JP4689884B2 - 引戸用ストッパ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、鴨居の案内溝に取付けられた引戸用ストッパに係わり、特に引戸が該引戸用ストッパに当接した際に、引戸の転倒防止を図ることができる引戸用ストッパに関する。
【0002】
【背景の技術】
部屋の出入口に、上端部が鴨居の案内溝103に沿って移動する引戸101(図5(a)参照)を取付ける場合、戸決りを設けた縦枠を壁面に取付けずに、前記案内溝103内に矩形状の部材で形成された引戸用ストッパ100を取付けることで、引戸101の進行を所定の位置で阻止することがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図5(b)に示すように、前記引戸101を前記引戸用ストッパ100の方向に移動させると、前記引戸101の上端部101aが該引戸用ストッパ100に当接し、前記引戸ストッパ100を支点として、前記引戸101を反時計回りに回転させるような慣性力が発生し、図中の二点鎖線で示す矢印方向に前記引戸101が転倒する場合があった。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、引戸が引戸用ストッパに当接した際に、該引戸の転倒を防止することができる引戸用ストッパを提供することを目的としている。
【0005】
なお、上記の課題を解決する技術を、日本特許情報機構(JAPIO)の先行技術調査(パトリス)の利用により、以下の検索式で昭和55年以降の特許出願、実用新案登録出願を調査した。
検索式:E05F05/00Dその結果、特許6件、実用新案登録出願8件を抽出した。しかし、上記課題を解決するための技術は、発見できなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、例えば図1〜図4に示すように、鴨居1の案内溝1a内に配置され、上端部20cが前記案内溝1aに沿って移動し、かつ、上端角部20bに、引戸20の進行方向に対して傾斜する傾斜面20aが形成されている引戸20を、前記案内溝1aの所定の位置で停止させる引戸用ストッパ50であって、前記案内溝1aの所定の位置に固定されて、前記引戸20が当接する先端部50bに、前記引戸20の傾斜面20aと当接する傾斜当接面50aが形成されていることを特徴とする。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、引戸20を引戸用ストッパ50に向けて移動させると、図3に示すように、引戸20の傾斜面20aが、前記傾斜当接面50aに当接し、前記傾斜当接面50aから垂直抗力Fが引戸20に作用する。前記垂直抗力Fは、引戸20の進行方向と反対向き水平力fhと、下向きの鉛直力fvとに分解されるので、前記傾斜当接面50aを支点として、引戸20を反時計回りに回転させるような慣性力が発生しても、前記垂直抗力Fの分力である鉛直力fvが引戸20の回転を制限し、引戸20の転倒を防止することができる。
けられた引戸用ストッパ5は目立つことがない。よって、鴨居1の外観を良好にできる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図4を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
引戸用ストッパ50は、図1〜図4に示すように、鴨居1の案内溝1a内に配置され、上端部20cが前記案内溝1aに沿って移動し、かつ、上端角部20bに、引戸20の進行方向に対して傾斜する傾斜面20aが形成されている引戸20を、前記案内溝1aの所定の位置で停止させる木材等で形成された角材であって、前記引戸20の傾斜面20aと当接する傾斜当接面50aが形成されている。また、鴨居1の案内溝1aに固定された位置で、前記傾斜当接面50aが引戸20の傾斜面20aと当接するように、前記引戸用ストッパ50は、釘等の止着材によって、固定されている。
【0009】
前記傾斜当接面50aは、前記引戸用ストッパ50の下端面53aから前記案内溝1aの底面に向かって傾斜する傾斜面であって、前記引戸20が当接する先端部を切削加工することで形成されている。また、前記傾斜当接面50aの下端の厚さ53cは、前記案内溝1aの深さ1dより小さく形成されている。ここで、前記傾斜当接面50aの傾斜角度θは45°以下とする。
【0010】
次に、引戸用ストッパ50の作用について説明する。引戸20を引戸用ストッパ50に向けて移動させると、引戸20の傾斜面20aが、前記傾斜当接面50aに当接し、前記傾斜当接面50aから垂直抗力Fが引戸20の斜め下方向に作用する。前記垂直抗力Fは、引戸20の進行方向と反対向き水平力fhと、鉛直下向きの鉛直力fvとに分解され、前記鉛直力fvによって、前記傾斜当接面50aを支点として、引戸20を反時計回りに回転させるような慣性力と対抗する。その結果、引戸20は、案内溝1c内から脱離することなく、案内溝1aの引戸用ストッパ50が固定された位置で停止する。
【0011】
ここで、前記傾斜当接面50aの傾斜角度θを45°以下としたのでは、45°を超えると引戸20が傾斜当接面50aに当接した際に、引戸20が前記傾斜当接面50aに沿って、前記引戸用ストッパ50を乗越える可能性があるからである。
【0012】
以上により、本実施の形態によれば、引戸20を引戸用ストッパ50に向けて移動させると、引戸20の傾斜面20aが、前記傾斜当接面50aに当接し、前記傾斜当接面50aから垂直抗力Fが引戸20に作用する。前記垂直抗力Fは、引戸20の進行方向と反対向き水平力fhと、鉛直下向きの鉛直力fvとに分解されるので、前記傾斜当接面50aを支点として、引戸20を反時計回りに回転させるような慣性力が発生しても、前記垂直抗力Fの分力である鉛直力fvが前記慣性力と対抗し、引戸20の転倒を防止することができる。
【0013】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、引戸用ストッパは、先端部に引戸の傾斜面と当接する傾斜当接面が形成されているので、引戸を引戸用ストッパに向けて移動させると、引戸の傾斜面が、前記傾斜当接面に当接し、前記傾斜当接面から垂直抗力が引戸に作用する。前記垂直抗力は、引戸の進行方向と反対向き水平力と、下向きの鉛直力とに分解されるので、引戸を反時計回りに回転させるような慣性力が発生しても、前記鉛直力が引戸の回転を制限し、引戸の転倒を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すもので、引戸用ストッパを取付けた鴨居を有する和室の斜視図である。
【図2】同、引戸用ストッパを取付けた鴨居を有する壁面の断面図である。
【図3】同、引戸用ストッパに引戸が近接した状態を示す側面図である。
【図4】同、引戸用ストッパの斜視図である。
【図5】従来の引戸ストッパを取付けた一例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 鴨居
1a 案内溝
20 引戸
20a 傾斜面
20b 上端角部
50 引戸用ストッパ
50a 傾斜当接面
50b 先端部
Claims (1)
- 鴨居の案内溝内に配置され、上端部が前記案内溝に沿って移動し、かつ、上端角部に、引戸の進行方向に対して傾斜する傾斜面が形成されている引戸を、前記案内溝の所定の位置で停止させる引戸用ストッパであって、
前記案内溝の所定の位置に固定されて、前記引戸が当接する先端部に、前記引戸の傾斜面と当接する傾斜当接面が形成されていることを特徴とする引戸用ストッパ。
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