JP2593732Y2 - 湯沸し器の吐出装置 - Google Patents

湯沸し器の吐出装置

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JP2593732Y2 JP1993007887U JP788793U JP2593732Y2 JP 2593732 Y2 JP2593732 Y2 JP 2593732Y2 JP 1993007887 U JP1993007887 U JP 1993007887U JP 788793 U JP788793 U JP 788793U JP 2593732 Y2 JP2593732 Y2 JP 2593732Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は湯沸し器の吐出装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】電動式の吐出ポンプ及び電気ヒータを備
えた電動式電気湯沸し器における従来の吐出装置は、容
器内の液体を外部へ吐出させる液体流出通路が常時開放
されており、弁装置としては湯沸し器が転倒したときの
安全のために該通路を閉塞するための安全弁装置が設け
られるにとどまる。
【0003】また、吐出流量の調節は、吐出ポンプに加
わる電圧を可変抵抗器により変化させる等の電気的な方
法がとられる。更に、吐出口にコック式の調節弁を設
け、使用者がその調節弁の操作つまみを摘んで回動させ
ることにより、吐出流量を調節するようにしたものも知
られている(特開平3−268712号公報参照)
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来の電動式湯沸し器
における液体吐出装置は以上のごときものであったの
で、吐出ポンプが遠心ポンプのように吐出スイッチをオ
フしても、しばらくの間、慣性により羽根が回転するよ
うなポンプを用いる場合は、吐出口における湯切れが悪
いという問題がある。
【0005】また、吐出流量の調節を電気的に行う場合
は、可変抵抗器などの部品が必要となり、コスト高の原
因となる。更に、コック式の調節弁を採用したものは、
流量調節の際につまみを2本の指で摘まんで回動させる
操作が必要となる。
【0006】そこで、この考案はこれらの問題点を解消
して、湯切れが良く、かつ吐出流量の調節を機械的な構
造により実現でき、しかも流量調節の際は1本の指で簡
単に操作できるようにした湯沸し器の吐出装置を提供す
ることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案は、吐出ポンプと吐出口との間の液体流
出通路の途中に弁装置を設け、吐出ボタンの操作により
上記吐出ポンプと弁装置とを連動させるようにした湯沸
し器の吐出装置において、上記弁装置の弁体に付勢力を
付与して通常状態において液体流出通路を閉塞せしめ、
該弁体又は該弁体が嵌合する弁ケースの部分に、吐出ボ
タンの押し込み操作量に応じて開口面積が変化する開口
を設けた構成としたものである。
【0008】
【作用】上記の吐出装置において、液体を吐出させるた
めに吐出ボタンを指先で押し込むと、吐出ポンプが始動
されると共に、弁体又は弁ケースの開口が吐出ボタンの
押し込み量に応じて開放され、液体が吐出される。吐出
ボタンから指先を離すと、吐出ポンプが止まると同時
に、弁体に作用する付勢力により液体流出通路が直ちに
閉塞される。
【0009】
【実施例】添付の図面に示した電動式電気湯沸し器は、
図1に示すように、本体1のくちばし部2に吐出口3が
設けられ、本体1の内容器4の下端と上記吐出口3との
間に液体流出通路5を設け、その液体流出通路5の吐出
口3に近い部分に弁装置6を設けている。また内容器4
の下方において吐出ポンプ7が設けられる。
【0010】上記のくちばし部2には、図3に示すよう
に、吐出ボタン8とそのロックレバー9の各一部がくち
ばし部2の上面に露出している。図2に示すように、く
ちばし部2の内面にはビス11により支持板12が固定
される。
【0011】支持板12は、その約半分が電子部品基板
13の支持部となっており、残りの半分に上記の吐出ボ
タン8を載せ、そのヒンジピン14(図4参照)を取付
けると共に、スライドガイド部15の上にロックレバー
9を載せている。ロックレバー9のロック用突起16
は、吐出ボタン8の下面に臨み、支持板12に設けられ
たクリック用突起17の上を移動して、後述のように、
吐出ボタン8をロックし、或いはそのロックを解除する
ようになっている。
【0012】上記支持板12の下方にはスイッチ操作板
18が配置され(図3参照)、そのスイッチ操作板18
の下方には前述の弁装置6が設けられる。該弁装置6の
弁ケースを構成する弁ケース上部材21の取付け部22
を、前記支持板12の下面に突設した取付脚23の下端
に当て、ビス24により該弁ケース上部材21をくちば
し部2に固定している。
【0013】上記のスイッチ操作板18には、長孔25
が設けられ(図4参照)、その長孔25に前記の一方の
取付脚23を遊嵌させると共に、その取付脚23のまわ
りに嵌めたコイルバネ26により、スイッチ操作板18
を上向きに付勢している。スイッチ操作板18の両側に
は操作部27、27’が突設され、各操作部27、2
7’は前記の弁ケース上部材21の上面に装着した一対
のマイクロスイッチ28、28’の上に臨んでおり、通
常の状態においては、各操作部27、27’はマイクロ
スイッチ28、28’を作動せず、スイッチオフの状態
に保持する。
【0014】一方のマイクロスイッチ28は、吐出ポン
プ7の始動スイッチであり、他方のマイクロスイッチ2
8’は浄化ポンプ(図示省略)停止用スイッチである。
浄化ポンプの始動スイッチは別途設けられる。また、上
記スイッチ操作板18の中程と対向した支持板12の部
分には、穴30が設けられ(図4参照)、その穴30に
吐出ボタン8の下面に突設した操作用突起29を遊嵌せ
しめ、その操作用突起29の下端をスイッチ操作板18
に近接せしめる(図3参照)。また上記のスイッチ操作
板18の先端部下面に設けられた突出部31の下面に弁
棒32が当接される。
【0015】弁装置6は上述の弁ケース上部材21と、
弁ケース下部材33、ベローズ34、弁棒32及び弁体
35等により構成される。弁ケース上部材21には、上
面開放の弁ケース上室36が設けられ、その上面にベロ
ーズ34が嵌着される。該弁ケース上室36の側面に前
述の吐出口3が設けられる。また、弁ケース上室36の
底部に弁孔37が設けられる(図6参照)。この弁孔3
7は円筒形をなしており、この下端周面が弁座38にな
っている。
【0016】また、上記の弁ケース上室36の下面に、
弁ケース下部材33に設けられた弁ケース下室39が嵌
着される。該弁ケース下室39に、前述の液体流出通路
5の一部を構成する水位管41に接続するための接続口
42を設けている。
【0017】図6に示すように、ベローズ34の中心に
は弁棒32が装着される。また、弁孔37に弁体35が
挿通される。該弁体35は円筒形をなし、弁孔37の内
周面に液密に摺接する。該弁体35の下面は閉塞され、
その閉塞端に上記の弁棒32の下端が当接する。また、
弁体35の下端に鍔43が設けられ、その鍔43と弁ケ
ース下室39の底面との間に介在されたコイルバネ44
により、該鍔43を前述の弁座38に押圧する。該弁座
38に対して鍔43が密着すると、湯わかし時に弁ケー
ス下室39の内部圧力が上昇するので、その圧力を抜く
ために浅く細い溝40を鍔43の上面に設けている(図
5、図6参照)。
【0018】弁体35の円筒部分には、図4及び図5に
示すように、鍔43側の端面から、他端方向に長い2列
の開口45が設けられる。各開口45は図6に示した閉
弁状態において、弁孔37の内周面で閉塞される。
【0019】なお、前記の透明な水位管41の前面に
は、図9及び図10に示すように、明度の高い一色の色
で水位表示用の傾斜帯46を一定間隔で印刷した透明シ
ート47を貼るか、又はこのようなシート47を省略
し、同様の傾斜帯46を直接水位管41に印刷する。い
ずれの場合も傾斜帯46の相互間の部分は透明のままで
ある。
【0020】実施例の湯沸し器は以上のごときものであ
り、通常の状態では図7に示すように、ロックレバー9
のロック用突起16が吐出ボタン8の下面に係合し、ロ
ック状態に保持する。内部の液体を吐出させる場合は、
ロックレバー9を操作して、そのロック用突起16を吐
出ボタン8の下面の凹所48の位置に合せてロックを解
除し、その上で図8に示すように吐出ボタン8を指先で
押し込むと、その操作用突起29がスイッチ操作板18
をコイルバネ26及び弁棒32の付勢力に対向して押し
下げる。
【0021】スイッチ操作板18が押し下げられると、
マイクロスイッチ28、28’が作動されるので、浄化
ポンプが停止され、同時に吐出ポンプ7が始動され、内
容器4の液体を液体流出通路5に送り込む。
【0022】一方、スイッチ操作板18はその突出部3
1により弁棒32を押し下げる。弁棒32は、図6の二
点鎖線で示すように、ベローズ34を下方へ撓めながら
下降し、コイルバネ44の付勢力に抗して弁体35を押
し下げる。弁体35の下降により鍔43が弁座38から
離れると共に、弁棒32のストローク、即ち、吐出ボタ
ン8の押し込み操作量の大きさに応じて開口45の開口
面積が増大し、その開口面積に応じた量の液体が、弁ケ
ース下室39及び弁体35を通じて弁ケース上室36に
流れ込み、更に吐出口3から吐出される。
【0023】吐出ボタン8から指先を離すと、吐出ボタ
ン8、スイッチ操作板18、ベローズ34、弁棒32、
弁体35は、それぞれコイルバネ26、44、ベローズ
34の付勢力により復帰し、また各マイクロスイッチ2
8、28’も復帰するので、吐出ポンプ7が停止され、
浄化ポンプが再び駆動される。
【0024】また、弁体35の復帰に伴い、鍔43が弁
座38に当接するので、弁ケース下室39と弁ケース上
室36の間が閉鎖され、たとえ吐出ポンプ7の羽根が慣
性により回転を続けても、液体が吐出口3から流出する
ことが防止される。
【0025】上記の実施例では弁体35に開口45を設
けているが、これに代えて、図11に示す構成であって
もよい。即ち、弁ケース上室36の底部に設けた突出部
49の側面に開口50を設け、該突出部49の下面に嵌
挿した弁体35により該開口50を閉塞する。弁棒32
が該突出部49を上下に貫通し、その弁棒32の下端に
弁体35が一体に設けられる。弁棒32が下降すると、
開口50の開口面積が次第に大きくなり、弁ケース下室
39に流入した湯は、弁体35の内部、開口50及び弁
ケース上室36を経て吐出される。
【0026】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、弁体
又は弁ケースに設けた開口の開口面積が吐出ボタンの
し込み操作量に応じて変化するので、吐出ボタンの押し
込み量を加減するだけで吐出量を無段階に変えることが
できる。また、その押し込み操作は1本の指を使用する
だけで簡単に行うことができる。
【0027】また、流体流出通路の途中に設けた弁装置
の弁体を常時閉弁状態に付勢しており、吐出ボタンの
し込み操作により上記弁体と吐出ポンプとを連動させる
ようにしているので、吐出ボタンから指先を離すと、直
ちに吐出ポンプが止まると同時に閉弁状態となり湯切れ
が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図
【図2】同上の一部拡大断面図
【図3】図2のIII −III 線の断面図
【図4】同上の弁装置の分解斜視図
【図5】同上の弁体の一部を断面図で示す斜視図
【図6】同上の弁装置部分の拡大断面図
【図7】図3のVII−VII線の断面図
【図8】図7の部分の作動時の断面図
【図9】同上の水位管の断面図
【図10】同上の水位管の正面図
【図11】他の実施例の一部側面図
【符号の説明】
1 本体 2 くちばし部 3 吐出口 4 内容器 5 液体流出通路 6 弁装置 7 吐出ポンプ 8 吐出ボタン 9 ロックレバー 11 ビス 12 支持板 13 電子部品基板 14 ヒンジピン 15 スライドガイド部 16 ロック用突起 17 クリック用突起 18 スイッチ操作板 21 弁ケース上部材 22 取付け部 23 取付脚 24 ビス 25 長孔 26 コイルバネ 27、27’ 操作部 28、28’ マイクロスイッチ 29 操作用突起 30 穴 31 突出部 32 弁棒 33 弁ケース下部材 34 ベローズ 35 弁体 36 弁ケース上室 37 弁孔 38 弁座 39 弁ケース下室 40 溝 41 水位管 42 接続口 43 鍔 44 コイルバネ 45 開口 46 傾斜帯 47 透明シート 48 凹所 49 突出部 50 開口
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47J 27/21 - 21/212 A47J 41/00 - 41/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出ポンプと吐出口との間の液体流出通
    路の途中に弁装置を設け、吐出ボタンの操作により上記
    吐出ポンプと弁装置とを連動させるようにした湯沸し器
    の吐出装置において、上記弁装置の弁体に付勢力を付与
    して通常状態において液体流出通路を閉塞せしめ、該弁
    体又は該弁体が嵌合する弁ケースの部分に、吐出ボタン
    押し込み操作量に応じて開口面積が変化する開口を設
    けたことを特徴とする湯沸し器の吐出装置。
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