JPH0432647B2 - - Google Patents

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JPH0432647B2
JPH0432647B2 JP60176282A JP17628285A JPH0432647B2 JP H0432647 B2 JPH0432647 B2 JP H0432647B2 JP 60176282 A JP60176282 A JP 60176282A JP 17628285 A JP17628285 A JP 17628285A JP H0432647 B2 JPH0432647 B2 JP H0432647B2
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lower container
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container
boiling
solenoid valve
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JP60176282A
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、サイフオン式電気抽出器、詳しくは
下容器内の水をヒータにより加熱し、そのときの
内部昇圧で沸騰水を上容器に押しやつて抽出材料
と接触させることで抽出を行ない、その後下容器
が減圧することにより抽出液を下容器内に吸引戻
流させるサイフオン式電気抽出器に関し、主とし
てコーヒーの抽出に利用される。
(従来の技術) 従来、下容器内の水を加熱するヒータは、下容
器を受載する基台側の、下容器を位置決めする凹
部の底面をなして設けられており、下容器および
上容器は共にガラス製とされている(実開昭59−
165113号公報)。
(発明が解決しようとする問題点) 前記従来型式では、ヒータはその上面から下面
が基台に覆われ、上面は基台の下容器受入れ凹部
の一面をなして下容器の底部下面に添着する。基
台は熱効率および安全上ヒータの放熱を抑えるよ
う配慮されるし、下容器は熱伝導性の低いガラス
製であるから、前記ヒータはまわりに放熱し難い
状態で使用されることになる。このため、下容器
内の水が沸騰して上容器内に上昇し切つた時点で
ヒータがオフされても、ヒータの余熱が長く残つ
て下容器の内圧が下がり難く、上容器内に上昇し
て抽出材料に接した抽出液の下容器への流下が遅
くなるので、過剰抽出による味の低下を招く。
また、下容器内の水の加熱は下容器閉じ状態で
なされるから、沸騰に至らない低温度の段階で内
圧が可成り上がり、上容器へ熱水を押し上げてし
まい、低温度の熱水による抽出が行われるから、
この点でも味の良い抽出液は得難い。さらに、熱
水が上がり切つた時点で、過剰抽出を少しでも避
けるために加熱を即時に停止する間係上、上容器
内への蒸気の流入が少なく上容器内での抽出材料
と熱水の動きが比較的おだやかであり、ヘラ等に
よる撹拌なしには抽出材料に対する熱水の充分な
浸透と接触が得られない。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、前記問題点を解決するために、適時
にオン、オフされるヒータが内底部に臨出して設
けられている下容器と、下容器の口部に対しサイ
フオン管の下端がヒータの上面との間に所定間隔
を持つよう装着される上容器と、下容器内上部を
サイフオン管とは別に外部に連通させる開放部
と、該開放部を開閉する電磁弁と、下容器内が沸
騰状態に達したことを検出する沸騰センサと、こ
の沸騰センサの沸騰検出によつて電磁弁を閉じ、
タイマによる所定時間後のヒータオフからさらに
設定時間後に開く制御手段とを備えたことを特徴
とするものである。
(作用) 下容器内の水はヒータにより加熱され昇温して
いくが、電磁弁が開いたままであることにより下
容器内の昇圧はなく、水が沸騰するに至ると、こ
れが沸騰センサによつて検知され、制御回路はこ
の検知に応動して電磁弁を閉じる結果、下容器内
は水の沸騰と同時に昇圧して上容器内に熱水を押
し上げ始めるので、上容器内の抽出材料を沸騰水
とのみ接触させ、またこの接触をタイマによる設
定時間だけヒータをオン状態に保つて継続させる
が、その全時間の間蒸気発散を伴う沸騰水の活発
な動きによつて抽出材料を積極的に万遍なく撹乱
させながら抽出材料の各部と沸騰水のみとの充分
な接触を自動的に達成することができる。
また制御手段は、ヒータをオフしてから設定時
間後電磁弁を開くので、断熱性がよくまた密閉状
態でヒータを底部に有している下容器側の自然減
圧を待つて、上容器内の抽出液を流下させて抽出
させる従来の場合とは異なり、下容器内を大気に
開放して減圧させる時点を最適に決定して抽出を
自動的に終え得る。
(実施例) 第1実施例(第1図、第2図、第3図) 第1図に見られるように、ヒータ5を内蔵した
下容器2と、サイフオン管12を持つた上容器4
とが組合わされている。下容器2は、ガラス製で
あるが底部開口にヒータ5が嵌め付けられ、合成
樹脂製基台6上に結合されている。ヒータ5は下
容器2内に臨出し下容器2底部との間は耐熱性パ
ツキング7によりシールされている。
上容器4は、底部にフイルタ10を装着する凹
部11と、この凹部11に続くサイフオン管12
とを有するガラス製のものとされ、サイフオン管
12を下容器2の口部に密嵌した然熱合成樹脂製
の蓋体34に挿通保持することで、サイフオン管
12の下端とヒータ5との間に所定隙間Sを持つ
よう、下容器2に対し組合される。下容器2と上
容器4との組立体は、制御回路31を持つた定置
台32上に置かれ、定置台32のマグネットプラ
グ33部に対し下容器2の電源接続口34を着脱
自在に接続することにより、下容器2のヒータ5
と制御回路31とが電気的に接続される。下容器
2の口部には耐熱合成樹脂製の蓋体34が装着さ
れ、その透孔35に上容器4のサイフオン管12
が挿通保持されている。透孔35の内周にサイフ
オン管12の突起36をある回転位置でのみ通過
させる切欠き37a付きのストツパフランジ37
が形成され、切欠き37aを通過して後回転され
る突起36と軸線方向に係合し、サイフオン管1
2の抜け止めを行うようにしている。
蓋体34には、側方に張り出す開放通路38が
一体成形されている。開放通路38はその先端の
下面に沸騰センサ受入れ口39、上面に外部連通
口40が設けられている。一方、定置台32の一
側に前記マグネツトプラグ33を持つた側柱41
が一体形成されており、その上端の内向き段部上
面41aに蒸気温度により沸騰を検出する沸騰セ
ンサ42が上向きに突設され、それに前記開放通
路38の受入れ口39が嵌り合うことで、センサ
42を開放通路38内に臨ませて下容器2からの
発生蒸気の温度を検出し得るようにしている。受
入れ口39には口パツキング43が装着されその
下端がセンサ42まわりで前記段部上面41aに
圧着することにより、開放通路38へ出てくる蒸
気が受入れ口39を通じて外部に漏れ出ないよう
にしている。
側柱41の上端には開閉自在にヒンジ44に連
結した覆い蓋45が設けられ、閉じ状態では図の
ように開放通路38の外部連通口40上に覆い被
さるようになつている。この閉じ状態は覆い蓋4
5および側柱41に固着した磁性体46およびマ
グネツト47の吸着によつて保たれる。覆い蓋4
5の前記外部連通口40との対向部には、口パツ
キング48によつて外部連通口40と接続されて
その外部との連通を制御する開閉通路49が設け
られている。開閉通路49は耐熱性のゴムチユー
ブからなり、電磁弁50によつてその途中を押圧
閉塞されるかその押圧閉塞を解かれるかで閉じあ
るいは開かれる。
沸騰センサ42および電磁弁50は共に制御回
路31に接続されている。制御回路31は第3図
に示される通りであり、メインスイツチS1−
1、S1−2のオンによるヒータ5への通電開始
後、沸騰センサ42が蒸気温度により沸騰を検出
したとき、タイマT1,T2を働かせると同時に
電磁弁50を作動させて開閉通路49を閉じ、下
容器2の開放通路48を介した外部との連通を断
つ。
この状態でヒータ5による加熱が続けられ、下
容器2内の昇圧で沸騰水のサイフオン管12を通
じた上容器4への上昇が行われ、約10秒で上昇し
切る。また蒸気の上昇を伴う抽出材料1と蒸気を
伴い活発に動く沸騰水との充分な撹乱接触のため
の加熱時間50秒を経た後、タイマT1のカウント
アツプでヒータ5への通電が断たれる。電磁弁5
0は開閉通路49を閉じたままの状態に保たれて
いるから、ヒータ5の残水が関与した放熱に伴い
下容器2内が急速に降圧し、上容器4内の抽出液
を吸引戻流させる。その後タイマT2のカウント
アツプによつて電磁弁50がオフされ、開閉通路
49を開いて下容器2を開放通路38を通じ大気
に開放させ初期状態に戻る。しかし、前記タイマ
T2は自由に時間設定できることは勿論であり、
下容器2の大気開放にて前記減圧時点を強制設定
することができる。第4図は制御回路31の前記
動作に係る各部のタイムチヤートを示している
が、説明は省略する。
第2実施例(第4図) 第1実施例における開放通路38の開閉方式を
若干変更したもので、外部連通口40を電磁弁5
0によつて直接開閉するようにしている。したが
つて第1実施例における開閉通路49は不要とな
る。また覆い蓋45が側柱41に対しロツクレバ
ー61によつて閉じ状態を保つようにされてい
る。レバー61はばね62の付勢を受け、覆い蓋
45が閉じられたときに側柱41の係止部63と
弾性係合するようになつている。操作部61aを
押動させるとレバー61はばね62に抗し係止部
63から外れ、覆い蓋45の閉じ状態への係止を
解く。その他は第1実施例と同様である。
(発明の効果) 本発明によれば、下容器内の水はヒータにより
加熱され昇温していくが、電磁弁が開いたままで
あることにより下容器内の昇圧はなく、水が沸騰
するに至ると、これが沸騰センサによつて検知さ
れ、制御回路はこの検知に応動して電磁弁を閉じ
る結果、下容器内は水の沸騰と同時に昇圧して上
容器内に熱水を押し上げ始め、上容器内の抽出材
料を沸騰水とのみ接触させ、またこの接触をタイ
マによる設定時間だけヒータをオン状態に保つて
継続させるが、その全時間の間蒸気発散を伴う沸
騰水の活発な動きによつて抽出材料を積極的に万
遍なく撹乱させながら抽出材料の各部と沸騰水の
みとの充分な接触を自動的に達成するので、低温
熱水が上昇して抽出材料と接触する悪影響や、前
記接触の不均一による部分的な抽出の過不足の悪
影響を回避した味の良い抽出液が、手間なく確実
に得られる。
また制御手段は、ヒータをオフしてから設定時
間後電磁弁を開くので、断熱性がよくまた密閉状
態でヒータを底部に有している下容器側の自然減
圧を待つて、上容器内の抽出液を流下させて抽出
させる従来の場合とは異なり、下容器内を大気に
開放して減圧させる時点を最適に設定して抽出を
自動的に終えることができ、最適時間抽出された
抽出液が手間なく確実に得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の縦断面図、第2図はその
電気回路図、第3図はそのタイムチヤート、第4
図は第2実施例の一部縦断面図である。 2……下容器、4……上容器、5……ヒータ、
12……サイフオン管、38……開放通路、50
……電磁弁、42……沸騰センサ、T1,T2…
…タイマ、34……蓋体、31……制御回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 適時にオン、オフされるヒータが内底部に臨
    出して設けられている下容器と、下容器の口部に
    対しサイフオン管の下端がヒータの上面との間に
    所定間隔を持つよう装着される上容器と、下容器
    内上部をサイフオン管とは別に外部に連通させる
    開放部と、該開放部を開閉する電磁弁と、下容器
    内が沸騰状態に達したことを検出する沸騰センサ
    と、この沸騰センサの沸騰検出によつて電磁弁を
    閉じ、タイマによる所定時間後のヒータオフから
    さらに設定時間後に開く制御手段とを備えたこと
    を特徴とするサイフオン式電気抽出器。
JP60176282A 1985-08-10 1985-08-10 サイフォン式電気抽出器 Granted JPS6238122A (ja)

Priority Applications (1)

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JP60176282A JPS6238122A (ja) 1985-08-10 1985-08-10 サイフォン式電気抽出器

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JP60176282A JPS6238122A (ja) 1985-08-10 1985-08-10 サイフォン式電気抽出器

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JPS6238122A JPS6238122A (ja) 1987-02-19
JPH0432647B2 true JPH0432647B2 (ja) 1992-05-29

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Families Citing this family (4)

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JPH0740996B2 (ja) * 1986-01-31 1995-05-10 株式会社東芝 飲料抽出器
JPH0530672Y2 (ja) * 1988-02-26 1993-08-05
CN103989420B (zh) * 2014-04-21 2016-09-07 中山市美斯特实业有限公司 一种多功能虹吸式食物料理机
CN104013314B (zh) * 2014-05-27 2016-09-07 中山市美斯特实业有限公司 一种多功能虹吸式食物料理机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59209318A (ja) * 1983-05-13 1984-11-27 松下電器産業株式会社 コ−ヒ−沸し器

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JPS59209318A (ja) * 1983-05-13 1984-11-27 松下電器産業株式会社 コ−ヒ−沸し器

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