JP7252460B2 - 液体加熱容器 - Google Patents

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本発明は、電気ケトルなどの液体を加熱し沸騰させる液体加熱容器に関するものであり、より詳細には、スプラッシュや脈動を抑え、安定して注湯を行なうこととのできる液体加熱容器に関するものである。
電気ケトルは、加熱手段を具えた容器本体を電源台に載置し、電源台から容器本体に給電を行ない、加熱手段に通電している(たとえば特許文献1参照)。湯が沸くと、取っ手を掴んで容器本体を傾け、湯を注ぎ口から注ぎ出す。容器本体は、蓋体により塞いでおり、蓋体には容器本体と注ぎ口とを連通する注湯路が形成されている。注湯路は、中子が配置された中子空間に連通しており、注湯ルートを形成する。注湯ルートは、中子に設けられた弁板が、中子空間と容器本体との間を連通することで開放し、注湯を行なうことができる。
蓋体には、容器本体内で加熱により生じる蒸気を結露(液化)させ、また、注ぎ口を介して外部に放出する蒸気放出ルートが形成されている。蒸気放出ルートは、容器本体の下流側に蒸気室が設けられており、蒸気室に流入した蒸気は一部が蒸気室内で結露する。また、蒸気室は蒸気放出ルートの下流側で注湯ルートの一部である注湯路と繋がっており、蒸気室に流入した蒸気は、注湯路を通って注ぎ口から直接外部に放出される。
特許第6265225号公報
たとえば加熱手段としてシーズヒーターを採用した場合、沸騰検知後に加熱手段への通電を遮断しても、瞬時に加熱が停止せずにしばらくの間は余熱で追い炊きが行なわれる。このため、沸騰検知直後に弁板を操作し、注湯ルートを開放した状態で注湯を行なうと、湯の追い炊きで発生する蒸気圧により、湯が強く押し出されてしまう、所謂スプラッシュが生じることがある。
また、注湯の際に、注湯路が湯で満たされると、蒸気放出ルートが塞がれてしまい、容器本体内は負圧となって脈動が生じることがある。
本発明の目的は、スプラッシュや脈動を抑え、安定して注湯を行なうことのできる液体加熱容器を提供することである。
本発明の液体加熱容器は、
前方上縁に注ぎ口を具える容器本体と、
前記容器本体の内面に当接するシール部材を有し、前記容器本体を塞ぐ蓋体であって、前記注ぎ口に連通する注湯路と、前記注湯路と連通し、前記容器本体と弁板により連通、遮断される空間と、前記容器本体と連通する蒸気室と、前記空間と前記蒸気室とを繋ぐ逃し路を具える蓋体と、
を具えた液体加熱容器であって、
前記蓋体は、前記容器本体を傾けて注湯を行なう際に水没しない後方側であって、前記シール部材と対向する位置に、前記容器本体と外気とを連通する通気口を有し、
前記通気口は、前記容器本体内が前記外気よりも高圧又は負圧になったときに、前記シール部材を押し上げて空気を導出又は導入する。
前記蓋体の下縁には、前記シール部材が嵌合するフランジが外径方向に向けて突設されており、
前記通気口は、前記フランジに形成することができる。
前記蓋体の下縁には、前記通気口の周縁に、前記シール部材と対向する位置に凸部が形成されており、前記凸部により前記シール部材を一部浮き上がらせ、前記通気口と前記シール部材との間に隙間を形成することが望ましい。
前記通気口は、スリットとすることができる。
また、本発明に係る液体加熱容器は、
前方上縁に注ぎ口を具える容器本体と、
前記容器本体の内面に当接するシール部材を有し、前記容器本体を塞ぐ蓋体であって、前記注ぎ口に連通する注湯路と、前記注湯路と連通し、前記容器本体と弁板により連通、遮断される空間と、前記容器本体と連通する蒸気室と、前記空間と前記蒸気室とを繋ぐ逃し路を具える蓋体と、
を具えた液体加熱容器であって、
前記蓋体は、前記シール部材と対向する位置に、前記容器本体と外気とを連通するスリットを有し、
前記スリットは、前記容器本体内が前記外気よりも高圧又は負圧になったときに、前記シール部材を押し上げて空気を導出又は導入する。
前記蓋体の下縁には、前記シール部材が嵌合するフランジが外径方向に向けて突設されており、
前記スリットは、前記フランジに形成することができる。
前記蓋体の下縁には、前記スリットの周縁に、前記シール部材と対向する位置に凸部が形成されており、前記凸部により前記シール部材を一部浮き上がらせ、前記スリットと前記シール部材との間に隙間を形成することが望ましい。
本発明の液体加熱容器によれば、容器本体と蓋体をシールするシール部材を弁部材として利用する通気口又はスリットを設けたことで、容器本体の内圧を大気圧に近づけることができ、スプラッシュや脈動を抑えて安定して注湯を行なうことができる。シール部材を弁部材としているから、部品点数の増加も抑えることができる。
図1は、電気ケトルの斜視図である。 図2は、図1の線II-IIに沿う蓋体近傍の断面図である。 図3は、図2の蓋体の要部断面図である。 図4は、排水孔を含む面にて蓋体を左右方向に切断した断面図である。 図5は、シール部材を取り外した蓋体の底面図である。 図6は、図5の丸囲み部Cの拡大図である。 図7は、スリット(通気口)及び凸部を拡大して示す斜視図である。 図8は、図6の線D-Dに沿う断面図である。 図9は、スリットとシール部材に形成される隙間を示す拡大斜視図である。 図10は、図6の線D-Dに沿う断面図であって、シール部材を装着した状態を示す。
図面を参照しながら本発明の液体加熱容器について説明を行なう。なお、以下では、液体加熱容器としてヤカン型の電気湯沸かし器である電気ケトル10を例示して説明を行なうが、液体加熱容器は、電気ケトル10に限らず、電気ポットなどであってもよい。
概略構成として、電気ケトル10は、図1に示すように、ヤカン型の容器本体20と容器本体20に装着される蓋体30、容器本体20が載置される電源台12を具える。
容器本体20は、外郭を構成する外装カバー21内と、外装カバー21の内側に形成され、水や湯を入れる内容器27(図2にその一部を示す)の二重構造を採用できる。内容器27の前方上縁には注ぎ口28が形成されると共に、外装カバー21の背面側にはユーザーが掴む取っ手22が設けられている。
容器本体20は、図示しないヒーター等の加熱手段を内装しており、取っ手22に設けられたスイッチ23の操作により、電源台12から電源の供給を受けて内容器27を加熱し、内容器27に収容された水を沸騰させる。
蓋体30には、図1及び図2に示すように、注湯を制御する蓋ボタン32を具える。蓋ボタン32を押下することで、内容器27が後述する中子空間40、注湯路47を介して注ぎ口28と連通した注湯ルートA(図2参照)を形成する。この状態で、取っ手22を掴んで容器本体20を持ち上げ、注ぎ口28側に容器本体20を傾けることで、内容器27内の湯が注ぎ口28から注ぎ出される。
蓋体30は、図2乃至図4に示すように、上方が拡径した蓋体本体35と、上面を構成する蓋体カバー31を具え、内容器27に着脱可能に嵌まる。蓋体本体35の下縁には環状リブ37が突設されており、環状リブ37には外径方向に環状のフランジ38が突設されている。フランジ38には、環状のシール部材36が嵌合している。図2に示すように、蓋体30を内容器27に挿入した状態で、シール部材36が内容器27の内面フランジ29に当接し、内容器27を液密に維持する。
蓋体30には、内容器27に装着した状態で、注ぎ口28と連通する注湯路47が後方に向けて斜め下方に傾斜するよう設けられている。そして、注湯路47の後端は、蓋体本体35の下面に凹設された短円筒状の中子空間40に連通している。中子空間40は、図2乃至図4に示すように、蓋ボタン32に連動して上下動する中子60が摺動可能に配置されている。中子60には、中子空間40の下縁に当接可能な外周にシール62を配置した弁板61を具え、弁板61が中子空間40から離れることで、中子空間40は内容器27と連通する。また、弁板61が中子空間40の下縁に当接することで、シール62により中子空間40と内容器27は遮断され、液密な状態を維持する。当該動作は、バネ33(図2、図3参照)により上向きに付勢された蓋ボタン32に連動して実行され、蓋ボタン32には、中子60の弁棒63の上端が連繋されている。蓋ボタン32が押下されることで弁板61は中子60と共に下方に移動し、中子空間40を内容器27に対して開放する。また、蓋ボタン32が再度押下されることでバネ33の付勢力により上方に中子60が移動し、弁板61が内容器27に対して中子空間40を遮断する。
中子60の下方移動により、弁板61が中子空間40を内容器27に対して開放することで、内容器27と中子空間40は連通し、内容器27から中子空間40、注湯路47を通って注ぎ口28を繋ぐ注湯ルート(図2中矢印A)が形成される。この状態で、容器本体20を前方に傾けることで、注ぎ口28から水や湯が注ぎ出される。
本実施形態では、図2に示すように、中子空間40は蓋体30のやや前方寄りに設けているから、中子60は、弁板61の中心から弁棒63を突設すると、弁棒63が前方寄りに位置してしまう。その結果、蓋ボタン32も蓋体カバー31の中央ではなく、前方寄りの位置に設ける必要があり、デザイン上好ましくない。このため、弁棒63は、弁板61のやや後方寄り、すなわち、蓋体カバー31の中心に突設している。このため、弁棒63を上下動させたときに、弁板61が傾き、平行にスライドできない虞があるが、弁棒63の前方に弁棒63と平行にガイド棒64を立設している。ガイド棒64は、中子空間40の天面41から上向きに凹設されたガイド凹み42にスライド可能に嵌まるようにしている。
容器本体20には、上記注湯ルートAに加えて、内容器27内で水が沸騰する際に生じる蒸気を外部に放出する蒸気放出ルート(図2中矢印B)を有する。蒸気放出ルートBは、内容器27から蓋体30内を通って中子空間40、注湯路47を通じて注ぎ口28に至る通路である。蒸気放出ルートBは、外部に放出される蒸気量を軽減するために、蓋体30内に蒸気を結露(液化)させる蒸気室50を設け、蒸気室50に蒸気を導入することで蒸気の一部を液化させる。
本実施形態では、蒸気放出ルートBは、内容器27から、内容器27の背面側にて取っ手22内に侵入する取っ手内通路24を経由している。取っ手内通路24には、図2に示すようにバイメタルスイッチなどの蒸気検知手段25を具え、内容器27内の水が沸騰して取っ手内通路24に蒸気が侵入すると、バイメタルスイッチが作動して、加熱手段による加熱を止めるようにしている。
取っ手内通路24は、蓋体30に形成された蒸気室50と連通している。蒸気室50は、たとえば図2乃至図4に示すように、中子空間40の上部に形成することができる。図示の実施形態では、中子空間40の天面41の上部に蒸気室カバー51を装着し、蒸気室50を区画形成している。
蒸気室50は、図4に示すように、中子空間40の両側に沿って下方に低くなった結露水貯まり52が形成されており、結露水貯まり52には、弁板61により開閉する排水孔53が形成されている。蒸気室50にて結露した結露水は、結露水貯まり52に一旦貯溜され、ユーザーが湯を注ぐ際に蓋ボタン32を操作することで、排水孔53が開放して結露水を内容器27に落下させるようにしている。
また、蒸気室50には、排水孔53よりも高い位置、本実施形態では、蒸気室50から上向きに凹設された煙突状のガイド凹み42に逃し路43を形成している。逃し路43は、ガイド凹み42の上端に形成された孔であり、蒸気室50に流入した蒸気の一部は、図2中矢印Bで示すように、逃し路43を通って中子空間40、注湯路47、注ぎ口28に至る蒸気放出ルートを経由して外部に放出される。逃し路43は、蒸気室50の後方から流入した蒸気をできる限り結露させて、外部への蒸気放出量を抑えるために、蒸気室50の比較的前方に設けて蒸気放出ルートBの距離を長く採れるようにしている。
そして、本発明では、注湯ルートA、蒸気放出ルートBに加え、弁板61が内容器27と中子空間40を遮断した状態であっても、内容器27を外気と連通する通気口70を形成している。通気口70は、図5乃至図10に示すように、蓋体30に形成することができる。
より詳細には、通気口70は、図5乃至図8に示すようにフランジ38に形成することができる。フランジ38には上記及び図9、図10に示すとおり、シール部材36が嵌合される。図示の通気口70は、フランジ38を外径方向に切り欠いて形成されたスリットである。通気口70は、注湯時に容器本体20を傾けても水没しない位置、すなわち、蓋体30の後方側に設けることが好適である。図示では通気口70は間隔を存して2つ形成している。
通気口70は、フランジ38にシール部材36を嵌合することで、シール部材36に覆われるため、その通気性が確保できない。そこで、本実施形態では、環状リブ37には、図5乃至図8に示すように通気口70の周縁に凸部39を形成している。そして、シール部材36はフランジ38との嵌合状態において、凸部39の上に載り、その一部が浮き上がることで、図9及び図10に示すように、通気口70とシール部材36との間に隙間71が形成されるようにしている。凸部39は、図示の実施形態では、2つの通気口70,70間に形成された突条であり、フランジ38の下側に形成されている。
弁板61にて注湯ルートAを閉じた状態で、内容器27内で湯が沸騰し、内容器27内の蒸気が発生すると、発生した蒸気は、上述した隙間71や通気口70よりも通過しやすい蒸気放出ルートBを通じて注ぎ口28から外部に放出される。しかしながら、注湯の際に容器本体20を傾けて、注湯ルートAを通じて内容器27内の湯を注ぎ出す際に、注湯路47に湯が入り、蒸気放出ルートBが遮断され、蒸気が内容器27内に充満する。とくに、加熱手段としてシーズヒーターを採用した場合には、沸騰検知後に加熱手段への通電を遮断しても余熱で追い炊きが行なわれるから、内容器27内に蒸気圧が高まって高圧になる。この蒸気圧により、注ぎ口28から湯が強く押し出されてしまいスプラッシュが発生する虞がある。しかしながら、本発明では、容器本体20を注湯のために傾けても水没しない後方に通気口70を設けている。そして、通気口70は、シール部材36に覆われてはいるが、凸部39によってシール部材36は僅かに浮き上がって通気口70に連通する隙間71が形成されている。このため、内容器27内の蒸気圧が高まると、蒸気は、図9及び図10に圧抜きルートFで示すように、隙間71に侵入して、シール部材36を弁部材の如く押し上げ、通気口70から蓋体本体35と内容器27との間を通って外部に放出される。その結果、内容器27を大気圧に近づけることができる。従って、注湯時に蒸気放出ルートBが遮断されても、内容器27内の蒸気圧の上昇を抑えることができ、スプラッシュの発生を抑えることができる。
また、通常の注湯の際でも、注湯ルートAに侵入した湯によって蒸気放出ルートBが塞がれると、内容器27内が負圧となり、注ぎ出される湯が脈動することがある。しかしながら、本発明では、容器本体20を注湯のために傾けても水没しない中央よりも後方側に通気口70を設けている。そして、通気口70は、シール部材36に覆われてはいるが、凸部39によってシール部材36は僅かに浮き上がっており、通気口70に連通する隙間71が形成されている。このため、内容器27内が負圧になると、外気が、蓋体本体35と内容器27の間から通気口70を通り、隙間71からシール部材36を弁部材の如く押し上げ、上記した矢印Fとは逆向きの吸気ルートG(図2、図10では矢印Fのみを図示し、矢印Gはその逆ルートとなる)により内容器27内に侵入する。これにより、内容器27内の負圧状態は解消され、内容器27は大気圧に近づくから、湯の脈動を抑えることができる。
上記実施形態によれば、部品点数の増加なく、シール部材36が嵌合する位置に通気口70や凸部39を形成するだけで、圧抜きルートF、吸気ルートGを得ることができ、蓋体30等の構造の複雑化も抑えることができる。
なお、通気口70は、通常時は、隙間71を僅かに存するもののシール部材36に塞がれているから、容器本体20が転倒しても、内容器27内の湯や水が多量に零れ出ることも防がれる。
上記実施形態では、通気口70としてスリットを採用している。スリットを採用することで、貫通孔構造の通気口に比べて、通気口70とシール部材36との対向面積を広くすることができ、これにより、通気口70が水で塞がれた場合であっても、蓋体30を着脱することで、シール部材36が膨張、収縮し、通気口70の詰まりを解消できるからである。また、樹脂成形の際に、貫通孔に比べてスリットの方がフランジ38に形成しやすいという利点もある。
スリットを通気口70として採用する場合、スリットは圧抜き又は吸気にすぐれた効果を具備するから、蓋体30の後方側だけでなく側面、或いは、前方側に設けることもできる。たとえば、蒸気放出ルートBを省略し、スリットを採用した通気口70と凸部39をシール部材36が嵌合するフランジ38に設けることで、圧抜きルートFを沸騰時の蒸気の放出ルートとして用いることもできる。
上記説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或いは範囲を限縮するように解すべきではない。また、本発明の各部構成は、上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
中子空間40、蒸気室50、注湯ルートA、蒸気放出ルートBなどの構成は上記実施形態に限定されるものではなく、配置や大きさなども種々変更可能である。
10 電気ケトル
20 容器本体
27 内容器
28 注ぎ口
30 蓋体
36 シール部材
38 フランジ
39 凸部
40 中子空間
43 逃し路
47 注湯路
50 蒸気室
60 中子
61 弁板
70 通気口
71 隙間
A 注湯ルート
B 蒸気放出ルート
F 圧抜きルート
G 吸気ルート

Claims (7)

  1. 前方上縁に注ぎ口を具える容器本体と、
    前記容器本体の内面に当接するシール部材を有し、前記容器本体を塞ぐ蓋体であって、前記注ぎ口に連通する注湯路と、前記注湯路と連通し、前記容器本体と弁板により連通、遮断される空間と、前記容器本体と連通する蒸気室と、前記空間と前記蒸気室とを繋ぐ逃し路を具える蓋体と、
    を具えた液体加熱容器であって、
    前記蓋体は、前記容器本体を傾けて注湯を行なう際に水没しない後方側であって、前記シール部材と対向する位置に、前記容器本体と外気とを連通する通気口を有し、
    前記通気口は、前記容器本体内が前記外気よりも高圧又は負圧になったときに、前記シール部材を押し上げて空気を導出又は導入する、
    液体加熱容器。
  2. 前記蓋体の下縁には、前記シール部材が嵌合するフランジが外径方向に向けて突設されており、
    前記通気口は、前記フランジに形成される、
    請求項1に記載の液体加熱容器。
  3. 前記蓋体の下縁には、前記通気口の周縁に、前記シール部材と対向する位置に凸部が形成されており、前記凸部により前記シール部材を一部浮き上がらせ、前記通気口と前記シール部材との間に隙間を形成している、
    請求項1又は請求項2に記載の液体加熱容器。
  4. 前記通気口は、スリットである、
    請求項1乃至請求項3の何れかに記載の液体加熱容器。
  5. 前方上縁に注ぎ口を具える容器本体と、
    前記容器本体の内面に当接するシール部材を有し、前記容器本体を塞ぐ蓋体であって、前記注ぎ口に連通する注湯路と、前記注湯路と連通し、前記容器本体と弁板により連通、遮断される空間と、前記容器本体と連通する蒸気室と、前記空間と前記蒸気室とを繋ぐ逃し路を具える蓋体と、
    を具えた液体加熱容器であって、
    前記蓋体は、前記シール部材と対向する位置に、前記容器本体と外気とを連通するスリットを有し、
    前記スリットは、前記容器本体内が前記外気よりも高圧又は負圧になったときに、前記シール部材を押し上げて空気を導出又は導入する、
    液体加熱容器。
  6. 前記蓋体の下縁には、前記シール部材が嵌合するフランジが外径方向に向けて突設されており、
    前記スリットは、前記フランジに形成される、
    請求項5に記載の液体加熱容器。
  7. 前記蓋体の下縁には、前記スリットの周縁に、前記シール部材と対向する位置に凸部が形成されており、前記凸部により前記シール部材を一部浮き上がらせ、前記スリットと前記シール部材との間に隙間を形成している、
    請求項5又は請求項6に記載の液体加熱容器。
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