JPH0666525U - 湯沸し器の吐出装置 - Google Patents

湯沸し器の吐出装置

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JPH0666525U
JPH0666525U JP007887U JP788793U JPH0666525U JP H0666525 U JPH0666525 U JP H0666525U JP 007887 U JP007887 U JP 007887U JP 788793 U JP788793 U JP 788793U JP H0666525 U JPH0666525 U JP H0666525U
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善一 川田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動式電動湯沸し器の吐出装置において、吐
出量の調節を機械的な手段により可能とし、かつ吐出口
における湯切れを良くすることである。 【構成】 液体流出通路5の途中に設けた弁装置6の弁
体35を付勢して該液体流出通路5を閉塞せしめ、該弁
体35に吐出ボタン8の操作量に応じて開放される開口
45を設けた構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は湯沸し器の吐出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電動式の吐出ポンプ及び電気ヒータを備えた電動式電気湯沸し器における従来 の吐出装置は、容器内の液体を外部へ吐出させる液体流出通路が常時開放されて おり、弁装置としては湯沸し器が転倒したときの安全のために該通路を閉塞する ための安全弁装置が設けられるにとどまる。
【0003】 また、吐出流量の調節は、吐出ポンプに加わる電圧を可変抵抗器により変化さ せる等の電気的な方法がとられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の電動式湯沸し器における液体吐出装置は以上のごときものであったので 、吐出ポンプが遠心ポンプのように吐出スイッチをオフしても、しばらくの間、 慣性により羽根が回転するようなポンプを用いる場合は、吐出口における湯切れ が悪いという問題がある。
【0005】 また、吐出流量の調節を電気的に行う場合は、可変抵抗器などの部品が必要と なり、コスト高の原因となる。
【0006】 そこで、この考案はこれらの問題点を解消して、湯切れが良く、かつ吐出流量 の調節を機械的な構造により実現する湯沸し器の吐出装置を提供することを課題 とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案は吐出ポンプと吐出口との間の液体流 出通路の途中に弁装置を設け、吐出ボタンの操作により上記吐出ポンプと弁装置 とを連動させるようにした湯沸し器の吐出装置において、上記弁装置の弁体に付 勢力を付与して通常状態において液体流出通路を閉塞せしめ、該弁体又は弁ケー スに吐出ボタンの操作量に応じて開口面積が変化する開口を設けた構成としたも のである。
【0008】
【作用】
上記の吐出装置において、液体を吐出させるために吐出ボタンを操作すると、 吐出ポンプが始動されると共に、弁体又は弁ケースの開口が吐出ボタンの操作量 に応じて開放され、液体が吐出される。吐出ボタンから指先を離すと、吐出ポン プが止まると同時に、弁体に作用する付勢力により液体流出通路が直ちに閉塞さ れる。
【0009】
【実施例】
添付の図面に示した電動式電気湯沸し器は、図1に示すように、本体1のくち ばし部2に吐出口3が設けられ、本体1の内容器4の下端と上記吐出口3との間 に液体流出通路5を設け、その液体流出通路5の吐出口3に近い部分に弁装置6 を設けている。また内容器4の下方において吐出ポンプ7が設けられる。
【0010】 上記のくちばし部2には、図3に示すように、吐出ボタン8とそのロックレバ ー9の各一部がくちばし部2の上面に露出している。図2に示すように、くちば し部2の内面にはビス11により支持板12が固定される。
【0011】 支持板12は、その約半分が電子部品基板13の支持部となっており、残りの 半分に上記の吐出ボタン8を載せ、そのヒンジピン14(図4参照)を取付ける と共に、スライドガイド部15の上にロックレバー9を載せている。ロックレバ ー9のロック用突起16は、吐出ボタン8の下面に臨み、支持板12に設けられ たクリック用突起17の上を移動して、後述のように、吐出ボタン8をロックし 、或いはそのロックを解除するようになっている。
【0012】 上記支持板12の下方にはスイッチ操作板18が配置され(図3参照)、その スイッチ操作板18の下方には前述の弁装置6が設けられる。該弁装置6の弁ケ ースを構成する弁ケース上部材21の取付け部22を、前記支持板12の下面に 突設した取付脚23の下端に当て、ビス24により該弁ケース上部材21をくち ばし部2に固定している。
【0013】 上記のスイッチ操作板18には、長孔25が設けられ(図4参照)、その長孔 25に前記の一方の取付脚23を遊嵌させると共に、その取付脚23のまわりに 嵌めたコイルバネ26により、スイッチ操作板18を上向きに付勢している。ス イッチ操作板18の両側には操作部27、27’が突設され、各操作部27、2 7’は前記の弁ケース上部材21の上面に装着した一対のマイクロスイッチ28 、28’の上に臨んでおり、通常の状態においては、各操作部27、27’はマ イクロスイッチ28、28’を作動せず、スイッチオフの状態に保持する。
【0014】 一方のマイクロスイッチ28は、吐出ポンプ7の始動スイッチであり、他方の マイクロスイッチ28’は浄化ポンプ(図示省略)停止用スイッチである。浄化 ポンプの始動スイッチは別途設けられる。また、上記スイッチ操作板18の中程 と対向した支持板12の部分には、穴30が設けられ(図4参照)、その穴30 に吐出ボタン8の下面に突設した操作用突起29を遊嵌せしめ、その操作用突起 29の下端をスイッチ操作板18に近接せしめる(図3参照)。また上記のスイ ッチ操作板18の先端部下面に設けられた突出部31の下面に弁棒32が当接さ れる。
【0015】 弁装置6は上述の弁ケース上部材21と、弁ケース下部材33、ベローズ34 、弁棒32及び弁体35等により構成される。弁ケース上部材21には、上面開 放の弁ケース上室36が設けられ、その上面にベローズ34が嵌着される。該弁 ケース上室36の側面に前述の吐出口3が設けられる。また、弁ケース上室36 の底部に弁孔37が設けられる(図6参照)。この弁孔37は円筒形をなしてお り、この下端周面が弁座38になっている。
【0016】 また、上記の弁ケース上室36の下面に、弁ケース下部材33に設けられた弁 ケース下室39が嵌着される。該弁ケース下室39に、前述の液体流出通路5の 一部を構成する水位管41に接続するための接続口42を設けている。
【0017】 図6に示すように、ベローズ34の中心には弁棒32が装着される。また、弁 孔37に弁体35が挿通される。該弁体35は円筒形をなし、弁孔37の内周面 に液密に摺接する。該弁体35の下面は閉塞され、その閉塞端に上記の弁棒32 の下端が当接する。また、弁体35の下端に鍔43が設けられ、その鍔43と弁 ケース下室39の底面との間に介在されたコイルバネ44により、該鍔43を前 述の弁座38に押圧する。該弁座38に対して鍔43が密着すると、湯わかし時 に弁ケース下室39の内部圧力が上昇するので、その圧力を抜くために浅く細い 溝40を鍔43の上面に設けている(図5、図6参照)。
【0018】 弁体35の円筒部分には、図4及び図5に示すように、鍔43側の端面から、 他端方向に長い2列の開口45が設けられる。各開口45は図6に示した閉弁状 態において、弁孔37の内周面で閉塞される。
【0019】 なお、前記の透明な水位管41の前面には、図9及び図10に示すように、明 度の高い一色の色で水位表示用の傾斜帯46を一定間隔で印刷した透明シート4 7を貼るか、又はこのようなシート47を省略し、同様の傾斜帯46を直接水位 管41に印刷する。いずれの場合も傾斜帯46の相互間の部分は透明のままであ る。
【0020】 実施例の湯沸し器は以上のごときものであり、通常の状態では図7に示すよう に、ロックレバー9のロック用突起16が吐出ボタン8の下面に係合し、ロック 状態に保持する。内部の液体を吐出させる場合は、ロックレバー9を操作して、 そのロック用突起16を吐出ボタン8の下面の凹所48の位置に合せてロックを 解除し、その上で図8に示すように吐出ボタン8を指先で押し込むと、その操作 用突起29がスイッチ操作板18をコイルバネ26及び弁棒32の付勢力に対向 して押し下げる。
【0021】 スイッチ操作板18が押し下げられると、マイクロスイッチ28、28’が作 動されるので、浄化ポンプが停止され、同時に吐出ポンプ7が始動され、内容器 4の液体を液体流出通路5に送り込む。
【0022】 一方、スイッチ操作板18はその突出部31により弁棒32を押し下げる。弁 棒32は、図6の二点鎖線で示すように、ベローズ34を下方へ撓めながら下降 し、コイルバネ44の付勢力に抗して弁体35を押し下げる。弁体35の下降に より鍔43が弁座38から離れると共に、弁棒32のストローク、即ち、吐出ボ タン8の操作量の大きさに応じて開口45の開口面積が増大し、その開口面積に 応じた量の液体が、弁ケース下室39及び弁体35を通じて弁ケース上室36に 流れ込み、更に吐出口3から吐出される。
【0023】 吐出ボタン8から指先を離すと、吐出ボタン8、スイッチ操作板18、ベロー ズ34、弁棒32、弁体35は、それぞれコイルバネ26、44、ベローズ34 の付勢力により復帰し、また各マイクロスイッチ28、28’も復帰するので、 吐出ポンプ7が停止され、浄化ポンプが再び駆動される。
【0024】 また、弁体35の復帰に伴い、鍔43が弁座38に当接するので、弁ケース下 室39と弁ケース上室36の間が閉鎖され、たとえ吐出ポンプ7の羽根が慣性に より回転を続けても、液体が吐出口3から流出することが防止される。
【0025】 上記の実施例では弁体35に開口45を設けているが、これに代えて、図11 に示す構成であってもよい。即ち、弁ケース上室36の底部に設けた突出部49 の側面に開口50を設け、該突出部49の下面に嵌挿した弁体35により該開口 50を閉塞する。弁棒32が該突出部49を上下に貫通し、その弁棒32の下端 に弁体35が一体に設けられる。弁棒32が下降すると、開口50の開口面積が 次第に大きくなり、弁ケース下室39に流入した湯は、弁体35の内部、開口5 0及び弁ケース上室36を経て吐出される。
【0026】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、弁体又は弁ケースに設けた開口の開口面積 が吐出ボタンの操作量に応じて変化するので、吐出ボタンの操作量を加減するだ けで吐出量を無段階に変えることができる。
【0027】 また、流体流出通路の途中に設けた弁装置の弁体を常時閉弁状態に付勢してお り、吐出ボタンの操作により上記弁体と吐出ポンプとを連動させるようにしてい るので、吐出ボタンから指先を離すと、直ちに吐出ポンプが止まると同時に閉弁 状態となり湯切れが良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図
【図2】同上の一部拡大断面図
【図3】図2のIII −III 線の断面図
【図4】同上の弁装置の分解斜視図
【図5】同上の弁体の一部を断面図で示す斜視図
【図6】同上の弁装置部分の拡大断面図
【図7】図3のVII−VII線の断面図
【図8】図7の部分の作動時の断面図
【図9】同上の水位管の断面図
【図10】同上の水位管の正面図
【図11】他の実施例の一部側面図
【符号の説明】
1 本体 2 くちばし部 3 吐出口 4 内容器 5 液体流出通路 6 弁装置 7 吐出ポンプ 8 吐出ボタン 9 ロックレバー 11 ビス 12 支持板 13 電子部品基板 14 ヒンジピン 15 スライドガイド部 16 ロック用突起 17 クリック用突起 18 スイッチ操作板 21 弁ケース上部材 22 取付け部 23 取付脚 24 ビス 25 長孔 26 コイルバネ 27、27’ 操作部 28、28’ マイクロスイッチ 29 操作用突起 30 穴 31 突出部 32 弁棒 33 弁ケース下部材 34 ベローズ 35 弁体 36 弁ケース上室 37 弁孔 38 弁座 39 弁ケース下室 40 溝 41 水位管 42 接続口 43 鍔 44 コイルバネ 45 開口 46 傾斜帯 47 透明シート 48 凹所 49 突出部 50 開口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出ポンプと吐出口との間の液体流出通
    路の途中に弁装置を設け、吐出ボタンの操作により上記
    吐出ポンプと弁装置とを連動させるようにした湯沸し器
    の吐出装置において、上記弁装置の弁体に付勢力を付与
    して通常状態において液体流出通路を閉塞せしめ、該弁
    体又は該弁体が嵌合する弁ケースの部分に、吐出ボタン
    の操作量に応じて開口面積が変化する開口を設けたこと
    を特徴とする湯沸し器の吐出装置。
JP1993007887U 1993-03-01 1993-03-01 湯沸し器の吐出装置 Expired - Fee Related JP2593732Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012249668A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Zojirushi Corp 水加熱容器

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