JP3125431B2 - 電気湯沸かし器 - Google Patents

電気湯沸かし器

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JP3125431B2 JP04104188A JP10418892A JP3125431B2 JP 3125431 B2 JP3125431 B2 JP 3125431B2 JP 04104188 A JP04104188 A JP 04104188A JP 10418892 A JP10418892 A JP 10418892A JP 3125431 B2 JP3125431 B2 JP 3125431B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器内圧の過上昇およ
び転倒時の熱湯流出に対して安全機構を有する電気湯沸
かし器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電気湯沸かし器においては、図4
に示すように、ヒンジ部1を支点として回動して容器2
の上方開口部を開閉する蓋体3を外蓋4,中蓋5および
内蓋6で構成し、この蓋体3に安全機構7を設けてい
た。具体的には、中蓋6と内蓋5の間に弁収容室8を形
成し、この弁収容室8の下方は内蓋5の透孔9を介して
容器2内に、上方は弁座10を介し外蓋4,中蓋5間に
設けた蒸気排出路11にそれぞれ連通させていた。そし
て、上記弁収容室8には所定の質量をもつ球状の弁体1
2が可動自在に収納されていた。
【0003】通常、上記弁体12はその自重により下動
して、内蓋5の透孔9を閉じている。今、容器2の内圧
が所定値以上になると、弁体12が浮き上がって透孔9
が開かれ、その結果、同透孔9→弁収容室→弁座10→
蒸気排出路11の径路をとって蒸気が排出される。
【0004】また、転倒時には弁体12が弁座10を閉
じ、熱湯の流出を防止するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
電気湯沸かし器において、蓋体3は90度以上回動され
て開成状態となる。そのため、弁体12はその自重によ
って弁座10側に移動し、これを閉じる。普通であれ
ば、蓋体3を閉じると、弁体12は下動するが、例え
ば、蓋体3の閉成動作を衝撃的に行った場合など、時と
して弁座10に弁体12が密着したままとなり、容器2
の内圧が過上昇した際の安全性に支障を及ぼすことがあ
った。
【0006】この対策として、弁座に対してバイパス路
を設けるものなどが提案されてはいるが、構造の複雑化
を招き、実用化には達していないのが現状である。
【0007】本発明は、このような従来の課題を解消し
たもので、弁座の不用意な閉成を防止して安全性の向上
を図ったものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るための本発明の第1の手段は、外装体内に配置され、
発熱体によって内部液体を加熱するようにした容器と、
ヒンジ部を支点として回動して上記容器の上方開口部を
開閉するとともに、外蓋,中蓋および内蓋からなる蓋体
と、この中蓋と内蓋の間に形成され一方が容器内に、他
方が弁座を介して蓋体外に開口する蒸気排出路を形成
し、該蒸気排出路に連通された弁収容室と、上記弁収容
室に可動自在に収納され、蓋体閉成状態では自重により
前記弁座を開成する弁体とを具備し、前記弁座は前記弁
体の上方に位置するとともに弾性材で形成したものであ
る。
【0009】また第2の手段は、外装体内に配置され、
発熱体によって内部液体を加熱するようにした容器と、
ヒンジ部を支点として回動して上記容器の上方開口部を
開閉するとともに、外蓋,中蓋および内蓋からなる蓋体
と、この中蓋と内蓋の間に形成され一方が容器内に、他
方が弁座を介して上記蒸気排出路に連通された弁収容室
と、上記弁収容室に可動自在に収納され、蓋体閉成状態
では自重により上記弁座を開成する弁体と、錘を有し、
蓋体閉成時には同錘の作用で下動するレバーとを具備
し、上記レバーは弁体に連係させたものである。
【0010】
【作用】上記本発明の第1の手段によれば、弁座に衝撃
が加わった場合、それが弾性材でつくられているところ
から、弾性変形し、弁座の密着を防止する。
【0011】また本発明の第2の手段によれば、錘によ
りレバーが強制的に下動され、これに連係して弁体も弁
座から強制的に切り離されることとなる。
【0012】
【実施例】以下、その実施例を添付図面を参照して説明
する。
【0013】図1において、ヒンジ部21を支点として
回動することによって容器22の上方開口部を開閉する
蓋体23は、外蓋24,中蓋25および内蓋26で構成
されており、この蓋体23に安全機構27が設けてあ
る。具体的には、中蓋25と内蓋26の間に弁収容室2
8を形成するとともに、この弁収容室28の下方は内蓋
26の透孔29を介して容器22内に、上方は弁座30
を介して外蓋24,中蓋25間に設けた蒸気排出路31
にそれぞれ連通させ、さらに上記弁収容室28には所定
の質量をもつ球状の弁体32が可動自在に収納されてい
る。
【0014】そして、上記弁座30はゴムなどの弾性材
でつくられている。33は容器22の底部に配設した発
熱体、34は出湯管、35は蓋体23の閉状態を保持す
る尾錠である。
【0015】上記の構成において、今、容器22の内圧
が所定値よりも上昇すると、弁体32が浮き上がり、内
部の蒸気が透孔29→弁収容室28→弁座30→蒸気排
出路31と通り、外部へ排出される。したがって、容器
22の内圧は所定圧範囲に保たれることとなる。
【0016】また、湯沸かし器そのものが転倒した場合
は、上記弁体32が弁座30を閉じて、不用意な熱湯の
流出を防止する。
【0017】さらに、蓋体23はその開成時、90度以
上回動した位置にある。そのため、弁体32も弁座30
側に移動している。この状態から蓋体23を衝撃的に閉
じ、その反作用によって、弁座30側に弁体32が密着
しようとしても、同弁座30が弾性材からなるため、そ
の反発力によって弁体32は強制的に弁座30から切り
離される。その結果、弁座30が閉状態に固定化される
ことがなくなる。
【0018】次に、図2,図3は本発明の他の実施例を
示し、すなわち一端を中蓋25の軸支部36に軸支して
レバー37を揺動自在に設け、このレバー37の遊端を
弁座30と弁体32の間に臨ませたものである。レバー
37の遊端は弁体32による弁座30の開閉に支障がな
いように二股状に形成され、上記弁体32の頂部よりも
下方の外周面に係当するようにしてある。そして、上記
レバー37の途中には凹部38があって、ここに錘39
が収納されている。
【0019】この構成において、蓋体23を閉じると、
錘39によりレバー37が強制的に下動されるもので、
したがって、弁体32も強制的に弁座30から離反され
る。
【0020】
【発明の効果】このように本発明によれば、弁体による
弁座の不用意な閉成事故を確実に防止できるものであ
る。したがって、容器内圧の過上昇によって出湯管から
熱湯が不用意に流出するようなことがなくなり、より一
層湯沸かし器の安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す電気湯沸かし器の断面図
【図2】他の実施例を示す電気湯沸かし器の断面図
【図3】図1の要部拡大断面図
【図4】従来の電気湯沸かし器の断面図
【符号の説明】
21 ヒンジ部 22 容器 23 蓋体 24 外蓋 25 中蓋 26 内蓋 28 弁収容室 29 透孔 30 弁座 31 蒸気排出路 32 弁体 33 発熱体 37 レバー 39 錘

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装体内に配置され、発熱体によって内
    部液体を加熱するようにした容器と、ヒンジ部を支点と
    して回動して上記容器の上方開口部を開閉するととも
    に、外蓋,中蓋および内蓋からなる蓋体と、この中蓋と
    内蓋の間に形成され一方が容器内に、他方が弁座を介し
    て蓋体外に開口する蒸気排出路を形成し、該蒸気排出路
    に連通された弁収容室と、上記弁収容室に可動自在に収
    納され、蓋体閉成状態では自重により前記弁座を開成す
    る弁体とを具備し、前記弁座は前記弁体の上方に位置す
    るとともに弾性材で形成された電気湯沸かし器。
  2. 【請求項2】 外装体内に配置され、発熱体によって内
    部液体を加熱するようにした容器と、ヒンジ部を支点と
    して回動して上記容器の上方開口部を開閉するととも
    に、外蓋,中蓋および内蓋からなる蓋体と、この中蓋と
    内蓋の間に形成され一方が容器内に、他方が弁座を介し
    て蓋体外に開口する蒸気排出路を形成し、該蒸気排出路
    に連通された弁収容室と、上記弁収容室に可動自在に収
    納され、蓋体閉成状態では自重により上記弁座を開成す
    る弁体と、錘を有し、蓋体開成時には同錘の作用で下動
    するレバーとを具備し、上記レバーは弁体に連係させた
    電気湯沸かし器。
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