JP2988246B2 - (α+β)型チタン合金超塑性成形部材の製造方法 - Google Patents
(α+β)型チタン合金超塑性成形部材の製造方法Info
- Publication number
- JP2988246B2 JP2988246B2 JP6051640A JP5164094A JP2988246B2 JP 2988246 B2 JP2988246 B2 JP 2988246B2 JP 6051640 A JP6051640 A JP 6051640A JP 5164094 A JP5164094 A JP 5164094A JP 2988246 B2 JP2988246 B2 JP 2988246B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- superplastic forming
- superplastic
- strength
- titanium alloy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C14/00—Alloys based on titanium
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22F—CHANGING THE PHYSICAL STRUCTURE OF NON-FERROUS METALS AND NON-FERROUS ALLOYS
- C22F1/00—Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working
- C22F1/16—Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working of other metals or alloys based thereon
- C22F1/18—High-melting or refractory metals or alloys based thereon
- C22F1/183—High-melting or refractory metals or alloys based thereon of titanium or alloys based thereon
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高強度、高延性を有
する(α+β)型チタン合金の超塑性成形部材の製造方
法に関する。
する(α+β)型チタン合金の超塑性成形部材の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】チタン合金は高強度、高靭性等の特長を
生かして宇宙航空分野を中心に広く用いられており、ま
た最近では民生分野においても用いられつつある。しか
し、Ti−6Al−4V合金に代表される高強度型チタ
ン合金は一般に加工性に劣るため、高い加工コストが欠
点となっている。
生かして宇宙航空分野を中心に広く用いられており、ま
た最近では民生分野においても用いられつつある。しか
し、Ti−6Al−4V合金に代表される高強度型チタ
ン合金は一般に加工性に劣るため、高い加工コストが欠
点となっている。
【0003】このような欠点を克服するために新しい加
工方法として超塑性/拡散接合成形法が開発され用いら
れている(「チタン合金薄板構造物の超塑性/拡散接合
による一体化加工法の研究」、大隅真ら著、三菱重工業
技報Vol.20,No.4(1983−7)、以下先
行技術1と称する)。この成形方法は、チタン合金を
(α+β)二相域の所定の温度に加熱し、小さな歪速度
にて加工するものであり、最終製品形状またはそれに近
い形状の部材を成形することができる。
工方法として超塑性/拡散接合成形法が開発され用いら
れている(「チタン合金薄板構造物の超塑性/拡散接合
による一体化加工法の研究」、大隅真ら著、三菱重工業
技報Vol.20,No.4(1983−7)、以下先
行技術1と称する)。この成形方法は、チタン合金を
(α+β)二相域の所定の温度に加熱し、小さな歪速度
にて加工するものであり、最終製品形状またはそれに近
い形状の部材を成形することができる。
【0004】しかしながら、上記成形方法においても以
下に述べるような問題点を有している。最も広く用いら
れているTi−6Al−4V合金では、超塑性成形温度
が900〜950℃と高いことから、超塑性成形中の粒
成長により組織が粗大化し、機械的性質の劣化(例えば
強度および延性の低下)が起こる。Ti−6Al−4V
合金では溶体化時効硬化という熱処理を施すことにより
強度上昇を得ることができるものの、溶体化処理後の冷
却において水焼き入れ等の急速冷却が必要であることか
ら、超塑性成形部材には適用がほとんど不可能である。
すなわち、超塑性成形は主に薄板に適用され、薄板部材
に水焼き入れを施すと熱応力による焼き入れ歪が生じ、
製品として機能しえない。
下に述べるような問題点を有している。最も広く用いら
れているTi−6Al−4V合金では、超塑性成形温度
が900〜950℃と高いことから、超塑性成形中の粒
成長により組織が粗大化し、機械的性質の劣化(例えば
強度および延性の低下)が起こる。Ti−6Al−4V
合金では溶体化時効硬化という熱処理を施すことにより
強度上昇を得ることができるものの、溶体化処理後の冷
却において水焼き入れ等の急速冷却が必要であることか
ら、超塑性成形部材には適用がほとんど不可能である。
すなわち、超塑性成形は主に薄板に適用され、薄板部材
に水焼き入れを施すと熱応力による焼き入れ歪が生じ、
製品として機能しえない。
【0005】さらに、Ti−6Al−4V合金ではその
高い成形温度に起因して、成形コストの低減も限られた
ものとなっており、より低温において超塑性成形が可能
であるチタン合金の開発が試みられている(“Enhanced
Superplasticity and Strength in Modified Ti-6Al-4
V Alloys”,J.A.Wert and N.E.Paton,Metallurgical
Transactions A,Volume 14A,December 1983,p.2535−
2544、以下先行技術2と称する)。
高い成形温度に起因して、成形コストの低減も限られた
ものとなっており、より低温において超塑性成形が可能
であるチタン合金の開発が試みられている(“Enhanced
Superplasticity and Strength in Modified Ti-6Al-4
V Alloys”,J.A.Wert and N.E.Paton,Metallurgical
Transactions A,Volume 14A,December 1983,p.2535−
2544、以下先行技術2と称する)。
【0006】このような先行技術2に示された要求に従
って、本発明者らの一部は、超塑性成形温度をこのTi
−6Al−4V合金より100℃以上低下させた超塑性
成形用チタン合金を開発するに至った(特開平3−27
4238、以下先行技術3と称する)。すなわち、Ti
−4.5Al−3V−2Mo−2Feを代表組成とする
合金を用いることにより、超塑性成形温度を著しく低下
させることができる。
って、本発明者らの一部は、超塑性成形温度をこのTi
−6Al−4V合金より100℃以上低下させた超塑性
成形用チタン合金を開発するに至った(特開平3−27
4238、以下先行技術3と称する)。すなわち、Ti
−4.5Al−3V−2Mo−2Feを代表組成とする
合金を用いることにより、超塑性成形温度を著しく低下
させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術1〜3において以下の3つの解決すべき課題が残
されている。第1に、超塑性成形後の溶体化処理におい
て焼き入れ歪みがもたらされると共に、溶体化処理およ
びその後の熱処理によっては必ずしも高強度、高延性が
得られない。
行技術1〜3において以下の3つの解決すべき課題が残
されている。第1に、超塑性成形後の溶体化処理におい
て焼き入れ歪みがもたらされると共に、溶体化処理およ
びその後の熱処理によっては必ずしも高強度、高延性が
得られない。
【0008】第2に、超塑性部材にあらためて溶体化処
理を施すことは、コスト上好ましくなく、それに代わる
効率的な製造技術の確立が望まれている。第3に、超塑
性成形による材質劣化が生じ、強度および延性が低下し
やすい。
理を施すことは、コスト上好ましくなく、それに代わる
効率的な製造技術の確立が望まれている。第3に、超塑
性成形による材質劣化が生じ、強度および延性が低下し
やすい。
【0009】第4に、優れた拡散接合強度を達成するこ
とができる超塑性成形・拡散接合プロセスを確立するこ
とが望まれている。この発明はかかる事情に鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、第1に、超塑性成形後
の焼き入れ歪をもたらすことなく、また改めて溶体化処
理を施すことを必要としない組成を有し、超塑性成形後
の冷却条件およびその後の熱処理条件を適正化すること
により、高強度、高延性を有する(α+β)型チタン合
金超塑性成形部材を製造することができる方法を提供す
ることにある。
とができる超塑性成形・拡散接合プロセスを確立するこ
とが望まれている。この発明はかかる事情に鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、第1に、超塑性成形後
の焼き入れ歪をもたらすことなく、また改めて溶体化処
理を施すことを必要としない組成を有し、超塑性成形後
の冷却条件およびその後の熱処理条件を適正化すること
により、高強度、高延性を有する(α+β)型チタン合
金超塑性成形部材を製造することができる方法を提供す
ることにある。
【0010】第2に、高強度、高延性の超塑性成形部材
を効率的に得ることができる(α+β)型チタン合金超
塑性成形部材の製造方法を提供することにある。第3
に、超塑性成形による材質劣化が少なく、さらに優れた
高強度、高延性を有する(α+β)型チタン合金の超塑
性成形部材の製造方法を提供することにある。
を効率的に得ることができる(α+β)型チタン合金超
塑性成形部材の製造方法を提供することにある。第3
に、超塑性成形による材質劣化が少なく、さらに優れた
高強度、高延性を有する(α+β)型チタン合金の超塑
性成形部材の製造方法を提供することにある。
【0011】第4に、優れた拡散接合強度を達成するこ
とができる拡散接合工程を備えた、(α+β)型チタン
合金の超塑性成形部材の製造方法を提供することにあ
る。なお、以下の観点から、超塑性成形後の強度目標目
安としてTi−6Al−4V合金の5%向上である10
5kgf/mm2 、好ましくは10%向上の110kg
f/mm2 とした。すなわち、上記先行技術1には、T
i−6Al−4V合金では超塑性成形後に5〜10%の
強度低下が起こり、超塑性成形後の引張強さは約100
kgf/mm2 であることが記載されている。通常、新
らしい材料や新プロセスが採用されるためには、5%な
いし10%以上の特性の向上が必要と言われているた
め、本願においてはTi−6Al−4V合金の5%ない
し10%向上を一応の目標とした。
とができる拡散接合工程を備えた、(α+β)型チタン
合金の超塑性成形部材の製造方法を提供することにあ
る。なお、以下の観点から、超塑性成形後の強度目標目
安としてTi−6Al−4V合金の5%向上である10
5kgf/mm2 、好ましくは10%向上の110kg
f/mm2 とした。すなわち、上記先行技術1には、T
i−6Al−4V合金では超塑性成形後に5〜10%の
強度低下が起こり、超塑性成形後の引張強さは約100
kgf/mm2 であることが記載されている。通常、新
らしい材料や新プロセスが採用されるためには、5%な
いし10%以上の特性の向上が必要と言われているた
め、本願においてはTi−6Al−4V合金の5%ない
し10%向上を一応の目標とした。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用】本発明者ら
は、このような特性を有する合金および製造条件を見出
すべく鋭意研究を重ねた結果、以下の知見を得た。すな
わち、上記先行技術3に開示されている化学組成を有す
る(α+β)型チタン合金の一部が、上記課題を解決す
るに当たって適当な成分の合金であるということであ
る。そして、これらの合金を超塑性成形した後、以下に
述べる方法で熱処理することにより、今までにない高強
度、高延性を有する超塑性成形部材の製造技術を確立す
るとともに、拡散接合においても優れた強度を有する成
形部材の製造が可能となることを見出した。この点に着
目してさらに詳細に研究した結果、先行技術3に含まれ
なくても同様の効果が得られる組成が存在することも見
出した。
は、このような特性を有する合金および製造条件を見出
すべく鋭意研究を重ねた結果、以下の知見を得た。すな
わち、上記先行技術3に開示されている化学組成を有す
る(α+β)型チタン合金の一部が、上記課題を解決す
るに当たって適当な成分の合金であるということであ
る。そして、これらの合金を超塑性成形した後、以下に
述べる方法で熱処理することにより、今までにない高強
度、高延性を有する超塑性成形部材の製造技術を確立す
るとともに、拡散接合においても優れた強度を有する成
形部材の製造が可能となることを見出した。この点に着
目してさらに詳細に研究した結果、先行技術3に含まれ
なくても同様の効果が得られる組成が存在することも見
出した。
【0013】具体的には、上記第1および第2の課題に
ついては、上述の観点から化学成分組成を規定し、超塑
性成形後、成形体に熱歪をもたらすことが無く、しかも
時効処理後に高強度、高延性をもたらすことが可能であ
るような適正な冷却速度で溶体化処理後の冷却を行い、
しかもその後適正な温度範囲において時効処理すること
により解決することが可能であることを見出した。
ついては、上述の観点から化学成分組成を規定し、超塑
性成形後、成形体に熱歪をもたらすことが無く、しかも
時効処理後に高強度、高延性をもたらすことが可能であ
るような適正な冷却速度で溶体化処理後の冷却を行い、
しかもその後適正な温度範囲において時効処理すること
により解決することが可能であることを見出した。
【0014】また、第3の課題については、超塑性成形
中の組織の粗大化が起こらないような最適超塑性成形温
度にて成形後、成形部材を室温に冷却することなく所定
温度に昇温し、しかる後に上記熱処理を施すことにより
解決され、しかもさらなる高強度化が達成されることを
見い出した。
中の組織の粗大化が起こらないような最適超塑性成形温
度にて成形後、成形部材を室温に冷却することなく所定
温度に昇温し、しかる後に上記熱処理を施すことにより
解決され、しかもさらなる高強度化が達成されることを
見い出した。
【0015】さらに、第4の課題については、超塑性成
形後に、成形体の温度を上昇させて拡散接合を行うこと
により、接合強度と成形体の強度の両方を同時に上昇さ
せることが可能であり、超塑性成形・拡散接合プロセス
を確立することができることを見い出した。
形後に、成形体の温度を上昇させて拡散接合を行うこと
により、接合強度と成形体の強度の両方を同時に上昇さ
せることが可能であり、超塑性成形・拡散接合プロセス
を確立することができることを見い出した。
【0016】この発明は以上の知見に基づいてなされた
ものであり、第1に、Al:3.45〜5.0wt%、
V:2.1〜5.0wt%、Mo:0.85〜2.85
wt%、Fe:0.85〜3.15wt%、O:0.0
1〜0.25wt%を含有する(α+β)型チタン合金
を超塑性成形した後、0.05〜5℃/秒の冷却速度に
て冷却し、引き続き400〜600℃の温度範囲にて時
効硬化処理を施すことを特徴とする超塑性成形部材の製
造方法を提供するものである。
ものであり、第1に、Al:3.45〜5.0wt%、
V:2.1〜5.0wt%、Mo:0.85〜2.85
wt%、Fe:0.85〜3.15wt%、O:0.0
1〜0.25wt%を含有する(α+β)型チタン合金
を超塑性成形した後、0.05〜5℃/秒の冷却速度に
て冷却し、引き続き400〜600℃の温度範囲にて時
効硬化処理を施すことを特徴とする超塑性成形部材の製
造方法を提供するものである。
【0017】また、第2に、Al:3.45〜5.0w
t%、V:2.1〜5.0wt%、Mo:0.85〜
2.85wt%、Fe:0.85〜3.15wt%、
O:0.01〜0.25wt%を含有する(α+β)型
チタン合金を超塑性成形した後、超塑性成形温度より5
℃以上高くかつβ変態点未満の温度に昇温し、0.05
〜5℃/秒の冷却速度にて冷却し、引き続き400〜6
00℃の温度範囲にて時効硬化処理を施すことを特徴と
する超塑性成形部材の製造方法を提供するものである。
t%、V:2.1〜5.0wt%、Mo:0.85〜
2.85wt%、Fe:0.85〜3.15wt%、
O:0.01〜0.25wt%を含有する(α+β)型
チタン合金を超塑性成形した後、超塑性成形温度より5
℃以上高くかつβ変態点未満の温度に昇温し、0.05
〜5℃/秒の冷却速度にて冷却し、引き続き400〜6
00℃の温度範囲にて時効硬化処理を施すことを特徴と
する超塑性成形部材の製造方法を提供するものである。
【0018】第3に、上記第2の発明において、超塑性
成形した後の昇温温度を超塑性成形温度より25℃以上
高くかつβ変態点未満の温度に設定することを特徴とす
る超塑性成形部材の製造方法を提供するものである。
成形した後の昇温温度を超塑性成形温度より25℃以上
高くかつβ変態点未満の温度に設定することを特徴とす
る超塑性成形部材の製造方法を提供するものである。
【0019】第4に、Al:3.45〜5.0wt%、
V:2.1〜5.0wt%、Mo:0.85〜2.85
wt%、Fe:0.85〜3.15wt%、O:0.0
1〜0.25wt%を含有する(α+β)型チタン合金
を超塑性成形した後、超塑性成形温度より5℃以上高く
かつβ変態点未満の温度に昇温し、その温度において拡
散接合を行った後、成形体を0.05〜5℃/秒の冷却
速度にて冷却し、引き続き400〜600℃の温度範囲
にて時効硬化処理を施すことを特徴とする超塑性成形部
材の製造方法を提供するものである。
V:2.1〜5.0wt%、Mo:0.85〜2.85
wt%、Fe:0.85〜3.15wt%、O:0.0
1〜0.25wt%を含有する(α+β)型チタン合金
を超塑性成形した後、超塑性成形温度より5℃以上高く
かつβ変態点未満の温度に昇温し、その温度において拡
散接合を行った後、成形体を0.05〜5℃/秒の冷却
速度にて冷却し、引き続き400〜600℃の温度範囲
にて時効硬化処理を施すことを特徴とする超塑性成形部
材の製造方法を提供するものである。
【0020】第5に、上記第4の発明において、超塑性
成形した後の昇温温度を超塑性成形温度より25℃以上
高くかつβ変態点未満の温度に設定することを特徴とす
る超塑性成形部材の製造方法を提供するものである。
成形した後の昇温温度を超塑性成形温度より25℃以上
高くかつβ変態点未満の温度に設定することを特徴とす
る超塑性成形部材の製造方法を提供するものである。
【0021】以下、本発明について具体的に説明する。
先ず、本発明において、化学成分組成を上述したように
限定した理由について述べる。
先ず、本発明において、化学成分組成を上述したように
限定した理由について述べる。
【0022】Al(アルミニウム):Alはα安定化元
素の一つであり、(α+β)型Ti合金には必須の元素
である。しかし、Al量が3.45wt%未満では(α
+β)型Ti合金になりにくく、十分な強度が得られな
い。一方、Al量が5wt%を超えると、加工性、特に
冷間での加工性を著しく劣化させ、また、疲労寿命強度
を低下させる。したがって、Al量を3.45〜5wt
%に規定した。
素の一つであり、(α+β)型Ti合金には必須の元素
である。しかし、Al量が3.45wt%未満では(α
+β)型Ti合金になりにくく、十分な強度が得られな
い。一方、Al量が5wt%を超えると、加工性、特に
冷間での加工性を著しく劣化させ、また、疲労寿命強度
を低下させる。したがって、Al量を3.45〜5wt
%に規定した。
【0023】O(酸素):Oは通常のα+β型Ti合金
と同量が望ましいが、O量が0.01wt%未満では、
強度上昇への寄与が十分でなく、一方、O量が0.25
wt%を超えると延性が劣化する。したがって、O量を
0.01〜0.25wt%の範囲に規定した。
と同量が望ましいが、O量が0.01wt%未満では、
強度上昇への寄与が十分でなく、一方、O量が0.25
wt%を超えると延性が劣化する。したがって、O量を
0.01〜0.25wt%の範囲に規定した。
【0024】V(バナジウム):Vは、β相を安定化さ
せる効果は小さいが、β変態点を大きく低下させる重要
な元素である。しかしながら、V含有量が2.1wt%
未満では、β変態点の低下が十分でなく、また、β相を
安定化する効果が得られない。一方、V含有量が5.0
wt%を超えると、β相の安定度が大きくなりすぎて、
時効処理による強度上昇が十分に得られず、また、Vは
高価な元素であるので、コスト高となる。したがって、
V含有量を2.1〜5.0wt%の範囲内に規定した。
せる効果は小さいが、β変態点を大きく低下させる重要
な元素である。しかしながら、V含有量が2.1wt%
未満では、β変態点の低下が十分でなく、また、β相を
安定化する効果が得られない。一方、V含有量が5.0
wt%を超えると、β相の安定度が大きくなりすぎて、
時効処理による強度上昇が十分に得られず、また、Vは
高価な元素であるので、コスト高となる。したがって、
V含有量を2.1〜5.0wt%の範囲内に規定した。
【0025】Mo(モリブテン):Moは、β相を安定
化させ、粒成長を抑制する効果を有する。しかしなが
ら、Mo含有量が、0.85wt%未満では、焼鈍中に
結晶粒が粗大化し上述した所望の効果が得られない。一
方、Mo含有量が2.85wt%を超えると、β相が安
定化しすぎて、時効処理による強度の上昇が望めない。
したがって、Mo含有量を0.85〜2.85wt%の
範囲に規定した。
化させ、粒成長を抑制する効果を有する。しかしなが
ら、Mo含有量が、0.85wt%未満では、焼鈍中に
結晶粒が粗大化し上述した所望の効果が得られない。一
方、Mo含有量が2.85wt%を超えると、β相が安
定化しすぎて、時効処理による強度の上昇が望めない。
したがって、Mo含有量を0.85〜2.85wt%の
範囲に規定した。
【0026】Fe(鉄):Feは、β相を安定化させ、
特にβ相を強化するとともに、溶体化時効処理後の強度
上昇に大きく寄与する。またチタン中での拡散速度が大
きいことから、超塑性成形時の変型抵抗を下げる効果を
有すると共に、拡散接合性を向上させる働きがある。し
かしながら、Fe含有量が、0.85wt%未満では、
強化の効果が十分でなく、また超塑性成形時の変形抵抗
を低下させる効果および拡散接合性を向上させる効果が
いずれも十分でない。一方、Fe含有量が3.15wt
%を越えると、β相が安定化しすぎて、超塑性特性が劣
化するとともに、時効処理時の強度の上昇が望めない。
したがって、Fe含有量を0.85〜3.15wt%の
範囲に規定した。
特にβ相を強化するとともに、溶体化時効処理後の強度
上昇に大きく寄与する。またチタン中での拡散速度が大
きいことから、超塑性成形時の変型抵抗を下げる効果を
有すると共に、拡散接合性を向上させる働きがある。し
かしながら、Fe含有量が、0.85wt%未満では、
強化の効果が十分でなく、また超塑性成形時の変形抵抗
を低下させる効果および拡散接合性を向上させる効果が
いずれも十分でない。一方、Fe含有量が3.15wt
%を越えると、β相が安定化しすぎて、超塑性特性が劣
化するとともに、時効処理時の強度の上昇が望めない。
したがって、Fe含有量を0.85〜3.15wt%の
範囲に規定した。
【0027】なお、通常(α+β)型チタン合金に含有
される不純物元素、および本発明の効果に影響を与えな
い他の添加元素は許容される。次に、超塑性成形後の冷
却条件や熱処理条件の限定理由について説明する。
される不純物元素、および本発明の効果に影響を与えな
い他の添加元素は許容される。次に、超塑性成形後の冷
却条件や熱処理条件の限定理由について説明する。
【0028】超塑性成形後の冷却速度は、熱歪が発生し
ないような速すぎない冷却速度であるとともに、時効処
理後において十分な強度上昇が得られるような遅すぎな
い冷却速度である必要がある。また、あまり冷却速度が
速すぎると、時効処理後の強度が高くなりすぎて、延性
が失われ、実用部材として供用に耐えない。従って、こ
れらを考慮して超塑性成形後の冷却速度を0.05〜5
℃/秒に規定した。
ないような速すぎない冷却速度であるとともに、時効処
理後において十分な強度上昇が得られるような遅すぎな
い冷却速度である必要がある。また、あまり冷却速度が
速すぎると、時効処理後の強度が高くなりすぎて、延性
が失われ、実用部材として供用に耐えない。従って、こ
れらを考慮して超塑性成形後の冷却速度を0.05〜5
℃/秒に規定した。
【0029】図1にTi−4.38%Al−3.02%
V−2.03%Mo−1.91%Fe−0.085%O
合金を795℃にて超塑性成形を行なった後、各種冷却
速度にて室温まで冷却し、その後、510℃にて6時間
の時効処理を施した超塑性成形部材の室温引張特性を示
す。図1から明らかなように、0.05℃/秒未満の冷
却速度では、時効処理後の強度上昇が得られない。一
方、5℃/秒を超える冷却速度で冷却した場合には、強
度は高いものの延性の劣化が認められ、伸び値が5%未
満と実用上問題がある。また、5℃/秒を越える冷却速
度の場合には、超塑性成形後の成形体に大きな熱歪がも
たらされた。
V−2.03%Mo−1.91%Fe−0.085%O
合金を795℃にて超塑性成形を行なった後、各種冷却
速度にて室温まで冷却し、その後、510℃にて6時間
の時効処理を施した超塑性成形部材の室温引張特性を示
す。図1から明らかなように、0.05℃/秒未満の冷
却速度では、時効処理後の強度上昇が得られない。一
方、5℃/秒を超える冷却速度で冷却した場合には、強
度は高いものの延性の劣化が認められ、伸び値が5%未
満と実用上問題がある。また、5℃/秒を越える冷却速
度の場合には、超塑性成形後の成形体に大きな熱歪がも
たらされた。
【0030】時効処理温度が400℃未満では、温度が
低すぎて時効処理後の強度が上昇しない。一方、時効処
理温度が600℃を越えると、一旦強度が上昇しても、
すぐに軟化して好ましくない。従って、時効処理温度を
400〜600℃に規定した。
低すぎて時効処理後の強度が上昇しない。一方、時効処
理温度が600℃を越えると、一旦強度が上昇しても、
すぐに軟化して好ましくない。従って、時効処理温度を
400〜600℃に規定した。
【0031】以上のような条件により、高強度、高延性
の(α+β)型チタン合金を得ることができるが、超塑
性成形後、成形体の温度を所定範囲で上昇させた後、上
記条件にて冷却および時効処理を施すことにより超塑性
成形による材質劣化が抑制され、さらに高強度を得るこ
とができる。この際に、上昇させる温度幅が5℃未満で
はその効果が認められず、また、上昇させる温度がその
材料のβ変態点以上となるとミクロ組織の粗大化が起こ
り、時効処理後の機械的性質、特に延性が劣化する。従
って、この際の上昇させる温度を超塑性成形温度より5
℃以上高くしかもβ変態点未満と規定した。さらなる高
強度化のためには上昇させる温度を超塑性成形温度より
25℃以上高くすることが好ましい。なお、この場合の
昇温処理は、成形体を室温に冷却することなく超塑性成
形装置内において行うことが望ましい。
の(α+β)型チタン合金を得ることができるが、超塑
性成形後、成形体の温度を所定範囲で上昇させた後、上
記条件にて冷却および時効処理を施すことにより超塑性
成形による材質劣化が抑制され、さらに高強度を得るこ
とができる。この際に、上昇させる温度幅が5℃未満で
はその効果が認められず、また、上昇させる温度がその
材料のβ変態点以上となるとミクロ組織の粗大化が起こ
り、時効処理後の機械的性質、特に延性が劣化する。従
って、この際の上昇させる温度を超塑性成形温度より5
℃以上高くしかもβ変態点未満と規定した。さらなる高
強度化のためには上昇させる温度を超塑性成形温度より
25℃以上高くすることが好ましい。なお、この場合の
昇温処理は、成形体を室温に冷却することなく超塑性成
形装置内において行うことが望ましい。
【0032】また、超塑性成形後、その温度において拡
散接合を行っても十分な接合強度を得ることができる
が、超塑性成形後、超塑性成形体の温度を所定範囲で上
昇させて拡散接合を行い、その後、上記条件にて冷却お
よび時効処理を施すと、さらに高い接合強度を得ること
ができる。この際に、上昇させる温度幅が5℃未満では
その効果が認められず、また、上昇させる温度がその材
料のβ変態点以上となるとミクロ組織の粗大化が起こ
り、時効処理後の機械的性質、特に延性が劣化し、好ま
しくない。従って、この際の上昇させる温度を超塑性成
形温度より5℃以上高くしかもβ変態点未満と規定し
た。さらなる高強度化のためには上昇させる温度を超塑
性成形温度より25℃以上高くすることが好ましい。な
お、この場合にも昇温処理は、成形体を室温に冷却する
ことなく超塑性成形装置内において行うことが望まし
い。
散接合を行っても十分な接合強度を得ることができる
が、超塑性成形後、超塑性成形体の温度を所定範囲で上
昇させて拡散接合を行い、その後、上記条件にて冷却お
よび時効処理を施すと、さらに高い接合強度を得ること
ができる。この際に、上昇させる温度幅が5℃未満では
その効果が認められず、また、上昇させる温度がその材
料のβ変態点以上となるとミクロ組織の粗大化が起こ
り、時効処理後の機械的性質、特に延性が劣化し、好ま
しくない。従って、この際の上昇させる温度を超塑性成
形温度より5℃以上高くしかもβ変態点未満と規定し
た。さらなる高強度化のためには上昇させる温度を超塑
性成形温度より25℃以上高くすることが好ましい。な
お、この場合にも昇温処理は、成形体を室温に冷却する
ことなく超塑性成形装置内において行うことが望まし
い。
【0033】
【実施例】次に、この発明の実施例について詳細に説明
する。 (実施例1)Al:4.38wt%、V:3.02wt
%、Mo:2.03wt%、Fe:1.91wt%、
O:0.085wt%、C:0.01wt%、N:0.
006wt%、H:0.0085wt%を含有し、β変
態点が895℃の(α+β)型チタン合金のインゴット
を、β域に加熱し鍛造した後、(α+β)域に加熱し、
熱間圧延により厚さ2mmの薄板とした。この板材を7
95℃にて超塑性成形した後、0.005〜30℃/秒
の冷却速度にて室温まで冷却し、しかる後510℃にて
6時間の時効硬化処理を施した。その際の冷却速度と室
温引張特性の関係を表1および図1に示す。
する。 (実施例1)Al:4.38wt%、V:3.02wt
%、Mo:2.03wt%、Fe:1.91wt%、
O:0.085wt%、C:0.01wt%、N:0.
006wt%、H:0.0085wt%を含有し、β変
態点が895℃の(α+β)型チタン合金のインゴット
を、β域に加熱し鍛造した後、(α+β)域に加熱し、
熱間圧延により厚さ2mmの薄板とした。この板材を7
95℃にて超塑性成形した後、0.005〜30℃/秒
の冷却速度にて室温まで冷却し、しかる後510℃にて
6時間の時効硬化処理を施した。その際の冷却速度と室
温引張特性の関係を表1および図1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】これらから、超塑性成形後の冷却速度が
0.05℃/秒未満では強度上昇が得られず、また冷却
速度が5℃/秒を超えると、高い強度は得られるものの
伸び値が5%未満と実用上問題があることがわかる。そ
して、冷却速度が0.05〜5℃/秒であれば、強度お
よび伸びのいずれもが良好な値であることが確認され
た。
0.05℃/秒未満では強度上昇が得られず、また冷却
速度が5℃/秒を超えると、高い強度は得られるものの
伸び値が5%未満と実用上問題があることがわかる。そ
して、冷却速度が0.05〜5℃/秒であれば、強度お
よび伸びのいずれもが良好な値であることが確認され
た。
【0036】また、表1には、超塑性成形・冷却後の成
形体の熱歪量と冷却速度の関係を併せて示すが、冷却速
度が5℃/秒を超えると著しい熱歪の発生が認められ
る。なお、熱歪量は図3に示すように超塑性成形体を水
平な定盤の上に置いた時にその定盤からの浮き上がり高
さの最大値を成形体の辺の長さで除した値で評価した。
形体の熱歪量と冷却速度の関係を併せて示すが、冷却速
度が5℃/秒を超えると著しい熱歪の発生が認められ
る。なお、熱歪量は図3に示すように超塑性成形体を水
平な定盤の上に置いた時にその定盤からの浮き上がり高
さの最大値を成形体の辺の長さで除した値で評価した。
【0037】次に、上記化学組成を有するチタン合金薄
板を同様に795℃にて超塑性成形した後、1℃/秒の
冷却速度にて室温まで冷却し、その後300〜700℃
の温度範囲にて1時間の時効処理を施し、室温引張特性
を評価した。その結果を表2および図2に示す。
板を同様に795℃にて超塑性成形した後、1℃/秒の
冷却速度にて室温まで冷却し、その後300〜700℃
の温度範囲にて1時間の時効処理を施し、室温引張特性
を評価した。その結果を表2および図2に示す。
【0038】
【表2】
【0039】表2および図2から明らかなように、時効
処理温度が400℃未満では時効硬化が十分でなく、ま
たその温度が600℃を越えると過時効による軟化が起
こり、110kgf/mm2 以上の目標とする強度が得
られない。
処理温度が400℃未満では時効硬化が十分でなく、ま
たその温度が600℃を越えると過時効による軟化が起
こり、110kgf/mm2 以上の目標とする強度が得
られない。
【0040】(実施例2)Al:4.52wt%、V:
3.21wt%、Mo:1.89wt%、Fe:2.0
7wt%、O:0.114wt%、C:0.01wt
%、N:0.008wt%、H:0.0045wt%を
含有し、β変態点が905℃の(α+β)型チタン合金
のインゴットを、β域に加熱・鍛造後、(α+β)域に
加熱し、熱間圧延により厚さ3mmの薄板とした。この
板材を775℃にて超塑性成形した後、成形体を778
℃(超塑性成形温度+3℃)から915℃(β変態点+
10℃)の各温度に昇温し、その後0.5℃/秒の冷却
速度にて室温まで冷却し、引き続き480℃にて3時間
の時効処理を施した。この際の超塑性成形後の昇温温度
と時効処理後の引張特性の関係を表3および図4に示
す。超塑性成形後、昇温しないで0.5℃/秒の冷却速
度にて室温まで冷却し、480℃、3時間の時効処理を
施した材料の引張特性も比較のため表3に示す。
3.21wt%、Mo:1.89wt%、Fe:2.0
7wt%、O:0.114wt%、C:0.01wt
%、N:0.008wt%、H:0.0045wt%を
含有し、β変態点が905℃の(α+β)型チタン合金
のインゴットを、β域に加熱・鍛造後、(α+β)域に
加熱し、熱間圧延により厚さ3mmの薄板とした。この
板材を775℃にて超塑性成形した後、成形体を778
℃(超塑性成形温度+3℃)から915℃(β変態点+
10℃)の各温度に昇温し、その後0.5℃/秒の冷却
速度にて室温まで冷却し、引き続き480℃にて3時間
の時効処理を施した。この際の超塑性成形後の昇温温度
と時効処理後の引張特性の関係を表3および図4に示
す。超塑性成形後、昇温しないで0.5℃/秒の冷却速
度にて室温まで冷却し、480℃、3時間の時効処理を
施した材料の引張特性も比較のため表3に示す。
【0041】
【表3】
【0042】これらから、超塑性成形後、成形体をβ変
態点未満の温度でしかも5℃以上昇温することにより、
強度上昇が得られることが確認された。特に、超塑性成
形温度+25℃以上の温度に昇温したものについてはよ
り高い強度が得られた。
態点未満の温度でしかも5℃以上昇温することにより、
強度上昇が得られることが確認された。特に、超塑性成
形温度+25℃以上の温度に昇温したものについてはよ
り高い強度が得られた。
【0043】(実施例3)実施例2に示すチタン合金薄
板(板厚3mm)を810℃にて超塑性成形し、引き続
きその温度で拡散接合を行い、その後1℃/秒にて室温
まで冷却し、510℃にて6時間の時効処理を施した。
この際の超塑性成形部の引張特性を表4に示す。
板(板厚3mm)を810℃にて超塑性成形し、引き続
きその温度で拡散接合を行い、その後1℃/秒にて室温
まで冷却し、510℃にて6時間の時効処理を施した。
この際の超塑性成形部の引張特性を表4に示す。
【0044】
【表4】
【0045】この結果から超塑性成形後、拡散接合を行
ったものにおいても、実施例2と同様の効果が得られる
ことが確認された。 (実施例4)実施例1に示すチタン合金薄板(板厚2m
m)を795℃にて超塑性成形し、引き続き820℃に
昇温し、その温度で拡散接合を行い、その後1℃/秒に
て室温まで冷却し、510℃にて3時間の時効処理を施
した。この際の超塑性成形部の引張特性を表5に示す。
ったものにおいても、実施例2と同様の効果が得られる
ことが確認された。 (実施例4)実施例1に示すチタン合金薄板(板厚2m
m)を795℃にて超塑性成形し、引き続き820℃に
昇温し、その温度で拡散接合を行い、その後1℃/秒に
て室温まで冷却し、510℃にて3時間の時効処理を施
した。この際の超塑性成形部の引張特性を表5に示す。
【0046】
【表5】
【0047】表5から明らかなように、超塑性成形後、
昇温し拡散接合を行ったものにおいても、実施例2と同
様の効果が得られた。 (実施例5)実施例1に示すチタン合金薄板(板厚2m
m)を775℃にて超塑性成形し、引き続き778〜9
10℃に昇温し、その温度で拡散接合を行い、その後
0.5℃/秒にて室温まで冷却し、510℃にて6時間
の時効処理を施した。拡散接合温度と拡散接合部の接合
強度の関係を表6および図5に、また拡散接合温度と超
塑性成形部の強度の関係を表7および図6に示す。
昇温し拡散接合を行ったものにおいても、実施例2と同
様の効果が得られた。 (実施例5)実施例1に示すチタン合金薄板(板厚2m
m)を775℃にて超塑性成形し、引き続き778〜9
10℃に昇温し、その温度で拡散接合を行い、その後
0.5℃/秒にて室温まで冷却し、510℃にて6時間
の時効処理を施した。拡散接合温度と拡散接合部の接合
強度の関係を表6および図5に、また拡散接合温度と超
塑性成形部の強度の関係を表7および図6に示す。
【0048】
【表6】
【0049】
【表7】 これらから、超塑性成形後、昇温して拡散接合を行うこ
とにより接合強度が上昇するとともに、超塑性成形部の
強度も上昇することが確認される。
とにより接合強度が上昇するとともに、超塑性成形部の
強度も上昇することが確認される。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、高強度・高延性を有す
る(α+β)型チタン合金の超塑性成形部材を確実にか
つ効率良く得ることができ、超塑性成形法の適用可能範
囲を広げることができる。また、超塑性成形・拡散接合
プロセスにおいて、高い拡散接合強度と超塑性成形部の
強度を同時に得ることができ、本発明により製造された
チタン合金部材は、宇宙航空および民生分野において広
く利用することができる。
る(α+β)型チタン合金の超塑性成形部材を確実にか
つ効率良く得ることができ、超塑性成形法の適用可能範
囲を広げることができる。また、超塑性成形・拡散接合
プロセスにおいて、高い拡散接合強度と超塑性成形部の
強度を同時に得ることができ、本発明により製造された
チタン合金部材は、宇宙航空および民生分野において広
く利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】超塑性成形後の冷却速度が時効処理後の引張特
性に及ぼす影響を示す図。
性に及ぼす影響を示す図。
【図2】超塑性成形体の引張強度に及ぼす時効処理温度
の影響を示す図。
の影響を示す図。
【図3】超塑性成形体の冷却後の熱歪量の測定方法を示
す図。
す図。
【図4】超塑性成形後の昇温温度が時効処理後の引張特
性に及ぼす影響を示す図。
性に及ぼす影響を示す図。
【図5】超塑性成形後の拡散接合温度が時効処理後の拡
散接合強度に及ぼす影響を示す図。
散接合強度に及ぼす影響を示す図。
【図6】超塑性成形後の拡散接合温度が時効処理後の引
張特性に及ぼす影響を示す図。
張特性に及ぼす影響を示す図。
フロントページの続き (72)発明者 大内 千秋 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−173234(JP,A) TITANIUM ‘93 Vol 1 (World Titanium Co nference(7th)San D iego,Calif.),pp.141 −148(1993) TITANIUM ‘80 Vol 2 (International Con ferrence on Titani um(4th)Kyoto),pp. 1025−1031(1980) 材料とプロセス,Vol.3,No. 2,p.348(1990) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C22F 1/18 C22C 14/00
Claims (5)
- 【請求項1】 Al:3.45〜5.0wt%、 V:2.1〜5.0wt%、 Mo:0.85〜2.85wt%、 Fe:0.85〜3.15wt%、 O:0.01〜0.25wt% を含有する(α+β)型チタン合金を超塑性成形した
後、0.05〜5℃/秒の冷却速度にて冷却し、引き続
き400〜600℃の温度範囲にて時効硬化処理を施す
ことを特徴とする(α+β)型チタン合金超塑性成形部
材の製造方法。 - 【請求項2】 Al:3.45〜5.0wt%、 V:2.1〜5.0wt%、 Mo:0.85〜2.85wt%、 Fe:0.85〜3.15wt%、 O:0.01〜0.25wt% を含有する(α+β)型チタン合金を超塑性成形した
後、超塑性成形温度より5℃以上高くかつβ変態点未満
の温度に昇温し均熱化した後、0.05〜5℃/秒の冷
却速度にて冷却し、引き続き400〜600℃の温度範
囲にて時効硬化処理を施すことを特徴とする(α+β)
型チタン合金超塑性成形部材の製造方法。 - 【請求項3】 超塑性成形した後の昇温温度を超塑性成
形温度より25℃以上高くかつβ変態点未満の温度に設
定することを特徴とする請求項2に記載の(α+β)型
チタン合金超塑性部材の製造方法。 - 【請求項4】 Al:3.45〜5.0wt%、 V:2.1〜5.0wt%、 Mo:0.85〜2.85wt%、 Fe:0.85〜3.15wt%、 O:0.01〜0.25wt% を含有する(α+β)型チタン合金を超塑性成形した
後、超塑性成形装置内において超塑性成形温度より5℃
以上高くかつβ変態点未満の温度に昇温し、拡散接合を
行い、しかる後、0.05〜5℃/秒の冷却速度にて冷
却し、引き続き400〜600℃の温度範囲にて時効硬
化処理を施すことを特徴とする(α+β)型チタン合金
超塑性成形部材の製造方法。 - 【請求項5】 超塑性成形した後の昇温温度を超塑性成
形温度より25℃以上高くかつβ変態点未満の温度に設
定することを特徴とする請求項4に記載の(α+β)型
チタン合金超塑性部材の製造方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6051640A JP2988246B2 (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | (α+β)型チタン合金超塑性成形部材の製造方法 |
| US08/389,026 US5516375A (en) | 1994-03-23 | 1995-02-15 | Method for making titanium alloy products |
| EP95301232A EP0683242B1 (en) | 1994-03-23 | 1995-02-27 | Method for making titanium alloy products |
| DE69509432T DE69509432T2 (de) | 1994-03-23 | 1995-02-27 | Verfahren zur Herstellung von Produkten aus Titanlegierung |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6051640A JP2988246B2 (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | (α+β)型チタン合金超塑性成形部材の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07258810A JPH07258810A (ja) | 1995-10-09 |
| JP2988246B2 true JP2988246B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=12892454
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6051640A Expired - Fee Related JP2988246B2 (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | (α+β)型チタン合金超塑性成形部材の製造方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5516375A (ja) |
| EP (1) | EP0683242B1 (ja) |
| JP (1) | JP2988246B2 (ja) |
| DE (1) | DE69509432T2 (ja) |
Families Citing this family (31)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5980655A (en) * | 1997-04-10 | 1999-11-09 | Oremet-Wah Chang | Titanium-aluminum-vanadium alloys and products made therefrom |
| US6116070A (en) * | 1998-11-11 | 2000-09-12 | Advanced Research And Technology Institute | Superplastically-formed prosthetic components, and equipment for same |
| US6536110B2 (en) | 2001-04-17 | 2003-03-25 | United Technologies Corporation | Integrally bladed rotor airfoil fabrication and repair techniques |
| RU2203974C2 (ru) * | 2001-05-07 | 2003-05-10 | ОАО Верхнесалдинское металлургическое производственное объединение | Сплав на основе титана |
| JP4869506B2 (ja) * | 2001-07-04 | 2012-02-08 | 豊 三原 | マイクロ部品用金型およびその製造方法 |
| US20040221929A1 (en) | 2003-05-09 | 2004-11-11 | Hebda John J. | Processing of titanium-aluminum-vanadium alloys and products made thereby |
| JP4264411B2 (ja) * | 2004-04-09 | 2009-05-20 | 新日本製鐵株式会社 | 高強度α+β型チタン合金 |
| US7837812B2 (en) * | 2004-05-21 | 2010-11-23 | Ati Properties, Inc. | Metastable beta-titanium alloys and methods of processing the same by direct aging |
| RU2269584C1 (ru) * | 2004-07-30 | 2006-02-10 | Открытое Акционерное Общество "Корпорация Всмпо-Ависма" | Сплав на основе титана |
| US8337750B2 (en) | 2005-09-13 | 2012-12-25 | Ati Properties, Inc. | Titanium alloys including increased oxygen content and exhibiting improved mechanical properties |
| US7611592B2 (en) * | 2006-02-23 | 2009-11-03 | Ati Properties, Inc. | Methods of beta processing titanium alloys |
| US10053758B2 (en) * | 2010-01-22 | 2018-08-21 | Ati Properties Llc | Production of high strength titanium |
| US9255316B2 (en) | 2010-07-19 | 2016-02-09 | Ati Properties, Inc. | Processing of α+β titanium alloys |
| US8499605B2 (en) | 2010-07-28 | 2013-08-06 | Ati Properties, Inc. | Hot stretch straightening of high strength α/β processed titanium |
| US9631261B2 (en) | 2010-08-05 | 2017-04-25 | Titanium Metals Corporation | Low-cost alpha-beta titanium alloy with good ballistic and mechanical properties |
| US9206497B2 (en) | 2010-09-15 | 2015-12-08 | Ati Properties, Inc. | Methods for processing titanium alloys |
| US8613818B2 (en) | 2010-09-15 | 2013-12-24 | Ati Properties, Inc. | Processing routes for titanium and titanium alloys |
| US10513755B2 (en) | 2010-09-23 | 2019-12-24 | Ati Properties Llc | High strength alpha/beta titanium alloy fasteners and fastener stock |
| US8652400B2 (en) | 2011-06-01 | 2014-02-18 | Ati Properties, Inc. | Thermo-mechanical processing of nickel-base alloys |
| US9050647B2 (en) | 2013-03-15 | 2015-06-09 | Ati Properties, Inc. | Split-pass open-die forging for hard-to-forge, strain-path sensitive titanium-base and nickel-base alloys |
| US9869003B2 (en) | 2013-02-26 | 2018-01-16 | Ati Properties Llc | Methods for processing alloys |
| US9192981B2 (en) | 2013-03-11 | 2015-11-24 | Ati Properties, Inc. | Thermomechanical processing of high strength non-magnetic corrosion resistant material |
| US9777361B2 (en) | 2013-03-15 | 2017-10-03 | Ati Properties Llc | Thermomechanical processing of alpha-beta titanium alloys |
| US11111552B2 (en) | 2013-11-12 | 2021-09-07 | Ati Properties Llc | Methods for processing metal alloys |
| US10094003B2 (en) | 2015-01-12 | 2018-10-09 | Ati Properties Llc | Titanium alloy |
| US10502252B2 (en) | 2015-11-23 | 2019-12-10 | Ati Properties Llc | Processing of alpha-beta titanium alloys |
| CN114196846B (zh) * | 2021-12-17 | 2022-07-15 | 哈尔滨工业大学 | 一种超塑性非连续增强钛基复合材料及其超塑性成形方法 |
| CN115740500B (zh) * | 2022-12-06 | 2023-10-24 | 上海祉元社企业管理合伙企业(有限合伙) | 一种3d打印制造含易偏析元素高强钛合金的方法 |
| CN115976441B (zh) * | 2023-03-03 | 2023-05-12 | 中南大学 | 一种tc18钛合金的热处理方法 |
| US12344918B2 (en) | 2023-07-12 | 2025-07-01 | Ati Properties Llc | Titanium alloys |
| CN120962082B (zh) * | 2025-10-20 | 2026-03-06 | 昱华先进材料科技(陕西)有限公司 | 一种高温钛合金相变超塑性扩散连接方法 |
Family Cites Families (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS524466A (en) * | 1975-06-30 | 1977-01-13 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Method of forming combined alpha and beta titanium alloy plates |
| JPS63219558A (ja) * | 1987-03-10 | 1988-09-13 | Nippon Mining Co Ltd | Ti−6Al−4V合金材の熱処理方法 |
| JPH01272750A (ja) * | 1988-04-26 | 1989-10-31 | Nippon Steel Corp | α+β型Ti合金展伸材の製造方法 |
| US5118363A (en) * | 1988-06-07 | 1992-06-02 | Aluminum Company Of America | Processing for high performance TI-6A1-4V forgings |
| JPH0270046A (ja) * | 1988-09-06 | 1990-03-08 | Seiko Instr Inc | 超塑性成形方法 |
| JPH0663049B2 (ja) * | 1988-12-24 | 1994-08-17 | 日本鋼管株式会社 | 超塑性加工性に優れたチタン合金 |
| JPH0823053B2 (ja) * | 1989-07-10 | 1996-03-06 | 日本鋼管株式会社 | 加工性に優れた高強度チタン合金およびその合金材の製造方法ならびにその超塑性加工法 |
| EP0408313B1 (en) * | 1989-07-10 | 1995-12-27 | Nkk Corporation | Titanium base alloy and method of superplastic forming thereof |
| FR2676460B1 (fr) * | 1991-05-14 | 1993-07-23 | Cezus Co Europ Zirconium | Procede de fabrication d'une piece en alliage de titane comprenant un corroyage a chaud modifie et piece obtenue. |
| JP2541042B2 (ja) * | 1991-08-30 | 1996-10-09 | 日本鋼管株式会社 | (α+β)型チタン合金の熱処理方法 |
| JP2606023B2 (ja) * | 1991-09-02 | 1997-04-30 | 日本鋼管株式会社 | 高強度高靭性α+β型チタン合金の製造方法 |
| JP2803455B2 (ja) * | 1992-04-15 | 1998-09-24 | 日本鋼管株式会社 | 高密度粉末焼結チタン合金の製造方法 |
-
1994
- 1994-03-23 JP JP6051640A patent/JP2988246B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-02-15 US US08/389,026 patent/US5516375A/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-02-27 DE DE69509432T patent/DE69509432T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1995-02-27 EP EP95301232A patent/EP0683242B1/en not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (3)
| Title |
|---|
| TITANIUM ‘80 Vol 2(International Conferrence on Titanium(4th)Kyoto),pp.1025−1031(1980) |
| TITANIUM ‘93 Vol 1(World Titanium Conference(7th)San Diego,Calif.),pp.141−148(1993) |
| 材料とプロセス,Vol.3,No.2,p.348(1990) |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5516375A (en) | 1996-05-14 |
| DE69509432T2 (de) | 1999-09-02 |
| DE69509432D1 (de) | 1999-06-10 |
| JPH07258810A (ja) | 1995-10-09 |
| EP0683242A1 (en) | 1995-11-22 |
| EP0683242B1 (en) | 1999-05-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2988246B2 (ja) | (α+β)型チタン合金超塑性成形部材の製造方法 | |
| JPH10195563A (ja) | 耐熱性に優れたTi合金およびその処理方法 | |
| JP2606023B2 (ja) | 高強度高靭性α+β型チタン合金の製造方法 | |
| JPS63186859A (ja) | (α+β)−チタン合金の動力学的且つ静力学的な機械的性質を改良する方法 | |
| JPS6289855A (ja) | 加工性の優れた高強度Ti合金材及びその製造方法 | |
| JP3417844B2 (ja) | 加工性に優れた高強度Ti合金の製法 | |
| JP2536673B2 (ja) | 冷間加工用チタン合金材の熱処理方法 | |
| JP3308090B2 (ja) | Fe基超耐熱合金 | |
| JP2007527466A (ja) | ベータチタン合金、このタイプの合金からの熱間圧延生成物の製造方法、及びその使用 | |
| US7125459B2 (en) | High strength aluminum alloy | |
| JPH0457734B2 (ja) | ||
| US10480050B2 (en) | Titanium sheet and method for producing the same | |
| JP2932918B2 (ja) | α+β型チタン合金押出材の製造方法 | |
| US5417779A (en) | High ductility processing for alpha-two titanium materials | |
| JPS62278256A (ja) | アルミニウム合金圧延板の製造方法 | |
| JP2669004B2 (ja) | 冷間加工性に優れたβ型チタン合金 | |
| JP2608688B2 (ja) | 高強度高延性Ti合金 | |
| JP3481428B2 (ja) | 面内異方性の小さいTi−Fe−O−N系高強度チタン合金板の製造方法 | |
| JP2932914B2 (ja) | (α+β)型Ti 合金鍛造材の製造方法 | |
| JP2608689B2 (ja) | 高強度高延性Ti合金 | |
| JPS6389649A (ja) | 張り出し成形加工用Al―Mg―Zn合金材の製造方法 | |
| JP3297010B2 (ja) | nearβ型チタン合金コイルの製法 | |
| JP3036384B2 (ja) | チタン合金の強靱化方法 | |
| JPS61227157A (ja) | 展伸用Al−Li系合金の製造方法 | |
| JPH03240939A (ja) | 高延性、高靭性チタン合金の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |