JP2868056B2 - 離脱防止管継手 - Google Patents

離脱防止管継手

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JP2868056B2
JP2868056B2 JP23700893A JP23700893A JP2868056B2 JP 2868056 B2 JP2868056 B2 JP 2868056B2 JP 23700893 A JP23700893 A JP 23700893A JP 23700893 A JP23700893 A JP 23700893A JP 2868056 B2 JP2868056 B2 JP 2868056B2
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厚 槇
敏雄 戸島
孝浩 石原
信輔 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は離脱防止管継手の中で
も、特に受口に挿口を挿入することでこれらの受口と挿
口とを接合可能なスリップオンタイプの離脱防止管継手
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スリップオンタイプの管継手は、受口の
内部にシール材を装着し、この受口の内に挿口を、シー
ル材を圧縮させながら挿入することにより受口と挿口と
を接合できるように構成されている。このスリップオン
タイプの管継手に離脱防止機能を付与したものとして、
従来では、図8に示される構成のものが存在する。
【0003】図8に示すように、受口21の先端の内周
にシール材収容溝22が形成され、このシール材収容溝
22にゴム製で環状のシール材23が装着されている。
シール材収容溝22よりも奥側には、ロックリング収容
溝24が形成されており、このロックリング収容溝24
に周方向ロックリング25が装着されている。ロックリ
ング25とロックリング収容溝24との間には、ロック
リング25の芯出しを行うための芯出用リング26が配
置されている。
【0004】そして、挿口27の先端の外周に挿口溝2
8を形成し、この挿口溝28に離脱防止用の挿口リング
29を嵌め込んでいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】生産工場で挿口リング
29を設ける場合は、挿口溝28に挿口リング29を嵌
め込んで挿口リング29を管体30に溶接した後、挿口
27の先端にテーパ加工を行なっているが、現場におい
て管体30を適当な長さに切管し、挿口27の先端外周
に挿口溝28を形成し、この挿口溝28に挿口リング2
9を嵌め込んで溶接するのは、甚だ面倒である。
【0006】そこで、図9に示すように、現場において
挿口溝31に挿口リング32を設ける簡便な方法とし
て、挿口溝31に挿口リング32を嵌め込み、ビス33
でビス止めする方法がある。しかし、このビス止めする
方法は管体34に孔35を穿設しなければならず手間が
掛かり、しかも、管内面に樹脂ライニングが施されてい
る場合には、樹脂皮膜を傷つけることになり、防蝕の観
点から好ましい方法ではない。
【0007】本発明は離脱を防止する挿口リングを簡便
に設けることができ、しかも管体に孔を開けることなく
挿口リングを設けることができる離脱防止管継手を提供
することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の離脱防止管継手
は、受口の内周に形成したロックリング収容溝にロック
リングを装着し、前記受口に挿入される挿口の外周に挿
口溝を形成し、この挿口溝に、前記ロックリングと係合
して挿口が受口から離脱を防止する挿口リング本体を装
着し、挿口リング本体の欠円部の両側の受部の間に接合
ピースを架橋し、挿口リング本体と接合ピースを締結具
で締結するとともに、挿口溝の溝深さを、挿口リング本
体と接合ピースで形成される挿口リングの前記挿口溝に
挿入される挿入部の突出高さよりも深く形成し、挿口リ
ングには、挿入部を中央にしてその両側に挿口溝の縁に
係合する張出部を形成したことを特徴とする。
【0009】
【作用】この構成によると、離脱を防止する挿口リング
は、挿口リング本体と接合ピースで形成されており、挿
口の外周に形成された挿口溝に嵌め込まれている挿口リ
ング本体に対して、この挿口リング本体の欠円部に接合
ピースを配置し、挿口の外側から締結具によって挿口リ
ング本体と接合ピースの相互間を締結することができ
る。さらに、挿口リングの装着状態では、挿口リングの
挿入部と挿口に形成された挿口溝の底部との間には隙間
が形成されているため、挿口リングが挿口の外周面に密
着し、挿口リングが挿口に形成された挿口溝の底部に当
接していないにもかかわらず、挿口リングの挿入部の両
側に形成された張出部が挿口溝の縁に係合するため挿口
リングが挿口の外周に対して傾いたりしない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図7に基づ
いて説明する。本発明の離脱防止管継手は図1に示すよ
うに構成されている。1は受口で、その先端の内周に形
成されたシール材収容溝2にゴム製のシール材3が装着
されている。シール材収容溝2よりも奥側の受口1の内
周にはロックリング収容溝4が形成されており、このロ
ックリング収容溝4にはロックリング5が嵌め込まれて
いる。ロックリング5の外周面とロックリング収容溝4
の内周面との間には、ロックリング5の軸芯を受口1の
軸芯に合わすためのゴム製の芯出用リング6が介装され
ている。
【0011】受口1に挿入される挿口7の先端部の外周
には、環状の挿口溝8が形成されており、この挿口溝8
に挿口リング本体9が嵌め込まれている。挿口リング本
体9は図2に示すようにほぼリング状で、欠円部10を
有している。
【0012】挿口リング本体9の欠円部10には、図3
(a)に示す断面図から分かるように弓形の接合ピース
11が取り付けられる。具体的には、挿口リング本体9
の端部に形成されている受部12には、リベット孔15
が予め穿設されており、受部13にはリベット孔は形成
されていない。接合ピース11には、挿口リング本体9
の受部12,13に対応してリベット孔18,19が穿
設されている。図3(b)は接合ピース11の平面図を
示している。
【0013】さらに、挿口リング本体9と接合ピース1
1および挿口溝8の具体的な構成を、図4〜図7に示す
施工手順に基づいて説明する。挿口7となる管体20は
現場において適当な長さに切断し、図4に示すように挿
口7の先端外周に挿口溝8を形成し、この挿口溝8に挿
口リング本体9を拡径して嵌め込む。そして、図5に示
すように接合ピース11を挿口リング本体9の受部1
2,13にあてがって接合ピース11の一方のリベット
孔18と、受部12のリベット孔15とを重ね合わせ、
リベット孔19から挿口リング本体9の他方の受部13
に新たに穿設するリベット孔の位置をけがく。このけが
きの後、挿口リング本体9から接合ピース11を取り外
し、けがきで印を付けた位置にリベット孔16を穿設す
る。次に図6に示すように、接合ピース11をリベット
孔16の穿設の完了した挿口リング本体9に接合ピース
11をセットして、挿口7の外側からリベット孔18と
リベット孔15,およびリベット孔19とリベット孔1
6をリベット14で図7に示すようにかしめて、接合ピ
ース11と挿口リング本体9を締結する。最後に挿口7
の開口周縁をテーパ加工して終了する。
【0014】このようにすれば管体20に孔を開けるこ
となく、しかも、挿口リング本体9と接合ピース11と
を締結して構成されている挿口リング36を挿口7に簡
単に設けることができる。
【0015】なお、ロックリング5は、挿口7への挿入
時にはこの挿口7の先端の挿口リング36により弾性的
に拡径されてこの挿口リング36が内部を通過すること
を許容し、また通過後は、この挿口リング36との係合
によって挿口7が受口1から離脱するのを防止するよう
になっている。
【0016】さらに、図4および図7に示されているよ
うに、挿口7の挿口溝8の溝深さLは、この挿口溝8に
挿入される挿口リング36の挿入部37の突出高さHよ
りも深く形成されており、挿口リング36には、挿入部
37を中央にしてその両側に挿口溝8の縁に係合する張
出部38a,38bが形成されている。したがって、挿
口リング36の挿入部37の先端と挿口7の挿口溝8の
底部との間には隙間Gが形成されるため、挿口リング3
6の挿入部37の先端が挿口7の挿口溝8の底部に当接
して挿口リング36が挿口7の外周面から浮き上がった
りせず、挿口リング36が挿口7の外周面に密着し、図
4に示した状態の管体20の先端のテーパ加工を行なっ
た状態で挿口リング36のテーパー部が浮き上がったり
しない良好な取り付け状態が得られる。
【0017】また、挿口リング36が挿口7に形成され
た挿口溝8の底部に当接していないにもかかわらず、挿
口リング36の張出部38a,38bが挿口溝8の縁に
係合して、挿口リング36が挿口7の外周に対して傾か
ないように位置決めされている。
【0018】図4では、挿口リング36の挿口リング本
体9と挿口溝8との部分について両者の関係を図示した
が、挿口リング36の接合ピース11と挿口溝8との部
分についても同様に構成されており、図3の(b)に破
線で張出部38a,38bを示す。
【0019】上記実施例では、接合ピース11と挿口リ
ング本体9をリベット14によって締結したが、この発
明ではかかる締結具に限定されず、ブラインドリベット
やその他の締結具であってもよい。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、挿口溝に
離脱を防止する挿口リング本体を嵌め込み、挿口リング
本体の欠円部に接合ピースを装着し、リベットなどの締
結具で挿口リング本体と接合ピースを締結するので、挿
口の管体に孔を開けることなく、しかも簡単に挿口リン
グを装着して挿口が受口から離脱するのを防止すること
ができる。
【0021】さらに、挿口リングの装着状態では、挿口
リングの挿入部と挿口に形成された挿口溝の底部との間
には隙間が形成され、挿口リングの挿入部の両側に形成
された張出部が挿口溝の縁に係合して、挿口リングが挿
口の外周から浮き上がらない。しかも、挿口リングの挿
入部の両側に形成された張出部が挿口溝の縁に係合し
て、挿口リングが挿口の外周に対して傾かないように位
置決めされて挿口リングの適正な取り付け姿勢を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の離脱防止管継手の一実施例の断面図で
ある。
【図2】同実施例に使用する挿口リング本体の正面図で
ある。
【図3】同実施例に使用する接合ピースの断面図と平面
図である。
【図4】同実施例の施工工程を示す断面図である。
【図5】同実施例の施工工程を示す断面図である。
【図6】同実施例の施工工程を示す断面図である。
【図7】同実施例の施工工程を示す断面図である。
【図8】従来の離脱防止管継手の断面図である。
【図9】同従来例の挿口付近の断面図である。
【符号の説明】
1 受口 4 ロックリング収容溝 5 ロックリング 7 挿口 8 挿口溝 9 挿口リング本体 10 挿口リング本体の欠円部 11 接合ピース 14 リベット〔締結具〕 36 挿口リング 37 挿口リングの挿入部 38a,38b 張出部 L 挿口溝の溝深さ H 挿入部の突出高さ G 隙間
フロントページの続き (72)発明者 田中 信輔 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式 会社クボタ 武庫川製造所内 (56)参考文献 特開 平7−27266(JP,A) 実開 昭58−89683(JP,U) 実開 平5−67890(JP,U) 実開 平4−90789(JP,U) 実開 昭56−102887(JP,U) 実開 昭51−53506(JP,U) 実開 平4−58691(JP,U) 実開 昭60−103777(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 21/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受口の内周に形成したロックリング収容
    溝にロックリングを装着し、前記受口に挿入される挿口
    の外周に挿口溝を形成し、この挿口溝に、前記ロックリ
    ングと係合して挿口が受口から離脱を防止する挿口リン
    グ本体を装着し、挿口リング本体の欠円部の両側の受部
    の間に接合ピースを架橋し、挿口リング本体と接合ピー
    スを締結具で締結するとともに、挿口溝の溝深さを、挿
    口リング本体と接合ピースで形成される挿口リングの前
    記挿口溝に挿入される挿入部の突出高さよりも深く形成
    し、挿口リングには、挿入部を中央にしてその両側に挿
    口溝の縁に係合する張出部を形成した離脱防止管継手。
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JP4363892B2 (ja) * 2003-05-15 2009-11-11 株式会社クボタ 離脱防止管継手
JP6870938B2 (ja) * 2016-08-26 2021-05-12 積水化学工業株式会社 硬質樹脂管の接続構造及び接続方法

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