JP2629930B2 - 電気湯沸し器 - Google Patents

電気湯沸し器

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JP2629930B2 JP1540189A JP1540189A JP2629930B2 JP 2629930 B2 JP2629930 B2 JP 2629930B2 JP 1540189 A JP1540189 A JP 1540189A JP 1540189 A JP1540189 A JP 1540189A JP 2629930 B2 JP2629930 B2 JP 2629930B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、収容液体を加熱・保温し、器体外へ導出す
る電気湯沸し器に関するものである。
従来の技術 従来この種の電気湯沸し器は、第6図に示すような構
成となっていた。すなわち、電気湯沸し器本体30内に上
面が開口した容器31を配設し、かつこの容器31の上面開
口部は蓋体32により覆い、そして容器31内の液体を発熱
体33により加熱するようにしている。そして前記容器31
内の液体の温度はサーミスタ34により検知するようにし
ている。また前記容器31内の液体を器体外へ導出する手
段である電動式のポンプ35はモータ36により駆動され、
そしてこの電動式のポンプ35は吸い込み口37より液体を
吸い込み、そしてポンプ35と器体外への導出口38を連通
させる水管39を介して、液体を器体外へ導出するように
していた。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来の構成では、水管39内
に溜まっている湯は冷めやすく、また水を容器31内に入
れて沸騰させたままの状態にしていた場合や、湯を器体
外に導出した後等においては、しばらくすると、水管39
内の湯温は容器31内の湯温に比べてかなり低くなるもの
であった。こういう状態で湯を利用する時、例えば導出
口38の下方に、レギュラーコーヒー(以下「コーヒー」
と略す)の器具40を置いて、湯を導出し、コーヒーを抽
出する際に、カップ一杯分といった少量の場合は、使用
する湯の総量に対して、水管39内の湯の量の割合が多く
なって、出来上り温度が著しく低くなってしまうという
問題があった。これは、日本茶をきゅうすで入れるとい
った場合も同様である。
また、水を新しく入れて沸騰させたとき、その水がカ
ルキを含んだ水道水の場合、水管39内に溜まっている水
の温度が、あまり上昇せず、その結果、水に含まれるカ
ルキがほとんど元のままで残っているために、導出した
湯が、カルキ臭いというような問題もあった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされ
たもので、コーヒー等を抽出する際に、たとえ少量であ
っても、高い出来上り温度を実現でき、しかも、水道水
を沸かしても、カルキ臭のない湯を利用できる電気湯沸
し器を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、本体と、この本
体内に配設されかつ液体を収容する容器と、この容器の
開口部を覆う蓋体と、前記容器内の液体を加熱する発熱
体と、前記容器内の液体を導出口を通じ本体外へ導出す
る手段と、前記容器内の液体の温度を検知する手段とを
備え、前記容器の下部と本体外を連通させる経路の途中
においてこの経路を分岐し、一方を前記導出口とつな
ぎ、他方を前記容器の上部とつなぎ、前記分岐部に弁
と、弁の駆動手段を設け、液体を沸かす工程において、
前記容器内の液体の温度が所定の温度以上になった後、
前記弁により前記容器の上部側の通路を前記容器の下部
と連通させるとともに、液体を本体外へ導出する手段を
動作させるようにした電気湯沸し器である。
また、本発明は、容器の下部と本体外への導出口とを
連通させる経路内の液体の温度を検知する手段とを備
え、液体を保温する工程において、前記経路内の液体の
温度が所定の温度以下になった時点で、前記弁により前
記容器の上部側の通路を前記容器の下部と連通させると
ともに、液体を本体外へ導出する手段を動作させるよう
にした電気湯沸し器である。
さらに、本発明は、前記容器の下部と本体外への導出
口とを連通させる経路内の液体の温度を検知する手段と
を備え、液体を保温する工程において、一定時間毎に、
前記弁により前記容器の上部側の通路を前記容器の下部
と連通させるとともに、液体を本体外へ導出する手段を
動作させるようにした電気湯沸し器である。
作用 上記構成によれば、弁を動作させて、容器の上部側の
通路と容器の下部とを連通させると同時に、液体を器体
外に導出する手段を動作させる工程を、液体を沸かす工
程あるいは液体を保温する工程中に設けているため、経
路の中の湯を循環させて、その中の湯の温度を、容器内
の湯の温度と同程度まで上昇させることができるもので
ある。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明
する。第1図において、電気湯沸し器本体1内には上面
が開口した容器2を配設し、かつこの容器2の上面開口
部は蓋体3により開閉自在に覆われ、さらに容器2の外
底部には容器2内の液体を加熱する発熱体4を設けてい
る。また前記容器2内の液体の温度は第1のサーミスタ
5により検知される。前記容器2内の液体を器体外へ導
出する手段であるところの電動式のポンプ6はモータ7
により駆動され、かつこのモータ7はつまみ9と連動す
るスイッチ8によりNO−OFF制御される。また前記ポン
プ6の吐出口は、後述するいくつかの部品で構成される
切換部10と、第1の水管11を介して連通しているもの
で、前記切換部10から、水管は、第2の水管12と、第3
の水管13に分岐され、第2の水管12は、器体外への導出
口14に連通し、かつ第3の水管13は、容器2の上部に連
通している。前記第1の水管11内の液体の温度は第2の
サーミスタ15により検知され、かつ器体全体の運転はコ
ントローラ部16により制御される。
第2図および第3図は、前記切換部10の構成を示した
もので、この切換部10は、摺動軸19に取り付けられたパ
ッキング20を収納しているケース18と、前記摺動軸19お
よびパッキング20により弁21を構成している。また前記
ケース18には三つの開口部が形成されており、第1の開
口部22、第2の開口部23、第3の開口部24はそれぞれ第
1の水管11、第2の水管12、第3の水管13と連通してい
る。
また前記摺動軸19およびそれに連動するパッキング20
はスプリング25により常時矢印a方向に付勢されてい
る。ソレノイド26を構成するプランジャー27の端部は、
前記摺動軸19の端部28と、ピン29で連結されている。そ
してソレノイド26に通電し、動作させると、プランジャ
ー27およびそれに連動する摺動軸19とパッキング20は、
矢印b方向に引張られるものである。
通常の状態では、第2図のように、スプリング25の付
勢力により、パッキング20は、第2図の右方向に押され
て第3の開口部24を塞ぐとともに、第1の水管11と第2
の水管12を連通させている。この状態において、ポンプ
6を動作させると、容器2内の液体は、導出口14を経て
器体外へ導出される。
そしてソレノイド26に通電した時は、第3図のように
プランジャー27は矢印b方向に引張られ、それに連動す
るパッキング20は、第2の開口部23を塞ぎ、かつ第1の
水管11と第3の水管13とを連通させる。この状態におい
て、ポンプ6を動作させると、容器2内の液体は、第1
の水管11、第3の水管13を経て、容器2内へ還元され
る。
第4図および第5図は、沸騰および保温工程におけ
る、湯温の変化の概略を示したものである。
第4図は、従来の電気湯沸し器における湯温の変化を
示したもので、θは容器31内の湯温、θは水管39内
の湯温である。いま、温度θの水を入れて沸かした場
合、θが上昇して、100℃、すなわち沸騰状態になっ
ても、θは発熱体33の影響をほとんど受けないため、
ほとんど上昇せず、また、保温工程に移ってθが所定
の保温温度θを維持し続けても、容器31からの熱を受
けて若干上昇するものの、容器31から受ける熱量と水管
39から放出する熱量とが釣り合う湯温θ以上には上昇
しない。こういった状態で、湯を導出して利用した場
合、利用する湯の量が少量であればあるほど、使用する
湯の総量に対して、水管39内の湯の量の割合が多くなっ
て、導出した湯温が著しく低下してしまう。また、例え
ば、保温状態から、時間Δt1の間、湯を導出した場合
は、水管39内の湯が、容器31の湯と入れ替わって、一時
的に水管39内の湯温θは、容器31内の湯温θと同等
になるものの、熱容量が小さいため、すぐ冷めてしま
い、ついにはθまで下がってしまう。したがって、ほ
とんどの場合、導出する最初の湯は温度が低いものであ
る。
第5図は、本発明の電気湯沸し器における湯温の変化
を示したもので、▲θ ▼は容器2内の湯温、▲θ
▼は第1の水管11内の湯温である。温度θの水を入
れて沸かしたときに、例えば、▲θ ▼が100℃、す
なわち沸騰状態になる直前または直後、あるいは沸騰時
点の前後にまたがって、時間Δt2の間、ソレノイド26に
通電し、弁21を動作させ、第1の水管11と第3の水管13
を連通させると同時に、ポンプ6を動作させる工程を設
けてやれば、第1の水管11内の湯は、循環して、容器2
内の湯と入れ替わることになる。これにより、第1の水
管11内の湯温▲θ ▼は100℃に近いものとなる。ま
た、保温工程においては、第1の水管11内の湯温▲θ
▼を最低限保っておきたい温度θに設定し、第2の
サーミスタ15が検知した第1の水管11内の湯温▲θ
▼がθにまで下がった時点で、時間Δt3の間弁21とポ
ンプ6を同時に動作させる工程を設けてやれば、第1の
水管11内の湯温▲θ ▼は常にθ以上に保たれる。
また、保温工程での、弁21とポンプ6の同時動作の工
程の設定を、第2のサーミスタ15による、第1の水管11
内の湯温の低下の検知による制御によらず、第1の水管
11内の湯温▲θ ▼が、容器2内の保温温度θから
θまで下がる時間を見極めておいて、その時間Δt4
同じか、それ以下の間隔で、この工程を設定しても、同
様の効果を奏するものである。
発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように本発明によれ
ば、容器から導出口に至る経路を途中で分岐し、そこに
切換部を設け、弁を動作させて、容器の上部側の通路と
容器の下部とを連通させると同時に、液体を器体外に導
出する手段を動作させる工程を、液体を沸かす工程ある
いは保温工程中に設けているため、水管内の湯を循環さ
せて、その中の湯の温度を、容器内の湯の温度と同程度
まで上昇させることができ、これにより、少量の湯を利
用する際にも、高い温度を得ることができ、またコーヒ
ー等の抽出もより理想的なものにすることができる。さ
らに、カルキを含んだ水道水を入れて沸かした場合で
も、沸騰時に湯を循環させて、水管内の湯を100℃近く
に上昇させることができるため、カルキ臭を飛躍的に低
減することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す電気湯沸し器の縦断面
図、第2図および第3図は同電気湯沸し器の流路切換部
の構成および動作を示す拡大断面図、第4図は従来の電
気湯沸し器の湯温の変化を示す特性図、第5図は本発明
の電気湯沸し器の湯温の変化を示す特性図、第6図は従
来の電気湯沸し器を示す縦断面図である。 1……本体、2……容器、3……蓋体、4……発熱体、
5……第1のサーミスタ、6……ポンプ、7……モー
タ、10……切換部、11……第1の水管、12……第2の水
管、13……第3の水管、14……器体外への導出口、15…
…第2のサーミスタ、18……ケース、19……摺動軸、20
……パッキング、21……弁、25……スプリング、26……
ソレノイド。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体と、 この本体内に配設されかつ液体を収容する容器と、 この容器の開口部を覆う蓋体と、 前記容器内の液体を加熱する発熱体と、 前記容器内の液体を導出口を通じ本体外へ導出する手段
    と、 前記容器内の液体の温度を検知する手段とを備え、 前記容器の下部と本体外を連通させる経路の途中におい
    てこの経路を分岐し、一方を前記導出口とつなぎ、他方
    を前記容器の上部とつなぎ、前記分岐部に弁と、弁の駆
    動手段を設け、 液体を沸かす工程において、前記容器内の液体の温度が
    所定の温度以上になった後、前記弁により前記容器の上
    部側の通路を前記容器の下部と連通させるとともに、液
    体を本体外へ導出する手段を動作させる電気湯沸し器。
  2. 【請求項2】本体と、 この本体内に配設されかつ液体を収容する容器と、 この容器の開口部を覆う蓋体と、 前記容器内の液体を加熱する発熱体と、 前記容器内の液体を導出口を通じ本器体外へ導出する手
    段と、 前記容器内の液体の温度を検知する手段とを備え、 前記容器の下部と本体外への導出口とを連通させる経路
    内の液体の温度を検知する手段と、 前記容器の下部と本体外を連通させる経路の途中におい
    てこの経路を分岐し、一方を前記導出口とつなぎ、他方
    を前記容器の上部とつなぎ、前記分岐部に弁と、弁の駆
    動手段を設け、 液体を保温する工程において、前記経路内の液体の温度
    が所定の温度以下になった時点で、前記弁により前記容
    器の上部側の通路を前記容器の下部と連通させるととも
    に、液体を本体外へ導出する手段を動作させる電気湯沸
    し器。
  3. 【請求項3】本体と、 この本体内に配設されかつ液体を収容する容器と、 この容器の開口部を覆う蓋体と、 前記容器内の液体を加熱する発熱体と、 前記容器内の液体を導出口を通じ本器体外へ導出する手
    段と、 前記容器内の液体の温度を検知する手段と、 前記容器の下部と本体外への導出口とを連通させる経路
    内の液体の温度を検知する手段とを備え、 前記容器の下部と本体外を連通させる経路の途中におい
    てこの経路を分岐し、一方を前記導出口とつなぎ、他方
    を前記容器の上部とつなぎ、前記分岐部に弁と、弁の駆
    動手段を設け、 液体を保温する工程において、一定時間毎に、前記弁に
    より前記容器の上部側の通路を前記容器の下部と連通さ
    せるとともに、液体を本体外へ導出する手段を動作させ
    る電気湯沸し器。
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