JPH0538686Y2 - - Google Patents

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JPH0538686Y2
JPH0538686Y2 JP11553888U JP11553888U JPH0538686Y2 JP H0538686 Y2 JPH0538686 Y2 JP H0538686Y2 JP 11553888 U JP11553888 U JP 11553888U JP 11553888 U JP11553888 U JP 11553888U JP H0538686 Y2 JPH0538686 Y2 JP H0538686Y2
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water
hot water
tank
extraction
pipe
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はサイフオン効果を利用し、給湯タンク
内の熱湯を抽出管から外部に抽出する給湯装置に
関するものである。
(ロ) 従来の技術 従来技術として、例えば特公昭63−40531号公
報には、加熱装置によつて加熱された給湯タンク
内の湯を該タンクに接続したサイフオン管からサ
イフオン効果を利用して抽出するコーヒー抽出装
置が開示されている。そして、前記サイフオン管
は吸込口を給湯タンク内の上部に位置、吸込口よ
り下方に位置する他端にスプレーヘツドを取付け
た構造である。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 斯かる従来技術は、熱湯抽出が終了したとき、
水道を止めたときに蛇口部に見られる水封現象と
同様に、サイフオン管のスプレーヘツド側が水封
状態となる。一方、給湯タンク内においては、次
の抽出に備えて加熱動作が行なわれるため、湯膨
張により吸込口のレベルより湯のレベルが上昇す
ることになり、サイフオン管の吸込口側も水封状
態となる。この様に、サイフオン管の両端が水封
され、その後サイフオン管の温度が低下してくる
と、管内の空気は凝縮液化し、管内の圧力が低下
し負圧となる。一方、給湯タンク内の上部空間は
空気抜き管を介して大気圧であるため、タンク内
のお湯がサイフオン管内を上昇し、サイフオン管
の頂部を越えたお湯がスプレーヘツドからポタポ
タと落下する問題点を奏していた。
本考案は斯かる従来技術の問題点に鑑み、熱湯
抽出終了後の水滴のポタ落ちを防止することを目
的とした給湯装置を提供するものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 本考案は上記課題を解決するために、一端に散
水器を接続した抽出管の他端側を給湯タンクの上
部に接続し、該タンクの湯をサイフオン効果によ
り前記抽出管から抽出する給湯装置において、前
記給湯タンク内の上部に開口する前記抽出管の吸
込口を他の部分より大径に形成して成る給湯装置
である。
(ホ) 作用 本考案は、熱湯の抽出が終了し、その後、給湯
タンク6の水位が上昇したとき、吸込口11Aの
径が大径であるため、抽出管11内の空気を押し
出す容積が多くなり(瞬時的な押圧力が高くな
る。)、抽出管11の散水器12側を塞いでいる水
を押し出すことができる。
(ヘ) 実施例 以下に本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案の給湯装置を実施するコーヒー
抽出装置の内部構造を示しており、本体1内の上
部には上面を開口した貯水タンク2が配設され、
その下方には加熱装置として電気ヒータ3及び該
ヒータ3の通電を制御する温湯コントロールサー
モスタツト4を内設するとともに上部外壁面に適
温サーモスタツト5を装着した給湯タンク6が配
設されている。そして、貯水タンク2には一端を
水道に接続し、途中に給水弁7を装備した給水管
8の他端が臨み、貯水タンク2の下部と給湯タン
ク6の底部は抽水弁9を介在した抽水弁10によ
つて連通状態に接続されている。
一方、給湯タンク6の上部には吸込口11Aを
給湯タンク6内の上部に位置し、吸込口11Aよ
り下方に位置する他端に散水器12を取付けた抽
出管11が接続されている。抽出管11は管の直
径を10mmに形成され、吸込口11Aをこれより太
い27mmの直径に形成されている。
また、貯水タンク2には該タンク2の水位を所
定水位に維持するように前記給水弁7を制御する
第1の水位検出装置13が設けられており、該検
出装置13はフロート13Aの浮枕に基づいてス
イツチを開閉するフロート方式を採用している。
また、給湯タンク6には上端が抽出管11の頂部
より高い位置に突出し下端がタンク6の下方に延
出した円筒管14を接続し、該円筒管14の中に
給湯タンク6の水位を検出して前記抽水弁9を制
御する第2の水位検出装置15が配設されてい
る。この水位検出装置15は第1の水位検出装置
13と同様の構造であるが、フロート15Aの浮
枕に基づいて上位と下位のスイツチを開閉する如
く上位と下位の2つのレベルを検出するものであ
り、上位レベルで抽出管11によるサイフオン効
果が開始するように取り付けられる。
更に、この他の構成として、前記散水器12の
下方に対向してコーヒー粉末16をセツトしたチ
ヤンバー17が引出し自在に設けられ、本体1の
上部前面には給湯スイツチ18が、下部前面には
電源スイツチ19が夫々取り付けられている。ま
た、貯水タンク2の上方に対向してフイルター2
0、開閉蓋21が配設されて貯水タンク2へ手動
給水を可能にしている。更に給湯タンク6から貯
水タンク2の所定位置へ立設する図番22は、給
湯タンク6のエア抜き兼貯水タンク2のオーバー
フロー管である。23は給湯タンク6の湯を排水
するための手動排水弁である。
次に、以上の構成に基づき抽出動作を説明す
る。まず、給水弁7及び抽水弁9を開いて給水管
8から貯水タンク2に給水し、更に貯水タンク2
から抽水管10を介して給湯タンク6に給水され
る。この際、貯水タンク2から給湯タンク6への
水の流れは自然落下であるため、貯水タンク2へ
の給水量がうわまわり、水は給湯タンク6へ流れ
つつ貯水タンク2の水位は上昇していく。
而して、貯水タンク2の水位が所定水位に達成
すると第1の水位検出装置13がこれを検出する
ため、給水弁7は一時的に閉じるが抽水弁9は開
いていることから貯水タンク2の水位は低下し、
給水弁7は再び開かれる。この様な給水動作の繰
り返しによつて給湯タンク6の下位レベルまで給
水されると、第2の水位検出装置15はこれを検
出して給水弁7及び抽水弁9を閉じて貯水タンク
2及び給湯タンク6への給水を停止する。
これと同時に、電気ヒータ3に通電し、給湯タ
ンク6に給水された水を加熱する。このヒータ3
の通電はコントロールサーモスタツト4で制御さ
れ、抽出に適当な温度になると、これを適温サー
モスタツト5が検出し、ランプ(図示せず)等に
よつて報知する。
この状態において、給湯スイツチ18が押され
ると、抽水弁9が開き貯水タンク2内の水は給水
管10から給湯タンク6に流入し、給水弁7はこ
の間、第1の水位検出装置13によつて適宜開閉
され、貯水タンク2の水位を所定水位に維持す
る。
而して、給湯タンク6の熱湯レベルが上昇して
上位レベル、即ち、抽出管11の頂部を越えると
サイフオンが開始し、給湯タンク6内の熱湯は抽
出管11を経て散水器12からチヤンバー17内
のコーヒー粉末16に散布されコーヒーの抽出を
行なう。この様に、サイフオンが開始したとき、
抽水弁9を閉じて給湯タンク6への給水を停止す
る。
抽出によつて、給湯タンク6の熱湯レベルが低
下し、該レベルが抽出管11の吸込口11Aの下
端より低下すると、吸込口11Aから空気が侵入
してサイフオン効果を断ち熱湯抽出を終了する。
この時点において、抽出管11の散水器12側
が、第2図に示すように水封状態Aとなる。ここ
で、給湯タンク6内の湯温は抽出によつて低下し
ているから電気ヒータ3は通出されており、加熱
状態にあり、その水位が湯膨張により吸込口11
Aの下端より上昇する(第3図の状態)、このと
き、吸込口11Aの径が大径であり、空気を押し
出す溶積を多く取ることたできるため、瞬時的な
押圧力が高くあり、散水器12側を塞いでいた水
を第3図に示すように押出して水封を解除するも
のである。
(ト) 考案の効果 本考案は以上の様に、給湯タンクの熱湯抽出を
終了したとき、抽出管の散水器側に生じる水封を
確実に解除することができ、これによつて、散水
器からの水滴のボタ落ちを効果的に防止すること
ができる実用的利点を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の給湯装置の内部構成を示す側
面図、第2図はサイフオンが切れた状態を示す要
部側面図、第3図は水封の解除状態を示す要部側
面図である。 6……給湯タンク、11……救出管、11A…
…吸込口、12……散水器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端に散水器を接続した抽出管の他端側を給湯
    タンクの上部に接続し、該タンク内の湯をサイフ
    オン効果により前記抽出管から抽出する給湯装置
    において、前記給湯タンク内の上部に開口する前
    記抽出管の吸込口を他の部分より大径に形成した
    ことを特徴とする給湯装置。
JP11553888U 1988-09-01 1988-09-01 Expired - Lifetime JPH0538686Y2 (ja)

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JP11553888U JPH0538686Y2 (ja) 1988-09-01 1988-09-01

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Publication Number Publication Date
JPH0237025U JPH0237025U (ja) 1990-03-12
JPH0538686Y2 true JPH0538686Y2 (ja) 1993-09-30

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