JP2988733B2 - 分岐管継手及び分岐管継手の原管への接続方法 - Google Patents
分岐管継手及び分岐管継手の原管への接続方法Info
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- JP2988733B2 JP2988733B2 JP3013376A JP1337691A JP2988733B2 JP 2988733 B2 JP2988733 B2 JP 2988733B2 JP 3013376 A JP3013376 A JP 3013376A JP 1337691 A JP1337691 A JP 1337691A JP 2988733 B2 JP2988733 B2 JP 2988733B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分岐管継手及び分岐管
継手の原管への接続方法に関する。
継手の原管への接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の分岐管継手は、原管に設けた取着
口に分岐管接続用の受口短管を取着するに際し、原管の
外周部にサドルを密着する如くに接着し、このサドルに
受口短管を取着することとしている。
口に分岐管接続用の受口短管を取着するに際し、原管の
外周部にサドルを密着する如くに接着し、このサドルに
受口短管を取着することとしている。
【0003】また、従来の他の分岐管継手にあっては、
上述の原管の外周部と、サドルとの間に、コーキング材
料を充填し、止水性の向上を図っている。
上述の原管の外周部と、サドルとの間に、コーキング材
料を充填し、止水性の向上を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上述の従
来技術は、接着剤を用いる湿式取着方式にて分岐管継手
を構成するものであるため、施工性が悪く、止水性、強
度の向上に限界がある。
来技術は、接着剤を用いる湿式取着方式にて分岐管継手
を構成するものであるため、施工性が悪く、止水性、強
度の向上に限界がある。
【0005】また、原管が管本体の外周部にリブを有す
るものである場合には、高止水性確保のため、サドルを
複雑なリブ形状に沿わせて密着せしめる必要があり、施
工複雑となる。
るものである場合には、高止水性確保のため、サドルを
複雑なリブ形状に沿わせて密着せしめる必要があり、施
工複雑となる。
【0006】尚、従来の分岐管継手において、接着剤を
用いない乾式取着方式にて分岐管継手を構成すべく、原
管の取着口に設けたゴム輪内に受口短管の先端を圧入す
るものもあるが、受口短管が離脱する不安がある。
用いない乾式取着方式にて分岐管継手を構成すべく、原
管の取着口に設けたゴム輪内に受口短管の先端を圧入す
るものもあるが、受口短管が離脱する不安がある。
【0007】本発明は、受口短管を原管の取着口に取着
するに際し、施工性を向上し、かつ止水性、強度を向上
し、更に受口短管の離脱を確実に防止することを目的と
する。
するに際し、施工性を向上し、かつ止水性、強度を向上
し、更に受口短管の離脱を確実に防止することを目的と
する。
【0008】また、本発明は、原管が管本体の外周部に
リブを有するものにあっても、簡素な構成により、施工
性を向上し、かつ止水性、強度を向上し、更に受口短管
の離脱を確実に防止することを目的とする。
リブを有するものにあっても、簡素な構成により、施工
性を向上し、かつ止水性、強度を向上し、更に受口短管
の離脱を確実に防止することを目的とする。
【0009】また、本発明は、分岐管継手を原管の取着
口に確実且つ容易に取着することを目的とする。
口に確実且つ容易に取着することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、原管に設けた取着口に分岐管接続用の受口短管を取
着する分岐管継手において、原管における取着口周縁部
の内面側に位置する受口短管の先端に、該取着口周縁部
の内面に係止できる係止部を設け、原管における取着口
周縁部の外面側に位置する受口短管の外周部に、該取着
口周縁部の外面に接するサドルを装着し、受口短管の外
周部における上記係止部と上記サドル装着部との間に、
原管肉厚以上の幅をもって原管の取着口の内径部に臨む
ゴム輪を装着し、受口短管の外周部に設けたスラスト受
部と上記サドルとの間に回転自在な操作リングを介装
し、操作リングの回転操作によって該操作リングに設け
た凹凸係合部と、受口短管側のスラスト受部またはサド
ルに設けた凹凸係合部との係合位置を調整することによ
り、原管及びサドルに対して受口短管の前記係止部を引
き上げ、ゴム輪を圧縮変形させて取着口内径部に圧着さ
せ得るようにしたものである。
は、原管に設けた取着口に分岐管接続用の受口短管を取
着する分岐管継手において、原管における取着口周縁部
の内面側に位置する受口短管の先端に、該取着口周縁部
の内面に係止できる係止部を設け、原管における取着口
周縁部の外面側に位置する受口短管の外周部に、該取着
口周縁部の外面に接するサドルを装着し、受口短管の外
周部における上記係止部と上記サドル装着部との間に、
原管肉厚以上の幅をもって原管の取着口の内径部に臨む
ゴム輪を装着し、受口短管の外周部に設けたスラスト受
部と上記サドルとの間に回転自在な操作リングを介装
し、操作リングの回転操作によって該操作リングに設け
た凹凸係合部と、受口短管側のスラスト受部またはサド
ルに設けた凹凸係合部との係合位置を調整することによ
り、原管及びサドルに対して受口短管の前記係止部を引
き上げ、ゴム輪を圧縮変形させて取着口内径部に圧着さ
せ得るようにしたものである。
【0011】請求項2に記載の本発明は、前記原管が管
本体の外周部にリブを有するものであり、前記サドルが
上記リブ形状に沿う着座面を備えて該原管における取着
口周縁部の外面に装着されるようにしたものである。
本体の外周部にリブを有するものであり、前記サドルが
上記リブ形状に沿う着座面を備えて該原管における取着
口周縁部の外面に装着されるようにしたものである。
【0012】請求項3記載に本発明は、請求項1記載の
分岐管継手を原管に設けた取着口に取着する下記〜
の工程からなる分岐管継手の原管への接続方法である。
分岐管継手を原管に設けた取着口に取着する下記〜
の工程からなる分岐管継手の原管への接続方法である。
【0013】受口短管の先端に設けた係止部の一方
を、原管の取着口周縁部の管頂部内面側に挿入して係止
する。
を、原管の取着口周縁部の管頂部内面側に挿入して係止
する。
【0014】上記挿入した係止部と対向する反対側の
他方の係止部を、受口短管を押圧して該係止部をと同
様に、原管の取着口周縁部の管頂部内面側に係止する。
他方の係止部を、受口短管を押圧して該係止部をと同
様に、原管の取着口周縁部の管頂部内面側に係止する。
【0015】操作リングを受口短管の軸心まわりに回
転することにより、原管及びサドルに対して受口短管の
係止部を引き上げ、ゴム輪を圧縮変形させて取着口内径
部に圧着する。
転することにより、原管及びサドルに対して受口短管の
係止部を引き上げ、ゴム輪を圧縮変形させて取着口内径
部に圧着する。
【0016】請求項4記載の本発明は、前記受口短管の
先端に設けられる係止部の少なくとも1個が他の係止部
より大なる寸法にて突出形成されており、前記におい
て先ず該大突出寸法の係止部を原管の取着口周縁部の内
面側に挿入して係止するようにしたものである。
先端に設けられる係止部の少なくとも1個が他の係止部
より大なる寸法にて突出形成されており、前記におい
て先ず該大突出寸法の係止部を原管の取着口周縁部の内
面側に挿入して係止するようにしたものである。
【0017】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、下記、
の作用がある。
の作用がある。
【0018】操作リングの回転操作により、受口短管
の外周部に設けたゴム輪を圧縮変形させて、原管の取着
口内径部に圧着させるものであり、接着剤を用いない乾
式取着方式であるため、施工性が良く、かつ止水性、強
度を向上できる。
の外周部に設けたゴム輪を圧縮変形させて、原管の取着
口内径部に圧着させるものであり、接着剤を用いない乾
式取着方式であるため、施工性が良く、かつ止水性、強
度を向上できる。
【0019】受口短管の先端に設けてある係止部が取
着口周縁部の内面に係止できるため、受口短管の離脱の
不安がない。
着口周縁部の内面に係止できるため、受口短管の離脱の
不安がない。
【0020】請求項2に記載の本発明によれば、下記
の作用がある。
の作用がある。
【0021】原管が管本体の外周部にリブを有するも
のにあっても、上記により高止水性を確保できるか
ら、高止水性確保のために、サドルを複雑なリブ形状に
沿わせて密着せしめる如くの複雑な施工を伴うことがな
い。従って、簡素な構成により、施工性を向上し、かつ
止水性、強度を向上し、更に受口短管の離脱を確実に防
止することができる。
のにあっても、上記により高止水性を確保できるか
ら、高止水性確保のために、サドルを複雑なリブ形状に
沿わせて密着せしめる如くの複雑な施工を伴うことがな
い。従って、簡素な構成により、施工性を向上し、かつ
止水性、強度を向上し、更に受口短管の離脱を確実に防
止することができる。
【0022】請求項3に記載の本発明によれば、下記
の作用がある。
の作用がある。
【0023】一方の係止部を取着口周縁部の内面側に
挿入して係止させ、次に、受口短管を押圧して他方の係
止部を取着口周縁部の内面側に押込挿入して係止させる
ものであるため、取着口に対する他方の係止部の押込変
形代が略半減すると共に、テコの原理で係止部を押込挿
入できる。このため、係止部の突出寸法を必要十分とし
ながら、該係止部を取着口の内面に確実且つ容易に挿入
して係止でき、受口短管を離脱のおそれなく、確実且つ
容易に取着できる。
挿入して係止させ、次に、受口短管を押圧して他方の係
止部を取着口周縁部の内面側に押込挿入して係止させる
ものであるため、取着口に対する他方の係止部の押込変
形代が略半減すると共に、テコの原理で係止部を押込挿
入できる。このため、係止部の突出寸法を必要十分とし
ながら、該係止部を取着口の内面に確実且つ容易に挿入
して係止でき、受口短管を離脱のおそれなく、確実且つ
容易に取着できる。
【0024】請求項4に記載の本発明によれば、下記
の作用がある。
の作用がある。
【0025】係止部の少なくとも1個が大突出寸法を
与えられており、この大突出寸法の係止部が先ず取着口
周縁部の内面側に挿入して係止されるから、取着口に対
する他方の係止部の押込挿入を容易としながら、取着口
に対する係止部の係止状態を全体的により確実化でき
る。
与えられており、この大突出寸法の係止部が先ず取着口
周縁部の内面側に挿入して係止されるから、取着口に対
する他方の係止部の押込挿入を容易としながら、取着口
に対する係止部の係止状態を全体的により確実化でき
る。
【0026】
【実施例】図1は本発明の第1実施例に係る分岐管継手
を示す要部断面図、図2は図1の分岐管継手の構成部品
を示す分解図、図3は図1の受口短管の先端面形状を示
す端面図、図4は操作リングの凹凸係合部とスラスト受
部の凹凸係合部との係合状態を示す模式図、図5は本発
明の第3実施例に係る分岐管継手を示す要部断面図、図
6はサドルと受口短管の小径首部との位置決め構造を示
す断面図、図7は本発明の第2実施例に係る受口短管の
先端面形状を示す端面図、図8は本発明による分岐管継
手の接続方法の一例を示す工程図である。
を示す要部断面図、図2は図1の分岐管継手の構成部品
を示す分解図、図3は図1の受口短管の先端面形状を示
す端面図、図4は操作リングの凹凸係合部とスラスト受
部の凹凸係合部との係合状態を示す模式図、図5は本発
明の第3実施例に係る分岐管継手を示す要部断面図、図
6はサドルと受口短管の小径首部との位置決め構造を示
す断面図、図7は本発明の第2実施例に係る受口短管の
先端面形状を示す端面図、図8は本発明による分岐管継
手の接続方法の一例を示す工程図である。
【0027】(第1実施例)分岐管継手10は、図1、
図2に示す如く、ヒューム管、塩ビ管等の原管11に設
けた取着口11Aに分岐管接続用の受口短管12を取着
したものであり、サドル13、ゴム輪14、及び操作リ
ング15を構成部品としている。
図2に示す如く、ヒューム管、塩ビ管等の原管11に設
けた取着口11Aに分岐管接続用の受口短管12を取着
したものであり、サドル13、ゴム輪14、及び操作リ
ング15を構成部品としている。
【0028】尚、受口短管12は、小径首部16と大径
受口部17とを接着または融着にて組立て接合して構成
されており、大径受口部17の端面をスラスト受部18
とし、大径受口部17の中間部には分岐管との間に介装
されるゴム輪1のためのゴム輪装着部19を備えてい
る。
受口部17とを接着または融着にて組立て接合して構成
されており、大径受口部17の端面をスラスト受部18
とし、大径受口部17の中間部には分岐管との間に介装
されるゴム輪1のためのゴム輪装着部19を備えてい
る。
【0029】然るに、分岐管継手10は、原管11にお
ける取着口11A周縁部の内面側に位置する受口短管1
2の先端に、取着口11A周縁部の内面に係止できる係
止部21を設けている。係止部21は、図3に示す如
く、受口短管12の先端外周部に複数分割(例えば4分
割)され、取着口11Aの穿孔径よりやや大きい、該取
着口11Aに挿入可能な適度の寸法に突出形成されてい
る。
ける取着口11A周縁部の内面側に位置する受口短管1
2の先端に、取着口11A周縁部の内面に係止できる係
止部21を設けている。係止部21は、図3に示す如
く、受口短管12の先端外周部に複数分割(例えば4分
割)され、取着口11Aの穿孔径よりやや大きい、該取
着口11Aに挿入可能な適度の寸法に突出形成されてい
る。
【0030】また、分岐管継手10は、原管11におけ
る取着口11A周縁部の外面側に位置する受口短管12
の外周部に、取着口11A周縁部の外面に接するサドル
13を装着している。
る取着口11A周縁部の外面側に位置する受口短管12
の外周部に、取着口11A周縁部の外面に接するサドル
13を装着している。
【0031】また、分岐管継手10は、受口短管12の
外周部における上記係止部21と上記サドル13装着部
との間に、原管11の肉厚以上の幅をもって原管11の
取着口11A内径部に臨むゴム輪14を装着している。
外周部における上記係止部21と上記サドル13装着部
との間に、原管11の肉厚以上の幅をもって原管11の
取着口11A内径部に臨むゴム輪14を装着している。
【0032】また、分岐管継手10は、受口短管12の
外周部に設けたスラスト受部18と上記サドル13との
間に回転自在な操作リング15を介装している。15B
は取手である。
外周部に設けたスラスト受部18と上記サドル13との
間に回転自在な操作リング15を介装している。15B
は取手である。
【0033】また、分岐管継手10は、図4に示す如
く、操作リング15の回転操作によって該操作リング1
5に設けた湾曲状凹凸係合部15Aと、受口短管12の
スラスト受部18に設けた湾曲状凹凸係合部18Aとの
係合位置を調整することにより、原管11及びサドル1
3に対して受口短管12の前記係止部21を引き上げ、
ゴム輪14を圧縮変形させて取着口11A内径部に圧着
させ得るように構成している。
く、操作リング15の回転操作によって該操作リング1
5に設けた湾曲状凹凸係合部15Aと、受口短管12の
スラスト受部18に設けた湾曲状凹凸係合部18Aとの
係合位置を調整することにより、原管11及びサドル1
3に対して受口短管12の前記係止部21を引き上げ、
ゴム輪14を圧縮変形させて取着口11A内径部に圧着
させ得るように構成している。
【0034】尚、上記実施例においては、操作リング1
5の凹凸係合部15Aに係合する受口短管12側のスラ
スト受部を受口短管12と一体のスラスト受部18にて
構成した。然しながら、受口短管12側のスラスト受部
は、受口短管12と別体のスラストリングにて構成する
こともできる。
5の凹凸係合部15Aに係合する受口短管12側のスラ
スト受部を受口短管12と一体のスラスト受部18にて
構成した。然しながら、受口短管12側のスラスト受部
は、受口短管12と別体のスラストリングにて構成する
こともできる。
【0035】また、上記実施例においては、操作リング
15に設けた凹凸係合部15Aと、受口短管12のスラ
スト受部18に設けた凹凸係合部18Aとの係合位置を
調整した。然しながら、操作リング15に設けた凹凸係
合部15Aと、サドル13に設けた凹凸係合部との係合
位置を調整するものとしてもよい。
15に設けた凹凸係合部15Aと、受口短管12のスラ
スト受部18に設けた凹凸係合部18Aとの係合位置を
調整した。然しながら、操作リング15に設けた凹凸係
合部15Aと、サドル13に設けた凹凸係合部との係合
位置を調整するものとしてもよい。
【0036】また、サドル13と受口短管12の小径首
部16とは、図6に示す如くの位置決め構造を備えるも
のであってもよい。即ち、サドル13の中央部には円筒
状の膨出部13Aが突出成形されている。円筒状の膨出
部13Aの内面と、相対向する受口短管12の小径首部
16の外面には、図6に示すように、互いに係合する凹
凸状の溝22と突起23が受口短管の軸心方向に設けら
れている。該溝22と突起23の係合により、サドル1
3及び小径首部16の位置決めと廻り止めがなされるよ
うになっている。サドルの形状は、図示の長方形状のも
のに限定されず、楕円形状、円形状、隅部が切り取られ
た角形状のものであってもよい。
部16とは、図6に示す如くの位置決め構造を備えるも
のであってもよい。即ち、サドル13の中央部には円筒
状の膨出部13Aが突出成形されている。円筒状の膨出
部13Aの内面と、相対向する受口短管12の小径首部
16の外面には、図6に示すように、互いに係合する凹
凸状の溝22と突起23が受口短管の軸心方向に設けら
れている。該溝22と突起23の係合により、サドル1
3及び小径首部16の位置決めと廻り止めがなされるよ
うになっている。サドルの形状は、図示の長方形状のも
のに限定されず、楕円形状、円形状、隅部が切り取られ
た角形状のものであってもよい。
【0037】然るに、上記分岐管継手10は原管11の
取着口11Aに下記(1) 〜(3) の手順で取着される。
取着口11Aに下記(1) 〜(3) の手順で取着される。
【0038】(1) 受口短管12の先端に設けた係止部2
1の一方を、原管11の取着口11A周縁部の管頂部
(原管11の軸方向側)内面側に挿入して係止する(図
8(A)参照)。
1の一方を、原管11の取着口11A周縁部の管頂部
(原管11の軸方向側)内面側に挿入して係止する(図
8(A)参照)。
【0039】(2) 上記挿入した係止部21と対向する反
対側の他方の係止部21を、受口短管12を押圧して該
係止部21を(1) と同様に、原管11の取着口11A周
縁部の管頂部(原管11の軸方向側)内面側に係止する
(図8(B)参照)。
対側の他方の係止部21を、受口短管12を押圧して該
係止部21を(1) と同様に、原管11の取着口11A周
縁部の管頂部(原管11の軸方向側)内面側に係止する
(図8(B)参照)。
【0040】(3) 操作リング15を受口短管12の軸心
まわりに回転することにより、原管11及びサドル13
に対して受口短管12の係止部21を引き上げ、ゴム輪
14を圧縮変形させて取着口11A内径部に圧着する
(図8(C)参照)。
まわりに回転することにより、原管11及びサドル13
に対して受口短管12の係止部21を引き上げ、ゴム輪
14を圧縮変形させて取着口11A内径部に圧着する
(図8(C)参照)。
【0041】次に、上記第1実施例の作用について説明
する。
する。
【0042】操作リング15の回転操作により、受口
短管12の外周部に設けたゴム輪14を圧縮変形させ
て、原管11の取着口11A内径部に圧着させるもので
あり、接着剤を用いない乾式取着方式であるため、施工
性が良く、かつ止水性、強度を向上できる。
短管12の外周部に設けたゴム輪14を圧縮変形させ
て、原管11の取着口11A内径部に圧着させるもので
あり、接着剤を用いない乾式取着方式であるため、施工
性が良く、かつ止水性、強度を向上できる。
【0043】受口短管12の先端に設けてある係止部
21が取着口11A周縁部の内面に係止できるため、受
口短管12の離脱の不安がない。
21が取着口11A周縁部の内面に係止できるため、受
口短管12の離脱の不安がない。
【0044】尚、操作リング15の凹凸係合部15Aと
スラスト受部18の凹凸係合部18Aは、湾曲状をなし
て係合するものであるため、両者の係合位置調整によっ
て引き上げられる前記係止部21の引き上げ位置は無段
階的に調整でき、結果としてゴム輪14の寸法公差、取
着口11Aの穿孔径の寸法公差を吸収できる。
スラスト受部18の凹凸係合部18Aは、湾曲状をなし
て係合するものであるため、両者の係合位置調整によっ
て引き上げられる前記係止部21の引き上げ位置は無段
階的に調整でき、結果としてゴム輪14の寸法公差、取
着口11Aの穿孔径の寸法公差を吸収できる。
【0045】一方の係止部21を取着口11A周縁部
の内面側に挿入して係止させ、次に、受口短管12を押
圧して他方の係止部21を取着口11A周縁部の内面側
に押込挿入して係止させるものであるため、取着口11
Aに対する他方の係止部21の押込変形代が略半減する
と共に、テコの原理で係止部21を押込挿入できる。こ
のため、係止部21の突出寸法を必要十分としながら、
該係止部21を取着口11Aの内面に確実且つ容易に挿
入して係止でき、受口短管12を離脱のおそれなく、確
実且つ容易に取着できる。
の内面側に挿入して係止させ、次に、受口短管12を押
圧して他方の係止部21を取着口11A周縁部の内面側
に押込挿入して係止させるものであるため、取着口11
Aに対する他方の係止部21の押込変形代が略半減する
と共に、テコの原理で係止部21を押込挿入できる。こ
のため、係止部21の突出寸法を必要十分としながら、
該係止部21を取着口11Aの内面に確実且つ容易に挿
入して係止でき、受口短管12を離脱のおそれなく、確
実且つ容易に取着できる。
【0046】(第2実施例)分岐管継手10の受口短管
12に設ける係止部21は、図7の如くであってもよ
い。即ち、図7において、係止部21は、小径首部16
の先端外周部に複数分割(例えば4分割)され、取着口
11Aの穿孔径よりやや大きい、該取着口11Aに挿入
可能な適度の寸法に突出成形されている。係止部21
A、21Bが原管11の管頂部の内面に係止するもので
あり、また、係止部21C、21Cが原管11の管側部
の内面に係止するものである。そして、各係止部の寸法
関係は、21A>21B>21Cとなるようになされて
いる。尚、21B=21Cであってもよい。
12に設ける係止部21は、図7の如くであってもよ
い。即ち、図7において、係止部21は、小径首部16
の先端外周部に複数分割(例えば4分割)され、取着口
11Aの穿孔径よりやや大きい、該取着口11Aに挿入
可能な適度の寸法に突出成形されている。係止部21
A、21Bが原管11の管頂部の内面に係止するもので
あり、また、係止部21C、21Cが原管11の管側部
の内面に係止するものである。そして、各係止部の寸法
関係は、21A>21B>21Cとなるようになされて
いる。尚、21B=21Cであってもよい。
【0047】そして、上記分岐管継手10を原管11の
取着口11Aに取着するに際しては、前記第1実施例に
おける分岐管継手10の取着手順の(1) において先ず大
突出寸法の係止部21Aを原管11の取着口11A周縁
部の内面側に挿入して係止するものとするのである。
取着口11Aに取着するに際しては、前記第1実施例に
おける分岐管継手10の取着手順の(1) において先ず大
突出寸法の係止部21Aを原管11の取着口11A周縁
部の内面側に挿入して係止するものとするのである。
【0048】上記第2実施例によれば、係止部21の少
なくとも1個が大突出寸法を与えられており、この大突
出寸法の係止部21Aが先ず取着口11A周縁部の内面
側に挿入して係止されるから、取着口11Aに対する他
方の係止部21Bの押込挿入を容易としながら、取着口
11Aに対する係止部21A〜21Cの係止状態を全体
的により確実化できる。
なくとも1個が大突出寸法を与えられており、この大突
出寸法の係止部21Aが先ず取着口11A周縁部の内面
側に挿入して係止されるから、取着口11Aに対する他
方の係止部21Bの押込挿入を容易としながら、取着口
11Aに対する係止部21A〜21Cの係止状態を全体
的により確実化できる。
【0049】(第3実施例)分岐管継手30が上記分岐
管継手10と実質的に異なる点は、図5に示す如く、原
管11が管本体11Bの外周部にリブ11Cを有し、サ
ドル13が上記リブ11C形状に沿う着座面13Aを備
えて該原管11における取着口11A周縁部の外面に装
着されたことにある。
管継手10と実質的に異なる点は、図5に示す如く、原
管11が管本体11Bの外周部にリブ11Cを有し、サ
ドル13が上記リブ11C形状に沿う着座面13Aを備
えて該原管11における取着口11A周縁部の外面に装
着されたことにある。
【0050】上記第3実施例によれば、原管11が管本
体11Bの外周部にリブ11Cを有するものの、前記分
岐管継手10におけると同様に高止水性を確保できるこ
とから、高止水性確保のためにサドル13を複雑なリブ
11C形状に沿わせて密着せしめる如くの複雑な施工を
伴うことがない。従って、簡素な構成により、施工性を
向上し、かつ止水性、強度を向上し、更に受口短管12
の離脱を確実に防止することができる。
体11Bの外周部にリブ11Cを有するものの、前記分
岐管継手10におけると同様に高止水性を確保できるこ
とから、高止水性確保のためにサドル13を複雑なリブ
11C形状に沿わせて密着せしめる如くの複雑な施工を
伴うことがない。従って、簡素な構成により、施工性を
向上し、かつ止水性、強度を向上し、更に受口短管12
の離脱を確実に防止することができる。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、受口短
管を原管の取着口に取着するに際し、施工性を向上し、
かつ止水性、強度を向上し、更に受口短管の離脱を確実
に防止することができる。
管を原管の取着口に取着するに際し、施工性を向上し、
かつ止水性、強度を向上し、更に受口短管の離脱を確実
に防止することができる。
【0052】請求項2に記載の本発明によれば、原管が
管本体の外周部にリブを有するものにあっても、簡素な
構成により、施工性を向上し、かつ止水性、強度を向上
し、更に受口短管の離脱を確実に防止することができ
る。
管本体の外周部にリブを有するものにあっても、簡素な
構成により、施工性を向上し、かつ止水性、強度を向上
し、更に受口短管の離脱を確実に防止することができ
る。
【0053】請求項3、4に記載の本発明によれば、分
岐管継手を原管の取着口に確実且つ容易に取着すること
ができる。
岐管継手を原管の取着口に確実且つ容易に取着すること
ができる。
【図1】図1は本発明の第1実施例に係る分岐管継手を
示す要部断面図である。
示す要部断面図である。
【図2】図2は図1の分岐管継手の構成部品を示す分解
図である。
図である。
【図3】図3は図1の受口短管の先端面形状を示す端面
図である。
図である。
【図4】図4は操作リングの凹凸係合部とスラスト受部
の凹凸係合部との係合状態を示す模式図である。
の凹凸係合部との係合状態を示す模式図である。
【図5】図5は本発明の第3実施例に係る分岐管継手を
示す要部断面図である。
示す要部断面図である。
【図6】図6はサドルと受口短管の小径首部との位置決
め構造を示す断面図である。
め構造を示す断面図である。
【図7】図7は本発明の第2実施例に係る受口短管の先
端面形状を示す端面図である。
端面形状を示す端面図である。
【図8】図8は本発明による分岐管継手の接続方法の一
例を示す工程図である。
例を示す工程図である。
10 分岐管継手 30 分岐管継手 11 原管 11A 取着口 11B 管本体 11C リブ 12 受口短管 13 サドル 13A 着座面 14 ゴム輪 15 操作リング 15A 凹凸係合部 18 スラスト受部 18A 凹凸係合部 21 係止部 21A〜21C 係止部
Claims (4)
- 【請求項1】 原管に設けた取着口に分岐管接続用の受
口短管を取着する分岐管継手において、原管における取
着口周縁部の内面側に位置する受口短管の先端に、該取
着口周縁部の内面に係止できる係止部を設け、原管にお
ける取着口周縁部の外面側に位置する受口短管の外周部
に、該取着口周縁部の外面に接するサドルを装着し、受
口短管の外周部における上記係止部と上記サドル装着部
との間に、原管肉厚以上の幅をもって原管の取着口の内
径部に臨むゴム輪を装着し、受口短管の外周部に設けた
スラスト受部と上記サドルとの間に回転自在な操作リン
グを介装し、操作リングの回転操作によって該操作リン
グに設けた凹凸係合部と、受口短管側のスラスト受部ま
たはサドルに設けた凹凸係合部との係合位置を調整する
ことにより、原管及びサドルに対して受口短管の前記係
止部を引き上げ、ゴム輪を圧縮変形させて取着口内径部
に圧着させ得るようにしたことを特徴とする分岐管継
手。 - 【請求項2】 前記原管が管本体の外周部にリブを有す
るものであり、前記サドルが上記リブ形状に沿う着座面
を備えて該原管における取着口周縁部の外面に装着され
る請求項1記載の分岐管継手。 - 【請求項3】 請求項1記載の分岐管継手を原管に設け
た取着口に取着する下記〜の工程からなる分岐管継
手の原管への接続方法。受口短管の先端に設けた係止
部の一方を、原管の取着口周縁部の管頂部内面側に挿入
して係止する。上記挿入した係止部と対向する反対側
の他方の係止部を、受口短管を押圧して該係止部をと
同様に、原管の取着口周縁部の管頂部内面側に係止す
る。操作リングを受口短管の軸心まわりに回転するこ
とにより、原管及びサドルに対して受口短管の係止部を
引き上げ、ゴム輪を圧縮変形させて取着口内径部に圧着
する。 - 【請求項4】 前記受口短管の先端に設けられる係止部
の少なくとも1個が他の係止部より大なる寸法にて突出
形成されており、前記において先ず該大突出寸法の係
止部を原管の取着口周縁部の内面側に挿入して係止する
請求項3記載の分岐管継手の原管への接続方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3013376A JP2988733B2 (ja) | 1990-10-23 | 1991-02-04 | 分岐管継手及び分岐管継手の原管への接続方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28630390 | 1990-10-23 | ||
JP2-286303 | 1990-10-23 | ||
JP3013376A JP2988733B2 (ja) | 1990-10-23 | 1991-02-04 | 分岐管継手及び分岐管継手の原管への接続方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04219586A JPH04219586A (ja) | 1992-08-10 |
JP2988733B2 true JP2988733B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=26349156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3013376A Expired - Fee Related JP2988733B2 (ja) | 1990-10-23 | 1991-02-04 | 分岐管継手及び分岐管継手の原管への接続方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2988733B2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-04 JP JP3013376A patent/JP2988733B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04219586A (ja) | 1992-08-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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