JPH03106313A - 湯沸かし器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、器体上部に設けた出湯口への出湯路を容器の
下方より立ち上がり導出した湯沸かし器に関するもので
ある。

従来の技術 第５図は従来のこの種湯沸かし器を示すものである。す
なわち、器体１に内設した容器２の外底面には電気ヒー
タなどからなる加熱源３とサーミスタなどの感温素子４
が取着されている。５は蓋、６はこの蓋５に設けた出湯
口で、コーヒ抽出器７などへの給湯が容易にできるよう
に、器体１の上方で、しかも一定前方に位置されている
。

容器２の下部からは上記出湯口６へ至る出湯路８が立ち
上がシ導出してあり、１たその最上流部にポンプ９が接
続してある。上記ポンプ９は、蓋５に配設した操作釦１
０を押してその制御回路１１を働かせることにより駆動
され、これにより容器２内の液体は出湯路８を介して出
湯口６へ至シ、コーヒ抽出器７などへの給湯がなされる
。

発明が解決しようとする課題 ところで、この種湯沸かし器にあって、出湯路８内の液
体は加熱源３にようほとんど加熱されない。さらに第６
図を参照して説明を加えると、今、容器２に初期液温θ
▲の液体、例えば水を補給して加熱源３で加熱した場谷
、容器２内の水の温度はθ１のごとく１ｏＯ℃の沸とう
領域１で上昇し、次いで設定保温温度θＢに保たれる。

しかしながら、出湯路８内の水の温度θ２は容器２内の
水とほとんど混らないため、θ▲よジわずかに高いθＣ
の温度會でしか達しない。筐た容器２内の湯をｌｔ＋時
間給湯した場合は、容器２の湯が出湯路８を流動するた
め、同出湯路８内の湯温もθａ’！で上昇する。しかし
、この給湯をやめると出湯路８内の湯は次第に冷め、つ
いにはθＣの温度となる。

したがって、従来の構或では、給湯量が多い時には問題
がないが、カップ１杯など少量の給湯を行う場合は、出
湯路８に存在する液体割合が高くなって、結果的に低温
の給湯となってし１うものであった。會た当初水道水を
補給した際は、出湯路８内の水のカルキ或分が抜けず、
初期に得られる湯がカルキ臭くなることもあった。

本発明はこのような従来の課題を解決したもので、出湯
路内の液体と容器内の液体との間の温度差をなくし、少
量給湯の場合でも所定値の給湯温度を保つことを目的と
する。

課題を解決するための手段 上記目的を達或するための本発明の第１の手段は、加熱
源により加熱される液体を収容する容器と、この容器の
下方より立ち上がり導出され、器体上部の出湯口へ接続
した出湯路と、この出湯路の上部と容器を短絡するバイ
パス路と、出湯動作時、バイパス路側を実質的に閉じ、
それ以外はバイパス路側を開いて出湯路の出湯口側を閉
じる弁手段とを具備したものであう、第２の手段は、加
熱源によジ加熱される液体を収容する容器と、この容器
の下方より立ち上がり導出されて器体上部の出湯口へ接
続されるとともに、途中にポンプを介在させた出湯路と
、ポンプ吐出側の出湯路上部５ と容器を短絡するバイパス路と、出湯動作時、バイパス
路側を実質的に閉じ、それ以外はバイパス路側を開いて
出湯路の出湯口側を閉じる弁手段と、出湯路の温度に応
動して上記弁手段およびポンプを動作する制御回路とを
具備したものである。

作用 上記本発明の第１の手段によれば、通常、弁手段が出湯
口側を閉じてバイパス路を開き、これによう，出湯路は
容器の上下位置に連通されている。

そのため、上記出湯路内の液体は対流などの作用で容器
内を循環し、同容器内の液体温度と実質同一となる。出
湯時は上記とは逆に、弁手段を介して出湯路の出湯口側
が開かれてバイパス路が閉じられるところから、容器の
下部よシ給湯を行うことができる。

第２の手段では、ポンプにより出湯路と容器との間で液
体が強制的に循環され、この出湯路の液温が容器の液温
と確実に一致することとなる。

実施例 以下その実施例を第１図〜第３図を参照して説明する。

図において、器体２１に内設した容器２２の外底面には
電気ヒータなどからなる加熱源２３とこの加熱源２３を
制御するサーミスタなどの第１の感温素子２４が取着さ
れている。２５は蓋、２６はこの蓋２６に設けた出湯口
で、コーヒ柚出器２７などへの給湯が容易にできるよう
に、器体２１の上方で、しかも一定前方に位置されてい
る。

容器２２の下部からは上記出湯口２６へ至る出湯路２８
が立ち上がジ導出してあう、筐たその最上流部にポング
２９が接続してある。通常、上記ボンプ２９は、蓋２５
に配設した操作釦３ｏを押してその制御回路３１を働か
せることにょｂ駆動され、これにより容器２２内の液体
は出湯路２８を介して出湯口２６へ至ｂ、コーヒ抽出器
２７などへの給湯がなされる。３２は出湯路２８の上部
で、しかもポンプ２９の吐出側と容器２２とを短絡する
バイパス路で、上記出湯路２８との分岐部に弁手段３３
が接続してある。

上記弁手段３３は、流入口３４および第１，第２の２つ
の流出口３５．３６を形或した弁ケース３７と、第１，
第２の流出口３５．３６を択一的に開閉する弁体３８と
、この弁体３８をプランジャー３９に連係させた電磁装
置４０とで構威されている。そして上記弁ケース３７の
流入口３４は出湯路２８の上流側に、第１流出口３５は
同じく出湯路２８の下流側に、さらに第２流出口３６は
バイパス路３２にそれぞれ接続してある。１た電磁装置
４０は、それが励磁状態のとき第２流出口３６を閉、解
磁状態のとき第１流出口３５を閉とするごとく弁体３８
を動作するものである。

制御回路３１は先述したごとく操作釦３０の操作と連動
してポンプ２９を駆動し、電磁装置４０を励磁するほか
、第１感温素子２４および出湯路２８に設けたサーミス
タなどの第２の感温素子４１の検知信号にもとづき次の
ような制御を行う。

すなわち、容器２２内の液体の温度が最初に沸とう温度
に達したとき所定時間電磁装置４０を解磁してバイパス
路３２を開き、同時にポンプ２９を駆動する。捷たその
後、出湯路２８内の液体温度が所定値以下となったとき
も第２感温素子４１の出力信号により所定時間電磁装置
４ｏを解磁し、ポンプ２９を駆動する。

次に上記実施例の作用を第４図を用いて説明する。

今、容器２２に初期液温θＡの液体、例えば水を補給し
て加熱源２３で加熱した場合、上記水はθ１に示すごと
く最初沸とう点１で達し、その後、設定保温温度θＢに
保たれる。第１感温素子２４が最初の沸とう温度を検知
すると制御回路３１は所定時間Ａｔ２の間電磁装置４ｏ
を解磁し、ボンプ２９を駆動する。上記電磁装置４０が
解磁された場合、第２図のごとく弁体３８が第１流出口
３５を閉、第２流出口３６を開とし、バイパス路３２が
開路されることとなる。

そのため、出湯路２８と容器２２との間で循環が行われ
、同出湯路２８内の水温はθ２のごとく急速に容器２２
内の湯の温度と同等となる。その後のバイパス路３２の
開路およびボンプ２９の駆動は第２感温素子４１が出湯
路２８の水温が設定値θＤを検知したとき時間，ｄｔ３
−ｉたはＪｔ４の間行われ、先と同様容器２２との間で
循環を行って温度回復が図られるものである。

もちろん、操作釦３０を押圧すると、弁体３８はバイパ
ス路３２を閉じる代りに出湯口２６を開き、同時にポン
プ２９が駆動されて一般的な給湯がなされるものである
。

なお、出湯路を含んだ容器内液体の循環はポンプを使わ
ない自然対流方式であってもよい。

発明の効果 以上のように本発明によれば、所定の条件下で出湯路の
一部を容器と短絡して同出湯路を含む循環路を形威した
ため、この出湯路内の液体によって出湯温度が不用意に
低下するようなことがなく、特に小給湯量の場合、その
効果が大きい。また初期湯沸かし時において、出湯路内
の水も結果的に加熱されることとなるところから、カル
キ成分の除去も確実に行われ、これにより、例えば、美
味なコーヒが得られるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す湯沸かし器の断面図、第
２図，第３図は弁手段部の動作説明のための断面図、第
４図は湯温特性図、第５図は従来の湯沸かし器の断面図
、第６図は同湯温特性図である。 ２２・・・・・・容器、２３・・・・・・加熱源、２６
・・・・・・出湯口、２８・・・・・・出湯路、２９・
・・・・・ポンプ、３１・・・・・・制御回路、３２・
・・・・・バイパス路、３３・・・・・・弁手段。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）加熱源により加熱される液体を収容する容器と、
   この容器の下方より立ち上がり導出され、器体上部の出
   湯口へ接続した出湯路と、この出湯路の上部と容器を短
   絡するバイパス路と、出湯動作時、バイパス路側を実質
   的に閉じ、それ以外はバイパス路側を開いて出湯路の出
   湯口側を閉じる弁手段とを具備した湯沸かし器。
2. （２）加熱源により加熱される液体を収容する容器と、
   この容器の下方より立ち上がり導出されて器体上部の出
   湯口へ接続されるとともに、途中にポンプを介在させた
   出湯路と、ポンプ吐出側の出湯路上部と容器を短絡する
   バイパス路と、出湯動作時、バイパス路側を実質的に閉
   じ、それ以外はバイパス路側を開いて出湯路の出湯口側
   を閉じる弁手段と、出湯路の温度に応動して上記弁手段
   およびポンプを動作する制御回路とを具備した湯沸かし
   器。