JP4828508B2 - 電気ポット - Google Patents

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Description

本発明は、電気ポットに関し、特に、別体の電源供給部を備えるとともに、傾斜させることにより注口からお湯を注ぐ電気湯沸し方式のケトルに関するものである。
本発明の電気ポットに関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
特開2006−75292号公報 特表2007−503908号公報
特許文献1には、ポット本体の内部に内容器を配設し、この内容器内に貯留した液体をヒータによって沸騰させる電気ポットが記載されている。この電気ポットは、ポット本体に内容器の上端開口を閉塞する蓋体が回動可能に取り付けられている。また、内容器には、底に電動ポンプが配設され、この電動ポンプで内部の液体を正面側上部の吐出口へ送出することにより吐出できるように構成している。
この特許文献1の電気ポットでは、電動ポンプと注口との間に転倒時の湯漏れ防止構造が施されている。また、この電気ポットは、閉塞された内容器内の液体を加熱する際に発生する蒸気を排気する排気通路が蓋体に形成されており、この排気通路にも湯漏れ防止構造が施されている。
しかし、特許文献1の電気ポットは、所定の場所に設置して使用することを目的としているため、電動ポンプ等の搭載部品が多く、高価であるうえ、使用上の軽快性がない。
一方、特許文献2には、容器の内部に貯留した液体である水を加熱素子で沸騰させる加熱容器において、別体の電源供給部から電力を供給可能とし、正面側に注口を設けるとともに、背面側にハンドルを設けた電気ケトルが記載されている。この電気ケトルは、ハンドルを把持して正面側を下向きに傾斜させることにより、内部の沸騰した液体を注口から注出できるため、特許文献1の電気ポットと比較して軽快に使用できる。
しかし、特許文献2の電気ケトルは、転倒すると沸騰させた内部のお湯が注口から流出する不具合がある。
なお、これらの中間的な機能を有するハンドポットも提供されている。このハンドポットは、特許文献2の電気ケトルのように軽快に使用できるうえ、注口が止水弁により開放可能に閉塞されているため、転倒しても注口からお湯が流出することはない。
しかし、特許文献1と同様に、蓋体には、加熱時に発生する蒸気を排気する排気通路を設ける必要があるため、この排気通路から外部にお湯が流出する可能性がある。そこで、このハンドポットに、特許文献1に記載された排気通路用の湯漏れ防止構造を搭載することが考えられる。しかしながら、この構造をハンドポットに搭載した場合、注口を下向きに傾斜させた注出状態で排気口を塞ぎ、空気の流入を不可能とするため、注出動作を大きく阻害するという問題がある。
本発明は、従来の問題に鑑みてなされたもので、注出動作を阻害することなく、転倒時の液体流出を確実に防止できる電気ポットを提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明の電気ポットは、液体を貯留する内容器を内部に配設したポット本体と、前記内容器内の液体を加熱する加熱手段と、前記ポット本体に開閉可能に取り付けられ前記内容器の上端開口を閉塞する蓋体とを備え、前記ポット本体または蓋体の正面に注口を設けるとともに、前記蓋体に内容器内で発生する蒸気を排気する排気通路を設け、前記ポット本体を注口の方向へ下向きに傾けることにより、前記内容器内の液体を注出可能とした電気ポットにおいて、前記蓋体の排気通路中に、前記ポット本体の傾斜により移動して前記内容器の内部と機外とを連通させる連通部を閉塞する可動閉塞部材を配設し、前記連通部に連通するように、または、前記連通部の近傍に、前記注口を下向きに傾斜させた注出状態では前記可動閉塞部材によって閉塞されず、他の傾斜状態では前記可動閉塞部材によって閉塞される空気抜部を設けた構成としている。
このようにすれば、電気ポットの傾斜により連通部を可動閉塞部材で閉塞するため、電気ポットが転倒しても排気通路から内容器内の液体が流出することを防止できる。また、連通部には、注口を下向きに傾斜させた注出状態では可動閉塞部材によって閉塞されないように空気抜部を設けているため、注出状態では空気の流入が可能である。そのため、通常の使用時に注出動作の阻害を確実に防止できる。
この電気ポットでは、前記連通部および空気抜部を、前記排気通路中に配設する接続部材に設けることが好ましい。
この場合、前記接続部材は、前記注口とは反対の背面側に位置するように配設されていることが好ましい。このようにすれば、通常の注出時に内容器内の液体が排気通路内に流入し、注出動作を阻害することを防止できる。
また、前記注口は、前記蓋体の正面側から前方に向けて突出するものであることが好ましい。このようにすれば、注口が下向きに位置した状態で転倒することを確実に防止できる。
さらに、前記空気抜部は、前記連通部から背面側に向けて延びるスリットからなることが好ましい。
または、前記空気抜部は、前記連通部の下端縁から下向きに突出するリブを設け、該リブに設けた切欠部からなる構成としてもよい。
または、前記空気抜部は、前記連通部から離間した独立の孔からなる構成としてもよい。
このようにすれば、通常の使用時に可動閉塞部材で空気抜部を閉塞することを確実に防止できる。
本発明の電気ポットでは、転倒すると連通部を可動閉塞部材で閉塞するため、排気通路から内容器内の液体が流出することを防止できる。また、連通部には、注口を下向きに傾斜させた注出状態では可動閉塞部材によって閉塞されないように空気抜部を設けているため、通常の使用時に注出動作を阻害することを確実に防止できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電気ポットを示す。この電気ポットは、制御手段であるマイコンは勿論、制御基板も搭載しない非マイコン搭載型のものであり、電源供給用のベース10と、該ベース10に着脱可能に載置されるポット11とを備えた電気ケトルである。
前記ベース10には、商用電源に接続する図示しない電源コードが配線され、この電源コードが図示しない電源供給端子に接続されている。
前記ポット11は、内部に内容器34を収容するポット本体12と、該ポット本体12に開閉可能に取り付けた蓋体39とを備えている。
前記ポット本体12は、上端および下端を開口した筒状の胴体13と、該胴体13の下端開口を閉塞する底体19とを有する外装体を備えている。そして、胴体13には、前記内容器34が固定され、この内容器34に対して、加熱手段であるアルミブレージングヒータ36、ベース10からの電力を受ける接続端子(図示せず)、アルミブレージングヒータ36への通電をオンオフするスイッチ(図示せず)、および、該スイッチの接続状態を切り換えるリンク部材37が配設されている。
前記胴体13は、上部に内容器34を固定するための段部14を備えている。また、胴体13の正面側上部には、後述する給水通路50の注口49の下部を覆うように、上側外向きに傾斜して膨出する注部15が設けられている。さらに、この注部15に対して径方向逆側に位置する胴体13の背面側上部には、蓋体39を回転可能に軸着するためのヒンジ接続部16が設けられている。図2および図3に示すように、胴体13の背面部には、ヒンジ接続部16の下部に位置するように、内向きに窪むハンドル配設凹部17が上下方向に延びるように設けられている。このハンドル配設凹部17には、一対の仕切板18,18が設けられ、これら仕切板18,18間に蒸気通路33を構成するダクト部材31を配設する構成としている。
前記底体19は、胴体13の下端に嵌合して固定される受皿形状のものである。この底体19には、中央にベース10の電源供給端子を貫通させる貫通部(図示せず)が設けられている。そして、胴体13への組付状態では、この貫通部上に位置するように内容器34に固定した電源接続端子が位置する。また、底体19の背面部には、胴体13のハンドル配設凹部17に対応するように内部に連通する貫通孔20が設けられている。
この胴体13および底体19の背部に配設するハンドル21は、内側部材23と外側部材26とを備えている。そして、これら内側部材23と外側部材26とを組み付けた状態では、把持部22の内部に円弧状をなす収容空間が形成され、その収容空間に電源スイッチ部材28と、該電源スイッチ部材28の操作に連動する連動部材29とが配設されている。
前記内側部材23には、胴体13の仕切板18,18間に配設するダクト部材31を挟み込んで固定するためのダクト配設部24が設けられている。このダクト配設部24の下部には、継手部材32を介してダクト部材31と接続する蒸気ダクト部25が設けられている。この蒸気ダクト部25は、底体19の貫通孔20を貫通して該底体19内で開口するように構成されている。
前記外側部材26は、内側部材23の開放した外側部分を被覆するもので、その上部には電源スイッチ部材28を露出させるための露出孔27が設けられている。
前記電源スイッチ部材28は、内側部材23に回動可能に配設し、外側部材26の露出孔27から一部が露出するように配設されるものである。
前記連動部材29は、内側部材23と外側部材26との内部空間に移動可能に配設されるもので、その上端が電源スイッチ部材28に連結されている。そして、この連動部材29は、逆側の下端が内側部材23と外側部材26との開放した下端から突出され、ハンドル21を胴体13および底体19に組み付けた状態で、その突出端に設けた連結部30が貫通孔20を通して外装体内部に配置したリンク部材37に連結される。
このハンドル21は、電源スイッチ部材28および連動部材29を組み付けた状態で、ダクト配設部24に四角筒状をなす金属製のダクト部材31と、樹脂製の継手部材32とを配設し、胴体13および底体19に組み付ける。これにより、これらダクト部材31および継手部材32を、胴体13とハンドル21との間に挟み込んだ状態で固定する。そして、これらダクト部材31、継手部材32および蒸気ダクト部25は、断面積を略同一とした蒸気通路33を構成する。
前記内容器34はステンレス製であり、円筒状をなすように接合した筒状部材と、該筒状部材の下端開口を閉塞する円板部材とを備え、これらを一体的に接合した有底円筒状のものである。この内容器34の上部には、内向きに窪む絞部35が形成され、この絞部35を満水位の水位線として兼用している。なお、水位線は、水平方向に延びる線および文字を専用に設けてもよい。また、本実施形態では、この内容器34の内部に貯留する液体(水)の満水位は、内部の水を沸騰させた状態で、膨張した水の液面が後述する内蓋72に位置する容量に設定している。
前記アルミブレージングヒータ36は、内容器34内の水を加熱して沸騰させるためのもので、内容器34の底面外周部に位置するように、粉末状のアルミニウムをロウ材としてヒータを接合することにより配設されている。
前記リンク部材37は、電源接続端子からアルミブレージングヒータ36への通電をオンオフするスイッチの接点を切り換えるもので、その一端に連動部材29の連結部30が連結されている。このリンク部材37は、電源スイッチ部材28の上部を図1中矢印方向に押圧操作し、連動部材29を介して押し下げられることにより、スイッチをオン状態とするものである。また、電源スイッチ部材28の下部を押圧操作すると、連動部材29を介して引き上げられることにより、スイッチをオフ状態とする。さらに、電源接続端子内に突出部が位置され、ベース10からポット11が取り外されると、突出部の押圧が解除されることによりオフ状態に変位する。
そして、本実施形態では、リンク部材37の下部には、所定温度に昇温することにより反転し、リンク部材37を上向きに押し上げるバイメタルスイッチ38が配設されている。このバイメタルスイッチ38は、蒸気通路33を構成する蒸気ダクト部25の開口端近傍に配設され、該蒸気通路33を通して供給される内容器34内で発生した蒸気により昇温される構成としている。なお、バイメタルスイッチ38の反転によりリンク部材37が押し上げられると、連動部材29を介して電源スイッチ部材28がオフ位置に変位される。また、バイメタルスイッチ38は、自然冷却により温度が低下すると、反転前の原状に復元する。
前記蓋体39は、図1に示すように、蓋本体40と蓋カバー67とを備え、その下部に内容器34を閉塞する内蓋72を配設したものである。そして、この蓋体39には、ポット本体12に対して係脱可能にロックするロック部材69が配設されている。また、正面側には給水通路50が設けられ、この給水通路50に弁部材51が配設されるとともに、該弁部材51を開閉する操作部材60が配設されている。さらに、背面側には排気通路90が設けられ、この排気通路90がポット本体12に設けた蒸気通路33に分岐接続される。そして、本実施形態では、この排気通路中に、ポット11が転倒した際に内容器34内の水またはお湯が流出することを防止するための湯漏れ防止構造を搭載している。
まず、蓋本体40は、図1および図4に示すように、胴体13の上端縁に嵌合する円板状のもので、その背面側外周部には、胴体13のヒンジ接続部16に軸着されるヒンジ受部41が設けられている。このヒンジ受部41には、後述する分岐接続部91を配設する凹部42が設けられ、この凹部42の中央に上下方向に貫通する通路部43が設けられている。
また、蓋本体40の中央には、上向きに膨出し、後述する内蓋72の膨出部75を収容する収容部44が設けられている。そして、この収容部44の前側には、給水通路50を構成する給水ダクト部45が設けられるとともに、収容部44の後側には、排気通路90を構成する可動閉塞部材配設部63A,63Bが設けられている。
前記給水ダクト部45は、収容部44の前側からL字形状をなすように前向きに突出する筒状のものである。この給水ダクト部45は、内容器34の上端開口を臨むように下向きに開口しており、この開口部が給水通路入口46となる。この給水通路入口46は、弁部材51により開閉可能に密閉される。なお、この給水ダクト部45の径方向後側に隣接するように、収容部44の前部に、弁部材51の操作受部54を移動可能に挿通する円筒状の挿通部47が設けられている。
前記給水ダクト部45には、先端に胴体13の注部15にかけて水平方向に延びるノズル部材48が装着され、このノズル部材48の先端開口により注口49が構成される。そして、これら給水ダクト部45およびノズル部材48が、内容器34内の水を注出する給水通路50を構成する。
前記給水通路入口46を開閉可能に密閉する弁部材51は、図4に示すように、楕円形状をなす弁体52を備えている。この弁体52の一端には、挿通部47を外嵌する円形状の凹部53が設けられ、その中心から棒状に突出する操作受部54が設けられている。この操作受部54の中間位置には環状に窪む凹溝55が設けられ、この凹溝55に挿通部47との間をシールするOリング56が配設される。
前記弁部材51は、後述する内蓋72とは別体の受部材57を蓋本体40に配設することにより、付勢手段であるスプリング58によって、給水通路入口46を密閉する閉塞方向に付勢した状態で配設される。この受部材57は樹脂製であり、その中央にはスプリング58を位置決めする位置決め部59を設けたものである。
また、弁部材51は、操作受部54の上端を操作部材60のスライド操作によって下向きに押圧することにより、給水通路入口46をスプリング58の付勢力に抗して開放可能としている。この操作部材60は、蓋カバー67に対して前後方向にスライド可能に取り付けられるもので、図1に示すように、その上部には露出孔70を貫通して外部に露出される操作部61が突設されている。また、この操作部材60には、蓋本体40の挿通部47から突出した操作受部54を下向きに押圧する傾斜面を備えた押圧部62が前向きに突出するように設けられている。
前記可動閉塞部材配設部63A,63Bは、収容部44の後側に該収容部44と一体的に突出するように平面視円形状をなす厚肉部64を設け、この厚肉部64の上面から下向きに窪むように設けた逆円錐台形状のものである。これら可動閉塞部材配設部63A,63Bは、正面側の給気ダクト部から背面側のヒンジ受部41にかけた中心線(図示せず)を中心として線対称に位置する。また、これら可動閉塞部材配設部63A,63Bにおいて、収容部44の側に位置する面は開口され、この収容部44と連通する開口部が排気通路入口65となる。また、可動閉塞部材配設部63A,63Bの内周面には、径方向内向きに突出するリブ66が設けられている。このように構成した排気通路入口65は、内容器34内に満水位まで水を入れ、ポット11を前方下向きに倒して注口49から内容器34内の水(お湯)を注出する状態で、その液面より上方に位置するように、蓋本体40の背面側に位置するように構成されている。これにより、内容器34内の液体を注口49から注出する際に、内容器34内の水が排気通路90内に流入し、注出動作を阻害することを防止できるように構成している。
前記蓋カバー67は、図1に示すように、蓋本体40のヒンジ受部41から組み付け状態の胴体13の注部15にかけて上部を覆う外装面を構成するもので、球の一部の如き形状をなす。この蓋カバー67の中央前部には、ロック部材69を露出させる露出孔68が設けられている。このロック部材69は蓋カバー67に回動可能に取り付けられ、前側部を押圧操作することにより、図示しないロック部が胴体13の被ロック部から離脱して、開放を可能とするものである。また、この蓋カバー67の中央頂部には、操作部材60の操作部61を露出させる露出孔70が設けられている。さらに、この蓋カバー67の中央後部には、排気通路90の下流側端部を構成する排気口部材86を露出させる露出孔71が設けられている。
前記内蓋72は、内容器34内で加熱した水の過熱蒸気および沸騰時に噴出する高温の水滴から蓋本体40などを保護するためのもので、円形状をなす金属板からなる。この内蓋72には、外周部に内容器34の上端開口を密閉するシール部材73が配設されている。また、内蓋72には、略中央に位置するように左右方向に延びる長円形状をなす装着孔74が設けられ、この装着孔74に別体の膨出部75が配設されている。この膨出部75の上端は閉塞され、この閉塞面に複数の通気孔76が設けられている。
また、本実施形態の蓋体39には、図1から図3に示すように、蓋本体40の可動閉塞部材配設部63A,63Bの内部にそれぞれ可動閉塞部材77,77が収容され、かつ、可動閉塞部材配設部63A,63Bの上部に位置するように、排気通路90を構成する接続部材78および排気口部材86が配設されるとともに、これらの内部に邪魔板92が配設される。
前記可動閉塞部材77,77は、円錐台形状をなす金属製のもので、湯漏れ防止構造を構成する。この可動閉塞部材77の小径面の直径は、可動閉塞部材配設部63A,63Bの小径面である下端において、リブ66の先端軌跡からなる仮想円の直径より僅かに小さく設定されている。また、可動閉塞部材77,77の斜面は、可動閉塞部材配設部63A,63Bと同一の傾斜角度に設定されている。これにより、可動閉塞部材配設部63A,63Bが傾斜した場合、いずれの方向であってもその傾斜に従って可動閉塞部材77,77が開口端に向けて移動するように構成している。
前記接続部材78は、厚肉部64を閉塞する円板形状のものである。この接続部材78には、図3および図5に示すように、可動閉塞部材配設部63Aと対応する位置に、該可動閉塞部材配設部63Aの中心と上下に一致する同心円孔からなり、内容器34の内部と機外とを連通させる連通部79が設けられている。この連通部79は、排気容量を十分に確保するために水が通過可能な直径で形成されている。また、可動閉塞部材配設部63Bと対応する位置には、該可動閉塞部材配設部63Bの中心と上下に一致する同心円孔からなり、内容器34の内部と機外とを連通させる第1空気抜部80が設けられている。この第1空気抜部80は、連通部79より小径であり、可動閉塞部材77,77によって連通部79と同時に閉塞された際に、該第1空気抜部80に吸着した可動閉塞部材77が先に容易に脱落する構成としている。そして、本実施形態の接続部材78には、前記連通部79の孔に連通するように、注口49とは逆側のヒンジ接続部16に向けて延びるスリットからなる第2空気抜部81が設けられている。なお、連通部79は、満水状態で注口49からお湯を注出するために傾けた状態で、液面より上方に位置する。
下部に可動閉塞部材77,77が位置する接続部材78は、可動閉塞部材配設部63A,63Bが傾くと、その傾斜に従って可動閉塞部材77,77が移動することにより、連通部79および第1空気抜部80が閉塞される。そして、本実施形態では、第2空気抜部81は、図6(A)に示すように、延び方向と逆側である注口49を設けた正面側を下向きに傾斜させた場合、可動閉塞部材によって閉塞されない位置まで延びるように構成されている。そして、この第2空気抜部81は、図6(B),(C),(D)に示すように、注口49の側を除く方向に傾いた場合には、可動閉塞部材77,77によって確実に閉塞される寸法で形成されている。
また、本実施形態の接続部材78には、図3および図5に示すように、第2空気抜部81を含む連通部79および第1空気抜部80の形成位置を含むように、邪魔板92を配設する邪魔板配設凹部82が設けられている。この邪魔板配設凹部82は略瓢箪形状をなし、蓋本体40の凹部42に向けて延びる通気溝83を備えている。そして、本実施形態の接続部材78には、この通気溝83から筒状をなすように下向きに突出し、凹部42の通路部43に貫通される蒸気通路接続部84が設けられている。なお、接続部材78の両側部には、蓋本体40に対してネジ止めにより固定するためのブラケット部85が設けられている。
前記排気口部材86は、排気通路90の下流側端部を構成するもので、前後方向に延びる長円筒形状のものである。この排気口部材86の上端は閉塞され、その閉塞面に複数のスリットからなる排気口87が設けられている。この排気口87は、蓋体39を組み立てた状態で、蓋カバー67の露出孔71から外部に露出した状態をなす。また、排気口部材86には、接続部材78に嵌合させた状態で蒸気通路接続部84の上端開口部を閉塞するカバー部88が設けられている。さらに、排気口部材86には、組付状態で接続部材78のブラケット部85に重畳し、該接続部材78と一体的にネジ止めにより蓋本体40に固定するためのブラケット部89が設けられている。
これら接続部材78および排気口部材86は、一体的に蓋本体40に組み付けることにより、可動閉塞部材配設部63A,63B、接続部材78および排気口部材86で、内容器34内と機外とを連通させ、内容器内で発生した蒸気を排気する排気通路90を構成する。また、接続部材78および排気口部材86の嵌合により、蒸気通路接続部84がカバー部88で覆われ、1つの分岐接続部91を形成する。そして、この分岐接続部91は、蓋本体40に組み付けられることにより、蓋本体40の通路部43を貫通し、蓋体39の背面側に形成した排気通路90と、ポット本体12の背面に形成した蒸気通路33とが、分岐接続される。なお、分岐接続部91にはパッキンが配設され、蓋体39を開放した状態では蒸気通路33のダクト部材31とは非連通状態となり、蓋体39を閉塞した状態ではダクト部材31の上端に密閉した状態で連通される。
前記邪魔板92は、接続部材78と排気口部材86の内部に配設し、排気口87からの蒸気の排気量を抑制(調整)するとともに、分岐接続部91を介して蒸気通路33へ流動させる蒸気量を調整するものである。具体的には、この邪魔板92は、下端を開口した箱形状をなし、その上端の閉塞面92aは、排気通路接続部より上側(下流側)に位置する。そして、この閉塞面92aには、蒸気を通過させる複数の通気孔93が設けられている。また、邪魔板92の外周壁92bには、接続部材78への組付状態で通気溝83に対応する位置に、分岐接続部91へ蒸気を流動させる蒸気分流口94が設けられている。この邪魔板92は、通気孔93の開口面積および数を調整することにより、排気口87からの蒸気の排気量を調整できるとともに、蒸気通路33へ流動する蒸気量を調整できる。
前記電気ポットを使用する場合には、蓋体39を開いて内容器34を開放した状態で、内部に所定量の水を収容させる。そして、ベース10上にポット11を載置し、電源スイッチ部材28の操作によりアルミブレージングヒータ36をオンさせると、内容器34内の水が加熱される。
そして、略沸騰した状態になると、内容器34内では蒸気が発生し、その蒸気が膨出部75を通過した後、該膨出部75の通気孔76より下側に位置する排気通路入口65から排気通路90内に流入する。そうすると、蒸気は、可動閉塞部材配設部63A,63B内から略連通部79を通って邪魔板92内に流入し、この邪魔板92の閉塞面92aにより排気口部材86内への流入が阻害される。これにより、通気孔93を通過する一部と、通過できずに蒸気分流口94から分岐接続部91へ流入する残りとに分流される。
通気孔93を通過した一部の蒸気は、排気口部材86内に流入し、上端の排気口87から外部に排気される。
また、蒸気分流口94から分岐接続部91へ分流された残りは、蒸気通路33を構成するポット本体12内のダクト部材31内に流入する。そして、ダクト部材31から継手部材32を介してハンドル21の蒸気ダクト部25を通過し、ポット本体12内において、内容器34と底体19との間に供給される。その後、この蒸気ダクト部25の先方に位置するバイメタルスイッチ38に当たった後、底体19に形成した排水孔(図示せず)から外部に排水される。この蒸気の噴射によりバイメタルスイッチ38が昇温すると、前述のようにリンク部材37を押し上げることにより、アルミブレージングヒータ36への通電を遮断する。
なお、このようにして沸騰させたお湯は、操作部材60を操作して弁部材51によって給水通路入口46を開放した状態で、ハンドル21を把持して径方向逆側に位置する注口49が下向きに傾斜するように、傾けることにより給水通路50を通して注口49から注出することができる。
この際、ポット11の傾斜により、一対の可動閉塞部材77,77が移動し、連通部79および第1空気抜部80を閉塞する。そうすると、内容器34内の大気圧との圧力差によって、可動閉塞部材77,77が連通部79および第1空気抜部80に吸着した状態をなすように作用する。しかし、本実施形態では、この注出状態で可動閉塞部材77では閉塞されないように第2空気抜部81を設けているため、この第2空気抜部81を通して内外の圧力を平衡させ、吸着を解除できる。具体的には、まず最初に、開口面積が小さい第1空気抜部80から可動閉塞部材77が離間した後、続いて連通部79から可動閉塞部材77が離間する。その結果、機外の空気を内容器34内に十分に取り入れることが可能になるため、注出動作を阻害することを防止できる。
一方、ポット11のみを食卓などに載せた状態で、ポット11が転倒した場合、内容器34内の残水量によっては給水通路入口46および排気通路入口65が浸かる状況になることがある。しかし、本実施形態では、注口49を前方に突出するように設けているため、図7(A)に示すように、この注口49が真下に位置するように転倒することはない。また、このような転倒状況は、逆側にハンドル21を設けていることにより、その重量も相俟って確実に防止できる。逆に、ハンドル21の重量により、図7(B)に示すように、ハンドル21が食卓に触れるように転倒した状態をなす。
その結果、図6(B),(C)の中間位置、または、図6(B),(D)の中間位置の状態をなすため、接続部材78の連通部79、第1空気抜部80および第2空気抜部81は、可動閉塞部材77によって確実に閉塞された状態をなす。そのため、内容器34内の水が排気通路90を通って機外に流出することを確実に防止できる。なお、この状態では、内容器34内の水が満水であったとしても、その液面より上方に注口49は勿論のこと給水通路入口46が位置している。そのため、万が一、操作部材60によって弁部材51で給水通路入口46を開放状態としていても、この状態で給水通路50を通して水が機外に流出することもない。
このように、本発明の電気ポットでは、排気通路90中に連通部79を有する接続部材78と、傾斜により連通部79を閉塞する可動閉塞部材77を配設しているため、電気ポットが転倒しても排気通路90から内容器34内の液体が流出することを防止できる。また、連通部79には、注口49を下向きに傾斜させた注出状態では可動閉塞部材77によって閉塞されないように第2空気抜部81を設けているため、注出状態では内容器34内に外部の空気の流入が可能である。そのため、通常の使用時に注出動作の阻害を確実に防止できる。
図8は第2実施形態の電気ポットに適用する接続部材78を示す。この接続部材78は、第1実施形態と同様に、連通部79、第1空気抜部80、邪魔板配設凹部82、通気溝83、蒸気通路接続部84およびブラケット部85を設けた円板形状のものである。そして、この第2実施形態では、第2空気抜部81を、連通部79の下端縁から可動閉塞部材77の側である下向きに突出するリブ95を設け、このリブ95に下端面から設けた切欠部により構成した点でのみ、第1実施形態と相違している。なお、この切欠部からなる第2空気抜部81は、組付状態で背面側であるハンドル21の側に位置するように設けられている。この接続部材78を適用した第2実施形態の電気ポットは、第1実施形態と略同様の作用および効果を得ることができる。
なお、本発明の加熱容器は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、第1実施形態では、第2空気抜部81を連通部79と連通したスリットにより構成したが、連通部79から離間した独立の孔により構成してもよい。このようにしても、第1実施形態と同様の作用および効果を得ることができる。
また、給水通路50および注口49は、蓋体39に設ける構成に限られず、ポット本体12に設けてもよく、このようにしても、前記実施形態と同様の作用および効果を得ることができる。
本発明の実施形態に係る加熱容器である電気ポットを示す断面図である。 電気ポットの分解斜視図である。 背面側から見た電気ポットの分解斜視図である。 蓋体の内側を示す分解斜視図である。 接続部材の平面図である。 (A),(B),(C),(D)は接続部材と可動閉塞部材の関係を示す概略図である。 (A),(B)は電気ポットの転倒状態を示す側面図である。 第2実施形態の電気ポットに適用する接続部材を示す斜視図である。
符号の説明
10…ベース
11…ポット
12…ポット本体
21…ハンドル
33…蒸気通路
34…内容器
36…アルミブレージングヒータ(加熱手段)
39…蓋体
40…蓋本体
46…給水通路入口
49…注口
50…給水通路
51…弁部材
63A,63B…可動閉塞部材配設部
65…排気通路入口
77…可動閉塞部材
78…接続部材
79…連通部
80…第1空気抜部
81…第2空気抜部
86…排気口部材
90…排気通路
92…邪魔板
95…リブ

Claims (7)

  1. 液体を貯留する内容器を内部に配設したポット本体と、前記内容器内の液体を加熱する加熱手段と、前記ポット本体に開閉可能に取り付けられ前記内容器の上端開口を閉塞する蓋体とを備え、前記ポット本体または蓋体の正面に注口を設けるとともに、前記蓋体に内容器内で発生する蒸気を排気する排気通路を設け、前記ポット本体を注口の方向へ下向きに傾けることにより、前記内容器内の液体を注出可能とした電気ポットにおいて、
    前記蓋体の排気通路中に、前記ポット本体の傾斜により移動して前記内容器の内部と機外とを連通させる連通部を閉塞する可動閉塞部材を配設し、
    前記連通部に連通するように、または、前記連通部の近傍に、前記注口を下向きに傾斜させた注出状態では前記可動閉塞部材によって閉塞されず、他の傾斜状態では前記可動閉塞部材によって閉塞される空気抜部を設けたことを特徴とする電気ポット。
  2. 前記連通部および空気抜部を、前記排気通路中に配設する接続部材に設けたことを特徴とする請求項1に記載の電気ポット。
  3. 前記接続部材は、前記注口とは反対の背面側に位置するように配設されていることを特徴とする請求項2に記載の電気ポット。
  4. 前記注口は、前記蓋体の正面側から前方に向けて突出するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電気ポット。
  5. 前記空気抜部は、前記連通部から背面側に向けて延びるスリットからなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電気ポット。
  6. 前記空気抜部は、前記連通部の下端縁から下向きに突出するリブを設け、該リブに設けた切欠部からなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電気ポット。
  7. 前記空気抜部は、前記連通部から離間した独立の孔からなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電気ポット。
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