JP3039353B2 - 電動ポット - Google Patents

電動ポット

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JP3039353B2
JP3039353B2 JP8018925A JP1892596A JP3039353B2 JP 3039353 B2 JP3039353 B2 JP 3039353B2 JP 8018925 A JP8018925 A JP 8018925A JP 1892596 A JP1892596 A JP 1892596A JP 3039353 B2 JP3039353 B2 JP 3039353B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電動ポンプによって
導出路を通じ内容液を導出するようにした電動ポットに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】内容液を導出する導出路を持ったポット
では、使用の有無や内容液の導出の有無に係わりなく、
器体内は常に外部に通じている。これにより器体が転倒
すると内容液は導出路を通じて自然に流出してしまう。
内容液の導出の妨げにならないでこれを解消するのに、
従来導出路の途中に、器体の転倒時に導出路を閉じるよ
うに自動的に働く弁を設けている。この弁は器体が正立
状態にあるとき、自重で開いており、器体が転倒すると
導出路を通じて流出しようとする内容液に押されて導出
路を閉じるようにした、いわゆる転倒時止水弁が一般的
である。
【0003】特開昭63−229010号公報、特開
平1−110318号公報、特開平2−111328
号公報は、そのような構造の電動ポットを開示してい
る。
【0004】に開示された電動ポットは1つの操作部
材の操作で、電動ポンプをオン操作するのと同時に、電
動ポンプのオンによって導出される内容液の導出流量を
調節できるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のような転
倒時止水弁の閉止機能は万全でなく、器体が転倒したと
きの初期の止水が間に合わないことが多い。したがって
転倒時に少しであるにしても熱湯が流出して危険である
し、回りを濡らしてしまうので、転倒時の止水の完全な
ものが望まれている。
【0006】一方、上記公報に開示の電動ポットは、導
出する内容液が大半の場合熱湯であるので、思った導出
流量に自由に調節して安全に導出できることも望まれる
し、転倒時止水弁の機能不安を考えると、器体の安定を
損なわずに、スムーズに内容液を導出できるのが好適で
ある。
【0007】器体の安定のためにはキー操作によって電
動ポンプを働かせるのが有利であり、圧力スイッチを用
いると導出流量を調節することもできる。しかし、これ
では特別な圧力スイッチと、この圧力スイッチの押圧度
合いの違いを検出し、押圧度に応じた導出流量を設定す
る制御が必要になるので、比較的高価なものになる。
【0008】同時に、キー操作の感触と導出流量との関
係が間接的に過ぎて、導出流量の設定状態が実感しにく
く、導出流量が思いのほか少ないために初期給湯に時間
が掛かり過ぎたり、思いのほか少ない導出流量を多くし
ようとして押圧力を強め過ぎて導出流量が急激に増大し
てびっくりし、あるいは危ない思いをすることが稀にあ
る。
【0009】従って、導出流量の調節は開閉弁を操作し
て行うのが簡単で実感を持ちやすい利点がある。の公
報に開示のものはこれを満足している。
【0010】しかし、転倒時止水弁の機能不安は解消さ
れていないし、導出流量の調節をするのに回動方式の操
作ツマミを採用することにより、弁を開閉し、また開度
調節するのに必要な操作ストロークを得ているので、簡
単なタッチ操作にはならず操作が面倒で内容液の導出を
瞬時に行えない不便がある。また、導出流量を小さくす
るように弁の開度を絞った場合を考えると、モータの回
転数は変化しないので、最大流量で導出されよすとする
のを無理に制限することになるので、流速が増してしま
ったり、流速が増さなければ圧力が上昇するし、双方が
分担して増大することもあるので、内容液の導出に無理
が生じる分だけ導出内容液が勢いよく飛びだしたり、ス
プラッシュ状態に噴き出したりする危険もある。さら
に、に開示の操作ツマミをタッチ式のものに代替する
にしても、器体の上部前面に設けられていて、大きなス
トローク分をタッチ操作するのでは器体を転倒させてし
まう不安がある。
【0011】そこで本発明は、内容液導出路に常閉の弁
を設けて転倒時の止水の不安をなくすとともに、押し釦
の操作で電動ポンプを駆動操作できるとともに前記弁を
開度調節するように開き操作でき、しかも、操作が容易
な電動ポットを提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
の目的を達成するために、電動ポンプの駆動によって導
出路を通じ内容液を導出するようにした電動ポットにお
いて、導出路の途中に押し下げ操作で開かれる常閉の弁
と、器体の上面に押し下げ操作できるように設けられ、
この押し下げ操作によって前記弁の上方に延びる弁棒を
介し前記弁を開き操作する押し釦と、押し釦の押し下げ
に連動して前記弁が開いたときにオン操作され、前記弁
が閉じるとオフ状態とされるポンプ駆動スイッチとを備
えたことを特徴とするものである。
【0013】このような構成では、導出路が常閉の弁に
よって常時閉じられており、不使用時にポットが転倒し
ても、内容液が導出路を通じて流出するようなことが確
実に防止される。また、押し釦は器体の上面にあって、
視認しやすく、かつ器体を不安定にすることなしに容易
に押し下げ操作され、しかも、この押し下げ操作で前記
弁をその上方へ延びる弁棒を介した同じ方向の動きをす
るものどうしの動作伝達によって、こじれなどなく、か
つ、器体への導出路の配置構造による操作釦と弁との距
離の違いに対応して、容易に開き操作し、また弁の開操
作に連動してポンプ駆動スイッチをオン操作して内容液
が導出されるようにすることができる上、押し釦は押し
下げが解除されると弁は閉じるのに併せ、ポンプ駆動ス
イッチがオフ状態になって内容液の導出動作がとまるの
で、前記常閉状態に復帰するとともに、押し釦が前記単
純操作で弁を開操作するものであっても器体の上面にあ
ることによって、ポットが転倒しても転倒したテーブル
や床の面に触れて押し下げ操作されてしまうようなこと
はなく、転倒時の止水機能を損なうようなことが解消さ
れる。
【0014】なお、弁が開くとポンプ駆動スイッチがオ
ン操作されて内容液の導出が開始されるが、それ以降の
押し釦の押し下げのストロークに応じて弁の開き度を大
きくしていく開度調節もでき、内容液の導出流量を調節
することができる。
【0015】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、さらに、導出路の前記弁による開閉部分よりも導
出方向上流側にて分岐し導出内容液を器体内に戻すバイ
パス路を設けている。
【0016】このような構成では、請求項1の発明に加
え、さらに、前記押し釦による押し下げ操作に際し前記
弁を開度調節すると、導出路を所望の度合いに開いて内
容液の導出流量を制限する一方、導出路の前記弁による
開閉部分の上流側で分岐しているバイパス路をつうじた
内容液の余剰分のポット内への戻しとによって、前記弁
の開度調節のみで内容液の導出流量を無理無く的確に調
節することができ、使用に便利であるとともに構造が特
に複雑化することもない。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1、図2に示す本発明の第1の
実施の形態は、図に示すように外装ケース1内に内容器
2を収容しポットの器体6を形成している。内容器2の
底部下面にはヒータ3が添え付けられ、内容液を沸騰さ
せ、また所定の保温温度に保つように適宜加熱するよう
になっている。4は温度センサ、5は温度センサによる
温度情報をもとにヒータ3を通電制御する制御回路基板
である。内容器2の底部には導出路7が接続されてい
る。導出路7は内容器2と外装ケース1との間で立ち上
がり、器体6の外装ケース1および内容器2の各口部を
連結している肩部材8の嘴状突出部9の内側に達し、こ
の位置にて吐出口11が下向きに開口している。嘴状突出
部9の下端開口を閉じる蓋板12に前記吐出口11から流出
する内容液を一旦大気に開放して受入れ、静かに下方に
案内する注液管13が設けられている。
【0018】導出路7の内容器2よりも下位となってい
る部分に電動ポンプ14が設けられ、導出路7に流入す
る内容液を導出路7を通じて導出する。導出路7の吐出
口11よりも少し上流側に弁室16を設けてこれに弁1
5を収容している。弁15は上方に延びて導出路7から
上方に突出する弁棒17を有し、この弁棒17は前記突
出部を覆うバネ26入りの蛇腹状シールパッキング27
と連結されて、導出路7からの液漏れを防止するととも
に、弁15を上動付勢して前記弁室16の流出側の弁座
19を常時閉じる常閉状態に保ようにしている。
【0019】また弁棒17の上端は器体6の上面、本第1
の実施の形態では特に嘴状突出部9の上面に一部が露出
するように設けられた押し釦18とバネ119 を介し連結さ
れ、押し釦18の下動により前記弁15がバネ26に抗し開か
れるようにしている。従って押し釦18はバネ26によ
って常時上動位置にあるように付勢され、上方からの押
し下げ操作で簡易に押し下げ操作されるものであり、バ
ネ119の介入による弾性的な動作伝達部を持ちながら
も、無理な操作でないことを条件に押し釦18の押し下
げ度合いに応じた量だけ弁14を弁座19を閉じた状態
から下方に押し開き、導出路7の開度を調節することが
できる。押し釦18には操作レバー22がピン23によって上
方への揺動が可能なように支持されており、バネ24によ
り押し釦18に対して水平な下動位置に常時あるように付
勢されている。これによって操作レバー22は押し釦18が
上動位置に復帰しているときバネ24に抗し水平姿勢のま
ま上動位置に保持され、ポンプ駆動スイッチ25から離れ
ている。したがってスイッチ25はオフの状態を保ち電動
ポンプ14をオフの状態にしている。
【0020】押し釦18が下動されると、この下動に操作
レバー22がバネ24の付勢によって同動し、押し釦18の下
動初期にスイッチ25を押動して駆動させ、この駆動操作
により電動ポンプ14が駆動されるようにする。
【0021】しかし押し釦18はさらに下動操作可能であ
り、以後押し釦18のさらなる下動による押し下げ度合い
に応じて弁15をさらに開いていくことにより、導出路7
の開き度を自由に調節することができる。このとき操作
レバー22はスイッチ25をオン操作した位置のままにあ
り、押し釦18との相対移動は前記ピン23を中心とした押
し釦18に対する上方への揺動により可能となる。
【0022】前記弁15が導出路7を開閉する部分である
弁座19よりも内容液導出方向下流側となる弁室16の周壁
一部から分岐して内容器2の上部に通じるバイパス路21
が設けられている。
【0023】なお器体6の上端には蓋31が設けられてい
る。蓋31は後部が肩部材8の軸受部32に軸33によって開
閉可能に枢支され、バネ41によって開き方向に付勢され
ている。蓋31の下面には内容器2の開口をシールパッキ
ング35を介して閉じる内蓋34が設けられている。蓋31の
前部には蓋31を閉じ状態にロックするロック部材36と、
このロック部材36のロックを解除するロック解除部材37
と、ロック解除部材37の不用意なロック解除操作を阻止
する係止部材38とが設けられている。蓋31の内蓋34の裏
側には内容器2内で発生する蒸気を蓋31外に逃がす蒸気
抜き通路39が設けられている。40は蒸気抜き通路39に設
けられた弁である。
【0024】押し釦18を押し下げると、弁15が押し下げ
度合いに応じて下動されて開弁されていき、導出路7を
次第に開く。一方操作レバー22は前記押し釦18の下動に
連動してその下動の初期に、ポンプ駆動スイッチ25をオ
ンする。したがって弁15の開き動作とともに電動ポンプ
14が駆動され、特別な操作を行わないで常閉の弁15が邪
魔になるようなことなく、内容液の導出路を通じた導出
が行われる。特に押し釦18をさらに押し下げていくと、
操作レバー22によるスイッチ25のオン状態を保ちつつ、
弁15の開き度を増していけるので、電動ポンプ14による
内容液の導出を継続しながら導出路7の通路断面積を大
きくしていくことができ、流量が増大するように調節す
ることができる。
【0025】この流量調節において弁15の開度が小さい
とき、導出路7の弁座19部の通路抵抗が大きくなるが、
弁座19の上流側にある前記バイパス路21が過剰の内容液
を内容器2内に逃がし戻すので、導出内容液の導出流速
が増大したり、圧力が増大したりして、導出内容液が勢
いよく流出したり、スプラッシュ状態のように噴き出し
たりするような危険なく、前記弁15の開度調節に応じた
流量での内容液の導出が無理なく的確に達成される。ま
た、押し釦18の押し下げ操作による弁15の開度調節
とこれによる導出流量の調節は機械的な連動により、必
要かつ十分な操作ストロークのもとに、しかも、調節度
合いの実感を持って思い通りに適正に行える。
【0026】押し釦18の押し下げを解除すると、押し釦
18は弁15とともにバネ26の付勢によって上動位置に復帰
され、弁15を閉じる。またこの弁15の閉じ動作に連動し
て操作レバー22はバネ24の付勢に抗して上動復帰され、
ポンプ駆動スイッチ25をオフにするので、内容液の導出
は停止する。また弁15は常閉状態に復帰するので、以後
ポットが転倒するようなことがあっても、内容液が導出
路7を通じて自然に流出するようなことを回避すること
ができる。
【0027】要するに、本第1の実施の形態では、導出
路7が常閉の弁15によって常時閉じられており、不使
用時にポットが転倒しても内容液が導出路7を通じて流
出するようなことが確実に解消される。
【0028】そして上動位置に付勢された押し釦18を
押し下げ操作することによって電動ポンプ14を駆動操
作するとともに前記常閉の弁15を開き操作して導出路
7を開き、電動ポンプ14による内容液の導出路7を通
じた導出を特別な操作を行わないで達成することができ
る。
【0029】特に、前記押し釦18の押し下げ操作に際
し押し下げ量を調節すると、弁15をこの押し下げ度合
いに応じて開度調節して導出路7を所望の度合いに開き
内容液の導出流量を、押し釦18の押し下げ度合いに応
じた操作抵抗の増大による実感通りに調節することがで
き、所望の導出流量を得ることができる。
【0030】また、押し釦18を押し下げ操作するの
に、押し釦18が器体6の上面に位置するので、押し下
げ操作が簡易な押し下げ操作で行うことができ、操作の
容易性および的確性を確保することができる。
【0031】さらに、前記押し釦18による押し下げ操
作に際し弁15を開度調節すると、導出路7を所望の度
合いに開いて内容液の導出流量を制限する一方、導出路
7の弁15による開閉部分の上流側で分岐しているバイ
パス路21をつうじた内容液の余剰分のポット内への戻
しとによって、弁15の開度調節のみで内容液の導出流
量を無理無く的確に調節することができ、使用に便利で
あるとともに構造が特に複雑化することもない。
【0032】(第2の実施の形態)図3に示す本発明の
第2の実施の形態は、弁15を下動付勢して、弁室16の流
入側の弁座42を常時閉じ、図示しない操作部材の操作に
よって弁15が上動されて導出路7が開かれるとともに、
ポンプ駆動スイッチがオンされるようにしてある。
【0033】したがってバイパス路21は前記弁座42の上
流側にて導出路7から分岐するようにされている。その
他の構造および作用は前記第1の実施の形態の場合と変
わらないので説明は省略する。
【0034】(第3の実施の形態)図4に示す本発明の
第3の実施の形態は、第1の実施の形態における押し釦
18と、操作レバー22との組合せ構造とバネ119 の働かせ
方を変更している。図に示すように、操作レバー22はそ
の基部を押し釦18内に枢支し、操作レバー22は押し釦18
から突出してポンプ駆動スイッチ25と対向し、押し釦18
内で押し釦18と操作レバー22との間に働かされたバネ51
の付勢によって、押し釦18に対する水平な最下動位置に
あるようにされている。これによって押し釦18の下動初
期に、操作レバー22はポンプ駆動スイッチ25に当接し、
バネ51の力によってスイッチ25をオンさせるが、押し釦
18がそれ以上下動されて弁15の開き度を大きくしていく
とき、操作レバー22はバネ51の付勢に抗して押し釦18に
対し上方に回動されてスイッチ25のオン状態を無理なく
保持する。
【0035】押し釦18には安全ストッパ52が働かされて
いる。安全ストッパ52は押し釦18のまわりに回動可能で
あり、この回動によってストッパ部52a を押し釦18の周
壁のスリット18a から外れた係止段部18b に対向するロ
ック位置と、前記スリット18a に対向するロック解除位
置との間で下動なようにされている。これによりロック
位置では押し釦18はその係止段部18b がストッパ部52a
に当接して下動を阻止されるので、導出操作が不能であ
る。またロック解除位置では、押し釦18はスリット18a
がストッパ部52a に対向していて、下動を妨げられない
ので、導出操作可能となる。
【0036】請求項1の発明によれば、導出路が常閉の
弁によって常時閉じられており、不使用時にポットが転
倒しても、内容液が導出路を通じて流出するようなこと
が確実に防止される。また、押し釦は器体の上面にあっ
て、視認しやすく、かつ器体を不安定にすることなしに
容易に押し下げ操作され、しかも、この押し下げ操作で
前記弁をその上方へ延びる弁棒を介した同じ方向の動き
をするものどうしの動作伝達によって、こじれなどな
く、かつ、器体への導出路の配置構造による操作釦と弁
との距離の違いに対応して、容易に開き操作し、また弁
の開操作に連動してポンプ駆動スイッチをオン操作して
内容液が導出されるようにすることができる上、押し釦
は押し下げが解除されると弁は閉じるのに併せ、ポンプ
駆動スイッチがオフ状態になって内容液の導出動作が止
まるので、前記常閉状態に復帰するとともに、押し釦が
前記単純操作で弁を開操作するものであっても器体の上
面にあることによって、ポットが転倒しても転倒したテ
ーブルや床の面に触れて押し下げ操作されてしまうよう
なことはなく、転倒時の止水機能を損なうようなことが
解消される。
【0037】特に、前記弁をこの押し下げ度合いに応じ
て開度調節して導出路を所望の度合いに開き内容液の導
出流量を、押し釦の押し下げ度合いに応じて調節するこ
とができ、所望の導出流量を得ることができる。また、
押し釦を押し下げ操作するのに、押し釦が器体の上面に
位置するので、押し下げ操作が器体が転倒するような不
安なく簡易な押し下げ操作で行うことができ、操作の容
易性および的確性を確保することができる。
【0038】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
に加え、さらに、前記押し釦による押し下げ操作に際し
前記弁を開度調節すると、導出路を所望の度合いに開い
て内容液の導出流量を制限する一方、導出路の前記弁に
よる開閉部分の上流側で分岐しているバイパス路をつう
じた内容液の余剰分のポット内への戻しとによって、前
記弁の開度調節のみで内容液の導出流量を無理無く的確
に調節することができ、使用に便利であるとともに構造
が特に複雑化することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す電気ポットの
上部の断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す電気ポットの
下部の断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す電気ポットの
要部の拡大断面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示す電気ポットの
要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
7 導出路 14 電動ポンプ 15 弁 18 押し釦 21 バイパス路 22 操作レバー 25 ポンプ駆動スイッチ 26 バネ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動ポンプの駆動によって導出路を通じ
    内容液を導出するようにした電動ポットにおいて、 導出路の途中に押し下げ操作で開かれる常閉の弁と、器
    体の上面に押し下げ操作できるように設けられ、この押
    し下げ操作によって前記弁の上方に延びる弁棒を介し前
    記弁を開き操作する押し釦と、押し釦の押し下げに連動
    して前記弁が開いたときにオン操作され、前記弁が閉じ
    るとオフ状態とされるポンプ駆動スイッチとを備えたこ
    とを特徴とする電動ポット。
  2. 【請求項2】 導出路の前記弁による開閉部分よりも導
    出方向上流側にて分岐し導出内容液を器体に戻すバイパ
    ス路を設けた請求項1に記載の電動ポット。
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