルタ(MF)、52は同相加算
部、53は電力加算部、54はピーク検出部、55は電
力平均処理部、56は閾値決定部、57−1〜57−n
はフィンガ対応部、58−1,58−2は比較部、59
は重み係数決定部、60は巡回積分回数部、61はフェ
ージング周波数推定部を示す。
【0038】マッチトフィルタ51と同相加算部52と
電力加算部53とピーク検出部54と電力平均処理部5
5とフィンガ対応部58−1〜58−nとは、図3に於
ける同一の名称の機能部分と同一の機能を有するもので
あって、重複した説明は省略する。この実施の形態は、
閾値決定部56に、巡回積分回数部60からの巡回積分
回数情報と、フェージング周波数推定部61からのフェ
ージング周波数情報と、電力平均処理部55からの平均
干渉電力と、オフセット値F1,F2とを入力して、第
1,第2の閾値V1,V2を決定するものである。
【0039】遅延プロファイル生成時の巡回積分の回数
が大きい程、遅延プロファイル上の有効パスの電力力分
布の分散が小さくなる。これに対して、無効パスは、干
渉成分の最大値に相当するから、巡回積分の回数が大き
い程、平均値及び分散が小さくなる。従って、巡回積分
の回数が大きい程、有効パスと無効パスとを比較的明確
に判定できることになり、第1の閾値V1を小さくし、
第2の閾値V2を大きくすることができる。このような
処理によっても、中間的なピーク電力値、即ち、電力領
域R2に相当するピーク電力値が存在することがあり、
これに対しては、重み係数W2を決定することにより、
全く無効パスとして無視する場合に比較して、効率の良
いRAKE合成が可能となる。
【0040】又フェージング周波数が小さい程、有効パ
スの電力分布の分散が大きくなるから、フェージング周
波数推定部61に於いて、既に知られている受信電力の
変動周期等の推定手段によりフェージング周波数を推定
し、このフェージング周波数情報を閾値決定部56に入
力する。それによって、閾値決定部56は、フェージン
グ周波数が小さい程、第2の閾値V2を小さくする。
【0041】なお、閾値決定部56は、平均干渉電力
と、巡回積分回数情報と、フェージング周波数情報との
何れか一つ又は複数と、無線システムに対応して設定し
たオフセット値とを用いて、フィンガ対応部に加える閾
値を決定することができる。
【0042】図9は、図3に示す実施の形態と、図6に
示す実施の形態とを組合せて、重み係数を決定する場合
を示し、図3に於ける平均干渉電力を基に定めた電力領
域R1,R2,R3と、図6に於ける最大ピーク電力を
基に定めた電力領域R1’,R2’,R3’とは、同一
ではないから、ピーク電力がそれらの何れに存在するか
に応じて重み係数を選択決定する場合を示す。
【0043】同図の(a)は、平均干渉電力を基に定め
た電力領域R1と、最大ピーク電力を基に定めた電力領
域R1’とにピーク電力が存在する場合は、重み係数W
1とする。又最大ピーク電力を基に定めた電力領域R
3’と、平均干渉電力を基に定めた電力領域R2及びR
3にピーク電力が存在する場合は、重み係数W3とす
る。即ち、大きい重み係数を優先的に選択決定する場合
を示す。
【0044】又同図の(b)は、電力領域R1且つR
1’にピーク電力が存在する場合に、重み係数W1と
し、電力領域R3又は電力領域R3’の何れかにピーク
電力が存在する場合に、重み係数W3とする。即ち、小
さい重み係数を優先的に選択する場合を示す。
【0045】又同図の(c)は、ピーク電力が、平均干
渉電力を基に定めた電力領域R1,R2,R3の何れに
存在するかにより決定する重み係数W1,W2,W3
と、最大ピーク電力を基に定めた電力領域R1’,R
2’,R3’の何れに存在するかにより決定する重み係
数W1’,W2’,W3’との積による重み係数を決定
する場合を示す。例えば、ピーク電力が、電力領域R
1,R3’に存在する場合は、重み係数をW1×W3’
とし、又電力領域R3,R3’に存在する場合は、重み
係数をW3×W3’とする。この場合、有効パス対応の
重み係数と無効パス対応の重み係数との差を大きくする
ことになる。
【0046】本発明は、前述の各実施の形態のみに限定
されるものではなく、種々付加変更することが可能であ
り、例えは、前述のオフセット値F1,F2,F1’,
F2’等は、電波の伝搬環境に応じて設定することがで
きる。
【0047】(付記1)拡散変調された受信信号を逆拡
散してRAKE合成を行うRAKE受信装置に於いて、
フィンガ対応の逆拡散出力信号を同期検波した出力信号
と複数の閾値とを比較する比較部と、前記複数の閾値に
対して+1した個数の重み係数の中から前記比較部の比
較結果に対応して選択決定する重み係数決定部と、該重
み係数決定部により選択決定した重み係数を前記同期検
波した出力信号に乗算する乗算部と、該乗算部の出力信
号を合成するRAKE合成部とを備えたことを特徴とす
るRAKE受信装置。 (付記2)前記重み係数を2の冪乗で表し、前記乗算部
をビットシフト部により構成したことを特徴とする付記
1記載のRAKE受信装置。
【0048】(付記3)拡散変調された受信信号を逆拡
散してRAKE合成を行うRAKE受信装置に於いて、
逆拡散部と同期検波部とを含む複数のフィンガと、各フ
ィンガの出力信号を合成するRAKE合成部とを含むフ
ィンガ部と、前記複数のフィンガの各逆拡散部に逆拡散
の為の遅延パスタイミングを加えるサーチャ部とを備
え、該サーチャ部は、遅延プロファイルを基にピーク電
力値を求めるピーク検出部と、前記遅延プロファイルを
基に平均干渉電力を求める電力平均処理部と、該電力平
均処理部により求めた平均干渉電力値を基に複数の閾値
を決定する閾値決定部と、該閾値決定部からの複数の閾
値と前記ピーク検出部によるパス対応のピーク電力値と
を比較した結果に対応して複数の重み係数の中から重み
係数を選択決定する重み係数決定部とを有し、前記フィ
ンガ部の前記RAKE合成部は、前記重み係数決定部に
より選択決定したパス対応の重み係数を、該パスに相当
するフィンガの出力信号に乗算して合成する構成を有す
ることを特徴とするRAKE受信装置。 (付記4)前記電力平均処理部は、前記ピーク検出部か
らのピーク検出情報を基に、前記遅延プロファイルのピ
ークの前後複数サンプルを除いて電力平均を求める構成
を備えたことを特徴とする付記3記載のRAKE受信装
置。 (付記5)前記閾値決定部は、前記電力平均処理部によ
り求めた平均干渉電力値に複数の異なるオフセット値を
それぞれ加算して複数の閾値を決定する構成を有するこ
とを特徴とする付記3又は4記載のRAKE受信装置。
【0049】(付記6)拡散変調された受信信号を逆拡
散してRAKE合成を行うRAKE受信装置に於いて、
逆拡散部と同期検波部とを含む複数のフィンガと、各フ
ィンガの出力信号を合成するRAKE合成部とを含むフ
ィンガ部と、前記複数のフィンガの各逆拡散部に逆拡散
の為の遅延パスタイミングを加えるサーチャ部とを備
え、該サーチャ部は、遅延プロファイルを基にピーク電
力値を求めるピーク検出部と、該ピーク検出部による最
大ピーク電力値を基に複数の閾値を決定する閾値決定部
と、該閾値決定部からの複数の閾値と前記ピーク検出部
によるパス対応のピーク電力値とを比較した結果に対応
して複数の重み係数の中から重み係数を選択決定する重
み係数決定部とを有し、前記フィンガ部の前記RAKE
合成部は、前記重み係数決定部により選択決定したパス
対応の重み係数を、該パスに相当するフィンガの出力信
号に乗算して合成する構成を有することを特徴とするR
AKE受信装置。 (付記7)前記閾値決定部は、前記ピーク検出部により
検出した最大ピーク電力値から複数の異なるオフセット
値をそれぞれ減算して複数の閾値を決定する構成を有す
ることを特徴とする付記6記載のRAKE受信装置。
【0050】(付記8)前記閾値決定部は、前記サーチ
ャ部に於ける巡回積分回数情報と、フェージング周波数
推定情報との何れか一方又は両方と、前記平均干渉電力
値又は最大ピーク電力値とを基に複数の閾値を決定する
構成を有することを特徴とする付記3又は6記載のRA
KE受信装置。
【0051】(付記9)前記重み係数決定部は、前記平
均干渉電力値を基に決定した複数の重み係数と、前記最
大ピーク電力値を基に決定した複数の重み係数とを組合
せて、前記フィンガ対応の重み係数を決定する構成を有
することを特徴とする付記3又は6記載のRAKE受信
装置。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、n個の
閾値と、n+1個の重み係数とを用いることにより、有
効パスに対する重み係数を大きくし、無効パスに対する
重み係数を小さくすると共に、有効パスと無効パスとの
中間的なパスに対しても重み係数を決定することによ
り、中間的な電力のパスについても適切な重みで合成す
ることが可能となる。
【0053】又遅延プロファイルを基に平均干渉電力又
は最大ピーク電力を基にn個の閾値を決定し、その閾値
と遅延パス対応のピーク電力とを比較して、n+1個の
重み係数の中の重み係数をフィンガ対応に決定し、フィ
ンガ対応の同期検出出力信号に重み係数を乗算して合成
することにより、有効パスと無効パスとの中間的なパス
に対しても、重み係数を決定して合成することができる
から、無効パスの抑圧と共に、有効パス及び有効パスに
近いパスについての合成が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の要部説明図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施の形態の説明図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態の要部説明図であ
る。
【図4】平均干渉電力を基準とした閾値決定の説明図で
ある。
【図5】遅延プロファイル上のピーク電力分布説明図で
ある。
【図6】本発明の第4の実施の形態の要部説明図であ
る。
【図7】最大ピーク電力を基準とした閾値決定の説明図
である。
【図8】本発明の第5の実施の形態の要部説明図であ
る。
【図9】重み係数の決定説明図である。
【図10】CDMA受信装置の概要説明図である。
【符号の説明】
1−1〜1−n 同期検波部 2−1〜2−n ビットシフト部 3 比較部 4 重み係数(ビットシフト量)決定部 5 RAKE合成部 11 アンテナ 12 バンドパスフィルタ(BPF) 13 QPSK復調部 14,15 ローパスフィルタ(LPF) 16,17 AD変換器(A/D) 18 サーチャ部 19 フィンガ部 20 誤り訂正部 21 判定部 22 マッチトフィルタ(MF) 23 ピーク判定重み係数決定部 24−1〜24−n フィンガ 25 RAKE合成部 26 逆拡散部 27 同期検波部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 箕輪 守彦 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 竹内 正次 宮城県仙台市青葉区一番町1丁目2番25号 富士通東北ディジタル・テクノロジ株式 会社内 Fターム(参考) 5K022 EE01 EE31

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡散変調された受信信号を逆拡散してR
    AKE合成を行うRAKE受信装置に於いて、 フィンガ対応の逆拡散出力信号を同期検波した出力信号
    と複数の閾値とを比較する比較部と、 前記複数の閾値に対して+1した個数の重み係数の中か
    ら前記比較部の比較結果に対応して選択決定する重み係
    数決定部と、 該重み係数決定部により選択決定した重み係数を前記同
    期検波した出力信号に乗算する乗算部と、 該乗算部の出力信号を合成するRAKE合成部とを備え
    たことを特徴とするRAKE受信装置。
  2. 【請求項2】 拡散変調された受信信号を逆拡散してR
    AKE合成を行うRAKE受信装置に於いて、 逆拡散部と同期検波部とを含む複数のフィンガと、各フ
    ィンガの出力信号を合成するRAKE合成部とを含むフ
    ィンガ部と、 前記複数のフィンガの各逆拡散部に逆拡散の為の遅延パ
    スタイミングを加えるサーチャ部とを備え、 該サーチャ部は、遅延プロファイルを基にピーク電力値
    を求めるピーク検出部と、前記遅延プロファイルを基に
    平均干渉電力を求める電力平均処理部と、該電力平均処
    理部により求めた平均干渉電力値を基に複数の閾値を決
    定する閾値決定部と、該閾値決定部からの複数の閾値と
    前記ピーク検出部によるパス対応のピーク電力値とを比
    較した結果に対応して複数の重み係数の中から重み係数
    を選択決定する重み係数決定部とを有し、 前記フィンガ部の前記RAKE合成部は、前記重み係数
    決定部により選択決定したパス対応の重み係数を、該パ
    スに対応するフィンガの出力信号に乗算して合成する構
    成を有することを特徴とするRAKE受信装置。
  3. 【請求項3】 拡散変調された受信信号を逆拡散してR
    AKE合成を行うRAKE受信装置に於いて、 逆拡散部と同期検波部とを含む複数のフィンガと、各フ
    ィンガの出力信号を合成するRAKE合成部とを含むフ
    ィンガ部と、 前記複数のフィンガの各逆拡散部に逆拡散の為の遅延パ
    スタイミングを加えるサーチャ部とを備え、 該サーチャ部は、遅延プロファイルを基にピーク電力値
    を求めるピーク検出部と、該ピーク検出部による最大ピ
    ーク電力値を基に複数の閾値を決定する閾値決定部と、
    該閾値決定部からの複数の閾値と前記ピーク検出部によ
    るパス対応のピーク電力値とを比較した結果に対応して
    複数の重み係数の中から重み係数を選択決定する重み係
    数決定部とを有し、 前記フィンガ部の前記RAKE合成部は、前記重み係数
    決定部により選択決定したパス対応の重み係数を、該パ
    スに対応するフィンガの出力信号に乗算して合成する構
    成を有することを特徴とするRAKE受信装置。
  4. 【請求項4】 前記閾値決定部は、前記サーチャ部に於
    ける巡回積分回数情報と、フェージング周波数推定情報
    との何れか一方又は両方と、前記平均干渉電力値又は最
    大ピーク電力値とを基に複数の閾値を決定する構成を有
    することを特徴とする請求項2又は3記載のRAKE受
    信装置。
  5. 【請求項5】 前記重み係数決定部は、前記平均干渉電
    力値を基に決定した複数の重み係数と、前記最大ピーク
    電力値を基に決定した複数の重み係数とを組合せて、前
    記フィンガ対応の重み係数を決定する構成を有すること
    を特徴とする請求項2又は3記載のRAKE受信装置。
JP2001122523A 2001-04-20 2001-04-20 Rake受信装置 Pending JP2002319877A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001122523A JP2002319877A (ja) 2001-04-20 2001-04-20 Rake受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001122523A JP2002319877A (ja) 2001-04-20 2001-04-20 Rake受信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002319877A true JP2002319877A (ja) 2002-10-31

Family

ID=18972225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001122523A Pending JP2002319877A (ja) 2001-04-20 2001-04-20 Rake受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002319877A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008544691A (ja) * 2005-06-24 2008-12-04 トムソン ライセンシング マルチパス・サーチャの結果をソートする方法
JP2011512069A (ja) * 2008-01-18 2011-04-14 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 通信基地局での別々の線形等化
JP5083713B2 (ja) * 2005-10-03 2012-11-28 日本電気株式会社 等化器を含む信号受信装置、端末装置、信号受信方法および信号受信プログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008544691A (ja) * 2005-06-24 2008-12-04 トムソン ライセンシング マルチパス・サーチャの結果をソートする方法
US8081576B2 (en) 2005-06-24 2011-12-20 Thomson Licensing Multipath searcher results sorting method
JP5083713B2 (ja) * 2005-10-03 2012-11-28 日本電気株式会社 等化器を含む信号受信装置、端末装置、信号受信方法および信号受信プログラム
JP2011512069A (ja) * 2008-01-18 2011-04-14 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 通信基地局での別々の線形等化
US8498325B2 (en) 2008-01-18 2013-07-30 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Differentiated linear equalization at communication base stations

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7061967B2 (en) Multipath channel tap delay estimation in a CDMA spread spectrum receiver
KR100982929B1 (ko) 무선 통신 시스템용 적응형 파일럿 필터의 선택
JP2914445B2 (ja) Cdma適応受信装置
JP3305639B2 (ja) 直接拡散cdma伝送方式におけるrake受信機
EP0849886A2 (en) Multistage interference canceller for a code division multiple access communications system
JP3228405B2 (ja) 直接拡散cdma伝送方式の受信機
JPH08237190A (ja) チャンネル評価方法及び受信機
EP1105977A1 (en) Adaptive receiver for multipath propagation in a cdma communication system
JPH11261528A (ja) Rake受信機、並びにrake受信機におけるフィンガ―処理要素の割当て及び調整方法
JP3462364B2 (ja) 直接拡散cdma伝送方式におけるrake受信機
JP2991196B1 (ja) Cdma受信方法および受信機
KR100355327B1 (ko) 통신 단말 장치 및 그와 통신하는 기지국 장치와 무선 통신 방법
JP2000083011A (ja) 干渉キャンセラにおける伝搬路推定方法及び干渉除去装置
JP4087549B2 (ja) アレーアンテナ無線通信装置
US7526012B2 (en) Interference reduction apparatus and method
JP2006507762A (ja) レイク受信機におけるチャネル利得推定
KR100395384B1 (ko) 간단한 구성을 갖는 수신기의 복조
EP1298814A2 (en) CDMA receiver and channel estimation method
JPH08335899A (ja) Cdma復調回路
WO1999001946A1 (en) Reception method and receiver
US7688774B2 (en) Interference cancellation in radio system receiver
US6804215B1 (en) CDMA receiver
JP2002319877A (ja) Rake受信装置
JP3153531B2 (ja) 直接拡散受信装置
US7756191B2 (en) Deconvolution searcher for wireless communication system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040805

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060421

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060711