JP2988116B2 - 電気湯沸かし器 - Google Patents

電気湯沸かし器

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JP2988116B2
JP2988116B2 JP4102615A JP10261592A JP2988116B2 JP 2988116 B2 JP2988116 B2 JP 2988116B2 JP 4102615 A JP4102615 A JP 4102615A JP 10261592 A JP10261592 A JP 10261592A JP 2988116 B2 JP2988116 B2 JP 2988116B2
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秀治 畝木
馨 前川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、収容液体を加熱・保温
しさらに前記液体を外部容器に注ぐことのできる電気湯
沸かし器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気湯沸かし器の蓋体は、図3に
示す如く外郭を構成する外蓋101と容器側の内蓋10
2とよりなり、この間を、蒸気通路103で連絡して容
器内の蒸気を外部へ逃がす働きをしていた。この時、内
蓋、外蓋それぞれには、蒸気通路につながる開口が設け
られていた。
【0003】一方、電気湯沸かし器においては、器体の
転倒時に容器内の湯の流出を最小限にくいとめる必要が
あり、そのため、弁104を内蓋102の開口部分に設
けて、器体が転倒するとこの弁104が開口を塞いで容
器内の液体の外部への流出を防止していた。
【0004】内蓋102の一部に開口部105を設ける
とともに、周囲にリブを配して弁座とし、ここに設けた
弁104は、内蓋の容器側に設けた飾り枠106との間
で動く構成となっており、通常蓋閉時には弁は飾り枠1
06の方へ落ちて開口部105は開放状態になってお
り、転倒時には、弁104が開口部105の方へ移動し
て閉塞していた。
【0005】蓋は、容器上部に載置された注口の後部に
ある軸部107を支点として回転運動で開閉動作をして
おり、この時も、前記弁104は弁座部を開口部と飾り
枠部の間で移動していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
では、蓋開時においては、弁が内蓋の開口部を塞いでお
り、これが蓋閉時には通常、蓋の回転運動とともに、弁
の自重により落下して開口部を開成するが、蓋を勢い良
く閉じたりすると、弁が開口部を塞いだままになってし
まい、容器内で湯の沸騰による多量の蒸気による圧力の
上昇で弁が開口部から落下せず、閉じたままとなり容器
内の内圧の上昇で容器内の熱湯が吐出口より出て、熱湯
が体にかかって火傷をまねいたり、床面をぬらしたりす
る問題があった。
【0007】これに対して、弁の入る開口部分に逃げ道
を作り、内圧が上がっても隙間から蒸気が逃げて弁が閉
じてしまう事がないようにし、かつ転倒時に於いても隙
間から出た湯は内蓋の一部に設けた貯水部に溜め、再び
蓋を閉じた時に容器内に覆水するものもあるが、これら
は、蓋の蒸気通路の構成や、貯水部を設ける等構造が複
雑となっていた。従って製品としてどうしても高価なも
のになっていた。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みて提供するもの
であり、安全で、使用操作性に優れ故障の少ない電気湯
沸かし器を提供することができる。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、液体を収容する容器と、容器上方開放部を
覆い外郭を構成する外蓋と容器側に面した内蓋とを設け
た蓋体とを有し、前記蓋体には内蓋から外蓋の開口部に
至る蒸気通路を設け、前記内蓋には容器と蒸気通路を結
ぶ複数の穴部を設け、これら複数の穴部を開閉する弁体
を穴部一つに対して弁体一つ設けてなる電気湯沸かし器
とする。
【0010】複数の弁体はそれぞれ重量が異なるもので
あり、さらに、内蓋に設けた穴部の一方の面積は、容器
内の液体が沸騰時に於いて、内圧を上昇させないで蒸気
を外部に逃がすことのできる最小の面積とするものであ
る。
【0011】
【作用】本発明は蓋体の容器側を構成する内蓋に容器と
器体外部とを結ぶ通路に複数の穴と該穴部を閉塞する弁
をそれぞれに設けることによって、蓋閉時において、な
んらかの理由により複数のうち一つの弁が穴部を閉塞し
たまま蓋がしまった時でも、他の弁を持つ穴部は閉塞さ
れることはなく、そのため容器内の内圧が上昇して容器
内の熱湯を吐出口より出してしまうことはなくなる。
【0012】二つの穴の内一つは、容器内の熱湯が沸騰
したときにその蒸気の発生による内圧の上昇をおさえる
ための最低限の面積を確保しておけばよいので、万一穴
部に弁が内圧によって保持されても、弁の重量に対して
の面積が小さいので弁の自重によって、弁が落下してし
まう為穴部が閉塞される可能性は非常に小さく、容器内
の液体が、器体外に流出してしまうことはない。
【0013】弁体が穴部を塞いだまま、落下しない場合
の原因としては、蓋の開閉は軸部を支点としての回転運
動に於いて、弁体に遠心力が働く為に、あるタイミング
で、自重による落下作用と、遠心力による穴部に残存し
ようとする力のバランスに於いて後者が勝る場合もその
一因と考えられ、この場合、回転運動時移動スピードの
より遅い回転軸に近い方の弁体の方が、遠心力は小さく
弁体は落下しやすいので、最悪弁体が穴部を塞いでも、
自重によって落下しやすい、弁体の重量/穴部の面積の
値の大のもの(塞いだ場合の穴部の単位面積あたりの弁
体の重量が大の物)が蓋体の開閉時における回転運動の
支点に近い方に配置されている。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について添付図面に
もとづいて説明する。
【0015】図1,図2において、1は略円筒状の液体
収納用の容器で、下端には発熱体部2を装着した伝熱板
の外縁部を液密に溶接等の手段で固着している。容器1
の底面にはパイプ状の防水金具3が設けられ、ブッシン
グ4を介して導出手段であるところの電動ポンプ5につ
ながっている。
【0016】電動ポンプ5は前記ブッシング4と接続し
ている吸水口6より容器1内の液体を吸入し、導出経路
7の一つである水管パイプ8に接続する吐出口9より送
り出す働きをしている。
【0017】水管パイプ8の先には、転倒流出防止弁1
0を持つ水管ブッシング11が設けられ、ケース12を
介して導出経路の先端部13に至っている。14は容器
1を空間を介して包むボデーである。15はボデー上に
載置された注口で、下部のはかま16と共にボデーを挟
持している。
【0018】20は注口上に載置された蓋体で、回転運
動の支点となるヒンジ部21で支持されている。蓋体2
0は、外郭を構成する外蓋22と、容器側部を構成する
内蓋23と、容器1内と外部を通気する蒸気通路24、
この蒸気通路24と接続して蒸気を器体外へ導く外蓋開
口部22a、開閉操作用つまみ25、容器フランジ1a
と蓋体20の隙間をシールするパッキン26およびパッ
キン26を取りつけている飾り枠27等よりなってい
る。
【0019】内蓋23には容器1側と蒸気通路24をつ
なぐ穴部が2箇所設けられている。そのうちのひとつは
比較的面積の大きい穴部28であり、主たる蒸気通路へ
の通り道となっている。もう一つは、容器1内の湯が沸
騰しても、その蒸気圧で容器1内の湯が器体外に押し出
されない様に蒸気圧を定価させる為に必要最小限の開口
面積とした穴部29である。そしてこれらの穴部28,
29に対応して、弁体30a,30bが設けられてい
る。これら弁体30a,30bは器体が転倒したときに
前記穴部28,29を塞いで容器1内の液体が外部に流
出しない様にしたものである。
【0020】弁体30a,30bは、2個共、同重量の
場合もあるが、この場合は、上記の様に、穴部28,2
9の開口面積を変えている。又、穴部を同面積とした場
合は、弁体の重量に差をつけて、一方の方に閉塞に対し
ての余裕をとっている。
【0021】蓋開時においては、蓋体20は注口15に
対して105°程度の角度となり、その時点では、弁3
0a,30bに対して穴部28,29が下となり、その
結果弁体30a,30bは前記穴部28,29を閉塞し
ている。次に蓋体20を閉じる時は、注口15に対する
角度が90°以下になると、通常弁体30a,30bの
自重によって落下して飾り枠27上に止まり、穴部2
8,29は開放状態となる。しかし、蓋体20の閉スピ
ードが早い時など弁体30a,30bに遠心力が働くな
どして、穴部28,29から落下せずこれを閉塞したま
まとなる場合がある。ここで、2箇所同時にこの現象が
おこることは非常に少なく、もしおこっても、若干のズ
レがあれば一方の穴部によって容器内の蒸気は排気され
て内圧上昇は防止されて、もう一方の弁体も自重で落下
し穴部は開放される。31は注口の一部に設けられた給
湯つまみで、これを操作することによりモーターに通電
して電動ポンプ5を運転させて容器1内の液体を器体外
へ導出する。制御回路34は、モーターへの通電制御と
共に、温度センサー32の信号を受けて発熱体部2への
通電制御等をおこなう。33は通電状態や異常の有無を
表示する表示部である。
【0022】
【発明の効果】本発明は蓋体の容器側を構成する内蓋に
容器と器体外部とを結ぶ通路に複数の穴と該穴部を閉塞
する弁をそれぞれに設けることによって、蓋閉時におい
て、なんらかの理由により複数のうち一つの弁が穴部を
閉塞したまま蓋がしまった時でも、他の弁を持つ穴部は
閉塞されることはなく、そのため容器内の内圧が上昇し
て容器内の熱湯を吐出口より出してしまうことはなくな
る。
【0023】二つの穴の内一つは、容器内の熱湯が沸騰
したときにその蒸気の発生による内圧の上昇をおさえる
ための最低限の面積を確保しておけばよいので、万一穴
部に弁が内圧によって一時的に保持されても、弁の重量
に対しての面積が小さいので弁の自重によって、弁が落
下してしまう為穴部が閉塞される可能性は非常に小さ
く、容器内の液体が、器体外に流出してしまうことはな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特許請求の範囲に係る実施例を示す電
気湯沸かし器の断面図
【図2】本発明の蓋体部分の一実施例を示す部分断面図
【図3】従来の電気湯沸かし器を示す縦断面図
【符号の説明】
1 容器 20 蓋体 21 ヒンジ部(回転運動の支点) 22 外蓋 22a 外蓋の開口部 23 内蓋 24 蒸気通路 28 穴部(開口部大) 29 穴部(開口部小) 30a 弁体 30b 弁体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47J 41/00 304 A47J 41/02 104

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体を収容する容器と、容器上方開放部を
    覆い外郭を構成する外蓋と容器側に面した内蓋とを設け
    た蓋体とを有し、前記蓋体には内蓋から外蓋の開口部に
    至る蒸気通路を設け、前記内蓋には容器と蒸気通路を結
    ぶ複数の穴部を設け、これら複数の穴部を開閉する弁体
    を穴部一つに対して弁体一つ設けてなる電気湯沸かし
    器。
  2. 【請求項2】内蓋の複数の穴部に設けた弁体は、重量が
    異なる請求項1記載の電気湯沸かし器。
  3. 【請求項3】内蓋に設けた穴部の一方の面積は、容器内
    の液体が沸騰時に於いて、内圧を上昇させないで蒸気を
    外部に逃がすことのできる最小の面積とする請求項1記
    載の電気湯沸かし器。
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