JP2001238796A - 電気ポットの蓋開閉装置 - Google Patents

電気ポットの蓋開閉装置

Info

Publication number
JP2001238796A
JP2001238796A JP2000055885A JP2000055885A JP2001238796A JP 2001238796 A JP2001238796 A JP 2001238796A JP 2000055885 A JP2000055885 A JP 2000055885A JP 2000055885 A JP2000055885 A JP 2000055885A JP 2001238796 A JP2001238796 A JP 2001238796A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
finger
opening
closing device
electric pot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000055885A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3371883B2 (ja
Inventor
Chieko Kato
千恵子 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Original Assignee
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tiger Vacuum Bottle Co Ltd filed Critical Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Priority to JP2000055885A priority Critical patent/JP3371883B2/ja
Publication of JP2001238796A publication Critical patent/JP2001238796A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3371883B2 publication Critical patent/JP3371883B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)
  • Cookers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で蓋開き操作し易く軽快となり、
かつ操作が安定した状態で行ない得るようにする。 【解決手段】 フック操作レバー20の上面20aは、
後端20bから前方に向かって蓋体8の上面6aと略同
一高さに連続した連続面を形成して、指で押し下げる前
端20cに蓋体8の上面6aより突出させた指押さえ部
15を形成したことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体を収容して蓋
をした状態で湯沸しや保温をして貯湯し、この貯湯され
ている内容液をポンプにより注出路を通じ外部に吐出す
るようにした電気ポットの蓋開閉装置に関し、例えば家
庭用の電気ポットに適用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気ポットの蓋開閉装置
において、図10に示されるフック操作レバー20は、
持ち上げ操作する後端20bと蓋体8との間に指挿入間
隔Kを形成して、この指挿入間隔Kより指を挿入して後
端20bを持ち上げることにより弧回動させ、この弧回
動により開き操作するようにしていた。しかしながら、
前記フック操作レバー20の後端20bと蓋体8との間
に指挿入間隔Kを形成しているため、この指挿入間隔K
から蓋8内に塵埃や小虫が侵入して汚れが付着しその拭
き取り掃除に手間を要するとともに衛生面においても問
題があった。さらに、この指挿入間隔Kが形成されてい
ることによって、フック操作レバー20の後端20bの
持ち上げ操作し易いことで逆に幼児や子供によって誤っ
て操作され易くなり、この誤った開き操作により蓋体8
が開放され、この状態で器体が転倒した場合、内容器内
から熱湯が外部に飛び散りこの熱湯が身体に触れて火傷
の危険性もあるという問題があった。
【0003】このような課題を解決するために、図8お
よび図9に示されるように、持ち上げ操作により係合を
解除して蓋体8を開くようにしたフック操作レバー20
の上面20aを、後端20bから前端20cの全面に亘
って蓋体8の上面6aと連続した連続面を形成して、こ
のフック操作レバー20の後端20bに前記指挿入間隔
Kを形成しない構成にしたものも知られている。
【0004】しかしながら、この構成において、開き操
作する場合には、図9に示すように、フック操作レバー
20の上面20aの前端20cと連続面を形成する蓋体
8の上面6aからその前端20cを指にて蓋体8内に到
るまで押し込んで、後端20bを持ち上げる必要があ
る。そのため、指にて蓋体8内まで押し込んで蓋開き操
作する際、蓋体8の上面6aとの間にかなりの段差Sが
でき、指に力を入れなければ押し込み操作がし難く、ま
たこの段差Sによって生じる隙間により押し込み操作す
る指が蓋体との間の隙間で挟まったり、この押し込み操
作の力加減で器体が傾斜してその操作が不安定になるよ
うな問題が生じていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】また、フック操作レバ
ー20の前端20cを指にて押し下げる下方への操作力
を軽くするために、前端20cからフック操作レバー2
0が弧回動される軸30との距離を長く形成し、このフ
ック操作レバー20の軸30を蓋体8の後方側に移行し
て前記距離を長く形成する構成を採る必要があった。し
かしながら、このようにフック操作レバー20の軸30
を蓋体8の後方側に設ける構成とすることにより、それ
に伴いフック操作レバー20を持ち上げ操作する後端2
0bの位置も後方に位置されることとなり、例えば蓋体
8に手動ベローズポンプ11を設けている場合には、そ
の蓋体8の上面に臨む押圧板11aの位置を中心部Dよ
り後方側Fに寄せるか、またその押圧板11aの押圧面
積に小さくする必要があり、それによって、手動ベロー
ズポンプ11の押圧操作が不安定になったり操作し難く
なるような問題が生じていた。
【0006】本発明は、このような課題を解決するもの
であり、簡単な構成で蓋開き操作し易く軽快となり、か
つ操作が安定した状態で行ない得る電気ポットの蓋開閉
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の本発明のおける電気ポットの蓋開
閉装置では、器体に収容した内容器に液体を入れて器体
の蓋体を閉じた状態で湯沸しや保温をして貯湯し、この
貯湯されている内容液をポンプにより外部に吐出するよ
うにした電気ポットにおいて、蓋体の前部に、蓋体に枢
支されて前端を指で押し下げて回動することでこの押し
下げ操作で起き上がった後端を他の指で持ち上げること
によりロックを解除して蓋体を持ち上げ開き操作するフ
ック操作レバーを設けて、このフック操作レバーの上面
は、後端から前方に向かって蓋体の上面と略同一高さに
連続した連続面を形成して、前記指で押し下げる前端に
蓋体の上面より突出させた指押さえ部を形成したことを
特徴としている。
【0008】このような構成では、フック操作レバーの
上面は、後端から前方に向かって蓋体の上面と略同一高
さに連続した連続面を形成して、前記指で押し下げる前
端に蓋体の上面より突出させた指押さえ部を形成したの
で、指による押し下げ操作の際、蓋体上面より突出した
指押さえ部を押し下げることで後端を他の指で持ち上げ
てロックを解除することができ、押し下げ操作によって
生じる蓋体の上面との間のかなりの段差を解消して押し
下げ操作が容易になる。また突出した長さ分フック操作
レバーの枢支軸からの作用点距離が長くなる結果押し込
み操作が軽快に行なわれ、それに伴い指が蓋体との間で
挟まったり、この押し込み操作の力加減で器体が傾斜し
てその操作が不安定になるようなことも防止される。
【0009】また、請求項2記載の本発明のおける電気
ポットの蓋開閉装置では、 前記指押さえ部は、指によ
り蓋体の上面まで押し下げた位置で、前記ロックを解除
するようにしたことを特徴としている。
【0010】このような構成では、指押さえ部は、指に
より蓋体の上面まで押し下げた位置で、ロックを解除す
ることができるのでこの蓋体の上面位置がロック解除位
置となり、それによって押し下げ操作によるも蓋体の上
面との間の段差が解消されて、ロック解除操作がより一
層容易なものとなる。
【0011】また、請求項3記載の本発明のおける電気
ポットの蓋開閉装置では、 前記フック操作レバーは、
指押さえ部を指により蓋体の上面まで押し下げた位置
で、この押し下げ操作で起き上がった後端と蓋体の上面
との間が他の指で挿入される開き間隔に形成されたこと
を特徴としている。
【0012】このような構成では、フック操作レバーの
指押さえ部を指により蓋体の上面まで押し下げた位置
で、この蓋体の上面にて指が安定して位置保持され、こ
の保持状態で後端と蓋体の上面との間に形成される開き
間隔に他の指を挿入することができて後端での持上げ操
作も容易なものとなる。
【0013】また、請求項4記載の本発明のおける電気
ポットの蓋開閉装置では、 器体の肩部材に、器体から
前方に突出して蓋体上面と連続した連続面を形成する嘴
状突出部を設け、この嘴状突出部の上面に、湯沸し保温
などのモード設定の操作部やこの操作に対応あるいは動
作状態を表示する表示パネルを設けて、この表示パネル
の直近位置に前記操作レバーの指押さえ部を形成したこ
とを特徴としている。
【0014】このような構成では、表示パネルの直近位
置にフック操作レバーの指押さえ部を形成したことによ
り、このフック操作レバーと操作パネルと同方向の近接
位置に並ぶので、各操作部が広域に拡散配置されて操作
に支障をきたすことがない。
【0015】また、請求項5記載の本発明のおける電気
ポットの蓋開閉装置では、 前記指押さえ部は、フック
操作レバーの枢支軸と作用点をなす突出部の頂面を結ぶ
線に略沿って指押さえ面が形成されるようにしたことを
特徴としている。
【0016】このような構成では、指押さえ部は、フッ
ク操作レバーの枢支軸と作用点をなす突出部の頂面を結
ぶ線に略沿って指押さえ面が形成されるので、フック操
作レバーの回動方向に対する指押さえ方向の分力が作用
せず、より一層軽快なロック解除操作を行なうことがで
きる。
【0017】請求項6記載の本発明のおける電気ポット
の蓋開閉装置では、前記指押さえ部は、前端の突出部頂
面から蓋体内に臨入する垂下壁を形成したことを特徴と
している。
【0018】このような構成では、指押さえ部は、前端
の突出部頂面から蓋体内に臨入する垂下壁を形成してい
るので、この突出部からの塵埃や異物の侵入が防止さ
れ、またこの前端と蓋体上面との間で指が挟まることも
防止される。
【0019】また、請求項7記載の本発明のおける電気
ポットの蓋開閉装置では、 内容器内で発生する蒸気を
蒸気通路に通じて外部に逃がす蒸気口を蓋体上面の後端
部に設け、フック操作レバーの指押さえ部を、この蒸気
口から蓋体直径線上の前端部であって蒸気口からできる
だけ避けた位置に設けたことを特徴としている。
【0020】このような構成では、フック操作レバーの
指押さえ部が蒸気口から蓋体直径線上の前端部であって
蒸気口からできるだけ避けた位置に設けられているの
で、指押さえ部の蓋ロック解除操作によるも操作する指
が蒸気口からの蒸気にさらされることが防止される。
【0021】また、請求項8記載の本発明のおける電気
ポットの蓋開閉装置では、 蓋体に内容器内の内容液を
前記注出路を通じて外部に吐出する手動ベローズポンプ
を設けて、この手動ベローズポンプに設けられる押圧操
作部の中心部を内容器開口の略中心部に位置するように
設けて、この押圧操作部と操作パネルとの間に前記フッ
ク操作レバーを設けたことを特徴としている。
【0022】このような構成では、指押さえ部が突出し
た長さ分フック操作レバーの枢支軸からの作用点距離が
長くなる関係で、蓋体の上面に形成されるフック操作レ
バーの前端から後端までの長さ寸法を短く設計すること
ができ、その結果、フック操作レバー側に手動ベローズ
ポンプを近付けて定置させる間隔が生じて、手動ベロー
ズポンプの押圧操作部の中心部を内容器開口の略中心部
に位置させることができ、手動ベローズポンプの押圧操
作が内容器開口の略中心部位置で安定して行なうことが
できると共に手動ベローズポンプの径を大きくすること
ができて吐出量の増加を図ることができる。
【0023】本発明のそれ以上の目的及び特徴は、可能
な限りにおいて、それ単独で、あるいは種々な組み合わ
せで複合して用いることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明におけるいくつかの
実施の形態について図1〜図7を参照しながら説明す
る。
【0025】ただし、本発明は、特に限定的な記載がな
い限りは、本発明の範囲を以下の実施形態に限定する趣
旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。
【0026】(実施の形態1)本実施の形態1は、図1
および図2に示すように、内容液をヒータ4で加熱して
貯湯し、この貯湯されている内容液を電動ポンプ14お
よび手動ベローズポンプ11を選択使用して1つの注出
路5を通じ外部に吐出する電気ポットの場合の一例であ
る。しかし、本発明はこれに限られることはなく、種々
な貯湯をしてこの貯湯している内容液を各種の使用に供
する電気ポット一般に適用することができる。
【0027】本実施の形態1の電気ポットは、器体1に
収容した内容器3と、内容器3内の内容液を加熱するヒ
ータ4と、内容液を外部に案内する注出路5と、この注
出路5を通じて内容液を吐出させる電動ポンプ14と、
内容器3の開口7を閉じる蓋体8と、この蓋体8の内部
を通じて内容器3内で発生する蒸気を外部に放出する蒸
気通路9と、蓋体8の内部に設けられて、内容器3内の
内溶液を加圧し注出路5に押し出して吐出する手動ベロ
ーズポンプ11と、注出路5および蒸気通路9に個別に
設けられて、器体1が横転したとき注出路5および蒸気
通路9を閉じて内容液が外部に流出しないようにする止
水弁38、23とを備えている。この注出路5には、前
記止水弁38と共に器体1が横転に到らない所定角度前
傾したときにも注出路5を閉じて内容液が流出しないよ
うにする止水弁38aも設けられている。
【0028】内容器3は、ステンレス鋼、チタン、アル
ミニューム等の金属製の内体3aと、同金属製の外体3
bとの二重構造よりなり、内体3aの口部と外体3bの
口部とを気密に接合した後、真空加熱処理を施してい
る。内体3aは、その口部7を胴径よりも小径として、
保温性を向上するようにしてある。なお、内容器3は、
内体3aだけの一重容器としてもよく、この構成では、
内容器3と外装ケース2との間に断熱材を設けて保温性
を向上するようにしてもよい。
【0029】外装ケース2は、合成樹脂製で底と胴とが
一体に形成されているが、金属製でもよく、胴が金属製
である場合は、底、胴とも合成樹脂製で形成し、また成
形や全体の組み立てなどとの関係から必要に応じて分割
されてもよい。この内容器3内に貯溜される内容液はヒ
ータ4により外部から加熱されて貯湯され、電動ポンプ
14または手動ベローズポンプ11により注出路5を通
じ外部に吐出されるようにしている。
【0030】注出路5は、内容器3の胴部の外側を立ち
上がる立ち上がり部を透明または半透明のガラスや樹脂
などの材料で形成された液量表示パイプ5aとして外装
ケース2の液量表示窓を通じ外部から視認されるように
している。また、注出路5は、器体1の肩部材16の前
部に突出する嘴状突出部34と外装ケース2側のパイプ
カバー部37との間の前記立ち上がり部と連通する部分
に止水弁ユニット5cを構成して、この止水弁ユニット
5cに前記横転時の止水弁38および前傾時の止水弁3
8aをそれぞれ設けている。そして、注出路5の吐出口
5dは、パイプカバー部37の底部開口に下方から着脱
自在に取り付けられる吐出口カバー41を通じて外部に
下向きに開口している。
【0031】器体1の肩部は、外装ケース2の上端に嵌
め合わせた合成樹脂製の肩部材16とし、この肩部材1
6が形成する開口18には前記蓋体8が設けられ、この
開口18を内容器3の開口7とともに開閉するようにし
てある。この開閉のために蓋体8は、そのヒンジピン2
2を肩部材16の後部に設けられた軸受部19によって
軸受されて着脱できるように枢支されている。
【0032】蓋体8は、手動ベローズポンプ11を内臓
して、外装上面を形成する上蓋6と、この上蓋6の下面
に当てがいネジ止めなどにより固着されたステンレス鋼
などの金属製の内蓋10とで基本構造が形成され、内蓋
10と上蓋6との間に挟み込まれたシールパッキング5
6が内容器3の開口7の口縁上面に圧接して開口7を密
に閉じるようにしてある。
【0033】蓋体8の内容器3内からの蒸気を外部に逃
がす蒸気通路9は、蓋体8の上面に蒸気出口9aが形成
され、内容器3内の臨ませた下板の止水弁23下方に蒸
気入口9bが形成されている。蒸気通路9の途中には、
器体1が横転して内容液が進入してきた場合にそれを一
時溜め込みあるいは迂回させて蒸気出口9aに至るのを
遅らせる貯溜経路9cを設けてある。
【0034】電動ポンプ14は、注出路5の途中に設け
られた吸引ポンプであって内容器3の直ぐ下に位置し、
内容器3内の貯湯中の内容液を吸引により注出路5を通
じて器体1外に臨む吐出口5dに吐出する。
【0035】手動ベローズポンプ11は、蓋体8内に設
けられたベローズポンプであって、蓋体8の上面に臨む
押圧板11aにより復元ばね11bに抗して押圧操作す
ることにより、加圧空気を内容器3内に送り込み内容液
を加圧して同様に注出路5を通じて器体1外に臨む吐出
口5dに吐出する。
【0036】手動ベローズポンプ11は、押圧板11a
による押圧操作および押圧操作の解除に連動して手動ベ
ローズポンプ11の吐出口11cと蒸気通路9の排出口
9dを選択的に内容器3内に通じるようにする通路切り
替え弁11dが設けられている。また、手動ベローズポ
ンプ11には、吸気弁11eが設けられ、復元ばね11
bによる復元の際に吸気口11fを開いて吸気でき、押
圧板11aによる押圧操作により吸気口11fを閉じて
内容器3内に圧縮空気を送り込むようにしている。
【0037】このように電動ポンプ14と手動ベローズ
ポンプ11とを使い分けることを1つの注出路5を共用
することができて、内容液を電動でも手動でもいずれに
おいても使用状況に応じて選択的に注出することができ
る。
【0038】なお、このポンプ構成に限定するものでは
なく、手動ベローズポンプ若しくは電動ポンプの単独の
構成にて内容液を注する構成といてもよい。
【0039】外装ケース2の底と内容器3の底部との間
の空間には、前記電動ポンプ14とともに、ヒータ4や
電動ポンプ14を通電制御する制御基板29を収容する
回路ボックス32が設置されている。この回路ボックス
32は、合成樹脂製よりなる外装ケース2の底部2aを
形成する開口部と一体形成され、下向きに開口してこの
下向き開口を閉じる下カバー31を設けている。内容器
3の底部の中央には温度センサ33が下方から当てがわ
れ、内容液のその時々の温度を検出して、湯沸しや保温
モードで内容液を加熱制御する場合の温度情報を得る。
【0040】また、外装ケース2の底部2aを形成する
開口部には、下方から底板42をねじ止めや部分的な係
合により取付け、底板42の外周部には回転リング43
が回転できるように設けられ、器体1がテーブル面など
に定置されたときに回転リング43の上で軽く回転して
向きを変えられるようにしてある。
【0041】器体1の肩部材16の前部に突出する嘴状
突出部34の上面には操作パネル35が設けられ、この
操作パネル35にモード設定などを操作する操作部や、
操作に対応する表示、あるいは動作状態を表示する表示
部が設けられている。
【0042】例えば、操作部や表示部として、電動ポン
プ14を働かせる給湯キー、この給湯キーの操作機能を
不能にしたり、それを解除したりする給湯ロックキー、
保温温度選択キー、再沸騰およびカルキ除去をロータリ
式に切り替え設定する再沸騰・カルキ除去キー、即席麺
などの仕上がり時間を設定し仕上がり時点が告知される
ようにするためのカップメンタイマキー、および電気ポ
ットの動作状態を示す表示部などが設けられている。
【0043】この操作パネル35の下には前記操作およ
び表示に対応する信号の授受および動作を行う操作基板
36が設けられている。
【0044】このような本実施の形態1における電気ポ
ットでは、蓋体8の前部には閉じ位置で肩部材16側の
係止部24に係合して蓋体8を閉じ位置にロックするロ
ック部材25が設けられ、蓋体8が閉じられたときにそ
の閉じ力により係止部24に係合するようにバネ26の
付勢によってロック位置に常時突出するようにしてい
る。そしてこれに対応して蓋体8にはロック部材25を
後退操作して前記ロックを解除するフック操作レバー2
0が設けられている。
【0045】フック操作レバー20は、蓋体8の上蓋6
内に設けた軸受28に軸30によって枢支されており、
前端20cを親指その他の指で押し下げて反時計回りに
孤回動させることで、その作用端20dによりロック部
材25をバネ26に抗して後退させてロックを解除し、
続いてロック解除操作で起き上がったフック操作レバー
20の後端20bを他の指で持ち上げることによりロッ
クを解除された蓋体8を持ち上げこれを開くことができ
る。ロック部材25は、上蓋6の下板6bに形成したロ
ック受け部材17により前後摺動自在に保持され、先端
部25aに係合部24との係合爪25aを形成してバネ
26を介して常時係合方向に付勢するようにしている。
係合部24は、肩部材16の開口18に形成した係合孔
により前記ロック部材25の係合爪25aが挿入される
ことで係合するようにしている。
【0046】このフック操作レバー20による係合手段
は、上記の構成に限定するものではなく、例えば上記ロ
ック部材25を設けることなく直接にその作用端20d
を係合部25に係合するような構成やロック部材を2部
材設けても、またロック部材を孤回動させることにより
係合させる構成としてもよい。
【0047】このフック操作レバー20の上面20a
は、図2および図3に示されるように、後端20bから
前方に向かって蓋体8の外装上面を形成する上蓋6の上
面6aと略同一高さに連続した連続面を形成して、前記
指で押し下げる前端20cにこの蓋体8の上面6aより
突出させた指押さえ部15を形成している。
【0048】これにより指によるフック操作レバー20
の押し下げ操作の際、蓋体上面6aより突出した指押さ
え部15を押し下げることで後端20bを他の指で持ち
上げてロックを解除することができ、押し下げ操作によ
って生じる蓋体8の上面6aとの間のかなりの段差を解
消して押し下げ操作が容易になる。また突出した長さ分
フック操作レバー20の枢支軸30からの作用点距離が
長くなる結果押し込み操作が軽快に行なわれ、それに伴
い指が蓋体8との間で挟まったり、この押し込み操作の
力加減で器体が傾斜してその操作が不安定になるような
ことも防止するようにしている。
【0049】この指押さえ部15は、図4に示されるよ
うに、前端20cを親指その他の指で押し下げて反時計
回りに孤回動させ蓋体8の上面6aまで押し下げた位置
で、前記ロック部材25を後退させてその係合を係合部
24から解除するようにし、また、この蓋体8の上面6
aまで押し下げた位置で、この押し下げ操作で起き上が
った後端20bと蓋体8の上面6aとの間が他の指で挿
入される開き間隔Aに形成されようにしている。
【0050】このように蓋体8の上面6a位置がロック
解除位置となり、それによって押し下げ操作によるも蓋
体8の上面6aとの間の段差が解消されて、ロック解除
操作がより一層容易なものとなり、この蓋体8の上面6
aまで押し下げた位置で、この蓋体8の上面6aにて指
が安定して位置保持され、この保持状態でフック操作レ
バー20の後端20bと蓋体8の上面6aとの間に形成
される開き間隔Aに他の指を挿入することができて後端
20bでの持ち上げ操作も容易なものとなる。
【0051】この器体1の肩部材16から前方に突出し
て設けられた嘴状突出部34は、上面34aを蓋体8上
面6aと連続した連続面を形成して、この上面に、前記
湯沸し、保温などのモード設定の操作部やこの操作に対
応あるいは動作状態を表示する表示パネル35を設け
て、図4に示す、この表示パネル35の直近位置Bに、
前記フック操作レバー20の指押さえ部15を形成して
いる。
【0052】このように、表示パネル35の直近位置B
にフック操作レバー20の指押さえ部15を形成したこ
とにより、このフック操作レバー20と操作パネル35
と同方向の近接位置に並ぶので、各操作部が広域に拡散
配置されて操作に支障をきたすことがない。
【0053】また、図3に示すように、内容器3内で発
生する蒸気を蒸気通路9に通じて外部に逃がす蒸気出口
9aを蓋体上面6aの後端部8aに設け、フック操作レ
バー20の指押さえ部15を、この蒸気出口9aから蓋
体直径線上の前端部8bであって蒸気出口9aからでき
るだけ避けた位置に設けて、この指押さえ部15の蓋ロ
ック解除操作によるも、操作する指が蒸気出口9aから
の蒸気にさらされることを防止している。
【0054】なお、蓋体8には手動ベローズポンプ11
の押圧操作をロックし、またそのロックを解除するため
のロック部材13が設けられ、このロック部材13は、
フック操作レバー20と蒸気出口9aとの中間位置に設
けて、蓋ロック解除操作と押圧板ロック解除操作との誤
操作を防止し、かつロック操作する指が蒸気出口9aか
らの蒸気にさらされることも防止している。
【0055】また、図3に示すように、前記蓋体8に内
容器3内の内容液を前記注出路5を通じて外部に吐出す
る手動ベローズポンプ11は、この手動ベローズポンプ
11に設けられる押圧操作部を構成する押圧板11aの
中心部Dを内容器開口7の略中心部に位置するように設
けて、この押圧操作部をなす押圧板11aと操作パネル
35との間に前記フック操作レバー20を設けるように
している。
【0056】これは、指押さえ部15が突出した長さ分
フック操作レバー20の枢支軸30からの作用点距離が
長くなる関係で、蓋体8の上面に形成されるフック操作
レバー20の前端20cから後端20bまでの長さ寸法
Gを図3の仮想線で示す、寸法E分短く設計することが
でき、その結果、フック操作レバー20側に、図3の仮
想線で示す、手動ベローズポンプ11を近付けて設置さ
せる間隔Fが生じて、手動ベローズポンプ11の押圧板
11aにおける操作部の中心部Dを内容器開口7の略中
心部Dに位置させることができる。これによって図8に
示す従来の構成において手動ベローズポンプ11の押圧
操作位置が内容器開口7の中心部位置Dより偏心した位
置Fで操作されていた構成が解消され、手動ベローズポ
ンプ11の押圧操作が内容器開口7の略中心部位置で安
定して行なうことができると共に手動ベローズポンプ1
1の径を大きくすることができて吐出量の増加を図るこ
とができるようになる。
【0057】それに伴いフック操作レバー20の前端2
0cから後端20bまでの長さ寸法Gに対し、横幅Hを
長く形成することができる結果、指押さえ部15におけ
る指押さえ面の横幅H寸法を長く形成することができる
ようになり、フック操作レバー20の前端20cから後
端20bまでの長さ寸法Gが短くなったにもかかわら
ず、指による広い範囲で押さえ操作することができロッ
ク解除操作が一層容易なものとなる。
【0058】(実施の形態2)図5に示される本実施の
形態2における指押さえ部15は、フック操作レバー2
0の枢支軸30と作用点をなす突出部15の頂面15a
を結ぶ線Cに略並行に沿って指押さえ面が形成されるよ
うにすることで、フック操作レバー20の回動方向に対
する指押さえ方向の分力が作用せず、より一層軽快なロ
ック解除操作を行なうよう構成することもできる。
【0059】また、指押さえ部15は、前端20cの突
出部頂面15aから蓋体8内に臨入する垂下壁15bを
形成して、この前端20cからの塵埃や異物の侵入を防
止し、またこの突出部と蓋体上面6aとの間で指が挟ま
ることも防止している。
【0060】この垂下壁15bは、図6に示すように、
フック操作レバー20の前端20cの突出部頂面15a
における回動軌跡に沿った湾曲面を形成し、この垂下壁
15bに押し込まれる蓋体上面6aの開口端6bも前記
回動軌跡に沿った湾曲面に対応した形状の下向きの傾斜
端面とすることで、指押さえ部15による押し込み操作
によるも、この湾曲面に沿って押し込まれて蓋体上面6
aとの間で間隙を生じないようにして、この前端20c
からの塵埃や異物の侵入を防止し、またこの指押さえ部
15と蓋体上面6aとの間で指が挟まることをより一層
防止している。
【0061】(実施の形態3)図7に示される本実施の
形態3では、手動ベローズポンプ11単独で内容器3内
の内容液を注出するようにし、操作パネルが底部若しく
は胴部に設けられて、嘴状突出部34の上面に有しない
構成の電気ポットにおいて、フック操作レバー20は、
前記本実施の形態1において操作パネル35が設けられ
ていた位置である器体1の肩部材16から前方に突出し
て設けられた嘴状突出部34の前方側の上面に設けられ
ている。
【0062】これによりフック操作レバー20に操作位
置がなお一層前方側に位置されることになり、手前の操
作で蓋体8を容易に開操作することができるようにな
る。それと相俟って、このフック操作レバー20は、そ
の上面20aを後端20bから指押さえ部15が形成さ
れる前端20cに向かって下がり勾配の傾斜面とするこ
とで、指押さえ部15の指による押さえ力が内容器3の
中心部側にかかるようになり、操作位置が前方側に位置
していても、この指押さえ部15の押し込み操作で器体
が傾斜してその操作が不安定になるようなことも防止さ
れる。
【0063】このように、フック操作レバー20に操作
位置がより前方側に位置されることで、前記本実施の形
態1と同様に、手動ベローズポンプ11の押圧板11a
における操作部の中心部Dを内容器開口7の略中心部に
位置させることができ、これによって手動ベローズポン
プ11の押圧操作が内容器開口7の略中心部位置で安定
して行なうことができると共に手動ベローズポンプ11
の径を大きくすることができて吐出量の増加を図ること
ができるようになる。
【0064】さらに、このフック操作レバー20が設け
られる位置に、モード設定などを操作する操作部や、操
作に対応する表示、あるいは動作状態を表示する表示部
が設けられた操作パネルを有しないため、指押さえ部1
5の指による操作時に誤ってこの操作パネルの操作部な
どを操作することもなくなる。
【0065】他の構成および奏する作用効果は本実施の
形態1と特に変わるところがないので重複する図示およ
び説明は省略する。
【0066】
【発明の効果】本発明の電気ポットの蓋開閉装置によれ
ば、フック操作レバーの上面は、後端から前方に向かっ
て蓋体の上面と略同一高さに連続した連続面を形成し
て、前記指で押し下げる前端に蓋体の上面より突出させ
た指押さえ部を形成したので、指による押し下げ操作の
際、蓋体上面より突出した指押さえ部を押し下げること
で後端を他の指で持ち上げてロックを解除することがで
き、押し下げ操作によって生じる蓋体の上面との間のか
なりの段差を解消して押し下げ操作が容易になる。また
突出した長さ分フック操作レバーの枢支軸からの作用点
距離が長くなる結果押し込み操作が軽快に行なわれ、そ
れに伴い指が蓋体との間で挟まったり、この押し込み操
作の力加減で器体が傾斜してその操作が不安定になるよ
うなことも防止される。
【0067】また、本発明のおける他の電気ポットの蓋
開閉装置によれば、指押さえ部は、指により蓋体の上面
まで押し下げた位置で、ロックを解除することができる
ので、この蓋体の上面位置がロック解除位置となり、そ
れによって押し下げ操作によるも蓋体の上面との間の段
差が解消されて、ロック解除操作がより一層容易なもの
となる。
【0068】また、本発明のおける他の電気ポットの蓋
開閉装置によれば、フック操作レバーは、指押さえ部を
指により蓋体の上面まで押し下げた位置で、この押し下
げ操作で起き上がった後端と蓋体の上面との間が他の指
で挿入される開き間隔に形成されているので、押し下げ
操作の際、この蓋体の上面にて指が安定して位置保持さ
れ、この保持状態で後端と蓋体の上面との間に形成され
る開き間隔に他の指を挿入することができて後端での持
上げ操作も容易なものとなる。
【0069】また、本発明のおける他の電気ポットの蓋
開閉装置によれば、器体の肩部材に、器体から前方に突
出して蓋体上面と連続した連続面を形成する嘴状突出部
を設け、この嘴状突出部の上面に、湯沸し保温などのモ
ード設定の操作部やこの操作に対応あるいは動作状態を
表示する表示パネルを設けて、この表示パネルの直近位
置に前記操作レバーの指押さえ部を形成したことによ
り、このフック操作レバーと操作パネルと同方向の近接
位置に並ぶので、各操作部が広域に拡散配置されて操作
に支障をきたすことがない。
【0070】また、本発明のおける他の電気ポットの蓋
開閉装置によれば、前記指押さえ部は、フック操作レバ
ーの枢支軸と作用点をなす突出部の頂面を結ぶ線に略沿
って指押さえ面が形成されるので、フック操作レバーの
回動方向に対する指押さえ方向の分力が作用せず、より
一層軽快なロック解除操作を行なうことができる。
【0071】また、本発明のおける他の電気ポットの蓋
開閉装置によれば、前記指押さえ部は、前端の突出部頂
面から蓋体内に臨入する垂下壁を形成しているので、こ
の突出部からの塵埃や異物の侵入が防止され、またこの
前端と蓋体上面との間で指が挟まることも防止される。
【0072】また、本発明のおける他の電気ポットの蓋
開閉装置によれば、内容器内で発生する蒸気を蒸気通路
に通じて外部に逃がす蒸気口を蓋体上面の後端部に設
け、フック操作レバーの指押さえ部を、この蒸気口から
蓋体直径線上の前端部であって蒸気口からできるだけ避
けた位置に設けられているので、指押さえ部の蓋ロック
解除操作によるも操作する指が蒸気口からの蒸気にさら
されることが防止される。
【0073】また、本発明のおける他の電気ポットの蓋
開閉装置によれば、蓋体に内容器内の内容液を前記注出
路を通じて外部に吐出する手動ベローズポンプを設け
て、この手動ベローズポンプに設けられる押圧操作部の
中心部を内容器開口の略中心部に位置するように設け
て、この押圧操作部と操作パネルとの間に前記フック操
作レバーを設けたので、指押さえ部が突出した長さ分フ
ック操作レバーの枢支軸からの作用点距離が長くなる関
係で、蓋体の上面に形成されるフック操作レバーの前端
から後端までの長さ寸法を短く設計することができ、そ
の結果、フック操作レバー側に手動ベローズポンプを近
付けて定置させる間隔が生じて、手動ベローズポンプの
押圧操作部の中心部を内容器開口の略中心部に位置させ
ることができ、手動ベローズポンプの押圧操作が内容器
開口の略中心部位置で安定して行なうことができると共
に手動ベローズポンプの径を大きくすることができて吐
出量の増加を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る電気ポットの蓋開
閉装置の断面図である。
【図2】図1における電気ポットの蓋開閉装置の要部拡
大断面図である。
【図3】図1における電気ポットの蓋体の平面図であ
る。
【図4】図1における蓋開閉装置のフック操作レバーを
開き操作した状態の要部拡大断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る電気ポットの蓋開
閉装置のフック操作レバーを開き操作した状態の要部拡
大断面図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係る他の電気ポットの
蓋開閉装置のフック操作レバーを開き操作した状態の要
部拡大断面図である。
【図7】本発明の実施の形態3に係る電気ポットの蓋開
閉装置の断面図である。
【図8】従来例を示す電気ポットの蓋開閉装置の断面図
である。
【図9】図8における蓋開閉装置のフック操作レバーを
開き操作した状態の要部断面図である。
【図10】他の従来例を示す電気ポットの蓋開閉装置の
要部断面図である。
【符号の説明】
1 器体 2 外装ケース 3 内容器 4 ヒータ 5 注出路 6 上蓋 6a 上面 8 蓋体 8a 後端部 8b 前端部 9 蒸気通路 9a 蒸気出口 11 手動ベローズポンプ 11a 押圧板 14 電動ポンプ 15 指押さえ部 15a 頂面 15b 垂下壁 16 肩部材 20 フック操作レバー 20a 上面 20b 後端 20c 前端 25 ロック部材 29 制御基盤 30 軸 33 温度センサ 35 操作パネル 36 操作基盤

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器体に収容した内容器に液体を入れて器
    体の蓋体を閉じた状態で湯沸しや保温をして貯湯し、こ
    の貯湯されている内容液をポンプにより外部に吐出する
    ようにした電気ポットにおいて、蓋体の前部に、蓋体に
    枢支されて前端を指で押し下げて回動することでこの押
    し下げ操作で起き上がった後端を他の指で持ち上げるこ
    とによりロックを解除して蓋体を持ち上げ開き操作する
    フック操作レバーを設けて、このフック操作レバーの上
    面は、後端から前方に向かって蓋体の上面と略同一高さ
    に連続した連続面を形成して、前記指で押し下げる前端
    に蓋体の上面より突出させた指押さえ部を形成したこと
    を特徴とする電気ポットの蓋開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記指押さえ部は、指により蓋体の上面
    まで押し下げた位置で、ロックを解除するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の電気ポットの蓋開閉装
    置。
  3. 【請求項3】 前記フック操作レバーは、指押さえ部を
    指により蓋体の上面まで押し下げた位置で、この押し下
    げ操作で起き上がった後端と蓋体の上面との間が他の指
    で挿入される開き間隔に形成されたことを特徴とする請
    求項1又は2のいずれか1項に記載の電気ポットの蓋開
    閉装置。
  4. 【請求項4】 器体の肩部材に、器体から前方に突出し
    て蓋体上面と連続した連続面を形成する嘴状突出部を設
    け、この嘴状突出部の上面に、湯沸し保温などのモード
    設定の操作部やこの操作に対応あるいは動作状態を表示
    する表示パネルを設けて、この表示パネルの直近位置に
    前記操作レバーの指押さえ部を形成したことを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気ポットの蓋
    開閉装置。
  5. 【請求項5】 前記指押さえ部は、フック操作レバーの
    枢支軸と作用点をなす突出部の頂面を結ぶ線に略沿って
    指押さえ面が形成されるようにしたことを特徴とする請
    求項1〜4のいずれか1項に記載の電気ポットの蓋開閉
    装置。
  6. 【請求項6】 前記指押さえ部は、前端の突出部頂面か
    ら蓋体内に臨入する垂下壁を形成したことを特徴とする
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気ポットの蓋開
    閉装置。
  7. 【請求項7】 内容器内で発生する蒸気を蒸気通路に通
    じて外部に逃がす蒸気口を蓋体上面の後端部に設け、フ
    ック操作レバーの指押さえ部を、この蒸気口から蓋体直
    径線上の前端部であって蒸気口からできるだけ避けた位
    置に設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1
    項に記載の電気ポットの蓋開閉装置。
  8. 【請求項8】 蓋体に内容器内の内容液を前記注出路を
    通じて外部に吐出する手動ベローズポンプを設けて、こ
    の手動ベローズポンプに設けられる押圧操作部の中心部
    を内容器開口の略中心部に位置するように設けて、この
    押圧操作部と操作パネルとの間に前記フック操作レバー
    を設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項
    に記載の電気ポットの蓋開閉装置。
JP2000055885A 2000-03-01 2000-03-01 電気ポットの蓋開閉装置 Expired - Fee Related JP3371883B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000055885A JP3371883B2 (ja) 2000-03-01 2000-03-01 電気ポットの蓋開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000055885A JP3371883B2 (ja) 2000-03-01 2000-03-01 電気ポットの蓋開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001238796A true JP2001238796A (ja) 2001-09-04
JP3371883B2 JP3371883B2 (ja) 2003-01-27

Family

ID=18576932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000055885A Expired - Fee Related JP3371883B2 (ja) 2000-03-01 2000-03-01 電気ポットの蓋開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3371883B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009201562A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気ポットの給湯バルブ
JP2009213861A (ja) * 2008-02-15 2009-09-24 Nippo Sewing Mach Kk 注射針処理装置
WO2010031281A1 (zh) * 2008-09-17 2010-03-25 广东新宝电器股份有限公司 咖啡机的自动开关锁冲泡室
CN114305156A (zh) * 2021-11-22 2022-04-12 广州合口美家居用品开发有限公司 一种多重防虫防尘盖键一体的保温壶

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009213861A (ja) * 2008-02-15 2009-09-24 Nippo Sewing Mach Kk 注射針処理装置
JP2009201562A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気ポットの給湯バルブ
WO2010031281A1 (zh) * 2008-09-17 2010-03-25 广东新宝电器股份有限公司 咖啡机的自动开关锁冲泡室
CN114305156A (zh) * 2021-11-22 2022-04-12 广州合口美家居用品开发有限公司 一种多重防虫防尘盖键一体的保温壶
CN114305156B (zh) * 2021-11-22 2023-11-07 广州合口美家居用品开发有限公司 一种多重防虫防尘盖键一体的保温壶

Also Published As

Publication number Publication date
JP3371883B2 (ja) 2003-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001238796A (ja) 電気ポットの蓋開閉装置
JPH11309072A (ja) 据置型液体注出容器
JP4946413B2 (ja) 液体容器
JP3395713B2 (ja) 貯湯容器
JPH0240914Y2 (ja)
CN216822657U (zh) 一种按钮具有辅助泄压功能的保温杯盖及保温杯
JPH019763Y2 (ja)
JP2845116B2 (ja) 電気貯湯容器
JP3371884B2 (ja) 電気ポット
JP2009153936A (ja) 電気ポットの蓋ロック解除操作構造
JP3542543B2 (ja) 電気貯湯容器
JPH0729942Y2 (ja) 電気ポット
JP3551936B2 (ja) 真空二重容器を持った電気貯湯容器
JPH0131150Y2 (ja)
JPH0318312A (ja) 電気湯沸かし器
JPH0736591Y2 (ja) 電動ポット
JP2004237119A (ja) 真空二重容器を持った電気貯湯容器
JP2563494B2 (ja) 電気湯沸し器
JPH11197021A (ja) 電気貯湯容器
JPH0775587B2 (ja) 液体容器の電動注出装置
JPH09182665A (ja) 電動吐出電気貯湯容器
JPH04144519A (ja) 電気ポット
JPH11128079A (ja) 容器の蓋体構造
JPH07112460B2 (ja) 電気貯湯容器
JPH04322629A (ja) 食器洗浄機

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071122

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081122

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081122

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091122

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091122

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 8

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121122

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131122

Year of fee payment: 11

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees