JP2990601B2 - 戸当り装置における床面用部材及び戸当り装置 - Google Patents

戸当り装置における床面用部材及び戸当り装置

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JP2990601B2 JP10105758A JP10575898A JP2990601B2 JP 2990601 B2 JP2990601 B2 JP 2990601B2 JP 10105758 A JP10105758 A JP 10105758A JP 10575898 A JP10575898 A JP 10575898A JP 2990601 B2 JP2990601 B2 JP 2990601B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扉を所定の位置ま
で開いたときに、床面から可動が上昇してきて扉の下
部側と係合することで扉を停止させる戸当り装置におけ
る床面用部材及び戸当り装置に関するものである。更に
詳しくは、安全性の向上を図り、かつ、施工が容易で、
作動不良を起こさない信頼性の高い戸当り装置における
床面用部材及び戸当り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水平方向に回動させて開閉を行う、いわ
ゆる開き扉(本明細書では、以下、単に「扉」と記載す
る)を設ける場合、壁近傍の床面には、通常、扉を開い
たときにこれが壁と衝突して互いに損傷しないように、
床面用部材が床面から突出させて設けられる。また、床
面用部材には扉を開状態で停止させるために、通常、フ
ック形状を有する煽り止め具が設けてある。煽り止め具
は、扉の対応する位置に設けてある掛止部に掛止して使
用する。
【0003】しかし、上記した床面用部材は、床面から
突出させて設けてあるので、例えば、床面を掃除すると
きなどにおいて邪魔になることがあった。また、扉を開
状態で停止させるためには、煽り止め具を扉の掛止部に
掛止しなければならないので、操作手間がかかるとい
う課題もあった。
【0004】そこで従来から上記した課題を解決するた
めに、実開平3−31679号公報に開示されているよ
うな扉の戸当り構造が開発されている(図23,24参
照)。これは、床面に面一に設置された床面用部材8の
起立部81が磁力により上昇して扉9の下框に形成して
ある係合溝90と係合することにより、扉9を所定の位
置で停止させるようにしたものである。
【0005】床面用部材8は、箱体80と、これに収容
して設けてある起立部81とバランス部82を有してい
る。起立部81とバランス部82はピンPを介して一体
に形成してあり、このピンPを中心としてシーソー式に
回動が可能である(図24参照)。バランス部82の下
方には、起立部81が上昇したときに、下降した該バラ
ンス部82を収容する収容凹部83が形成してある。こ
のバランス部82は、図23に示す停止状態において、
上方から下向きの力が加えられると、下方へ移動し収容
凹部83に収容されるようになっている。
【0006】また、戸当り構造は、バランス部82が下
降して収容凹部83の下面830に当接して、上昇した
起立部81に設けられた突起810が係合溝90に形成
された細溝900に嵌合することにより、起立部81が
係合溝90の傾斜面901,902に磁着係合するよう
にしてある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この扉の戸当
り構造には、次のような課題があった。すなわち、床面
用部材8が床面に面一に設置してあるので、収容凹部8
3内には床面に落ちている埃、砂、塵等のゴミがバラン
ス部82の下降時に入り込んで溜まってしまうことがあ
った。この収容凹部83に溜まったゴミは、バランス部
82が邪魔になるので、除去し難い。
【0008】また、上記したように収容凹部83にゴミ
が溜まることにより、バランス部82は収容凹部83の
下面830にきちんと当接できなくなってしまう。この
場合においては、起立部81も所定の位置まで上昇する
ことができず、突起810を細溝900に嵌合すること
ができない。つまり、この戸当り構造では、収容凹部8
3にゴミが溜まると起立部81が係合溝90の傾斜面9
01,902に磁着係合することができないので、設計
通りの磁着係合力を得ることができない。更に、この場
合においては、係合溝90に磁着係合した起立部81の
掛かりが浅いので、例えば、扉9に開き方向への力が瞬
間的に加わったりすると、その衝撃で起立部81と係合
溝90との係合状態が解除されてしまうこともある。
【0009】また、この戸当り構造において、起立部8
1を図24で示すように係合溝90にきちんと磁着係合
させるためには、この係合溝90は相当な精度を以て形
成されていなければならない。ところが係合溝90は扉
9の下框に形成されており、その構造上、扉9を建枠に
取り付ける前の状態で形成しなければならず、取り付け
た後において加工することはできない。すなわち、この
施工方法により係合溝90を、起立部81が上昇したと
きに正確に磁着係合するような精度を以て加工すること
は極めて困難である。
【0010】更に、バランス部82は、図23に示す停
止状態において、上方から下向きの力が加えられると、
下方へ移動して収容凹部83に収容されるようになって
いるので、例えば、歩行者がバランス81部を誤って踏
んでしまい、足の指等をこの収容凹部83に突っ込んで
怪我をする危険性がある。
【0011】本発明の目的は、上記課題を解消するもの
で、ゴミ等の侵入による作動不良を起こさず、所期の磁
着係合力を常時得ることができる戸当り装置における床
面用部材及び戸当り装置を提供することにある。また、
本発明の他の目的は、扉に取り付ける部材の設置を簡単
にした戸当り装置における床面用部材及び戸当り装置を
提供することにある。更に、本発明の他の目的は、床面
に設置される部材を踏んでも下方へ動かないようにして
安全性の向上を図った戸当り装置における床面 用部材及
戸当り装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、床面に設置して使用する床面用部材であっ
て、 基体と、 基端部に軸部を有し、板状の昇降部が該軸
部を中心として昇降回動する可動片と、を備え、 上記基
体は、 上面から凹ませて形成してあり、上記可動片を収
容し、収容された可動片の上面と基体との上面が略面一
になるように形成された可動片収容凹部と、 裏面から下
方に向けて凸部を形成するように設けてあり、基体の外
形よりも小さい台部と、を有し、 上記台部には、上記可
動片収容凹部から基体の裏面に貫通した可動片挿入口が
形成してあり、 上記可動片は、基体の裏側から上記可動
片挿入口に挿入して、上記基体に取り付けてあることを
特徴とする、 戸当り装置における床面用部材。
【0013】第2の発明にあっては、第1の発明に係る
床面用部材と、扉の下部側に取り付けて使用される扉用
部材とを備えており、上記扉用部材は、可動の先端部
が係合する係合部と、可動を回動させる磁着手段と、
を備えていることを特徴とする、戸当り装置である。
【0014】第3の発明にあっては、磁着手段は、可動
片の昇降部が磁着される磁着面を有しており、床面用部
材と扉用部材の取り付け時において、上記磁着面は、上
昇降部の先端部が係合部と係合したときの該昇降部
上面と平行または実質的に平行になるような傾斜角度を
以て形成してあることを特徴とする、第2の発明に係る
戸当り装置である。
【0015】第4の発明にあっては、扉用部材が扉の下
端面に取り付けて使用されるものであることを特徴とす
る、第2または第3の発明に係る戸当り装置である。
【0016】第5の発明にあっては、扉用部材が扉の側
面に取り付けて使用されるものであることを特徴とす
る、第2または第3の発明に係る戸当り装置である。
【0017】(作 用) 扉用部材が取り付けられた扉を可動が設置された所定
の位置まで開くと、上記可動の先端側が磁着手段によ
り基端側を中心として上昇回動し、先端部が上記扉用部
材の係合部に係合する。これにより扉の開き方向への動
きを止め、該扉を可動が設置された所定の位置で停止
させることができる。また、可動は、磁着手段によ
り、先端部が係合部に係合した状態で維持されるので、
扉を所定の位置で停止させた状態で維持することができ
る。なお、扉の停止状態を解除したいときは、これを閉
じる方向へ戻せば良い。扉を閉じようとすると、可動
の先端部と扉用部材の係合部との係合状態が解除され、
可動は下降する。
【0018】可動は、先端部が基端側を中心として昇
降回動するので、例えば、床面に凹部を形成し該凹部に
可動が収容されるようにしてある場合で、上記凹部に
ゴミが入り溜まったときでも、上記凹部に入り込んだゴ
ミは上昇回動の邪魔にならない。
【0019】可動が、常態において上面が床面の表面
と面一または実質的に面一の状態で停止し下方へ動かな
いようにしてあるので、例えば、歩行者が可動の上部
を踏んだときでも、足の指等を突っ込んだりする空間を
形成することがなく、怪我をする危険性がない。
【0020】可動を収容し、常態において収容された
該可動の上面が床面と面一または実質的に面一の状態
となるよう停止させ、下方へ動かないようにする収容部
を備えているものは、該収容部にゴミが入り溜まったと
きでも、上記凹部に入り込んだゴミは上昇回動の邪魔に
ならない。
【0021】磁着面が、床面用部材と扉用部材の取り付
け時において、可動の先端部が係合部と係合したとき
の該可動の上面と平行または実質的に平行になるよう
な傾斜角度を以て形成してあるものは、上記可動の先
端部が係合部に係合したときの上記可動の上面を上記
磁着面に広い面積で当接させることができる。これによ
り例えば、磁着面が水平に形成してあり、可動の先端
側しか磁着面に磁着しないような構造のものより、可動
が磁着面に磁着する磁着力を強固にすることができ、
扉の停止状態が容易に解除されないようにすることがで
きる。
【0022】扉用部材が扉の下端面に取り付けて使用さ
れるものであるものは、扉用部材が設置されたときに外
部からみえないようにすることができるので、外観を損
なうことがなく、自然である。
【0023】扉用部材が扉の側面に取り付けて使用され
るものであるものは、扉を建枠に取り付けた後の状態で
も設置することができるので、設置が簡単であり、例え
ば、既存の扉でも、建枠から取り外すことなく設置する
ことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明に係る戸当り装置の第1の
実施の形態を図面に基づき更に詳細に説明する。図1は
戸当り装置を構成する床面用部材を示す平面図、図2は
図1に示す床面用部材の底面図、図3は図1に示す床面
用部材の右側面図、図4は図1に示す床面用部材のA−
A断面図、図5は図1に示す床面用部材の裏蓋を外した
状態の底面図、図6は床面用部材に収容される可動片を
示す平面図、図7は図6に示す可動片の右側面図、図8
は図1に示す床面用部材の分解斜視図である。戸当り装
置は、上面を床面7の表面と実質的に面一にして埋設さ
れる床面用部材Mと、扉の下部側に取り付けられる扉用
部材4とを備えている(図14,15参照)。
【0025】床面用部材Mは、平面視において外形が円
形状に形成してある基体1を備えている(図1参照)。
基体1の上部側の外周縁には、全周にわたり面取加工が
施してある。また、基体1には上面から裏面に貫通した
貫通穴10,・・・が3箇所に形成してある。各貫通穴
10の内縁にはざぐりが設けてある。
【0026】基体1の略中央部には、上面からやや凹ま
せて収容部である可動片収容凹部11が形成してある
(図8参照)。可動片収容凹部11には、可動片2が、
基端部21を回動中心として先部側が昇降することがで
きるようにして収容してある。可動片2については後述
する。
【0027】可動片収容凹部11の外形は、平面視にお
いて上辺に円弧を描くような曲線を有する略長方形状に
形成してある。可動片収容凹部11の底部は、常態にお
いて可動片が下方へ動かないように停止させる停止部で
ある。また、可動片収容凹部11は、可動片2が収容さ
れたときに、この可動片2の上面と基体1の上面とが略
面一になるような深さに形成してある。
【0028】基体1の裏面には、基体1の外形よりも径
小の円形状に形成してあり、可動片収容凹部11の底部
を形成するための台部12が設けてある(図5参照)。
台部12は、基体1の裏面のうち螺子穴10が形成して
ある箇所の面から下方に向けて凸部を形成するようにし
て設けてある(図3参照)。
【0029】台部12には、可動片収容凹部11の底面
から基体1の裏面に貫通した、長方形状の可動片挿入口
120が形成してある(図5参照)。可動片挿入口12
0の一方の長辺側には、この可動片挿入口120と連な
って基端部収容凹部121が形成してある。また、可動
片挿入口120の両方の短辺側にも、同じくこの可動片
挿入口120と連なって軸部収容凹部122,122が
形成してある。台部12の裏面には、内部に螺子溝が形
成してある螺子穴123,・・・が3箇所に設けてあ
る。
【0030】可動片2は板状の昇降部20を有してい
る。昇降部20の先端部200(図6において上端部)
は、可動片収容凹部11の一辺を形成する曲線と略同一
曲率で円弧状に形成してある。昇降部20の基部には、
この昇降部20から下方にクランク形状を形成するよう
に段を付けて、基端部21が設けてある(図7参照)。
また、基端部21の両側部には、昇降部20の側縁部の
線上から延長させて軸部210,210が形成してあ
る。
【0031】可動片2は、基体1の下側から可動片挿入
口120に挿入して、基端部21を可動片挿入口120
及び基端部収容凹部121に、軸部210を軸部収容凹
部122,122に、そして、昇降部20を可動片収容
凹部11に配置することで収容される(図4,8参
照)。
【0032】台部12の裏面には、この台部12の外形
と同じ形状を有する円板状の裏蓋3が被せてある(図
2,4,8参照)。裏蓋3にはこれを台部12に取り付
けるための貫通穴30,・・・が、螺子穴123,・・
・と対応する3箇所に形成してある。螺子31,・・・
は貫通穴30を挿通して螺子穴123,・・・に螺合し
てある。
【0033】なお、可動片2は、磁石に磁着可能であれ
ば良く、その材質は問わない。例えば、鉄板、表面に鉄
板を被覆した合成樹脂等を挙げることができる。また、
可動片2以外の部分を構成する材料は、特に限定するも
のではなく、各種金属、プラスチック等を使用すること
ができる。
【0034】図9は戸当り装置を構成する扉用部材を示
す正面図、図10は図9に示す扉用部材の平面図、図1
1は図9に示す扉用部材の底面図、図12は図9に示す
扉用部材のB−B断面図、図13は図10に示す扉用部
材のC−C断面図である。
【0035】扉用部材4は、平面視において外形が略長
方形状に形成してある基体40を備えている(図10参
照)。基体40には上面から裏面に貫通した貫通穴4
1,41が2箇所に形成してある。各貫通穴41の下側
の内縁にはざぐりが設けてある。
【0036】基体40の略中央部には、上面から上方に
向けて凸部を形成するようにして磁石収容台部42が形
成してある(図9,10参照)。基体40の裏側におけ
る磁石収容台部42に対応する箇所には、略円形状を有
する磁石収容凹部420が形成してある。磁石収容凹部
420には、磁着部材である磁石421が収容してある
(図11,12,13参照)。磁石421の下面は磁着
面422である。
【0037】基体40の裏側には、可動片2が上昇した
ときに昇降部20の上面が当接する当接面43が形成し
てある(図11,12,13参照)。また、当接面43
の上端から下方に向けては、やや傾斜した平面状の係合
面44が形成してある(図11,12参照)。係合面4
4のうちの上部側は、可動片2の先端部200が係合す
る係合部440である。上記磁石421の磁着面422
は、この当接面43の表面と面一に形成してある(図1
2参照)。
【0038】磁着面422は、上昇した昇降部20の上
面との当接面積を広くするために、可動片2の先端部2
00が係合部420に係合したときの昇降部20の上面
と略平行になるような傾斜角度を以て形成してある(図
15参照)。
【0039】図14は、本発明に係る戸当り装置の第1
の実施の形態を示す使用状態説明図、図15は、図14
に示す戸当り装置の床面用部材と扉用部材とが磁着係合
して扉を停止させている状態を示す断面説明図である。
符号5は、扉用部材4を下端面50に備えた扉を示して
いる。なお、図14において扉5は、説明をし易くする
ために便宜上想像線で示している。扉用部材4は、貫通
穴41,41に木螺子45,45を挿通させ、扉5の下
端面50にねじ込むことで取り付けてある。本実施の形
態において扉用部材4は、裏面が下端面50と面一にな
るように設定してある。しかし、これに限定するもので
はなく、機能上支障がなければ、扉用部材4は扉5の下
端面50の面から突出させて設けても良いし、凹ませて
設けても良い。床面用部材Mは、床面7に設けられた凹
部70に収容し、貫通穴10,10に木螺子13,13
を挿通させて床面7にねじ込んで、上面が床面7の表面
と略面一になるようにして取り付けてある。
【0040】なお、扉用部材4のうち磁石421以外の
部分を構成する材料は、特に限定するものではなく、各
種金属、プラスチック等を使用することができる。
【0041】(作 用) 図1ないし図15を参照して本発明の第1の実施の形態
の作用を説明する。扉5を床面用部材Mが埋設された所
定の位置まで開くと、磁石421により昇降部20の先
端側が軸部210,210を回動中心として上昇し、先
端部200が係合部440に係合する(図15参照)。
これにより扉5の開き方向への動きを止め、この扉5を
床面用部材Mが埋設された所定の位置で停止させること
ができる。
【0042】先端部200が係合部440に係合した可
動片2は、磁石421により昇降部20が磁着面422
に磁着した状態で維持されるので、これにより扉5を所
定の位置で停止させた状態で維持することができる。
【0043】扉5の停止状態を解除したいときは、これ
を閉じる方向へ戻せば良い。扉5を閉じようとすると、
当接面43のうちの下方側が可動片2の昇降部20を押
し下げようとするので、昇降部20と磁着面422との
磁着係合状態が解除され、可動片2は下降する。
【0044】可動片収容凹部11は、基体1の上面から
凹ませて形成してあるので、この可動片収容凹部11に
は床面にあるゴミが入り込んで溜まってしまうことがあ
る。しかし、可動片2は、基端部21(軸部210,2
10)を回動中心として先部側が昇降することができる
ようにして収容してあるので、可動片収容凹部11に入
り込んだゴミは可動片2の昇降回動の邪魔にならない。
【0045】可動片2は、常態では、上面が床面の表面
と面一となって停止した状態を維持するので、例えば、
歩行者が可動片2の上部を踏んだときでも、足の指等を
突っ込んだりする空間を形成することがなく、怪我をす
る危険性がない。
【0046】磁着面422が、可動片2の先端部200
が係合部440に係合したときの昇降部20の上面と実
質的に平行になるように傾斜して形成してあるので、可
動片2の先端部200が係合部440に係合したときの
昇降部20の上面を磁着面422に広い面積で当接させ
ることができる。これにより例えば、磁着面422が水
平に形成してあり、可動片2の先端側しか磁着面422
に磁着しないような構造のものより、可動片2が磁着面
422に磁着する磁着力を強固にすることができ、扉5
の停止状態が容易に解除されないようにすることができ
る。
【0047】なお、本実施の形態において磁石421
は、磁着面422が当接面43と面一になるようにして
設けてあるが、これに限定するものではない。磁石は、
昇降部20を上昇させることができれば機能として足り
るので、これを満たすことができれば、例えば、磁石と
昇降部20との間に所要の部材が介在してあっても良い
し、当接面43より凹ませて設けてあっても、凸部を形
成するようにしてあっても良い。
【0048】扉用部材4は扉5の下端面50に備えてあ
るので、扉用部材4が取り付けられても外部からみえな
いようにすることができる。従って、扉用部材4を取り
付けても外観を損なうことがなく、自然である。
【0049】床面用部材Mは、可動片2を基体1に挿し
込んで取り付け、裏蓋3を取り付けることで簡単に組み
立てることができる。また、基体1、可動片2、裏蓋3
は各別体の部品であり構造も簡単であるので、製造は複
雑な加工を必要とせず容易である。
【0050】扉用部材4は、木螺子45,45により扉
に取り付けてあるので、取り付け及び取り外しが簡単で
ある。
【0051】次に、本発明に係る戸当り装置の第2の実
施の形態を図面に基づき更に詳細に説明する。図16は
戸当り装置を構成する扉用部材を示す正面図図17は図
16に示す扉用部材の平面図、図18は図16に示す扉
用部材の底面図、図19は図16に示す扉用部材の左側
面図、図20は図16に示す扉用部材のD−D断面図、
なお、図16ないし図22において、上記図1ないし図
15で示したものと同一または同等箇所には同一の符号
を付して示している。以下の説明において構造について
上記で示した箇所と重複する説明は省略する。
【0052】戸当り装置は、上面を床面7の表面と実質
的に面一にして埋設される床面用部材Mと、扉の側面か
ら外方に突出させて取り付けられる扉用部材6とを備え
ている(図21,22参照)。
【0053】扉用部材6は、平面視において外形が略長
方形状に形成してある基体60を備えている(図17参
照)。基体60には表面から裏面に貫通した貫通穴6
1,61が2箇所に形成してある。各貫通穴61の表側
の内縁にはざぐりが設けてある。
【0054】基体6の略中央部には、表面から凸部を形
成するようにして磁石収容台部62が設けてある。磁石
収容台部62の下部には、可動片2が上昇したときに昇
降部20の上面が当接する当接面63が形成してある。
【0055】磁石収容台部62には、略円形状を有する
磁石収容凹部620が形成してある(図18,20参
照)。磁石収容凹部620には、磁着部材である磁石6
21が収容してある(図18,20参照)。磁石621
の下面は磁着面622である。磁着面622は、当接面
63の表面と面一に形成してある(図20参照)。
【0056】基体6のうち磁石収容台部63が設けてあ
る基部から下部側は、係合面64である(図16,1
9,20参照)。係合面64は垂下しており平面状であ
る。係合面64のうちの上部側は、可動片2の先端部2
00が係合する係合部640である。
【0057】磁着面622は、上昇した昇降部20の上
面との当接面積を広くするために、可動片2の先端部2
00が係合部620に係合したときの昇降部20の上面
と略平行になるように傾斜して形成してある(図19参
照)。
【0058】図21は、本発明に係る戸当り装置の第2
の実施の形態を示す使用状態説明図、図22は、図21
に示す戸当り装置の床面用部材と扉用部材とが磁着係合
して扉を停止させている状態を示す説明図である。扉用
部材6は、貫通穴61,61に木螺子65,65を挿通
させ、扉5の側面51にねじ込み、この側面51から外
方に突出するようにして、かつ、下部が扉5の下端面5
0と面一になるようにして取り付けてある。しかし、こ
れに限定するものではなく、機能上支障がなければ、扉
用部材6の下部は、扉5の下端面50の面から突出させ
て設けても良いし、下端面50より内方に位置させて設
けても良い。
【0059】なお、扉用部材6のうち磁石621以外の
部分を構成する材料は、特に限定するものではなく、各
種金属、プラスチック等を使用することができる。
【0060】(作 用)図16ないし図22を参照して
本発明の第2の実施の形態の作用を説明する。なお、上
記した第1の実施の形態で示す戸当り装置と共通する構
成により生じる同様の作用、効果については説明を省略
し、相違する点についてのみ説明する。
【0061】扉5を床面用部材Mが埋設された所定の位
置まで開くと、磁石621により昇降部20の先端側が
軸部210,210を回動中心として上昇し、先端部2
00が係合部620に係合する(図22参照)。これに
より扉5の開き方向への動きを止め、この扉5を床面用
部材Mが埋設された所定の位置で停止させることができ
る。
【0062】先端部200が係合部620に係合した可
動片2は、磁石621により昇降部20が磁着面622
に磁着した状態で維持されるので、これにより扉5を所
定の位置で停止させた状態で維持することができる。
【0063】扉用部材6が扉5の側面から外方に突出さ
せて取り付けてあるので、この扉用部材6は、扉5を建
枠に取り付けた後の状態でも設置することができる。従
って、設置が簡単であり、例えば、既存の扉でも、建枠
から取り外すことなく設置することができる。
【0064】なお、可動片2は必ずしも基体1,6を要
するものではなく、床面7に直接昇降回動可能なように
設けることもできる。磁石421,621としては、通
常、永久磁石が使用されるが、これに限定するものでは
なく、例えば、電磁石であっても良い。
【0065】本明細書で使用している用語と表現は、あ
くまでも説明上のものであって、なんら限定的なもので
はなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等
価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の
技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるとい
うことは言うまでもない。
【0066】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。(a) 扉用部材が取り付けられた扉を可動
設置された所定の位置まで開くと、上記可動の先端側
が磁着手段により基端側を中心として上昇回動し、先端
部が上記扉用部材の係合部に係合する。これにより扉の
開き方向への動きを止め、該扉を可動が設置された所
定の位置で停止させることができる。また、可動は、
磁着手段により、先端部が係合部に係合した状態で維持
されるので、扉を所定の位置で停止させた状態で維持す
ることができる。なお、扉の停止状態を解除したいとき
は、これを閉じる方向へ戻せば良い。扉を閉じようとす
ると、可動の先端部と扉用部材の係合部との係合状態
が解除され、可動は下降する。
【0067】(b) 可動は、先端部が基端側を中心
として昇降回動するので、例えば、床面に凹部を形成し
該凹部に可動が収容されるようにしてある場合で、上
記凹部にゴミが入り溜まったときでも、上記凹部に入り
込んだゴミは上昇回動の邪魔にならない。
【0068】(c) 可動が、常態において上面が床
面の表面と面一または実質的に面一の状態で停止し下方
へ動かないようにしてあるので、例えば、歩行者が可動
の上部を踏んだときでも、足の指等を突っ込んだりす
る空間を形成することがなく、怪我をする危険性がな
い。
【0069】(d) 可動を収容し、常態において収
容された該可動の上面が床面と面一または実質的に面
一の状態となるよう停止させ、下方へ動かないようにす
る収容部を備えているものは、該収容部にゴミが入り溜
まったときでも、上記凹部に入り込んだゴミは上昇回動
の邪魔にならない。
【0070】(e) 磁着面が、床面用部材と扉用部材
の取り付け時において、可動の先端部が係合部と係合
したときの該可動の上面と平行または実質的に平行に
なるような傾斜角度を以て形成してあるものは、上記可
の先端部が係合部に係合したときの上記可動の上
面を上記磁着面に広い面積で当接させることができる。
これにより例えば、磁着面が水平に形成してあり、可動
の先端側しか磁着面に磁着しないような構造のものよ
り、可動が磁着面に磁着する磁着力を強固にすること
ができ、扉の停止状態が容易に解除されないようにする
ことができる。
【0071】(f) 扉用部材が扉の下端面に取り付け
て使用されるものであるものは、扉用部材が設置された
ときに外部からみえないようにすることができるので、
外観を損なうことがなく、自然である。
【0072】(g) 扉用部材が扉の側面に取り付けて
使用されるものであるものは、扉を建枠に取り付けた後
の状態でも設置することができるので、設置が簡単であ
り、例えば、既存の扉でも、建枠から取り外すことなく
設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】戸当り装置を構成する床面用部材を示す平面
図。
【図2】図1に示す床面用部材の底面図。
【図3】図1に示す床面用部材の右側面図。
【図4】図1に示す床面用部材のA−A断面図。
【図5】図1に示す床面用部材の裏蓋を外した状態の底
面図。
【図6】床面用部材に収容される可動片を示す平面図。
【図7】図6に示す可動片の右側面図。
【図8】図1に示す床面用部材の分解斜視図。
【図9】戸当り装置を構成する扉用部材を示す正面図。
【図10】図9に示す扉用部材の平面図。
【図11】図9に示す扉用部材の底面図。
【図12】図9に示す扉用部材のB−B断面図。
【図13】図10に示す扉用部材のC−C断面図。
【図14】図14は、本発明に係る戸当り装置の第1の
実施の形態を示す使用状態説明図。
【図15】図14に示す戸当り装置の床面用部材と扉用
部材とが磁着係合して扉を停止させている状態を示す断
面説明図。
【図16】戸当り装置を構成する扉用部材を示す正面
図。
【図17】図16に示す扉用部材の平面図。
【図18】図16に示す扉用部材の底面図。
【図19】図16に示す扉用部材の左側面図。
【図20】図16に示す扉用部材のD−D断面図。
【図21】本発明に係る戸当り装置の第2の実施の形態
を示す使用状態説明図。
【図22】図21に示す戸当り装置の床面用部材と扉用
部材とが磁着係合して扉を停止させている状態を示す説
明図。
【図23】従来の戸当り装置の構造を示す断面概略図。
【図24】従来の戸当り装置の作動状態を示す断面概略
図。
【図25】起立部と係合溝との係合状態を示す要部拡大
図。
【符号の説明】
M 床面用部材 1 基体 10 貫通穴 11 可動片収容凹部 12 台部 120 可動片挿入口 121 基端部収容凹部 122 軸部収容凹部 123 螺子穴 13 木螺子 2 可動片 20 昇降部 200 先端部 21 基端部 210 軸部 3 裏蓋 30 貫通穴 31 螺子 4 扉用部材 40 基体 41 貫通穴 42 磁石収容台部 420 磁石収容凹部 421 磁石 422 磁着面 43 当接面 44 係合面 440 係合部 45 木螺子 5 扉 50 下端面 51 側面 6 扉用部材 60 基体 61 貫通穴 62 磁石収容台部 620 磁石収容凹部 621 磁石 622 磁着面 63 当接面 64 係合面 640 係合部 65 木螺子 7 床面 70 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−31679(JP,U) 実開 昭55−74366(JP,U) 実開 昭58−93158(JP,U) 実公 昭42−3102(JP,Y1) 登録実用新案361438(JP,Z2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E05C 17/60 E05C 17/56 E05F 5/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面(7)に設置して使用する床面用部材
    (M)であって、 基体(1)と、 基端部(21)に軸部(210)を有し、板状の昇降部(20)が該
    軸部(210)を中心として昇降回動する可動片(2)と、を備
    え、 上記基体(1)は、 上面から凹ませて形成してあり、上記可動片(2)を収容
    し、収容された可動片(2) の上面と基体(1)との上面が
    略面一になるように形成された可動片収容凹部(11)と、 裏面から下方に向けて凸部を形成するように設けてあ
    り、基体(1)の外形よりも小さい台部(12)と、を有し、 上記台部(12)には、上記可動片収容凹部(11)から基体
    (1)の裏面に貫通した可動片挿入口(120)が形成してあ
    り、 上記可動片(2)は、基体(1)の裏側から上記可動片挿入口
    (120)に挿入して、上記基体(1)に取り付けてあることを
    特徴とする、 戸当り装置における床面用部材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の床面用部材(M)と、扉(5)
    の下部側に取り付けて使用される扉用部材(4,6)とを備
    えており、 上記扉用部材(4,6)は、 可動片(2)の先端部が係合する係合部(440,640)と、 可動片(2)を回動させる磁着手段と、を備えていること
    を特徴とする、 戸当り装置。
  3. 【請求項3】 磁着手段は、可動片(2)の昇降部(20)
    磁着される磁着面(422,622)を有しており、床面用部材
    (M)と扉用部材(4,6)の取り付け時において、上記磁着面
    (422,622)は、上記昇降部(20)の先端部(200)が係合部(4
    40,640)と係合したときの該昇降部(20)の上面と平行ま
    たは実質的に平行になるような傾斜角度を以て形成して
    あることを特徴とする、 請求項2記載の戸当り装置。
  4. 【請求項4】 扉用部材(4)が扉(5)の下端面に取り付け
    て使用されるものであることを特徴とする、 請求項2または3記載の戸当り装置。
  5. 【請求項5】 扉用部材(6)が扉(5)の側面に取り付けて
    使用されるものであることを特徴とする、 請求項2または3記載の戸当り装置。
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