JP2825419B2 - 離脱防止管継手 - Google Patents
離脱防止管継手Info
- Publication number
- JP2825419B2 JP2825419B2 JP16760593A JP16760593A JP2825419B2 JP 2825419 B2 JP2825419 B2 JP 2825419B2 JP 16760593 A JP16760593 A JP 16760593A JP 16760593 A JP16760593 A JP 16760593A JP 2825419 B2 JP2825419 B2 JP 2825419B2
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- Japan
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- ring
- rivet
- hole
- receiving
- joining piece
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- Joints With Sleeves (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は離脱防止管継手に関し、
特に受口に挿口を挿入することでこれらの受口と挿口と
を接合可能なスリップオンタイプの離脱防止管継手に関
する。
特に受口に挿口を挿入することでこれらの受口と挿口と
を接合可能なスリップオンタイプの離脱防止管継手に関
する。
【０００２】
【従来の技術】スリップオンタイプの管継手は、受口内
部にシール材を装着し、この受口内に挿口をシール材を
圧縮させながら挿入することにより、受口と挿口とを接
合できるように構成されている。このようなスリップオ
ンタイプの管継手に離脱防止機能を付与したものとし
て、従来、図８に示される構成の離脱防止管継手が存在
する。
部にシール材を装着し、この受口内に挿口をシール材を
圧縮させながら挿入することにより、受口と挿口とを接
合できるように構成されている。このようなスリップオ
ンタイプの管継手に離脱防止機能を付与したものとし
て、従来、図８に示される構成の離脱防止管継手が存在
する。
【０００３】すなわち、図８に示すように、受口２１の
先端内周にシール材収容溝２２が形成され、このシール
材収容溝２２にゴム製で環状のシール材２３が嵌合し、
シール材収容溝２２よりも奥側に、ロックリング収容溝
２４が形成され、このロックリング収容溝２４に、周方
向にロックリング２５が装着されている。ロックリング
２５の外周側とロックリング収容溝２４の内周側との間
には、ロックリング２５の芯出しを行うための芯出用リ
ング２６が配置されている。
先端内周にシール材収容溝２２が形成され、このシール
材収容溝２２にゴム製で環状のシール材２３が嵌合し、
シール材収容溝２２よりも奥側に、ロックリング収容溝
２４が形成され、このロックリング収容溝２４に、周方
向にロックリング２５が装着されている。ロックリング
２５の外周側とロックリング収容溝２４の内周側との間
には、ロックリング２５の芯出しを行うための芯出用リ
ング２６が配置されている。
【０００４】そして、挿口２７の先端外周に挿口溝２８
を形成し、この挿口溝２８に離脱防止用の挿口リング２
９を嵌め込んで設けている。この挿口リング２９を工場
で設ける場合は、挿口溝２８に挿口リング２９を嵌め込
んで挿口リング２９を管体３０に溶接した後、挿口２７
の先端にテーパ加工を行なっている。
を形成し、この挿口溝２８に離脱防止用の挿口リング２
９を嵌め込んで設けている。この挿口リング２９を工場
で設ける場合は、挿口溝２８に挿口リング２９を嵌め込
んで挿口リング２９を管体３０に溶接した後、挿口２７
の先端にテーパ加工を行なっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ように、挿口２７に挿口リング２９を工場において設け
る場合は、挿口溝２８に挿口リング２９を嵌め込んで溶
接してテーパ加工を行なっているが、現場において管体
３０を適当な長さに切管し、挿口２７の先端外周に挿口
溝２８を形成し、この挿口溝２８に挿口リング２９を嵌
め込んで溶接するのは、はなはだ面倒である。
ように、挿口２７に挿口リング２９を工場において設け
る場合は、挿口溝２８に挿口リング２９を嵌め込んで溶
接してテーパ加工を行なっているが、現場において管体
３０を適当な長さに切管し、挿口２７の先端外周に挿口
溝２８を形成し、この挿口溝２８に挿口リング２９を嵌
め込んで溶接するのは、はなはだ面倒である。
【０００６】そこで、さらに、図９に示すように、現場
において挿口溝３１に挿口リング３２を設ける簡便な方
法として挿口溝３１に挿口リング３２を嵌め込み、ビス
３３でビス止めする方法がある。しかし、このビス止め
する方法は管体３４に孔３５を穿設しなければならず手
間が掛かり、しかも、管内面に樹脂ライニングが施され
ている場合、樹脂皮膜を傷つけることになり、防蝕上好
ましい方法ではない。
において挿口溝３１に挿口リング３２を設ける簡便な方
法として挿口溝３１に挿口リング３２を嵌め込み、ビス
３３でビス止めする方法がある。しかし、このビス止め
する方法は管体３４に孔３５を穿設しなければならず手
間が掛かり、しかも、管内面に樹脂ライニングが施され
ている場合、樹脂皮膜を傷つけることになり、防蝕上好
ましい方法ではない。
【０００７】本発明は上記問題を解決するもので、離脱
を防止する挿口リングを簡便に設けることができ、しか
も管体に孔を開けることなく挿口リングを設けることが
できる離脱防止管継手を提供することを目的とするもの
である。
を防止する挿口リングを簡便に設けることができ、しか
も管体に孔を開けることなく挿口リングを設けることが
できる離脱防止管継手を提供することを目的とするもの
である。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明の離脱防止管継手は、挿口リングの欠円部の両
側の受部に接合ピースを架設し、受部のリベット孔かま
たは接合ピースのリベット孔の少なくとも何れか一つを
長孔とし、接合ピースのリベット孔と挿口リングのリベ
ット孔にリベットを挿入して接合ピースを挿口リングに
締結している。
に本発明の離脱防止管継手は、挿口リングの欠円部の両
側の受部に接合ピースを架設し、受部のリベット孔かま
たは接合ピースのリベット孔の少なくとも何れか一つを
長孔とし、接合ピースのリベット孔と挿口リングのリベ
ット孔にリベットを挿入して接合ピースを挿口リングに
締結している。
【０００９】
【作用】上記の手段により、挿口の外周に形成された挿
口溝に受口の離脱を防止する挿口リングを嵌め込み、挿
口リングの欠円部の両端の受部に接合ピースを架設し、
リベットなどの締結具で挿口リングと接合ピースを締結
すれば、簡単で、しかも管体に孔を開けることなく挿口
リングを挿口に設けることができる。
口溝に受口の離脱を防止する挿口リングを嵌め込み、挿
口リングの欠円部の両端の受部に接合ピースを架設し、
リベットなどの締結具で挿口リングと接合ピースを締結
すれば、簡単で、しかも管体に孔を開けることなく挿口
リングを挿口に設けることができる。
【００１０】さらに、接合ピースまたは挿口リングの受
部のリベット孔の少なくとも一つが長孔であるため、挿
口の径が大きかったり、小さかったりしても、挿口リン
グのリベット孔と受部のリベット孔が重なる範囲であれ
ば種々の挿口に対応して挿口リングを設けることができ
る。
部のリベット孔の少なくとも一つが長孔であるため、挿
口の径が大きかったり、小さかったりしても、挿口リン
グのリベット孔と受部のリベット孔が重なる範囲であれ
ば種々の挿口に対応して挿口リングを設けることができ
る。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図１は本発明の一実施例の部分断面図であって、
この図１において、１は受口で、その先端内周に形成さ
れたシール材収容溝２にゴム製のシール材３が嵌め込ま
れている。さらに、シール材収容溝２よりも奥側の受口
１の内周にはロックリング収容溝４が形成され、このロ
ックリング収容溝４に、ロックリング５が嵌め込まれて
いる。ロックリング５の外周面とロックリング収容溝４
の内周面との間には、ロックリング５の軸芯を受口１の
軸芯に合わすためのゴム製の芯出用リング６が介装して
いる。
する。図１は本発明の一実施例の部分断面図であって、
この図１において、１は受口で、その先端内周に形成さ
れたシール材収容溝２にゴム製のシール材３が嵌め込ま
れている。さらに、シール材収容溝２よりも奥側の受口
１の内周にはロックリング収容溝４が形成され、このロ
ックリング収容溝４に、ロックリング５が嵌め込まれて
いる。ロックリング５の外周面とロックリング収容溝４
の内周面との間には、ロックリング５の軸芯を受口１の
軸芯に合わすためのゴム製の芯出用リング６が介装して
いる。
【００１２】７は受口１内に挿入された挿口であり、そ
の先端部の外周には、挿口溝８が周設し、この挿口溝８
に挿口リング９が嵌め込まれている。挿口リング９は図
２に示すようにリング状おり、この挿口リング９には欠
円部１０を有し、この欠円部１０に図３に示すような接
合ピース１１を取り付けるための受部１２，１３が形成
されている。この受部１２，１３にはあらかじめ締結具
の一種であるブラインドリベット１４を嵌め込むための
リベット孔１５，１６が穿設されている。
の先端部の外周には、挿口溝８が周設し、この挿口溝８
に挿口リング９が嵌め込まれている。挿口リング９は図
２に示すようにリング状おり、この挿口リング９には欠
円部１０を有し、この欠円部１０に図３に示すような接
合ピース１１を取り付けるための受部１２，１３が形成
されている。この受部１２，１３にはあらかじめ締結具
の一種であるブラインドリベット１４を嵌め込むための
リベット孔１５，１６が穿設されている。
【００１３】接合ピース１１は、弓形をしており、内周
側中央に凸部１７が形成され、両端部の近くにブライン
ドリベット１４を挿入するためのリベット孔１８，１９
が穿設され、そのリベット孔１９の一方を長孔としてい
る。
側中央に凸部１７が形成され、両端部の近くにブライン
ドリベット１４を挿入するためのリベット孔１８，１９
が穿設され、そのリベット孔１９の一方を長孔としてい
る。
【００１４】次に上記構成の施工手順を説明する。図４
〜図６は施工工程を示す断面図である。これらの図に示
すように、管体２０を現場において適当な長さに切断
し、挿口７の先端外周に挿口溝８を周設し、この挿口溝
８に挿口リング９を拡径して嵌め込む。そして、挿口リ
ング９の受部１２，１３に接合ピース１１をあてがい、
接合ピース１１の一方のリベット孔１８と受部１２の一
方のリベット孔１５を重ね合わせる。一方、接合ピース
１１の他方のリベット孔１９が長孔であるため、挿口７
の径が多少違っても受部１３の他方のリベット孔１９と
重なり合う。さらに、重なりあったリベット孔１５，１
６，１８，１９にブラインドリベット１４を挿入した
後、ブラインドリベット１４をハンドリベットを用いて
引っ張ると、リベット本体の両端が拡径してリベット孔
１５，１６，１７，１８から抜けなくなり、接合ピース
１１と挿口リング９を締結する。最後に挿口７の開口周
縁をテーパ加工すれば施工は終了する。
〜図６は施工工程を示す断面図である。これらの図に示
すように、管体２０を現場において適当な長さに切断
し、挿口７の先端外周に挿口溝８を周設し、この挿口溝
８に挿口リング９を拡径して嵌め込む。そして、挿口リ
ング９の受部１２，１３に接合ピース１１をあてがい、
接合ピース１１の一方のリベット孔１８と受部１２の一
方のリベット孔１５を重ね合わせる。一方、接合ピース
１１の他方のリベット孔１９が長孔であるため、挿口７
の径が多少違っても受部１３の他方のリベット孔１９と
重なり合う。さらに、重なりあったリベット孔１５，１
６，１８，１９にブラインドリベット１４を挿入した
後、ブラインドリベット１４をハンドリベットを用いて
引っ張ると、リベット本体の両端が拡径してリベット孔
１５，１６，１７，１８から抜けなくなり、接合ピース
１１と挿口リング９を締結する。最後に挿口７の開口周
縁をテーパ加工すれば施工は終了する。
【００１５】このようにすれば管体２０に孔を開けるこ
となく、しかも簡単に挿口リング９を挿口７に設けるこ
とができる。しかも、図７に示すように挿口７の径が大
きかったり、図８に示すように、挿口７の径が小さかっ
たりしても、リベット孔１９の長孔と受部１３の他方の
リベット孔１６が重なる範囲であれば種々の挿口７に対
応することができる。
となく、しかも簡単に挿口リング９を挿口７に設けるこ
とができる。しかも、図７に示すように挿口７の径が大
きかったり、図８に示すように、挿口７の径が小さかっ
たりしても、リベット孔１９の長孔と受部１３の他方の
リベット孔１６が重なる範囲であれば種々の挿口７に対
応することができる。
【００１６】なお、前記のような構成により、ロックリ
ング５は、挿口７への挿入時にはこの挿口７の先端の挿
口リング９により弾性的に拡径されてこの挿口リング９
が内部を通過することを許容し、また通過後は、この挿
口リング９との係合によって、挿口７が受口１から離脱
するのを防止するようになっている。
ング５は、挿口７への挿入時にはこの挿口７の先端の挿
口リング９により弾性的に拡径されてこの挿口リング９
が内部を通過することを許容し、また通過後は、この挿
口リング９との係合によって、挿口７が受口１から離脱
するのを防止するようになっている。
【００１７】上記実施例では、接合ピース１１の他方の
リベット孔１９を長孔としたが、この発明では受部のリ
ベット孔１５，１６かまたは接合ピース１１のリベット
孔１８，１９の少なくとも何れか一つを長孔とすればよ
い。
リベット孔１９を長孔としたが、この発明では受部のリ
ベット孔１５，１６かまたは接合ピース１１のリベット
孔１８，１９の少なくとも何れか一つを長孔とすればよ
い。
【００１８】
【発明の効果】以上のように、本発明は上記構成によ
り、管体に孔を開けることなく、しかも簡単に挿口リン
グを挿口に設けて挿口が受口から離脱するのを防止する
ことができる。しかも、受部のリベット孔かまたは接合
ピースのリベット孔の少なくとも何れか一つを長孔とし
たことから、挿口の径が多少相違しても挿口リングを挿
口に設けることができる。
り、管体に孔を開けることなく、しかも簡単に挿口リン
グを挿口に設けて挿口が受口から離脱するのを防止する
ことができる。しかも、受部のリベット孔かまたは接合
ピースのリベット孔の少なくとも何れか一つを長孔とし
たことから、挿口の径が多少相違しても挿口リングを挿
口に設けることができる。
【図１】本発明の一実施例に係る離脱防止管継手の一部
分の断面図である。
分の断面図である。
【図２】同離脱防止管継手の挿口リングの正面図であ
る。
る。
【図３】（Ａ）は同離脱防止管継手の接合ピースの断面
図、（Ｂ）は接合ピースの平面図である。
図、（Ｂ）は接合ピースの平面図である。
【図４】同離脱防止管継手の施工工程を示す断面図であ
る。
る。
【図５】同離脱防止管継手の施工工程を示す断面図であ
る。
る。
【図６】同離脱防止管継手の施工工程を示す断面図であ
る。
る。
【図７】大径の挿口の場合を示す断面図である。
【図８】小径の挿口の場合を示す断面図である。
【図９】従来の離脱防止管継手の一部分の断面図であ
る。
る。
【図10】従来の離脱防止管継手の一部分の断面図であ
る。
る。
１ 受口 ４ ロックリング収容溝 ５ ロックリング ７ 挿口 ８ 挿口溝 ９ 挿口リング 10 欠円部 11 接合ピース 12,13 受部 14 リベット 15,16 リベット孔 18,19 リベット孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 信輔 兵庫県尼崎市大浜町２丁目26番地 株式 会社クボタ武庫川製造所内 (56)参考文献 特開 平７−27266（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−91577（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F16L 21/08
Claims (1)
- 【請求項１】 受口の内周に形成したロックリング収容
溝にロックリングを装着し、前記受口に挿入される挿口
の外周に挿口溝を形成し、この挿口溝に、前記ロックリ
ングと係合して挿口が受口から離脱するのを防止する挿
口リングを嵌め込み、挿口リングの欠円部の両側の受部
に接合ピースを架設し、受部のリベット孔かまたは接合
ピースのリベット孔の少なくとも何れか一つを長孔と
し、接合ピースのリベット孔と挿口リングのリベット孔
にリベットを挿入して接合ピースを挿口リングに締結し
たことを特徴とする離脱防止管継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16760593A JP2825419B2 (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | 離脱防止管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16760593A JP2825419B2 (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | 離脱防止管継手 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0727265A JPH0727265A (ja) | 1995-01-27 |
| JP2825419B2 true JP2825419B2 (ja) | 1998-11-18 |
Family
ID=15852881
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16760593A Expired - Lifetime JP2825419B2 (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | 離脱防止管継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2825419B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3677431B2 (ja) * | 2000-03-31 | 2005-08-03 | 株式会社栗本鐵工所 | 管端防食コアの固定構造 |
| JP2006097835A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Kubota Ci Kk | 金属管路およびその施工方法 |
| JP4033891B1 (ja) | 2007-04-18 | 2008-01-16 | 山洋電気株式会社 | 二重反転式軸流送風機 |
| JP6870938B2 (ja) * | 2016-08-26 | 2021-05-12 | 積水化学工業株式会社 | 硬質樹脂管の接続構造及び接続方法 |
-
1993
- 1993-07-07 JP JP16760593A patent/JP2825419B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0727265A (ja) | 1995-01-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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