JP3175000B2 - 戸当り装置 - Google Patents
戸当り装置Info
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Description
更に詳しくは、扉を所定の位置まで開いたときに可動磁
着部材が作動して扉を停止させる戸当り装置に関するも
のである。
る開き扉(明細書では、単に「扉」と記載する)を設け
る場合、壁近傍の床部には、この扉を開いたときに扉が
壁などに直接衝突して互いに損傷しないように、一般に
図4に示すような戸当り装置4が設けられている。この
戸当り装置4は床部から突出して設けられている。戸当
り装置4には扉を開状態で停止させるために、通常フッ
ク形状を有する煽り止め具40が設けてある。この煽り
止め具40は、扉の対応する位置に設けてある掛止部に
掛止して使用される。
の戸当り装置4には、次のような課題があった。即ち、
従来の戸当り装置4は壁際に床部から突出して設けてあ
るので、床部を掃除する際の邪魔になっていた。また、
扉の開き先に、例えば他の部屋へ出入りする通行口が設
けてあるような場合、戸当り装置4は通行の邪魔になる
ので設けられておらず、従って、扉を開けたとき通行口
に衝突してしまうことがあった。更に、扉を開状態で停
止させるためには、開けた人が煽り止め具40を掛止部
に掛止しなければならず、手間がかかっていた。
所定の位置まで開いたときに、扉の停止が自動的にでき
る戸当り装置を提供することを目的とする。また、扉を
停止させない状態では可動部が床部から突出しておら
ず、清掃や通行の邪魔になることのない戸当り装置を提
供することを目的とする。
に講じた本発明の手段は次のとおりである。永久磁石で
形成されており、扉に取り付けられる固定磁着部材と、
床に設けられる戸当り具と、を備え、上記固定磁着部材
は、扉の下端面に形成された係合凹部に取着され、上記
戸当り具は、上面に収容部が形成されている基体と、可
動磁着部材を有し、上記収容部のうち扉と対向する側に
は段部が形成されており、 上記可動磁着部材は、上記段
部と反対側端部において、基部側が軸を介して、扉と対
向する側である先端部側が水平状態から上方へ所要の角
度範囲で昇降回動できるようにして取り付けてあり、上
記先端部側を上記段部上に載置して、上記収容部に収容
されることを特徴とする、戸当り装置である。
動磁着部材とを備えているので、扉を開いて固定磁着部
材が可動磁着部材上方までくると、可動磁着部材のうち
扉と対向する側が、磁力によってその反対側を中心とし
て上昇回動して固定磁着部材と磁着または引き合い、係
合凹部と係合する。これにより扉は開状態で停止する。
合凹部の開口縁部が、傾斜している可動磁着部材を下方
向に押圧し下降させるように作用するので、可動磁着部
材の扉と対向する側は係合凹部との係合を解除し、可動
磁着部材は下降して元の状態に戻る。これにより扉を停
止状態から解除して閉じることができる。
にしてあるので、可動磁着部材を作動させるための付帯
機構が簡略化できる。これにより装置をコンパクトにす
ることができ、安価に製造することができる。
き更に詳細に説明する。図1は本発明に係る戸当り装置
を備えた扉構造を示す説明図、図2は図1に示す扉の停
止状態を示す要部断面図、図3は停止部材の可動磁着部
材が上昇回動している状態を示す斜視図である。
ている。この戸当り装置を備えた扉構造Tは、蝶番など
を介して一端側を中心として水平方向に回動する扉1
と、床2と、戸当り装置3とを備えている。扉1の下端
面10には、直方体状の空隙部を設けて形成された係合
凹部11が形成されている。なお、符号110は係合
部、また、符号111は押圧部を示している。
定磁着部材30と、床2に埋設される戸当り具31とを
備えている。固定磁着部材30は上記係合凹部11の内
天部112に取着されており、永久磁石で形成されてい
る。
材310を有している。基体311は外径が円形で、上
面の収容部313のうち、扉1と対向する側には段部3
12が形成されている。収容部313のうち段部312
と反対側端部には、可動磁着部材310の基部側310
bが軸Jを介して、扉1と対向する側である先端部側3
10aが水平状態から上方へ所要の角度範囲で昇降回動
できるようにして取り付けてある。可動磁着部材310
は床2の表面と面一になるように収容部313に収容さ
れる。
した鉄板等、固定磁着部材30に磁着可能な材料で形成
されていれば、その材質は問わない。また、その材料
は、固定磁着部材30に磁着可能で機能上支障がなけれ
ば、少なくとも先端部側310aに設けてあれば良い。
310が磁着可能であれば、磁石単体でも、あるいはプ
ラスチック等の他の部材と組み合わせたものでも良い。
また、本実施の形態では、固定磁着部材30を永久磁石
としたが、可動磁着部材310と固定磁着部材30の両
方とが永久磁石であっても良い。
説明する。扉1を開回動して係合凹部11内の固定磁着
部材30を戸当り具31の上方まで移動させると、可動
磁着部材310の先端部側310aが、磁力によって基
部側310bを中心として水平状態から上昇回動して固
定磁着部材30と磁着し、同時に係合凹部11の係合部
110とも係合する。これにより扉1を開状態で更に開
方向へ動かないように、いわば自動的に停止させること
ができる。
定磁着部材30とは磁着、即ち、磁力によって取着され
ているため、この磁力が従来の戸当り装置でいう煽り止
め具と同様に作用し、扉1を開状態で停止させることが
できる。従って、扉1の開状態での停止及びその解除
が、従来の戸当り装置と比べて簡単にできる。
ば、係合凹部11の押圧部111が可動磁着部材310
を下方向に押圧し下降させるように作用するので、磁着
している固定磁着部材30と可動磁着部材310は脱離
し、可動磁着部材310は下降し先端部側310aを段
部312上に載置して基体311に床2の表面と面一に
なるように収容されて元の状態に戻る。これにより扉1
を停止状態から解除して閉じることができる。
一になるように埋設され、常態では床2から突出してい
ないので、戸当り装置3を構成する戸当り具31が床の
掃除の邪魔になるようなことはない。また、扉1の開き
先に、例えば他の部屋へ出入りする通行口があるような
場合にあっても、通行の邪魔にならないので、支障なく
設置することができる。
態で開示したものに限定するものではなく、扉1を停止
させるように可動磁着部材310を係合し、かつ停止状
態から扉1を閉じることができるように可動磁着部材3
10を下方向に押圧するような形状であれば、他の形状
であっても良い。また、係合凹部11は、他の部材で形
成し内部に固定磁着部材30が取り付けてあるものを扉
1の下端側部に取着したようなものであっても良い。こ
の構造では、扉1の強度に影響を及ぼさない利点があ
る。
くまでも説明上のものであって、なんら限定的なもので
はなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等
価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の
技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるとい
うことは言うまでもない。
する。 (a) 扉に取り付けられる固定磁着部材と、床に設け
られる可動磁着部材とを備えているので、扉を開いて固
定磁着部材が可動磁着部材上方までくると、可動磁着部
材のうち扉と対向する側が、磁力によってその反対側を
中心として上昇回動して固定磁着部材と磁着または引き
合い、係合凹部と係合する。これにより扉は開状態で停
止する。
係合凹部の開口縁部が、傾斜している可動磁着部材を下
方向に押圧し下降させるように作用するので、可動磁着
部材の扉と対向する側は係合凹部との係合を解除し、可
動磁着部材は下降して元の状態に戻る。これにより扉を
停止状態から解除して閉じることができる。
するようにしてあるので、可動磁着部材を作動させるた
めの付帯機構が簡略化できる。これにより装置をコンパ
クトにすることができ、安価に製造することができる。
説明図。
態を示す斜視図。
Claims (1)
- 【請求項1】 永久磁石で形成されており、扉(1) に取
り付けられる固定磁着部材(30)と、 床(2) に設けられる戸当り具(31)と、 を備え、 上記固定磁着部材(30)は、扉(1) の下端面(10)に形成さ
れた係合凹部(11)に取着され、 上記戸当り具(31)は、 上面に収容部(313) が形成されている基体(311) と、可
動磁着部材(310) を有し、 上記収容部(313) のうち扉(1) と対向する側には段部(3
12) が形成されており、 上記可動磁着部材(310) は、上記段部(312) と反対側端
部において、基部側(310b) が軸(J) を介して、扉(1)
と対向する側である先端部側(310a) が水平状態から上
方へ所要の角度範囲で昇降回動できるようにして取り付
けてあり、上記先端部側(310a)を上記段部(312) 上に載
置して、上記収容部(313) に収容されることを特徴とす
る、 戸当り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28740096A JP3175000B2 (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 戸当り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP28740096A JP3175000B2 (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 戸当り装置 |
Publications (2)
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JPH10115139A JPH10115139A (ja) | 1998-05-06 |
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Family
ID=17716857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28740096A Expired - Fee Related JP3175000B2 (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 戸当り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3175000B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105863411A (zh) * | 2016-03-31 | 2016-08-17 | 句容市后白镇福临门木门加工厂 | 一种木门的挡门装置 |
JP7216246B1 (ja) | 2022-10-24 | 2023-01-31 | 株式会社ジーテクト | 欠肉検査装置及び欠肉検査装置を備えたトランスファー型プレス加工機 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6321411B1 (en) * | 2000-06-05 | 2001-11-27 | Shigeki Ikejiri | Doorstop device |
CN100339550C (zh) * | 2001-11-08 | 2007-09-26 | 池尻重喜 | 门掣装置 |
EP2093358A1 (de) * | 2008-02-20 | 2009-08-26 | Jos. Berchtold AG | Vorrichtung zum Feststellen von Türen mittels magnestischer Anziehung |
CN103334657A (zh) * | 2013-06-24 | 2013-10-02 | 常熟市联合金属制品有限责任公司 | 一种隐形门吸 |
-
1996
- 1996-10-09 JP JP28740096A patent/JP3175000B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN105863411A (zh) * | 2016-03-31 | 2016-08-17 | 句容市后白镇福临门木门加工厂 | 一种木门的挡门装置 |
JP7216246B1 (ja) | 2022-10-24 | 2023-01-31 | 株式会社ジーテクト | 欠肉検査装置及び欠肉検査装置を備えたトランスファー型プレス加工機 |
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---|---|
JPH10115139A (ja) | 1998-05-06 |
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