JP3041744B2 - 電気湯沸かし器 - Google Patents

電気湯沸かし器

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JP3041744B2
JP3041744B2 JP4307477A JP30747792A JP3041744B2 JP 3041744 B2 JP3041744 B2 JP 3041744B2 JP 4307477 A JP4307477 A JP 4307477A JP 30747792 A JP30747792 A JP 30747792A JP 3041744 B2 JP3041744 B2 JP 3041744B2
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秀治 畝木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、収容液体を加熱・保温
する電気湯沸かし器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気湯沸かし器の普及はめざまし
く、性能も多様化されて、内部の液体が注口から自然流
出するのを防止したり、また本体が転倒しても蒸気通路
から液体が漏出するのを防止した発明がなされている
(例えば特開昭63−168122号公報、実開平3−
49722号公報参照)。
【0003】以下に従来の電気湯沸かし器について説明
する。図3に示すように、ほぼ円筒状の液体収納用の容
器1の筒体の下端には、発熱体部2を装着した伝熱板の
外縁部を液密に溶接等の手段で固着している。容器1の
底面にはパイプ状の防水金具3が設けられブッシング4
を介して導出手段である電動ポンプ5につながってい
る。給湯つまみ(図示せず)を操作してモータ駆動によ
り運転させる電動ポンプ5はブッシング4と接続してい
る吸水口6より容器1内の液体を吸入し、導出経路であ
る水管7に接続する吐出口8より送り出す働きをしてい
る。水管7の先には、転倒流出防止弁9を配設した水管
ブッシング10がもうけられ、ケース11を介して導出
経路の先端部12に至っている。容器1を空間を介して
包むボデー13上に載置された注口14と、下部に配設
されたはかま15とでボデー13を狭持している。
【0004】注口14上に載置された蓋体16は、注口
14の後部に配設されたヒンジ部17を支点として、回
転運動で開閉動作され、外郭を構成する外蓋18と容器
1の側部を構成する内蓋19、容器1内の蒸気を外部へ
通気する蒸気通路20、蓋体16の開閉操作用のつまみ
21および容器フランジ1aと蓋体16の隙間をシール
するパッキン22を取りつけている飾り枠23で構成さ
れている。
【0005】また、内蓋19の一部にリブで形設した弁
座24を蒸気通路20と開口部25で連通させ、弁座2
4に配設した弁体26は、内蓋19の容器1側に設けた
飾り枠23との間で動く構成とされており、通常の蓋閉
時には弁体26は飾り枠23の方へ落ちて開口部25は
開放状態になり容器1内の蒸気が通気し、本体の転倒時
には、弁体26が開口部25の方へ移動して開口部25
は閉塞状態になり容器1内の液体が外部へ流出するのを
防止していた。
【0006】上述の構成は、蓋体にベローズが設けられ
たタイプ、また電動ポンプ等により給湯するタイプ、さ
らに蓋体にベローズを有しないタイプでもほぼ同一の構
成であった。
【0007】以上のように構成された電気湯沸かし器で
は、蓋開時において、弁体26が内蓋19の開口部25
を塞いでおり、これが蓋閉時には通常、蓋体16の回転
運動とともに、弁体26の自重により落下して開口部2
5をあけるが蓋体16を勢い良く閉じたりすると、弁体
26が開口部25を塞いだまま蓋体16がとじてしま
い、容器1内で湯の沸騰による多量の蒸気による圧力の
上昇で弁体26が開口部25から落下せず、閉じたまま
となり容器1内の内圧の上昇で容器1内の熱湯が、先端
部12から出て、熱湯が体にかかって火傷をまねいた
り、床面をぬらしたりしていた。
【0008】この対策として、弁体26の入る開口部2
5の近傍に蒸気の逃げ道となる隙間を形設し容器1内の
圧力が上がっても隙間から蒸気が逃げるようにし、かつ
本体の転倒時においても隙間から出た湯が内蓋19の一
部に形設した貯水部に溜まり、再び蓋体16を閉じた時
に容器1内に覆水するようにしたものがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、蓋体1
6に蒸気の逃げ道となる隙間や貯水部を設けると構造が
複雑となり、コストアップになるという問題点を有して
いた。
【0010】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、安価で、使用操作性が良く、安全性が高い電気湯
沸かし器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の電気湯沸かし器は、容器内と本体外を連通さ
せた蒸気通路の所定位置に形設した弁体狭隘部を閉塞可
能に配された弁体と、弁体狭隘部に弁体が位置したとき
にその弁体を弁体狭隘部から移動させるように作動し、
かつ、蓋体の開閉時のロックを司るロック部材を備えた
構成とし、また、ロック部材の作動で弁体が移動せずに
弁体狭隘部を閉塞しているときは蓋体が閉じない構成と
したものである。
【0012】
【作用】この構成において、蓋閉時にロック部材が弁体
を押して弁体狭隘部から押し下げ蒸気通路を開路するこ
ととなり、かつ弁体が弁体狭隘部から移動せず蒸気通路
を塞いだときはロック部材は移動しないので蓋体は完全
には閉じず容器は開放状態を維持することとなる。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0014】本発明の一実施例において、前述従来例に
ついて説明した構成部分と同じ部分については、同一符
号を付しその説明を省略する。
【0015】図1に示すように本実施例の特徴とすると
ころは、前述従来の構成に弁体狭隘部27とロック部材
28を付加したことにある。
【0016】すなわち、内蓋19と外蓋18との間で構
成する蒸気通路20に設けられた弁体狭隘部27に対応
して、弁体26が配設されていて、この弁体26は本体
が転倒したときに弁体狭隘部27を塞いで容器1内の液
体が外部に流出しない構成としたものである。
【0017】蓋体16の閉時において本体に蓋体16を
係止させるロック部材28はつまみ21と連動して蓋体
16内をスライドして移動する構成となっている。そし
てその移動線と、弁体16の弁体狭隘部27の位置は交
錯している。
【0018】以上のように構成された電気湯沸かし器で
は、蓋体16の開時においては、蓋体16は注口14に
対して105度程度の角度となり、その時点では、弁体
26は、弁体狭隘部27を閉塞している。次に蓋体16
を閉じる時は蓋体16の注口14に対する角度が90度
以下になると通常は弁体16の自重によって落下し、飾
り枠23上に止まり、弁体狭隘部27は開放状態とな
る。しかし、蓋体16の開閉スピードが早いときなどに
ヒンジ部17を支点とした回転運動によって、弁体26
に遠心力が働くため、あるタイミングで自重による落下
作用と遠心力による弁体狭隘部27に残存しようとする
力において、後者が勝るときなど、弁体26が弁体狭隘
部27から落下せず弁体狭隘部27を閉塞したまま蓋体
16が閉じようとしてしまう場合があるが、蓋体16が
閉じる途中で、図2(a)に示すように、ロック部材2
8の一方の端が注口14に設けられた凸部29に当たる
と移動して他の一端は弁体狭隘部27の上方に至る、そ
のとき弁体狭隘部27に弁体26が留まっていればロッ
ク部材28によって弁体26の上方より下方に力が加わ
り、弁体26は弁体狭隘部27より下方へ落ちて蒸気通
路20は開路状態となる。
【0019】また、凸部29にロック部材28が当接す
るタイミングは図2(b)に示すように、蓋体16が十
分閉じず容器1は開放状態にあり、もし弁体26が弁体
狭隘部27にはさまって移動不可能になった場合でも容
器1が密閉されず容器1内の蒸気による圧力の上昇によ
って容器1内の熱湯が外部に流出するのを防止できる。
【0020】以上のように本実施例によれば、蓋体16
の蒸気通路20の一部に形設した弁体狭隘部27を閉塞
可能に設けられた弁体26を蓋体16の開閉時のロック
部材28の動きと連動させており、通常、蓋体16の閉
時には重力によって下方に落ちる弁体26が弁体狭隘部
27に残ったまま、蓋体16が閉じられようとするとき
には、ロック部材28は本体側の注口14の凸部29を
乗り越えて係合部に係止されるが、このときロック部材
28は本体側の形状に沿って移動して丁度凸部29にき
たとき、反対側は弁体26を斜め上方から押すこととな
り、この力によって弁体26は押しさげられ弁体狭隘部
27は開路する。これによって、弁体26によって蒸気
通路20が閉塞されることはなく、容器1内の内圧が上
昇して容器1内の熱湯を出口12より出してしまうこと
はなくなる。また、弁体26が弁体狭隘部27から移動
せず蒸気通路20を塞いだままだと、ロック部材28は
移動することができないので本体側の係止部入口の凸部
29を乗り越えることができないので、蓋体16は閉じ
ることができない。そうなれば、弁体16が、蒸気通路
20を塞いでいても、蓋体16が完全に閉じていないの
で容器1は開放状態を維持することができ容器1内の内
圧の上昇で、容器1内の液体が本体外に流出してしまう
ことはない。
【0021】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように本発明
は、容器内と本体外を連通させた蒸気通路の所定位置に
形設した弁体狭隘部を閉塞可能に配された弁体と、弁体
狭隘部に弁体が位置したときにその弁体を弁体狭隘部か
ら移動させるように作動し、かつ蓋体の開閉時のロック
を司るロック部材を備えた構成、またロック部材の作動
で弁体が容易に移動せずに弁体狭隘部を閉塞していると
きは弁体が閉じない構成により、安価で、使用操作性が
良く安全性が高い優れた電気湯沸かし器を実現できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電気湯沸かし器の断面略図
【図2】(a)は同電気湯沸かし器の正常な蓋閉時の状
態を示す要部断面略図 (b)は同電気湯沸かし器の異常な蓋閉時の状態を示す
要部断面略図
【図3】従来の電気湯沸かし器の断面略図
【符号の説明】
1 容器 2 発熱体部 5 電動ポンプ(供給手段) 6 吸水口(供給手段) 7 水管(供給手段) 8 吐出口(供給手段) 16 蓋体 20 蒸気通路 26 弁体 27 弁体狭隘部 28 ロック部材 29 凸部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体を収容する容器と、前記容器の上方開
    放部を覆い前記容器内と本体外を連通させた蒸気通路を
    有する蓋体と、前記容器の液体を加熱・保温する発熱体
    部と、加熱・保温した液体の供給手段を備えた電気湯沸
    かし器であって、前記蒸気通路に形設した弁体狭隘部を
    閉塞可能に配された弁体と、前記弁体狭隘部に前記弁体
    が位置したときにその弁体を前記弁体狭隘部から移動さ
    せるように作動し、かつ前記蓋体の開閉時のロックを司
    るロック部材を設けた電気湯沸かし器。
  2. 【請求項2】ロック部材の作動で弁体が移動せずに弁体
    狭隘部を閉塞しているときは蓋体が閉じない構成とした
    請求項1記載の電気湯沸かし器。
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