JP2850433B2 - 湯沸かし器 - Google Patents

湯沸かし器

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JP2850433B2
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英明 小林
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一般家庭で使用される湯沸かし器の蒸気排出
路に関するものである。
従来の技術 近年、水を一度沸騰させてから保温したり、使用時に
再沸騰させて使用する等、沸騰式の湯沸かし器が主流に
なってきている。
従来、この種の湯沸かし器は第5図に示すような構成
が一般的であった。以下、その構成について説明する。
底部に加熱装置である加熱体1を備え上方が開口した略
円筒状の容器2と、容器2を内蔵するとともに電気回路
を構成する制御基板3を底部に備えた本体4と、一端が
転倒流出防止弁部5に連通し、他端が前記容器2の底部
に設けた流出口6に連通した昇水パイプ7と、前記転倒
流出防止弁部5に連通し、前記本体4外へ開口した吐出
口8と、前記本体4の上部に開閉自在に配設され、前記
容器2の開口部を防水パッキン9を介して気密的に閉塞
する蓋10とで構成されている。蓋10は、蓋本体11と、蓋
本体11の上部に取着された蓋外郭12と、前記防水パッキ
ン9を外周に備え蓋本体11の下面に取着された飾り板13
と、前記蓋外郭12の中央部に設けられた押さえ板14と、
押さえ板14の押圧により容器2内を加圧する蛇腹式のエ
アーポンプ15と、加圧時の外部への空気の流れを阻止す
る逆止弁16と、一端が容器2の開口部に開口し、前記蓋
本体11を貫通して蓋外郭12の外面から外方へ開放された
蒸気通路17と、前記蒸気通路17の途中に位置して転倒時
に蒸気通路17からの熱湯の流出を防止する球体18と、蓋
10を本体4に回転的に取りつけるヒンジ部19とで構成さ
れている。そして、前記蒸気通路17は、一端が容器2開
口部に開口して蓋本体11に取着された第一の通路20と、
一端が蓋外郭12の表面で外方に開口して蓋外郭12に取着
された第二の通路21と、第一の通路20と第二の通路21を
気密的に接続する第三の通路22とで形成されている。
23は容器2の外底部中央に感熱的に配設された温度検
知部で、制御基板3に電気的に接続されている。24は蓋
10と本体4のロックを解除するロックつまみで、両側面
からつまむとロックが解除される。
上記構成において、容器2内の水が加熱体1により加
熱され沸騰すると温度検知部23が沸騰を検知し、制御基
板3で加熱体1への電流を遮断する。一方、容器2内の
沸騰により発生した蒸気は、飾り板13に穿設された加圧
孔13a,飾り板13と蓋本体11との間の小隙11aを経て蒸気
通路17に入り、第2の通路21から空気中へ放散される。
沸騰後の湯が所定の温度まで降下すると温度検知部23
はこれを検知し、制御基板3で加熱体1への通電を制御
して容器2内の湯温を所定の温度に維持する。湯を再沸
騰させたいときは沸騰ボタン(図示せず)を押せば前記
沸騰の制御と同様に制御される。
容器2からカップ等への湯の供給は押さえ板14を手で
押してエアーポンプ15により空気を容器2内に圧送して
行う。このとき、逆止弁16により空気の漏れは阻止さ
れ、また防水パッキン9により空気2の開口部は気密的
に閉塞されているので容器2内に空気圧が加わり、湯は
流出口6,水パイプ7,転倒流出防止弁部5を経て吐出口8
から供給される。容器2内への給水は、ロックつまみ24
を解除して蓋10をヒンジ部19を中心に回転させて蓋10が
開き容器2へ給水して行われる。
発明が解決しようとする課題 このような従来の湯沸かし器では、沸騰時や保温時に
蒸気通路17を通って蒸気が放散されるときに、蒸気の一
部が蒸気通路17の内面に結露するとともに付着し、沸騰
時の蒸気の強い気流に吹き飛ばされて蒸気通路17から外
部へ飛び出すことがあり、熱い水滴が飛散して時には人
体に火傷を負わせ、また、床を水滴で濡らす等の危険や
不具合があった。
本発明は上記の問題を解決するもので、滞留室内の水
滴を蒸気流によって回転させ、その遠心力によって水滴
を側壁面に押しつけ、水滴の飛散を防ぐとともに、蒸気
の流出速度を緩やかにすることを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は上記の目的を達成するために、本発明は、底
部に加熱装置を備え上部に開口部を有する容器と、前記
容器の開口部を閉塞する蓋と、前記蓋内に配設されその
一端が容器の開口部に接続されるとともに他端が前記蓋
の外面に開口する蒸気通路と、前記蒸気通路中に結露水
の滞留室とを設け、前記滞留室は略円筒状に形成される
とともに、前記滞留室の側面の接線方向に蒸気流入口を
設け、前記滞留室の略中央上面に蒸気流出口を設けた電
気湯沸かし器とする。
作用 本発明は上記構成により、蒸気通路の途中で結露した
水滴は滞留室に滞留するので蒸気流により飛散すること
がなくなるとともに、沸騰が終了した後、蒸気の気流が
弱まると水滴は滞留室から蒸気通路を通って容器内へ還
流することとなる。
また、滞留室を円筒状に形成し、蒸気流入口を円筒側
面に接線方向に設けることにより、流入した蒸気は滞留
室内で円運動し、流入した結露水は蒸気流の円運動によ
る遠心力で円筒の側壁面に押しつけられ、更に蒸気流出
口を滞留室の略中央上面に設けたので蒸気流のみが流出
し、水滴の飛散を防止することができるものである。
実施例 以下、本発明の一実施例について第1図を参照しなが
ら説明する。なお、従来例と同一の構成部材については
同一番号を付してその説明を省略する。
30は略直方体に形成された滞留室で、その底面には一
端が第一の通路20に連通した蒸気流入口31が設けられて
あり、また、その上面には一端が第二の通路21に連通し
た蒸気流出口32が設けられてある。滞留室30は上下の2
つの部材で構成され、水密性を保つためにフランジ部33
を溶着して形成されている。そして、これら第一の流路
20と蒸気流入口31と滞留室30と蒸気流出口32と第二の流
路21とで蒸気通路34が形成されている。
上記構成により動作を説明すると、容器2内で発生し
た蒸気は第一の通路20と蒸気流入口31を通って滞留室30
へ流入する。この過程で、第一の通路20及び蒸気流入口
31で結露した水滴の一部は蒸気流によって滞留室30へ運
ばれ、また、滞留室30で結露した水滴はそのまま滞留室
30に滞留する。そして、結露しない蒸気流のみが蒸気流
出口32から第二の通路21を経て空気中に放散される。温
度検知部23により沸騰が検知されると制御基板3により
加熱体1への通電が遮断され、続いて保温状態になる。
この状態では蒸気の発生は著しく減少し、結露水の発生
も、結露水を滞留室30へ運ぶ蒸気流も弱まるので、滞留
室30内に滞留していた水滴は蒸気流入口31から第二の通
路21へと流れて容器2内へ還流する。
この結果、蒸気が蒸気通路34内で結露しても水滴は滞
留室30内に留まり、水滴が空気中に飛散することはなく
なり、従って、火傷等の発生もなく安全性が保たれると
ともに、周囲の床面を濡らすこともなくなるものであ
る。
次に、本発明の他の実施例について第2図から第4図
を参照しながら説明すると、35は略円筒状に形成された
滞留室で、その側壁面の下部には側壁面の接線方向に蒸
気流入口36が設けられ、その出口端は第一の通路20に連
通されている。37は滞留室35の略中央の上面に上方に伸
設された蒸気流出口で、その出口端は第二の通路21に連
通されている。滞留室35は上下2つの部材で構成され、
水密性を保つためにフランジ部38を溶着して形成されて
いる。そして、これら第一の通路20と蒸気流入口36と滞
留室35と蒸気流出口37と第二の通路21とで蒸気通路39が
形成されている。
上記構成により動作を説明すると、容器2内で発生し
た蒸気は第一の通路20と蒸気流入口36を通って滞留室35
の側壁面下部の接線方向から側壁面に沿って滞留室35内
へ流入する。流入した蒸気は滞留室35の側壁面に沿って
流れ、やがて滞留室35の略中央の上面に設けられた蒸気
流出口37から第二の通路21を通って空気中に放散され
る。この過程で、第一の通路20及び蒸気流入口36で結露
した水滴の一部は蒸気流によって滞留室35へ運ばれ、ま
た、滞留室35で結露した水滴はそのまま滞留室35に滞留
する。ここで、滞留室35内に滞留する水滴は、蒸気流入
口36から流入する蒸気流の滞留室35内での円運動により
遠心力を加えられ、滞留室35の側壁面に押しつけられて
蒸気のみが蒸気流出口37より流出することとなる。沸騰
が終了した後の滞留室35内から容器2内へ還流する水滴
の動きは第1の実施例と同様である。
この結果、蒸気が蒸気通路39内で結露しても水滴は滞
留室35内に留まり、水滴が空気中に飛散することはなく
なり、従って、火傷等の発生もなく安全性が保たれると
ともに、周囲の床面を濡らすこともなくなるものであ
る。
発明の効果 以上の実施例から明らかなように本発明によれば、滞
留室を円筒状に形成し、蒸気流入口を円筒側壁面に接線
方向に設けることにより、流入した蒸気は滞留室内で円
運動をし、流入した水滴を蒸気流の円運動による遠心力
で滞留室の側壁面に押しつけられ、さらに蒸気流出口を
滞留室の略中央上面に設けたので蒸気流のみが流出し、
水滴の飛散を防止することができ、一層安全性にすぐれ
た湯沸かし器となるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の湯沸かし器の部分拡大側断
面図、第2図は同湯沸かし器の他の実施例の部分拡大断
面図、第3図は第2図の実施例の滞留室の平面断面図、
第4図は同斜視図、第5図は従来の湯沸かし器の側断面
図である。 2……容器、10……蓋、30,35……滞留室、34,39……蒸
気通路、36……蒸気流入口、37……蒸気流出口。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部に加熱装置を備え上部に開口部を有す
    る容器と、前記容器の開口部を閉塞する蓋と、前記蓋内
    に配設されその一端が容器の開口部に接続されるととも
    に他端が前記蓋の外面に開口する蒸気通路と、前記蒸気
    通路中に結露水の滞留室とを設け、前記滞留室は略円筒
    状に形成されるとともに、前記滞留室の側面の接線方向
    に蒸気流入口を設け、前記滞留室の略中央上面に蒸気流
    出口を設けた電気湯沸かし器。
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