JPH09448A - 電気湯沸器 - Google Patents

電気湯沸器

Info

Publication number
JPH09448A
JPH09448A JP10517296A JP10517296A JPH09448A JP H09448 A JPH09448 A JP H09448A JP 10517296 A JP10517296 A JP 10517296A JP 10517296 A JP10517296 A JP 10517296A JP H09448 A JPH09448 A JP H09448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
container
small pore
main body
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10517296A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoji Nakazawa
良治 中澤
Noriaki Kawai
徳明 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Sanyo Electric Co Ltd, Tottori Sanyo Electric Co Ltd, Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP10517296A priority Critical patent/JPH09448A/ja
Publication of JPH09448A publication Critical patent/JPH09448A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体を転倒位置から正常位置に戻した時に、
容器内の熱湯がパッキングの一部分から流出し使用者に
触れる事を防止した電気湯沸器を提供する。 【解決手段】 本体内に収納され加熱体により加熱され
る貯水用の容器と、容器の注水口を閉じる蓋体と、注水
口と蓋体との間に設けられたパッキングと、容器で発生
した蒸気を外部に導く蒸気路内の小孔および微小孔と、
本体が転倒した際に小孔を閉じる弁体とを備え、小孔が
弁体によって閉じられている時に、微小孔を介して容器
内の蒸気を外部に導くものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は本体を転倒した際に
蒸気路を弁体により閉じ、湯の流出を防止する電気湯沸
器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の電気湯沸器においては、例
えば特公昭63−52号公報に示されているように、容
器と外部を連通する蒸気路内に形成した小孔を本体の転
倒時に閉じることができる弁体を設け、本体が転倒して
もこの弁体が小孔を閉じることにより蒸気路を介して湯
が流出しないようにしている。そして、本体を正常位置
に戻すと、弁体がその自重によって落下し、蒸気路内の
小孔を開孔するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述の電気湯沸
器では、沸騰直後に転倒した場合などのように、容器内
の内圧が高くなっている場合は、本体を転倒位置から正
常位置に戻した時、容器の内圧によって弁体が小孔側に
押圧された状態に保持され、蒸気路が閉じたままとなる
ことがある。そのため、容器の注水口と蓋体との間に設
けられたパッキングの一部分から、容器内の蒸気や熱湯
が外部へ流出し、熱湯等が使用者に触れるという欠点が
ある。故に本発明はこの様な従来の欠点を考慮して、本
体を転倒位置から正常位置に戻した時に、容器内の熱湯
がパッキングの一部分から流出し使用者に触れる事を防
止した電気湯沸器を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、本体内に収納され加熱体により加熱され
る貯水用の容器と、容器の注水口を閉じる蓋体と、注水
口と蓋体との間に設けられたパッキングと、容器で発生
した蒸気を外部に導く蒸気路内の小孔および微小孔と、
本体が転倒した際に小孔を閉じる弁体とを備え、小孔が
弁体によって閉じられている時に、微小孔を介して容器
内の蒸気を外部に導くものである。
【0005】本発明は更に望しくは、本体が転倒した際
に微小孔を閉じる補助弁体とを備え微小孔の開口面積当
りの補助弁体の重さがパッキングから蒸気が噴出する最
高圧力よりも大きくなる様に構成するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の第1実施の形態に
係る電気湯沸器を図1を参照して説明する。図1に於
て、(1)は湯沸器本体、(2)はこの本体(1)内に
収納された貯水用の容器(3)はこの容器の上端に開口
して設けた注水口、(4)はこの注水口(3)をパッキ
ング(5)を介在して閉じる蓋体、(6)はこの蓋体
(4)を本体(1)に回動自在に支持するヒンジ部であ
る。蓋体(4)はロック機構(図示せず)によって本体
(1)に保持される。(7)は容器(2)の内部と外部
を連通する様に蓋体(4)に形成した蒸気路、(8)
(9)はこの蒸気路(7)の一部を構成するように並設
した第1、第2の蒸気室、(10)は第1蒸気室(8)
の上端に形成した直径7mmの円形の小孔、(11)は
第2蒸気室(9)の上端に形成した直径2mmの円形の
微小孔、(12)は蒸気を外部に放出する蒸気排出孔で
ある。(13)は第1蒸気室(8)内に上下動自在に収
納されたステンレス製の球状の弁体であり、直径9.6
mm、重さ(W1)約3.9gの大きさである。前記小
孔(10)の面積(S1)は約0.38cm2であるの
で、W1/S1は約10gf/cm2となる。従って容
器(2)の内圧が外部よりも10gf/cm2(およそ
0.01気圧)以上高いと弁体(13)は小孔(10)
を一度閉じると蒸気圧によってその状態に保持される。
【0007】(14)は容器(2)を加熱するヒータ等
の加熱体、(15)は容器(2)内の水をその底部より
吸込み、導水路(16)を介して注水口(17)より外
部に注出する電動ポンプで、注出機構を構成する。この
電動ポンプ(15)が停止状態の場合でも、容器(2)
の内圧が上昇すると、容器(2)内の水がポンプ(1
5)内の隙間を通って注出され得る。(18)は導水路
(16)内に配設した止水弁で、本体(1)が転倒した
際に導水孔(19)を閉じる。(20)は電動ポンプ
(15)を作動させる注出ボタンである。
【0008】(21)は容器(2)の外壁に設けられた
温度検出素子、(22)はこの温度検出素子(21)の
出力に基づいて加熱体(14)を制御する制御回路で、
容器(2)内の水が沸騰したことを検出すると、その後
加熱体(14)の加熱量を低下させて所定の温度で保温
するようにしている。
【0009】上記の構成において、容器(2)に所定量
の水を入れて本体(1)に電源供給すると、湯沸しが開
始される。そして温度検出素子(21)によって沸騰が
検出されると、加熱体(14)の加熱量を低下させて所
定の温度で保温が行われる。この時発生する蒸気は、蒸
気路(7)の小孔(10)を主に通って蒸気排出孔(1
2)より外部に放出される。
【0010】その間に誤って本体(1)を転倒させる
と、止水弁(18)が導水孔(19)を閉じて注水口
(17)からの湯の流出を防止し、一方、弁体(13)
が小孔(10)を閉じて蒸気排出孔(12)からの湯の
流出を抑える。また、微小孔(11)は直径が小さいの
でこれより流出する湯は少なくて済む。
【0011】本体(1)を正常位置に戻すと、止水弁
(18)は導水路(16)内の湯が容器(2)側へ戻ろ
うとするため下方に引かれ、導水孔(19)を開口させ
る。一方、小孔(10)を閉じている弁体(13)は、
容器(2)の内から外への圧力が10gf/cm2以下
の場合はその圧力に抗して落下し、小孔(10)を開口
させ、内圧の下降を促進させる。ところが、本体(1)
の転倒時点が沸騰中或いは転倒時間が長かった場合に
は、容器(2)の内圧が10gf/cm2を越え、パッ
キング(5)付近より蒸気が噴出する最高圧力(約25
gf/cm2)まで内圧が上昇することがある。この状
態で本体(1)を正常位置に戻すと、従来のように微小
孔(11)がない場合は、前述のように導水孔(19)
が開いているので、容器(2)内の湯が内圧によって導
水路(16)を通って注出口(17)より長時間注出さ
れるが、微小孔(11)を設けたことにより、容器
(2)内の蒸気が微小孔(11)より放出されるので容
器(2)の内圧が急速に低下し、注出口(17)よりの
湯の注出量を極めて少なくすることができる。
【0012】次に本発明の第2実施の形態に係る電気湯
沸器を再び図1に従い説明すると、上記の構成に加え
て、第2蒸気室(9)内に点線で示すようにステンレス
製の球状の補助弁体(23)を配置し、本体(1)の転
倒時に微小孔(11)を閉じるようにしたものである。
そしてこの補助弁体(23)は本体(1)が転倒位置か
ら元(正常位置)に戻った時、必ず落下して微小孔(1
1)を開孔させるように設定しておく。すなわち微小孔
(11)の開口面積(S2)は約0.03cm2である
ので、容器(2)内が最高圧力(パッキング(5)から
蒸気が噴出する圧力であり、例えば約25gf/c
2)の時に微小孔(11)全体に加わる力は約0.7
5gfである。従って補助弁体(23)の重さは0.7
5gより大きく設定しておけばよい。従って比重7.9
のステンレスを用いた場合は直径5.8mm程度の球体
でよく、弁体(13)と同じものを用いることもでき
る。ここで微小孔(11)の開口面積(S2)を大きく
すれば補助弁体(23)の重さ(W2)も重くする必要
がある。
【0013】この様な構成によれば、本体(1)を転倒
させても、蒸気路(7)が弁体(13)と補助弁体(2
3)によって閉じられ、蒸気排出孔(12)からの湯の
流出を完全に止めることができる。また、本体(1)を
転倒位置から正常位置にもどした際、容器(2)の内圧
が高くても補助弁体(23)は必ず落下して微小孔(1
1)を開口させるので、容器(2)の内圧を確実に低下
させて注出口(17)又はパッキング(5)の一部分か
らの湯の流出を極力少なくすることができる。そして内
圧の低下に伴ない弁体(13)も落下し、正常状態にも
どる。
【0014】尚、上記実施例では、電動ポンプ(15)
によって注出する構成を例にとったが、ベローズ、エア
ーポンプを用いた加圧式の注出機構のものであってもよ
い。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述の様に、本体を転倒位置か
ら正常位置に戻した場合、容器の内圧により、弁体が小
孔に押圧された状態に維持されても、微小孔は容器内の
蒸気を外部へ導く。故に、容器の内圧により、パッキン
グの一部分から流出した熱湯が使用者に触れたり、熱湯
が電気湯沸器近傍の場所を汚す事を防止出来る。
【0016】また本発明は、本体が転倒した時に弁体が
開口面積が大きい小孔を閉じる事により、外部へ熱湯が
殆んど流出しない。そして本体が正常位置を維持してい
る時に、容器内の湯が沸騰すると、その蒸気は開口面積
の大きい小孔および開口面積の小さい微小孔を介して外
部に流出するので、電気湯沸器の他の部分から熱湯が流
出する事がなく、かつ熱湯が使用者に触れる事がない。
【0017】そして本発明は望しくは、微小孔の開口面
積当りの補助弁体の重さを、パッキングから蒸気が噴出
する最高圧力より大きくする。その結果、本体が転倒位
置から正常位置に戻った時、容器内が上記最高圧力にな
る前に補助弁体が必ず落下する。従って、本体が正常位
置に戻った時、微小孔が開放され、容器内の圧力が高ま
らず、熱湯がパッキングの一部分から流出する事がな
い。またこの様に微小孔の開口面積当りの補助弁体の重
さを最高圧力より大きく設定しても、微小孔の開口面積
が小さいので、補助弁体の重さは比較的小さい。故に補
助弁体を収容する第2蒸気室の容積も小さくて済み、コ
ンパクトな電気湯沸器が得られる。
【0018】また本発明は、本体が転倒した時に、弁体
が小孔を閉じかつ補助弁体が微小孔を閉じる事により、
熱湯が蒸気排出孔を通って外部へ流出しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態および第2実施の形態
に係る電気湯沸器の断面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 容器 3 注水口 4 蓋体 5 パッキング 7 蒸気路 10 小孔 11 微小孔 13 弁体 14 加熱体 23 補助弁体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内に収納され加熱体により加熱され
    る貯水用の容器と、その容器の注水口を閉じる蓋体と、
    その注水口とその蓋体との間に設けられたパッキング
    と、前記容器で発生した蒸気を外部に導く蒸気路内の小
    孔および微小孔と、前記本体が転倒した際に前記小孔を
    閉じる弁体とを備え、前記小孔が前記弁体によって閉じ
    られている時に、前記微小孔を介して前記容器内の蒸気
    を外部に導くことを特徴とする電気湯沸器。
  2. 【請求項2】 前記本体が転倒した際に前記微小孔を閉
    じる補助弁体とを備え、前記微小孔の開口面積当りの前
    記補助弁体の重さが前記パッキングから蒸気が噴出する
    最高圧力よりも大きくなる様に構成した事を特徴とする
    請求項1の電気湯沸器。
JP10517296A 1996-04-25 1996-04-25 電気湯沸器 Pending JPH09448A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10517296A JPH09448A (ja) 1996-04-25 1996-04-25 電気湯沸器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10517296A JPH09448A (ja) 1996-04-25 1996-04-25 電気湯沸器

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30508790A Division JP2840433B2 (ja) 1990-11-08 1990-11-08 電気湯沸器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09448A true JPH09448A (ja) 1997-01-07

Family

ID=14400268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10517296A Pending JPH09448A (ja) 1996-04-25 1996-04-25 電気湯沸器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09448A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011000239A (ja) * 2009-06-17 2011-01-06 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気ケトル
JP2013212417A (ja) * 2013-07-16 2013-10-17 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気ケトル
CN106889883A (zh) * 2017-04-28 2017-06-27 陈海林 一种电水壶

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011000239A (ja) * 2009-06-17 2011-01-06 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気ケトル
JP2013212417A (ja) * 2013-07-16 2013-10-17 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気ケトル
CN106889883A (zh) * 2017-04-28 2017-06-27 陈海林 一种电水壶

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09448A (ja) 電気湯沸器
US20230172391A1 (en) Beverage Maker
JP3155531B2 (ja) コーヒーメーカー
JP6103101B2 (ja) 液体加熱容器
JP2840433B2 (ja) 電気湯沸器
JP7053997B2 (ja) 電気ケトル
JP3155530B2 (ja) コーヒーメーカー
JPH0698100B2 (ja) 飲料抽出器
JP3325831B2 (ja) 電気炊飯器
JP7111955B2 (ja) 電気ケトル
JPH09276142A (ja) 電気貯湯容器
JPS61280816A (ja) 飲料抽出器
JPH0670848A (ja) ポット装置
JP2629930B2 (ja) 電気湯沸し器
JP2850433B2 (ja) 湯沸かし器
KR940006258Y1 (ko) 밀폐식 주전자
JPH06293391A (ja) 定量供給装置
JPS5926927Y2 (ja) 電熱式エア−ポツト
JP3246276B2 (ja) 電気湯沸かし器
JP3023628B2 (ja) 電気湯沸器
JPH0576452A (ja) 湯沸しポツト
JPS5926928Y2 (ja) 電熱式エア−ポツト
JP2591618Y2 (ja) コーヒー沸し器
KR940020992A (ko) 원심분리형 한약추출기의 약물추출회로 및 추출제어방법
JP3166082B2 (ja) 電気湯沸し器