JPH01105090A - 粘着剤ライニング層を具えるラインパイプ - Google Patents

粘着剤ライニング層を具えるラインパイプ

Info

Publication number
JPH01105090A
JPH01105090A JP25841987A JP25841987A JPH01105090A JP H01105090 A JPH01105090 A JP H01105090A JP 25841987 A JP25841987 A JP 25841987A JP 25841987 A JP25841987 A JP 25841987A JP H01105090 A JPH01105090 A JP H01105090A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
pipe
line pipe
lining
gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25841987A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Takei
典夫 竹井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP25841987A priority Critical patent/JPH01105090A/ja
Publication of JPH01105090A publication Critical patent/JPH01105090A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L58/00Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation
    • F16L58/02Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation by means of internal or external coatings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、粘着剤ライニング層を具える一ラインパイプ
に関するものであり、特に水力発電用貯水の輸送や上・
下水の輸送、鉱石スラリーあるいは腐食性流体の輸送に
用いるラインパイプ接続部におけろうイニング構造に特
色を有するものについての提案である。
(従来の技術) 現在採用されている水力発電用貯水の輸送技術は、ダム
に貯水した水を水路トンネルで落差の大きい地点まで導
水し、そこから水圧鉄管により発電所まで通水する方法
である。
かかる従来技術にあっては、水路トンネル入口に沈砂設
備を設けて排砂しているが、それでも前記水圧鉄管中に
は砂まじりの水が2〜lQm/secの高速で流れるた
め管の摩耗が激しいのが特徴である。すなわち、伸縮継
手を使った接続部は、昼・夜の差、季節の変化に伴う温
度差(約80℃)に対処するために、伸縮用の環状間隙
部分けであることから、この間隙内に前記流水中の砂が
巻き込まれ、いわゆる強いエロージョンを受けると共に
渦流によって生じたキャビテーションによってもエロー
ジョンが促進され、管の寿命を著しく短くしていた。し
かも、該伸縮継手に生じる環状間隙には土砂の沈積が起
こりやすい。例えば、かような沈積砂のある状態で地震
が起こった場合を考えると、前記ラインパイプ(よ前記
間隙に土砂を噛み込んだまま軸方向に摺動することにな
る。その結果、前記間隙内に収容したシーリング用ゴム
リングが損傷し、漏水するに至る。
また、かかる水圧鉄管が抱えている上記問題点を克服す
るものとして、本発明者が先に提案した特開昭61−2
82687号公報に記載されている“既設老朽管を更生
する方法”があるが、この先行技術も地震動時における
伸縮継手摺動に伴う継手破損に対しては十分に対処出来
る構造にはなっていないのが実情であった。
すなわち、前記環状間隙部分に対応する個所がそのまま
ライニングの接続部となっているため、地震動のような
急激な力の作用が加わるときには接続部の剥離、破損が
起こりやすく、また温度変化のような緩慢な力の作用の
下でも環状間隙が拡がるので、粘着剤の層が流動して不
足し、かつライニングチューブが伸ばされて薄くなる結
果、脆弱なものとなり寿命を短くするという問題点を抱
えていた。
(発明が解決しようとする問題点) 上述した既知のラインパイプ接続部のライニング構造、
すなわち伸縮継手部のライニング構造は次に述べるよう
な問題点を抱えていた。
まず、ベローズ型、スリーブ型の伸縮継手を使ったライ
ンパイプのうち、ライニング層を有しないものについて
は、上述したように管端部分が水流中の砂などの影響で
“かじり”を受けて破損しやすいこと、及びシールリン
グ等が腐食して寿命を短くするという欠点があった。
一方、同じ伸縮継手でもライニング層を有するラインパ
イプの場合、水流中の砂による影響は少ないものの、そ
の多くはライニングチューブを接着剤でパイプ内周面に
接着しているので、ライニングチューブや粘着剤の層が
温度変動に伴うパイプの緩慢な伸縮、あるいは地震動の
如き急激なパイプ摺動に対応できないという欠点、すな
わち伸縮継手の伸縮にライニングが追随できないという
問題点があった。例えば、温度低下(冬期、夜)によっ
てパイプ51.51’が収縮し、環状間隙の間隔が拡が
ったような場合、あるいは管内の圧力が大きく変動した
ような場合、該継手の前記環状間隙部に相当するライニ
ングチューブが引ぎ伸ばされ厚みが薄くなったり、ある
いは窪んだり突出したりする他、通常の伸縮に伴う負荷
も加わるので、該ライニングチューブが凹凸し、結果的
に該チューブの老化および劣化を速めて寿命を短(する
という欠点があった。
また、粘着剤を使ったライニングを具えるラインパイプ
でも、パイプの収縮時に生じる間隙部の体積増加に応じ
た量の粘着剤の補充がきかなくなるために、ライニング
層に凹凸を生じさせたり、ライニングチューブ接続部の
剥離や破損を招いてシールが崩れたりする欠点が見られ
た。
本発明の目的は、上述したような従来技術のもつ問題点
を克服できるラインパイプの接続部、特に伸縮継手部の
新規なライニング構造を提案するところにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的に対し本発明は、 パイプの接続部に伸縮継手を介在させたラインパイプの
その内周面に、粘着剤とライニングチューブとからなる
ライニングを施してなるラインパイプにおいて、前記伸
縮継手部に生ずる環状間隙内に、粘着剤を充填すると共
に、この個所における粘着剤層厚をラインパイプ内の他
の個所に比べて肉厚にし、かつパイプ内粘着剤層中には
補強シートを埋設したことを特徴とする粘着剤ライニン
グ層を具えるラインパイプ、を、課題解決のための手段
とする。
なお、上記粘着剤は剪断降伏応力が流体の管壁摩擦力以
上のものを、また上記補強シートは粘着剤の剪断降伏応
力に対し、引き伸ばされない剛性を有し、且つその荷重
で老化および劣化を起こさない材質のものを用いる。
また、上記粘着剤ライニング層は、ライニングチューブ
引込み前、予めパイプライン内面に液状可塑剤と揺変剤
の混合液を所定厚さに塗布し、ライニングチューブ拡管
後に粘着剤の剪断降伏応力を所定の値まで低下(軟化)
させたもの、および、ライニングチューブ拡管前パイプ
ライン内を真空に保持することにより、補強シートの細
い繊維内を真空にして、該補強シートとライニングチュ
ーブ間の残留気泡を吸い取ったものである。
なお、ラインパイプ中に配設する上記伸縮継手としては
、 互いに接続するパイプの管端部に、内周面に複数のリン
グ杖突起を設けた剛性外筒管を外嵌し、該外筒管と面取
りした管端テーパ部との間に形成される間隙内にゴムリ
ングとゴムバンドを介挿させると共に残る間隙内に粘着
剤を充填してなる構造のもの。
互いに接続するパイプの管端部に、一対のフランジによ
って締めつけられた外筒管を外嵌し、前記フ2ランジと
外筒管端面の面取りテーパー部との間にはゴムリングを
介挿させ、かかる外筒管と接続すべきパイプ端との間の
間隙内に粘着剤を充填してなる構造のもの。
互いに接続するパイプの一方を他方の管端部内に挿入す
ると共に、はめ合わせ間隙内にゴムリングを挿着してグ
ランドカバーにて押圧固定してなるものにおいて、°パ
イプ接続部に生じる間隙中に粘着剤を充填してなる構造
のもの、および、ラインパイプ中に配設する上記伸縮継
手として、互いに接続するパイプの一方を他方の管端部
内に挿入すると共に、はめ合わせ間隙内にゴムリングを
挿着してグランドカバーにて押圧固定し、かつ該グラン
ドカバー内周面とパイプ接触面に設けた間隙およびパイ
プ接合面に生じる間隙中に粘着剤を充填してなる構造の
もの、 に適用すると好適である。
(作 用) 本発明のラインパイプにおいて採用したパイプ接続構造
(伸縮継手)の特徴の第1点は、いわゆる伸縮継手に生
じる環状間隙内に高粘性不乾性の粘着剤を充填したこと
にある。この粘着剤は、レオロジー的(粘弾性的)挙動
を示す物質であり、例えば温度変化のようなゆるやかな
負荷にたいしては液体のようにゆるやかに流動し、一方
地震動のような衝撃的外力が作用した場合には固体のよ
うな挙動を示して弾性変形する針入度が40〜100を
示す物質である。
第1図は、本発明にかかるラインパイプ接続構造を例示
するものであるが、この例示の構造(伸縮継手)におい
て、例えば地震動のように衝撃的な外力が加わると、離
脱防止用突起7,7′部における隙間g及びその周辺に
充填する粘着剤は、ダッシュポットの作用により変位を
防止するように働く。また、剛性体である継手の弾性的
伸縮だけ変位し、またパイプの突き合わせによって生じ
る環状間゛腔中のゴムリング2a、 2b間に充填した
粘着剤8a、 8bの方は、この変位に対し大きい粘性
抵抗を示してその振動を吸収する。一方、気温や水温等
の変化に伴うパイプ軸方向への伸縮のように緩慢な変位
に対しては、小さい剪断力が作用するため流体のように
流動して変位による応力が緩和(Relaxation
)される。
第5図は、かかる粘着剤の剪断引張速度■と剪断降伏応
力Sとの関係を示すものである。この図かられかるよう
に、本発明で用いる粘着剤の特性としては、剪断引張速
度を小さくすると剪断降伏応力Sも減少す葛が、限界剪
断応力Sc 80 g/cm”以下にはならない。これ
は粘着剤層に限界剪断降伏応力Sc以上の剪断力が作用
すると(非常に緩慢な速度でかかる)、液体のように流
動することを意味している。
この粘着剤を固型化接着剤と比較すると、接着剤の場合
、剪断接着強度は10kg〜25kg/cm”と格段に
大きく、これ以上の外力が作用すると粘着剤のように流
動を起こすのではなく、接着破壊が起こることになる。
なお、本発明にかかる粘着剤は、無架橋鎖状高分子材料
であって、永久的に粘着性を示すと共に“接着剤”のよ
うに乾燥固化1重合固化することのない物質であり、例
えば弾性体(天然ゴム、ブチルゴム)、可塑剤(ボリプ
デン樹脂)、充填材。
酸化防止剤、増量剤(タルク粉末、炭酸カルシウム粉末
、粘土)などを所定の割合に混合して製造される。
本発明にあって該粘着剤は、パイプ内を流体が流動する
ことに伴う管壁摩擦力を保持する必要があるので、限界
剪断応力がそれ以上を示すものを使う。
一般に、粘着剤は、第5図に示すように、速度(時間)
依存性を有しているが、その他温度依存性もあり、温度
の低下とともに粘性が増加する。
また、粘着層の厚さにより前記限界剪断降伏応力Scは
異なり、厚さに逆比例する。
そこで、次に示す条件で粘着剤の各種速度の剪断降伏応
力を試験をし、最低温度での限界剪断降伏応力Scを求
めた。
試験温度  :パイプラインを布設する地域の最低気温 粘着剤の材質ニラインバイブ内うイニングに用いた粘着
層と同一成分 粘着剤の厚さニラインバイブ内うイニングに用いた粘着
層と同一厚さ ライニングチューブには、最低温度の限界剪断降伏応力
Scに十分耐える補強シートを粘着層の一部として形成
しておく。このようにすればパイプが温度変化などで伸
縮しても、間隙部に当るライニングは伸びずに粘着層が
流動して応力緩和がおこる。
一方、粘着剤層はパイプ内を流れる流体の管壁摩擦力に
対して十分な保持力をもたなければならない。特開昭6
0−121380号公報において、内径24CIII、
パイプライン長さlkmで圧力損失30kg / cm
 ”の場合の管壁摩擦力の計算例が示しであるが、1c
m”当りの管壁摩擦力は1.7g/am”である。これ
は管壁摩擦力の最も大きい例で、通常はこれよりかなり
小さい。限界剪断降伏応力は、管壁摩擦力より大きくな
ければならないが、さりとて過大であると、その過大な
剪断応力に耐えるように前記補強シートも強化しなけれ
ばならない。
パイプの伸縮摺動によって環状間隙部Cの間隔が変動す
ると、パイプ1とライニングチューブ6間に相対変位が
生じ、その間に剪断応力が発生する。また、パイプとラ
イニングチューブの膨張係数の差によっても同様に剪断
応力が発生する。そこで、補強シー、トの機能は、粘着
剤層に流動をおこさせることで、前記剪断応力に耐えさ
せ、剪断力がライニングチューブ6にまで影響しないよ
うにすることである。したがって、粘着剤の限界剪断応
力は、管壁摩擦力より過大であるのは好ましくなく、若
干大きい位のが理想的である。
また、パイプ内周面に溶接個所の盛り上がりやかじりに
よる窪みの発生に伴ってパイプ内に凹凸があるような場
合、粘着層に適度の流動性と厚みをもたせて、ライニン
グ内面に凹凸の影響がでなくなるようにすることが必要
であり、この観点から粘着剤の剪断降伏応力は過大でな
いのが望ましい。その上限の値は、ライニングが摩耗し
たときに取り替える際の摩耗ライニングの取り外しを、
ピグを前進させて引き剥がすときのことも考慮して定め
る。剪断降伏応力が過大でないのが望ましい。
次に、該粘着層を10〜140 g/cm”の最適状態
に調整する方法を説明する。本発明において、パイプ内
に粘着剤層を形成するには、ライニングチューブ外面に
補強シート(粘着テープ)を貼付けて施工するが、この
補強シート(粘着テープ)は、芯体の両面に、粘着剤を
塗着した一定厚みの両面粘着テープを使う。なお、この
シートの両面に粘着した粘着剤層の厚みは、ライニング
チューブをパイプライン内に引き込んでしまうまでは変
わらないことが必要である。そのために粘着剤は固い方
がよい。しかし、その後は前述したように、粘着剤は軟
らかい方が望ましい。
先に、本発明者が提案した特開昭60−121380号
公報に開示の方法では、粘着剤が十分に軟化せず、管壁
摩擦力に対し過大な限界剪断降伏応力になっていた。こ
の既知の方法では、剥離性の解消と粘着性回復のために
潤滑剤として可塑剤を加えて流動性をよくしているが、
そのために却って均一な軟化ができず下方へ流れ落ちた
りしていた。そこで、本発明では、パイプライン内に、
予め粘着剤に対し相溶性ならびに可塑性がある不揮発性
液状可塑剤や、粘着付与剤(例えば液状ポリブテン樹脂
)に揺変剤(Thixotropic 5ubstan
ce)を混合し、所定厚さ塗布しておき、チューブ拡管
後、粘着剤と添加剤とが相互に溶解するようにして該粘
着剤を適正な剪断降伏強度に軟化させるようにした。
このようにして得られるのが本発明におけるライニング
層である。
かかる補強シートの粘着剤層の塗布厚は、機能、管径に
よっても異なるが、ライニングチューブ側を薄<  (
0,02〜0.50wn厚の薄膜粘着層)、反対のライ
ンパイプ側を厚く(2〜4. mm厚膜粘着層)する。
芯材としては、ナイロン、テトロン、金属。
ガラス等の繊維を使い、これをネット状、布状に。
して用いる。そしてこの補強シートは、ライニングチュ
ーブをラインパイプ内に引き込む際の耐力や該ラインパ
イプが季節変動や地震動で伸長した場合に、いたずらに
伸びることがないようにするため・に、予め前記ライニ
ングチューブに対して粘着して用いる。
ライニングチューブの外面に補強シートとしての両面粘
着テープを貼付ける方法は、第6図に示すようにライニ
ングチューブ61を偏平にして、その上・下面に補強シ
ート62.63を離型紙を介して圧着させるが、この際
粘着層中に空気を残留させないことが重要である。もし
、空気を残留させたままでライニング施工を行うと、こ
の気泡がピグ圧着時に集合して空気の塊をつくり、使用
時に流体圧が負になったとき、その残留空気が膨張して
ライニングの剥離が起こり、ライニングチューブが補強
シートに保持されなくなるためライニングチューブが局
部的に引伸ばされる。
この点、粘着層中にネット状または布状の補強シート6
2.63を埋設しておけば、ライニングチューブ61を
ラインパイプ65内に引込み、チューブ拡管前にパイプ
内を真空に保持すれば、該補強シート62.63中の繊
維間の微細空間内に滞留している空気も吸い出される。
すなわち、ライニングチューブ61と補強シート62.
63間の残留空気は、補強シート表面のライニングチュ
ーブ側粘着層の厚さが0.02〜0.50mmと薄膜な
ので、前記残留空気はこの粘着剤層(膜)を破って繊維
間空隙を通り、該補強シートの巾方向の端部から吸い出
されることになる。
従って、前記残留空気が吸い出されるに十分な真空度と
時間を保持すれば、例え残留空気があっても十分な粘着
ができる。しかも、この真空保持の操作は、パイプライ
ンの内面欠陥、例えば錆。
スケール疵、ヘゲ等の空隙内の空気を吸い出し、そこへ
予め塗布している防錆力のある液状可塑剤64を浸透さ
せる付随的効果もある。なお、補強シート中の繊維間の
空間は、使用時の流体圧力が粘着層に負荷された場合に
その圧力によってその空間内部に粘着剤が侵入し、埋め
られる。
さて、本発明においては、伸縮継手部の環状間隙内に粘
着剤を充填することを特徴の1つとしているが、同時に
この環状間隙部におけるパイプ内粘着層の厚みは、第1
〜4図に示すように、他の個所(非継手部)に比べて厚
く余盛り(粘着剤層の膨らみ)しておく。
上記余盛り(膨らみ)の形成を含めて伸縮継手部の環状
間隙内に粘着剤を施工充填するには、第7図に示すよう
に、接続すべきパイプを突き合わせる前にまず該環状間
隙部75となる既設管71.72の管端部にリング状の
粘着剤73をマグネット治具74などを介して一対のゴ
ムリング76、77間にセットする。このセット時、管
温度(外気温)と管内通水時の温度との差を考慮(パイ
プの伸縮による間隙の大きさ)して、必要な膨らみ(突
出ffl:d)が得られるようにする。例えば、パイプ
が収縮して環状間隙75が拡がるようなときに(環状間
隙の体積が大きくなる)ちょうど管内面(ライニングチ
ューブ内周面)がフラットになるように前記突出量(リ
ング状粘着剤の大きさ、量)の調整をする。
次に、ライニングチューブを粘着剤層を介して伸縮継手
を含むラインパイプ内に施工する方法は、本発明者が先
に提案した特開昭60−121380号に明らかである
が、その概略を以下に述べる。
この施工は、次のような工程、 a、芯を挟んで両面に粘着剤を塗布してなる補強シート
(粘着テープ)で覆ったフレキシブル・ライニングチュ
ーブを、押潰して第6図に示すように丸めるとともに糸
をらせん捲回して紐状に巻き畳んで保管する工程、 50巻き畳んだ状態で保管した上記フレキシブル・ライ
ニングチューブの外表面に潤滑剤を塗布しながら、一方
敷設パイブ内には予め液状可塑剤を塗布し、次いで一方
の管端がらワイヤの誘導によって引込み他方の側へ貫通
させる工程、C0上記パイプの送入側管端に、フレキシ
ブル・ライニングチューブの一端を内周面に接着固化す
ると共にピグランチャ−を配設し、そしてパイプ送出側
管端にはピグキャッチャ−を取付け、そして、該ピグラ
ンチャ−内には予め前記伸縮継手のフレキシブル・ライ
ニングチューブの開口に臨ませてパイプ径よりも大きな
縮径自在な素材にかかるピグを嵌め合わせる工程、d、
上記ピグの背面をピグランチャ−内に圧縮空気を圧入加
圧す乞とともに前記ピグキャッチャ−の方は吸引(真空
引き)して該ピグを送り進めることにより、巻き畳んだ
前記フレキシブル・ライニングチューブを順次拡管しな
がら該ピグによってパイプ内周面に押圧させて圧着する
工程、 を経ることにより、ライニングを具えるラインパイプと
するのである。
(実施例) 以下に、ラインパイプを各種の伸縮継手で接続したとき
の例を具体的に説明する。
貫二上 第1図は、本発明にかかるラインパイプ中にスリーブ型
伸縮継手を配した一実施例を示す断面図であり、互いに
接続するパイプla、 lbの管端部外周寄りの部分を
面とりしたテーパー部tを形成し、該テーパー部tにそ
れぞれ一対のゴムリング2a。
2bを嵌装し、該ゴムリング2a、 2bの外側を弾性
バンド3で覆い、さらにその外側に剛性外筒管4を嵌め
合わせて被覆することにより、伸縮継手を形成している
。なお、前記剛性外筒管4の内周面には、複数個の剛性
のシールリング5がラインパイプla、 lbの外周面
と接するように固着してあり、また、この剛性シールリ
ング5と前記ゴムリング2a、 2bとの間隙部および
一対のゴムリング2a、2b間の環状間隙には、それぞ
れ高粘性不乾性の粘着剤8a、 8bが充填されている
一方、パイプla、 lbの内周面には、伸縮継手部分
を含めて軸方向の全域に亘って低粘性粘着剤8(心材の
両面に薄膜粘着層と厚膜粘着層とを有する粘着テープ)
の層とライニングチューブ10.フレキシブル・ライニ
ング層6が形成しである。すなわち、このライニング層
6は、相接続するパイプla、 lbの伸縮継手におけ
る間隙部Cにあっても全く途切れることなく形成しであ
る。従って、このライニング層6中の粘着剤8と前記ゴ
ムリング2a、 2b間ならびに管端部の間隙部Cとは
、いずれも不乾性粘着剤F3a、 8bが充填されてい
る。ただし、前記環状間隙部の粘着剤の層は余盛りした
膨らみ8cが設けである。
側二」工 第2図は、本発明にかかるラインパイプ中に他の伸縮継
手を配した例を示す断面図であり、相接続するパイプ2
1a、 21bの外側端部に、端部内周面に面取りにテ
ーパー部りを形成した外筒管22を嵌装し、該外筒管2
2の両端には複数のボルト孔を設けたフランジ23a、
 23bを配設すると共に、この2個のフランジ23a
、 23bは、ボルト24.ナツト25により締付けら
れている。そして、該外筒管のテーパー部りとフランジ
の間にはゴムリング26a 、 26bが介挿させであ
る。
かかるパイプ21a、 21bの内周面には、当該伸縮
継手部分の環状間隙内に充填したものも含めて高粘性不
乾性の粘着剤の層(補強シートを含む)28とライニン
グチューブ27とからなるフレキシブル・ライニング層
29で形成しである。しかも、このライニング層29は
相接続するパイプ21a、 21b間の間隙部Cにおい
て粘着剤面の膨らみ28aをもって、かつライン全体に
亘って途切れることなく形成されており、前記環状間隙
Cの間隔がパイプ21a、21bの収縮によって拡がり
、間隙内体積が増大しても、前記粘着剤層の膨らみ28
a内充填相当分の粘着剤が流動してその不足分を充し、
またパイプlとライニングチューブ27との間の粘着層
28cも剪断力を受けて流動するので、従来のように間
隙C部のライニングのみが局部的に引き伸ばされること
はない。
五二主 第3図は、本発明にかかるラインパイプ中に他の種類の
伸縮継手を配した例の断面図である。
相接続するパイプの一方31の管端部と、そこに挿入さ
れた他方のはめ込み側パイプ32と、該パイプ31と該
はめ込み側パイプ32の間のスタッフィングボックス中
に、ゴムリング33を介装させ、該ゴムリング33をグ
ランドカバー34により押圧支持することにより、パイ
プどうしを気密Gト接続した例である。この例において
、前記グランドカバー34は、植込みボルト35とナツ
ト36によって、Gイブ31に固着されている。
また、パイプ1の内周面には、例−11例−2と同じよ
うに、全長に亘って粘着剤38とライニングチューブ3
7とによってフレキシブル・ライニング層39が形成し
である。特に伸縮継手の環状間隙Cの部分には所定の粘
着剤層の膨らみ38’aが生じるように、ゴムリング3
3までの全ての空隙部分に粘着剤38が十分に充填され
ている。
開二土 第4図は、本発明にかかるラインパイプ中に、さらに他
の伸縮継手を配した例についての断面図であり、基本的
には、第1〜3図に示したものと同様のスリーブ型伸縮
継手を用いたものである。
すなわち、接続する一方のパイプ41の管端部の内側に
挿入されたはめ込み側バイブ42外周面と、前記パイプ
41のフランジ端面下切り込み空間との間に形成される
スタッフィングボックス中に、ゴムリング44を密嵌さ
せ、そのゴムリング44の露出面をグランドカバー45
により押圧することにより気密に接続した例である。な
お、グランドカバー45は、植込みボルト46とナンド
47によってパイプ41のフランジ部に固着されている
。そして、前記はめ込み側パイプ42の外周面の所定位
置には、凸部iが形成してあり、一方、前記グランドカ
バー45の内周面には凹部jが形成してあり、この凸部
iと凹部jによって接続したパイプ41.42の伸縮を
制限するようにした構造である。
このような構造において、前記凹部j、凸部iの接合部
分に生じる間隙と継手の環状間隙Cと、この環状間隙に
つながる余盛り部分(膨らみ)部にはそれぞれに粘着剤
48a、 48b、 48cを充填し、さらにパイプ4
1.42の内面全域に亘ってフレキシブル・ライニング
層49を形成した例である。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明にかかるラインパイプは次
のような効果がある。
(1)  ラインパイプ中の伸縮継手部に、従来のよう
な溝がなくなるので、エロージョンやキャビテーション
が起らず、また土砂などの沈積も防止できるのでゴムリ
ング(パツキン)を損傷させることがなくなり、漏水が
防止できる。
(2)  従来の防食膜はせいぜい0.5fl程度にし
かすぎないが、本発明のライニングは10〜501膳厚
にもでき、耐久性を向上させることができ、またメイン
テナンスコストを削減できる。
(3)伸縮継手部も完全にライニング層で被覆されるた
め、ゴムリングなどを搬送流体と隔離することができる
ので、劣化や発錆が防止できる。
(4)伸縮継手部の間隙にはほとんど粘着剤を充填する
ので、継手としてのフレキシビリティが向上し、複雑な
地形へのパイプライン敷設に効果があるとともに、地震
などの外力を吸収緩和する能力に優れ、破損を少なくす
る。
(5)既知の技術(特開昭60−121380号)より
、粘着層が均一に軟化するので、ライニングチューブが
摩耗老朽化した際迅速に引き剥がして取り替えられる。
また、パイプライン内に凹凸があって、も粘着剤層によ
り平滑にならされる。
゛(6)  本発明のライニング層は、ライニングチュ
ーブ拡管前にパイプライン内を一定時間真空に保持して
得られたものであるから、パイプライン内面の錆、スケ
ール疵等の欠陥内部の空気が吸い出され、底に防錆力の
ある液状可塑剤が圧入されており、これらによる欠陥は
ない。従って、入念な下地処理が不要である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図および第4図は、いずれも本発
明にかかるラインパイプにおける異なるタイプの伸縮継
手部の構造を示す部分断面図、第5図は、粘着剤の剪断
引張速度と剪断降伏応力との関係を示すグラフ、 第6図は、本発明ラインパイプにライニングを施工する
もようを示す断面図、 第7図は、伸縮継手の環状間隙に粘着剤をセットする方
法を説明する部分断面図。 la、 lb・・・パイプ、2a、 2b・・・ゴムリ
ング、3・・・弾性バンド、4・・・外筒管、5・・・
シールリング、6・・・ライニング、 8a、 8b、
 8c・・・粘着剤、9・・・補強シート、10・・・
ライニングチューブ、21a、 21b・・・パイプ、
22・・・外筒管、23a、 23b・・・フランジ、
24・・・ボルト、25・・・ナンド、26a、 26
b・・・ゴムリング、27・・・ライニングチューブ、
28・・・粘着剤、28a・・・粘着剤層の膨らみ、2
9・・・ライニング、 31、32・・・パイプ、33・・・ゴムリング、34
・・・グランドカバー、35・・・ボルト、36・・・
ナツト、37・・・ライニングチューブ、38・・・粘
着剤、38b・・・膨らみ、39・・・ライニング、4
1、42・・・パイプ、44・・・ゴムリング、45・
・・グランドカバー、46・・・ボルト、47・・・ナ
ツト、48a、 48b、 48c・・・粘着剤、49
・・・ライニング層。 61・・・ライニングチューブ、62.63・・・補強
シート、64・・・可塑剤、65・・・ラインパイプ、
71、72・・・パイプ、73・・・固形粘着剤、74
・・・治具、75・・・環状間隙、76、77・・・ゴ
ムリング。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、パイプの接続部に伸縮継手を介在させたラインパイ
    プのその内周面に、粘着剤とライニングチューブとから
    なるライニングを施してなるラインパイプにおいて、前
    記伸縮継手部に生ずる環状間隙内に、粘着剤を充填する
    と共に、この個所における粘着剤層厚をラインパイプ内
    の他の個所に比べて肉厚にし、かつパイプ内粘着剤層中
    には補強シートを埋設したことを特徴とする粘着剤ライ
    ニング層を具えるラインパイプ。 2、上記粘着剤は、剪断降伏応力が流体の管壁摩擦力以
    上を示すものである特許請求の範囲第1項に記載のライ
    ンパイプ。 3、上記補強シートは、粘着剤の剪断降伏応力に対して
    も引き伸ばされることのない十分な剛性を有し、また耐
    老化性、耐劣化性を有するものである許請求の範囲第1
    項または第2項に記載のラインパイプ。 4、上記粘着剤ライニング層は、ライニングチューブ引
    き込み前、予めパイプライン内面に液状可塑剤と揺変剤
    の混合液を所定厚さに塗布し、ライニングチューブ拡管
    後に粘着剤の剪断降伏応力を所定の値まで低下させたも
    のである特許請求の範囲第1〜3項のいずれかに記載の
    ラインパイプ。 5、上記粘着剤ライニング層は、ライニングチューブ拡
    管前パイプライン内を真空に保持することにより、補強
    シートの細い繊維内を真空にして、該補強シートとライ
    ニングチューブ間の残留気泡を吸取ったものである特許
    請求の範囲第1〜3項のいずれかに記載のラインパイプ
    。 6、ラインパイプ中に配設する上記伸縮継手として、互
    いに接続するパイプの管端部に、内周面に複数のリング
    状突起を設けた剛性外筒管を外嵌し、該外筒管と面取り
    した管端テーパ部との間に形成される間隙内にゴムリン
    グとゴムバンドを介挿させると共に残る間隙内に粘着剤
    を充填してなる構造のものを用いることを特徴とする特
    許請求の範囲第1〜5項のいずれかに記載のラインパイ
    プ。 7、ラインパイプ中に配設する上記伸縮継手として、互
    いに接続するパイプの管端部に、一対のフランジによっ
    て締めつけられた外筒管を外嵌し、前記フランジと外筒
    管端面の面取りテーパー部との間にはゴムリングを介挿
    させ、かかる外筒管と接続すべきパイプ端との間の間隙
    内に粘着剤を充填してなる構造のものを用いることを特
    徴とする特許請求の範囲第1〜5項のいずれかに記載の
    ラインパイプ。 8、ラインパイプ中に配設する上記伸縮継手として、互
    いに接続するパイプの一方を他方の管端部内に挿入する
    と共に、はめ合わせ間隙内にゴムリングを挿着してグラ
    ンドカバーにて押圧固定してなるものにおいて、パイプ
    接続部に生じる間隙中に粘着剤を充填してなる構造のも
    のを用いることを特徴とする特許請求の範囲第1〜5項
    のいずれかに記載のラインパイプ。 9、ラインパイプ中に配設する上記伸縮継手として、互
    いに接続するパイプの一方を他方の管端部内に挿入する
    と共に、はめ合わせ間隙内にゴムリングを挿着してグラ
    ンドカバーにて押圧固定し、かつ該グランドカバー内周
    面とパイプ接触面に設けた間隙およびパイプ接合面に生
    じる間隙中に粘着剤を充填してなる構造のものを用いる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1〜5項のいずれか
    に記載のラインパイプ。
JP25841987A 1987-10-15 1987-10-15 粘着剤ライニング層を具えるラインパイプ Pending JPH01105090A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25841987A JPH01105090A (ja) 1987-10-15 1987-10-15 粘着剤ライニング層を具えるラインパイプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25841987A JPH01105090A (ja) 1987-10-15 1987-10-15 粘着剤ライニング層を具えるラインパイプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01105090A true JPH01105090A (ja) 1989-04-21

Family

ID=17319960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25841987A Pending JPH01105090A (ja) 1987-10-15 1987-10-15 粘着剤ライニング層を具えるラインパイプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01105090A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006097835A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Kubota Ci Kk 金属管路およびその施工方法
JP2013541677A (ja) * 2010-09-03 2013-11-14 アエラズール エス.エー. パイプ及び他の導管の電気的連続性を確立するシステム及び方法
WO2016075843A1 (ja) * 2014-11-13 2016-05-19 株式会社東芝 電磁流量計

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006097835A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Kubota Ci Kk 金属管路およびその施工方法
JP2013541677A (ja) * 2010-09-03 2013-11-14 アエラズール エス.エー. パイプ及び他の導管の電気的連続性を確立するシステム及び方法
WO2016075843A1 (ja) * 2014-11-13 2016-05-19 株式会社東芝 電磁流量計

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4962958A (en) Lining laminate for a pipeline
JP3474203B2 (ja) パイプ用のネジ付きジョイント
US5405171A (en) Dual gasket lined pipe connector
RU95108322A (ru) Способ ремонта трубы
JPH01105090A (ja) 粘着剤ライニング層を具えるラインパイプ
CN106287001B (zh) 压力钢管钢筋复合混凝土管及由其制成的管道和制作方法
US3070130A (en) Pipe line repair with resilient bellows sleeve
JPH10122373A (ja) ガス管継手用複合ガスケット
US5127680A (en) Pipe joint structure
CN210687315U (zh) 一种组合式管道内衬软管
CN101509361A (zh) 可补贴刮垢封隔器
RU2374551C2 (ru) Способ ремонта дефектных участков трубопроводов
US4901424A (en) Method of forming an end seal for a pipe liner
JP4614511B2 (ja) 高耐食性金属被覆鋼管の製造方法
JP2003254474A (ja) 鋼管の拡径接合継手構造
MXPA03007615A (es) Sello para uniones roscadas de canerias y su uso.
CN210291079U (zh) 一种用于柔性管道的高强度传力接头
JPWO2002098633A1 (ja) パイプラインのライニング方法およびライニングの取替え方法
RU2224169C2 (ru) Способ ремонта трубопровода и муфта для его осуществления
JPH1025757A (ja) マンホールの流入管又は流出管の接続方法
CN219796560U (zh) 一种压力管道修复的内衬软管
CN213145562U (zh) 一种具有防腐功能的阀门
KR102192903B1 (ko) 상수도관 습식 보수보강 공법
CN214460617U (zh) 一种热力管道检查井密封装置
CN213361510U (zh) 一种管道修复内涨圈结构