JP2006097835A - 金属管路およびその施工方法 - Google Patents

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一章 安田
Susumu Kawasaki
進 川崎
Haruo Izutsu
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Goro Funabashi
五郎 船橋
Hitoshi Inada
均 稲田
Hiroaki Sakamoto
宏昭 坂本
Ryoichiro Nakamura
良一郎 中村
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Abstract

【構成】 外面に樹脂被覆28を形成した鋳鉄管12を準備し、隣接する一方の鋳鉄管12の受口18に他方の鋳鉄管12の差口20を挿入して鋳鉄管12どうしを接合する。これと同様にして、鋳鉄管12を所定の長さに連結し、鋳鉄管12の中に所定の長さの樹脂製ライナ14を挿入して、鋳鉄管路10を形成する。
【効果】 樹脂被覆28で鋳鉄管路10の外面を覆い、樹脂製ライナ14で鋳鉄管路10の内面を覆うことにより、鋳鉄管路10の全体を防食することができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、金属管路およびその施工方法に関し、特にたとえば、外面に樹脂被覆を形成した金属管(鋳鉄管、鋼管など)の受口に差口を挿入することにより金属管どうしを接合した、金属管路およびその施工方法に関する。
従来の鋼管や鋳鉄管など金属管の防食方法が特許文献1および特許文献2に開示されている。
特許文献1では、管体の内面にモルタルライニングなどを施すことにより、モルタルライニングで酸素や水などを遮断し、管体の内面を防食している。
特許文献2では、鋳鉄管の外周を熱収縮チューブで覆うことにより、熱収縮チューブで酸素や水などを遮断し、鋳鉄管の外周を防食している。
特許番号第2825419号[F16L 21/08] 特開2000−320785号公報[F16L 58/10]
特許文献1の管体の受口には、モルタルライニングなどを施すことができない。このため、モルタルライニングなどが覆われていない受口の内面は耐食性に劣る。
また、特許文献2の鋳鉄管の内面は何も覆われておらず、耐食性に劣る。
それゆえに、この発明の主たる目的は、耐食性を一層向上することができる、金属管路およびその施工方法を提供することである。
請求項1の発明は、受口と差口とを有し、その外面に樹脂被覆が形成された2本以上の金属管を用い、隣接する一方の金属管の受口に他方の金属管の差口を挿入することにより形成した管路において、2本以上の金属管にまたがって連続する樹脂製ライナを挿入したことを特徴とする、金属管路である。
請求項1の発明では、外面が樹脂被覆で覆われた金属管どうしを接合して、金属管路を形成することにより、金属管路の外面を樹脂被覆で覆って防食する。
そして、隣接する一方の金属管の受口に他方の金属管の差口を挿入して接合した後、その中に樹脂製ライナを挿通することにより、金属管、受口および差口の内面を樹脂製ライナで覆って、金属管路の内面を防食する。これにより、受口および差口は腐食しないため、受口および差口が本来持っている接合強度や離脱防止機能などは維持される。
請求項2の発明は、樹脂製ライナがポリエチレンで形成される管である、請求項1記載の金属管路である。
請求項2の発明では、ポリエチレンで形成される管を樹脂製ライナに用いると、地震などにより接合した金属管の継手が伸縮し、その伸縮が内部の樹脂ライナに伝わっても、樹脂製ライナはこの変形を十分に吸収するため、樹脂製ライナは割れず、金属管路の流水能力を維持し続ける。
請求項3の発明は、受口および差口を有し、その外面に樹脂被覆が形成された金属管を2本以上準備し、隣接する一方の金属管の受口に他方の金属管の差口を挿入して、金属管どうしを接合し、そして2本以上の金属管にまたがって連続する樹脂製ライナを挿入する、金属管路の施工方法である。
請求項3の発明では、請求項1と同様に、金属管路全体が防食される。
請求項4の発明は、樹脂製ライナを挿入する工程では、ポリエチレンで形成される管を挿入するようにした、請求項3記載の金属管路の施工方法である。
請求項4の発明では、請求項2と同様に、金属管路の流水能力は維持される。
請求項5の発明は、受口および差口を有し、その内面および外面の全面に樹脂被覆を形成したことを特徴とする、金属管である。
請求項5の発明では、金属管の全面を樹脂被覆で覆い、隣接する一方の金属管の受口に他方の金属管の差口を挿入して、金属管路を形成する。形成された金属管路の全面は樹脂被覆により覆われて防食される。
この発明によれば、金属管路の外面を樹脂被覆で覆い、金属管路の内面を樹脂製ライナで覆うことにより、金属管路全体に耐食性を持たせることができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1に示すこの発明の一実施例である鋳鉄管路10は、鋳鉄管12どうしを接合し、その鋳鉄管12内に樹脂製ライナ14を挿通して形成される。
図2に示す鋳鉄管12の管本体16の両端にそれぞれ受口18および差口20が形成され、これらは離脱防止機能を有する。
詳しく説明すると、鋳鉄管12の受口18の内径は管本体16の外径より大きい。受口18の内面にはゴム輪溝22およびロックリング溝24が設けられる。差口20の端部には突起26が形成され、突起26は差口20の外面から外側へ突出する。この突起26は、後述する受口18内に設けられたロックリング32に係止され、それによって差口20が受口18から離脱することを防止する。
鋳鉄管12の外面、つまり管本体16の外周面16a、受口18の外周面18a、受口18の側面18b、受口18の端部の内面18c、差口20の外周面20aおよび差口20の側面20bは樹脂被覆28で覆われる。樹脂被覆28にはポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロンまたは塩化ビニルなどの樹脂が用いられる。樹脂被覆28を形成する方法としてたとえば粉体塗装や熱収縮チューブなどがあるが、鋳鉄管12の外面を樹脂で被覆する方法はこれらに限定されない。
図1に示す樹脂製ライナ14は、ポリエチレン、エポキシまたは塩化ビニルなどの樹脂管である。その外径は鋳鉄管12の内径より小さい。
鋳鉄管12および樹脂製ライナ14を用いた鋳鉄管路10を施工する場合、まず2本以上の鋳鉄管12を準備し、鋳鉄管の受口18のゴム輪溝22およびロックリング溝24内にそれぞれゴム輪30およびロックリング32を装着する。隣接する一方の鋳鉄管12の受口18に他方の鋳鉄管12の差口20を挿入して、鋳鉄管12どうしを接合する。これと同様に複数の鋳鉄管12を接合し、所定の長さに組む。それから、鋳鉄管12内に所定の長さの樹脂製ライナ14を挿入して、樹脂製ライナ14が2本以上の鋳鉄管12に連続してまたがるように配置し、鋳鉄管路10を形成する。
このように、鋳鉄管12の外面を樹脂被覆28で覆い、鋳鉄管12どうしを接合して鋳鉄管路10を形成することにより、樹脂被覆28で鋳鉄管路10の外面に耐食性を持たせることができる。
また、接合した鋳鉄管12の内に樹脂製ライナ14を挿通することにより、樹脂製ライナ14で鋳鉄管路10の内面を覆い防食する。特に、受口18のような複雑な形状で樹脂コーティングなどを形成しにくい部分に対しても、樹脂製ライナ14で受口18と差口20との間の間隙を塞ぐことにより、管路10内を流れる液体などが受口18および差口20の間に侵入することを防いで、防食することができる。
そして、樹脂製ライナ14を、隣接する一方の鋳鉄管12の受口18に他方の鋳鉄管12の差口20を挿入した後に鋳鉄管12内に設けるため、樹脂製ライナ14により鋳鉄管12の接合強度や離脱防止機能など、受口18および差口20による継手の特性は損なわれない。
さらに、鋳鉄管12を所定の長さに組んでから、樹脂製ライナ14を一気に鋳鉄管12内に挿入するため、鋳鉄管路10の施工性の低下が少ない。
さらに、樹脂製ライナ14を鋳鉄管12とは別に設けることにより、かりに鋳鉄管12に亀裂などが入ったとしても、鋳鉄管路10内、つまり樹脂製ライナ14内の通水は維持される。
この樹脂ライナ14にポリエチレンを用いることで、鋳鉄管12の接合部が大きく伸縮しても、樹脂製ライナ14はこの変形を十分に吸収するため、樹脂製ライナ14は割れず、鋳鉄管路10の流水能力を維持し続ける。
なお、鋳鉄管12の内径より小さい外径の樹脂管を樹脂製ライナ14に用いたが、これに代えて、鋳鉄管12の内径と等しい外径の樹脂管を用いてもよい。この場合、たとえば、熱可塑性樹脂管を用いる。熱可塑性樹脂管は、管壁の周方向の一部が押し込まれた断面略ハート形状であり、ドラムに巻き取られた長尺管または一時的に縮径させた管である。この熱可塑性樹脂管を接合した鋳鉄管12の中に挿通してから、熱可塑性樹脂管内に加圧された加熱蒸気を挿入して、断面略真円形になるように熱可塑性樹脂管を復元する。このように、コンパクトに収容された樹脂製ライナ14を用いることにより、施工性は向上し、しかも断面収縮率が小さいので、鋳鉄管路10内の流水能力の低下が抑えられる。
また、外面に樹脂被覆28が形成された鋳鉄管12に代えて、図3に示す内面および外面の全面に樹脂被覆28が形成された鋳鉄管34を用いることもできる。この場合、鋳鉄管34どうしを接合した鋳鉄管路10は樹脂被覆28に覆われて、鋳鉄管路10の全面が防食される。さらに、上記と同様に、この鋳鉄管路10の中に、図4に示すように樹脂製ライナ14を挿通すれば、鋳鉄管路10の耐食性は一層向上する。ただし、この実施例では、鋳鉄管34の全面に樹脂被覆28が形成されているので、樹脂製ライナ14を用いなくても、管路10内面への耐食性は十分に確保される。
なお、この発明は、実施例で挙げた鋳鉄管以外の金属管といえば、鋼管などにも適用可能なことは勿論である。また、離脱防止機能がなくてもよいのは言うまでもない。
この発明の一実施例の鋳鉄管路を示す断面図である。 図1実施例の鋳鉄管路に用いられる鋳鉄管を示す断面図である。 この発明の他の実施例の鋳鉄管路を示す断面図である。 図3実施例の鋳鉄管路に用いられる鋳鉄管を示す断面図である。
符号の説明
10…鋳鉄管路
12、34…鋳鉄管
14…樹脂製ライナ
18…受口
20…差口
28…樹脂被覆

Claims (5)

  1. 受口と差口とを有し、その外面に樹脂被覆が形成された2本以上の金属管を用い、隣接する一方の金属管の受口に他方の金属管の差口を挿入することにより形成した管路において、
    前記2本以上の金属管にまたがって連続する樹脂製ライナを挿入したことを特徴とする、金属管路。
  2. 前記樹脂製ライナがポリエチレンで形成される管である、請求項1記載の金属管路。
  3. 受口および差口を有し、その外面に樹脂被覆が形成された金属管を2本以上準備し、
    隣接する一方の金属管の受口に他方の金属管の差口を挿入して、前記金属管どうしを接合し、そして
    前記2本以上の金属管にまたがって連続する樹脂製ライナを挿入する、金属管路の施工方法。
  4. 前記樹脂製ライナを挿入する工程では、ポリエチレンで形成される管を挿入するようにした、請求項3記載の金属管路の施工方法。
  5. 受口および差口を有し、その内面および外面の全面に樹脂被覆を形成したことを特徴とする、金属管。
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