JP5643989B2 - 水加熱容器 - Google Patents
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この場合、使用者が少量の湯水を注ぐために弁操作具を僅かに押し下げたとしても、その意図する量よりも多量の湯水が注ぎ口から注出されてしまう虞があり、より少量の湯水を注ぎ口から注出できる構成とすることが望まれる。
内部に湯水を収容する容器本体と、前記容器本体の上部開口を閉止する蓋体とを備え、
前記蓋体に、前記容器本体内の湯水を注ぎ口へ導く湯水流路を備えるとともに、前記湯水流路を開閉する弁機構を備え、
前記弁機構が、閉弁位置と開弁位置との間を移動する弁体と、当該弁体が閉弁位置にある閉弁状態で当該弁体に当接する弁座と、前記弁体を閉弁位置と開弁位置との間で移動操作する弁操作具とを備えた水加熱容器であって、その特徴構成は、
前記弁座の外周縁部には、前記弁座の上下方向位置より下方の位置に下垂して、前記弁体の外側を囲む流通制限壁が設けられ、前記注ぎ口側の前記流通制限壁には、前記容器本体内から前記弁座及び前記湯水流路を介して前記注ぎ口側に湯水を流通可能な湯水用切欠部が形成されている点にある。
そして、弁操作具によって弁体を開弁状態としたときに、弁体と弁座との間の隙間は当該弁体及び弁座の全周に亘って形成されるが、上記特徴構成によれば、弁座の上下方向位置より下方の位置に下垂して弁体の外側を囲む流通制限壁が弁座の外周縁部に設けられるので、当該流通制限壁が設けられた部位に対応する隙間への湯水の流入を制限することができる。一方で、流通制限壁のうちの注ぎ口側には、湯水が容器本体内から弁体及び弁座の隙間に流入して湯水流路を介して注ぎ口側に流通可能な湯水用切欠部が形成されているので、流通制限壁によって隙間に流入する湯水の量が制限された状態で、湯水用切欠部を介して注ぎ口から湯水を注出する構成とすることができる。これにより、例えば、弁操作具を僅かに押し下げた状態において、湯水が多量に注出されることを防止して、使用者が意図する少量の注出量を実現することができる。
前記弁体は、前記弁操作具が操作されることにより、前記弁座に当接する上限位置から前記流通制限壁の下端面より下方の下限位置にまで移動可能に構成され、
前記開弁状態が、前記弁体が前記弁座に対して離間を開始した高さ位置から前記流通制限壁の下端面と同じ高さ位置に位置するまでの流通制限開状態と、前記弁体が前記流通制限壁の下端面と同じ高さ位置よりも下方の位置から前記下限位置に位置するまでの流通完全開状態とを備えて構成されている点にある。
また、流通完全開状態においては、弁体を流通制限壁の下端面と同じ高さ位置よりも下方の位置から下限位置に位置するまでの範囲に位置させて、弁板が位置する高さの外周方向において、流通制限壁が存在しない状態となるため、湯水流路へ流入する湯水が流通制限壁によって制限されることなく、湯水を多量に注ぎ口から注出することができる。
以上より、流通制限壁との関係で、弁体の高さ位置を調整することで、湯水の注出量を比較的少量とするかまたは多量とするかの流量調整が可能となり、使用者の要求に応じた少量の注出量を容易に実現することができる。
前記流通制限壁には、上面視において、前記注ぎ口と前記弁座との並び方向において、前記湯水用切欠部が配設された前記注ぎ口側とは反対側に、前記蒸気を前記蒸気口側に流通可能な蒸気用切欠部が形成されている点にある。
図1に示すように、電気ケトルは、ケトル本体Kと、ケトル本体Kを載置して、当該ケトル本体Kの加熱手段(図示せず)に電源コード(図示せず)を通して供給される電力を出力する給電機構7を備えた電源プレートPとを備える。
蓋体200は、蓋本体部材15と、その蓋本体部材15の上方の蓋カバー16と、蓋本体部材15の下方の内蓋板17と、その内蓋板17の外周部のシール材18とを一体的に組み付けて構成されている。
また、蓋体200には、蓋体200を容器本体100の開口部を閉じる閉じ位置に保持する一対のフック部材8(図1および図3参照)、注ぎ口3からの内容器1内の湯水の流出を許容するか否かに弁体27の開閉状態を切り換えるための弁機構V、及び、内容器1内で発生する蒸気Sを外部に放出するための蒸気口10を備えた蒸気放出機構A等が設けられている。
容器本体100の口縁部材12には、注ぎ口3の下方部分を構成する溝状部12mが形成され、蓋体200の蓋本体部材15には、注ぎ口3の上方部分を構成する庇部15eが設けられている。
そして、口縁部材12の溝状部12mの上方を蓋本体部材15の庇部15eが覆う状態となる蓋体装着用の相対位置関係で、蓋体200を容器本体100の開口部に装着すると、口縁部材12の溝状部12mと蓋本体部材15の庇部15eにより、筒状の注ぎ口3が形成されることになる。
図4(a)に、弁体27が閉弁状態にある場合の弁体周辺部の横断面図を示す。第1弁操作具9aを操作しない状態では、図4(a)に示す位置に第2弁操作具9bが位置している。また、この状態では、コイルバネ30の付勢力により弁体27の弁板27aが弁座29に当接して、弁板27aの外周上面部が上限位置V1に位置して、湯水流路20の端部20aを閉じる閉弁状態となる。この状態では、ケトル本体Kを前側に傾けても、湯水が注ぎ口3から注出することはない。
従って、湯水流路20の流路幅と略同等以上とすることが望ましく、また、流通制限壁24の中心角度で180°以下として形成することが望ましい。なお、本実施形態では、図3に示すように、流通制限壁24の注ぎ口3側における、流通制限壁24の中心角度で約90°の部分(上面視において、注ぎ口3と弁座29との並び方向を中心軸として45°ずつの部分)を湯水用切欠部25として形成しているので、弁体27の周囲のうち、残りの約270°の部分にのみ流通制限壁24が設けられていることとなる。
なお、従来の電気ケトルでは、流通制限壁24が設けられていないので、第1操作具9aを押圧操作して弁板27aを弁座29から離間させ、本願に係る流通制限開状態Eの範囲における離間位置と同等にまで離間させると、湯水流路20への湯水の流入が制限されずに、注ぎ口3から多量の湯水が流出することになる。
(A)上記実施形態においては、弁体27の弁板27aが弁座29に直接接触する構成とされたが、これに限らず、図7に示すように、閉弁状態のときに、完全に湯水の流出が遮断されるように、弁板27aが弁座29に接触する部分にシール部27bが設けられていてもよい。また、上記実施形態においては、弁体27と蓋本体部材15の下方に設置された内蓋板17との間に、弁体27を上方側に付勢するコイルバネ30が設置されたが、これに限らず、図7に示すように、弁体27の上部と蓋本体部材15との間にコイルバネ30を設けてもよい。
9a 第1弁操作具(弁操作具)
9b 第2弁操作具(弁操作具)
10 蒸気口
20 湯水流路
24 流通制限壁
25 湯水用切欠部
26 蒸気用切欠部
27 弁体
29 弁座
100 容器本体
200 蓋体
V 弁機構
V1 上限位置
V2 下限位置
E 流通制限開状態
F 流通完全開状態
K ケトル本体(水加熱容器)
Claims (4)
- 内部に湯水を収容する容器本体と、前記容器本体の上部開口を閉止する蓋体とを備え、
前記蓋体に、前記容器本体内の湯水を注ぎ口へ導く湯水流路を備えるとともに、前記湯水流路を開閉する弁機構を備え、
前記弁機構が、閉弁位置と開弁位置との間を移動する弁体と、当該弁体が閉弁位置にある閉弁状態で当該弁体に当接する弁座と、前記弁体を閉弁位置と開弁位置との間で移動操作する弁操作具とを備えた水加熱容器であって、
前記弁座の外周縁部には、前記弁座の上下方向位置より下方の位置に下垂して、前記弁体の外側を囲む流通制限壁が設けられ、前記注ぎ口側の前記流通制限壁には、前記容器本体内から前記弁座及び前記湯水流路を介して前記注ぎ口側に湯水を流通可能な湯水用切欠部が形成されている水加熱容器。 - 前記弁体は、前記弁操作具が操作されることにより、前記弁座に当接する上限位置から前記流通制限壁の下端面より下方の下限位置にまで移動可能に構成され、
前記開弁状態が、前記弁体が前記弁座に対して離間を開始した高さ位置から前記流通制限壁の下端面と同じ高さ位置に位置するまでの流通制限開状態と、前記弁体が前記流通制限壁の下端面と同じ高さ位置よりも下方の位置から前記下限位置に位置するまでの流通完全開状態とを備えて構成されている請求項1に記載の水加熱容器。 - 前記湯水用切欠部は、上面視において、前記注ぎ口と前記弁座との並び方向を中心軸として対称となる状態で、前記注ぎ口側の前記流通制限壁の一箇所に配設されている請求項2に記載の水加熱容器。
- 前記蓋体には、上面視において、前記注ぎ口と前記弁座との並び方向における前記注ぎ口側とは反対側に、前記容器本体内の蒸気を外部に放出する蒸気口が配設され、
前記流通制限壁には、上面視において、前記注ぎ口と前記弁座との並び方向において、前記湯水用切欠部が配設された前記注ぎ口側とは反対側に、前記蒸気を前記蒸気口側に流通可能な蒸気用切欠部が形成されている請求項3に記載の水加熱容器。
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