JPH0545717Y2 - - Google Patents

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JPH0545717Y2
JPH0545717Y2 JP1034286U JP1034286U JPH0545717Y2 JP H0545717 Y2 JPH0545717 Y2 JP H0545717Y2 JP 1034286 U JP1034286 U JP 1034286U JP 1034286 U JP1034286 U JP 1034286U JP H0545717 Y2 JPH0545717 Y2 JP H0545717Y2
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door
cover
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door trim
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車用ドアのハンドル装置、特
に、ドアスリムにおける操作ハンドル取付用の開
口の縁部を覆うカバーの取付け構造に関する。
(従来の技術) 自動車のドアのインサイドハンドル装置用の従
来のこの種のハンドル装置としては、例えば特開
昭57−174578号公報に開示されているようなもの
がある。
このハンドル装置は、第9図及び第10図に示
すように、ドアパネルaに固着されたボデイb
に、ドアロツク操作用の操作ハンドルcを、軸d
をもつて枢着し、かつ前記ドアパネルaの表面に
設けた弾性体のドアトリムeにおける前記操作ハ
ンドルc取付用の開口fの縁部を覆うカバーg
に、互いに対向する内面に係止部hが設けられた
弾性撓曲可能な1対の足片iを連設し、カバーg
の周縁部を、弾性体のドアトリムeに押しけつ
て、ドアトリムeを圧縮させた状態で、前記各足
片iの係止部hを、軸dの各端部にそれぞれ係合
させることにより、カバーgをボデイb及びドア
トリムeに枢着している。
すなわち、この従来のハンドル装置において
は、弾性体のドアトリムeの復元力を利用して、
各足片iの係止部hを、軸dの各端部に押しつけ
ることにより、カバーgが妄りに振動したり、位
置ずれを起したりしないように、いわゆるがた止
めするとともに、ドアトリムeの弾性体とするこ
とにより、各部材の寸法誤差等を吸収するように
している。
(考案が解決しようとする問題点) 近年自動車の高級化指向に伴い、カバーgの取
付ける部周辺のドアトリムeは、従来の発泡合成
樹脂製の弾力性のあるものから、剛性の高い硬質
合成樹脂製のものが多く用いられるようになつて
きている。
このように、ドアトリムeを硬質のものとする
と、カバーg取付け時にドアトリムeの圧縮量を
見込むことができないため、上述のようなカバー
gのがた止め作用や、寸法誤差の吸収作用等が期
待できなくなり、各部材の寸法誤差や、取付け作
業を楽にするための余裕代等により、カバーgが
がたつくおそれがあるという問題点がある。
また、ドアトリムeを弾性体とした場合におい
ても、永年の使用により、弾性が劣化すると、カ
バーgにがたが生じるという問題点がある。
本考案は、上述のような問題点を解決した自動
車用のドアのハンドル装置を、提供することを目
的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案の自動車ドアのハンドル装置において
は、ドアパネルに固着されたボデイに、ドアロツ
ク操作用の操作ハンドルを、軸をもつて枢着し、
かつ前記ドアパネルの表面に設けたドアトリムに
おける前記操作ハンドル取付用の開口の縁部を覆
うカバーに、弾性撓曲可能な一対の足片を連設
し、各足片の内面に設けた係止部を、前記軸の各
端部にそれぞれ係合し、かつ前記係止部と軸の端
部とが係合したとき、前記各足片と先端部が当接
するボデイの当接部と、前記各足片の先端部との
少なくともいずれか一方に、前記各端片を、前記
係止部が軸の端部に係合する方向に向けて付勢す
る分力が生じるようにした傾斜面を設けてある。
(作用) 本考案によると、各足片の係止部が軸の各端部
に係合するようにして、カバーをボデイに装着し
たとき、各足片の先端部がボデイの当接部に圧接
し、その足片の先端部か又はボデイの当接部のい
ずれかに形成された傾斜面と、足片の弾性作用と
により、各足片は、その係止部が軸の端部に係合
する方向に向けて常時付勢され、万一、カバーと
ドアトリムとの間に間隙が生じたとしても、カバ
ーは、ボデイに対して常に定位置に保持され、が
たつくことはない。
またカバーの足片の寸法等に、多少の精度誤差
があつたとしても、各足片が弾性撓曲して、その
先端部が傾斜面に沿つて、ボデイの当接部に乗り
上がることにより、その精度誤差等を吸収するこ
とができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を、第1図乃至第8図
に基づいて説明する。
第8図に示すように、本考案のハンドル装置1
は、自動車のドア2の内面ほぼ中央に設けられる
とともに、ロツド3をもつて、ドア2の後端部に
配設されたドアロツク4に連係され、このハンド
ル装置1を操作することにより、ドアロツク4と
車体(図示略)との係合を解除してドアを開ける
ことができるようになつている。なお、5は、ド
アロツク4に連係されたノブロツドで、ドア2の
窓部に突出するその上端には、ドアロツク4の施
解錠操作を行うノブ6が固着されている。
第1図乃至第4図に詳細に示すように、ハンド
ル装置1は、例えばポリアセタール等の硬質合成
樹脂材料よりなるボデイ7と、同様な材料製の操
作ハンドル8及びカバー9とからなつている。
ボデイ7は、止めねじ10をもつて、ドア2の
ドアパネル11の内面に固着された上下方向を向
く板状の基片12と、この基片12のほぼ中位部
より内側方(車内側を向く方向)に向けてほぼ水
平に延出する上下一対の軸受片13,13と、基
片12の中位部に設けられ、かつ基片12及び軸
受片13,13を一部として、全体がほぼ角筒状
をなす筒部14と、筒部14の後縁より両軸受片
13,13とともに内側方に向けて延出する停止
片15とからなつている。
両軸受片13,13の先端部の上下外面には、
基片12に向かつて互いに拡開する傾斜面16a
を備える突部16がそれぞれ設けられている。
また、両軸突片13,13の中間部の上下外面
には、前後方向に長く、かつ基片12に向かつて
互いに拡開する傾斜面17aを備える突条17が
それぞれ設けられている。
両軸突片13,13の先端部間には、操作ハン
ドル8の中間部が、上下方向を向くスプリングピ
ンとした軸19をもつて枢着されている。
操作ハンドル8の一方の端部は、ドア2の前方
に向かつてなだらかに湾曲する握持部8aとなつ
ており、また同じく他方の端部は、両軸受片1
3,13間において、基片12に向かつて延出
し、その先端部には、上述のロツドの前端が連結
されている。
ロツド3が連結された操作ハンドル8の端部
と、ボデイ7の筒部14の前壁14aとの間に
は、圧縮コイルばね20が縮設されている。
この縮接コイルばね20により、操作ハンドル
8は、第2図における時計方向に向けて付勢さ
れ、常時は、第2図に実線で示すように、ボデイ
7の停止片15の先端に当接する停止位置で停止
している。
21は、ドアパネル11の内面に取付けられた
硬質合成樹脂製のドアトリムで、操作ハンドル8
の取付部に対応する部分には、操作ハンドル8取
付用の矩形の開口22が穿設されている。
ボデイ7は、軸受片13の中央部分のみが開口
22を通つてドアトリム21より内方に突出し、
かつ他部がドアパネル11とドアトリム21との
間に位置するように配設されている。
カバー9は、ドアトリム21の開口22の縁部
を覆うとともに、操作ハンドル8の枢着部分の周
囲を覆うためのもので、中央に、操作ハンドル8
を受け入れるための開口23を備え、かつ正面形
がほぼ矩形枠状をなして、ドアトリム21の表面
より車内側に向けて膨出している。
第5図乃至第7図に明示するように、カバー9
における開口23の上下の縁部のほぼ中央には、
ドアトリム21側に向かつて延出する弾性撓曲可
能な上下1対の足片24,24がそれぞれ連設さ
れている。
各足片24の互いに対向する面の中間部には、
先端部分が開口23の内方に向けて突出するV字
状の段差とした係止部25がそれぞれ設けられて
おり、また各足片24の先端部には、外方に向か
つて互いに拡開する傾斜面26が形成されてい
る。
各足片24の長さ、及び各足片24における係
止部25の位置等は、第3図に示すように、係止
部25を軸19の各端部に係合させたとき、傾斜
面26がボデイ7側の突条17の傾斜面17aの
ほぼ中央に圧接するような関係としてある。
カバー9の開口23の上下の縁部における各足
片24よりわずかに前方の部分には、先端部に、
外方に向かつて互いに拡開する傾斜面28を備
え、かつ各足片24とほぼ同一長さとした弾性撓
曲可能な上下1対の補助足片27がそれぞれ連設
されている。
カバー9は、その周縁部をドアトリム21の内
面に圧接させた状態で、各足片24の係止部25
の軸19の各端部に係合させ、かつ各足片24の
傾斜面26及び各補助足片27の傾斜面28を、
突条17aにそれぞれ圧接させることにより、ボ
デイ7及びドアトリム21に装着されている。
この実施例は、上述のような構成としてあるの
で、平常時は、操作ハンドル8は、圧縮コイルば
ね20により付勢されて、停止位置に停止してい
るが、圧縮コイルばね20の付勢力に抗して、操
作ハンドル8を、第2図の想像線で示すように、
同図の反時計方向に回動させることにより、ロツ
ド3を牽引して、ドアロツク4と車体と係合を解
き、ドア2を開くことができる。
また、操作ハンドル8から手を離すと、操作ハ
ンドル8は、圧縮コイルばね20の付勢力によ
り、再び停止位置に復帰させられる。
この実施例においては、各足片24の係止部2
5の軸19の各端部に係合するようにして、カバ
ー9をボデイ7に装着したとき、各足片24の先
端部の傾斜面26が、ボデイ7の当接部である傾
斜面17aに圧接し、各足片24の先端部が互い
に押し広げられるように弾性撓曲させられるとき
の反力により、両傾斜面26,17a間で、各足
片24を、その係止部25が軸19の各端部に係
合する方向に向けて常時付勢する分力が生じ、こ
の分力により、カバー9は、第3図における左右
方向の移動が拘束され、ボデイ7に対して確実に
保持される。
したがつて、万一カバー9の周縁部とドアトリ
ム21との間に間隙が生じたとしても、カバー9
はがたつくことはない。
また、カバー9の足片24の寸法等に多少の精
度誤差があつたとしても、各足片24が弾性撓曲
して、その先端部の傾斜面26が、ボデイ7の傾
斜面17aに乗り上がることにより、その精度誤
差等を吸収することができる。
さらに、カバー9の装着時に、各補助足片24
の各端部における傾斜面28が、ボデイ7側の傾
斜面17aに圧接することにより、カバー9の軸
19まわりの回動が阻止される。
また、ボデイ7の両軸受片13,13の先端部
に傾斜面16aを設けたことにより、カバー9を
ボデイ7に装着する際に、この傾斜面16aにカ
バー9の両足片24の先端部の傾斜面26が摺接
し、両足片24を円滑に拡開させる案内作用を
し、カバー9の装着を容易にし得る利点がある。
(変形例) 上述の実施例においては、足片24の先端部と
ボデイ7側の当接部との両方に傾斜面26,17
aを設けたが、その少なくともいずれか一方のみ
に傾斜面を設けるようにしてもよい。
この場合においても、上述したような分力が生
じ、上述の場合と同様の作用効果を奏することが
できる。
(考案の効果) 以上から明らかなように、本考案によると、ド
アトリムを硬質のものとしても、カバーががたつ
くことがなく、しかも若干の精度誤差があつて
も、それを吸収することができ、実用上の便益が
大である。
また、本考案を、ドアトリムを弾性体としたド
アに適用した場合には、永年の使用により、ドア
トリムを弾性が劣化しても、カバーのがたつきを
防止し得るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の正面図、第2図
は、第1図のA−A線に沿う横断面図、第3図
は、第2図のB−B線に沿う縦断面図、第4図
は、第2図のC−C線に沿う縦断面図、第5図
は、カバーの正面図、第6図は、第5図のD−D
線に沿う縦断面図、第7図は、第5図のE−E線
に沿う横断面図、第8図は、本実施例のハンドル
装置を装着したドアを内方より見た正面図、第9
図は、従来のハンドル装置の一例を示す、第2図
と同様な部分の横断面図、第10図は、第9図の
F−F線に沿う縦断面図である。 1……ハンドル装置、2……ドア、7……ボデ
イ、8……操作ハンドル、9……カバー、11…
…ドアパネル、13……軸受片、17a……傾斜
面(当接部)、19……軸、21……ドアトリム、
22……開口、24……足片、25……係止部、
26……傾斜面、27……補助足片、28……傾
斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドアパネルに固着されたボデイに、ドアロツク
    操作用の操作ハンドルを、軸をもつて枢着し、か
    つ前記ドアパネルの表面に設けたドアトリムにお
    ける前記操作ハンドル取付用の開口の縁部を覆う
    カバーに、弾性撓曲可能な一対の足片を連設し、
    各足片の内面に設けた係止部を、前記軸の各端部
    にそれぞれ係合し、かつ前記係止部と軸の端部と
    が係合したとき、前記各足片の先端部が当接する
    ボデイの当接部と、前記各足片の先端部との少な
    くともいずれか一方に、前記各足片を、前記係止
    部が軸の端部に係合する方向に向けて付勢する分
    力が生じるようにした傾斜面を設けたことを特徴
    とする自動車用ドアのハンドル装置。
JP1034286U 1986-01-29 1986-01-29 Expired - Lifetime JPH0545717Y2 (ja)

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JP1034286U JPH0545717Y2 (ja) 1986-01-29 1986-01-29

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JP1034286U JPH0545717Y2 (ja) 1986-01-29 1986-01-29

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