JP2845116B2 - 電気貯湯容器 - Google Patents

電気貯湯容器

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JP2845116B2
JP2845116B2 JP35386193A JP35386193A JP2845116B2 JP 2845116 B2 JP2845116 B2 JP 2845116B2 JP 35386193 A JP35386193 A JP 35386193A JP 35386193 A JP35386193 A JP 35386193A JP 2845116 B2 JP2845116 B2 JP 2845116B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気貯湯容器に関するの
であり、詳しくは器体内の内容器内の内溶液を加熱する
ヒータを有する器体と、内溶液をポンプにより器体外に
注出する注出路を有した、電気ポット等で知られる電気
貯湯容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電気貯湯容器は、家庭用の電気
ポットとして広く普及している。従来このものは、器体
の胴部が丸型か、ほぼ正方形の角形のものが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近時の大容量
化の影響もあって、比較的胴回りの大きなものになって
いる。
【0004】そこで本発明は、このような問題を解消す
ることを課題とし、かさ張らず大容量化に適した電気貯
湯容器を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような目
的を達成するため、内容器内の内溶液を加熱するヒータ
と内容液をポンプにて内容器内から外部に注出する注出
路を有する器体が平面より見て縦長形状をなし、器体の
肩部材の前面を側面よりも長く形成して、この肩部材の
前面に、注出路の注出口部を回動させて出没できるよう
に設ける凹陥部と、横向きの帯状の操作面とを隣接して
配置し、注出口部が凹陥部で出没する回動位置が凹陥部
の操作面との隣接側に位置していることを特徴とするも
のである。
【0006】
【作用】本発明の上記構成では、内容器内の内溶液を加
熱するヒータと内容液をポンプにて内容器内から外部に
注出する注出路を有する器体が、平面より見て縦長形状
をなしているので、器体が幅狭い形状になりこれを隅角
部、物と物とのあいだ、奥行きの小さな箇所等に置いて
もかさ張らないし、デッドスペースができたりし難くい
ので、常時設置して頻繁に使用しやすい。
【0007】しかも、器体の肩部材の前面を側面よりも
長く形成して、この肩部材の前面に、注出路の注出口部
を回動させて出没できるように設ける凹陥部と、横向き
の帯状の操作面とを隣接して配置しているので、注出口
部および操作面が並んでも、吐出口を器体の前面から必
要量突出させるための、あるいは必要なだけの操作部や
表示部のための、十分な長さで設けられる上、注出口部
は凹陥部の操作面との隣接側での回動位置で出没するの
で、凹陥部からの張り出しが器体の前面の横方向の中央
側になって偏らないようにできる。
【0008】
【実施例】図1、図5に示す本発明の第1の実施例につ
いて説明する。
【0009】本実施例は沸騰型の電気ポットに本発明を
適用した場合を示している。図1、図2に示すように、
器体1は平面より見て縦長形状をなし、図3、図4に示
すように樹脂製の外装ケース2内にヒータ3を持つ金属
製の内容器4を収容したものである。外装ケース2は図
3、図4に示すように樹脂製の肩部材100と、樹脂製
の底座体101と無理嵌め部102、103部にて結合
され、肩部材100の内周で内容器4の口部フランジ4
aをシールパッキング104を介して受けられ、内容器
4の底部と底座体101の開口に下方より当てがってこ
れを閉じる金属製の底蓋105とを連結金具17により
連結して、内容器4を内蔵した確固な器体1をなしてい
る。
【0010】器体1上端部の前記縦長形状の一側である
前面の一端寄りに、内溶液をポンプ44により器体1の
外部に注出する注出路31の注出口部31aを設けて、
カバー107を施し、肩部材100が形成する凹陥部1
08に図1に示す矢印の方向に出没できるように設けて
ある。
【0011】この出没は、図4、図5に示すように注出
路31の途中に設けた転倒時止水弁31c部での回動機
構により、これより上の注出口部31aが、肩部材10
0の凹陥部108への軸受109による取付けによって
回動できるように支持され、この回動により注出口部3
1aが吐出口31bを自由端として首振り状態で前記凹
陥部108に出没できるようにしてある。
【0012】器体1の上端は前記注出口部31aを設け
る凹陥部108以外の部分を開口1aとし、これに内容
器4がストレートに繋がるようにしてあり、器体1の開
口1aを前記凹陥部108をも覆う大きさの蓋体111
によって開閉できるようにしてある。この蓋体111は
器体の開口1aの口縁の後ろ側でヒンジピン112によ
り枢支して取付けられ、蓋体111が閉じた状態では器
体1の上端部全域を覆って1つの平坦な面になるように
している。
【0013】肩部材100の前面の前記凹陥部108の
隣接部分は横向きの帯状の操作面5とされている。内容
器4の底部下面には面状のヒータ3が当てがわれるとと
もに、ヒータ3の取付け位置を避けた底部の周縁位置を
利用して連結金具17が溶接等によって取付けられてい
る。蓋体111の下面には内容器4の開口23を前記器体
開口1aの開閉に伴って同時に開閉する金属製の内蓋24
が螺子27により一体化して設けられている。内蓋24は開
口23を閉じる部分にシールパッキング25を持っている。
【0014】蓋体111は中空に形成され、内容器4内
で発生する蒸気を内蓋24の開口26を通じて外部に逃がす
蒸気抜き通路28を内部に形成されている。これにより内
容液がヒータ3により沸騰状態にまで加熱されても、発
生する蒸気は通路28を通じて器体1の外部に逃がされ
る。
【0015】したがって内容器4内の内容液が収容され
ている部分の上方の空間内が蒸気圧によって自然に昇圧
するようなことが回避される。
【0016】内容器4の底部には注出路31が接続され
ている。この注出路31の先端の吐出口31bは器体1
の外部に臨むことによって、注出路31の途中に設けら
れた電動液体ポンプ44の働きで内容液を器体1外に注出
できるようになっている。このため注出路31は内容器
4が器体1外に通じる通路となる。しかし、内容器4内
は蒸気の発生によっても前記のように自然昇圧すること
はないので、内容液が前記自然昇圧によって注出路31
を通じて不用意に押し出され、注出されるようなことに
はならない。
【0017】注出路31は図4に示すように、内容器4
に接続された金属製でL型の基部管41と、この基部管41
に吸引口42がシリコンゴム製のエルボ33を介し接続され
器体1内底部の隅角部に位置した電動液体ポンプ44と、
この電動液体ポンプ44の吐出口45にシリコンゴム製の継
ぎ管146 を介し接続されて器体1内を立ち上がる透明管
46と、この透明管46の上端に、転倒時止水弁31cを介
して回動できるように接続された注出口部31aとの組
合せからなっている。
【0018】電動液体ポンプ44はそれに直結したモータ
51によって内蔵しているインペラが回転駆動され、内容
器4内と同レベルまで注出路31内に流入している内容
液を注出路31の吐出口31b側に送り出す。
【0019】器体1の外装ケース2の注出口部31aの
出没基部に対応する部分には、液量表示窓121が設け
られ、前記注出路31の透明管46内の液位を外部から
観察できるようにしている。
【0020】また、操作面5には、図1、図2に示すよ
うに、時間表示部72、カルキ抜き表示部73、沸騰表示部
74、保温表示部75が設けられ、タイマセット操作部76、
カルキ抜き操作部77、再沸騰操作部80が設けられてい
る。
【0021】蓋体の上面には図1および図4、図5に示
すように、張り出し方向にばねで付勢された注出口部3
1aを格納位置に係止しているのを解除するロック解除
釦78、および出湯スイッチ122を押動操作するスイッ
チ操作部79がそれぞれ設けられている。
【0022】図3に示すように、制御回路82を装備した
制御基盤81は器体1の外装ケース2の正面壁内面部に
取付けてある。図3に示す200は温度センサであり、
温度制御に用いられる。さらに蓋体111は枢支部に設
けたバネ91にて常時開く方向に付勢されている。これに
対して蓋体111の前部には、肩部材100の係止部2
00に係合して蓋体111を閉じ状態にロックするロッ
クレバー123が軸123aにより枢支して設けられ、
ロックレバー123はばね124によりロック位置にあ
るように付勢されているが、これに打ち勝ってロックレ
バー123を蓋体111の上方から押動して時計方向に
回動させることによって、前記係止を解くことにより蓋
体111がバネ91の付勢によって自動的に開かれるよ
うにしてある。この開き動作が適正な速度で行われるよ
うに制動機構を設けることもできる。
【0023】図3に示すように、蓋体111を軸支する
ヒンジピン112の軸受201 は器体1上端の後部に着脱
自在とされ、軸受201 の着脱によって蓋体111が器体
1から簡単に着脱できるようになっている。これにより
器体1内の洗浄が楽に行えるし、蓋体111の丸洗いが
可能となる。
【0024】要するに本実施例では、内容器4内の内溶
液を加熱するヒータ3と内容液をポンプ44にて内容器
4内から外部に注出する注出路31を有する器体1が、
平面より見て縦長形状をなしているので、器体1が幅狭
い形状になりこれを隅角部、物と物との間、奥行きの小
さな箇所等に置いてもかさ張らないし、デッドスペース
ができたりし難くいので、常時設置して頻繁に使用しや
すい。 しかも、内溶液をポンプ44による内容器4内
から器体1外へ注出する注出路31の注出口部31a
が、器体1上端部の前記縦長形状の一側部に設けてある
ので、器体1の上端部の偏った一部に位置し、この注出
口部分以外の部分を開口させるので、平面から見た縦長
形状をした器体1の大半部分を前記開口にストレートに
開口する内溶液の内容器4部分として、大容量でしかも
内面に死角ができず洗浄し易いものとなる。
【0025】特に、図で分かるように、器体1の肩部材
100の前面を側面よりも長く形成して、この肩部材1
00の前面に、注出路31の注出口部31aを回動させ
て出没できるように設ける凹陥部108と、横向きの帯
状の操作面5とを隣接して配置しているので、注出口部
31aおよび操作面5が並んでも、吐出口31bを器体
1の前面から必要量突出させるための、あるいは必要な
だけの操作部や表示部のための、十分な長さで設けられ
る上、注出口部31aは凹陥部108の操作面5との隣
接側での回動位置で出没するので、凹陥部108からの
張り出しが器体1の前面の横方向の中央側になって偏ら
ないようにできる。
【0026】図6、図7は本発明の参考例を示し、注出
口部31aが、肩部材100の一部に固定的に設けた点
で第1の実施例と異なり、構造が簡略化する利点があ
る。操作面5は、前記肩部材100の注出口部31bを
内蔵した部分の上面に設けてある。蓋体111はこの内
蔵部を避けた部分で器体1の開口を閉じるようにしてあ
る。
【0027】図8、図9は本発明の別の参考例を示し、
注出口部31aを器体1上端部の縦長形状の一端部に注
出口部31aを設けて、矢印で示すように器体1の一端
部の端面に出没できるようにしている。これも前記第1
の実施例同様の作用効果を発揮する。そして操作面5は
器体1の前記一端部の端面に設けてある。本実施例では
蓋体111は注出口部31aの出没部分を避けた位置で
器体1の開口を閉じるようにしている。
【0028】本実施例でも注出口部31aは器体1の一
端の端面部側に張り出した位置に固定的に設け、肩部材
100によって覆うようにすることもできる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、内容器内の内溶液を加
熱するヒータと内容液をポンプにて内容器内から外部に
注出する注出路を有する器体が、平面より見て縦長形状
をなしているので、器体が幅狭い形状になりこれを隅角
部、物と物とのあいだ、奥行きの小さな箇所等に置いて
もかさ張らないし、デッドスペースができたりし難くい
ので、常時設置して頻繁に使用しやすい。
【0030】しかも、器体の肩部材の前面を側面よりも
長く形成して、この肩部材の前面に、注出路の注出口部
を回動させて出没できるように設ける凹陥部と、横向き
の帯状の操作面とを隣接して配置しているので、注出口
部および操作面が並んでも、吐出口を器体の前面から必
要量突出させるための、あるいは必要なだけの操作部や
表示部のための、十分な長さで設けられる上、注出口部
は凹陥部の操作面との隣接側での回動位置で出没するの
で、凹陥部からの張り出しが器体の前面の横方向の中央
側になって偏らないようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気貯湯容器の斜
視図である。
【図2】図1の電気貯湯容器の蓋体を開いた状態を示す
斜視図である。
【図3】図1の電気貯湯容器の断面図である。
【図4】図1の電気貯湯容器の図3とは向きが異なる断
面図である。
【図5】図1の電気貯湯容器の図4とは位置の違う断面
図である。
【図6】本発明の参考例を示す電気貯湯容器の斜視図で
ある。
【図7】図6の電気貯湯容器の蓋体を開いた状態の斜視
図である。
【図8】本発明の別の参考例を示す電気貯湯容器の斜視
図である。
【図9】図8の電気貯湯容器の蓋体を開いた状態の斜視
図である。
【符号の説明】
1 器体 1a 開口 3 ヒータ 4 内容器 31 注出路 31a 注出口部 44 ポンプ 108 凹陥部 109 軸受

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内容器内の内溶液を加熱するヒータと内
    容液をポンプにて内容器内から外部に注出する注出路
    有する器体が平面より見て縦長形状をなし、器体の肩部
    材の前面を側面よりも長く形成して、この肩部材の前面
    に、注出路の注出口部を回動させて出没できるように設
    ける凹陥部と、横向きの帯状の操作面とを隣接して配置
    し、注出口部が凹陥部で出没する回動位置が凹陥部の操
    作面との隣接側に位置していることを特徴とする電気貯
    湯容器。
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