JP3166082B2 - 電気湯沸し器 - Google Patents

電気湯沸し器

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JP3166082B2 JP24182499A JP24182499A JP3166082B2 JP 3166082 B2 JP3166082 B2 JP 3166082B2 JP 24182499 A JP24182499 A JP 24182499A JP 24182499 A JP24182499 A JP 24182499A JP 3166082 B2 JP3166082 B2 JP 3166082B2
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義博 小佐野
俊男 菊池
健三 高橋
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気湯沸し器に係り、
さらに詳しくは、転倒時に湯の流出を防止する手段を備
えた電気湯沸し器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の電気湯沸し器の一例の外観
を示す斜視図、図7はその縦断面図,図8は図7の蒸気
通路部分の拡大図,図9は図8の一部平面図、図10は
図8の一部拡大図である。図において、1は電気湯沸し
器、2はその本体、3は成形樹脂からなり、内容器4が
収納されたほぼ円筒状の本体ケースで、前部にはノーズ
カバー31が取付けられ、胴部には水位表示窓5が設け
られている。6は本体ケース3の上部に接合された胴体
リングで、ノーズカバー31に対向して前方に張り出し
た張り出し部7を有し、後部には凸部8が形成されてい
る。9は張り出し部7に設けた操作部である。
【0003】10はエアーポンプ11を内蔵した蓋体、
12は蓋上ケースで、後部には胴体リング6の凸部8に
対向して凸部12aが設けられており、両凸部8,12
a内には蓋体10を開閉するためのヒンジ部13が設け
られている。14は蓋体10の開閉機構である。15は
蓋上ケース12に係止爪、ねじ等によって結合される蓋
下ケース、16は蓋上ケース12に設けた蒸気口、17
は蓋下ケース15の下面に開口し、内容器4内の沸騰し
た蒸気をほぼL字状の蒸気通路17aを経て蒸気口16
に導く蒸気ガイドである。蓋下ケース15には図8〜図
10に示すように、蒸気口16側に嵌合溝18が設けら
れており、この嵌合溝18には蓋上ケース12から垂下
した嵌合部19が嵌入されている。
【0004】20は蒸気通路17aの垂直部に配設され
た流水防止手段である球弁、21は蒸気通路17aの上
側部に蒸気口16と対向するように設けられた圧力逃し
穴である。23は胴体リング6に回動可能に装着された
ハンドルである。25は操作部9に設けられた操作名板
で、表示ランプ26、板ばね、スイッチを内蔵した押し
ボタン26a、押しボタン26aの誤動作を防止するた
めのロックツマミ27等が設けられている。
【0005】30は本体ケース3内に収容され、一端が
内容器4の底部に連結された導水パイプで、他端は張り
出し部7及びノーズカバー31内において吐出弁32を
介してノズル33に連通している。また、導水パイプ3
0の背面には水位標識34が設けられており、水位表示
窓5から透視できるようになっている。
【0006】35は内容器4の底部に設けられ、内容器
4内に溜められた水を沸すヒータで、ヒータ押え板36
に固定されている。37は内容器4の底部のほぼ中央部
に設けられ、沸騰した湯の温度を検知し、保温温度を制
御する例えばサーミスタの如き温度検出器で、押え板3
8に取付けられている。39は制御基板で、下部を開放
状態にして基板カバー40に取付けられており、本体ケ
ース3の下部は底板によって覆われている。
【0007】次に、上記のように構成した電気湯沸し器
の作用を説明する。先ず、ヒンジ部13を軸に蓋体10
を開放して内容器4内に水を入れ、蓋体10を閉じる。
ついで、操作部9の押しボタン26aをONして通電す
ると、内容器4の下部に設けたヒータ35が発熱して、
内容器4内の水を加熱する。このとき、内容器4の底部
に設けた温度検出器37は、内容器4内の湯が沸騰する
とこれを検出し、制御基板39に信号を送って自動的に
ヒータ35への通電を停止し、また、保温温度を制御す
る。湯を使用するときは、エアーポンプ11を圧下して
内容器4の上部空間部に空気を圧送し、ノズル33から
給湯する。そして湯が使われると減少した湯量が、水位
表示窓5を通して導水パイプ30に設けた水位標識によ
り見分けられる。
【0008】ところで、このような電気湯沸し器1は通
常湯が入った状態でテーブル等に直立して載せられてい
る。この状態では、球弁20と内容器4内の圧力Pと
は、mg>>P(但し、mgは球弁20の自重)の関係
にあり、図8に示すように、球弁20は自重により蒸気
通路17aの垂直部の下方に位置し、蒸気通路17aは
開放されている。
【0009】このような電気湯沸し器1が転倒したとき
は、蒸気通路17aの垂直部はほぼ水平になるので、球
弁20と内容器4内の圧力Pとの関係は、mgsinθ
(但し、θ=0)=0<Pとなり、球弁20は蒸気圧に
よって移動し、蒸気通路17aは閉塞される。このた
め、蒸気口16から湯が流出することはない。
【0010】また、転倒時でなくとも、内容器4内の湯
が沸騰した直後に蓋体10を急激に閉じると、その勢で
球弁20が移動して蒸気の圧力で蒸気通路17aを閉じ
てしまう等の誤動作が生じたとき、内容器4内の圧力が
上昇してノズル33から湯が流出することがある。この
ような不都合が発生しないように、図9、10に示すよ
うに蒸気通路17aに圧力逃し穴21を設け、蒸気通路
17aが閉塞されてもこの圧力逃し穴21から蒸気を流
出させて内容器4内を減圧し、球弁20を自重により落
下させて蒸気口16を開放し、ノズル33からの湯の流
出を最少に抑えるようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の電気湯沸し器
は、上述のように電気湯沸し器が横転したとき、前述の
ように球弁20が移動して蒸気通路17aを閉じる場
合、または、誤動作により球弁20が移動して蒸気の圧
力で蒸気通路17aを閉じてしまった場合、内容器4内
の圧力が上昇し、圧力逃し穴21から湯が噴出すること
があった。
【0012】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、簡単な構成により、圧力逃し穴からの湯
の流出を最少限に抑えることができる電気湯沸し器を得
ることを目的としたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、液体を入れて
加熱する内容器や導水パイプ等を有する本体、給湯機構
等を有しヒンジ部を介して前記本体に開閉可能に取付け
られた蓋体、この蓋体に設けられた略L字形状の蒸気通
路、この蒸気通路の上方に設けられた蒸気口、転倒時に
弁が作動して外部への流水を防止する流水防止手段、及
び前記蒸気通路の上側部に前記蒸気口と対向するように
設けられ、前記流水防止手段の誤動作時に前記内容器内
の圧力を逃す圧力逃し穴を備えた電気湯沸し器におい
て、前記圧力逃し穴の開口部と前記蒸気口との間に、前
記開口部から所定の間隔を隔てて前記開口部の一部又は
全部を覆う穴覆い手段を介在させたものである。
【0014】
【作用】電気湯沸し器が横転するかまたは誤動作によ
り、球弁により蒸気通路が閉塞されて内容器内の圧力が
上昇して圧力逃し穴から湯が吹出しても、吹出した湯は
穴覆い手段に当って方向が変り、かつ勢力が弱まって蒸
気口から少量ずつ流出する。
【0015】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例の外観斜視図、
図2はその平面図、図3は縦断面図、図4は図3のB−
B断面図、図5は図4のA−A断面図である。なお、図
6〜図10で説明した従来例と同じ部分にはこれと同じ
符号を付し、説明を省略する。図において41は本体ケ
ース3の下部に接合された底板、42は本体ケース3に
設けられ本体ケース3を補強する凹部である。本実施例
は、図4、図5に示すように、圧力逃し穴21の開口部
と蒸気口16との間に、僅かな間隙を隔てて蓋下ケース
15と一体に開口部の一部又は全部を覆う穴覆い手段で
ある穴覆い45を介在させたものである。なお、この穴
覆い45は、蓋下ケース15と別に設けてもよい。
【0016】本実施例は上記のように構成したので、電
気湯沸し器が横転したり、または、誤動作により球弁2
0により蒸気通路17aが閉塞されて内容器4内の圧力
が上昇し、圧力逃し穴21から湯が吹き出しても、吹き
出した湯は穴覆い45に当って方向が変り、勢いが弱く
なって蒸気口16から少量ずつ流出するため、湯が飛散
するおそれがない。なお、穴覆い45を蓋下ケース15
と一体に形成すれば、コストを低減することができる。
【0017】上記の説明では、蓋体10に内蔵したエア
ーポンプ11を加圧して内容器4に圧縮空気を送り、こ
れにより給湯するエアー式の給湯手段を備えた電気湯沸
し器に本発明を実施した場合を示したが、例えば、スイ
ッチにより電源を閉成して内蔵したモータを駆動し、こ
れにより給湯するようにした電気式の給湯手段を備えた
電気湯沸し器にも本発明を実施することができる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る電気湯沸し器によれば、液体を入れて加熱する内
容器や導水パイプ等を有する本体、給湯機構等を有しヒ
ンジ部を介して前記本体に開閉可能に取付けられた蓋
体、この蓋体に設けられた略L字形状の蒸気通路、この
蒸気通路の上方に設けられた蒸気口、転倒時に弁が作動
して外部への流水を防止する流水防止手段、及び前記蒸
気通路の上側部に前記蒸気口と対向するように設けら
れ、前記流水防止手段の誤動作時に前記内容器内の圧力
を逃す圧力逃し穴を備えた電気湯沸し器において、前記
圧力逃し穴の開口部と前記蒸気口との間に、前記開口部
から所定の間隔を隔てて前記開口部の一部又は全部を覆
う穴覆い手段を介在させたので、簡単な構成により、
気湯沸し器の転倒時や誤動作のときに圧力逃し穴から湯
が吹き出すのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の外観斜視図である。
【図2】 図1の平面図である。
【図3】 図1の縦断面図である。
【図4】 図3のB−B断面図である。
【図5】 図4のA−A断面図である。
【図6】 従来の電気湯沸し器の一例の外観斜視図であ
る。
【図7】 図6の縦断面図である。
【図8】 図7の蒸気通路部分の拡大図である。
【図9】 図8の一部平面図である。
【図10】 図8の一部拡大図である。
【符号の説明】
1 電気湯沸し器、2 本体、3 本体ケース、4 内
容器、6 胴体リング、7 張り出し部、8,12a
凸部、10 蓋体、12 蓋上ケース、13ヒンジ、1
5 蓋下ケース、16 蒸気口、17a 蒸気通路、2
0 球弁、21 圧力逃し穴、30 導水パイプ、35
ヒータ、45 穴覆い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 健三 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地 1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−95835(JP,A) 特開 平4−176413(JP,A) 特開 平3−7115(JP,A) 特開 昭56−150027(JP,A) 特開 昭63−150026(JP,A) 特開 昭63−145614(JP,A) 特開 平6−327558(JP,A) 特開 平7−8382(JP,A) 特開 平7−16156(JP,A) 実開 昭63−183914(JP,U) 実開 昭56−145426(JP,U) 特公 平7−112460(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/21

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を入れて加熱する内容器や導水パイ
    プ等を有する本体、給湯機構等を有しヒンジ部を介して
    前記本体に開閉可能に取付けられた蓋体、この蓋体に設
    けられた略L字形状の蒸気通路、この蒸気通路の上方に
    設けられた蒸気口、転倒時に弁が作動して外部への流水
    を防止する流水防止手段、及び前記蒸気通路の上側部に
    前記蒸気口と対向するように設けられ、前記流水防止手
    段の誤動作時に前記内容器内の圧力を逃す圧力逃し穴を
    備えた電気湯沸し器において、 前記圧力逃し穴の開口部と前記蒸気口との間に、前記
    口部から所定の間隔を隔てて前記開口部の一部又は全部
    を覆う穴覆い手段を介在させたことを特徴とする電気湯
    沸し器。
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