JPH037115A

JPH037115A - 電気湯沸器の蓋体

Info

Publication number: JPH037115A
Application number: JP14371289A
Authority: JP
Inventors: Yoshiyuki Okabe; 良行岡部
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1989-06-06
Filing date: 1989-06-06
Publication date: 1991-01-14
Anticipated expiration: 2013-03-04
Also published as: JP2722675B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、収容溶体を加熱、保温し、手軽に高温操作で
きる電気湯沸器の蓋体に関するものである。

従来の技術従莱、この種の電気湯沸器の蓋体としては、沸騰中に誤
って転倒したような場合の湯沸器容器の内圧上昇時に切
換弁の上部に設けた弾性体が変形し、ベローズ内を通じ
、ベローズ上部のシール弁部から外部に内圧を逃がすも
のがある。内容液が満水の場合、転倒と同時に、１ず湯
が容器内からベローズ内に流出し、一定量溜めた後、ｍ
Ｊ記ンｌし升部から徐々に蓋内部を通じ外部に流出する
。

つまり、湯は転倒後、一定時間経過後に器体外に流出す
るもので短時間の転倒時間内では、はとんど湯が流出す
ることがなかった。

発明が解決しようとする課題このような従来の構成では、転倒時等の異常内圧により
切換弁の上部に設けた弾性体が変形し、容器内から流出
した湯を−Ｈベローズ内に溜めることができるため、短
時間の転倒においては、はとんど器体外に流出すること
がない。

一方、近年電動ポンプまたは、電磁ポンプを内蔵し手軽
に出湯操作ができる電気湯沸器の需要が急増している。

このタイプの電気湯沸器は、ベローズを内蔵していない
ため、転倒時の内圧によシ流出する湯を溜めておく空間
がなく、短時間転倒でも器体外への流出量が多くなって
しまうという課題があった。

なお、この内圧を逃がさなければ、内圧上昇により蓋が
急激に開く危険性があった。

本発明は、以上のように、ベローズを内蔵していない電
動または電磁ボンデ内蔵の電気湯沸器の安全性を確保す
る蓋体を提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段上記目的を達成するため、本発明は、容器を内蔵し、こ
の容器内の内溶液を外部に導出する導出管の途中に、器
体転倒時等の異常時に導出管の開口部を閉じる第一の逆
止弁を内蔵した本体と、−端が容器内に通じる流入口を
、他端に蓋体の一定位置から外部に臨む蒸気通路と、こ
の蒸気通路途中に、器体転倒時等に蒸気通路を閉じる第
二の逆止弁を内蔵し、下面を覆う蓋カバーを有する蓋体
と、この蓋体の蓋カバー下面を覆う飾シ板を備え、前記
蒸気通路の流入口を、前記蓋カバーとｍシ板で形成する
空間の略中央に集中させ、この空間の前記流入口部以外
を一部に外部との連通路を有する略密閉構造とし、器体
転倒時に、密閉状態となった容器の内圧上昇により、前
記容器内と前記略密閉構造空間とを連通ずる安全弁を設
けたものである。

作　　用上記構成により、蓋体の蓋カバーと飾り板とで構成した
略密閉構造空間内に、転倒時の内圧上昇により安全弁を
開き流出する湯を一旦溜めることができるようにしたた
め、短時間の転倒等では、器体外にほとんど湯が流出す
ることなく、また、容器内の異常内圧を安全に徐々に逃
がすことにより、内圧を一定圧以下に抑えることができ
安全性の点で優れたものである。

実施例以下に一本発明の実施例について、第１図〜第３図に基
づいて説明する。

図において、１は本体２に内蔵された容器、３は容器１
内の内溶液を外部に導く導水管、この導水管３の途中に
は、容器１側に電動ポンプ４ｔ−１導出ロ６側には第一
の逆止弁６を有し、スイッチ７によシ前記電動ポンプ４
の回転数を変化させ内溶液の流出調整が可能となってい
る。８は蓋体、９は蓋カバー　１０は蒸気通路でこの蒸
気通路１０の一端は流入口１１を通じ、容器１に連通し
、他端は前記蓋体８の蒸気口１２に連通している。１３
は飾り板で、外周に第一の蓋パツキン１４と第二の蓋パ
ツキン１６を介して、前記蓋カバー９に装着され第一の
空間１６とドーナツ状の第二の空間１７を形成し、この
第一と第二の空間１８．１７とは、第二の蓋ハラキン１
６によシェアーシールされている。第二の盈パツキン１
６の一部には安全弁１８を有し、通常は蒸気逃し路１９
を閉じており前記第一の空間１６と第二の空間１７とを
分離している。この安全弁１８は、前記・容器１内の圧
力上昇によシ変形し、前記第一の空間１６と第二の空間
１７を連通状態にする。前記第二の空間１７の極部には
、連通路２０を設け、外部と連通している。

上記構成において、次にその動作を説明する。

まず１．容器１内の内溶液の沸騰時においては、発生蒸
気は、流入口１１から蒸気通路１ｏを通り、蒸気口１２
から外部に放出される。

また、注液する時は、スイ、チアの操作により電動ポン
プ４が回動し、導出口６から出湯される。

一方、例えば沸騰中の器体転倒のような異常時には、第
一の逆止弁６と第二の逆止弁２１が閉じられ、容器１内
が密閉状態となり、発生蒸気によシ内圧が上昇し、第二
の蓋パツキン１６の安全弁１８が変形し、逃し路１９が
開かれ、第一の空間１６と第二の空間１７とが連通され
、容器１内の内溶液が第二の空間１７内に一時溜められ
、一定時間経過後、初めて、連通路２ｏを通じて、外部
に内溶液が流出される。つまυ、−水内圧（ｏ、１Ｋｐ
　／ｃｒＡ程度）以上は、第二の空間１７に一時溜めた
後、外部に流出させることができる。したがって、転倒
時等の異常時においても安全性に優れたものである。

なお、転倒時の第二の空間１７内に溜まった内溶液は、
開閉自在な蓋体８のヒンジ部側に設けられた連通路２０
から、蓋体８を開いた時に、容器１内に戻されるように
なっている。

発明の効果上記実施例から明らかなように本発明によれば、蓋体の
下面を形成する蓋カバーと、その下面を覆う飾り板を第
一の蓋パツキンと、安全弁を有する第二の蓋パツキンと
を介して装着し、中央部の第一の空間と外周ドーナツ状
の第二の空間を形成し、この雨空間を連通ずる逃し路を
通常状態では、安全弁により閉じ、容器内の内圧上昇に
よシ安全弁を開き、内溶液を、第二の空間に一時溜めた
後、連通路を通じて、外部に徐々に流出させることがで
きるので、沸騰中の器体転倒のような最悪条件子におい
ても、内圧上昇を０．１に９／ｃｒｌ以下に抑えること
ができ、また、短時間転倒においては、内溶液を一時第
二の空間内に溜めることができる構成としたため、器体
外への内溶液（熱湯）流出をほとんどなくすことができ
るもので、安全性の点で極めて優れたものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す電気湯沸器の蓋体の断
面図、第２図は第１図Ａ部の詳細を示し、内圧上昇時の
安全弁動作を示す要部拡大断面図、第３図は同電気湯沸
器の概念図を示す全体断面図である。１・・・・・容器、２　・・・本体、３　・・・導出管
、６・・・・・・第一の逆止弁、８・・・・蓋体、９・
・・・蓋カバー１０　・・・蒸気通路、１１・・・・・
・流入口、１３　・・飾り板、１８・・・・・安全弁、
２０・・・・連通路。

Claims

【特許請求の範囲】

容器を内蔵し、この容器内の内溶液を外部に導出する導
出管の途中に、器体転倒時等の異常時に導出管の開口部
を閉じる第一の逆止弁を内蔵した本体と、一端に容器内
に通じる流入口を有し他端に蓋体の一定位置から外部に
臨む蒸気口を有する蒸気通路、およびこの蒸気通路途中
に、器体転倒時に蒸気通路を閉じる第二の逆止弁を内蔵
し、下面を蓋カバーで覆う蓋体と、この蓋体の蓋カバー
下面を覆う飾り板とを備え、前記蒸気通路の流入口を、
前記蓋カバーと飾り板で形成する空間の略中央に集中さ
せ、この空間の前記流入口部以外を一部に連通路を有す
る略密閉構造とし、器体転倒時に、密閉状態となった容
器の内圧上昇により、前記容器内と前記略密閉構造空間
とを連通する安全弁を有する電気湯沸器の蓋体。