JPH0439327B2 - - Google Patents

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JPH0439327B2
JPH0439327B2 JP60190856A JP19085685A JPH0439327B2 JP H0439327 B2 JPH0439327 B2 JP H0439327B2 JP 60190856 A JP60190856 A JP 60190856A JP 19085685 A JP19085685 A JP 19085685A JP H0439327 B2 JPH0439327 B2 JP H0439327B2
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rice
time
cooking
rice cooking
key
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は所定の時刻に炊飯の仕上げが終了する
ように加熱制御できるジヤー炊飯器等の調理器に
関するものである。
(従来技術) 最近、ジヤー炊飯器にあつては、マイクロコン
ピユータによる電子制御の採用により、タイマー
炊飯や工程表示に加え、保温時間の測定表示、さ
らには「白米」「玄米」「おかゆ」などメニユーを
選択して選択されたメニユーに沿つた加熱調理が
できるようになつており、多機能化が進んでい
る。
ところで、従来の炊飯器において、すぐに炊飯
を行わない場合には所定時間後に炊飯が行われる
ようにタイマー設定をしてタイマー炊飯を行うこ
とになる。このタイマー炊飯においては、炊飯を
開始するまでの時間を設定し、炊飯キーを操作す
ることによりこの炊飯開始までの時間が記憶され
る。このようにタイマー設定されると、タイマー
炊飯の設定をした時から所定時間後に炊飯が開始
されるものである。
(本発明が解決すべき課題) しかし、従来の炊飯器においてタイマー炊飯を
行う場合、タイマー時間を設定する時刻がまちま
ちであるため、その設定する時刻に応じていちい
ちタイマー時間を設定しなければならず、その設
定操作が面倒であつた。
本発明は炊飯の仕上がり時刻がほぼ毎日同じで
ある点に鑑み、簡単な操作でタイマー炊飯を行
い、所望の時刻に仕上がりの終了したご飯が炊き
上がるようにできる炊飯器の提供を目的とするも
のである。
(課題を解決するための手段) 炊飯の仕上げ時刻を予約するための予約キー
と、 この予約キーの操作により、現在時刻表示と予
約時刻表示とを切り換える表示切換手段と、 この予約時刻表示状態において炊飯の仕上げ時
刻を設定記憶する予約時刻設定記憶手段と、 予約時刻設定状態において予約キーの操作によ
り記憶した炊飯の仕上げ時刻を呼び出す予約時刻
呼出手段と、 炊飯キーの操作により、呼び出した仕上げ時刻
に炊飯が終了するように加熱手段を制御する加熱
制御手段と、を設ける。
(作用) すぐに炊飯を行わず所望の時刻にご飯を仕上げ
たい時には、予約キーを操作する。
この予約キーの操作により、表示が現在時刻表
示の状態から予約時刻表示の状態になる。
この予約時刻表示の状態において、炊飯の仕上
げ時刻を設定して記憶させることにより、予約状
態となる。
予約した時刻に炊飯が仕上がるように炊飯を行
う場合には、予約キーを操作する。この予約キー
の操作により記憶された予約時刻が呼び出され
る。この予約時刻を呼び出した状態で炊飯キーを
操作すれば、炊飯に必要な時間を見越して、炊飯
を仕上げる時刻の所定時間前から炊飯が開始さ
れ、予約した時刻に炊飯の仕上げが終了する。
この予約時刻は変更しない限り記憶設定された
状態になつている。このため、何度でも予約キー
を操作して炊飯キーを操作するだけで、所望の時
刻に炊飯の仕上げることができる。
すぐに炊飯を行う場合には炊飯キーを操作する
ことにより、即、炊飯が行われる。
(実施例) 以下図面に示した本発明の実施例について詳細
に説明する。
先ず、第2図は本発明炊飯器の概略構造を示
す。図において、1はジヤー炊飯器の断熱性本
体、2は外鍋、3は外鍋2の内底部に設けた炊飯
ヒータ(700W)、4は外鍋2内に出入自在で被調
理物を収容する内鍋、5は外鍋2の外側面に設け
た保温ヒータ、6は内鍋4の外底面に接して底部
の温度変化を検出するサーミスタの如き第1のセ
ンサー、7は断熱構造の外蓋、8は外蓋7の内面
側に設けた保温ヒータ、9は外蓋7の内面側中央
に突設した中空状の吊下棒、10は吊下棒9にシ
ールパツキン11を介して着脱自在に嵌挿支持し
た内蓋、12は内蓋10に突設したボール弁13
内蔵の蒸気筒、14は吊下棒9内に封入したサー
ミスタの如き第2のセンサーであり、このセンサ
ー14は吊下棒9を介して内鍋4内の雰囲気温度
の変化を検出する。尚、吊下棒9はアルミニウム
等の熱伝導性の良好な金属よりなる。
次に、第1図は操作パネル部の正面図であり、
15は断熱性本体1の外側壁に取着した操作パネ
ル台、16は所定の文字、数字、記号等を点灯表
示する点灯表示ユニツト、17は点灯表示ユニツ
ト16の表示面の外周に、該ユニツト16の表示
に対応して文字等の表示を付したパネル表示部で
ある。このパネル表示部17は操作パネル台15
の前面に貼付けたキーシート18に、第1図示の
ような文字、数字、記号等を印刷等により付すこ
とにより設けられる。上記点灯表示ユニツト16
は第3図に示すように、デジトロンの如き点灯表
示体19とこの前面に配置するフイルター20と
からなり、点灯表示体19にて点灯表示する文
字、数字、記号の全てを第4図に示している。
上記フイルター20は点灯表示体19の表示域
(第4図において細線で囲んだ範囲)よりも大き
く形成して上記表示域の上下、左右に余裕をもた
せているが、特に上側の余裕分の幅Bを他の三方
の余裕分の幅Aよりも大きく設定してある。これ
は、ジヤー炊飯器においては操作パネル部を斜め
上方より見る傾向にあり、この際に表示がより見
易くなるよう視野角を大きくする為である。又、
点灯表示体19として用いるデジトロンはその表
示の視野角を広くする為には裏面発光デジトロン
が望ましい。
一方、キーシート18にはパネル表示部17等
による表示域を避けて「時」「分」「メニユー」
「取消」「保温」「時刻合せ」「予約」「炊飯」の各
文字を印刷しており、各文字部の裏面にキースイ
ツチ21のキートツプ21aを位置させて各文字
印刷部位を夫々の操作キー28〜35としてい
る。
第5図は制御回路全体のブロツク図である。第
5図において、22はマイクロコンピユータであ
り、主に中央演算装置(以下CPUと記す。)2
3、電子タイマー24、読出し専用メモリ(以下
ROMと記す。)25、任意アクセスメモリ(以
下RAMと記す。)26及びインターフエース
(入出力信号処理回路)27により構成されてい
る。上記ROM25にはCPU23の制御プログラ
ムが格納されており、又RAM26はCPU23の
データメモリとして使用される。而して、上記
CPU23は入力側の各部の状態をインタフエー
ス27を介して読み込むと共に、ROM25内の
制御プログラムを読み出すことにより、予熱、炊
飯(1次)(2次)(3次)、2度炊き・むらし、
保温等の工程を判断し、その工程を実行するのに
必要な加熱部、表示部等をインタフエース27を
介して制御するもので、その工程移行は電子タイ
マー24と共動して行なわれる。尚、電子タイマ
ー24はCPU23からの指示によつて時間をア
ツプ或いはダウンカウントし、信号を出力するも
のである。
上記構成において、先ず操作パネル部における
操作手順、表示内容を説明する。
現在時刻を設定する場合には先ず時刻合せキー
33を押す。すると、点灯表示ユニツト16にお
いてパネル表示部17の「現在時刻」表示に対応
する記号aが点滅して現在時刻設定中であること
を示すと同時に「午前」「○○」「時」「○○」
「分」を点灯表示する。次に、時キー28及び分
キー29を操作して現在時刻に合わせた後、再度
時刻合せキー33を押すことにより終了し、記号
aは点滅から点灯に切換わり、現在時刻設定完
了、時計機能実行中を表示する。例えば、午後8
時30分であれば、「午後」「8」「時」「30」「分」
が表示される。而して、このような現在時刻の表
示は、後段で述べる炊飯動作中のむらし工程の間
を除き行なわれる。
メニユーキー30はメニユーを選択する為のキ
ーであり、このメニユーキー30を押すと、「白
米」「炊込み」「おこわ」「胚芽米」「玄米」「おか
ゆ」の順に切換わつて行き、この切換わりに伴い
点灯表示ユニツト16におけるメニユー表示も順
に変わつて行く。点灯表示ユニツト16における
メニユー表示は選択されたメニユー、例えば「玄
米」であれば、「玄米」の文字のみが点灯表示さ
れる。
炊飯キー35は即炊飯、タイマー炊飯を開始さ
せる為のキーである。例えば、即炊飯の場合に
は、先ずメニユーキー30により所望のメニユー
を選択した後、炊飯キー35を押すと、選択され
たメニユーの調理が即開始される。
又、タイマー炊飯の場合には、メニユーキー3
0により所望のメニユーを選択した後、時キー2
8及び分キー29により所望の仕上がり時刻に設
定し、次に炊飯キー35を押す。すると、タイマ
ー動作が開始され、設定した仕上がり時刻に選択
したメニユーの調理が終了し食べ項の状態にな
る。尚、時キー28及び分キー29を操作する
と、現在時刻の表示が消え、点灯表示ユニツト1
6においてパネル表示部17の「予約時刻」表示
に対応する記号bが点滅することになり、この状
態で時キー28及び分キー29により仕上がり時
刻を設定し、炊飯キー35を押すと、時刻表示が
予約時刻表示から元の現在時刻表示に戻り、これ
と同時にパネル表示部17の「タイマー」表示に
対応する記号cが点灯して、タイマーの動作中を
表示する。又、タイマーの動作開始から予熱工程
開始までの間に予約キー34を押すと、第14図
に示すように現在時刻表示が予約時刻表示に切換
わり、仕上がり時刻を確認することができる。
予約キー34はメニユーと仕上がり時刻を予め
記憶させておく為のキーである。予約の手順は、
予約キー34を押した後、メニユーキー30によ
り所望のメニユーを選択し、次に時キー28及び
分キー29により所望の付上がり時刻を設定し、
最後に予約キー34を押すことにより終了する。
尚、時刻表示は最初に予約キー34を押した時に
現在時刻表示から予約時刻表示に切換わり、次に
予約キー34を押した時に元の現在時刻表示に切
換わり、予約が完了したことを表示する。而し
て、予約した内容で調理を行なう場合には、予約
キー34を押し、炊飯キー35を押す。今、仮に
「おかゆ」「午前8時30分」が予約されていると、
予約キー34を押した時に予約内容が一旦表示さ
れ、炊飯キー35を押した時に予約時刻表示から
現在時刻表示に戻り、記号cが点灯してタイマー
動作が開始され、午前8時30分になつた時におか
ゆが仕上がる、即ちでき上がることになる。タイ
マーの動作開始から予熱工程開始までの間に予約
キー34を押すと、タイマー炊飯と同様に仕上が
り時刻を確認することができる。
取消キー31はキーを誤つて操作した時、動作
を途中で中止したい時に使用するキーである。但
し、現在時刻と予約内容は取消されない。尚、取
消キー31を押した時、メニユーは最も使用頻度
の高い「白米」にリセツトされるようになつてい
る。
次に、炊飯動作時の制御について詳細に説明す
る。第6図は第1及び第2のセンサーの検知温度
の時間内変化をモデル的に示した図、第7図は容
量変化に伴うセンサーの検知温度と炊飯電力の関
係を示す図である。
白米炊飯 今、メニユーキー30により「白米」を選択す
ると、点灯表示ユニツト16により「白米」の文
字が点灯表示される。そして、炊飯キー35を押
すと、CPU23は炊飯キー35のONを確認し
て、次に何れのフラツグが指定されているかを判
定する。今、白米炊飯が選択されている為、フラ
ツグ1の指定を判定して、このフラツグ1に対応
するROM25内の制御プログラムを読み出すこ
とにより、第8図示のフローチヤートのように制
御する。尚、炊飯キー35のONに伴つて報知部
(例えば圧電ブザー)が動作し、確認音を出す。
Γ予熱工程 この予熱工程は被調理物(米及び水)をある
一定温度まで加熱昇温させ、炊飯(予熱)開始
から一定時間が経過するまで上記温度を保持す
る。尚、第8図において、Dで示す枠は予熱工
程のフローチヤートを示す。
予熱工程実行中、点灯表示ユニツト16にお
いてパネル表示部17の「予熱」表示に対応す
る記号dが点灯し、予熱実行中を表示してい
る。
予熱工程が開始すると、炊飯ヒータ3はON
して被加熱物を加熱昇温すると共に、該加熱を
第1のセンサー6の検知温度がある一定温度
(例えば62℃)に達するまで連続して行ない、
検知温度が62℃に達した時点で炊飯ヒータ3を
OFFする。以後、第1のセンサー6の検知温
度に基づいて炊飯ヒータ3をON,OFFするこ
とにより、予熱開始から一定時間(例えば10分
間)が経過するまで62℃に保持し、10分が経過
すると、次段の炊飯(1次)工程に移行する。
この工程は、米の吸水を促進すること、当初
の水温、気温に対する被調理物の温度補正を行
なうこと、炊飯量の大小に関係なく温度分布を
均一にすること等を目的としており、上記温度
及び時間は一例であつて、所期の目的を達成す
る為に必要な値に任意に設定すればよい。
予熱工程において、第2のセンサー14の検
知温度は第6図示のように、第1のセンサー6
の検知温度より低く、上昇カーブも極めて緩や
かである。
Γ炊飯(1次)工程 この工程は容量判定データを採取し、このデ
ータに基づいて炊飯量を判定し、次段の加熱デ
ユーテイーを決定する。第8図中、Eで示す枠
は当該工程のフローチヤートを示す。
予熱工程から炊飯(1次)工程への移行に伴
い、点灯表示ユニツト16において記号dが消
滅し、パネル表示部17の「炊飯」表示に対応
する記号eが点灯表示される。そして、この記
号eの点灯により炊飯工程実行中を表示し、こ
の表示は炊飯(3次)工程が終了するまで継続
する。
今、炊飯(1次)工程に移行すると、炊飯ヒ
ータ3をONして連続加熱により第1のセンサ
ー6の検知温度が62℃から所定温度(例えば、
88℃)に達するまで被調理物を加熱昇温する一
方、炊飯工程開始からの時間をカウントアツプ
して行く。そして、第1のセンサー6の検知温
度が88℃に達したことを判定すると、この時点
のタイマーデータTを読み込み、データT1
して記憶する。次に、このタイマーデータT1
を基に炊飯量を判定し、次段の炊飯(2次)工
程の加熱デユーテイーを決定する。
ここで、炊飯量の判定について説明する。炊
飯量は1合(.18)〜10合(1.8)までの
10段階になつており、第1のセンサー6の検知
温度が62℃から88℃に達するまでの時間を夫々
固有の時間幅により10段階に分割し、そして各
炊飯量毎に後述の如く加熱デユーテイーが設定
され、これらをプログラム化した内容が予め
ROM26に記憶されている。例えば、炊飯ヒ
ータ3を700Wとした場合、タイマーデータT1
が500秒以上の時10合、150秒以下の時1合と判
定し、500秒から150秒の間を夫々の炊飯量固有
の時間幅により分割する。而して、炊飯量の判
定は、タイマーデータT1から各炊飯量に対す
る時間幅を順次差し引いて行き、T1<0の関
係になつた時の炊飯量を判定する。
次に、加熱デユーテイーは各炊飯量に対応し
て設定されており、一定周期(例えば64秒)内
に炊飯ヒータ3に通電する時間を調節するもの
である。この加熱デユーテイーは、炊飯量に伴
う炊飯(2次)工程の実行時間の変動を小さく
抑えることを目的としており、例えば10合の場
合64秒/64秒、1合の場合32秒/64秒炊飯ヒー
タ3に通電するもので、この間において夫々の
炊飯量に応じた加熱デユーテイーを設定してあ
る。従つて、炊飯(2次)工程の加熱電力は10
合の場合700W、1合の場合350Wになる。
尚、炊飯(1次)工程において、第2のセン
サー14の検知温度は第6図示のように低く、
上昇カーブも緩やかである。上記炊飯(1次)
工程の終了温度及びデユーテイーコントロール
の周期は上記数値に限定されるものではない。
Γ炊飯(2次)工程 前段の工程で炊飯量が判定され、加熱デユー
テイーが決定された後、炊飯(2次)工程に移
行すると、上記決定に従つて炊飯ヒータ3をデ
ユーテイーコントロールすることにより被調理
物を加熱する一方、前段の工程に引き続いて時
間をカウントアツプして行き、被調理物の沸騰
を判定することにより、次段の炊飯(3次)工
程に移行する。第8図中、Fで示す枠は当該工
程のフローチヤートを示す。
ここで、被調理物の沸騰判定について説明す
る。第1のセンサー6の検知度は第6図に示す
ように、炊飯(2次)工程の開始から短時間で
100℃まで達することになるが、これは炊飯ヒ
ータ3に近い被調理物底部における部分沸騰、
及び炊飯ヒータ3の熱影響によるものであり、
この時点では未だ被調理物全体が沸騰状態にな
つておらず、従つて第1のセンサー6の検知温
度を基に沸騰を判定した場合正確性に欠けるも
のである。一方、第2のセンサー14の検知温
度は炊飯(2次)工程開始後も緩やかに上昇
し、被調理物全体が沸騰を始め水蒸気が盛んに
発生するようになり、内鍋4内に水蒸気が充満
し始めると、急激に上昇する。従つて、第2の
センサー14の検知温度の急激な上昇をとらえ
ることにより被調理物全体の沸騰を正確に判定
することができる。
然るに、第2のセンサー14の検知温度の急
激な上昇時においてある温度(例えば90℃)に
なつたことを感知し、沸騰を判定する。
そこで、炊飯(2次)工程は第2のセンサー
14の検知温度が90℃になつたことを判定して
終了し、次段の炊飯(3次)工程に移行する一
方、この時点のタイマーデータT即ち炊飯(1
次)工程の開始から炊飯(2次)工程の終了ま
での経過時間を読み込み、データT2として記
憶する。次に、このタイマーデータT2を基に
先の場合と同様に炊飯量を判定し、次段の加熱
デユーテイーを決定する。
炊飯量は先の場合と同様に10段階に区分され
るもので、例えばタイマーデータTが750秒以
上の時10合、350秒以下の時1合とし、その間
を夫々の炊飯量固有の時間幅により分割してあ
る。又、加熱デユーテイーは、米のα化を完全
に行なわせる為に炊飯(3次)工程を2度炊
き・むらし工程の時間と合せて20分以上になる
こと、吹きこぼれをなくすること、炊飯(1
次)工程の開始から炊飯(3次)工程の終了ま
での時間が炊飯量に関係なく略一定になること
を条件として、各炊飯量毎に設定されており、
例えば10合の場合加熱電力700W(60秒/64秒炊
飯ヒータON)、1合の場合加熱電力175(16
秒/64秒炊飯ヒータON)に設定する。
Γ炊飯(3次)工程 この工程では、上記決定に基づいて炊飯ヒー
タ3をデユーテイーコントロールすることによ
り、被調理物即ち白米御飯を炊き上げるもので
ある。第8図中、Gで示す枠は当該工程のフロ
ーチヤートを示す。
即ち、炊飯ヒータ3のデユーテイーコントロ
ールにより加熱が進み、内鍋4内の水分がなく
なり、底部温度が急激に上昇して第1のセンサ
ー6の検知温度が炊き上がり温度(例えば124
℃)に達したことを判定すると、炊飯ヒータ3
をOFFし次段の2度炊き・むらし工程に移行
する。
尚、炊飯(3次)工程における加熱デユーテ
イーは先に述べた条件を基に設定してある為、
第6図に示すように炊飯量の大小に関係なく炊
き上がり時期は略一致することになる。又、御
飯の炊き上がりに伴つて報知部を動作させる。
Γ2度炊き・むらし工程 この工程は炊き上げた御飯の水切りとこげ付
けを行なうことにより御飯を仕上げるもので、
当該工程の終了により充分なむらしがなされ最
も食べ頃の御飯が得られる。第8図中、Hで示
す枠は当該工程のフローチヤートを示す。
2度炊き・むらし工程に移行すると、点灯表
示ユニツト16において記号eが消滅し、パネ
ル表示部17の「むらし」表示に対応する記号
fが点灯表示され、むらし工程実行中を表示す
る一方、むらし工程が終了するまで即ち御飯が
仕上がるまでの時間(例えば12分)が表示され
る。即ち、今までの現在時刻表示からむらし工
程の残り時間表示に切換わり、第9図示のよう
に点灯灯表示ユニツト16において「12」「分」
「後」を点灯表示し、カウントダウンして行く
ことになる。
この2度炊き・むらし工程では第1のセンサ
ー6の検知温度が所定温度(例えば110℃)ま
で低下するのを待ち、110℃に達したことを判
定した時に炊飯ヒータ3をONして再び124℃
になるまで加熱し、124℃に達すると炊飯ヒー
タ3をOFFして以後停止状態とする。そして、
12分の経過により御飯が仕上がり保温工程に移
行する。
Γ保温工程 保温工定に移行すると同時に御飯の仕上がり
を音で報知し、さらに点灯表示ユニツト16に
おいてパネル表示部17の「ほぐす」表示に対
応する部分に第1図に示すように図案化した表
示を例えば一定時間点灯させ、使用者に御飯の
ほぐしを促すことになる。又、むらし工程の残
り時間表示から第1図示のように再び現在時刻
表示に戻す一方、パネル表示部17の「保温・
開始」の表示に対応する記号gを点灯表示する
ことにより、保温工程に移行したことを表示
し、そして保温開始から2時間が経過する度に
点灯記号を増加して行き、例えば記号jの点灯
によつて保温開始から6時間程度経過したこと
を知ることができる。尚、保温キー32を押す
と、第15図に示すように現在時刻表示が保温
経過時間表示に切換わり、例えば6時間25分が
経過しておれば、点灯表示ユニツト16におい
て「6」「時間」「25」「分」が点灯表示され、
保温経過時間をより詳しく知ることができる。
保温工程に移行すると、第8図にの枠で示
すように、第1のセンサー6及び第2のセンサ
ー14の検知温度に伴つて保温ヒータ5,8を
制御し、御飯を保温温度に保つものである。
即ち、第1のセンサー6の検知温度が例えば
73℃以下に低下するか、第2のセンサー14の
検知温度が例えば76℃以下に低下すれば、保温
ヒータ5,8をONし、両センサー6,14の
検知温度が上記温度以上になれば、保温ヒータ
5,8をOFFするものであり、以後このよう
な繰り返しにより保温する。
尚、第2のセンサー14の設定温度を第1の
センサー6の設定温度より高めた理由は内蓋1
0の内面における露付き防止のためである。
又、両センサー6,14により保温ヒータ5,
8を制御する理由は、第1のセンサー6のみで
は蓋の開放による上部の温度低下を速やかに捕
えることができず、又第2のセンサー14のみ
では被調理物即ち御飯の温度変化を正確に捕え
ることができないためである。
以上のようにして、白米炊飯が行なわれるもの
であり、次に炊き込み炊飯について説明する。
炊き込み炊飯 メニユーキー30により炊き込み炊飯を選択し
て炊飯キー35をONすると、フラツグ2の指定
を判定して、これに対応する制御プログラムを読
み出すことにより、第10図示のフローチヤート
のように制御する。尚、第10図において、第8
図と共通する部分には第8図中の枠の符号を付
し、詳細は省略する。
炊き込み炊飯の予熱、炊飯(1次)(2次)、2
度炊き・むらし、保温の各工程は基本的に白米炊
飯と同じであり、相違する炊飯(3次)工程につ
いて以下に説明する。
炊し込み御飯の具の中には、炊飯開始当初より
入れておくものと、沸騰時に入れるものとがある
為、炊飯(3次)工程では沸騰報知を行ない、具
の投入を検出できるようにしてある。
先ず、炊飯(3次)工程に移行すると、報知部
を鳴動させて沸騰報知を行なうと同時に、点灯表
示ユニツト16においてパネル表示部17の「具
を入れる」表示に対応する部分に第12図に示す
ように図案化した表示を例えば一定時間点灯させ
て具の投入を促すことになる。その後、具の投入
がなされなかつた場合には、炊飯(2次)工程で
決定された加熱デユーテイーに従つて炊飯ヒータ
3をデユーテイーコントロールすることにより調
理を行ない、第1のセンサー6の検知温度が124
℃に達した時に次工程に移行する。
一方、蓋が開放され、具が投入されると、外気
の流入により第2のセンサー14の検知温度が第
11図に示すように急激に低下し、検知温度が90
℃以下に低下したことを判定すると、炊飯ヒータ
3を連続ON状態として、加熱デユーテイーに関
係なく加熱電力700Wで加熱することにより、第
2のセンサー14の検知温度が90℃になるまで短
時間で昇温する。そして、第2のセンサー14の
検知温度が90℃に達したことを判定すると、以後
炊飯ヒータ3をデユーテイーコントロールするこ
とにより、第1のセンサー6の検知温度が124℃
に達するまで行なうことになる。
尚、容量判定の基準時間及び加熱デユーテイー
は実験データを基に固有の値に設定される。例え
ば、炊飯(1次)工程ではタイマーデータT1
650秒以上の時10合、250秒以下の時1合として判
定し、炊飯(2次)工程ではタイマーデータT2
が800秒以上の時10合、400秒以下の時1合として
判定する。又炊飯(2次)工程の加熱デユーテイ
ーは10合の時64秒/64秒炊飯ヒータON(加熱電
力700W)、1合の時32秒/64秒炊飯ヒータON
(加熱電力350W)に設定し、炊飯(3次)工程の
加熱デユーテイーは10合の時60秒/64秒炊飯ヒー
タON(加熱電力656W)、1合の時15秒/64秒炊
飯ヒータON(加熱電力164W)に設定する。
おかゆ調理 メニユーキー30によりおかゆ調理を選択して
炊飯キー35をONすると、フラツグ6の指定を
判定して、これに対応する制御プログラムを読み
出すことにより、第13図のフローチヤートのよ
うに制御する。尚、第13図において、第8図と
共通する部分には第8図中の枠の符号を付し、詳
細は省略する。
おかゆ調理の予熱、炊飯(1次)(2次)の各
工程は基本的に白米炊飯と同じであり、相違する
炊飯(3次)及び2度炊き・むらし工程について
説明する。尚、おかゆ調理には保温工程は設けな
い。
おかゆ調理では、調理開始からの経過時間をカ
ウントしており、(炊飯(3次)工程は調理開始
から一定時間(例えば60分)が経過した時点で、
次段のむらし工程に移行する。むらし工程は炊飯
ヒータ3をOFFして一定間(例えば5分)の経
過により終了する。
尚、容量判定の基準時間及び加熱デユーテイー
は実験データを基に固有の値に設定される。例え
ば、炊飯(1次)工程ではタイマーデータT1
700秒以上の時10合、350秒以下の時1合として判
定し、又炊飯(2次)工程ではタイマーデータ
T2が900秒以上の時10合、500秒以下の時1合と
して判定する。一方、炊飯(2次)工程の加熱デ
ユーテイーは10合の時32秒/64秒炊飯ヒータON
(加熱電力350W)、1合の時16秒/16秒炊飯ヒー
タON(加熱電力175W)に設定し、又炊飯(3
次)工程の加熱デユーテイーは10合の時16秒/64
秒炊飯ヒータON(加熱電力175W)、1合の時12
秒/64秒炊飯ヒータON(加熱電力131W)に設定
しており、特に炊飯(3次)工程では、沸騰を維
持できる最低限の加熱電力に設定し、吹きこぼれ
を防止している。
以上の如く、本実施例では第1及び第2のセン
サー6,14からの信号に基づいて炊飯ヒータ3
を制御することにより、白米炊飯、炊き込み炊
飯、おかゆ調理等の各種調理を行なうものであ
り、他のメニユーの制御については説明を省略す
る。又、各種調理において、予熱の開始から2度
炊き・むらしの終了までの時間を容量に関係なく
略一定になるように制御しているが、これは特開
昭59−232520号公報等に示されているような御飯
仕上げタイマーを実施できるようにするためであ
る。即ち、先に述べたタイマー炊飯、予約炊飯に
おいて、設定した仕上がり時刻に調理が終了する
ようにしたものである。
尚、上記実施例では、炊飯量の判定を2度同じ
方法で行なつているが、その判定方法は上記のも
のに限定されるものではなく、例えば最初の炊飯
量判定に特開昭59−232520号公報等に示されてい
る方法を採用してもよい。この方法は、被調理物
をある温度からある温度まで上昇させる間、設定
温度を小刻みに段階的に上昇させて行き、この間
における炊飯ヒータのON時間を積算し、炊飯ヒ
ータON積算時間を容量判定データとして採用
し、このデータを基に炊飯量を判定する方法であ
る。而して、このような方法は、特に沸騰感知の
必要のない白米炊飯において最初に限らず2回目
の判定にも採用することができる。
又、第2のセンサー14は上記実施例の位置に
限定されるものではなく、要は加熱調理に伴う雰
囲気温度の変化を検出できる位置であればよい。
但し、保温ヒータとは熱的に遮断することが望ま
しい。さらに、点灯表示体19としてデジトロン
に代えLED等を用いてもよい。
その他、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で適
宜変形して実施することができる。
(発明の効果) 本発明の調理器は上記のような構成であるか
ら、予約キーと炊飯キーとを操作するだけで、何
度でも同じ時刻に炊飯の仕上げを終了させること
ができ、簡単な操作でタイマー炊飯を実行させる
ことができる。
しかも、予約動作中は現在時刻表示により現在
時刻を確認することができ使い勝手がよく、仕上
げ時刻の確認も予約キーを操作するだけで簡単に
確認することができ、かつ、炊飯動作開始後、む
らし工程になると現在時刻表示が残時間表示に切
り換わるので、炊飯終了までの残時間を容易に確
認することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例におけるジヤー炊飯器
の操作パネル部を示す正面図、第2図は同炊飯器
の概略構造図、第3図は操作パネル部の縦断面
図、第4図は点灯表示ユニツトによる表示内容説
明図、第5図は制御回路全体のブロツク図、第6
図はセンサーの検知温度の時間的変化をモデル的
に示した図、第7図は容量変化に伴うセンサーの
検知温度と炊飯電力との関係を示す図、第8図は
白米炊飯のフローチヤート、第9図はむらし工程
開始時の表示状態を示す図、第10図は炊き込み
炊飯のフローチヤート、第11図は炊き込み炊飯
において第2のセンサーの検知温度の変化をモデ
ル的に示した図、第12図は具投入表示状態を示
す図、第13図はおかゆ調理のフローチヤート、
第14図は予約内容確認表示状態を示す図、第1
5図は保温時間確認表示状態を示す図である。 15:操作パネル、16:点灯表示ユニツト、
17:パネル表示部、22:マイクロコンピユー
タ、28〜35:キー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 炊飯の仕上げ時刻を予約するための予約キー
    と、 この予約キーの操作による予約時刻設定状態に
    おいて炊飯の仕上げ時刻を設定記憶する予約時刻
    設定記憶手段と、予約時刻設定状態において予約
    キーの操作により記憶した炊飯の仕上げ時刻を呼
    び出す予約時刻呼出手段と、 炊飯キーの操作により、呼び出した仕上げ時刻
    に炊飯が終了するように加熱手段を制御する加熱
    制御手段と、 上記予約キーの操作により、現在時刻表示と予
    約時刻表示とを切り換え、かつ、炊飯キーの操作
    により、予約時刻表示を現在時刻表示に切り換
    え、炊飯の仕上げ時刻に応じて開始された炊飯動
    作開始後、むらし工程になると現在時刻表示を炊
    飯終了までの残時間表示に切り換える表示切替手
    段と、 から成る調理器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59232520A (ja) * 1983-06-17 1984-12-27 シャープ株式会社 炊飯器
JPS6050482A (ja) * 1983-08-30 1985-03-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 炊飯器のタイマ装置

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