JPH06121748A - 電気湯沸器 - Google Patents

電気湯沸器

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JPH06121748A
JPH06121748A JP27469492A JP27469492A JPH06121748A JP H06121748 A JPH06121748 A JP H06121748A JP 27469492 A JP27469492 A JP 27469492A JP 27469492 A JP27469492 A JP 27469492A JP H06121748 A JPH06121748 A JP H06121748A
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JP
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valve
opening
lid
container
hole
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JP27469492A
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Kenji Okamura
健治 岡村
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器内の液体を、加熱保温する電気湯沸器に
おいて、器体が転倒したときに容器内の液体が流出する
のを防止する。 【構成】 液体を収容する容器1と、容器1の上方開口
を覆い、容器1側に面した内蓋23と外郭を構成する外
蓋22を備え、内蓋23より外蓋22の開口に至る蒸気
通路24を有し、内蓋23に容器1と蒸気通路24を結
ぶ孔28を設け、この孔28の蒸気通路24側に設けた
開口29を開閉する弁A30と、弁A31の下方に位置
する弁Bを孔内に配置した。この構成によれば、電気湯
沸器が転倒したときには、弁Aが孔の開口に接近し、さ
らに弁Bが弁Aに当接して弁Aを押し上げ、孔の開口を
確実に閉塞する。そのため、容器内の高温液体が流出す
ることを防止し、使用者の安全性を確保することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体を収容し、液体を
加熱・保温し、転倒したときでも収容した液体が流出し
ない電気湯沸器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気湯沸器の蓋体は、図
4〜図5に示すように、外郭を構成する外蓋41と容器
側の内蓋42とよりなり、この間を、蒸気通路43で連
通して容器内で発生する蒸気を外部へ逃がす働きをして
いた。このとき、外蓋41と内蓋42には、それぞれ蒸
気通路43につながる開口47が設けられていた。
【0003】一方、電気湯沸器においては、器体が転倒
したときに容器内の湯が流出するのを最小限にくいとめ
る必要がある。そのため、弁44を内蓋42の開口47
部分に設けて、器体が転倒したときには、この弁44が
開口47を塞いで容器内の液体が外部へ流出するのを防
止していた。すなわち、内蓋42の一部に開口部45を
設けるとともに周囲にリブを配して弁座とした。ここに
設けた弁44は、通常は内蓋42の容器側に設けた飾り
枠46の上面に落ちて開口部45は開放状態になってい
る。しかし、湯沸器が転倒したときには、弁44が開口
部45の方へ移動して開口部45を閉塞するように構成
されていた。
【0004】このような球状止水弁を用いた電気湯沸器
については、例えば実開昭60−91124号公報に開
示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の構成では、弁44が移動し易いようにするには弁
44の径より、周囲に配したリブ48の内径を大きくし
て弁44の外周との間にギャップを設ける必要があっ
た。また、湯沸器は前後左右に転倒する可能性があり、
どの方向に転倒しても弁44が確実に動作するよう孔の
中央に開口45を設ける必要があった。
【0006】この構成では、器体が転倒したとき、弁4
4がリブ48上を転がって開口45を閉塞しようとする
が、弁44と開口45の間にはギャップの半分だけ中心
より位置ずれしているので、弁44と開口45の下端が
当接すると弁44の移動が規制され、開口45を弁44
が完全に閉止できず、容器内のお湯が漏れて出てくると
いう問題があった。
【0007】本発明は、上記の課題を解決するもので、
安全で、使用操作性に優れ、故障の少ない電気湯沸器を
提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、液体を収容する容器と、容器に面する内
蓋と外郭を形成する外蓋とを有し、容器の上方の開口部
を覆う蓋体を備え、蓋体は内蓋と外蓋の開口部を連通す
る蒸気通路を有し、内蓋に容器と蒸気通路を連通する孔
を設け、孔の蒸気通路側にある開口を回転移動して開閉
する球状の弁Aと、孔内で弁Aの下方容器側に球状の弁
Bを設けたものである。
【0009】また、弁Bは弁Aより小径にしたものであ
る。また、弁Aおよび弁Bを蒸気通路と連通するに孔の
開口側に配置させたとき、孔の開口側に向かって直径が
大きくなる位置に弁Bを配置させたものである。
【0010】
【作用】この構成によれば、蓋体の容器側を構成する内
蓋に、容器と蒸気通路を結ぶ孔を設け、この孔の蒸気通
路側に設けられ、回転移動することにより開口を開閉す
る球状の弁Aと、弁Aの下方に位置する弁Bを穴部に設
けることにより、器体が転倒したときに、もし、弁Aが
開口とセンターズレしていて開口を完全に閉塞できなく
ても、弁Bが弁Aを側方から押圧し、弁Aは開口下端を
支点として押し上げられ開口を確実に閉塞して、容器内
の液体が器体外に流出することを防止する。
【0011】さらに弁Bは弁Aより径が小さいので、弁
Bと弁Aが当接したとき、弁Aと弁Bの当接点は弁Aの
中心位置より下方となるので、より確実に弁Aへの押し
上げ力が働き、弁Aの開口閉塞性が高まる。
【0012】また弁Aおよび弁Bを開口側に配置したと
き、開口側ほど大径となる穴部に弁Bが位置するように
構成されていて、器体が転倒した状態において弁Bは開
口に向かって回転下降して勾配上に位置し、弁Aを開口
へ確実に押圧することができるので、弁Aの開口閉塞性
が高まることとなる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の一実施例の湯沸器について図
面を参照しながら説明する。
【0014】図1〜図3に本実施例の湯沸器の構成を示
す。図1〜図3に示すように、略円筒状の液体収納用の
容器1は、下端に発熱体2を装着した伝熱板2aの外縁
部を溶接などの手段で液密に固着している。容器1の底
面にはパイプ状の防水金具3が設けられ、ブッシング4
を介して導出手段である電動ポンプ5につながってい
る。電動ポンプ5はブッシング4と接続している給水口
6より容器1内の液体を吸入し、導出経路7の一つであ
る水管パイプ8に接続された吐出口9より液体を送り出
す働きをしている。
【0015】水管パイプ8の先には、転倒流出防止弁1
0を持つ水管ブッシング11が設けられ、ケース12を
介して導出経路の先端部13に至っている。ボデー14
は容器1を空間を介して収納している。注口15はボデ
ー14に載置され、下部のはかま16と共にボデー14
を挟持している。
【0016】蓋体20は注口15上に載置され、回転運
動の支点となるヒンジ部21で支持されている。また、
蓋体20は、外郭を構成する外蓋22と、容器側部を構
成する内蓋23と、容器1内と外部を連通する蒸気通路
24と、この蒸気通路24と接続して蒸気を器体外へ導
く外蓋開口22aと、開閉操作用つまみ25と、容器フ
ランジ1aと蓋体20の隙間をシールするパッキン26
およびパッキン26を取り付けている飾り枠27などよ
り構成されている。
【0017】内蓋23には容器1側と蒸気通路24をつ
なぐ孔28が設けられ、孔28の蒸気通路24側には、
開口29が設けられている。この孔28内には開口29
を塞ぐことにより容器1内の液体が外部に流出すること
を防ぐ弁A30を設け、弁A30の下方には弁A30よ
り小径とした弁B31を配している。また弁A30およ
び弁B31を開口29側に位置させたとき、穴28の内
径が開口29側ほど大径となる位置に弁B31を配して
いる。また弁A30および弁B31を開口29側に位置
させたとき、穴28の内径が開口29側ほど大径となる
位置に弁B31を配している。
【0018】給湯つまみ32は注口15の一部に設けら
れ、この給湯つまみ32を回動することにより電動ポン
プ5を運転させて容器1内の液体を器体外へ導出する。
制御回路33は、電動ポンプ5への通電制御を行うとと
もに、温度センサー34の信号を受けて発熱体2への通
電制御などを行う。外蓋22の注湯側上面には通電状態
や湯沸器の異常の有無を表示する表示部が設けられてい
る。
【0019】上記のように構成された湯沸器について器
体が転倒したときの動作を説明する。器体が正常な状態
で使用されているときには、飾り枠27側に位置してい
た弁A30および弁B31は、器体が転倒したときには
遠心力が働き、孔28内を開口29側に移動し、弁A3
0が開口29を閉塞しようとする。このとき孔28の径
は弁A30を摺動自在とするために、弁A30の径より
若干大きく形成されているので、弁A30と開口29の
間にセンターズレが生じ、開口29下端と弁A30が当
接して弁A30は止まる。しかし、弁B31が弁A30
を側方から押圧するので弁A30は開口29下端を支点
として押し上げられ開口29を確実に閉塞する。
【0020】さらに弁B31は弁A30より小径に構成
されているので、弁B31と弁A30が当接した時、当
接点は弁A30の中心位置より下方となるので、弁B3
1の押圧力は、弁A30を開口29への押上力として働
くことになる。
【0021】また弁A30および弁B31を開口29側
に位置させたとき、開口29側ほど大径となる孔28に
弁B31が位置するようにしているので、器体が転倒し
た状態の時には、弁B31は開口29に向かって下り勾
配上に位置し、弁A30を開口29へ確実に押圧するこ
とができる。
【0022】上記のように、湯沸器が転倒したときに
は、弁A30により開口が閉塞されるので、液体が外に
漏れることはなく、安全性が確保される。
【0023】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明によれば、蓋体の容器側を構成する内蓋に、
容器と蒸気通路を結ぶ穴部を設け、この穴部の蒸気通路
側に設けた開口を開閉する弁Aと、弁Aの下方に位置す
る弁Bを穴部に設けることによって、器体が転倒したと
きには開口を閉塞する弁Aを弁Bが側方から押圧するの
で、開口の閉塞性が確実となる。そのために容器内の液
体を器体外へ流出することを防ぐことができる。
【0024】さらに、弁Bは弁Aより径を小さく構成し
ているので、弁Bと弁Aが当接したとき、当接点は弁A
の中心位置より下方となり、より確実に弁Aに対して押
し上げる力が働き、弁Aの開口閉塞性を高めている。
【0025】また弁Aおよび弁Bを開口側に位置させた
とき、開口側ほど大径となる穴内の位置に弁Bを配置す
るように構成しているので、器体が転倒した状態にある
ときは、弁Bは開口に向かって孔内の下り勾配上に位置
し、弁Aを開口へ確実に押圧することができ弁Aの開口
閉塞性が高くなる。そのため、容器内の液体が器体外へ
流出することを防止し、使用者に熱湯がかかることのな
い安全な電気湯沸器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電気湯沸器の構成を示す断
面図
【図2】同外観を示す斜視図
【図3】同電気湯沸器が転倒したときの蓋体の構成を示
す断面図
【図4】従来の電気湯沸器の構成を示す一部切欠断面図
【図5】同電気湯沸器が転倒したときの蓋体の構成を示
す断面図
【符号の説明】
1 容器 20 蓋体 22 外蓋 22a 外蓋の開口 23 内蓋 24 蒸気通路 28 孔 29 開口 30 弁A 31 弁B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体を収容する容器と、前記容器に面する
    内蓋と外郭を形成する外蓋とを有し、前記容器の上方の
    開口部を覆う蓋体を備え、前記蓋体は前記内蓋と前記外
    蓋の開口部を連通する蒸気通路を有し、前記内蓋に前記
    容器と蒸気通路を連通する孔を設け、前記孔の蒸気通路
    側にある開口を回転移動して開閉する球状の弁Aと、前
    記孔内で弁Aの下方容器側に球状の弁Bを設けた電気湯
    沸器。
  2. 【請求項2】弁Bは弁Aより小径である請求項1記載の
    電気湯沸器。
  3. 【請求項3】弁Aおよび弁Bを蒸気通路と連通する孔の
    開口側に配置させたとき、前記孔の開口側に向かって直
    径が大きくなる位置に前記弁Bを配置させる請求項1記
    載の電気湯沸器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2173107A2 (en) 2001-04-16 2010-04-07 KDDI Corporation Apparatus for monitoring quality of picture in transmission
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