JPH03228714A - 電気保温ポット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） この発明は、コーヒ抽出機能付きの電気保温ポットに関
する。

（従来の技術） 湯沸し用の電気保温ポットとして、本体内にタンクが設
けられ、このタンクにヒータが取付けられ、このヒータ
によりタンク内で湯を沸して保温し、この湯を適宜出湯
スイッチの操作で電動ポンプを作動させて出湯口から順
次流出させるようにしたものが知られている。

そして近時、出湯口の下方に適宜ドリップ式のコーヒ抽
出器を配置し、出湯口から流出する高温の湯をこのコー
ヒ抽出器内に導入してコーヒを抽出することができるよ
うにした電気保温ポットが提供されている。

このようなコーヒ抽出機能付きの電気保温ポットにおい
ては、出湯形式を手動モードと自動モードとに選択的に
設定することが可能で、手動モードに設定した際には、
出湯スイッチを指先で押圧操作している間、出湯口から
湯が多量の流量で連続して流出し、出湯スイッチから指
先を離した時点に湯の流出が停止し、したがって速やか
に所望量の湯を得ることができる。これに対し自動モー
ドに設定した際には、出湯スイッチをタッチ操作するだ
けで、予め設定された定量の湯が自動的に所定時間をか
けて間欠的に流出し、このような熱湯の間欠的な流出に
ょリコーヒ粉の全体に程よく湯を浸透させて風味のよい
コーヒを抽出することが可能となる。

（発明が解決しようとする課題） ところで、自動モードの設定により高温の湯が間欠的に
流出する際には、湯の流出が一時休止し、暫く時間をお
いたのちに急に湯の流出が開始するという行程が繰り返
されるが、湯の流出の一時的な休止時にユーザが例えば
コーヒの抽出状態を確認しようとして手や顔などを出湯
口に近づけるような場合があり、このような場合、その
後に出湯口から急に高温の湯が流出してその蒸気が手や
顔などに触れて思わぬ火傷を負うような危険があった。

この発明はこのような点に着目してなされたもので、そ
の目的とするところは、高温の湯が間欠的に流出する際
におけるその各流出時点の直前にその予告の警報を発し
て不測の危険を避けることができるようにした電気保温
ポットを提供することにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） この発明はこのような目的を達成するために、タンク内
で沸した湯を電動ポンプの作動により出湯口から流出さ
せるものであって、かつ前記電動ポンプをマイクロコン
ピュータの制御により間欠的に駆動して前記出湯口から
湯を間欠的に自動流出させることの可能な電気保温ポッ
トにおいて、湯が間欠的に流出する際におけるその各流
出時点の直前に前記マイクロコンピュータの制御により
その都度駆動される報知手段を設けるようにしたもので
ある。

（作　用） 自動モードに設定した状態で出湯スイッチをタッチ操作
すると、その信号がマイクロコンピュータに入力し、こ
のマイクロコンピュータの制御により電動ポンプが自動
的に所定時間、間欠的に駆動され、この駆動により出湯
口から高温の湯が間欠的に流出する（第１図参照）。そ
してこのような湯の間欠的な流出の際に、マイクロコン
ピュータの制御により、湯が流出する各時点の直前にそ
の都度報知手段が駆動され、湯が流出する予告としての
警報が発せられる。

したがってユーザにおいては、湯の流出が休止してから
再び湯が流出する時点を客観的に知ることができ、この
ため出湯口の近くに手や顔などを近づけていても、その
警報によりその手や顔を出湯口から遠ざけるように促さ
れ、これにより火傷を負うような危険が回避される。

（実施例） 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。

第４図に電気保温ポットの構成を示し、符号１が筒状の
本体で、この本体１内にタンク２が収納され、このタン
ク２の下部外周にヒータ３が取付けられている。前記ヒ
ータ３は、タンク２内に収容された水を沸騰するまで加
熱する湯沸し用のメインヒータ３ａと、その沸騰させた
湯を９６℃程度の高温度に保温するサブヒータ３ｂとて
構成されている。

タンク２の下面側には、タンク２の底面に接続する電動
ポンプ４、およびこの電動ポンプ４や前記ヒータ３など
を制御する制御部５が設けられている。電動ポンプ４か
らは導湯路６が導出し、この導湯路６はタンク２に沿っ
て起立するとともに、本体１の上部前面からその外部に
延出し、さらに下方にほぼＶ字状に屈曲してその先端部
が出湯ロアとなっている。そしてこの導湯路６の途中に
逆止弁８および流量検知機構９が設けられている。また
タンク２の外周の中段部分には、タンク２内の湯の温度
を検出する温度センサ１０が取付けられている。

本体１の上端部には上蓋１１が回動自在に枢着され、こ
の上蓋１１により前記タンク２の上端の開口部が開閉さ
れるもので、さらに本体１の上端部にはカバー１２が設
けられ、このカバー１２により本体１の前面側に延出し
た部分の導湯路６が覆われている。

本体１の下端部にはその前面側に引出自在な保温トレー
１５か設けられ、この保温トレー１５か本体１の前面側
に引出され、この保温トレー１５の上にコーヒボトル１
６が着脱自在に載置され、さらにこのコーヒボトル１６
の上に前記出湯ロアと対向するようにコーヒ抽出器とし
てドリッパ１７がセットされている。

前記カバー１２の上面には、押しボタン式の出湯スイッ
チ２０、手動モードスイッチ２１、自動モードスイッチ
２２がそれぞれ配設され、さらにこのカバー１２の前面
に第５図に示すように、コーヒ抽出カップ数を表示する
複数の抽出量表示ランプ２３・・・が配設されている。

前記制御部５内にはマイクロコンピュータ２８が組込ま
れており、第３図に示すようにこのマイクロコンピュー
タ２８の入力端子に前記出湯スイッチ２０、手動モード
スイッチ２１、自動モードスイッチ２２および前記温度
センサ１゜カ接続され、また出力端子に電動ポンプ４お
よび報知手段としての例えばブザー２９が接続されてい
る。

このように構成された電気保温ポットの使用に際しては
、上蓋１１を開放してタンク２内に水を収容する。この
水はヒータ３のメインヒータ３ａにより加熱されて徐々
に昇温し、所要時間経過後に沸騰し、この湯温の変化が
温度センサ１０により検出され、この検出信号がマイク
ロコンピュータ２８に送られ、湯の沸騰後にマイクロコ
ンピュータ２８による制御でメインヒータ３ａの通電か
切られ、サブヒータ３ｂへの通電に切換えられ、このサ
ブヒータ３ｂによりタンク２内の湯か９６℃程度の高温
状態に保温される。

このような状態で、手動モードスイッチ２１を押圧操作
して手動モードに設定し、この状態で出湯スイッチ２０
を指先で押圧操作すると、その押圧操作か継続する間、
電動ポンプ４が駆動されてタンク２内の湯が出湯ロアか
ら多量の流量（２０００〜３０００ｃｃ／ｗｉｎ　）で
連続して流出する。

一方、コーヒの抽出を行なう場合には、保温トレー１５
の上にコーヒボトル１６を載置し、またこのコーヒボト
ル１６の上にドリッパ１７をセットする。そして自動モ
ードスイッチ２２を押圧操作して出湯形式を自動モード
に設定する。この際、自動モードスイッチ２２を１回押
すと抽出量すなわち総出湯量が２力ツプ分に設定サレ、
カっ「２」の抽出量表示ランプ２３が点灯し、また２回
押すと抽出量が３力ツプ分に設定され、かっ「３」の抽
出量表示ランプ２３が点灯し、以後同様に自動モードス
イッチ２２を押すごとに抽出量の設定が増大し、これに
より抽出しようとするコーヒの量を２〜５力ツプ分のう
ちの所望量に任意に選択することができる。

そしてこのように自動モードに設定した状態で出湯スイ
ッチ２０をタッチ操作すると、その信号がマイクロコン
ピュータ２８に入力し、このマイクロコンピュータ２８
において予め選択された総出湯量が演算され、この演算
に基づいて電動ポンプ４が所定のプログラムに従って自
動的に所定時間、間欠的に駆動され、この駆動により出
湯ロアから高温の湯か間欠的に流出する。すなわち第１
図および第２図に示すように、湯の流出と休止が交互に
繰り返される。そしてこのような湯の間欠的な流出の際
に、マイクロコンピュータ２８の制御により、湯が流出
する各時点の直前にその都度ブザー２９が駆動され、湯
が流出する予告としての警報が発せられる。

したかってユーザにおいては、湯の流出が休止してから
再び湯が流出する時点を客観的に知ることができ、この
ため出湯ロアの近くに手や顔などを近づけていても、そ
の警報によりその手や顔などを出湯ロアから遠ざけるよ
うに促され、これにより火傷を負うような危険が回避さ
れる。そして予め設定された湯の総量が出尽くした時点
には、その湯の流出の完了が前記ブザー２９を介して湯
の流出を予告する警報とは異なく音色や断続音などによ
り区別して報知される。

なお、前記実施例においては、報知手段としてブザーを
例に挙げたか、これに限らす、例えば音声を発するもの
、あるいはＬＥＤなどによる視覚的な手段によるもの、
さらにはこれらの組み合わせによるものなどを採用する
ことが可能である。

［発明の効果］ 以上説明したようにこの発明によれば、湯が間欠的に流
出する際に、その各流出時点の直前に報知手段によりそ
の予告の警報か発せられ、したがって不意に湯か流出し
て火傷を負うような危険を未然に防止することができる
利点がある。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の一実施例を示し、第１図は動作のタイム
チャート、第２図は動作のフローチャート、第３図は電
気回路図、第４図は電気保温ポットの構成図、第５図は
電気保温ポットの一部の正面図である。 ２・・・タンク、４・・・電動ポンプ、７・・・出湯口
、２８・・・マイクロコンピュータ、２９・・・ブザー
（報知手段）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. タンク内で沸した湯を電動ポンプの作動により出湯口か
   ら流出させるものであって、かつ前記電動ポンプをマイ
   クロコンピュータの制御により間欠的に駆動して前記出
   湯口から湯を間欠的に自動流出させることの可能な電気
   保温ポットにおいて、湯が間欠的に流出する際における
   その各流出時点の直前に前記マイクロコンピュータの制
   御によりその都度駆動される報知手段を設けたことを特
   徴とする電気保温ポット。