JP3023628B2 - 電気湯沸器 - Google Patents

電気湯沸器

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JP3023628B2
JP3023628B2 JP4274694A JP27469492A JP3023628B2 JP 3023628 B2 JP3023628 B2 JP 3023628B2 JP 4274694 A JP4274694 A JP 4274694A JP 27469492 A JP27469492 A JP 27469492A JP 3023628 B2 JP3023628 B2 JP 3023628B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体を収容し、液体を
加熱・保温し、転倒したときでも収容した液体が流出し
ない電気湯沸器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気湯沸器の蓋体は、図
4〜図5に示すように、外郭を構成する外蓋41と容器
側の内蓋42とよりなり、この間を、蒸気通路43で連
通して容器内で発生する蒸気を外部へ逃がす働きをして
いた。このとき、外蓋41と内蓋42には、それぞれ蒸
気通路43につながる開口47が設けられていた。
【0003】一方、電気湯沸器においては、器体が転倒
したときに容器内の湯が流出するのを最小限にくいとめ
る必要がある。そのため、弁44を内蓋42の開口47
部分に設けて、器体が転倒したときには、この弁44が
開口47を塞いで容器内の液体が外部へ流出するのを防
止していた。すなわち、内蓋42の一部に開口部45を
設けるとともに周囲にリブを配して弁座とした。ここに
設けた弁44は、通常は内蓋42の容器側に設けた飾り
枠46の上面に落ちて開口部45は開放状態になってい
る。しかし、湯沸器が転倒したときには、弁44が開口
部45の方へ移動して開口部45を閉塞するように構成
されていた。
【0004】このような球状止水弁を用いた電気湯沸器
については、例えば実開昭60−91124号公報に開
示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の構成では、弁44が移動し易いようにするには弁
44の径より、周囲に配したリブ48の内径を大きくし
て弁44の外周との間にギャップを設ける必要があっ
た。また、湯沸器は前後左右に転倒する可能性があり、
どの方向に転倒しても弁44が確実に動作するよう孔の
中央に開口45を設ける必要があった。
【0006】この構成では、器体が転倒したとき、弁4
4がリブ48上を転がって開口45を閉塞しようとする
が、弁44と開口45の間にはギャップの半分だけ中心
より位置ずれしているので、弁44と開口45の下端が
当接すると弁44の移動が規制され、開口45を弁44
が完全に閉止できず、容器内のお湯が漏れて出てくると
いう問題があった。
【0007】本発明は、上記の課題を解決するもので、
安全で、使用操作性に優れ、故障の少ない電気湯沸器を
提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、液体を収容する容器と、前記容器に面す
る内蓋と外郭を形成する外蓋とを有し、前記容器の上方
の開口部を覆う蓋体を備え、前記蓋体は前記内蓋と前記
外蓋の開口部を連通する蒸気通路を有し、前記内蓋に前
記容器と蒸気通路を連通する孔を設け、前記孔内に設
け、かつ孔の蒸気通路側にある開口を回転移動して開閉
する球状の弁Aと、前記孔内で弁Aの下方容器側に球状
の弁Bを設けたものである。
【0009】また、弁Bは弁Aより小径にしたものであ
る。また、弁Aおよび弁Bを蒸気通路と連通する孔の開
口側に配置させたとき、弁Aおよび弁Bを収容する孔の
側壁直径は、蒸気通路側へ径小となる勾配を設けた蒸気
通路側の部分と、蒸気通路側へ径大となる勾配を設けた
下方容器側の部分から成り、蒸気通路側へ径大となる勾
配を設けた位置に前記弁Bを配置させたものである。
【0010】
【作用】この構成によれば、蓋体の容器側を構成する内
蓋に、容器と蒸気通路を結ぶ孔を設け、この孔の蒸気通
路側に設けられ、回転移動することにより開口を開閉す
る球状の弁Aと、弁Aの下方に位置する弁Bを穴部に設
けることにより、器体が転倒したときに、もし、弁Aが
開口とセンターズレしていて開口を完全に閉塞できなく
ても、弁Bが弁Aを側方から押圧し、弁Aは開口下端を
支点として押し上げられ開口を確実に閉塞して、容器内
の液体が器体外に流出することを防止する。
【0011】さらに弁Bは弁Aより径が小さいので、弁
Bと弁Aが当接したとき、弁Aと弁Bの当接点は弁Aの
中心位置より下方となるので、より確実に弁Aへの押し
上げ力が働き、弁Aの開口閉塞性が高まる。
【0012】また弁Aおよび弁Bを収容した孔はその直
径を、蒸気通路側へ向かって径小となる勾配を設けた蒸
気通路側の部分と、蒸気通路側へ向かって径大となる勾
配を設けた下方容器側の部分から成り、蒸気通路側へ向
かって径大となる勾配を設けた位置に前記弁Bを設けた
ので、器体が転倒した状態において弁Bは蒸気通路側へ
向かって回転下降して勾配上に位置し、弁Aを開口へ確
実に押圧することができるので、弁Aの開口閉塞性が高
まることとなる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の一実施例の湯沸器について図
面を参照しながら説明する。
【0014】図1〜図3に本実施例の湯沸器の構成を示
す。図1〜図3に示すように、略円筒状の液体収納用の
容器1は、下端に発熱体2を装着した伝熱板2aの外縁
部を溶接などの手段で液密に固着している。容器1の底
面にはパイプ状の防水金具3が設けられ、ブッシング4
を介して導出手段である電動ポンプ5につながってい
る。電動ポンプ5はブッシング4と接続している給水口
6より容器1内の液体を吸入し、導出経路7の一つであ
る水管パイプ8に接続された吐出口9より液体を送り出
す働きをしている。
【0015】水管パイプ8の先には、転倒流出防止弁1
0を持つ水管ブッシング11が設けられ、ケース12を
介して導出経路の先端部13に至っている。ボデー14
は容器1を空間を介して収納している。注口15はボデ
ー14に載置され、下部のはかま16と共にボデー14
を挟持している。
【0016】蓋体20は注口15上に載置され、回転運
動の支点となるヒンジ部21で支持されている。また、
蓋体20は、外郭を構成する外蓋22と、容器側部を構
成する内蓋23と、容器1内と外部を連通する蒸気通路
24と、この蒸気通路24と接続して蒸気を器体外へ導
く外蓋開口22aと、開閉操作用つまみ25と、容器フ
ランジ1aと蓋体20の隙間をシールするパッキン26
およびパッキン26を取り付けている飾り枠27などよ
り構成されている。
【0017】内蓋23には容器1側と蒸気通路24をつ
なぐ孔28が設けられ、孔28の蒸気通路24側には、
開口29が設けられている。この孔28は図3に示すよ
うに、その直径を、蒸気通路24側へ向かって径小とな
る勾配を設けた蒸気通路側の部分と、蒸気通路24側へ
向かって径大となる勾配を設けた下方容器側の部分から
成る。この孔28内には開口29を塞ぐことにより容器
1内の液体が外部に流出することを防ぐ弁A30を設
け、弁A30の下方容器側には弁A30より小径とした
弁B31を配している。また弁A30および弁B31を
孔28の開口29側に位置させたとき、28の内径が
開口29側ほど大径となる位置(蒸気通路側へ径大とな
る勾配を設けた位置)に弁B31を配している。
【0018】給湯つまみ32は注口15の一部に設けら
れ、この給湯つまみ32を回動することにより電動ポン
プ5を運転させて容器1内の液体を器体外へ導出する。
制御回路33は、電動ポンプ5への通電制御を行うとと
もに、温度センサー34の信号を受けて発熱体2への通
電制御などを行う。外蓋22の注湯側上面には通電状態
や湯沸器の異常の有無を表示する表示部が設けられてい
る。
【0019】上記のように構成された湯沸器について器
体が転倒したときの動作を説明する。器体が正常な状態
で使用されているときには、飾り枠27側に位置してい
た弁A30および弁B31は、器体が転倒したときには
遠心力が働き、孔28内を開口29側に移動し、弁A3
0が開口29を閉塞しようとする。このとき孔28の径
は弁A30を摺動自在とするために、弁A30の径より
若干大きく形成されているので、弁A30と開口29の
間にセンターズレが生じ、開口29下端と弁A30が当
接して弁A30は止まる。しかし、弁B31が弁A30
を側方から押圧するので弁A30は開口29下端を支点
として押し上げられ開口29を確実に閉塞する。
【0020】さらに弁B31は弁A30より小径に構成
されているので、弁B31と弁A30が当接した時、当
接点は弁A30の中心位置より下方となるので、弁B3
1の押圧力は、弁A30を開口29への押上力として働
くことになる。
【0021】また弁A30および弁B31を開口29側
に位置させたとき、開口29側ほど大径となる孔28に
弁B31が位置するようにしているので、器体が転倒し
た状態の時には、弁B31は開口29に向かって下り勾
配上に位置し、弁A30を開口29へ確実に押圧するこ
とができる。
【0022】上記のように、湯沸器が転倒したときに
は、弁A30により開口が閉塞されるので、液体が外に
漏れることはなく、安全性が確保される。
【0023】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明によれば、液体を収容する容器と、前記容器
に面する内蓋と外郭を形成する外蓋とを有し、前記容器
の上方の開口部を覆う蓋体を備え、前記蓋体は前記内蓋
と前記外蓋の開口部を連通する蒸気通路を有し、前記内
蓋に前記容器と蒸気通路を連通する孔を設け、前記孔内
に設け、かつ孔の蒸気通路側にある開口を回転移動して
開閉する球状の弁Aと、前記孔内で弁Aの下方容器側に
球状の弁Bを設けたので、器体が転倒したときは開口を
閉塞する弁Aを弁Bが側方から押圧するので、開口の閉
塞性が確実となる。そのために容器内の液体を器体外へ
流出することを防ぐことができる。
【0024】さらに、弁Bは弁Aより径を小さく構成し
ているので、弁Bと弁Aが当接したとき、当接点は弁A
の中心位置より下方となり、より確実に弁Aに対して押
し上げる力が働き、弁Aの開口閉塞性を高めている。
【0025】また弁Aおよび弁Bを孔の開口側に位置さ
せたとき、蒸気通路側へ向かって径小となる勾配を設け
た蒸気通路側の部分と、蒸気通路側へ向かって径大とな
る勾配を設けた下方容器側の部分から成る前記孔にあっ
て、蒸気通路側へ向かって径大となる勾配を設けた位置
に弁Bを配置するように構成しているので、器体が転倒
した状態にあるときは、弁Bは開口に向かって孔内の下
り勾配に位置し、弁Aを開口へ確実に押圧することがで
き弁Aの開口閉塞性が高くなる。そのため、容器内の液
体が器体外へ流出することを防止し、使用者に熱湯がか
かることのない安全な電気湯沸器を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電気湯沸器の構成を示す断
面図
【図2】同外観を示す斜視図
【図3】同電気湯沸器が転倒したときの蓋体の構成を示
す断面図
【図4】従来の電気湯沸器の構成を示す一部切欠断面図
【図5】同電気湯沸器が転倒したときの蓋体の構成を示
す断面図
【符号の説明】
1 容器 20 蓋体 22 外蓋 22a 外蓋の開口 23 内蓋 24 蒸気通路 28 孔 29 開口 30 弁A 31 弁B

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体を収容する容器と、前記容器に面する
    内蓋と外郭を形成する外蓋とを有し、前記容器の上方の
    開口部を覆う蓋体を備え、前記蓋体は前記内蓋と前記外
    蓋の開口部を連通する蒸気通路を有し、前記内蓋に前記
    容器と蒸気通路を連通する孔を設け、前記孔内に設け、
    かつ孔の蒸気通路側にある開口を回転移動して開閉する
    球状の弁Aと、前記孔内で弁Aの下方容器側に球状の弁
    Bを設けた電気湯沸器。
  2. 【請求項2】弁Bは弁Aより小径である請求項1記載の
    電気湯沸器。
  3. 【請求項3】弁Aおよび弁Bを収容する孔の側壁直径
    は、蒸気通路側へ径小となる勾配を設けた蒸気通路側の
    部分と、蒸気通路側へ径大となる勾配を設けた下方容器
    側の部分から成り、蒸気通路側へ径大となる勾配を設け
    た位置に前記弁Bを配置させる請求項1記載の電気湯沸
    器。
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