JPH0324207B2 - - Google Patents

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JPH0324207B2
JPH0324207B2 JP60056477A JP5647785A JPH0324207B2 JP H0324207 B2 JPH0324207 B2 JP H0324207B2 JP 60056477 A JP60056477 A JP 60056477A JP 5647785 A JP5647785 A JP 5647785A JP H0324207 B2 JPH0324207 B2 JP H0324207B2
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JP
Japan
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rice
cooking
cooked
temperature
seconds
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JP60056477A
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JPS61222422A (ja
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Yasuo Aoki
Akira Yamaguchi
Kazuo Ueda
Takao Murai
Yoshiaki Ogura
Katsuzo Teraoka
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPS61222422A publication Critical patent/JPS61222422A/ja
Publication of JPH0324207B2 publication Critical patent/JPH0324207B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、炊き込み炊飯を行なえる調理器に関
するものである。
(従来技術とその問題点) 従来、マイクロコンピユータを用いた電子制御
式炊飯器にあつては、鍋の底部例えば外底面若し
くは外側面にセンサーを設け、このセンサーから
の信号に基づいてヒータを制御することにより炊
飯調理を理想的な形で行なうようになつている
が、このような従来の炊飯器は専ら白米炊飯を対
象として商品化されており、白米炊飯以外の調理
例えば炊き込み御飯を行なうには余り好ましいも
のではなかつた。
炊き込み炊飯の場合、その出来具合は具を入れ
るタイミングに大きく影響されるところ、従来で
は使用者が勘により炊飯量、炊飯時間、蒸気の出
具合等を基に具を入れるタイミングを推定してい
た為、具を入れるタイミングにばらつきを生じ、
失敗も多くなるものである。特に、松茸御飯のよ
うに、具の中に沸騰してから入れる具がある炊き
込み炊飯にあつて、沸騰のタイミングの取り方が
最も難しく、失敗が多くなつていた。
然るに、このような失敗をなくする方法とし
て、センサーにより被調理物の温度変化を検出し
て沸騰検知を行ない、ブザー等の報知器を動作さ
せてタイミング報知を行なうことが考えられる
が、従来の炊飯器のように、鍋の底部に設けたセ
ンサーでは、ヒータが近くにありこの熱影響を大
きく受けたり、又被調理物の部分沸騰、温度分布
の不均一等に大きく左右され、実際に被調理物全
体が沸騰状態になる以前に沸騰検知することにな
る為、被調理物の沸騰検知に好ましい結果が得ら
れず、従つてタイミング報知にも正確性を欠くこ
とになる。
(発明の目的) 本発明は係る点に鑑みなされたもので、炊き込
みごはんがメニユー選択された場合に、被調理物
が沸騰したときに報知を行つて、具の投入を使用
者に正確に知らせ得るようにした調理器を提供す
るものである。
(発明の構成) 本発明は、通常炊飯、炊き込みごはんのいずれ
かのメニユーを選択するメニユー選択手段を設
け、このメニユー選択手段によつて選択されたメ
ニユーに対応する加熱シーケンスを記憶部から呼
び出して調理を行うものにおいて、 外蓋の内側に被調理物の雰囲気温度を検出する
温度センサーを設け、 上記メニユー選択手段によつて炊き込みごはん
が選択された場合に、この温度センサーによつて
被調理物の沸騰を検知されたときに報知を行う報
知手段を設けた構成とし、所期の目的を達成する
ものである。
(実施例) 以下図面に示した本発明の実施例について詳細
に説明する。
先ず、第1図は本発明炊飯器の概略構造を示
す。図において、1はジヤー炊飯器の断熱性本
体、2は外鍋、3は外鍋2の内底部に設けた炊飯
ヒータ(700W)、4は外鍋2内に出力自在で被調
理物を収容する内鍋、5は外鍋2の外側面に設け
た保温ヒータ、6は内鍋4の外底面に接して底部
の温度変化を検出するサーミスタの如き第1のセ
ンサー、7は断熱構造の外蓋、8は外蓋7の内面
側に設けた保温ヒータ、9は外蓋7の内面側中央
に突設した中空状の吊下棒、10は吊下棒9にシ
ールパツキン11を介して着脱自在に嵌挿支持し
た内蓋、12は内蓋10に突設したボール弁13
内蔵の蒸気筒、14は吊下棒9内に封入したサー
ミスタの如き第2のセンサーであり、このセンサ
ー14は吊下棒9を介して内鍋4内の雰囲気温度
の変化を検出する。尚、吊下棒9はアルミニウム
等の熱伝導性の良好な金属よりなる。
次に、第2図は操作部を示す図である。15は
時間表示部、16はメニユーセレクトボタン、1
7は時間セツトキー、18は分セツトキー、19
はスタートキー、20は取消キー、21は保温ス
タートキー、a〜kは表示用LEDであり、表示
用LEDaはタイマー動作を表示する。表示用
LEDb〜gは予熱、炊飯(1次)、炊飯(2次)、
炊飯(3次)、2度炊き・むらし、保温の各工程
表示を行ない、又表示用LEDh〜kは白米、玄
米、炊き込み、おかゆのメニユー表示を行なう。
さらに、操作部には、表示用LEDb〜gとの位置
関係により報知時期を付してある。
第3図は制御回路全体のブロツク図である。第
3図において、22はマイクロコンピユータであ
り、主に中央演算装置(以下CPUと記す。)2
3、電子タイマー24、読出し専用メモリ(以下
ROMと記す。)25、任意アクセスメモリ(以
下RAMと記す。)26及びインターフエース
(入出力信号処理回路)27により構成されてい
る。上記ROM25にはCPU23の制御プログラ
ムが格納されており、又RAM26はCPU23の
データメモリとして使用される。而して、上記
CPU23は入力側の各部の状態をインタフエー
ス27を介して読み込むと共に、ROM25内の
制御プログラムを読み出すことにより、予熱、炊
飯(1次)(2次)(3次)、2度炊き・むらし、
保温等の工程を判断し、その工程を実行するのに
必要な加熱部等をインタフエース27を介して制
御するもので、その工程移行は電子タイマー24
と共動して行なわれる。尚、電子タイマー24は
CPU23からの指示によつて時間をアツプ或い
はダウンカウントし、信号を出力するものであ
る。
以上の構成において、以下その制御について詳
細に説明する。尚、第4図は第1及び第2のセン
サーの検知温度の時間的変化をモデル的に示した
図、第5図は容量変化に伴うセンサーの検知温度
と炊飯電力の関係を示す図である。
先ず、電源をONした後、メニユーセレクトボ
タン16により所望のメニユーを選択する。この
選択に伴つて所定の表示用LEDを点灯し、メニ
ユーを表示する。
白米炊飯 今、白米炊飯を選択した場合について説明す
る。先ず、メニユー選択後、スタートキー19を
ONすると、CPU23はスタートキー19のON
を確認して、次に何れのフラツグが指定されてい
るかを判定する。今、白米炊飯が選択されている
為、フラツグ1の指定を判定して、このフラツグ
1に対応するROM25内の制御プログラムを読
み出すことにより、第6図示のフローチヤートの
ように制御する。尚、スタートキー19のONに
伴つて報知部(例えば圧電ブザーの報知器)が動
作し、確認音を出す。
Γ予熱工程 この予熱工程は被調理物(米及び水)をある一
定温度まで加熱昇温させ、炊飯(予熱)開始から
一定時間が経過するまで上記温度を保持する。
尚、第6図において、Dで示す枠は予熱工程のフ
ローチヤートを示す。
予熱工程が開始すると、炊飯ヒータ3はONし
て被加熱物を加熱昇温すると共に、該加熱を第1
のセンサー6の検知温度がある一定温度(例えば
62℃)に達するまで連続して行ない、検知温度が
62℃に達した時点で炊飯ヒータ3をOFFする。
以後、第1のセンサー6の検知温度に基づいて炊
飯ヒータ3をON、OFFすることにより、予熱開
始から一定時間(例えば10分間)が経過するまで
62℃に保持し、10分が経過すると、次段の炊飯
(1次)工程に移行する。
この工程は、米の吸水を促進すること、当初の
水温、気温に対する被調理物の温度補正を行なう
こと、炊飯量の大小に関係なく温度分布を均一に
すること等を目的としており、上記温度及び時間
は一例であつて、所期の目的を達成する為に必要
な値を任意に設定すればよい。
予熱工程において、第2のセンサー14の検知
温度は第4図示のように、第1のセンサー6の検
知温度より低く、上昇カーブも極めて緩やかであ
る。
Γ炊飯(1次)工程 この工程は容量判定データを採取し、このデー
タに基づいて炊飯量を判定し、次段の加熱デユー
テイーを決定する。第6図中、Eで示す枠は当該
工程のフローチヤートを示す。
今、炊飯(1次)工程に移行すると、炊飯ヒー
タ3をONして連続加熱により第1のセンサー6
の検知温度が62℃から所定温度(例えば88℃)に
達するまで被調理物を加熱昇温する一方、炊飯工
程開始からの時間をカウントアツプして行く。そ
して、第1のセンサー6の検知温度が88℃に達し
たことを判定すると、この時点のタイマーデータ
Tを読み込み、データT1として記憶する。次に、
このタイマーデータT1を基に炊飯量を判定し、
次段の炊飯(2次)工程の加熱デユーテイーを決
定する。
ここで、炊飯量の判定について説明する。炊飯
量は1合(0.18)〜10合(1.8)までの10段
階になつており、第1のセンサー6の検知温度が
62℃から88℃に達するまでの時間を夫々固有の時
間幅により10段階に分割し、そして各炊飯量毎に
後述の如く加熱デユーテイーが設定され、これら
をプログラム化した内容が予めROM26に記憶
されている。例えば、炊飯ヒータ3を700Wとし
た場合、タイマーデータT1が500秒以上の時10
合、150秒以下の時1合と判定し、500秒から150
秒の間を夫々の炊飯量固有の時間幅により分割す
る。而して、炊飯量の判定は、タイマーデータ
T1から各炊飯量に対する時間幅を順次差し引い
て行き、T1<0の関係になつた時の炊飯量を判
定する。
次に、加熱デユーテイーは各炊飯量に対応して
設定されており、一定周期(例えば64秒)内に炊
飯ヒータ3に通電する時間を調節するものであ
る。この加熱デユーテイーは、炊飯量に伴う炊飯
(2次)工程の実行時間の変動を小さく抑えるこ
とを目的としており、例えば10合の場合64秒/64
秒、1合の場合32秒/64秒炊飯ヒータ3に通電す
るもので、この間において夫々の炊飯量に応じた
加熱デユーテイーを設定してある。従つて、炊飯
(2次)工程の加熱電力は10合の場合700W、1合
の場合350Wになる。
尚、炊飯(1次)工程において、第2のセンサ
ー14の検知温度は第4図示のように低く、上昇
カーブも緩やかである。上記炊飯(1次)工程の
終了温度及びデユーテイーコントロールの周期は
上記数値に限定されるものではない。
Γ炊飯(2次)工程 前段の工程で炊飯量が判定され、加熱デユーテ
イーが決定された後、炊飯(2次)工程に移行す
ると、上記決定に従つて炊飯ヒータ3をデユーテ
イーコントロールすることにより被調理物を加熱
する一方、前段の工程に引き続いて時間をカウン
トアツプして行き、被調理物の沸騰を判定するこ
とにより、次段の炊飯(3次)工程に移行する。
第6図中、Fで示す枠は当該工程のフローチヤー
トを示す。
ここで、被調理物の沸騰判定について説明す
る。第1のセンサー6の検知温度は第4図に示す
ように、炊飯(2次)工程の開始から短時間で
100℃まで達することになるが、これは炊飯ヒー
タ3に近い被調理物底部における部分沸騰、及び
炊飯ヒータ3の熱影響によるものであり、この時
点では未だ被調理物全体が沸騰状態になつておら
ず、従つて第1のセンサー6の検知温度を基に沸
騰を判定した場合正確性に欠けるものである。一
方、第2のセンサー14の検知温度は炊飯(2
次)工程開始後も緩やかに上昇し、被調理物全体
が沸騰を始め水蒸気が盛んに発生するようにな
り、内鍋4内に水蒸気が充満し始めると、急激に
上昇する。従つて、第2のセンサー14の検知温
度の急激な上昇をとらえることにより被調理物全
体の沸騰を正確に判定することができる。
然るに、第2のセンサー14の検知温度の急激
な上昇時においてある温度(例えば90℃)になつ
たことを感知し、沸騰を判定する。
そこで、炊飯(2次)工程は第2のセンサー1
4の検知温度が90℃になつたことを判定して終了
し、次段の炊飯(3次)工程に移行する一方、こ
の時点のタイマーデータT即ち炊飯(1次)工程
の開始から炊飯(2次)工程の終了までの経過時
間を読み込み、データT2として記憶する。次に、
このタイマーデータT2を基に先の場合と同様に
炊飯量を判定し、次段の加熱デユーテイーを決定
する。
炊飯量は先の場合と同様に10段階に区分される
もので、例えばタイマーデータT2が750秒以上の
時10合、350秒以下の時1合とし、その間を夫々
の炊飯量固有の時間幅により分割してある。又、
加熱デユーテイーは、米のα化を完全に行なわせ
る為に炊飯(3次)工程を2度炊き・むらし工程
の時間と合せて20分以上になること、吹きこぼれ
をなくすること、炊飯(1次)工程の開始から炊
飯(3次)工程の終了までの時間が炊飯量に関係
なく略一定になることを条件として、各炊飯量毎
に設定されており、例えば10合の場合加熱電力
700W(64秒/64秒炊飯ヒータON)、1合の場合
加熱電力175W(16秒/64秒炊飯ヒータON)に設
定する。
Γ炊飯(3次)工程 この工程では、上記決定に基づいて炊飯ヒータ
3をデユーテイーコントロールすることにより、
被調理物即ち白米御飯を炊き上げるものである。
第6図中、Gで示す枠は当該工程のフローチヤー
トを示す。
即ち、炊飯ヒータ3のデユーテイーコントロー
ルにより加熱が進み、内鍋4内の水分がなくな
り、底部温度が急激に上昇して第1のセンサー6
の検知温度が炊き上がり温度(例えば124℃)に
達したことを判定すると、炊飯ヒータ3をOFF
し次段の2度炊き・むらし工程に移行する。
尚、炊飯(3次)工程における加熱デユーテイ
ーは先に述べた条件を基に設定してある為、第5
図に示すように炊飯量の大小に関係なく炊き上が
り時期は略一致することになる。又、御飯の炊き
上がりに伴つて報知部を動作させる。
Γ2度炊き・むらし工程 この工程は炊き上げた御飯の水切りとこげ付け
を行なうことにより御飯を仕上げるもので、当該
工程の終了により充分なむらしがなされ最も食べ
頃の御飯が得られる。第6図中、Hで示す枠は当
該工程のフローチヤートを示す。
2度炊き・むらし工程に移行すると、一定時間
(例えば12分)のカウントダウンを始める一方、
第1のセンサー6の検知温度が所定温度(例えば
110℃)まで低下するのを待ち、110℃に達したこ
とを判定した時に炊飯ヒータ3をONして再び
124℃になるまで加熱し、124℃に達すると炊飯ヒ
ータ3をOFFして以後停止状態とする。そして、
12分の経過により御飯の仕上がりを報知して保温
工程に移行する。
Γ保温工程 保温工程に移行すると、第6図にの枠で示す
ように、第1のセンサー6及び第2のセンサー1
4の検知温度に伴つて保温ヒータ5,8を制御
し、御飯を保温温度に保つものである。
即ち、第1のセンサー6の検知温度が例えば73
℃以下に低下するか、第2のセンサー14の検知
温度が例えば76℃以下に低下すれば、保温ヒータ
5,8をONし、両センサー6,14の検知温度
が上記温度以上になれば、保温ヒータ5,8を
OFFするものであり、以後このような繰り返し
により保温する。
尚、第2のセンサー14の設定温度を第1のセ
ンサー6の設定温度より高めた理由は内蓋10の
内面における露付き防止のためである。又、両セ
ンサー6,14により保温ヒータ5,8を制御す
る理由は、第1のセンサー6のみでは蓋の開放に
よる上部の温度低下を速やかに捕えることができ
ず、又第2のセンサー14のみでは被調理物即ち
御飯の温度変化を正確に捕えることができないた
めである。
以上のようにして、白米炊飯が行なわれるもの
であり、次に玄米炊飯について説明する。
玄米炊飯 メニユーセレクトボタン16により玄米炊飯を
選択してスタートキー19をONすると、フラツ
グ2の指定を判定して、これに対応する制御プロ
グラムを読み出すことにより、第7図示のフロー
チヤートのように制御する。尚、第7図におい
て、第6図と共通する部分には第6図中の枠の符
号を付し、詳細は省略する。
この玄米炊飯の制御は基本的には白米炊飯と同
じであり、以下相違する点についてのみ説明す
る。
玄米炊飯の予熱工程では、白米炊飯の予熱工程
に比べてその実行時間を長く設定することによ
り、白米に比べ吸水性の悪い玄米にあつても充分
に吸水できるようにしてある。一例として、白米
炊飯の予熱工程10分に対し、30分に設定する。予
熱工程後の炊飯(1次)(2次)(3次)、2度炊
き・むらし、保温の各工程は白米炊飯時と同様に
制御される。但し、容量判定の基準時間及び加熱
デユーテイーは玄米炊飯の実験データを基に固有
の値に設定してある。
例えば、炊飯(1次)工程ではタイマーデータ
T1が400秒以上の時10合、140秒以下の時1合と
して決定し、又炊飯(2次)工程ではタイマーデ
ータT2が1000秒以上の時10合、650秒以下の時1
合として判定するものである。一方、炊飯(2
次)工程の加熱デユーテイーは10合の時60秒/64
秒炊飯ヒータON(加熱電力656W)、1合の時32
秒/64秒炊飯ヒータON(加熱電力350W)に設定
し、又炊飯(3次)工程の加熱デユーテイーは10
合の時58秒/64秒炊飯ヒータON(加熱電力
634W)、1合の時16秒/64秒炊飯ヒータON(加
熱電力175W)に設定しており、沸騰期間を白米
炊飯時時より若干長くなるように設定している。
炊き込み炊飯 メニユーセレクトボタン16により炊き込み炊
飯を選択してスタートキー19をONすると、フ
ラツグ3の指定を判定して、これに対応する制御
プログラムを読み出すことにより、第8図示のフ
ローチヤートのように制御する。尚、第8図にお
いて、第6図と共通する部分には第6図中の枠の
符号を付し、詳細は省略する。
炊き込み御飯の予熱、炊飯(1次)(2次)、2
度炊き・むらし、保温の各工程は基本的に白米炊
飯と同じであり、相違する炊飯(3次)工程につ
いて以下に説明する。
炊き込み御飯の具の中には、炊飯開始当初より
入れておくものと、沸騰時に入れるものとがある
為、炊飯(3次)工程では沸騰報知を行ない、具
の投入を検出できるようにしてある。上記沸騰報
知は、第2のセンサー14の検知温度が90℃に達
し炊飯(2次)工程から炊飯(3次)工程に移行
した際に行なわれる為、先の白米炊飯の炊飯(2
次)工程で説明したように被調理物の沸騰開始と
略一致することとなり、具を入れるタイミング報
知として正確性の高いものである。従つて、この
報知に基づいて具を入れることにより、具を入れ
るタイミングのずれを小さく抑えることができ
る。
先ず、炊飯(3次)工程に移行すると、報知部
を鳴動させて沸騰報知を行ない、具の投入を促す
ことになる。その後、具の投入がなされなかつた
場合には、炊飯(2次)工程で決定された加熱デ
ユーテイに従つて炊飯ヒータ3をデユーテイーコ
ントロールすることにより調理を行ない、第1の
センサー6の検知温度が124℃に達した時に次工
程に移行する。
一方、蓋が開放され、具が投入されると、外気
の流入により第2のセンサー14の検知温度が第
9図に示すように急激に低下し、検知温度が90℃
以下に低下したことを判定すると、炊飯ヒータ3
を連続ON状態として、加熱デユーテイーに関係
なく加熱電力700Wで加熱することにより、第2
のセンサー14の検知温度が90℃になるまで短時
間で昇温する。そして、第2のセンサー14の検
知温度が90℃に達したことを判定すると、以後炊
飯ヒータ3をデユーテイーコントロールすること
により、第1のセンサー6の検知温度が124℃に
達するまで行なうことになる。
尚、容量判定の基準時間及び加熱デユーテイー
は実験データを基に固有の値に設定される。例え
ば、炊飯(1次)工程ではタイマーデータT1
650秒以上の時10合、250秒以下の時1合として判
定し、炊飯(2次)工程ではタイマーデータT2
が800秒以上の時10合、400秒以下の時1合として
判定する。又炊飯(2次)工程の加熱デユーテイ
ーは10合の時64秒/64秒炊飯ヒータON(加熱電
力700W)、1合の時32秒/64秒炊飯ヒータON
(加熱電力350W)を設定し、炊飯(3次)工程の
加熱デユーテイーは10合の時60秒/64秒炊飯ヒー
タON(加熱電力656W)、1合の時15秒/64秒炊
飯ヒータON(加熱電力164W)に設定する。
おかゆ調理 メニユーセレクトボタン16によりおかゆ調理
を選択してスタートキー19をONすると、フラ
ツグ4の指定を判定して、これに対応する制御プ
ログラムを読み出すことにより、第10図のフロ
ーチヤートのように制御する。尚、第10図にお
いて、第6図と共通する部分には第6図中の枠の
符号を付し、詳細は省略する。
おかゆ調理の予熱、炊飯(1次)(2次)の各
工程は基本的に白米炊飯と同じであり、相違する
炊飯(3次)及び2度炊き・むらし工程について
説明する。尚、おかゆ調理には保温工程は設けな
い。
おかゆ調理では、調理開始からの経過時間をカ
ウントしており、炊飯(3次)工程は調理開始か
ら一定時間(例えば60分)が経過した時点で、次
段のむらし工程に移行する。むらし工程は炊飯ヒ
ータ3をOFFして一定時間(例えば5分)の経
過により終了する。
尚、容量判定の基準時間及び加熱デユーテイー
は実験データを基に固有の値に設定される。例え
ば、炊飯(1次)工程ではタイマーデータT1
700秒以上の時10合、350秒以下の時1合として判
定し、又炊飯(2次)工程ではタイマーデータ
T2が900秒以上の時10合、500秒以下の時1合と
して判定する。一方、炊飯(2次)工程の加熱デ
ユーテイーは10合の時32秒/64秒炊飯ヒータON
(加熱電力350W)、1合の時16秒/64秒炊飯ヒー
タON(加熱電力175W)に設定し、又炊飯(3
次)工程の加熱デユーテイーは10合の時16秒/64
秒炊飯ヒータON(加熱電力175W)、1合の時12
秒/64秒炊飯ヒータON(加熱電力131W)に設定
しており、特に炊飯(3次)工程では、沸騰を維
持できる最低限の加熱電力に設定し、吹きこぼれ
を防止している。
以上の如く、本実施例では第1及び第2のセン
サー6,14からの信号に基づいて炊飯ヒータ3
を制御することにより、白米炊飯、玄米炊飯等の
各種調理を行なうものである。又、各種調理にお
いて、予熱の開始から2度炊き・むらしの終了ま
での時間を容量に関係なく略一定になるように制
御しているが、これは特開昭59−232520号公報等
に示されているような御飯仕上げタイマーを実施
できるようにするためである。
尚、上記実施例では、炊飯量の判定を2度同じ
方法で行なつているが、その判定方法は上記のも
のに限定されるものではなく、例えば最初の炊飯
量判定に特開昭59−232520号公報等に示されてい
る方法を採用してもよい。この方法は、被調理物
をある温度からある温度まで上昇させる間、設定
温度を小刻みに段階的に上昇させて行き、この間
における炊飯ヒータのON時間を積算し、炊飯ヒ
ータON積算時間を容量判定データとして採用
し、このデータを基に炊飯量を判定する方法であ
る。而して、このような方法は、特に沸騰感知の
必要のない白米炊飯において最初に限らず2回目
の判定にも採用することができる。
又、第2のセンサー14は上記実施例の位置に
限定されるものではなく、要は加熱調理に伴う雰
囲気温度の変化を検出できる位置であればよい。
但し、保温ヒータとは熱的に遮断することが望ま
しい。
その他、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で適
宜変形して実施することができる。
(発明の効果) 以上本考案によれば、炊き込みごはんがメニユ
ーとして選択された場合には、炊き込みごはんに
対応した加熱シーケンスにそつて加熱制御され、
温度センサーが被調理物の沸騰を検知したたとき
に報知が行われるので、使用者はこの報知によつ
て被調理物の沸騰を正確に確認することができ、
正確なタイミングで炊き込みごはんの具を入れる
ことができる。従つて、沸騰前や沸騰後に具を入
れるというような失敗をすることがなく、自動で
加熱調理されるに当たつて唯一使用者の手を介す
る炊き込みごはんの具の投入を正確に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例におけるジヤー炊飯器
の概略構造図、第2図は同上操作部を示す図、第
3図は同上制御回路全体のブロツク図、第4図は
同上センサーの検知温度の時間的変化をモデル的
に示した図、第5図は同上容量変化に伴うセンサ
ーの検知温度と炊飯電力との関係を示す図、第6
図は同上白米炊飯のフローチヤート、第7図は同
上玄米炊飯のフローチヤート、第8図は同上炊き
込み炊飯のフローチヤート、第9図は同上炊き込
み炊飯において第2のセンサーの検知温度の変化
をモデル的に示した図、第10図は同上おかゆ調
理のフローチヤートである。 3:炊飯ヒータ、4:内鍋、14:第2のセン
サー、22:マイクロコンピユータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 通常炊飯、炊き込みごはんのいずれかのメニ
    ユーを選択するメニユー選択手段を設け、このメ
    ニユー選択手段によつて選択されたメニユーに対
    応する加熱シーケンスを記憶部から呼び出して調
    理を行うものにおいて、 外蓋の内側に被調理物の雰囲気温度を検出する
    温度センサーを設け、 上記メニユー選択手段によつて炊き込みごはん
    が選択された場合に、この温度センサーによつて
    被調理物の沸騰が検知されたときに報知を行う報
    知手段を設けたことを特徴とする調理器。
JP5647785A 1985-03-20 1985-03-20 調理器 Granted JPS61222422A (ja)

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