JP2840433B2 - 電気湯沸器 - Google Patents
電気湯沸器Info
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Description
じて湯の流出の防止する電気湯沸器に関する。
−52号公報に示されているように、容器と外部を連通す
る蒸気路内に形成した小孔を本体の転倒時に閉じること
ができる弁体を設け、本体が転倒してもこの弁体が小孔
を閉じることにより蒸気路を介して湯が流出しないよう
にしている。そして、本体を正常位置に戻すと、弁体が
その自重によって落下し、蒸気路内の小孔を開孔するよ
うにしている。
器内の内圧が高くなっている場合は、本体を転倒状態か
ら正常の状態に戻した時、容器の内圧によって弁体が小
孔側に押圧された状態に保持され、蒸気路が閉じたまま
となることがある。そのため、注出操作を行わないにも
かかわらず容器内の内圧によって容器内の湯が導水路を
介して注出され、使用者がこの湯により火傷を負うとい
う危険があった。
れ加熱体により加熱される貯水用の容器と、該容器の注
水口を閉じる蓋体と、前記容器内の水を導水路を介して
外部に注出する注出機構と、前記容器で発生した蒸気を
外部に導く蒸気路と、前記本体が転倒した際に、前記蒸
気路内の小孔および微小孔を各々閉じる弁体および補助
弁体を備え、前記微小孔の開口面積当りの前記補助弁体
の重さを、前記小孔の開口面積当りの前記弁体の重さお
よび前記容器内の最高圧力よりも大きく設定するもので
ある。
状態から制御位置に戻した時、蒸気路の小孔を弁体が閉
じている時は、容器内の蒸気を微小孔を介して外部に放
出し、容器内の内圧上昇による湯の注出を防止する。ま
た、本体転倒時に微小孔を閉じる補助弁体を設けること
により、本体転倒時、蒸気路を介しての湯の流出を防
ぐ。また、小孔の開口面積当りの弁体を重さよりも微小
孔の開口面積当りの補助弁体の重さを大きく設定するこ
とにより、微小孔の開成時期を小孔の開成時期よりも早
め、容器内の圧力を素早く低下させる。
中(1)は湯沸器本体、(2)はこの本体(1)内に収
納された貯水用の容器、(3)はこの容器の上端に開口
して設けた注水口、(4)はこの注水口(3)をパッキ
ング(5)を介在して閉じる蓋体、(6)はこの蓋体
(4)を本体(1)に回動自在に支持するヒンジ部であ
る。蓋体(4)はロック機構(図示せず)によって本体
(1)に保持される。(7)は容器(2)の内部と外部
を連通するように蓋体(4)に形成した蒸気路、(8)
(9)はこの蒸気路(7)の一部を構成するように並設
した第1,第2の蒸気室、(10)は第1蒸気室(8)の上
端に形成した直径7mmの円形の小孔、(11)は第2蒸気
室(9)の上端に形成した直径2mmの円形の微小孔、(1
2)は蒸気を外部に放出する蒸気排出孔である。(13)
は第1蒸気室(8)内に上下動自在に収納されたステン
レス製の球状の弁体で、直径9.6mm、重さ(W1)約3.9g
の大きさである。前記小孔(10)の面積(S1)は約0.38
cm2であるので、W1/S1は約10gf/cm2となる。従って容器
(2)の内圧が外部よりも10gf/cm2(およそ0.01気圧)
以上高いと弁体(13)は小孔(10)を一度閉じると蒸気
圧によってその状態に保持される。
(15)は容器(2)内の水をその底部より吸込み、導水
路(16)を介して注水口(17)より外部に注出する電導
ポンプで、注出機構を構成する。この電導ポンプ(15)
が停止状態の場合でも、容器(2)の内圧が上昇する
と、容器(2)内の水ポンプ(15)内の隙間を通って注
出され得る。(18)は導水路(16)内に配設した止水弁
で、本体(1)が転倒した際に導水孔(19)を閉じる。
(20)は電動ポンプ(15)を作動させる注出ボタンであ
る。
子、(22)はこの温度検出素子(21)の出力に基づいて
加熱体(14)を制御する制御回路で、容器(2)内の水
が沸騰したことを検出すると、その後加熱体(14)が加
熱量を低下させて所定の温度で保温するようにしてい
る。
て本体(1)に電源供給すると、湯沸しが開始される。
そして温度検出素子(21)によって沸騰が検出される
と、加熱体(14)の加熱量を低下させて所定の温度で保
温が行われる。この時発生する蒸気は、蒸気路(7)の
小孔(10)を主に通って蒸気排出孔(12)より外部に放
出される。
(18)が導水孔(19)を閉じて注水口(17)からの湯の
流出を防止し、一方、弁体(13)が小孔(10)を閉じて
蒸気排出孔(12)からの湯の流出を抑える。また、微小
孔(11)は直径が小さいのでこれより流出する湯は少な
くて済む。
6)内の湯が容器(2)側へ戻ろうとするため下方に引
かれ、導水孔(19)を開口させる。一方、小孔(10)を
閉じている弁体(13)は、容器(2)の内から外への圧
力が10gf/cm2以下の場合はその圧力に抗して落下し、小
孔(10)を開口させ、内圧の下降を促進させる。ところ
が、本体(1)の転倒時点が沸騰中或いは転倒時間が長
かった場合には、容器(2)の内圧が10gf/cm2を越え、
パッキング(5)付近より蒸気が噴出する最高圧力(約
25gf/cm2)まで内圧が上昇することがある。この状態で
本体(1)を元に戻すと、従来のように微小孔(11)が
ない場合には、前述のように導水孔(19)が開いている
ので、容器(2)内の湯が内圧によって導水路(16)を
通って注出口(17)より長時間注出されるが、微小孔を
(11)を設けたことにより、容器(2)内の蒸気が微小
孔(11)より放出されるので容器(2)の内圧が急速に
低下し、注出口(17)よりの湯の注出量を極めて少なく
することができる。
えて、第2蒸気室(9)内に点線で示すようにステンレ
ス製の球状の補助弁体(23)を配置し、本体(1)の転
倒時に微小孔(11)を閉じるようにしてものである。そ
してこの補助弁体(23)い本体(1)が転倒状態から元
に戻った時、必ず落下して微小孔(11)を開孔させるよ
うに設置しておく。すなわち、微小孔(11)の開口面積
(S2)は約0.03cm2であるので、容器(2)内が最高圧
力(約25gf/cm2)(パッキング(5)から蒸気が噴出す
る)の時に微小孔(11)全体に加わる力は約0.75gfであ
る。従って補助弁体(23)の重さは0.75g以上に設定し
ておけばよい。従って比重7.9のステンレスを用いた場
合は直径5.8mm程度の球体でよく、弁体(13)と同じも
のを用いることもできる。ここで、微小孔(11)を開口
面積(S2)を大きくすれば補助弁体(23)の重さ(W2)
も重くする必要があるが、W2/S2が容器(2)内の最高
内圧付近となるように設定しておけばよい。
も、蒸気路(7)が2つの弁体(13)(23)によって閉
じられ、蒸気排出孔(12)からの湯の流出を完全に止め
ることができる。また、本体(1)を転倒状態から元に
もどした際、容器(2)の内圧が高くても補助弁体(2
3)は必ず落下して微小孔(11)を開口させるので、容
器(2)の内圧を確実に低下させて注出口(17)からの
湯の流出を極力少なくすることができる。そして内圧の
低下に伴ない弁体(13)も落下し、正常状態にもどる。
する構成を例にとったが、ベローズ、エアーポンプを用
いた加圧式の注出機構のものであってもよい。
時、蒸気路の小孔および微小孔が弁体および補助弁体に
よって各々閉じられ、蒸気排出孔からの湯の流出を止め
ることができる。また、微小孔の開口面積当りの補助面
第の重さを容器内の最高圧力よりも大きく設定している
ので、本体を転倒状態から元に戻した時に、容器内の圧
力に抗して補助弁体は直ちに落下し、微小孔は直ちに開
口する。この開口により、容器の内圧は確実にかつ直ち
に低下するので、注出機構の注出口から湯が流出される
事を極力少なくする事が出来る。その結果、注出操作を
しないにもかかわらず大量の湯が流出し、それにより火
傷を負う事故を大幅に減少出来る。なお、容器の内圧の
低下に伴ない、弁体も落下し、正常状態に戻る。
る。 (1)……本体、(2)……容器、(3)……注水口、
(4)……蓋体、(7)……蒸気路、(10)……小孔、
(11)……微小孔、(13)……球弁体、(14)……加熱
体、(23)……補助弁体。
Claims (1)
- 【請求項1】本体内に収納され加熱体により加熱される
貯水用の容器と、該容器の注水口を閉じる蓋体と、前記
容器内の水を導水路を介して外部に注出する注出機構
と、前記容器で発生した蒸気を外部に導く蒸気路と、前
記本体が転倒した際に、前記蒸気路内の小孔および微小
孔を各々閉じる弁体および補助弁体とを備え、前記微小
孔の開口面積当りの前記補助弁体の重さを、前記小孔の
開口面積当りの前記弁体の重さおよび前記容器内の最高
圧力よりも大きく設定した事を特徴とする電気湯沸器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30508790A JP2840433B2 (ja) | 1990-11-08 | 1990-11-08 | 電気湯沸器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30508790A JP2840433B2 (ja) | 1990-11-08 | 1990-11-08 | 電気湯沸器 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10517296A Division JPH09448A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | 電気湯沸器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04176413A JPH04176413A (ja) | 1992-06-24 |
JP2840433B2 true JP2840433B2 (ja) | 1998-12-24 |
Family
ID=17940954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30508790A Expired - Fee Related JP2840433B2 (ja) | 1990-11-08 | 1990-11-08 | 電気湯沸器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2840433B2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-08 JP JP30508790A patent/JP2840433B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04176413A (ja) | 1992-06-24 |
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