JP2009125284A - 加熱容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】製品の小型化を図るとともに、沸騰させた液体の噴出を確実に防止する。
【解決手段】液体を貯留する内容器34を内部に配設した本体12と、本体12に開閉可能に取り付けられ内容器34の上端開口を閉塞する蓋体40とを備え、内容器34に内部の液体を加熱する加熱手段(アルミブレージングヒータ37)を配設するとともに、蓋体40に内蓋74を配設した加熱容器(ポット11)において、内容器34の満水位(絞部35)を、沸騰により水位が上昇した状態で、その液面が内蓋74に略位置する高さに設定するとともに、内蓋74の一部に、液体沸騰時の液面の波打ちを集中可能な容積で上向きに膨出する膨出部78を設けた構成とする。
【選択図】図1
【解決手段】液体を貯留する内容器34を内部に配設した本体12と、本体12に開閉可能に取り付けられ内容器34の上端開口を閉塞する蓋体40とを備え、内容器34に内部の液体を加熱する加熱手段(アルミブレージングヒータ37)を配設するとともに、蓋体40に内蓋74を配設した加熱容器(ポット11)において、内容器34の満水位(絞部35)を、沸騰により水位が上昇した状態で、その液面が内蓋74に略位置する高さに設定するとともに、内蓋74の一部に、液体沸騰時の液面の波打ちを集中可能な容積で上向きに膨出する膨出部78を設けた構成とする。
【選択図】図1
Description
本発明は加熱容器に関し、特に、別体の電源供給部を備えるとともに、傾斜させることにより注口からお湯を注ぐ電気湯沸し方式のケトルに関するものである。
本発明の加熱容器に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
この特許文献1には、容器の内部に貯留した液体である水を加熱素子で沸騰させる加熱容器において、別体の電源供給部から電力を供給可能とし、正面側に注口を設けるとともに、背面側にハンドルを設けた電気ケトルが記載されている。この電気ケトルは、ハンドルを把持して正面側を下向きに傾斜させることにより、内部の沸騰した液体を注口から注出できるため、軽快に使用できる。
しかし、この特許文献1の電気ケトルでは、沸騰時に膨張により水位が上昇するうえ、その水面は大きく波打つため、開放された注口から高温の水滴が噴出する可能性がある。そして、この問題の発生を防止するには、電気ケトルの全高を高くすることが考えられるが、デザイン性が重視される電気ケトルにおいて、全高が高くなることは致命的な欠点であると言える。
一方、特許文献2には、ポット本体の内部に内容器を配設し、この内容器内に貯留した液体をヒータによって沸騰させる電気ポットが記載されている。この電気ポットは、ポット本体に内容器の上端開口を閉塞する蓋体が回動可能に取り付けられ、この蓋体に過熱蒸気の上昇を抑制する内蓋が配設されている。
この特許文献2に記載の内蓋は、沸騰時の高温液体の噴出を防止する役割もなす。そのため、内容器の容積を最小限に抑え、小型化を図ることが可能である。また、この内蓋には、中央部に上向きに膨出する膨出部が設けられ、蒸気排出用の空間を確保できるように構成している。
しかしながら、この特許文献2の電気ポットでは、沸騰時に上昇する内部圧力に対する耐圧性能を確保するために、内容器の満水位は、沸騰時に上昇した液面と内蓋との間に所定の空間を確保できるように設定する必要がある。そのため、その余裕を確保するスペース分、全高が高くなる。
本発明は、従来の問題に鑑みてなされたもので、製品の小型化を図るとともに、沸騰させた液体の噴出を確実に防止した加熱容器を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明の加熱容器は、液体を貯留する内容器を内部に配設した本体と、該本体に開閉可能に取り付けられ前記内容器の上端開口を閉塞する蓋体とを備え、前記内容器に内部の液体を加熱する加熱手段を配設するとともに、前記蓋体に内蓋を配設した加熱容器において、前記内容器の満水位を、沸騰により水位が上昇した状態で、その液面が前記内蓋に略位置する高さに設定するとともに、前記内蓋の一部に、液体沸騰時の液面の波打ちを集中可能な容積で上向きに膨出する膨出部を設けた構成としている。
この加熱容器によれば、内容器の満水位を、沸騰により水位が上昇した状態で水面が内蓋に略位置する高さに設定しているため、この内蓋で沸騰時の液体の波打ちを抑制し、その波打ち作用を膨出部に集中させることができる。その結果、内蓋の上部に設ける注口が開放された構造であっても、沸騰による水滴が注口から噴出することはない。また、内容器の容積を最大限に小さくできるため、全体の小型化を図ることができる。
この加熱容器では、前記内蓋の膨出部の周囲に、複数の貫通部を設けることが好ましい。このようにすれば、ユーザの誤使用により満水位を超える液体が内容器に収容されても、内容器内の過剰な昇圧を防止できるため、安全性を確保できる。
また、前記蓋体は、前記内容器内で発生する蒸気を排気する排気通路を備え、該排気通路の入口を、前記膨出部の上端より下側に位置させることが好ましい。このようにすれば、過熱された蒸気を降温させるための距離を確保できるとともに、排気流の速度を減速できるため、高温の蒸気が排気口から排出されることを防止できる。
さらに、前記内蓋は金属製であり、前記膨出部は樹脂製の別部材からなることが好ましい。このようにすれば、内蓋によって過熱蒸気および高温液体に十分に耐え得ることが可能で、かつ、液体沸騰時の圧力等に十分に耐え得る容積で膨出部を形成することができる。
さらにまた、前記蓋体に、前記内容器内から外部に連通する給水通路を設け、該給水通路の内容器を臨む入口に付勢手段によって閉塞方向に付勢した弁部材を配設するとともに、該弁部材を付勢手段の付勢力に抗して移動させる操作部材を配設しており、前記付勢手段の下端を受ける受部材を、前記内蓋とは別部材により構成することが好ましい。このようにすれば、メンテナンス時に内蓋を取り外しても、弁部材を付勢する付勢手段が離脱することはないため、作業性を向上できる。
本発明の加熱容器では、内蓋で沸騰時の液体の波打ちを抑制し、その波打ち作用を膨出部に集中させることができるため、沸騰による水滴の噴出を防止できる。また、内容器の容積を最大限に小さくできるため、全体の小型化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る加熱容器である電気ポットを示す。この電気ポットは、制御手段であるマイコンは勿論、制御基板も搭載しない非マイコン搭載型のものであり、電源供給用のベース10と、該ベース10に着脱可能に載置されるポット11とを備えた電気ケトルである。
前記ベース10には、商用電源に接続する図示しない電源コードが配線され、この電源コードが図示しない電源供給端子に接続されている。
前記ポット11は、内部に内容器34を収容するポット本体12と、該ポット本体12に開閉可能に取り付けた蓋体40とを備えている。
前記ポット本体12は、上端および下端を開口した筒状の胴体13と、該胴体13の下端開口を閉塞する底体19とを有する外装体を備えている。そして、胴体13には、前記内容器34が固定され、この内容器34に対して、加熱手段であるアルミブレージングヒータ37、ベース10からの電力を受ける接続端子(図示せず)、アルミブレージングヒータ37への通電をオンオフするスイッチ(図示せず)、および、該スイッチの接続状態を切り換えるリンク部材38が配設されている。
前記胴体13は、上部に内容器34を固定するための段部14を備えている。また、胴体13の正面側上部には、後述する給水通路51の注口50の下部を覆うように、上側外向きに傾斜して膨出する注部15が設けられている。さらに、この注部15に対して径方向逆側に位置する胴体13の背面側上部には、蓋体40を回転可能に軸着するためのヒンジ接続部16が設けられている。図2および図3に示すように、胴体13の背面部には、ヒンジ接続部16の下部に位置するように、内向きに窪むハンドル配設凹部17が上下方向に延びるように設けられている。このハンドル配設凹部17には、一対の仕切板18,18が設けられ、これら仕切板18,18間に蒸気通路33を構成するダクト部材31を配設する構成としている。
前記底体19は、胴体13の下端に嵌合して固定される受皿形状のものである。この底体19には、中央にベース10の電源供給端子を貫通させる貫通部(図示せず)が設けられている。そして、胴体13への組付状態では、この貫通部上に位置するように内容器34に固定した電源接続端子が位置する。また、底体19の背面部には、胴体13のハンドル配設凹部17に対応するように内部に連通する貫通孔20が設けられている。
この胴体13および底体19の背部に配設するハンドル21は、内側部材23と外側部材26とを備えている。そして、これら内側部材23と外側部材26とを組み付けた状態では、把持部22の内部に円弧状をなす収容空間が形成され、その収容空間に電源スイッチ部材28と、該電源スイッチ部材28の操作に連動する連動部材29とが配設されている。
前記内側部材23には、胴体13の仕切板18,18間に配設するダクト部材31を挟み込んで固定するためのダクト配設部24が設けられている。このダクト配設部24の下部には、継手部材32を介してダクト部材31と接続する蒸気ダクト部25が設けられている。この蒸気ダクト部25は、底体19の貫通孔20を貫通して該底体19内で開口するように構成されている。
前記外側部材26は、内側部材23の開放した外側部分を被覆するもので、その上部には電源スイッチ部材28を露出させるための露出孔27が設けられている。
前記電源スイッチ部材28は、内側部材23に回動可能に配設し、外側部材26の露出孔27から一部が露出するように配設されるものである。
前記連動部材29は、内側部材23と外側部材26との内部空間に移動可能に配設されるもので、その上端が電源スイッチ部材28に連結されている。そして、この連動部材29は、逆側の下端が内側部材23と外側部材26との開放した下端から突出され、ハンドル21を胴体13および底体19に組み付けた状態で、その突出端に設けた連結部30が貫通孔20を通して外装体内部に配置したリンク部材38に連結される。
このハンドル21は、電源スイッチ部材28および連動部材29を組み付けた状態で、ダクト配設部24に四角筒状をなす金属製のダクト部材31と、樹脂製の継手部材32とを配設し、胴体13および底体19に組み付ける。これにより、これらダクト部材31および継手部材32を、胴体13とハンドル21との間に挟み込んだ状態で固定する。そして、これらダクト部材31、継手部材32および蒸気ダクト部25は、断面積を略同一とした蒸気通路33を構成する。
前記内容器34はステンレス製であり、円筒状をなすように接合した筒状部材と、該筒状部材の下端開口を閉塞する円板部材とを備え、これらを一体的に接合した有底円筒状のものである。この内容器34の上部には、内向きに窪む絞部35が形成され、この絞部35を満水位の水位線として兼用している。また、内容器34の上端には、径方向外向きに突出するフランジ部36が設けられ、このフランジ部36を胴体13の段部14に位置決めして固定する構成としている。なお、水位線は、水平方向に延びる線および文字を周知の方法で塗装したり刻印を施して専用に設けてもよい。また、本実施形態では、この内容器34の内部に貯留する液体(水)の満水位は、内部の水を沸騰させた状態で、膨張した水の液面が後述する内蓋74に位置する容量に設定している。
前記アルミブレージングヒータ37は、内容器34内の水を加熱して沸騰させるためのもので、内容器34の底面外周部に位置するように、粉末状のアルミニウムをロウ材としてヒータを接合することにより配設されている。
前記リンク部材38は、電源接続端子からアルミブレージングヒータ37への通電をオンオフするスイッチの接点を切り換えるもので、その一端に連動部材29の連結部30が連結されている。このリンク部材38は、電源スイッチ部材28の上部を図1中矢印方向に押圧操作し、連動部材29を介して押し下げられることにより、スイッチをオン状態とするものである。また、電源スイッチ部材28の下部を押圧操作すると、連動部材29を介して引き上げられることにより、スイッチをオフ状態とする。さらに、電源接続端子内に突出部が位置され、ベース10からポット11が取り外されると、突出部の押圧が解除されることによりオフ状態に変位する。
そして、本実施形態では、リンク部材38の下部には、所定温度に昇温することにより反転し、リンク部材38を上向きに押し上げるバイメタルスイッチ39が配設されている。このバイメタルスイッチ39は、蒸気通路33を構成する蒸気ダクト部25の開口端近傍に配設され、該蒸気通路33を通して供給される内容器34内で発生した蒸気により昇温される構成としている。なお、バイメタルスイッチ39の反転によりリンク部材38が押し上げられると、連動部材29を介して電源スイッチ部材28がオフ位置に変位される。また、バイメタルスイッチ39は、自然冷却により温度が低下すると、反転前の原状に復元する。
前記蓋体40は、図1に示すように、蓋本体41と蓋カバー69とを備え、その下部に内容器34を閉塞する内蓋74を配設したものである。そして、この蓋体40には、ポット本体12に対して係脱可能にロックするロック部材71が配設されている。また、正面側には給水通路51が設けられ、この給水通路51に弁部材52が配設されるとともに、該弁部材52を開閉する操作部材62が配設されている。さらに、背面側には排気通路95が設けられ、この排気通路95がポット本体12に設けた蒸気通路33に分岐接続される。
まず、蓋本体41は、図1および図4に示すように、胴体13の上端縁に嵌合する円板状のもので、その背面側外周部には、胴体13のヒンジ接続部16に軸着されるヒンジ受部42が設けられている。このヒンジ受部42には、後述する分岐接続部96を配設する凹部43が設けられ、この凹部43の中央に上下方向に貫通する通路部44が設けられている。
また、蓋本体41の中央には、上向きに膨出し、後述する内蓋74の膨出部78を収容する収容部45が設けられている。そして、この収容部45の前側には、給水通路51を構成する給水ダクト部46が設けられるとともに、収容部45の後側には、排気通路95を構成する可動閉塞部材配設部65A,65Bが設けられている。
前記給水ダクト部46は、収容部45の前側からL字形状をなすように前向きに突出する筒状のものである。この給水ダクト部46は、内容器34の上端開口を臨むように下向きに開口しており、この開口部が給水通路入口47となる。この給水通路入口47は、弁部材52により開閉可能に密閉される。なお、この給水ダクト部46の径方向後側に隣接するように、収容部45の前部に、弁部材52の操作受部55を移動可能に挿通する円筒状の挿通部48が設けられている。
前記給水ダクト部46には、先端に胴体13の注部15にかけて水平方向に延びるノズル部材49が装着され、このノズル部材49の先端開口により注口50が構成される。そして、これら給水ダクト部46およびノズル部材49が、内容器34内の水を注出する給水通路51を構成する。
前記給水通路入口47を開閉可能に密閉する弁部材52は、図4に示すように、楕円形状をなす弁体53を備えている。この弁体53の一端には、挿通部48を外嵌する円形状の凹部54が設けられ、その中心から棒状に突出する操作受部55が設けられている。この操作受部55の中間位置には環状に窪む凹溝56が設けられ、この凹溝56に挿通部48との間をシールするOリング57が配設される。
前記弁部材52は、後述する内蓋74とは別体の受部材58を蓋本体41に配設することにより、付勢手段であるスプリング59によって、給水通路入口47を密閉する閉塞方向に付勢した状態で配設される。この受部材58は樹脂製であり、その中央にはスプリング59を位置決めする位置決め部60を設けたものである。また、この受部材58には、その両側に蓋本体41に対してネジ止めして取り付けるためのブラケット部61が設けられている。
また、弁部材52は、操作受部55の上端を操作部材62のスライド操作によって下向きに押圧することにより、給水通路入口47をスプリング59の付勢力に抗して開放可能としている。この操作部材62は、蓋カバー69に対して前後方向にスライド可能に取り付けられるもので、図1に示すように、その上部には露出孔72を貫通して外部に露出される操作部63が突設されている。また、この操作部材62には、蓋本体41の挿通部48から突出した操作受部55を下向きに押圧する傾斜面を備えた押圧部64が前向きに突出するように設けられている。
前記可動閉塞部材配設部65A,65Bは、収容部45の後側に該収容部45と一体的に突出するように平面視円形状をなす厚肉部66を設け、この厚肉部66の上面から下向きに窪むように設けた逆円錐台形状のものである。これら可動閉塞部材配設部65A,65Bは、正面側の給気ダクト部から背面側のヒンジ受部42にかけた中心線(図示せず)を中心として線対称に位置する。また、これら可動閉塞部材配設部65A,65Bにおいて、収容部45の側に位置する面は開口され、この収容部45と連通する開口部が排気通路入口67となる。また、可動閉塞部材配設部65A,65Bの内周面には、径方向内向きに突出するリブ68が設けられている。このように構成した排気通路入口67は、内容器34内に満水位まで水を入れ、ポット11を前方下向きに倒して注口50から内容器34内の水(お湯)を注出する状態で、その液面より上方に位置するように、蓋本体41の背面側に位置するように構成されている。これにより、内容器34内の液体を注口50から注出する際に、内容器34内の水が排気通路95内に流入し、注出動作を阻害することを防止できるように構成している。
前記蓋カバー69は、図1に示すように、蓋本体41のヒンジ受部42から組み付け状態の胴体13の注部15にかけて上部を覆う外装面を構成するもので、球の一部の如き形状をなす。この蓋カバー69の中央前部には、ロック部材71を露出させる露出孔70が設けられている。このロック部材71は蓋カバー69に回動可能に取り付けられ、前側部を押圧操作することにより、図示しないロック部が胴体13の被ロック部から離脱して、開放を可能とするものである。また、この蓋カバー69の中央頂部には、操作部材62の操作部63を露出させる露出孔72が設けられている。さらに、この蓋カバー69の中央後部には、排気通路95の下流側端部を構成する排気口部材91を露出させる露出孔73が設けられている。
前記内蓋74は、内容器34内で加熱した水の過熱蒸気および沸騰時に噴出する高温の水滴から蓋本体41などを保護するためのもので、円形状をなす金属板からなる。この内蓋74には、外周部に内容器34の上端開口を密閉するシール部材75が配設されている。また、図1および図4に示すように、内蓋74には、蓋本体41に配設した弁部材52に対応する位置に、下向きに窪む凹部76が設けられ、この凹部76に通水孔76aが設けられている。さらに、内蓋74には、略中央に位置するように左右方向に延びる長円形状をなす装着孔77が設けられ、この装着孔77に別体の膨出部78が配設されてる。
前記膨出部78は樹脂製であり、満水状態の水を加熱した際に、沸騰時に生じる液面の波打ちを内部に集中できるように、高さ方向の寸法を大きくし、十分な容積を確保できるように構成した長円筒状のものである。具体的には、本実施形態では、内容器34の平面視の面積は120cm2であり、膨出部78の平面視の面積は13cm2である。そして、膨出部78の高さを3cmに設定している。この膨出部78の上端は閉塞され、この閉塞面に複数の通気孔79が設けられている。本実施形態では、この膨出部78を装着した内蓋74を蓋体40に固定した状態で、膨出部78の通気孔79が、排気通路入口67より上方に位置するように構成している。なお、この膨出部78には、内蓋74に対してネジ止めして固定するためのネジ止め部80が両側部に設けられている。
このように構成した内蓋74は、前述のように内容器34内に満水位まで水を収容させた場合、沸騰により水が膨張して上昇する水面位置に、この内蓋74が位置するように構成している。言い換えれば、予め設定した満水位で加熱を行った場合の沸騰作用を、膨出部78を設けることによって阻害することを防止し、最大限に内容器34内の余剰スペースを削減することにより、全体の小型化を図っている。そして、本実施形態では更に、ユーザの誤使用により満水位を超える水が内容器34に収容された場合に、内容器34内が過剰に昇圧されることを防止するために、装着孔77の周囲に複数の貫通部81を設けている。
また、本実施形態の蓋体40には、図1から図3に示すように、蓋本体41の可動閉塞部材配設部65A,65Bの内部にそれぞれ可動閉塞部材82,82が収容され、かつ、可動閉塞部材配設部65A,65Bの上部に位置するように、排気通路95を構成する接続部材83および排気口部材91が配設されるとともに、これらの内部に邪魔板97が配設される。
前記可動閉塞部材82,82は、円錐台形状をなす金属製のもので、湯漏れ防止構造を構成する。この可動閉塞部材82の小径面の直径は、可動閉塞部材配設部65A,65Bの小径面である下端において、リブ68の先端軌跡からなる仮想円の直径より僅かに小さく設定されている。また、可動閉塞部材82,82の斜面は、可動閉塞部材配設部65A,65Bと同一の傾斜角度に設定されている。これにより、可動閉塞部材配設部65A,65Bが傾斜した場合、いずれの方向であってもその傾斜に従って可動閉塞部材82,82が開口端に向けて移動するように構成している。
前記接続部材83は、厚肉部66を閉塞する円板形状のものである。この接続部材83には、図3に示すように、可動閉塞部材配設部65Aと対応する位置に、該可動閉塞部材配設部65Aの中心と上下に一致する同心円孔からなり、内容器34の内部と機外とを連通させる連通部84が設けられている。この連通部84は、排気容量を十分に確保するために水が通過可能な直径で形成されている。また、可動閉塞部材配設部65Bと対応する位置には、該可動閉塞部材配設部65Bの中心と上下に一致する同心円孔からなり、内容器34の内部と機外とを連通させる第1空気抜部85が設けられている。この第1空気抜部85は、連通部84より小径であり、可動閉塞部材82,82によって連通部84と同時に閉塞された際に、該第1空気抜部85に吸着した可動閉塞部材82が先に容易に脱落する構成としている。そして、本実施形態の接続部材83には、前記連通部84の孔に連通するように、注口50とは逆側のヒンジ接続部16に向けて延びるスリットからなる第2空気抜部86が設けられている。この第2空気抜部86は、可動閉塞部材配設部65A,65Bが注口50の側に傾いた場合には、可動閉塞部材82によって閉塞されない位置まで延び、注口50の側を除く方向に傾いた場合には、可動閉塞部材82によって確実に閉塞される寸法で形成されている。
また、本実施形態の接続部材83には、図3に示すように、第2空気抜部86を含む連通部84および第1空気抜部85の形成位置を含むように、邪魔板97を配設する邪魔板配設凹部87が設けられている。この邪魔板配設凹部87は略瓢箪形状をなし、蓋本体41の凹部43に向けて延びる通気溝88を備えている。そして、本実施形態の接続部材83には、この通気溝88から筒状をなすように下向きに突出し、凹部43の通路部44に貫通される蒸気通路接続部89が設けられている。なお、接続部材83の両側部には、蓋本体41に対してネジ止めにより固定するためのブラケット部90が設けられている。
前記排気口部材91は、排気通路95の下流側端部を構成するもので、前後方向に延びる長円筒形状のものである。この排気口部材91の上端は閉塞され、その閉塞面に複数のスリットからなる排気口92が設けられている。この排気口92は、蓋体40を組み立てた状態で、蓋カバー69の露出孔73から外部に露出した状態をなす。また、排気口部材91には、接続部材83に嵌合させた状態で蒸気通路接続部89の上端開口部を閉塞するカバー部93が設けられている。さらに、排気口部材91には、組付状態で接続部材83のブラケット部90に重畳し、該接続部材83と一体的にネジ止めにより蓋本体41に固定するためのブラケット部94が設けられている。
これら接続部材83および排気口部材91は、一体的に蓋本体41に組み付けることにより、可動閉塞部材配設部65A,65B、接続部材83および排気口部材91で、内容器34内と機外とを連通させ、内容器内で発生した蒸気を排気する排気通路95を構成する。また、接続部材83および排気口部材91の嵌合により、蒸気通路接続部89がカバー部93で覆われ、1つの分岐接続部96を形成する。そして、この分岐接続部96は、蓋本体41に組み付けられることにより、蓋本体41の通路部44を貫通し、蓋体40の背面側に形成した排気通路95と、ポット本体12の背面に形成した蒸気通路33とが、分岐接続される。なお、分岐接続部96にはパッキンが配設され、蓋体40を開放した状態では蒸気通路33のダクト部材31とは非連通状態となり、蓋体40を閉塞した状態ではダクト部材31の上端に密閉した状態で連通される。
前記邪魔板97は、接続部材83と排気口部材91の内部に配設し、排気口92からの蒸気の排気量を抑制(調整)するとともに、分岐接続部96を介して蒸気通路33へ流動させる蒸気量を調整するものである。具体的には、この邪魔板97は、下端を開口した箱形状をなし、その上端の閉塞面97aは、排気通路接続部より上側(下流側)に位置する。そして、この閉塞面97aには、蒸気を通過させる複数の通気孔98が設けられている。また、邪魔板97の外周壁97bには、接続部材83への組付状態で通気溝88に対応する位置に、分岐接続部96へ蒸気を流動させる蒸気分流口99が設けられている。この邪魔板97は、通気孔98の開口面積および数を調整することにより、排気口92からの蒸気の排気量を調整できるとともに、蒸気通路33へ流動する蒸気量を調整できる。
前記電気ポットを使用する場合には、蓋体40を開いて内容器34を開放した状態で、内部に所定量の水を収容させる。そして、ベース10上にポット11を載置し、電源スイッチ部材28の操作によりアルミブレージングヒータ37をオンさせると、内容器34内の水が加熱される。
ユーザが満水位まで水を収容させている場合には、加熱により内容器34内の水が加熱されると、水が膨張することにより水面が上昇する。そして、略沸騰した状態になると、図1中二点鎖線で示すように、内蓋74に触接する位置まで液面が上昇した状態となる。そのため、水が沸騰することにより内容器34の底から発生する気泡などによって液面に波打ちが発生すると、その波打ち作用が打ち消(抑制)され、その波打ち作用が、膨出部78内に集中する。そして、この膨出部78内では、その内周面で波打ち作用が更に抑制され、高温の沸騰水の水滴が噴出することを防止する。
一方、ユーザが満水位を超える位置まで内容器34内に水を収容させた場合には、膨張により水位が上昇すると、図1中一点鎖線で示すように、その液面は貫通部81を通過して内蓋74より上方に位置する。なお、この場合、液面では若干の波打ち作業は生じるが、その波打ち作業は内蓋74により最小限に抑えられる。
また、内容器34内の水が沸騰すると、液面の波打ちと略同時に蒸気が発生する。そして、その蒸気は、膨出部78の上端の通気孔79を通過した後、該通気孔79より下側に位置する排気通路入口67から排気通路95内に流入する。そうすると、蒸気は、可動閉塞部材配設部65A,65B内から略連通部84を通って邪魔板97内に流入し、この邪魔板97の閉塞面97aにより排気口部材91内への流入が阻害される。これにより、通気孔98を通過する一部と、通過できずに蒸気分流口99から分岐接続部96へ流入する残りとに分流される。
通気孔98を通過した一部の蒸気は、排気口部材91内に流入し、上端の排気口92から外部に排気される。また、蒸気分流口99から分岐接続部96へ分流された残りは、蒸気通路33を通って内容器34と底体19との間に供給され、バイメタルスイッチ39に当たった後、底体19に形成した排水孔(図示せず)から外部に排水される。この蒸気の噴射によりバイメタルスイッチ39が昇温すると、前述のようにリンク部材38を押し上げることにより、アルミブレージングヒータ37への通電を遮断する。
なお、このようにして沸騰させたお湯は、操作部材62を操作して弁部材52によって給水通路入口47を開放した状態で、ハンドル21を把持して径方向逆側に位置する注口50が下向きに傾斜するように、傾けることにより給水通路51を通して注口50から注出することができる。
このように、本実施形態の電気ポットでは、内容器34の満水位を沸騰により水位が上昇した状態で液面が内蓋74に略位置する高さに設定しているため、この内蓋74で沸騰時の液体の波打ちを抑制し、その波打ち作用を膨出部78に集中させることができる。その結果、本実施形態では、給水通路51を弁部材52により開閉可能に構成しているが、弁部材52を設けていない注口50が開放された構造であっても、沸騰による水滴が注口50から噴出することはない。また、内容器34の容積を最大限に小さくできるため、全体の小型化を図ることができる。
また、本実施形態では、排気通路入口67を膨出部78の上端である通気孔79より下側に位置させているため、過熱された蒸気を降温させるための距離を確保できるとともに、排気流の速度を減速できるため、高温の蒸気が排気口92から排出されることを防止できる。さらに、この構造は、沸騰時に高温の水滴が噴出しても、排気通路95を通して機外に噴出させないように作用させることができる。
しかも、本実施形態では、内蓋74に貫通部81を設けているため、ユーザの誤使用により満水位を超える水が内容器34に収容されても、内容器34内の過剰な昇圧を防止できるため、安全性を確保できる。
さらに、本実施形態では、膨出部78を内蓋74とは別の樹脂製品としているため、液体沸騰時の圧力等に十分に耐え得る容積(高さ)を確保することができる。また、この膨出部78を除く内蓋74は金属製であるため、過熱蒸気および高温液体に十分に耐え得ることが可能である。さらにまた、本実施形態では、給水通路入口47を閉塞する弁部材52を付勢するための受部材58を、内蓋74とは別体に設けているため、内蓋74の外周縁に配設したシール部材75を交換するなどのメンテナンス時に、内蓋74を取り外してもスプリング59や弁部材52などの他の部材が分離されることはない。そのため、メンテナンス時の作業性を向上することができる。
図5は第2実施形態の電気ポットに適用する内蓋74を示す。この内蓋74は、金属製の内蓋本体100と、第1実施形態に示す膨出部78と受部材58とを一体化した樹脂製の内蓋リング106とを備える構成とした点で、第1実施形態と大きく相違している。
前記内蓋本体100は、絞り加工により略受皿形状をなすように形成したものである。この内蓋本体100の外周縁には、第1実施形態と同様のシール部材75が配設される。また、内蓋74には、後述する膨出部108と対応する中央に複数の第1貫通孔101が設けられるとともに、弁部材52と対応する前側部に複数の第2貫通孔102が設けられている。さらに、排気通路95の下部に位置する後側部には、一対の第1環流孔103が設けられるとともに、内蓋本体100において垂直方向に立ち上がった外周壁に第2環流孔104が設けられている。そして、この内蓋本体100の外周部には、蓋本体41にネジ止めして固定するためのネジ止め部105が設けられている。
前記内蓋リング106は、内蓋本体100の円板状をなす底面と所定間隔をもって位置するように、該内蓋本体100に内嵌される円板部107を備えている。この内蓋リング106の中央には、第1実施形態と同様に、高さ方向の寸法を大きくし、十分な容積を確保できるように構成した長円筒状の膨出部108が上向きに膨出するように設けられ、膨出部108の上端閉塞面に複数の通気孔109が設けられている。この膨出部108の周囲には、該内蓋リング106を蓋本体41にネジ止めして固定するためのネジ止め部110が設けられるとともに、内蓋本体100のネジ止め部105と対応する挿通孔111が設けられている。また、内蓋リング106の後側部には、内蓋本体100の第1環流孔103に対応する環流孔112が設けられている。
また、内蓋リング106には、蓋本体41に配設した弁部材52の下部に位置するように、下向きに窪む平面視略凸字形状の凹部113が設けられている。この凹部113内には、操作受部55の下部に位置するように位置決め部114が上向きに突出するように設けられ、この厚肉部分で弁部材52のスプリング59を位置決め保持するように構成している。また、この凹部113には、内容器34内の水を給水通路入口47へ流動させる複数の通水孔115が設けられている。そして、本実施形態では、図6に示すように、凹部113には外周縁から下向きに更に突出する第1リブ116が設けられている。また、この第1リブ116の内部には、前記位置決め部114の下部領域を覆うように略U字形状をなす一対の第2リブ117が設けられている。さらに、第1リブ116と膨出部108の開口部との間には、一対の第3リブ118が設けられている。これらのリブ116〜118は、組立状態で内蓋本体100の上面に当接するように設けられている。
この内蓋74は、蓋本体41に対して弁部材52およびスプリング59を配設した状態で、これらを覆うように内蓋リング106が配置され、ネジ止めにより固定される。その後、この内蓋リング106を覆うように内蓋本体100が配設され、ネジ止めにより固定される。そして、この内蓋74を配設した蓋体40は、内蓋本体100と内蓋リング106との間に、凹部113およびリブ116〜118を合わせた寸法の空間が形成される。
この第2実施形態の電気ポットでは、第1実施形態と同様にして内容器34内の水を加熱すると、内蓋本体100および内蓋リング106の円板部107との間で沸騰時の波打ちを抑制し、膨出部108内に集中することができる。そのため、注口50が開放された構造であっても、沸騰による水滴が注口50から噴出することはない。また、内容器34の容積を最大限に小さくできるため、全体の小型化を図ることができる。
また、膨出部108を内蓋本体100とは別の樹脂製品としているため、液体沸騰時の圧力等に十分に耐え得る容積(高さ)を確保することができる。また、この膨出部108を除く内蓋74は金属製であるため、過熱蒸気および高温液体に十分に耐え得ることが可能である。さらにまた、本実施形態では、給水通路入口47を閉塞する弁部材52を付勢するための受部材58を、内蓋74とは別体に設けているため、内蓋74の外周縁に配設したシール部材75を交換するなどのメンテナンス時に、内蓋74を取り外してもスプリング59や弁部材52などの他の部材が分離されることはない。そのため、メンテナンス時の作業性を向上することができる。
しかも、本実施形態では、弁部材52のスプリング59を保持する位置決め部114を厚肉に形成し、かつ、リブ116〜118により過熱蒸気の流動を抑制しているため、過熱蒸気が位置決め部114に触れることによる劣化を最大限に抑制できる。
なお、本発明の加熱容器は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、前記各実施形態では、膨出部78,108を長円筒状をなすように膨出させたが、これらの膨出部78,108は樹脂による射出成形品であるため、その形状は希望に応じて変更が可能である。即ち、蓋本体41の一部に下向きに窪む部分が存在する場合に、その部分を迂回する形状に変更することが容易である。そのため、設計の自由度を向上できる。
また、前記実施形態では、本発明の加熱容器として電気ポットを一例として説明したが、加熱沸騰方式の加湿器に適用してもよく、内容器34内の液体を蒸気が発生する温度まで加熱する機器であれば同様に適用可能である。
10…ベース
11…ポット
12…ポット本体
21…ハンドル
34…内容器
35…絞部(満水位)
37…アルミブレージングヒータ(加熱手段)
40…蓋体
47…給水通路入口
50…注口
51…給水通路
52…弁部材
58…受部材
59…スプリング(付勢手段)
62…操作部材
67…排気通路入口
74…内蓋
75…シール部材
78…膨出部
95…排気通路
11…ポット
12…ポット本体
21…ハンドル
34…内容器
35…絞部(満水位)
37…アルミブレージングヒータ(加熱手段)
40…蓋体
47…給水通路入口
50…注口
51…給水通路
52…弁部材
58…受部材
59…スプリング(付勢手段)
62…操作部材
67…排気通路入口
74…内蓋
75…シール部材
78…膨出部
95…排気通路
Claims (5)
- 液体を貯留する内容器を内部に配設した本体と、該本体に開閉可能に取り付けられ前記内容器の上端開口を閉塞する蓋体とを備え、前記内容器に内部の液体を加熱する加熱手段を配設するとともに、前記蓋体に内蓋を配設した加熱容器において、
前記内容器の満水位を、沸騰により水位が上昇した状態で、その液面が前記内蓋に略位置する高さに設定するとともに、
前記内蓋の一部に、液体沸騰時の液面の波打ちを集中可能な容積で上向きに膨出する膨出部を設けたことを特徴とする加熱容器。 - 前記内蓋の膨出部の周囲に、複数の貫通部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の加熱容器。
- 前記蓋体は、前記内容器内で発生する蒸気を排気する排気通路を備え、該排気通路の入口を、前記膨出部の上端より下側に位置させたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加熱容器。
- 前記内蓋は金属製であり、前記膨出部は樹脂製の別部材からなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の加熱容器。
- 前記蓋体に、前記内容器内から外部に連通する給水通路を設け、該給水通路の内容器を臨む入口に付勢手段によって閉塞方向に付勢した弁部材を配設するとともに、該弁部材を付勢手段の付勢力に抗して移動させる操作部材を配設しており、
前記付勢手段の下端を受ける受部材を、前記内蓋とは別部材により構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の加熱容器。
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-
2007
- 2007-11-22 JP JP2007303115A patent/JP2009125284A/ja active Pending
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