JPH071083Y2 - 液体容器のポンプ装置 - Google Patents

液体容器のポンプ装置

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JPH071083Y2
JPH071083Y2 JP9125389U JP9125389U JPH071083Y2 JP H071083 Y2 JPH071083 Y2 JP H071083Y2 JP 9125389 U JP9125389 U JP 9125389U JP 9125389 U JP9125389 U JP 9125389U JP H071083 Y2 JPH071083 Y2 JP H071083Y2
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JP
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lever
push button
bellows
lid
pump device
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JP9125389U
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JPH0330946U (ja
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敬温 藤井
裕策 疋田
邦男 奥谷
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Zojirushi Corp
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Zojirushi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は魔法びん,電気ポット等の液体容器のポンプ装
置に関するものである。
(従来の技術) 従来、例えば魔法びんのポンプ装置としては、第7図に
示すものがある。このものは、容器本体61にヒンジピン
62によりヒンジ開閉自在に設けた蓋体63に、吸気弁64と
通気口65を有するベローズ66を収容し、蓋体63にピン67
を中心に回動自在に設けたレバー68で前記ベローズ66を
押圧するようにしたものである。すなわち、レバー68の
先端に設けたプッシュボタン69を押し下げることによ
り、レバー68の中間でベローズ66を押圧して、ベローズ
66内の空気を通気口65を介して容器本体61の容器70内に
送り込み、その圧力で容器70内のお湯等を揚水管71を介
して外部に流出するようになっている。
このポンプ装置では、レバー68の支点から力点までの寸
法と、支点からの荷重点までの寸法との比が約1:0.5と
なっているので、てこの原理により直接ベローズ66を押
す力の約1/2の軽い力でプッシュボタン69を押し下げる
ことができる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記従来のポンプ装置では、前記レバー
比を確保する関係上、プッシュボタン69の位置が本体中
心線より外れている。このため、本体61が回転底72を有
している場合、プッシュボタン69を押し下げた際に本体
61が回転し、お湯がコップの外に吐出してしまう虞れが
あるという危険性があった。また、このようにプッシュ
ボタン69が偏心した位置にあるため、外観が悪いうえ、
蓋体63を開閉するためのフック等の他の部品の位置が制
約される等、デザイン上の難点となっていた。
本考案はかかる問題点に鑑みてなされたもので、プッシ
ュボタンが本体の中央に位置し、しかもその操作力が軽
い液体容器のポンプ装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本考案は、蓋体内に収容され
たベローズと、蓋体に回動自在に取り付けられ、その荷
重点がベローズの上端部に接触する下レバーと、蓋体に
回動自在に取り付けられ、その荷重点が前記下レバーの
力点に接触する上レバーと、本体中心線上に上下動可能
に設けられ、前記上レバーの力点に接触するプッシュボ
タンとからなるものである。
(作用) 前記構成からなるポンプ装置において、プッシュボタン
を押し下げると、その押下力は上レバーの力点に作用
し、てこの原理により増大された押下力が上レバーの荷
重点を介して下レバーの力点に作用する。この下レバー
に作用する押下力は、てこの原理によりさらに増大さ
れ、その荷重点を介してベローズの上端部に作用する。
これにより、ベローズは圧縮され、内部の空気が容器内
に送り込まれる。この結果、容器内が加圧されて、内部
の液体が外部に吐出する。
また、プッシュボタンは本体の中心線上に位置している
ため、本体が回転底を有していてもプッシュボタンを押
下げ操作中に本体を回転させようとする力は生じない。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を図面に従って説明する。
第1図は本考案に係るポンプ装置を備えた電気ポットを
示し、図において1は本体、2は蓋体である。
本体1は、胴3の上端に肩体4を嵌着し、下端に底板5
を嵌着して、内部に内容器6を収容するとともに、底板
5に回転底7を回転自在に取り付けたものである。内容
器6の底に設けた取出口8には、接続チューブ9を介し
て水位管10が立設され、さらにこの水位管10の上端に、
弁11を内蔵した吐出管12が設けられている。
前記水位管10内には樹脂製の水位表示ボール13が収容さ
れている。そして、この水位表示ボール13は、接続チュ
ーブ9内に嵌入したスプリング14により内容器6内に逆
流するのが防止されるとともに、吐出管12に形成したリ
ブ15により押し流されるのが防止されるようになってい
る。前記スプリング14は、圧縮して接続チューブ9内に
嵌入するだけで、そのばね力により自己保持させること
ができる。したがって、従来のように、この水位表示ボ
ールの逆流を防止するために特別に形成したシトッパー
を、水位管10と接続チューブ9の間に介在させたり、接
続チューブ14内に形成した係合部に係合させて保持する
必要がなく、取付作業が簡単である。また、スプリング
14は汎用品でよいうえ、接続チューブ9に何ら加工を施
す必要がないので、安価である。
なお、16は内容器6内の水を加熱するヒータである。
蓋体2は、外板21の下側を下板22で覆うとともに、下板
22に蒸気ケース23を取り付け、さらにこの蒸気ケース23
の下方に内蓋24を取り付けたものである。この蓋体2
は、本体1の肩体4にピン25によりヒンジ開閉自在に、
かつ、着脱自在に取り付けられている。
前記内蓋24の外周には、内容器6の上端に圧接するシー
ルパッキン26が装着され、中央には複数の通気口27(第
2図参照)が設けられるとともに、蒸気ケース23との間
には、転倒時の湯こぼれ防止用のボール28が収容されて
いる。蒸気ケース23の中央と側面には、通気口29,30が
設けられている。そして、前記内蓋24の通気口27から、
この通気口29,30及び外板21と下板22間に設けた蒸気パ
イプ31を通って外板21に設けた蒸気穴32に至る蒸気流路
が形成されている。
蓋体2の外板21と下板22の間には、ベローズ33と、下レ
バー45と、上レバー49と、プッシュボタン50とからなる
ポンプ装置が収容されている。
ベローズ33は、ポリプロピレン樹脂からなり、下端は下
板22に溶着されて蓋されるとともに、上端はカバー34が
溶着されて蓋され、内部は密閉空間となっている。そし
て、カバー34と下板22の間には、第1スプリング35が圧
縮状態で収容されている。カバー34には吸気口36が穿設
され、該吸気口36に吸気弁37が取り付けられている。ま
た、カバー34の中央内面には管状のガイド部材38が突設
され、このガイド部材38には通気穴39を有する管状のロ
ッド40が摺動自在に嵌合されている。ロッド40の上端は
ガイド部材38の下端に係止し、下端は下板22を貫通して
蒸気ケース23内に突入している。そして、このロッド40
は、ガイド部材38内に収容した第2スプリング41により
下方に付勢されている。
前記ロッド40の下端には、ロッドパッキン42が装着され
ている。このロッドパッキン42は、第2図,第3図に示
すように、内周に位置して蒸気ケース23の通気口29の周
囲に圧接可能な弁パッキン42aと、外周に位置して下板2
2と蒸気ケース23の間をシールするシールパッキン42b
と、前記弁パッキン42aとシールパッキン42bの間に位置
する蛇腹状の薄肉部42cと、前記弁パッキン42aの内周に
位置してロッド40の下端に下方から圧接する逆止弁42d
とを一体に成形したものである。前記逆止弁42dは、ロ
ッド40が上昇している位置で、下板22より延設した押し
棒43によって下方に押圧されて、ロッド40の下端開口部
44を開口するようになっている。
一方、下レバー45は、第4図に示すように、一対のレバ
ー45a,45bの一端を横枠45cで連結して、略コ字形に形成
したもので、その先端は外板21の内面に突設したリブ4
6,46にピン47,47で回動自在に取り付けられ、各レバー4
5a,45bの中間には前記ベローズ33のカバー34に接触する
荷重点となる突部48,48が形成されている。そして、こ
の下レバー45の支点であるピン47から荷重点である突部
48までの長さl1と、ピン47から力点となる横枠45cまで
の長さl2の比は約0.7:1.0となっている。
上レバー49は、第4図に示すように、一対のレバー49a,
49bの中間部を横枠49cで連結して略H形に形成したもの
で、一端は蓋体2のヒンジピン25に回動自在に取り付け
られ、中間部は前記下レバー45の横枠45cに上方から接
触して荷重点を形成している。そして、この上レバー49
の支点であるピン25から荷重点までの長さl3と全長l4
の比は約0.7:1.0となっている。
プッシュボタン50は、外板21の頂部で、かつ、本体1の
中心線上に設けたガイド筒51に上下に摺動自在に嵌合さ
れている。そして、このプッシュボタン50の内面に突設
したリブ52,52の端面に前記上レバー49の先端が摺動可
能に接触するようになっている。
なお、53はロックノブで、ガイド筒51の外側に遊嵌する
環状のロック部材54を回動させることにより、前記上レ
バー49及び下レバー45の動きを拘束してプッシュボタン
50の押し下げをロックし、またそのロックを解除するた
めのものである。また、55はフックで、肩体4に設けた
係合部56に係脱自在になっている。
以上の構成からなる電気ポットにおいて、プッシュボタ
ン50を押していないときは、第1図に示すように、第1
スプリング35によってベローズ33は伸びきった状態にあ
り、下レバー45及び上レバー49を介してプッシュボタン
50を押し上げている。またロッド40は、第2スプリング
41により下方に付勢されている。このため、ロッド40の
上端はガイド部材38の下端に係止し、弁パッキン42a
は、第2図に示すように、蒸気ケース23の通気口29の縁
から離隔しており、通気口29,30は開口状態にある。さ
らに、逆止弁42dは押し棒43により下方に押圧され、開
口部44は開口している。
したがって、この状態では、沸騰時に発生する蒸気は、
内蓋24の通気口27から通気口29,30及び蒸気パイプ31を
経て、蒸気穴32から流出する。
また、本体1が転倒したとしても、弁11が吐出管12を塞
ぐとともに、ボール28が通気口29を塞ぐため、内部の熱
湯が流出することはなく安全である。万一、ボール28が
通気口29を塞ぐ前に熱湯が通気口29から蒸気ケース23内
に流入したとしても、その熱湯は、押し棒43により開口
状態にあるロッド40の開口部44からベローズ33内に入る
ため、外部に流出することが最小限に押さえられる。
プッシュボタン50を押し下げると、その押下力はリブ5
2,52を介して上レバー49の力点である先端に作用し、て
この原理により1.0/0.7≒1.4倍に増大された押下力が上
レバー49の荷重点を介して下レバー45の力点である横枠
45cに作用する。さらに、この押下力は下レバー45のて
この原理により1.4×1.0/0.7≒2倍に増大され、その荷
重点である突部48,48を介してベローズ33のカバー34に
作用する。
これにより、比較的硬いポリプロピレン樹脂からなるベ
ローズ33を軽い力で押し下げることができる。また、プ
ッシュボタン50は本体1の中心線上に位置しているの
で、プッシュボタン50を斜めに押下操作したとしても、
回転底7を回転させようとする力は生じないため、不意
に本体1が回転するようなことはない。
プッシュボタン50の押下げによりベローズ33が縮み始め
ると、ロッド40が降下してゆき、第5図に示すように、
弁パッキン42aが蒸気ケース23の通気口29の縁に圧接す
るので、蒸気通路が閉じられる。
さらにプッシュボタン50を押下げると、第6図に示すよ
うに、ガイド部材38の下端とロッド40の上端との係止関
係が解除されるが、ロッド40は第2スプリング41により
下方に付勢されているため、弁パッキン42aと蒸気ケー
ス23との圧接状態が維持される。したがって、ベローズ
33が縮められるにつれて内部の空気は、ロッド40の通気
口39,開口部44,蒸気ケース23の通気口29を通って、内蓋
24の通気口27から内容器6内に送り込まれる。これによ
り、内容器6内が加圧され、内部の熱湯は水位管10,吐
出管12を通って排出される。
次に、プッシュボタン50の押圧力を弱めると、ベローズ
33は第1スプリング35の付勢力により押し上げられる。
この結果、吸気弁37が開いてベローズ33は吸気口36から
外気を吸入しつつ伸び上がる。このとき、ベローズ33内
と内容器6内の圧力差に基づき逆止弁42dが開口部44を
閉じる結果、内容器6内は加圧状態に維持される。
また、プッシュボタン50から手を離せば、ベローズ33が
第1スプリング35の付勢力により伸び切る直前に、ガイ
ド部材38の下端がロッド40の上端に係止して、ロッド40
が引き上げられるため、弁パッキン42aが通気口29の縁
から離隔して蒸気通路が開かれ、内容器6内は減圧され
る。
したがって、ベローズ33が伸び切らない範囲、すなわち
ガイド部材38の下端がロッド40の上端に係止しない範囲
内で、プッシュボタン50をポンピング操作することによ
り、内容器6内の熱湯を途切れることなく連続して多量
に排出することができる。また、このような多量連続排
出が必要でなく、小出しする場合は、プッシュボタン50
を押し込んで所要量の熱湯が排出されれば、プッシュボ
タン50から手を離すようにすればよい。
なお、前記実施例では、上レバーと下レバーの2本のレ
バーを用いたが、3本以上のレバーを用いて押下力をさ
らに軽減させることができる。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、プッ
シュボタンを押し下げると、上レバーと下レバーにより
その押下力が増大されるので、軽い力で操作することが
できる。
また、プッシュボタンが本体の中心線上に位置している
ため、本体が回転底を有しているものであっても、その
操作中に本体が不意に回転してしまうことはなく、安全
であるうえ、プッシュボタンの位置によってデザインが
制約されることはない等の効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るポンプ装置を備えた電気ポットの
断面図、第2図は第1図の部分拡大断面図、第3図はロ
ッドパッキンの部分破断斜視図、第4図はポンプ装置の
平面図、第5図,第6図はポンプ装置のそれぞれ押下直
後、押下完了時の断面図、第7図は従来のポンプ装置を
備えた電気ポットの断面図である。 1…本体、2…蓋体、33…ベローズ、45…下レバー、49
…上レバー、50…プッシュボタン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓋体内に収容されたベローズと、蓋体に回
    動自在に取り付けられ、その荷重点がベローズの上端部
    に接触する下レバーと、蓋体に回動自在に取り付けら
    れ、その荷重点が前記下レバーの力点に接触する上レバ
    ーと、本体中心線上に上下動可能に設けられ、前記上レ
    バーの力点に接触するプッシュボタンとからなることを
    特徴とする液体容器のポンプ装置。
JP9125389U 1989-08-02 1989-08-02 液体容器のポンプ装置 Expired - Lifetime JPH071083Y2 (ja)

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JPH0330946U JPH0330946U (ja) 1991-03-26
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US6116501A (en) * 1999-04-22 2000-09-12 The Procter & Gamble Company Stackable, self-supporting container with lid-alignment feature
JP4989717B2 (ja) * 2009-12-25 2012-08-01 花王株式会社 包装容器

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JPH0330946U (ja) 1991-03-26

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