JP2989804B1 - ボックスの開閉ロック装置 - Google Patents
ボックスの開閉ロック装置Info
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Abstract
リッドパネルを閉じる際の衝撃音を緩衝する緩衝部材1
7の組付けを工具を用いることなく、簡単に行えるよう
にする。 【解決手段】 緩衝部材17の本体部17aの上部に環
状の装着部17bを一体形成し、この装着部17bをリ
ッドパネルに固設したレバーホルダ14の突部14dに
装着することで固定する。
Description
時の衝撃を低減する緩衝部材を簡単に取付けることので
きるボックスの開閉ロック装置に関する。
ネルに設けられているグローブボックス等のリッド付き
ボックスでは、使用者がリッドパネルを急閉する場合が
多く、リッドパネルを急閉すると、ボックス開口部に設
けたリッドストライカがリッドパネル側のストッパ面に
衝突して衝撃音を発する。
に緩衝部材を取付け、衝撃音を低減すると共に閉扉時の
がたを吸収するようにしている。例えば、実願昭61−
171624号(実開昭63−78670号)のマイクロ
フィルムには、ゴム等の弾性体からなる緩衝部材の背面
に棒状の突起を一体形成し、この突起をリッドパネルに
穿設した孔に挿通して固定する技術が開示されている。
職権訂正2
をインナリッド1aとアウタリッド1bとの二重構造と
し、インナリッド1aに穿設した孔1cに緩衝部材2の
背面に突設した円錐状の突起2aを圧入して固定するも
のが多い。
では、そのいずれもが緩衝部材(2)の背面に形成した
突起(2a)をリッドパネル(インナリッド1a)に穿
設した孔(1c)に圧入する構造であるため、取付けに
際しては、パネル前面方向から突起(2a)を把持し、
前方へ引き出すことで固定する必要がある。
具を用い引き出す必要があるため、作業が煩雑化する。
また、工具を用いること無く突起(2a)を引き出すに
は、突起(2a)の長さをある程度長く設定する必要が
あり、その分、図7に示すように、インナリッド1aと
アウタリッド1bとの間の空隙Lが広くなり、スペース
効率が悪い。一方、アウタリッド1bを廃止してスペー
スを確保することも考えられるが、突起(2a)が表面
に露呈されてしまうため、意匠上好ましくない。
たもので、工具などを用いること無く緩衝部材を簡単に
組み付けることが可能で、スペースの有効利用が図れ、
審美性に優れたボックスの開閉ロック装置を提供するこ
とにある。
め、本発明による第1のボックスの開閉ロック装置は、
開口部と該開口部を閉じるリッドとを有し、それらの一
方にストライカを設け、他方には該ストライカと対向す
るストッパ面と、該ストライカと係合するフックとを設
け、該フックは、前記ストライカと係合するリッド閉保
持状態と、前記ストライカとの係合を解除されるリッド
開放状態との間で変位可能とし、かつ、前記ストッパ面
に緩衝部材を配設したボックスの開閉ロック装置におい
て、前記緩衝部材に環状の装着部を一体形成し、前記ス
トッパ面の周辺に設けた突部に、前記装着部を装着させ
て前記緩衝部材を取付けたことを特徴とする。
装置は、前記突部を前記フックの上方に突出するように
設け、前記突部に装着する前記装着部を前記緩衝部材の
上部に形成したことを特徴とする。すなわち、第1のボ
ックスの開閉ロック装置では、組み立ての際に、緩衝部
材に一体形成した環状の装着部を、ストッパ面の周辺に
設けた突部の外周に装着することで組み付けが完了され
る。
1のボックスの開閉ロック装置において、前記突部を前
記フックの上方に突出するように設け、前記突部に装着
する前記装着部を前記緩衝部材の上部に形成したこと
で、前記ストライカが前記フックに対して上方へずれた
状態で係合しても、このストライカが前記装着部に当接
して緩衝される。
体形成することが好ましく、それによって、この摘み部
を把持して前記装着部を突部に装着し、或いは装着され
ている装着部を取り外すことができる。
この本体部とその上方に配設されている装着部との間に
間隙を形成することが好ましく、それによって、本体部
がストライカにより押し潰されたとき、この本体部を間
隙方向へ変形させることができ、フック側への膨出が防
止される。
る下端を前記ストッパ面側へ削り込んだ形状にすること
が好ましく、それによって、ストライカが本体部を押し
潰したとき、この本体部がフック側へ膨出して、フック
を押し広げてしまうことが防止される。
て回動して変位する場合には、前記本体部の下端に前記
フックと前記ストッパ面との間に介装する舌部を形成す
ることが好ましく、それによって、この舌部にフックを
当接させて緩衝させることができる。
施の形態を説明する。図1〜図4に本発明の第1実施の
形態を示す。図4の符号11は、車両のインストルメン
トパネルで、このインストルメントパネル11の助手席
側に、ボックスの一例であるグローブボックス12が形
成されている。
部12aを開閉するリッドパネル13が設けられてお
り、このリッドパネル13の下端がインストルメントパ
ネル11に回動自在に支持されている。なお、この実施
形態では、グローブボックス12の収納部が、インスト
ルメントパネル11側に設けられているが、該収納部が
リッドパネル13と一体に形成されていてもよい。
ル13の上部解放端側の中央にレバー取付け凹部13a
が形成され、このレバー取付け凹部13aにレバーホル
ダ14が固設されている。このレバーホルダ14は断面
Z型に形成されており、その下側の合わせ面14aが上
記レバー取付け凹部13aに当接され、また上記レバー
ホルダ14の中央に貫通口14bが開口されている。
付け凹部13aの底面に所定間隔を開けて対峙する立上
がり面がストッパ面14cを成しており、このストッパ
面14cの上部に突部14dが上記レバー取付け凹部1
3aの底面方向へ指向した状態で突設されている。
fに、レバー15の両側の軸孔15bを嵌合させること
により、上記ストッパ面14cの前面にレバー15が枢
支されている。さらに、このレバー15の上部中央に、
レバーホルダ14に穿設した貫通口14bを貫通してレ
バー取付け凹部13aの底面方向へ延出するフック15
aが突設されている。そして、このフック15aの下面
にリターンスプリング16が係合し、レバー15は、図
2の時計回り方向へ常時付勢されている。
弾性材を主体に形成した緩衝部材17の本体部17aが
当接され、この本体部17aの上部に環状の装着部17
bが、所定間隙部17cを開けて形成され、この装着部
17bの両側に摘み部17dが形成されている。一方、
上記突部14dの外周には、装着部17bを巻回する溝
14eが形成されている。
おり、その下端面のフック15aに当接する部位が、ス
トッパ面14c方向へ削り込まれて、断面逆三角形状を
なしている。上記フック15aは、レバーホルダ14に
穿設されている貫通口14bの上端に掛止されて回動が
規制されて、ほぼ水平状態を維持する。
12aの上部に、ストライカ18のストライカベース1
8aが固定されており、このストライカベース18aに
ストライカ本体18bが固設されている。このストライ
カ本体18bはコの字状に曲げ形成されており、上記レ
バー取付け凹部13aに穿設された貫通口13bを貫通
して、フック15aに係合されると共に、緩衝部材17
の本体部17aを弾性変形させて、がたを吸収する。
について説明する。緩衝部材17をレバーホルダ14の
ストッパ面14cに固定する場合、まず、緩衝部材17
に設けた装着部17bの両側に形成されている摘み部1
7dを把持し、装着部17bをレバーホルダ14に形成
されている突部14dに装着し、その外周に形成されて
いる溝14eに嵌着させる。
隙部17cを開けて一体形成されている本体部17aの
背面が、上記レバーホルダ14のストッパ面14cに当
接されて固定される。上記緩衝部材17が内方へ突出す
る突部14dにて固定されているため、リッドパネル1
3を二重構造にする必要がなく、その分、リッドパネル
13を薄く形成することが可能となる。
5を装着し、リターンスプリング16にて、図2の時計
回り方向へ常時付勢した状態で固定し、このレバーホル
ダ14をリッドパネル13の上部に形成されているレバ
ー取付け凹部13aにねじ等により固定する。
トールメントパネル11に設けたグローブボックス12
の開口部12aに回動自在に取付け、リッドパネル13
の組付けを完了する。尚、このとき、この開口部12a
の上部には、ストライカ18が予め固設されている。そ
して、上記リッドパネル13を閉じると、レバー15か
ら突出するフック15aがストライカ18のストライカ
本体18bに係合し、リッドパネル13を保持する。
は、ストライカ18がフック15aを乗り越え、レバー
ホルダ14のストッパ面14cに衝突するが、このスト
ッパ面14cに固設されている緩衝部材17の本体部1
7aの弾性変形により衝撃が緩衝されるため、衝撃音は
低減される。また、この本体部17aの弾性変形によ
り、がたが吸収される。
その下部がストッパ面14c方向へ削り込まれて、断面
逆三角形をなしているため、上記ストライカ本体18b
の押圧力で弾性変形した場合であっても、下部方向へは
膨出せず、したがって、フック15aが下方へ押し広げ
られることはない。
カ本体18bがフック15aの比較的上部で係合して、
上記緩衝部材17の本体部17aを弾性変形させた場合
であっても、この本体部17aは間隙部17cを介し
て、装着部17bの底面方向へ膨出して、この装着部1
7bの底面に当接することで、がたが吸収される。
の周囲を窪ませることで形成するようにしても良い。ま
た、ストライカ18をリッドパネル13側に設け、フッ
ク15aを有するレバー15及びストッパ面14cを有
するレバーホルダ14をインストルメントパネル11の
開口部12a側に設けることもできる。
す。本実施の形態では、緩衝部材17の下部に舌部17
eを一体形成し、この舌部17eをフック15aとレバ
ーホルダ14の掛止部(ストッパ面14cの下辺)との
間に介装したものである。この舌部17eにより、フッ
ク15aがリターンスプリング16の付勢力を受けて、
図2の時計回り方向へ回動したときの衝撃が緩衝され
る。
す。本実施の形態では、フック19をスライド式とした
もので、フック19は、レバーホルダ14のガイド溝2
0に昇降可能に保持され、その底部に配置されたスプリ
ング21によって上方に付勢されている。このフック1
9の突起部19aに、軸22で回動可能に支持されたレ
バー15の先端部15cが係合しており、レバー15を
図中反時計方向に回動させることにより、フック19を
押し下げることができるようになっている。
の上縁部から突出する突部14gが形成されている。ま
た、緩衝部材17は、本体部17aの背面側に、環状の
装着部17bが一体形成されており、この装着部17b
を上記突部14g外周に嵌着させることにより、本体部
17aがストッパ面14cに固定されている。
実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。な
お、この第3実施の形態に示されるように、フックとし
ては、ストライカと係合しうる様々な形状のものが使用
可能である。
緩衝部材を工具などを用いること無く簡単に組み付ける
ことが可能となり、しかも、リッドパネルの前面方向に
突出するものがないので、リッドパネルを薄く形成する
ことが可能となり、スペースの有効利用が図れるばかり
でなく、良好な外観を得ることができる。
である。
す縦断面図である。
縦断面図である。
面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 開口部と該開口部を閉じるリッドとを有
し、それらの一方にストライカを設け、他方には該スト
ライカと対向するストッパ面と、該ストライカと係合す
るフックとを設け、該フックは、前記ストライカと係合
するリッド閉保持状態と、前記ストライカとの係合を解
除されるリッド開放状態との間で変位可能とし、かつ、
前記ストッパ面に緩衝部材を配設したボックスの開閉ロ
ック装置において、 前記緩衝部材に環状の装着部を一体形成し、前記ストッ
パ面の周辺に設けた突部に、前記装着部を装着させて前
記緩衝部材を取付けたことを特徴とするボックスの開閉
ロック装置。 - 【請求項2】 前記突部を前記フックの上方に突出する
ように設け、 前記突部に装着する前記装着部を前記緩衝部材の上部に
形成したことを特徴とする請求項1記載のボックスの開
閉ロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17351798A JP2989804B1 (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | ボックスの開閉ロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17351798A JP2989804B1 (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | ボックスの開閉ロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2989804B1 true JP2989804B1 (ja) | 1999-12-13 |
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ID=15962003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17351798A Expired - Fee Related JP2989804B1 (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | ボックスの開閉ロック装置 |
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