JP2837902B2 - 電気保温ポット - Google Patents
電気保温ポットInfo
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Description
関する。
設けられ、このタンクにヒータが取付けられ、このヒー
タによりタンク内で湯を沸して保温し、この湯を適宜出
湯スイッチの操作で電動ポンプを作動させて出湯口から
順次流出させるようにしたものが知られている。
抽出器を配置し、出湯口から流出する湯をこのコーヒ抽
出器内に導入してコーヒを抽出することができるように
した電気保温ポットが提供されている。
いては、出湯形式を手動モードと自動モードとに選択的
に設定することが可能で、手動モードに設定した際に
は、出湯を指先で押圧操作している間、出湯口から湯が
多量の流量で連続して流出し、出湯スイッチから指先を
離した時点に湯の流出が停止し、したがって速やかに所
望量の湯を得ることができる。これに対し自動モードに
設定した際には、出湯スイッチを押圧操作した際のトリ
ガ信号でマイクロコンピュータの制御により電動ポンプ
が駆動され、この駆動で湯がコーヒの抽出に適合する流
量に絞られて予め設定された所定時間自動的に出湯口か
ら流出し、これによりドリップ方式によるコーヒの抽出
が可能となる。
た高温の湯をコーヒ抽出器に供給して抽出することが重
要であるが、従来の電気保温ポットにおいては、タンク
内の湯が充分な高温状態に上昇する以前の湯沸し中など
に、自動モードの設定操作を行なってタンク内の湯を所
定時間自動的に流出させてコーヒの抽出を行なってしま
うことがある。こののような場合、湯の温度が低いた
め、風味に欠ける濃度の薄いコーヒとなってしまう。
その目的とするところは、タンク内の湯温が低い状態の
ときに、誤ってその湯でコーヒの抽出作業を行なってし
まうような誤使用を避けることができる電気保温ポット
を提供することにある。
内で沸した湯を、出湯スイッチの操作に基づく電動ポン
プの作動で出湯口から流出させるものであって、かつそ
の出湯形式を手動モードと自動モードとに選択的に設定
が可能で、手動モードの設定時には前記出湯スイッチを
操作している間だけ電動ポンプが駆動されて熱湯が出湯
口から連続的に流出し、自動モードの設定時には前記出
湯スイッチの操作によるトリガ信号によりマイクロコン
ピュータの制御で電動ポンプが所定時間駆動されて湯が
出湯口から自動的に流出するものにおいて、前記タンク
内の湯温を検出する温度センサを設け、この温度センサ
がタンク内の湯温を高温であると検出する場合にのみ自
動モードの設定の実行を可能にする制御手段を設けるよ
うにしたものである。
すると、その出湯スイッチに対する操作が継続する間、
電動ポンプが駆動されてタンク内の湯が出湯口から連続
して流出する。
動モードに切換えるわけであるが、ここで、タンク内の
湯が温度センサにより高温であると検出されている場合
には、マイクロコンピュータの制御により自動モードの
実際の切換えが行なわれ、これにより出湯スイッチの操
作に応じて電動ポンプが所定時間自動的に作動して出湯
口からその高温の湯が自動的に流出し、コーヒの抽出が
可能となる。
あると検出された場合には、その信号に基づいて自動モ
ードへの切換えが阻止され、したがって出湯口からの湯
の自動的な流出が実現せず、このため低温の湯でコーヒ
の抽出が無駄に行われるようなことが避けられる。
明する。
符号1が筒状の本体で、この本体1内にタンク2が収納
され、このタンク2の下部外周にヒータ3が取付けられ
ている。前記ヒータ3は、タンク2内に収容された水を
沸騰するまで加熱する湯沸し用のメインヒータ3aと、そ
の沸騰させた湯を96℃程度の高温度に保温するサブヒー
タ3bとで構成されている。
動ポンプ4、およびこの電動ポンプ4や前記ヒータ3な
どを制御する制御部5が設けられている。電動ポンプ4
からは導湯路6が導出し、この導湯路6はタンク2に沿
って起立するとともに、本体1の上部前面からその外部
に延出し、さらに下方にほぼV字状に屈曲してその先端
部が出湯口7となっている。そしてこの導湯路6の途中
に逆止弁8および流量検知部9が設けられている。また
タンク2の周面には、タンク2内の湯温を検出する温度
センサ10が取付けられている。
の上蓋11により前記タンク2の上端の開口部が開閉され
るもので、さらに本体1の上端部にはカバー12が設けら
れ、このカバー12により本体1の前面側に延出した部分
の導湯路6が覆われている。
ー15が設けられ、この保温トレー15が本体1の前面側に
引出され、第1図においてこの保温トレー15の上にコー
ヒボトル16が載置され、さらにこのコーヒボトル16の上
に前記出湯口7と対向するようにコーヒ抽出器としてド
リッパ17がセットされている。
湯スイッチ20、手動モードスイッチ21、自動モードスイ
ッチ22、再沸騰スイッチ23、タイマスイッチ24、またLE
Dなどからなる手動モードランプ25、自動モードランプ2
6がそれぞれ配設されている。前記制御部5内にはマイ
クロコンピュータ28が組込まれており、第5図に示すよ
うにこのマイクロコンピュータ28の入力端子に前記出湯
スイッチ20、手動モードスイッチ21、自動モードスイッ
チ22および前記温度センサ10が接続され、また出力端子
に電動ポンプ4、手動モードランプ25、自動モードラン
プ26が接続されている。
3aにより加熱されて徐々に昇温し、所要時間経過後に沸
騰し、この湯温の変化が温度センサ10により検出され、
この検出信号がマイクロコンピュータ28に送られ、湯の
沸騰後にマイクロコンピュータ28による制御でメインヒ
ータ3aの通電が切られ、サブヒータ3bへの通電に切換え
られ、このサブヒータ3bによりタンク2内の湯が96℃程
度の高温状態に保温される。
その接点が閉成して出湯形式が手動モードに設定され、
かつ手動モードランプ25が点灯し、自動モードスイッチ
22を押圧操作すると、手動モードスイッチ21の接点が開
放するとともに自動モードスイッチ22の接点が閉成して
自動モードに設定され、かつ自動モードのドランプ26が
点灯する。そして手動モードの設定時に出湯スイッチ20
を押圧操作すると、その操作と同時に電動ポンプ4が駆
動され、タンク2内の湯が例えば2000〜3000cc/minの流
量で出湯口7から流出し、またその操作の解除に応じて
電動ポンプ4が停止し、湯の流出が止まる。
タンク2内の湯温が高温であると検出されている場合
に、その自動モードの設定が実現し、この状態のもとで
出湯スイッチ20を押圧操作すると、マイクロコンピュー
タ28内の遅延回路により出湯スイッチ20に対する押圧操
作の状態が微少時間、例えば0.5秒間保持されたのちに
電動ポンプ4が駆動され、タンク2内の湯がコーヒの抽
出に適合する状態で出湯口7から流出する。一方、温度
センサ10によりタンク2内の湯温か低温であると検出さ
れている場合には、その信号がマイクロコンピュータ28
に入力して自動モードの設定の実現が阻止されるように
なっている。
点灯する沸騰表示ランプ30、湯の保温時に点灯する保温
表示ランプ31、タイマの作動時に点灯するタイマ表示ラ
ンプ32、タンク2内の湯量が一定以下に減少した際に点
灯して水の補給を促す給水表示ランプ33、およびコーヒ
抽出カップ数を表示する複数の抽出量表示ランプ34…が
配設されている。
は、上蓋11を開放してタンク2内に水を収容する。この
水はメインヒータ3aで加熱されて沸騰し、この沸騰後に
サブヒータ3bにより96℃程度の高温の湯として保温され
る。
して手動モードに設定し、この状態で出湯スイッチ20を
指先で押圧操作すると、第6図に示すように、出湯スイ
ッチ20に対する操作が継続する間、電動ポンプ4が駆動
されてタンク2内の湯が出湯口7から多量の流量(2000
〜3000cc/min)で連続して流出する。
の上にコーヒボトル16を載置し、またこのコーヒボトル
16の上にドリッパ17をセットする。そして自動モードス
イッチ22を押圧操作する。この際、温度センサ10により
タンク2内の湯温が高温であると検出されている場合に
は、出湯形式が自動モードに設定される。そして前記自
動モードスイッチ22を1回押すと抽出量が2カップ分に
設定され、かつ『2』の抽出量表示ランプ34が点灯し、
また2回押すと抽出量が3カップ分に設定され、かつ
『3』の抽出量表示ランプ34が点灯し、以後同様に自動
モードスイッチ22を押すごとに抽出量の設定が増大し、
これにより抽出しようとするコーヒの量を2〜5カップ
分のうちの所望量に任意に選択することができる。
出湯スイッチ20に対する押圧操作が第6図に示すように
微少時間すなわち0.5秒間以上保持された場合には、マ
イクロコンピュータ28の制御により電動ポンプ4が駆動
されて出湯口7から自動的に次のように湯が流出する。
すなわち最初はドリッパ17内のコーヒ粉に浸透する程度
に少量に絞られた湯が滴下し、こののち数秒間その滴下
が停止し、この間は前記コーヒ粉が蒸らされ、この蒸ら
し後にドリッパ17内に手動モードの場合のほぼ半分に絞
られた流量で湯が間歇的に流出する。そして選択された
カップ数に応じた量の湯が流出した後にその流出が停止
する。これにより風味のよい所望量のコーヒを得ること
ができる。この際、出湯スイッチ20を微少時間(0.5時
間)以上押し続けない限り電動ポンプ4が作動すること
がないから、出湯口7の下方にコーヒボトル16やドリッ
パ17が用意されていない状態のもとで、誤って出湯スイ
ッチ20に瞬間的に触れてこれを押圧操作してしまうよう
なことがあっても、出湯口7から湯が流出するような恐
れがなく、したがって不測の火傷を負うような危険が防
止される。
が高温に達する前に、自動モードを選択した場合におい
ては、その湯がまだ低温であると温度センサ10により検
出され、この検出により自動モードの設定の実現が阻止
され、出湯形式が手動モードのまま保持され、このため
出湯口7からの湯の自動的な流出が防止され、したがっ
て低温の湯でコーヒの抽出が無駄に行われるようなこと
が避けられる。
モード選択時には出湯スイッチ20を微少時間以上押し続
けない限り電動ポンプ4が作動しないように構成した
が、必ずしもこのように構成する必要はなく、出湯スイ
ッチ20に対するほぼ瞬間的な操作で電動ポンプ4を作動
させるようにしても差し支えない。
温が高温である場合にのみ自動モードの設定が可能とな
るようにしたから、タンク内の湯温が低い状態のもとで
出湯形式を自動モードに設定し、出湯口からその低温の
湯を自動的に流出させてコーヒの抽出を行なってしまう
ような誤った使用を避けることができる利点がある。
トの構成図、第2図は同じく平面図、第3図は同じく一
部の正面図、第4図は同じく一部の拡大平面図、第5図
は電気回路図、第6図はタイムチャートである。 2……タンク、4……電動ポンプ、7……出湯口、10…
…温度センサ、20……出湯スイッチ、28……マイクロコ
ンピュータ。
Claims (1)
- 【請求項1】タンク内で沸した湯を、出湯スイッチの操
作に基づく電動ポンプの作動で出湯口から流出させるも
のであって、かつその出湯形式を手動モードと自動モー
ドとに選択的に設定が可能で、手動モードの設定時には
前記出湯スイッチを操作している間だけ電動ポンプが駆
動されて湯が出湯口から連続的に流出し、自動モードの
設定時には前記出湯スイッチの操作によるトリガ信号に
よりマイクロコンピュータの制御で電動ポンプが所定時
間駆動されて湯が出湯口から自動的に流出するものにお
いて、前記タンク内の湯温を検出する温度センサを設
け、この温度センサがタンク内の湯温を高温であると検
出する場合にのみ自動モードの設定の実行を可能にする
制御手段を設けたことを特徴とする電気保温ポット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33824389A JP2837902B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 電気保温ポット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33824389A JP2837902B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 電気保温ポット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03198819A JPH03198819A (ja) | 1991-08-30 |
JP2837902B2 true JP2837902B2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=18316276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33824389A Expired - Fee Related JP2837902B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 電気保温ポット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2837902B2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-28 JP JP33824389A patent/JP2837902B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03198819A (ja) | 1991-08-30 |
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